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2024-04-08

anond:20240408192817

せめて切り倒した後に苗でも植えれば良いのにな

切り株だけ放置されてる、やはり金ないんかね、終わりだよこの国

2024-01-08

オオワライタケさんは食べられる?毒性は?危険性は?調べてみました

ハローきのこ増田だよ!久しぶりだね!みんな元気にしてたかな?

いま話題オオワライタケさんについて、増田なりに調べてみました!

オオワライタケとは

ヒメノガステル科チャツムタケ属(Gymnopilus)のキノコです!と言われてもなんのこっちゃって感じですね。

増田的には、散歩しているとめちゃくちゃよく見る(朽木とか、朽ちた木のベンチとか切り株とかでよく見ます公園かに普通にある)割には、分類がよくわかっていない(未記載種がいろいろある)マニアックグループという印象です。

大概は苦くて食用に適さないとされているのでスルーしてますが、中でもオオワライタケは湿気さえあれば冬以外は年中生えてるし、デカくて立派に株立するので栄えます。嘘かまこと幻覚物質を含むとされていたり、名前キャッチーなので、Gymnopilus界のアイドル存在ですね。

https://www.hokto-kinoko.co.jp/kinokolabo/album/41991/

国内においては、同グループ内で明確に毒成分が明らかになったものはないと認識してますが、wikipediaによれば、世界中でおおよそ200種以上が記載されている内14種類でマジックマッシュルーム同様の幻覚成分(Psilocybin)を含むことがわかっているらしいです。

https://en.wikipedia.org/wiki/Gymnopilus

話題のまとめでも言及されていましたが、そもそも「お前のオオワライタケ、本当にそれオオワライタケか?」状態でして。少し解説すると、海外の標本をもとにこれまでオオワライタケとされていた種類が、実は日本存在しないきのこである可能性が高く、それとよく似た種類が少なくとも5種類は存在すると。まあ、業界的にはあるあるなわけですが。この辺りの事情については詳しい方が分かりやすくまとめていらっしゃるので以下を参照してください。

https://kinokobito.com/archives/8643

というわけで増田的には、よくわからないし不味いし毒ありそうだし食べることはないかなーという感じです。ちなみに増田過去にGymnopilusの一種エノキタケ勘違いして佃煮にして食ったことがありますが、美味しくも特別不味くもなくあまり印象に残っておりません。いやあ食欲って恐ろしい。

オオワライタケの毒性

いろいろ調べてみましたがわかりませんでした!

毒成分は判明していないものの、どうやら毒性はあるらしいとの報告が各所であがっておりまして、この辺りはネットでは詳しい症例までは出てこないので、増田秘蔵のきのこ文庫からかいつまんで引用します。(参照元:毒きのこ今昔 中毒症例を中心にして -思文閣出版

昭和32年9月16日新潟県の1家族5人がきのこを夕食に摂食摂食約5分後に、長男が発病。視力色覚異常発症し、全てが赤く見えた。障子の骨、その他直立するもの全て動き、蛇のようなものが多数上昇するように見えた。また女子は耳に異様な音楽を聞き胸騒ぎがした。夫は意識不明となり、精神の異常興奮を認めたが、笑い興ずる様子はなく医師注射により回復

その他図鑑によれば、

食後5〜10分で、ふるえ、寒気、めまいなどの表情が出る。多量に食べると、幻覚幻聴とともなう精神の異常興奮、狂騒状態になる。

とあったりします。怖いですね。

とはいえ、よく見るきのこの割にはオオワライタケとされるきのこと断定できる症例自体がごくごく少数で、記述も断片的なところから、あまり毒性は強く、少なくとも致命的なものでは無いんじゃないかと思ったりもします。こんなことを書くといろんな人から怒られそうですが。

実態として、めちゃくちゃ見かけるし立派でいかにも食えそうな体をしている上、一部地域では食用とされてきた(※後述)割には、症例が極めて少ないことがその証左ではなかろうかと。

食べられるの?

無論、推奨はされません。ただ、多くの図鑑などに記載されている通り、一部地域では食べられてきた歴史があるようです。『新潟県キノコ 松田一郎著 -新潟日報事業者』(絶版)によれば、

食用法としては、苦味が強いので、一度茹でて黄色の汁を捨て、塩漬けにするか流水で2〜3回さらすと良い。肉はしまって美味である

増田きのこ仲間にもオオワライタケとされるきのこを食ったという変人がおり、曰く「苦味は感じるが、流水にさらせば食えないということは無い。すこぶる歯切れがよく、旨味も感じた。」とのことです。

どうか参考にしないでください。

それでも食べたい方へ

様々な批判を拝見しましたが、自分は「食いたい者は勝手に食えばいい。願わくば正しい知識と手順をふまえ、詳細に記録をつけてほしい。」というスタンスです。注目浴びたさにたいして知識もなく安易食レポを公にすることについては批判されて然るべきと感じますが、それでもなお食ってみたいという人の興味を止めることはできないんじゃないかなあと。

正しい知識があれば公にしていいのかというと、それも正直分かりません。線引きが難しいですね。オオワライタケよりはるか危険性が高いとされるベニテングタケ食レポyoutubeにたくさんあがっていますが、増田は楽しく視聴しています。もし仮にそういったコンテンツの影響で、医療機関にお世話になる人が増えたら迷惑かかるだろという意見もありますが、個人的には新たな事例が蓄積されて検証が進むのなら、喜んで健康保険料を払いたいという気持ちです。さすがにカエンタケ食いたいとかいう人が現れたら止めると思いますが。

