はてなキーワード: 名刺とは
すごく長い話だけど。
私たち夫婦は結婚して2年目、一緒に住み始めて3年目、付き合いは大学の頃から5~6年になる。
私は普通の、9時から18時勤務の会社員。テレワークするときもあるけど、基本オフィスにいる。
夫は在宅勤務と客先回りが半々なのであっちこっち行っているような仕事。過去、高校教師だったけど生徒に手を出して解雇になっている経歴がある。
最初に風俗通いが発覚したのはたしか2年前の冬で、私が夫の財布を盗み見てポイントカードや名刺を何枚も見つけたのがきっかけだった。
財布を見た理由は特にない。ただ最初の、生徒に手を出したあとから私はずっとまた彼に浮気されるのではないかと漠然とした不安があって、つい出来心で、といった感じか。
風俗は仕事の合間に行っていた。だからそれまで分からなかった。
そのときは彼もまだ反省してた、と思う。でも「人の持ち物を見るのはプライバシー侵害だからお前も悪い、お互い様」という論調だった。
それから何回も何回も、私が彼の持ち物を見る→ポイントカードがたくさん出てくる→喧嘩の流れが起きた。
「次風俗行ってるの分かったら離婚だからね」と実際に記入済みの離婚届を突きつけたこともあったけど、「俺もプライバシー侵害をされてる、俺も被害者、だから俺はこれを書く必要はない」と言ってなんの効力もなかった。
行った確証もないのにチクチク風俗通いのことを責めたりもしてしまったし、それによって「そういうのが嫌だったから」とまた風俗に行く理由にされてしまった。
去年、何度目かも分からない風俗通いの発覚の時、私はとうとう夫に手をあげてしまった。
まったく冷静になれなくて、何時間も暴力を振るってしまった。引っかき傷が傷跡になって残るくらい。
そんなにやめないなら死んでやる!って包丁も持ち出した。
冷静になればこんなこと、絶対にやっちゃいけないけど、そのときはもうどうにでもなれと思った。
そこからどう仲直りしたのかはよく覚えてない。しばらく仲良く暮らしてた。
2度目の暴力沙汰になった。
1回目のときと同じように殴ったり噛み付いたり、首を絞めたりした、らしい。あまり覚えてない。
それでも仲直りした。
けれど夫は完全に「俺は被害者だから風俗通いはそんなに悪くない」という思考になっていた。
「暴力やプライバシー侵害は刑法で禁じられてるけど風俗は民法だ、だからお前の方が悪い」が彼の理屈だった。
夫婦間であっても人の気持ちより刑法の方が重い、だから俺は悪くない、って。
行った日付が私との記念の日だった。
これも問い詰めたけど、彼は「コンカフェは浮気じゃないから行くのを辞めない」と頑なに主張した。
私は、「散々風俗に行ってきた人がコンカフェに通って、コンカフェ嬢と繋がらない保証なんてどこにもない。行くのをやめてほしい」と言った。伝わらなかった。
あまりにも伝わらなくて、メンタルが狂って狂って仕方なかった私は、自傷してしまった。
結果、救急車を呼ぶことになった。手首の腱まで切ってしまっていた。
さすがに自分でもやばいと思ったし、夫にも言われたので、それ以降カウンセリングに通っている。
自分の気持ちのコントロールを学ぶためにアンガーマネジメントとか認知行動療法とかの本も読んだ。
カウンセラーの人に「頑張ってますね」とか「かなり辛い思いをされたんですね」って言ってもらえて、それだけでかなり楽になったし、夫への執着みたいなものがどんどんなくなっていった。
カウンセリングでは大体「夫とどうしていきたいか」がメインテーマで、私のメンタルの問題の話にはあまりならない。
カウンセラーは「根本的な解決は旦那さんの女遊びが止まないと難しいかもしれませんね」と言った。
昨日、ふとしたきっかけからまたコンカフェの話になって、大喧嘩になった。
「行くのをやめてほしい」という私に対して、相変わらず「お前にされたことを考えたらお前に口出しする権利はない、コンカフェは浮気じゃないから辞めない」の一点張り。「俺は何も悪いことをしていない」のだそうだ。
「私は行かれるの嫌だって伝えてるし、行かれることで私は傷つく。私を傷つけるのは悪いことじゃないの?」と聞いたら「それはお前が勝手に傷ついてるだけ」。
確かに、コンカフェくらい、と私も許せたらいいのかもしれない。
しかもひとりじゃない。色んな店の、現役女子高生のコンカフェ嬢を推してる。
「あなた教師の立場で生徒に手を出して解雇になってるよね。女子高生はやめてほしい」と伝えると、「その件については俺は十分反省した。もう昔の俺じゃない。だからまったく問題ない」と返ってきた。
私だってまだまだ全然おかしいのは分かってる。自分の行いを夫のせいにしてるところがまだある。夫が風俗さえ辞めてくれれば、こんなことにはなってなかったんじゃないかってまだ思ってる。だから私はまだおかしいと思う。
カウンセラーの人にあなたの女遊びが直らないと根本的な解決にならないって言われたとか、そういう話をしても「カウンセラーは話を聞いて人に寄り添うのが仕事だから真に受けるな、そんなのはリップサービスだ。それよりお前が自殺未遂したときに来た警察だってコンカフェは浮気じゃないって言っていた。だから俺は正しい」だった。
そんなに私だけがおかしいって言うなら、夫婦カウンセリングもやってるところだから一緒に行って、私のおかしなところを訴えて適切な治療に繋げてもらおうよ、と言ったら「もうそこまでする義理はない」と拒否された。
私はやってしまった暴力を理由に一生女遊びに耐えないといけないのか?
そこまでして女のところに通いたがる夫は正常なのか?
夫は全て正しいのか?
私が書いてるからバイアスがかかってるのは承知の上で、私がおかしいのか?が知りたかった。お前がおかしいおかしいって言われ続けてわかんなくなったから。
人間の言葉として成立する声を出すために事前に5秒ぐらい喉を作る時間が必要なんだよ。
風邪引いてる状態で頑張って喋ろうとしたときを思い出して欲しいんだけど、喉のあたりを上手い具合にこねくり回して痰絡みをワキに避けて空気の通り道を作る作業が必要なことあるだろ?
