はてなキーワード: ナショナリズムとは
俺はネットで「お前が言うな」論法を使う人は全員読むに値しないと思っている。
他にも君はミスをいくつか犯している。
まず唐突に「反日テレビ局」という強いレッテルの言葉をその理由を説明する文脈なく当たり前のように使うこと。
これは普通の人にとって明らかに異常ないし不快に思える言動であり、その感覚が麻痺するほどに認知が歪んでいることを示す。
俺自身はどのテレビ局にもさしたる興味も思い入れもないが、こういう攻撃的な言動をするわりに、あとに続く誹謗めいた文章も薄弱だ。
女性の活躍を望むことは全世界的に正しい風潮であるし、女性のポストが少ないことを指摘するのはメディアとして基本的な批判の範疇であると普通は考える。
むしろ政権を批判できるということは風通しのいい自由な国であることの現れであり、それができない北朝鮮や中国のような国が増田にとっては理想なのかという疑念すら抱かせる。
番組を非難したいのであればその基本的な批判の範疇であることを超えるレベルのジャーナリズム上の欠陥を指摘しないとならないわけだが、それは読み取れない。
終始「お前が言うな」論法の稚拙な殴り返しにしか読めないのである。
俺は別にナショナリズムが必ずしも悪いことだとは思わないが、ナショナリズムを抱く人ほど知的な思考をしてもらわないと困る、安易な憎悪に囚われてもらっては困るとも考えている。
正直、大坂選手って完全に日本人というよりアメリカ人ないし黒人のコンテクスト(少なくともそれを売りにしていて)、それに対して日本人らしさ、同集団であるという意識を感じない人が一定数いるのが理解できないんだろうか。
スポーツにおいて同じ集団であるというのはとても大切で、だからこそオリンピックや国際大会は盛り上がる訳。ある種のナショナリズムに非常に近いものによってスポーツは担保されてる。
ここでいうナショナリズム、同集団意識が単なる国籍ではない事は、ラグビーの国際大会の盛り上がりを見ても明らかだし一々言わない。
一方でこの手のナショナリズム的な部分は小さな問題になる事は割とある。
それが顕著なのが日本野球で「敵チームの間は散々叩いてたのに、移籍によって味方チームに移ると態度をコロっと変えるのはどうなの?」みたいな問いかけは毎シーズンされてる。
これはスポーツのナショナリズムが持つ悪い面だと思ってるけど、上記の発言はそれも含まれていて二重にタチが悪いなと思う。
1.「日本向けにローカライズされたキャラクターでは無く、同質意識が持てない」という(言ってしまえば個人の)問題
2.にも関わらず、「同じ日本国籍である」というナショナリズムの押し付けの問題
の2点でクソだよね。特に後者はなんで燃えないのか謎なんだけど、それを問題と思う左派は少ないらしい。(左派のナショナリズム化は度々指摘されてるから仕方ないけど)
ツイッターを見ていたらTLに『中年童貞』という漫画の数ページが流れてきた。
買って読んだわけじゃないから詳しい内容はわからないけど、テンプレ的な「ネトウヨ」像をテーマにしたエピソードがあるらしい。
なるほど世界的に見れば孤立した中年はナショナリズムに走りやすいという傾向はある。
だが単純にそれが日本に当てはまるわけでもなく、これを見て自分は違和感しかない。その違和感について書いていきたい。
この話をするうえで、「中年」と「ネトウヨ」の概念が重要だが、ルポ漫画という割にはその点が雑なように見える。
1つ1つ追っていきたい。
「中年」についての明確な定義はないが、ウィキペディアによれば、NHK放送文化研究所のアンケートでは40歳から、内閣府が中高年層を対象にした調査では40歳以上を対象していたことから、世間一般では40歳からという認識があると考えられる。
一方でこの漫画では、「30歳を超えて性交未経験の『中年童貞』」と言っているように、30歳以上が中年の定義のようだ。世間一般のイメージからすると若干若い。
たった10歳差で誤差みたいなもの、と思うかもしれないが、この後の話をするうえでこの10歳差は大きい。
ネトウヨの定義も明確でなく、「ネット上で活動する保守思想・右翼思想の者」くらいの定義から、人格否定めいた要素までくわえられた定義もあるが、多くの人がイメージするうえで下の2つの要素があるのではないだろうか。
しかし、実際に話を聞いていると、こと2つを兼ね備えた人というのは意外に少ない。
わかりやすい例が、「習近平国賓問題」で、排外主義ネトウヨは「国賓なんてありえない!粗末に扱え!」と主張する。一方で安倍支持ネトウヨは「10年国賓扱いしてこなかった元首や要人は国賓扱いするのが慣例だ」と擁護する。
コロナ対策にしても前者は「さっさと中国人を入国拒否すればよかったんだ」と批判し、後者は「根拠のない入国拒否はできない」と主張する。
(どちらが正しいかとかはここで話す話題じゃないのでスルーします。)
このように前者は安倍総理を盲目的に支持しているわけではなくむしろ批判的であり、後者はルールを曲げてまでの排外主義をしようとしない安倍総理を擁護すれば必然的に強硬な排外的な主張は取れない。
なぜこのような違いが生まれるかといえば、「年齢」だ。
ネトウヨの存在と切っても切り離せない2ちゃんねるの全盛期がいつであるかというのは、それだけでいくらでも語れる話題だろうが、ここはひとまず「ドラマ版電車男」が放映された2005年としよう。(実際はもうちょっと後だと思うが。)
この2005年時点で30歳だった人が現在の45歳、20歳だった人が現在の35歳だ。つまり前者は完全に中年の域に入った世代で、後者は一般的な中年のイメージからすると若干若い(若干だけどね!)。