ぶっちゃけオオワライタケ程度でたいしたことにはならないだろうし、それを食レポしたいバカもいるだろうし、特に止めません。それが批判されるのも当然だし、よくわからないきのこを食べることに関してはやめた方がいいんじゃない?とも思うけど、毒きのこ危険だしよくわからいか絶対に食べないようにしましょう!とか安易に毒きのこを食べる検証を公開するのはやめましょう!と正論一辺倒なのもどうかなあと思ってモヤっとしたのが執筆モチベーションになっていたりもします。増田自身ほとんどチャレンジしませんが、界隈には積極的に自らの肉体で人体実験を企む変人もそれなりにいます

最後

本稿にはオオワライタケとされるキノコやその他毒キノコを食べて検証することを推奨する意図はありません。あたりまえですね。

安易に見知らぬキノコを食うなよ!絶対だぞ!!きのこ増田お兄さんとの約束だぞ🍄

2023-10-28

anond:20231028233122

それは品種で?

…桑畑は剪定?したあとは切り株の切り口が鋭くてコケたらケガするので入るな山に自生のを喰えって親によく言われてたなぁ

2023-07-25

anond:20230725135619

焦げた切り株

よほど木が憎かったんやろうな。

2023-07-04

バラの若枝がスイスイ伸びるから、根圧があるだろうと思い

切り株のところにボケ小枝を刺してみたが、枯れてしまった

しかたが悪いのか、もっと根圧が高い株がいいのか

2023-03-31

きこり切り株が売れない理由

ビスケット部分が美味しくない

・見た目のクオリティが低すぎる(イメージ図と全然違う)

ブルボンから

2023-02-20

ちんこけが好き

私は大学でも相当股が緩い女として有名で大学時代に30人くらいの男と寝たんだけど

その中から恋愛関係に発展した人は一人もいなかった。

中には「俺とセックスしたんだからお前は俺の女だろ」的なサムシングを見せる男もいたけど、

正直、じゃあその人と、無駄食事したり映画見たりディズニーに行ったりしたいとは全く思えない。

今の会社でも5人くらいと寝てるんだけど、別に誰とも付き合ってない。

 

別にその人間が好きじゃなくて、男性もっと言ってしまえば男性器、ちんこが好きなのだ

ちんこおもしろい。

まず形状が面白い十人十色だ。

女友達デカいほうがいいというが、私はちょろんとしたお子様ちんこも好きだ。

勃起状態ですらっと細長いちんこもまた趣がある。

勃起しても細長くて楽しい

短くて太いちんこ切り株みたいでゆびできゅっと円を作って測ってみたくなる。

固いちんこも柔らかいちんこもそれぞれ特徴があってよい。

挿入して気持ちいかどうかとは別基準でとてもよいと思う。

そもそも挿入して気持ちいいという点で言えばデカければデカいほどいいわけではない。

一度、ちんこがめちゃくちゃデカいと評判の留学生アフリカアメリカンと寝たことがあるが、

気持ちいいとか悪いとか以前に何が何だかからなくて全く楽しめなかった。

ただ、あのブラックちんこは「威風堂々」といった佇まいで、王の威厳を放っていた。

もうセックスしたいとは思えないが、また見てみたい気持ちはある。

 

ただ、私も今年で27になる。

きっと30を超えれば私の女としての賞味期限も切れてきて

今ほど多種多様ちんこ出会えることは少なくなっていくだろう。

動画ちんこはまた違うんだよな。ライブ感がなくてかわいさが半分も伝わらない。

反応も込みでちんこかわいいちんこが好き。

ちんこけが好きだ。

2023-02-11

[]

大湫宿に行ってまいりましたわ

江戸時代雰囲気が素敵に残っている感じがしてよかったですわ

神明神社の倒れた大杉ブロックになって置いてありましたわ

元々生えている部分の痕跡を探したけれど良く分から

展示されている写真位置判断しましたわ

まさに根こそぎ倒れてしまったのですわね

巻き添えで直径1メートル近い杉も切り株になっていましたの

黒くて下の部分が白いお猫様がいびきのような声で鳴いていらっしゃいましたわ

年寄りの猫なのかしら

途中でわたくしに吠えてきた柴犬散歩に行ったあとにトラネコさんが陣取っていて

お犬様のお皿からお水をペロペロされていましたわ

2023-02-09

チョコあ〜んぱんにあんこが入ってないのは納得いかない

しかもだ

この間スーパーに行ったら「チョコあ〜んぱんキャラメルミルク味」が売ってたんだよ

中身はもちろんキャラメルミルク

チョコでもあんぱんでもないんだけど??

それでさ

チョコあ〜んぱんのキャラクターのおじさんの名前は「あんぱんおじさん」で、妹が「ブラウニーおばさん」なんだ

あれか、妹がチョコからチョコあんぱんが許されるとでも思ったのか?