俺はいつもそうなんだ。
生まれてから今日までずっとずっと鼻炎だから、ずっとずっと喉の奥に鼻水が居座ってる。
それを避けておかがないとただ挨拶しようにも「ゴンニヂベッパバッb」みたいな声になちゃう。
だから曲がり角でいきなり人と遭遇したときとかに「おつかれまでーす」みたいに声を掛け合うのは無理。
お辞儀をするのが精一杯。
喉を作った状態で喋り続けてるならいんだけど、特に喋るわけでもなく喉を作り続けるのってしんどいんだよね。
特に歩きながらやるのは辛い。
だから挨拶しようとしてお辞儀だけになることが結構多いんだけど、アレを「アイツ感じワリーナ」と思われてそうなのがすげームカつく。
お前が気軽に考えてる挨拶に俺がどんだけ労力を必要とすると思ってんだよ。
多少気まずくてもいいから50m先から歩いてこい10mまで近づく頃には喉が出来てるから挨拶出来るよ。
いきなりエンカウントすると同時に挨拶を求められるのはしんどすぎる。
お前に分かる感覚でいうと、道で取引先にいきなりあって1秒後には相手が名刺を差し出していて自分もすぐに渡し返さないといけなくなるぐらいの緊張感と「いや無理だろ反応できね―よ」があるんだ。
分からねえだろうな。
いきなり声を出すっていうことが大変っていう感覚がそもそもさ。
分からねえだろうよ。
分からねえと思う。
もう諦めてるよ。
そうやって単に身体がちょっとだけ不自由なだけの人間を「普段はちゃんとしてそうだけど、咄嗟のときに真の人間性が明らかになる、根っこの部分じゃ失礼気回るクズ野郎」とでも思って暮せば良いよ。
世論工作? ではなさそうだから、本当にファンがジャニーズ事務所を守りたいんだろうけど。
俺ね、最初、ジャニーズファンが今回の虐待に寛容なのは、ファンとジャニーの間で好みの顔や身体が一致してて、性的嗜好に対する共犯者意識で寛容なんだと思ってたんだよね。
ジャニーさんがこういう顔や仕草が好きって子を、ファンも好き。それを直視したくないから見ないフリしてるのかなーとか。
最近になって、それは違うなと。シャネルやコーチ、ブルガリみたいなブランド価値でジャニーズっていうブランドが好きって話なんだと理解した。アイドル本体が好きなわけじゃなく、ジャニーズというブランドがついてるのが大事なのね。顔が同じなのもそういうジャニーズブランドのデザインの統一性みたいな意味なんだなと。
外タレ好きも韓流好きも一流ブランドの安心感が先にあって本体の身体は二番目だと考えると、まあ、そりゃそうかと納得いく。
男の女アイドル好きは、それに比べると、やっぱブランドよりか本人の価値優先なんだなと。所属事務所を気にするアイドルオタっているかもしれんが、それで大同団結するもんでもないし。グループアイドルが主流になったから男の嗜好も女性化したのかなと思ってたけど、考えてみればグループ内で競争させてセンターとかトップとか可視化させるのはアイドル単体の価値がやはり考え方の基本なのは変わらないし。競争の関係を維持するためにグループ卒業の仕組みまで導入してるんだから、60過ぎまで同じグループのままのジャニタレとは全然考え方が違うんだな。やっぱ男の視線は女性の性的な体への興味が先に立つからかな?
ジャニタレって、今みたいにファンがジャニーズタレントを守れと言いつつ、実はジャニーズブランドを守れって気持ちで団結すればするほど、アイドル個人には興味ない、興味あるのはブランドだけ、って事実を突きつけられてるんだなと思うと、うわーキツイなと。あーでも上場企業の名刺が大事って価値観で結婚するのと大差ないとも言えるし、日本的価値観はそういうものってことで本人たちは納得してるんかな。
K子との出会い
私がK子と出会ったのは、まだ雪の残る3月上旬、札幌のすすきのでのことであった。
K子は、私がごくたまに寄るカフェ兼バーでウエイトレスをやっていた。
年は30歳、身長157cm。体型はややガッチリタイプに見え、いわゆる固太りに近かった。
顔はまぁまぁ整ってはいたが、頭部はアメフトのボールのように大きかった。
完璧なメイクを追求してるようで、白塗りの土台が厚く、丸い輪郭が、さらに強調されていた。
キッチリ描いた眉に、メリハリをつけたアイライン。目元周りには、そのひとのお化粧への設計意図が表れるものだがK子の場合それは、顔の大きさを、目を拡大させることでごまかそうとする意図だった。
それとK子のメークには、悪い意味でのバランス感覚という特徴も見られた。
あちらとこちらの均衡を保とうとして、薄くするのではなく、厚く盛る方にいってしまうのである。
さらにK子は勤務中はロングヘアーをタイトに縛ってるので、目元が上がって鋭角的になるのだが、これがふしだらで好色な印象を与えかねない外見になってしまうのだ。
それはせっかくのよい素材での料理を、調理でなくソースで惑わし、お門違いの高級感を添えたつもりの洋風メニューのようだった。
白人の風貌という、ないものねだりを追いかけた挙句、醜くなってしまったマイケルジャクソンのようであった。
K子は、そんな女だった。つまり、どこにでもいるひとだ。
K子はその日も普段どおり給仕をしていた。時刻は夜の9時。私のオーダーはグラスビールだった。
私のテーブルにもやってきた、そこで2人は始めて目を合わせた。
するとK子は私の顔を見るなりハッとした顔をして上背をやや引いた。私は「ああまたか」と思った。
なにが「またか」なのか。それはその時の私の顔が彼女にはイケメンに写った、ということの了解である。
断っておくがこれは自慢ではない。なぜなら、こうしたことは4年に一度、つまりオリンピック開催と同じ頻度でしか、私に訪れないからだ。「またか」と感じるのは、4年がさほど長くも感じられない私なりの時性であって、傲慢の致すところではない。
毎日のようにこういうことが起きる人を、真のイケメンというのだが、この程度のいわば「プチ・イケメン」なら今のご時世、結構いそうである。
私の顔は、それどころかまぁどちらかといえばブサメンである。口が飛び出た造作が特徴で、唇も厚い。佐藤浩市の2倍は厚い。
このせいで、顔の下部にボリュームが出てしまい、シャープには見えないモヤッとした風貌になっている。
たとえるなら、ガリガリ君のような輪郭であるし、佐藤浩市の親父の三國連太郎みたいでもある。