前者がどういう世代かといえば、いわゆる就職氷河期世代で、就職もうまくいかない、経済的に安定しないから結婚も難しい。
そういう時に出会った(出会ってしまった)のが2ちゃんねるとネトウヨ思想というわけだ。
そういう状況に置かれると、自己の存在価値を高めるためにナショナリズムに走りやすいというのは日本だけでなく世界共通の傾向だ。
ただし自民党を支持しているかといわれると必ずしもそうではない。
自分たちが就職できなかったのは90年代の自民党政権が見捨てられたからだ、と認識しているからだ。
GOTOによってコロナが広まることを心配してるのかと思いきや、「就職氷河期世代を見捨てたのに、なんで観光は救うのか」だそうだ。
こういうタイプは排外主義ネトウヨに染まりやすい。結果として桜井誠や一周して山本太郎、もしくは共産党あたりを支持する。
実際にこの2人もこの世代を取り込む戦略をとってるように見えるし、この前の都知事選でも他の世代よりこの2者への投票率が高いのがこの世代の特徴だ。
良くも悪くも社会に対する不満が思想を先鋭化させているだけで、右に転ぶか左に転ぶかは結果論でしかない。
後者はどういう世代だったかといえば、学生時代に2ちゃん、ネトウヨ思想に出会った人間ということになる。
そこまで追い詰められた状態でもないから、そこまで思想と自己の尊厳が直結していない。
就職も第一次安倍政権の2006年ごろは景気も安定しており、前者に比べれば基本的に余裕があった。
これがずっと楽勝なら勘違いしてしまうかもしれないが、リーマンショック・民主党政権時代は厳しかった。
「あの優秀な○○先輩が内定1つもないの?!」という時代もあった。
しかし、第2次安倍政権で就職状況も改善した。○○先輩も「手遅れ」になる前にちゃんとした会社に就職できた。
だからこの世代は安倍総理に対して好感を持っている人が多くて、不当に安倍総理が叩かれていると感じたらむしろ過剰な擁護になりやすい傾向がある。
よって、排外主義ネトウヨになりやすいのか、安倍総理支持ネトウヨになりやすいのかは世代、就職のタイミングによる違いが大きい。
流れてきた画像を見る限り、モデルになってる「中年」はかなり先鋭化したネトウヨに見える。排外主義的ネトウヨだろう。
ただネトウヨだからこうなった、というよりはたまたまそっち側に転んだだけで、逆方向に発露していれば強烈な反政府活動をしている人もいる。
そしてそこまで就職に苦労していない下の年代のネトウヨもいる。
https://wired.jp/2020/08/02/ghosts-of-tsushima-essay/
こないだの増田の言によれば、当作品は盗用だと西洋サイドが叫び、日本人は無関心だという。
ただリップシンクに関してそこだけ取り上げるなら、だいぶ肌感覚が違うなという印象。
まず西洋的な肌感覚から文化盗用が先に出てくるのも非常に大陸文化的というか。
負けると英語を強要されたり、メキシコ人はスペイン名にさせられたりする。
日本全体の文化の剥奪はGHQの一件のみで、それもだいぶ情状酌量されて全壊には至らなかった。
黒船が来ても開国するだけで済んでいるし、それこそモンゴル兵が来てもまるで映画のように神風が吹いてくれた。
要するに文化のお取り潰しは起こらなかった。
という感じでは?
〇〇が教えている、こう伝承されていると書物の中で引用を始めたのは宗教で、同じように老師から始まる哲学を継承してきた中国もその後の書物で思想を多く引用している。
ただ、引用は宗教から始まったのではないか、という説は何となくこれなんじゃねーかという感触がある。
面白いことに、西洋の場合顕在的な教えが多いにも関わらず、宗教を違和感なくカルチャーに取り入れている。
日本は潜在的な祟や天罰、徳の文化でそれぞれが思っているだけでいい。
とはいえキリスト教もそれだけで全てが理解できる明快な物語ではない。
かなり不可解でオカルティックなごまかしを含んでいるが、西洋人はそれらを面白がってまずは小説・戯曲内にふんだんにと入りれた。
重要な点として、西洋の小説には嫌になるほどキリスト教が顔を出すという事実がある。
中国人も日本人もおそらく中世まで特に仏教系発想を能や茶の中に取り入れてきたことだろう。
おそらく近代的な映画などに引用作品が少ないのは、日本が西洋文化圏ではなく、キリスト教を引用する歴史と地続きではないからだ。
海外有名ゲーム雑誌ポリゴン記者ハシモトカズマさんのゴーストオブツシマ評
「安倍政権下で右傾化する日本は日本会議、桜井誠、靖国、歴史修正主義、教科書問題など数多くの問題を抱えている」
「右傾化する日本人政治家の軍国主義と侍の概念は深く結びつき切り離せないものとなっている」
「安倍はファイナルファンタジーのアーティストに自身を侍として描かせた」
「大日本帝国が利用した武士道は安倍を筆頭とする歴史修正主義者達に受け継がれている」
「名誉・伝統・勇気と言った武士道精神は実際には日本の軍国主義が生み出したモノ」
「背景を知らない西洋は侍を美化すべきでない」
「ゴーストオブツシマは日本のナショナリズムを増長させるために作られたとは思わないが・・・」
https://twitter.com/Polygon/status/1286300088315318273
「『あつまれ どうぶつの森』は日本の植民地支配を正当化するゲーム。日本政府が少数民族に何をしたのか知るべき」
https://blog.usejournal.com/animal-crossing-new-horizons-and-japanese-colonialism-6008d2e30574