あと、あんぱんおじさんの親友が「きこり切り株」のおじさんで、きこりのおじさんが切った薪であんぱん焼いてるんだって

なんなんそのハートフルな設定、ちょっとほっこりする

それできこりのおじさんは、エブリバーガーによくイタズラされるらしい

ブリバーガーとか懐かしいな、まだ売ってるんだ

ブリバーガー誕生秘話は、きこりあんぱんのおじさんがお菓子作ってたらカミナリが落ちて、エブリバーガーがうまれたとのこと

もう完全にアンパンマンじゃん、パクってるやん

それでさ、エブリバーガー黄色い靴は、あんぱんおじさんとお揃いの靴なんだって

なんか最高やん・・・

暇な人はチョコあ〜んぱんのサイトから色々飛べるから見てみてね

https://www.bourbon.co.jp/chocoa-npan/

宣伝じゃないよ、増田はただのお菓子好きです)

2023-01-15

anond:20230115211016

いや別にレッテル貼り続けていいけど

その切り株に兎ぶつからないと思うんだよね

2023-01-05

楡の唄

誰かが繫く訪っていた

楡の切り株

死んだわけではない

楡の切り株


その断面は瑞々しく

今にも雫の湧いてきそう

誰の通うこともない広場

根を張っている


訪う度に、その誰かは

まだ伐り倒される前の楡に、背中を預け

寝息を立てていた


今はその誰かはいない

微かな呼吸が聞こえることもない

楡の木も、その偉丈を晒すことな

かに呼吸をしているだけだ


楡、いない誰かの呼吸の音

2022-10-18

街中に香りを漂う増田の季節咳の出す間紆余打田をリオ化にカナ知真(回文

おはようございます

キンモクセイ香り漂う爽やかサワディーカー!

タイ語おはようございますって言ってみました。

でもさ私思ったの、

このキンモクセイ香りってトイレ芳香剤臭いから苦手!って人多いじゃない、

でも実際に

一生一緒にいてくれや~の曲をフルコーラスで聞いたことないように

本当にキンモクセイ香りがするトイレ芳香剤って

実は存在してなくない?

もはや都市伝説級に!

そんなのない!って私も思っていた時代があったんだけど、

こないだ本当にリアルにそれ発見したのよ!

消臭力キンモクセイ香り西川貴教さんがハーレーダビッドソンみたいなバイクにまたがった販促シールが貼ってあるキンモクセイ香り芳香剤

なんでバイクにまたがっている西川貴教さんのシール販売促進のシールに貼る?って

なんだか思い出すとジワジワくるわ。

でも本当にキンモクセイ香り芳香剤があるなんて、

これを道端に置いて

どこからとなくそこはかとキンモクセイの木が無いのにキンモクセイ香りする!ってなったらもはやキンモクセイじゃない?

でも合成キンモクセイ匂い成分を完全に人間再現するってテクノロジーが逆に思ったら凄いんだけど。

香り再現するっていったい簡単私たちはなんとかのニオイ!って言うけど、

それを完コピする完全なキンモクセイ再現している

あいった芳香剤を売っている会社研究者は、

完璧キンモクセイ香りのそれが

私たちブラインドテスト

本当のキンモクセイ香りなのか芳香剤キンモクセイ香りなのかもはや嗅ぎ分けることは不可能なレヴェルで再現出来ているのって凄いと思うわ。

どういった仕組みになってるのかしらね

単純にキンモクセイの花を収穫するキンモクセイ畑ってのがあって、

茶摘みみたいに茶摘みガールお茶を摘む的なそれのキンモクセイの花版の花摘みってのをやってるとは思えないけど、

もはやヨーロッパワインの産地で美女葡萄で満載された樽で素足で葡萄を踏んでいるシーンを彷彿させるように、

きっとそんなことはやってないファンタジーなのかもしれない。

から合成的に科学アプローチグリーンに寄せるように、

いったいどんなテクノロジーキンモクセイ香りを完コピしているのかしら?って思っちゃうわ。

私たちがいとも簡単キンモクセイ香り!って言うと

研究者がそれみろ凄いだろ!キンモクセイ香り完コピだ!やったー!って大喜びしている姿が目に浮かぶのよ。

でも本当の香りプロだったら

モノホンキンモクセイ香りフェイキンモクセイ香りって嗅ぎ分けられる技を持っていると思うと

また上には上がいるって頂上決戦になる話しじゃない。

そんでよくよく考えてみたら、

あの石鹸香りってなに?ってオリジナルはそんな花の香りとか無いし

石鹸はあれで石鹸香りとして確立しているじゃない。

街中を歩いていて

あ!石鹸の花が咲いてる!ってないか

石鹸香りイメージ戦略石鹸として間違いなかったって事だし、

あれはあれで元ネタ香りってなんなのかしらね

キノコで言ったら

香りシイタケシメジって言うぐらい

そんなシイタケって香りあるっけってしいたげられそうだけど、

そう言うのなら仕方ないわよね。

ここで私の好きなキノコベスト3を発表するわね。

3位!シイタケ

2位!エリンギ

1位は!ジャン!シメジよ!

示し合わせたようにみごと1位!

エノキダケは歯に挟まるし、

舞茸は美味しいけど、

鍋に入れると色が出てルーシーが真っ黒になるし

私の中ではシメジ最強説があるのよね。

から

街中でキンモクセイ香りがするのと同じように、

神社ちょっとじめっとした裏側の木の切り株なんかに野生のシメジが自生しているのを発見しても

美味しそう!って飛びつかないじゃない、

そこまで人間は見境を無くしていないって証拠よ。

でもちょっと美味しそうには見えるけど

さすがに目利きの効くキノコの見分けのプロではないか

うかつに自生しているシメジを信じてシメジと思って食べるのはあまりにも危険すぎるわ。

それで、

松茸香り代名詞と言えば、

もうあのお吸い物最強説も否めないから、

あれはあれでもうジェネリック松茸でいいのよ。

松茸を食べるならシイタケを酒蒸しして食べた方がよっぽとお酒おつまみになるわ!

あ!