芋というか、類人猿、合わせればゴリライモ。私はそんな顔なのである。そしてもちろん、あなたに「そんなことないよ」といってほしい、そんなケチな性分も持ち合わせているのだ。そこがまた醜い。
ここ20年ほどで男もするようになった「化粧」とは、もともと目立たないもの(一重まぶたなど)を、まやかしの力で輝かせる補正技術だと思うが、私の口元のように、はじめから飛び出ているものを、平たく目立たせずに抑制する用法には、それはまったくといっていいほど役立たない。
しかし男の場合、三國連太郎がそうであったように、また、佐藤浩市がそうであるように、絶対的なブ男というものはいない。バナナマンの日村も最初見たときはびっくりしたが、慣れれば愛嬌がある顔である。
男は、風貌をある水準(清潔感と常識のあるファッションセンス、そして似合う髪型、できれば細身)まで満たせば、異性にアピールできてしまうのである。ここらへんが女子と違う。無愛想でもある程度はイケてしまうということだ。かくして私のような者でも、こうしたラッキータイミングが巡ってくるときがあるのである。
さて私にハッとして頂いた女子に対しては、私はだいたい挨拶をするようにしている。
ここでいう挨拶とは、店や本人の迷惑にならぬよう気を遣いながら、名刺を手渡すことだ。
できれば一言添える「もし、よろしければ、お近づきになれれば…」みたいなことだ。
ハッとする、させるというのは直感の神秘である。人間のあまたある能力のうちでも一二を争うような、めちゃめちゃものスゴい、宇宙の誕生レベルの認識だ。
人間(じんかん)にヴァイヴレーションが伝播する。あるひとがある人の存在にピン!とくれば、その相手にも同じピン!が、誤解も曲解もなく瞬時に伝わる。だれも解明できない感覚。こうした体感に対しては対象化なぞハナから諦め、人として素直にしたがい、謝辞を述べるのがスジというものであろう。
とりあえず自分を規定する第一歩として世の中には名前というものがある以上、名乗る。
「4年に一度」がいつなんどき訪れるやもしれない。そんなときのために財布に名刺を2~3枚入れておく。
こうしたなんでもない普段の心がけが、出会いを引き寄せる具体的な手段なのだ。
こうした縁で、私はK子と付き合った。世間には「よくまぁこんなサエないのと一緒になったなぁ」というのが男女問わずいるが、なんのことはない自分もその仲間入りであり、K子の方でもそう思うときがあったかもしれない。つまり、サエないのはお互い様だったのである。最初のうちは。
だがしばらくすると私にはK子の大きい顔と太い骨格が、次第にいとおしく写ってきた。
そして次に、それがかけがえのない尊さに思えてきた。
というのも付き合い始めてすぐに気づいたことだが、K子は私と最初に目が合ったホンの0.1秒の閃き、焦点で、自分の開削に成功した、まったく優れた女だったのだ。
私との邂逅によってポン!と新規開設された自我内の回路に、まったく純粋に従った。
世俗的な疑いとは、私と付き合うことのメリットデメリットやコスパを考えることや、趣味や好みが合う合わないというような話などである。
K子はそれらを考えもしなかった。だから、デートで会ってもあまり話さず、肩を寄せ合い、手を握り腕をさすり、見つめあったりするだけだった。それでどちらも了解した。ドンと存在が大きいのである。100%ピュアな肯定性の塊。
そしてそうしたK子の態度は、私の細胞のすみずみにあまねく影響を与えた。小さな自分に固執していた私を、彼女は開放してくれた。
こういう女に慣れると、小顔ブームとか、華奢な女子やスタイルに固執するのは、矮小なことと知れる。しつこいようだが慣れればあの日村ですら、ファニーフェイスである。
K子はやがてメークが薄くなっていった。コスメへの依存を減らしていった。
単なる身だしなみ以上のそれは、まやかしだと気づいたのだ。
食事や運動に、それまで以上に気を遣い、毎日しっかり生活を積み上げていくよう、意識的に自分を導いていった。
現代人はただ毎日暮らしてゆくだけで、目に見えない「不純物」が、アカのようにたまってゆく。
人はいつも意識的に「みそぎ」をしなければならない。するとみそぎなんてしなくていいんだ、そのままのあなたでいいんだと社会その他は全力で否定する。だがそれは違う。甘言に引きづられてはいけない。やつらはあなたから銭を引き出したいだけだ。
メイクはそうした「不純物」の象徴であった。それがズバッと削ぎおとされた。
人の本来的な美しさや輝き、魅力は、外から取ってきて付け足すものでない。自分の内面から湧き出させるものだ。
こんなことは実に当たり前のことだが、不純物の洪水の中にいると気づかない。
自分から「湧き出させること」が自然に出来る人は、この世にいながら永遠を手にしたも同然なのである。
理想のカップル、なるものは知らない。知らないがそれは「人それぞれ」ではない。
以上この文は、まだ見ぬあなたと、まだ顕在化してない私を想って書いた。
<了>
K子との出会い
私がK子と出会ったのは、まだ雪の残る3月上旬、札幌のすすきのでのことであった。
K子は、私がごくたまに寄るカフェ兼バーでウエイトレスをやっていた。
年は30歳、身長157cm。体型はややガッチリタイプに見え、いわゆる固太りに近かった。
顔はまぁまぁ整ってはいたが、頭部はアメフトのボールのように大きかった。
完璧なメイクを追求してるようで、白塗りの土台が厚く、丸い輪郭が、さらに強調されていた。
キッチリ描いた眉に、メリハリをつけたアイライン。目元周りには、そのひとのお化粧への設計意図が表れるものだがK子の場合それは、顔の大きさを、目を拡大させることでごまかそうとする意図だった。
それとK子のメークには、悪い意味でのバランス感覚という特徴も見られた。
あちらとこちらの均衡を保とうとして、薄くするのではなく、厚く盛る方にいってしまうのである。
さらにK子は勤務中はロングヘアーをタイトに縛ってるので、目元が上がって鋭角的になるのだが、これがふしだらで好色な印象を与えかねない外見になってしまうのだ。
それはせっかくのよい素材での料理を、調理でなくソースで惑わし、お門違いの高級感を添えたつもりの洋風メニューのようだった。
白人の風貌という、ないものねだりを追いかけた挙句、醜くなってしまったマイケルジャクソンのようであった。
K子は、そんな女だった。つまり、どこにでもいるひとだ。
K子はその日も普段どおり給仕をしていた。時刻は夜の9時。私のオーダーはグラスビールだった。
私のテーブルにもやってきた、そこで2人は始めて目を合わせた。
するとK子は私の顔を見るなりハッとした顔をして上背をやや引いた。私は「ああまたか」と思った。
なにが「またか」なのか。それはその時の私の顔が彼女にはイケメンに写った、ということの了解である。
断っておくがこれは自慢ではない。なぜなら、こうしたことは4年に一度、つまりオリンピック開催と同じ頻度でしか、私に訪れないからだ。「またか」と感じるのは、4年がさほど長くも感じられない私なりの時性であって、傲慢の致すところではない。
毎日のようにこういうことが起きる人を、真のイケメンというのだが、この程度のいわば「プチ・イケメン」なら今のご時世、結構いそうである。
私の顔は、それどころかまぁどちらかといえばブサメンである。口が飛び出た造作が特徴で、唇も厚い。佐藤浩市の2倍は厚い。
このせいで、顔の下部にボリュームが出てしまい、シャープには見えないモヤッとした風貌になっている。
たとえるなら、ガリガリ君のような輪郭であるし、佐藤浩市の親父の三國連太郎みたいでもある。
芋というか、類人猿、合わせればゴリライモ。私はそんな顔なのである。そしてもちろん、あなたに「そんなことないよ」といってほしい、そんなケチな性分も持ち合わせているのだ。そこがまた醜い。
ここ20年ほどで男もするようになった「化粧」とは、もともと目立たないもの(一重まぶたなど)を、まやかしの力で輝かせる補正技術だと思うが、私の口元のように、はじめから飛び出ているものを、平たく目立たせずに抑制する用法には、それはまったくといっていいほど役立たない。
しかし男の場合、三國連太郎がそうであったように、また、佐藤浩市がそうであるように、絶対的なブ男というものはいない。バナナマンの日村も最初見たときはびっくりしたが、慣れれば愛嬌がある顔である。
男は、風貌をある水準(清潔感と常識のあるファッションセンス、そして似合う髪型、できれば細身)まで満たせば、異性にアピールできてしまうのである。ここらへんが女子と違う。無愛想でもある程度はイケてしまうということだ。かくして私のような者でも、こうしたラッキータイミングが巡ってくるときがあるのである。
さて私にハッとして頂いた女子に対しては、私はだいたい挨拶をするようにしている。
ここでいう挨拶とは、店や本人の迷惑にならぬよう気を遣いながら、名刺を手渡すことだ。
できれば一言添える「もし、よろしければ、お近づきになれれば…」みたいなことだ。
ハッとする、させるというのは直感の神秘である。人間のあまたある能力のうちでも一二を争うような、めちゃめちゃものスゴい、宇宙の誕生レベルの認識だ。
人間(じんかん)にヴァイヴレーションが伝播する。あるひとがある人の存在にピン!とくれば、その相手にも同じピン!が、誤解も曲解もなく瞬時に伝わる。だれも解明できない感覚。こうした体感に対しては対象化なぞハナから諦め、人として素直にしたがい、謝辞を述べるのがスジというものであろう。
とりあえず自分を規定する第一歩として世の中には名前というものがある以上、名乗る。
「4年に一度」がいつなんどき訪れるやもしれない。そんなときのために財布に名刺を2~3枚入れておく。
こうしたなんでもない普段の心がけが、出会いを引き寄せる具体的な手段なのだ。
こうした縁で、私はK子と付き合った。世間には「よくまぁこんなサエないのと一緒になったなぁ」というのが男女問わずいるが、なんのことはない自分もその仲間入りであり、K子の方でもそう思うときがあったかもしれない。つまり、サエないのはお互い様だったのである。最初のうちは。
だがしばらくすると私にはK子の大きい顔と太い骨格が、次第にいとおしく写ってきた。
そして次に、それがかけがえのない尊さに思えてきた。
というのも付き合い始めてすぐに気づいたことだが、K子は私と最初に目が合ったホンの0.1秒の閃き、焦点で、自分の開削に成功した、まったく優れた女だったのだ。
私との邂逅によってポン!と新規開設された自我内の回路に、まったく純粋に従った。
世俗的な疑いとは、私と付き合うことのメリットデメリットやコスパを考えることや、趣味や好みが合う合わないというような話などである。
K子はそれらを考えもしなかった。だから、デートで会ってもあまり話さず、肩を寄せ合い、手を握り腕をさすり、見つめあったりするだけだった。それでどちらも了解した。ドンと存在が大きいのである。100%ピュアな肯定性の塊。
そしてそうしたK子の態度は、私の細胞のすみずみにあまねく影響を与えた。小さな自分に固執していた私を、彼女は開放してくれた。
こういう女に慣れると、小顔ブームとか、華奢な女子やスタイルに固執するのは、矮小なことと知れる。しつこいようだが慣れればあの日村ですら、ファニーフェイスである。
K子はやがてメークが薄くなっていった。コスメへの依存を減らしていった。
単なる身だしなみ以上のそれは、まやかしだと気づいたのだ。
食事や運動に、それまで以上に気を遣い、毎日しっかり生活を積み上げていくよう、意識的に自分を導いていった。
現代人はただ毎日暮らしてゆくだけで、目に見えない「不純物」が、アカのようにたまってゆく。
人はいつも意識的に「みそぎ」をしなければならない。するとみそぎなんてしなくていいんだ、そのままのあなたでいいんだと社会その他は全力で否定する。だがそれは違う。甘言に引きづられてはいけない。やつらはあなたから銭を引き出したいだけだ。
メイクはそうした「不純物」の象徴であった。それがズバッと削ぎおとされた。
人の本来的な美しさや輝き、魅力は、外から取ってきて付け足すものでない。自分の内面から湧き出させるものだ。
こんなことは実に当たり前のことだが、不純物の洪水の中にいると気づかない。
自分から「湧き出させること」が自然に出来る人は、この世にいながら永遠を手にしたも同然なのである。
理想のカップル、なるものは知らない。知らないがそれは「人それぞれ」ではない。
以上この文は、まだ見ぬあなたと、まだ顕在化してない私を想って書いた。
<了>
https://www.niroandco.com/omron
素晴らしいデザインですね。
オムロンヘルスケア社のような大企業の案件に参画できて、よかったですね。
さて、これらの素晴らしい広告、素晴らしいドキュメントはニロアンドカンパニーが作ったのでしょうか?