で、その松茸のお吸い物の粉末をシイタケふりかけて酒蒸ししたら、

もはや松茸になるんじゃない?

老舗旅館でさ歴史ある本館を越える最近出来た別館のクオリティーで

きっと青い固形燃料で炊く釜飯にしたら誰もが松茸だと信じること請け合いよね。

うふふ。


今日朝ご飯

レタスサンドイッチよ。

軽くあっさりしたものフレッシュレタスでシャキシャキ朝からご機嫌さんよ!

朝はそうこなくっちゃ!って感じの今日占いラッキーアイテムレタスサンドだったからできすぎた話しよね。

デトックスウォーター

今朝は寒いけど、

まあ上着羽織らなくても大丈夫なぐらいの

肌寒さなのでホッツ緑茶ウォーラー

松茸のお吸い物ホッツウォーラーにしようと思ったけど、

どうかんがえても松茸のお吸い物ホッツウォーラーはおかずのジャンルなので、

温活ならホッツ緑茶ウォーラーにしたわよ。

だんだんと寒くなってきているから、

着るものが難しいけどね。

気をつけましょう。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2022-09-14

楡の歌

切り株があった

断面の瑞々しい切り株

まだ死んだわけではない切り株


森の中の広場

その切り株はあった

夏の朝の日差しの中

どこにも影なんてない

太陽も見当たらない、枝葉を縫って、光だけが降り注いでいる


蝉の声も聞こえない

生き物の声も聞こえない

どこかから吹く風が

時折枝葉を揺らすだけだ


誰かがおとなうこともなく

その樹木は息をしている


誰かが伐り倒した切り株

息をしている

風が吹いている

2022-08-28

楡の歌

 森の中に広場があった

 切り株のある広場で、その切り株の周りにだけ、樹は生えていない

 死んでしまったわけではない切り株

 まだその断面は瑞々しい


 鳥の声は聞こえない

 虫の声も聞こえない

 日差しが空から降りてくる

 でも、何故なのか太陽は覗えない


 そこには誰もいない

 でも、先程までそこには誰かがいたのかもしれない


 それは記憶なのか

 それとも、誰かが作り上げた幻想なのか

 そこには誰もいない

 今のところ、誰もいない

2022-05-12

フジパンの生めろんぱんという新商品について

最近発売されたフジパンの新商品なんだけど特売してる所で80円で大体が108円位でお買い得

しっとり系のメロンパンで凄く美味しかったよ。森の切り株以来の感動といえば分かって貰えるかな

なのにホームページにはどこにも新商品とは書かれてなくてあれ?と思ってる

もしかしてフジパン記載漏れだったりするのかな

フジパン何気にメロンパンに力入れてて好きなんだけどこういう漏れはいかんでしょ

2021-10-08

散歩

1歳の娘にせがまれベビーカーに乗せて毎日何度も近所を散歩している

「おそといく」「べびかーのる」とにかくベビーカーに乗りたがる

砂利道をガタガタベビーカーで行き来するのが結構大変で運動になる

かえるちゃんみにいく」庭にたくさんいるカエルを探す

娘はカエルさわれないので、自分が捕まえて手のひらに乗せて見せてやる

カエルのお尻を「おい!」と言いながら押すとぴょんと飛ぶので喜ぶ

次に花壇に植えた野イチゴを食べる

今の時期1日に3〜5個ほど食べることができる

ほのかな甘みと酸味で美味しいが本物のイチゴと比べれば薄味

取れば取っただけ食べる

次にタンポポを探す 黄色タンポポの花を摘んで両手に持たせると喜んでいたが

最近飽きてきてすぐポイする

白い綿毛の花を取ってフーッとやると喜ぶ 綿毛が顔についてペッペッとやると大笑いする

次に庭に設置したハンモックを見に行く

ハンモックに堆積した落ち葉を落とす

娘はベビーカーに乗るのは好きだがハンモックには乗らない

何度か乗せて揺らしてやったが怖かったらしく「ハンモック乗る?」と聞くと不機嫌になる

ついでに森を散策してイバラを抜く

次に落ちているくるみの実を集め、皮をむいて切り株の上に乗せる

すでに50個ぐらい集まった 冬になるとリスさんがくるみを食べに来るはずなので楽しみ

ここまでが第一段階 子供は一度楽しかたことを何度も繰り返したがる

毎日このルーティーンを繰り返す

ここで「おうち入る」と言い出せばいったん終了だが8割方道路の方を指差して「いく」というので

散歩道へ ルートは二つ 丁字路を右に進むか左に進むか

右に行くと鬱蒼とした森の木立を抜けどんぐりを拾い、道に転がして遊ぶ

広いお金持ちの家のきれいな花壇と田んぼを見る やはり女の子は花が好きだ

その先に湖があり、犬を飼っている家を見に行くと犬が吠えるので怖くなって「おうちかえる

左に行くといつも野菜果物をくれるおじいさんの家がありきれいに整備された庭や畑がある

キンモクセイが咲いていて信じられないほどいい香り

奥に行くと誰も拾わない栗の木があり、道に落ちているイガグリを開いて取り出すと8割方虫に食われている

残った2割を持って帰ると栗ご飯二回分ぐらいにはなる

イガグリの棘が指に刺さるので大げさにリアクションすると「ぱぱいたい?」と何度も聞く

これを1日に二〜三回、ここ数ヶ月毎日やっている

童話絵本の中の世界に生きているようだ

こんな暮らしはあと1年もすれば子供は突然飽き、二度と戻ってこないことを知っている

そして数年も経てばいつまでも色褪せない輝かしい思い出になるのだろう

2021-07-20

雑誌映画秘宝』の記憶(51)