2021年にリリースされた、オムロン ヘルスケアのグローバルブランディングプロジェクト。ドイツKMS TEAM社との協業により、ワークショップ設計、ブランド戦略立案、アイデンティティ開発、デザインプリンシプルの定義、ブランドガイドライン作成に至るまでの進行を支援した。
ですって。
よその会社の成果物をまるで自社の成果であるかのように紹介しています。
しかしそんなことは些細な問題です。問題は2枚目以降の画像です。
見たところ、名刺のサンプル、スマホアプリのサンプルと、パワポのテンプレートですね。
上記の画像をアドレスを削ると、より高画質の画像を得ることができます。
https://static.wixstatic.com/media/56aca6_8e7472f84a414c7fa89ae1ac05c70991~mv2.jpg
パワポの各ページの右下に"CONFIDENTIAL B"と記されています。
Bレベルがどのレベルを意味しているのかは定かではないのですが、オムロンヘルスケア社の商品のマニュアルにも"CONFIDENTIAL B"と記されているようですので
社外に出してもいいレベルの機密性を意味していると推測できます。
だからといって勝手に転載してあたかも自社の成果物であるかのように紹介してもいいとは思えませんが。
さて、3枚目の画像はオムロンヘルスケア社のブランドガイドラインのようです。
パワポの1枚目の左端が不自然に切り取られています。姑息すぎる。
しかし、アドレスを削ると切り取る前の、しかも高画質な画像を得ることができます。
https://static.wixstatic.com/media/56aca6_0127f5a53d6844a6b41b608490712068~mv2.jpg
こちらは、パワポの各ページの右下に"CONFIDENTIAL C"と記されています。
Cレベルの機密性とは、おそらく社外秘(Internal use only)でしょう。
ニロアンドカンパニーは、オムロンヘルスケア社の社外秘の資料を
誰もが閲覧できるような形で公開しました。
著作権法違反、業務上横領罪、不正競争防止法違反等に問われる可能性があります。
民事上の契約違反や不法行為として、オムロンヘルスケア社から訴訟を起こされる可能性もあります。
コロナ禍においてパルスオキシメーターの偽造品が流通したのは記憶に新しいですね。
ニロアンドカンパニーは、オムロンヘルスケア社の製品の偽造品を製造している業者にとって非常に役に立つ情報を公開した、ということになりますね。
さらに言うと、ドイツ KMS TEAMS社の営業機密や技術機密を流出させたことになるでしょうね。
このパワポ一つに(おそらく)1000万,2000万の費用がかかっているのですよ。
そんな大きな価値をもつドキュメントを、あなた方は、ただプロジェクトのお手伝いをしたという理由だけで全世界に公開してしまったのです。
しかも。
あなた方はこの画像ファイルを削除することができないはずです。
自社ドメイン内ではなく外部のアップローダー(https://static.wixstatic.com/)に公開してしまったからです。
もし削除が可能ならば、
https://video.wixstatic.com/video/5ea390_69cd2e21e1154fbf94bdc89d03149cf0/480p/mp4/file.mp4
この、GAP社の権利を侵害している動画はとっくに削除しているはずです。
あなた方は、これからも、ずっと、wixのドメインが失効するまで、ずっと、
GAP社、オムロンヘルスケア社、KMS TEAMS社の権利を侵害し続け、損害を与え続けるでしょう。
今この瞬間も、
あなた方は法を犯しているのです。
いいこと教えてやろうか。Google検索を使って英単語で画像検索するんだよ。そうすると、割と抽象的な語でも結構な数の画像がヒットする。たとえば abandaned とか precarious とか exasperated で検索すると、いかにもそういう雰囲気の画像が出てくる。俺はこれでイメージを把握して覚えるようにしたよ。(ついでに発音も耳で確認)
ちなみに、こういう方法は歴史の勉強にも応用できる。歴史上の人物の肖像画や関連画像を検索して見て覚えると、名前を字面だけで覚えるよりは記憶に残りやすい。まあ、なんというか、文字だけの名刺よりも顔写真入りの名刺の方が記憶に残りやすいのと似たようなことだな。
最近、某中古車販売店の不正行為が毎日のように報道で取り上げられている。ネットでも話題は尽きない。
間違いなく企業側が悪く、被害者も多くいる悪質な事件なので、決して某企業側を庇う気はない。
しかし、大分前にはなるが私が勤めている会社も大きく炎上したことがあり、その時を思い出して胃が痛くなっている。
身バレするのであまり詳細は言えないが、外部調査と社内調査の結果、所属している会社側は「白」と判断された不正行為疑義があった。
疑義が浮上したときは連日報道されていたし、今ほどではないが、すでにSNSも流行っていた頃だったのでネットでも会社が叩かれまくっていた。
私は幸い、その不正行為とは全く関係のない部署にいたので、この件についてはなんと、テレビのニュースを見て初めて知った。疑義がかかるようなことを行なっている部署があることにも驚いた。
第一報から燃え広がるのにそう時間はかからず、翌日から社内は取引先からのクレーム電話の嵐となった。
「どういうことか説明しろ!」と言われても、社内では、まだ何も情報がなくひたすら謝ることしかできなかった。
そのうちに炎上はネットでも広がり、匿名であることないこと色々な記事が書かれるようになった。
暴力の横行する酷い会社だと叩かれていたが、少なくとも身近にそんな物騒な話はなく、私も伸び伸びと働くことができていた。
「クソ会社」だの「ゴミ会社」だの会社への酷い批判を見るたびに自分自身が誹謗中傷されているような気持ちになって、非常にしんどかったのを覚えている。(愛社精神がある訳ではないので、なぜこういう気持ちになったかは不思議だった)
取引先に顔を出せば、会社名を見るなり名刺を破かれて唾を吐かれたり、酷いと暴力を奮ってくる先もあった。ちなみに会社へのクレームの電話も罵詈雑言の嵐である。