 最初に、町山智浩Twitterから引用します。

引用ここから

障碍者虐待していた小山田圭吾五輪音楽担当させて、政府がそれを承認し、NHKがそれを放送するわけですから、誰にも迷惑かけてない大麻使用芸能人すべてを復権してくれないとなー。

(投稿年月日:午後10時43分2021年07月18日)

引用ここまで=

 今回は小山田圭吾の件で一丁噛みしている町山智浩ですが、大麻使用芸能人擁護する程度に留まるだなんて、パトリック・マシアスパワハラしていた頃の町山智浩タイム電話で聞かせたら「オメエのtweetは退屈なンだよ! 一般人がオメエに訊きてえことはソコじゃねえだろ!」と怒鳴られるのではないでしょうか?

 では、一般人町山智浩に聞きたいこととは何でしょうか? それは、小山田圭吾イジメ自慢インタビュー擁護する人間たちが口にする「90年代にはワル自慢、悪趣味自慢を許す鬼畜ムーブメントとでも呼ぶべき風潮が存在した」という主旨の主張に関してです。

 この鬼畜ムーブメントの有無については、90年代当時に物心ついていた年齢の人たち同士でも、認識には差と言うかグラデーションがあるようです。ムーブメントのものの有無について、私の個人的見解を述べると「有った」という人の記憶も「無かった」という人の記憶も、半分づつ当たっていると思います。「有った」と記憶している人は、何らかの形でその狂った風潮とその産物に触れた人間で、「無かった」と記憶している人は、そのような狂った風潮に触れなかった人間というだけのことです。

 個人的見解としては、鬼畜ムーブメントは「限られた領域の、少数の人間による、小規模の狂ったムーブメント」と言っても構わないと思います。だからあんムーブメントに触れたからと言って別に偉くも何ともないですし、むしろ「無かった」と記憶している、鬼畜ムーブメントに触れなかった人の方が正常なのですから安心して下さい。

 こういう鬼畜ムーブメントに触れたことによって「自分は他の人間とは違う!」と、己が偉くなったと勘違いした人間が何をするか知っていますか?一例を挙げると、何か「切り株映画はセカイのシンジツを描いている!」とか馬鹿なことを言うわけです。耳(目?)にタコが出来るほど聞いた、この"切り株映画讃歌"の決り文句を此処で持ち出したのは、別に牽強付会ではありません。

 例えば、90年代鬼畜ムーブメント悪趣味アンダーグラウンド文化象徴するような出版物として『危ない1号』という鬼畜ムックがあります(このムックは、90年代の半ばから終わりにかけて発行)。その執筆陣の中には、町山智浩柳下毅一郎名前確認できます

 また別の例を挙げると、一部の精神疾患罹患者が示す"電波"妄想及びそれに翻弄される彼らを、特殊漫画家・根本敬が「電波系」と呼び始め、面白コンテンツとして消費するような悪趣味な風潮を生み出したことは有名ですが、この「電波系」を面白がる風潮に乗っかって雑誌宝島』『宝島30』でも記事掲載したり、別冊宝島を出したりしていました。その頃、彼らの言う「電波系」に該当する人が店主として経営する喫茶店に行って、店主が示す奇妙な言動などを陰で嗤ったり面白おかし記事にしていた人間の一人に、町山智浩がいます宝島における根本敬担当編集者は、町山智浩でした。また、根本敬のツテで「電波鬼畜ライター村崎百郎」という悪趣味ギミックによるデビューを果たした編集者ライター黒田一郎は、ペヨトル工房時代から柳下毅一郎の友人でした。蛇足ですが、根本敬は、嫌韓/嘲韓ムーブメントを生み出した張本人の一人でもあると私は思います

 ここで幾つか例に挙げたのは一部に過ぎませんが、90年代鬼畜系、悪趣味系の系譜を辿れば、その中に旧体制映画秘宝』の源流の一つが有ることは確かです。あるいは、悪趣味系のムーブメントを作り出したのと同じ人間たちが生んだものこそが、旧体制映画秘宝』と言っても過言ではありません。

 さて、今回ようやく小山田圭吾断罪火刑場に引かれていく羽目になった訳ですが、爆笑問題太田をはじめ有象無象のギョウカイジンは、小山田圭吾、Rockin' onQuick Japan擁護する為に「90年代には悪趣味系が流行ってたという、時代空気考慮しないと」などと言っています

 これらの擁護を見た時に私が感じたのは、関東大震災当時の朝鮮人虐殺事件や、戦争当時の性暴力虐殺のことについて「当時の時代空気考慮しないと」と言う人間を見た時に似た気持ちです。

 百歩譲って、90年代当時「一般人」だった人間が言うならば、たとえ許容は出来なくても、まだ理解可能です。90年代後半からインターネットが少しずつ一般人に浸透し始めていたとはいえTwitterのような高い情報拡散性と手軽さを兼ね備えたSNSの普及以前には、まだ名も無き一般人社会的流行や風潮を生み出すレベル情報発信を行うことは、事実上不可能に近かったからです。また、虐殺事件などにおいて、武装した多数の暴徒を目の前にして怖じ気づいた一般人が、独りで立ち向かうことができなかったと告白懺悔するのも、これもまだ理解可能です。

 しかし「90年代鬼畜ムーブメント流行」を根拠にして、小山田圭吾擁護しているギョウカイジンの多くは、既に90年代メディア活動芸能活動をし始めていて「ムーブメントを作り出す、或いは、影響を与えることが可能だった立場人間」ではないですか。「オレたちギョウカイジンは、お前ら一般人と違って、世間を動かせるんだよ!」という考えの持ち主だったはずです。例えば、爆笑問題太田は、当時から過激発言が売りだったのだから、得意の毒舌小山田圭吾を「アイツ、イジメ自慢して格好悪いな!」とか攻撃することも、やろうと思えばやれたはずです。反権力的な言動がウリのミュージシャン文化人も同様です。なのに、それをやらなかったのは、結局は彼ら自身の打算や保身が理由でしょう。ならば彼らは「90年代時代空気や風潮」のせいにするのではなく、せめて己自身問題として「打算や保身、我が身かわいさから自分という個人は、小山田圭吾蛮行批判せずに見過ごした」とハッキリ言うべきなのです。先に虐殺に立ち向かえなかった一般人を例に出しましたが、90年代当時のメディア関係者芸能人が「当時の空気」と言い訳するのは、関東大震災当時に「不逞朝鮮人」などと世間を煽っていた官憲人間が、いざ朝鮮人虐殺が起きたことの批判を受けたら「時代空気が」と言い出すのと同じぐらいには無責任且つ卑劣だと、私は思います

 更に、小山田圭吾擁護する人間たちを卑劣に感じるのは、彼らが小山田圭吾のしていることを勝手に「過去の話」にしようとしているからです。私は「していること」と書きました。そうです。あの暴力事件を犯して以来、そして雑誌インタビューによって一般人に広く認知されて以来、小山田圭吾被害者に対して謝罪も償いもせず、謝罪反省を促す一部のファンから真摯な声さえも無視し、逃亡し続けているのですから、これは「したこと」ではなく「していること」つまり「終わってしまった過去の話」ではなく「継続している現在の話」です。小山田圭吾の盟友である中原昌也も、小山田圭吾のしていることを「あの頃は」と「終わってしまった過去の話」にしようと画策した卑劣人間の一人です。渋谷系って本当にダサいですね。石原慎太郎罵倒することは出来ても、オトモダチのギョウカイジンの悪さは批判出来ない、そんな自称"反権力"作家は、毎朝鏡を見て恥ずかしくなったりしないんでしょうか。

 長くなったので、今回は一旦ここまでにします。

2021-06-02

昔、花が咲くと同時に葉の出てくるバカかい桜の木が家の近くにあった

今日ようやくそういう咲き方をするのが山桜だということを知った

薄いピンクも綺麗だけど、白い花と爽やかな黄緑の葉と黒褐色の幹の色合いが一番好き

ある日突然ただの切り株になってて愕然としたけど

それまでは植物が死んでもなんとも思わなかったけどその時は通学途中なのに泣いてしまった

2021-03-30

anond:20210329222615

全体的に言いたいことはわかるしその通りだと思うが

 もしも「切り株映画なんて何の価値も無い。そんなものを楽しむ人間馬鹿だ」と他の誰かに言われたら、自分ならばどう思うのかと、想像力を働かせたりはしないのでしょうか?

そうだろうそうだろう俺たちは馬鹿だぜえー!!とハシャギそう。

2021-03-20

雑誌映画秘宝』の記憶(17)【※2021/03/23追記有り】

今回は、町山智浩高橋ヨシキ、彼らの周辺人物に見られる「派閥根性」や「舎弟根性」の話になりますもっとも、この病理は彼らだけに特有問題ではありません。

雑誌映画秘宝』内部における町山智浩高橋ヨシキ周辺の行動を観察していると

―――秘宝組のアニキが『映画秘宝』外部の誰かと揉め事を起こしたら、組の子分たちは無条件で「アニキ正義!」と云う立場に立ち、彼らが「アニキの敵」と見なした相手に対して一斉に攻撃を仕掛ける―――

と云う場面に、しばしば出会います

例えば比較最近の話になりますが、春日太一氏と町山智浩との間にトラブルが持ち上がった際、高橋ヨシキらが春日氏のことを「どこかの馬の骨」呼ばわりして揶揄し、彼らの内輪で盛り上がっていた事を知っている人もいるかもしれません。これはそもそも町山智浩がイイ加減な仕事ぶりだったが故に呆れた春日太一氏が町山を批判したと云う次第なのですが、町山の子である高橋らにとって「町山のアニキ正義!」なので、春日氏を激しく攻撃したという訳です。何しろ高橋ヨシキは「町山さんのことが大好き」なので。

この様な「アニキ絶対主義」や「敵対者には厳しく仲間・身内には甘い」という彼らの行動パターンは、下っ端にも浸透しているようです。

恫喝DM事件が発覚して以降、様々な人間が『映画秘宝』に対して―――特に町山・柳下高橋・てらさわらのような「時代の変化に対応できていない人間たち」に対して―――批判を行いました。ロマン優光a.k.a.プンクボイ氏も、批判を行った人間の一人です。(もっとも、ロマン優光氏は『映画秘宝』や町山らだけを批判した訳ではありません。もっと広く、一部のサブカル界隈人の歪な考えや言動に対して批判したのです。しかし、それはここでの本題ではありません。)

このようなロマン優光氏の批判が、何かしら気に食わなかったからなのでしょう。柳下毅一郎は、自身Twitterアカウントで「ロマン優光氏の書いた雑誌コラム記事誤植箇所1箇所に赤丸を付けた画像」をアップした上で「ふうん」と一言だけ添えるという、謎のツイート投稿したのです。何か反論したり言い返したりしたかったけれど、上手く出来る自信が無かったので、現在柳下毅一郎なりに出来る精一杯の反撃をしたつもりだったのでしょう。