メンタルは強い方だと思っていたが、毎日ひどい言葉を受け続けると本当に人ってこんなに弱るんだと感じた。精神科に初めて通った。
もちろん、会社側に過失があることなので、批判されるのは当然である。
ただ、企業の炎上を見ていると「やっていないこと」を証明することは非常に難しいと感じる。
すぐにその結果を一定の証拠書類とともにニュースリリースしたが、当然のように「隠蔽している」と拒絶された。
企業が失った信頼を再び取り戻すことは難しい。
この炎上は数ヶ月続いたが、私はすっかり精神をやられてしまい休職せざるを得なかった。
一応、不正疑義とは全く関係なかったけど、消費者からしたら同じ会社でそんなの関係ない。当たり前である。消費者側が悪いと言いたい訳ではない。
今回の件でもネットを見ていると、真偽が怪しい記事や酷い暴言も見かける。
悪質な案件なので庇う気はない。
企業への批判は当然であるのを前提に、言葉を発する前に少しだけ、強すぎる言葉での批判ではないか、見ている情報が正しいか、を本当に少しでいいので考えて欲しいと思っている。
7月23日(日)
地元の道路状況についてTwitterで検索していたら国道沿いの道の駅のなめこ蕎麦について「有名らしいから食べた」という旨をツイートしている人がいた。しかし有名どころか聞いたこともなかったので怪訝に思い、道の駅のなめこ蕎麦についてGoogleも使って調べたが、彼以外言及していなかった。
なめこ蕎麦情報を求めてサーフィンしているうちに道の駅の中で小さなスペースを構えている、私も見知ったハンドクラフトの雑貨屋を誉めているGoogle口コミのコメントを見つけた。
そういえば以前もどこかで、「妻がここの道の駅のアクセサリー屋のファンで、年一くらいで訪れている」と述べているブログを思い出した。そのブログが印象に残っていたのは、私は特にその雑貨屋の商品をいいと思ったことも買ったこともなく、見ている人も買っている人も観測したことがなかったからだ。刺さる人には刺さるというやつなのかな、と不思議に思ったのだった。
店名はわからなかったので「(道の駅の名前) 雑貨屋」「(道の駅の名前) 小物屋」「(道の駅の名前) アクセサリー」等で検索した所ブログで触れている人1名、Twitterで言及している人数人を見つけた。
ブログの情報で名前らしいものが判明した。おそらく店主の苗字なのだが仮に増田とすると(実際はもっと希少そうな珍苗字)「手作り☆ますだ」という看板が出ていたそうだ※1。しかしその名前の完全一致検索では他に出てこなかったため、「〇〇市 増田」で検索すると現在は「ハンドメイドますだ」という名前が正式名称になっているらしく、本店の住所がヒットした。今度は「ハンドメイドますだ」で検索すると公式Instagramが出てきた。インスタで商品を見ると抱いていたイメージよりおしゃれだった。
InstagramだけでなくTumblrでも言及記事がヒットし、そこには記事投稿者がリピするために貰ったという店主の名刺の写真が載っていた。そこで本名フルネームと電話番号、メールアドレスもわかった。
本名で完全一致検索すると、市の広報に増田さんの子供が生まれた時の夫妻と地域、子供の名前と子供の誕生日が記されているものを見つけた。もちろん許可した場合だけ載るものだが、ここまでわかるのもすごいなと思った。Facebookは鍵垢※2、インスタの個人アカウントも鍵垢だった。アカウント取ってみただけのamebloもあった。ピンタレストとTwitterのアカウントも出てきた。ピンタレストは登録初日に試しに使ってみただけという感じの登録数だった。Twitterはフォロー数33、フォロワー1、投稿0で、フォローしているアカウントは県の公式アカウント1つを除いて全てBTS関係、いいね欄も全てBTS情報だった。フォロワーは同業者は全部フォローしてますみたいなff数のどこかの誰かのハンドメイドアカウントだった。本人ではないようだった。最新のいいねは6日前だった。
次に行く機会があったら商品をじっくりみてみたいと思った。
先程見た広報のお誕生、ご結婚、お悔やみ欄がまとめてられているコーナーが、名前から世代の違いがはっきり浮かぶのが面白く、市のホームページから去年の広報のpdfを適当に開いたところ、中3の時の同級生の結婚と同じく中学時代の部活の先輩の出産を同時に知った。
みんな地元を出ていってしまったようになんとなく思っていたが、地元に根付いている人もいるにはいるんだなあと感慨深かった。
・※1 「店主の後ろにある看板」とそのブログ主は書いていた。
・※2正確にはプロフィール写真とカバー写真を変更した時のその画像だけは全体公開されていて、それは遊具で遊ぶ0〜1歳くらいのころの息子さんの写真や、芝生に映った娘さんと店主さんの影の写真、娘さんと息子さんの七五三の写真などだった。店頭の写真がもあって、その写真で確かに下敷きくらいのサイズのポスターがカウンターの奥の壁と脇の壁に貼ってあり、その隅の方に「手作り☆ますだ」と印字されていた。ポスターのメインは赤ちゃんのバストアップの写真で、鍵編みで作った毛糸?の花が飾りのヘアピンをしていた。その赤ちゃんの顔が2か月前の投稿の息子さんの写真にそっくりなので本人だと思ったんだけど、インスタで同じポスターをさして「モデルさんのカラーが売り切れてしまっているので近い色でお花を製作しました」と書いてて、え?!別人なの?!赤ちゃんの見分け難しいな〜と思った。
・お誕生欄に載っていた息子さんの名前がかっこよかったのもあり増田息子さんの名前も検索したら、就学前に広報で虫歯ゼロの園児の表彰の一人で名前と顔が載ってた。小学生に上がってからは県の読書感想文コンクールで入賞したらしかった。
・ブログなどでのファン?の人の書き込みでは一年に一度くらいしか来ないのに覚えてくれていてうれしいとか、旅先で立ち寄って手持ちのアクセサリーが壊れてたので修理を頼んだら快く引き受けてくれたとか喜んでいるものが散見されたが、インスタで勝負時のGWの出店を終えた後の投稿で、お盆の帰省時や旅行中に立ち寄ってくれる常連客に本当に店が続けられていると感謝を綴っていた。
・お店のインスタの相互フォローに旦那さんのアカウントがあり、外国人っぽいおじさんと肩を組んでいる写真が一枚だけ投稿してあった。idが何故か中国語っぽい単語の組み合わせだった。旦那さんの相互フォローはほぼ外国人で若い人もたくさんいたので、国際的な企業で働いているとか留学事業でもやってるのかなと思った。
・お子さんの写真がキッズモデルのように可愛かったので、成長していたらさぞと「増田」でインスタ検索した。全国に200人ほどしかいないらしい珍しい苗字なので運よければ見つかるかなと思った。お子さんらしそうなアカウントは見つけられなかったが、同じ増田姓で名前に増田旦那さんと同じ中国語っぽい単語が入っているアカウントが10個弱出て来た。フォロワー欄には増田店主さんの相互フォロワーが大体出てきた。鍵垢でもサジェストされる関連アカウントに出てきた。その中国語っぽい単語は中国語株の名前あるいは中国姓のようだった。旦那さんの一族経営で中国語関係の事業をしているか、親戚でまとまって帰化したのだろうか。インスタの中で「旦那は長期出張が多い(ので帰ってきた時は郷土料理をたくさん作りたくなる)」と言っていたので、あながち前者が合っているかも。店主さんは公式アカウントはhandmade.masuda、鍵垢はhandwork.masudaだった。
以前〇ッグと関わった際に非常に不快な思いをした。数年が経過した今でもその記憶は忘れる事なく店舗の看板を見かけるたびに不快な気持ちになっていた。
今回の騒動を見てやっぱりなと思ったので私も書こうと思う。
5年ほど前に車を手放そうとしたときの話だが、
周囲に相談したところ大手は買い叩こうと必死だから直接店舗に行くと交渉が面倒臭いぞ言われ、見積もりサイトを使ってみることにした。
ググって適当なサイトに車種と個人情報を入力して送信すると、1分程で電話が鳴り始めメールも山のよう受信しはじめた。(見積もりサイトは暇な時にしか使ってはいけない)
コールセンターばりに鳴り続ける電話の対応に必死なのだが、業者さんも慣れており大体どこも似たようなフォーマットで簡潔なやりとりをしてくれるため、こちらもすぐに慣れてくる。
業者さんとのやりとりは車種と走行距離や傷など、フォームに入力した内容に間違いがないかの簡単な確認と、いつ車を見に行けるのかのスケジュール調整のため大体数分で終わる。
中には通話の段階で概算見積もりを提示されて、これ以上の金額が希望の場合は出せないので現車確認は難しいなどはっきり伝えてくれる会社もあった。
スケジュール調整については、他社が来る時間を伝えると「ではその時間帯に伺います」となり集団見積もり回のようになった。
残念ながら通話中にかかってきて出られなかった業者さんも数社あった。
その場合はメールで連絡をくれるのだが電話で5社ほどアポが決まった段階でこちらも疲れてしまい、それ以降の電話は出なくなるし当然メールの返信はしなかった。
一括見積もりにおいては電話でアポが取れなかった会社が成約することは厳しいのかもしれない。
この電話でのやりとり中に〇ッグも含まれていたが、他社とは少し違う内容だった。
まず電話に出た際の車種等の確認をするフォーマットは同じだったのだが、唯一この会社だけ「査定(整備だったかも)担当の者からも挨拶させてほしい」と言われ頑張ります等の意気込みを含め丁寧な挨拶をされた。
特に悪い印象を持っていなかったのだが、通話も終盤になった所で「出張査定はできないので車は店舗まで持ってきて欲しい」と言い出した。効率化で査定金額を上げていきたいためなどの言い分だった。
こちらとしては丁寧な対応に感じていたため、他の会社が見に来るので終わったら行きますねと伝えた。特に粘られる事も他社に触れることなく通話が終わった。
その後、時間通り業者さんが集まりはじめた所で、車を売るのは初めてだと伝えると、
「本気で値段つけるので一番高かった所に売却する意思を表明してほしい、納得いかない場合にやっぱやめただと頑張れません」的な事を伝えられた。
談合的に買い叩く雰囲気でもなかったので必ず売りますよ。と伝えた。
査定に来たの人達は大体顔見知りのようで、他の業者さんが査定している間は私も混ざり雑談していた。
この後、〇ッグに行くって言っちゃったんですよね。と話すと、「ああ、〇ッグさんは必ずそう言いますね。持ってきてって言いますね」と言っていた。地域柄なのかもしれない。
ちなみに査定結果の開示は、各社査定が終わった段階で名刺の裏に金額を書いて、同時にオープンして高い所が勝ちというルールで行われた。
実は開示前になんとなく金額の探り合いがあり、「うちは厳しいかも」と言って帰られた方も居た。
結果は意外とバラつきもあり、最高額を出した業者さん以外はあっさり去っていた。
その流れで契約書にサインすると、数日後に振り込みますとのことで業者さんは私の車に乗って帰っていった。
余談だが想定していた金額より随分高く値付けしてもらった。
という訳で話は逸れたが車も無くなったので、この後行くと言ってしまった以上は〇ッグに伝えなければと思い電話を掛けた。
他社に決まったので伺えませんと伝えると、「えっ!なんとかなりませんか?」と言われた。
もう契約書にサインしてしまったと伝えたると、「それ破棄できませんか?」と耳を疑う発言が飛び出た。
契約書なので厳しいですし、既に車も引き取ってもらってますと言った所で「そうですか。わかりましたー」とガチャ切りされた。
先程の丁寧な電話からの豹変振りに驚いたのだが、ここで自分が大きな勘違いしていた事に気が付いた。
他社に売却しましたというやりとりなど慣れっこの買取業者がこんな事で怒るはずはない。猫を被っていたのではないか。
思い返せば〇ッグと最初に電話した際に担当者から挨拶したかったのではなく、他社からの通話をできるだけ遮断するために通話を長引かせていたのではないだろうか、と。
これらの行為は違法ではないのかもしれないが、他社の妨害や契約の破棄を平気で迫る姿勢の延長線が問題になっているような出来事に繋がっているのだと思う。
他の増田の記事も見たが内容からして恐らく違う店舗だと思う。とすれば店舗や担当者の問題ではなく企業体質の問題なのだろう。
非上場企業役員の報酬の返上など、いくらでも抜け道がありそうな下らないパフォーマンスなどうでもよいので警察や司法に動いてもらい体質を改善してほしい。
まぁそういう例もあるということで、人によるんじゃないかな?