でも、別に誤植批判議論本質とは関係が無いのですから柳下毅一郎の行動は「みっともない」の一言に尽きると私は思いました。

ところで、この柳下毅一郎の動きに呼応した『映画秘宝関係者が一人いました。切り株ライターの一人で、筆名「侍功夫(samurai_kung_fu)」を名乗る人物です。

今回の投稿の本題である派閥根性」「舎弟根性」の実例を示す『映画秘宝』周辺者の一人です。

この侍功夫は、草「w」をたくさん生やしながら、精一杯に揶揄する内容のツイート連続して投稿しました。誰を?何を?

不思議だったのは、この一連の揶揄ツイートロマン優光氏に向けていることは(事情を知っている人間ならば)誰の目にも明らかであるにも関わらず、何故か、侍功夫ツイート本文を「誰に向けて言っているのか」「何について言っているのか」をボカして書いたのです。

私は「不思議」とか「何故か」と書きましたが、殆どの人は「理由意図はハッキリしている」と思うことでしょう。

そうです。侍功夫は「ロマン優光氏に自分ツイートを知られて、反論されるのが怖かった」のです。

それでも侍功夫は、柳下アニキに向けて自分忠誠心を、何があってもアニキの味方であり続けることをアピールたかたから、勇気を振り絞ったのでしょう。見上げた忠誠心です。

そういえば、真夜中のパワハラ事件が発覚した際にも、やはり侍功夫は「説得とパワハラは違う」と謎のツイートしました。しかし、これも矢張りボカし過ぎて「何」について言っているのか、「批判」をしたいのか「擁護」をしたいのか、その対象そもそも「誰」なのか、何ともハッキリしないツイートでした。

私はハッキリ書きますね。

「誰」に対して「何」を言いたいのかが不明文章を書きたがると云う気質は「ライターとしては『致命的な欠点』」じゃないでしょうか?

もしも、町山智浩あたりが読んだら「お前の文章は何を言いたいのか分からねえんだよ!」と言うのではないでしょうか?

それとも、そんな欠点を持つライターでも「アニキ絶対主義」と云う忠誠心を持って「切り株派閥」に入信さえすれば、それなりに仕事を回してもらえるから欠点を気にする必要が無いのでしょうか?

これまで政治家とか社会問題に関しては雄弁に批判してきたくせに、仲間が不祥事を起こしたら途端に口数が減ったり曖昧表現に終始するのは、ちょっと恥ずかしくないですか?

普段は「反・権力」を売りにしてるのに、いざ「仲間の不祥事」に直面したらトーンダウンするのは、ちょっと格好悪くないですか?

ただでさえ柳下毅一郎本人の行動がみっともないのに、子分までこれでは「恥の上塗り」じゃないですか?

自分言動が、フィクションに登場する「チンケな雑魚キャラ」に似ていると云う自覚はお持ちですか?ベタ過ぎると自分でも思いませんでしたか

私は、以前の投稿で「『映画秘宝関係者は、彼らの目から見て『弱そう』だったり『反撃してこなさそう』に見える相手にはヤンチャに振る舞いたがる」と云う、彼らの行動パターンを指摘しました。

上で述べたような、侍功夫の「精一杯、草を生やして書いてはいるが、誰に向けて書いたのかを意図的にボカして、相手に知られないように画策しているツイート」は、その実例の一つと言えるでしょう。

【2021/03/23追記ここから

その後、侍功夫は私の投稿に対して「損しかしないことに巻き込まれるところだった」「増田馬鹿言及された」とのツイートをした模様です。彼の反応に対する評価は、皆様にお任せします。

追記ここまで】

今回はここまでにします。

次回からは『ファビュラス・バーカー・ボーイズ映画欠席裁判から町山智浩柳下毅一郎の問題発言の引用を始める予定です。ヘイル、サタン

2021-03-19

雑誌映画秘宝』の記憶(15)

今回も引き続き、雑誌映画秘宝』の中に蔓延っていた「ボンクラと云う『甘え』」について考えてみます。このような風潮が同誌の内部に醸成された一因として、町山智浩高橋ヨシキらが「恵まれ境遇に生まれ育った/生きている」ことの影響を考えてみる必要が有ると思います

と言うのも、恵まれ境遇で生まれ育った/生きている人間にとっては「生きるか死ぬか」と云う状況や「生き延びる為には泥水をも啜る」と云う覚悟は、所詮他人事」であり、だからこそ彼らは身勝手なまでに好き放題できたのです。

これまでの投稿で私は「雑誌映画秘宝』内部では一部の人間により業務の『私物化』が起きていたのではないか」と云う仮説を述べました。そして、この仮説に符合するような動きが『映画秘宝』最新号に見られました。

それは、同誌にアニメ作品特集記事掲載されたことです。この動きは「高橋ヨシキらが居なくなった『途端に』」と言えます。そこに私は「新体制となった『映画秘宝編集部から、読者を始めとする外部の人間に向けてのメッセージ」が込められていると考えています

そのメッセージとは何でしょうか?