近頃世間を騒がしている某中古車販売店だけど、4,5年前に凄い経験をしたので共有したい。
一応伏字(丸わかりだが)だし、後述するけど「(起きた出来事を)ネットに書いたり、知人に伝えて、絶対あそこは使うなって言うからな」という私の発言に、「お好きににどうぞ」と言われているので、注意喚起という名の憂さ晴らしで増田に書きたい。
当時私には婚約者がいて、同棲→結婚に際して、いろいろと物を整理していた。
車もその内の一つで、彼女は車を持っていて、私は持っていなかったのだけれど、結婚に際して家具等の大きな物を運ぶことも増えていたし、車自体もそこそこ古くもあったので、これを機に少し大きい車に買い替えようと売却することにした。
車は国内メーカーの大衆車。軽ではない普通のファミリーカーで、特に事故歴も修復歴もなく、走行距離はそこそこだが、ある程度の値段で売れるだろうというもの。
彼女はあまりそういったこと(車の売却)に慣れておらず、また、どうしても女性だと足元を見られることが多いので、私が表に立って対応することにした(当時私は住んでいる場所と生活スタイル柄、車を持っていなかったが、以前持っていて売却経験もある)。
私は早速大手見積サイトに登録後、鬼のようにかかってくる営業電話に、同日同時刻に同じ場所で同時見積もり→一番高い査定を出した会社に売却する、という手法をとることを伝え、その方法で構わないという会社を絞り込んだ。この方法をとると、あちこち回る手間も省け、また、買取側も本当に買取たければ一番高い金額をつけなければならないというオークション的な心理が働くため、買いたたかれるリスクも下がる。
その中に例の会社も含まれており、最初はこの方法に同意し、一旦連絡が終わった。
しかし数時間後、再び連絡があり、「絶対にうちが一番高く買い取るので、他の会社とのやり取りをやめてくれ」と言ってきた。私は「いくらで買い取れるのか、金額を教えてくれ」と言うと「金額は言えないが、絶対にうちが一番高い。だから他を切ってくれ」との返答。
私が「では今の状態(見積サイトに登録した写真数点の情報)でいくらつけられるか各社に聞いて、その最高額を上回る金額で買い取ってもらうという流れでよいか」と返すと、「それはダメだ。だが絶対うちが最高額を出すから、他の会社には見積依頼をしないでくれ」とのこと。
どう考えても論理破綻しており、この時点でもうここに依頼するのはやめようと思い始めていた。が最後に、「意味が分からない。他社の金額がわからない以上は、貴社が最高額とはわかりようがないし、”絶対”一番高く買うというのであれば、当日査定をした上で、他社が出せない額で買い取ればいいだけのことでは?」と言うと、「じゃあもう結構です。自分が損していることを後で後悔してください」と捨て台詞を吐かれた。
正直、こんなレベルの会社があるのかと唖然としたが、「こちらも貴方のような話の出来ない会社とやり取りするのは嫌なので、先の連絡でお約束した一括見積にもお越しいただかなくて結構です」と伝え、その場は終わった。
本当に酷かったのはこの後で、一括見積当日、約束の数社が集まった場に、来ないでくれと言ったにも関わらず、〇ッグ〇ーターの人間が現れた。
確かホンダのCivic(覚えてないが多分いいグレードのもの)を不必要にフカシながら現れ、中からサイド刈上げガチガチオールバックの髪型にベストをまとったいかにもチャラそうな男が降りてきた(見た目で判断するのは良くないが)。
その時点で約束の会社は全て揃っていた(約束の時間は過ぎていた)ので、私が「どちらの会社ですか?」と尋ねるとニヤニヤしながら「〇ッグ〇ーターです」と。
「おたくは電話の時点で話が合わなかったので、お越しいただかなくて結構ですとお伝えしたはずですが」と返すと、「いえ、近くで丁度買取があったので、ついでに。興味本位で来ました」と、もうこの時点でイカれ具合が十分伝わる返答。ちなみに他社の担当達はこの男を知っているようで、白い目で見ていた。他社の一人が「凄いっすね。現取?(なんて言ってたかわからないが、業界用語で見に行ってその場で買取→実車を引き取って帰ってくる的な意味)ですか?」と聞くと、「まぁ、うちはほかに出せない金額出すんで」とドヤ顔で返していた。
いざ査定が始まると、その男もうちの車の周囲をウロウロ見て回り始めた。
「あの、査定はお願いしていないので、迷惑なので帰っていただけますか」と言うと「ただ見てるだけなんで。まー、うちはこの車には値段付けられないっすね。買い取るところが気の毒っす」とありえない発言をし始めた。私も堪忍袋の緒が切れて「呼んでもないのに勝手に来て、ケチつけて、あんたなんなんだ!」と怒ると、他社の方が「大丈夫ですよ」と私を窘めながら、「〇ッグさんもお忙しいでしょうし、これから金額の話になるので、ここらへんでお引き取りいただけますか」とその男に言ってくれた。男はバツが悪そうにまたCivicを空ぶかししながら帰っていった(ちなみにこの時に冒頭のセリフ→「お好きにどうぞ」のやり取り)。
〇ックがいなくなると、場を収めてくれた方が、「他社の悪口は言いたくないですけど、あそこはああいうところなので。みんな知っているので気にしないでいいですよ」と言ってくれた。他の担当の人たちも皆苦笑いで頷いていたので、業界内でも有名なのだろう。また、その男がヤバいだけとも思ったが、話を聞くに、会社の体質としてよくそういうこと(抜け駆け営業、他社を貶める、無知な人に付け込む、倫理的にアウトな営業)をやっているとのこと。
車の査定自体は滞りなく進み、せーのでだした金額で一番高いところに無事、予想よりも高い金額で売却できた。
〇ックの野郎がいなくなった後は、不思議と和気あいあいとした雰囲気になり、同額査定をした会社同士で「おーっ」と盛り上がり、名刺の裏に書いた金額を記念撮影したりしていた。
まぁ何が言いたいかというと、最近色々と話題になってる会社だが、個人的には業界問わず人生で見てきた会社の中でトップレベルに品のない、ヤバい会社だなと思っていたということ。
車の売却にはこういうことがあるからみんな注意してねってことと、滅茶苦茶腹が立ってたことなので、数年越しにでもネットの海で吐露できてよかった。
正直、その先生のスキルはわかんないけど、とりあえず弁護士の先生にお願いして、何らかの形で証拠を残したいのでお願いしてみるよ。ありがとう。ちょっと、名刺を探すわー。資料はファイルしてるから、指摘通りにとりあえず話したいことを紙ににまとめてから連絡してみるよ。
サンクス。ちょっとワイ、反社会的勢力みたいな会社社長と揉めていて、ときどき怪文書のような手紙が届いて困ってたんよ。それで、法テラスに一度は相談した弁護士の先生に、相談した内容とは間接的に関係する領域で裁判を起こしたいので依頼したいのだけど、頂いた名刺の事務所に電話しても良いのかな?半年前の法テラスでは「本気なら連絡をくれよ」って言われたのだけど。迷惑だろうか?
ついでに言うと市役所とかの法律相談は市の委託で弁護士会から派遣してるので、主体は市。
うちの県だと、某市の区役所相談は「市が私人(個々の弁護士)に仕事を斡旋するのは良くない」という理由で区役所相談から直接受任禁止だけど、他の某市ではその場で受任してOKだったりする。
直受け禁止のとこでは名刺を渡すのも禁止されてて、相談終了時にその弁護士に依頼したそうな相談者には、「ここで連絡先教えちゃダメなことになってるので、私に依頼したい場合は、◯◯弁護士会のこの番号に電話して『何月何日のどこどこ区役所の相談担当弁護士の連絡先を教えて』って聞いて下さい」って伝える流れ。