私はそれを「これまでの『映画秘宝』では高橋ヨシキら『切り株作品好きの派閥』の一存で、アニメ作品などの特定ジャンルに関しては肯定的に取り上げないように抑圧されていたが、これからの本誌は変に気兼ねすること無く幅広いジャンルにも目を向けるように努めて変革する」と解釈しています

仮にこの解釈が正しいならば、映画を紹介・批評するメディアとして実に「まっとうな態度」と言えるでしょう。

投稿(13)でも述べましたが、雑誌映画秘宝』が生き延びるには、読者層を拡大することが避けて通れない課題でした。仮にアニメ作品を取り上げても、それが正しい戦略か否か、直ぐに読者層の拡大と獲得に繋がるのか否かは未知数です。しかし少なくとも、従来の『映画秘宝』が好んだ、自分たちと異なる趣味や嗜好を排斥するような閉鎖的で排他的な態度を、反省して改めていくという「ポジティブ可能性」を感じさせるものであることは確かです。

路線模索して読者層の拡大を図り、それにより雑誌の生き残りに努める姿勢を打ち出した新体制映画秘宝』の姿は、過去の同誌を主導していた『切り株派』よりもよっぽど「生きることに真剣かつ必死である」ように私には見えます。謂わば「生きる為の切実さ」を感じます

これとは対照的に「読者の拡大なんぞ知ったことか!」「アニメが好きな奴らに読んで欲しくなんざ無えよ!」と云う強気な態度を取り続けてきたのが、高橋ヨシキら『切り株派』に主導権を握られていた従来の『映画秘宝』でした。

おそらく、彼らにとっては「『たかが』雑誌の生き残りの為に、女やアニメ好きに媚びる必要は無えよ!『そんな』事をするぐらいなら潰れた/死んだ方がマシだ!」と思えたのではないでしょうか。

この「思えた」「できた」と云うのが重要な点で、これは「そうすることが『できる』と云う『可能』」を表す物言いです。こんなことを「思える」上に「実行できる」のは、それをできる「余裕」が有るからです。

人は「食べるための苦労」をせずに済む「恵まれ境遇」なればこそ、「生き残る為に泥水を啜るなんて、みっともない真似するか!」と云う態度も取れるのです。

町山智浩高橋ヨシキ早稲田大学出身であることは、ファンウォッチャーにはよく知られた話です。入学金や授業料が高額な有名私立大学に通うことが可能であった、こんな「お坊ちゃんたち」に、生きる為に泥水をも啜るような覚悟が生まれるでしょうか?もちろん「否」です。

そうです。彼らの本質は、何処かの首相の息子と同じく「お気楽身分のお坊ちゃんたち」なのです。

ちなみに高橋ヨシキは、英語フランス語ペラペラらしいですね。これは素直に凄いと思いますよ。しかし、そんな彼が非・都市部居住者や非・富裕層をあからさまに侮蔑する姿を見る度に、私は赤塚不二夫漫画登場人物であるイヤミ連想しつつ「やっぱり外国語能力人間性の間には関係が無いんだなあ」と再確認する次第です。

柳下毅一郎東大出身者ですが、柳下ファンウォッチャーからは「翻訳・文筆の仕事だけで食えているのか?」「食う心配をしなくて良いぐらいに実家が太いんじゃないの?」と言われている様子です。少なくとも「爪に火をともして暮らしている」とか「糊口をしのいでいる」といったイメージは抱かれていない様子です。まあ、浮世離れした人間でなければ、海外シリアル・キラー事情に詳しい特殊翻訳家稼業とか無理でしょう。

てらさわホークは…私はよく知りません。

恫喝DM事件以降に露呈した『映画秘宝』内部の対立於いて高橋ヨシキの側に立つ『切り株派』ライター人脈を見ると「普段会社員をやってます」的な人間が目立ちます。これは「食い扶持に悩まなくて済むから映画秘宝』の売り上げも気にせずに済む」と云う条件にも当て嵌まるように思えます

もっとも、この人たちの場合自分で働いて身を立てているのですから、決して「お気楽身分のお坊ちゃん」ではありません。少なくとも、奥様の稼ぎに助けられつつTwitter芸人としての活動に日夜勤しんでいる、何処かの誰かさんとは雲泥の違いです。

しかし、切り株派の「お気楽身分」とは、結局のところ「他人負担押し付ける」ことで成り立っていたに過ぎません。彼らが好き勝手にしていた分の尻拭いを負担していたのが、他ならぬ洋泉社です。洋泉社としては雑誌刊行を「商売」として成立させたかったのに、それを雑誌の作り手たち自身が「私物化」することで台無しにしていたのです。そう考えれば、休刊から復活を遂げた『映画秘宝』が、町山智浩らの古巣である宝島社に拾われなかったのも容易に理解できるでしょう。

泥水を啜る覚悟も持たず、負担他人押し付ける。このような姿勢については、まだまだ話を展開できそうですが、また長くなりました。

今回は一先ずここまでにします。アーメン

2021-03-18

雑誌映画秘宝』の記憶(13)

前々回の投稿(11)で言及した『映画秘宝』内部で起きていた「業務の『私物化』」について、引き続き今回も述べようと思います

ムック形式が好評だったこともあり、90年代の終わりに雑誌化・大型化を見事に果たした『映画秘宝』は、傍目には順風満帆に見えました。しかし、初期の同誌を読んでいた方々ならばご存知のとおり、若者購読者を想定した誌面作りとはお世辞にも言えませんでした。初期の『映画秘宝』がそのターゲットにしていた購読者とは「子供時代70年代映画館テレビで観た映画についての記憶を、編集者ライター陣と共有する大人」だった訳ですが、当時そんな条件を満たしていた人たちは、私も含めて既に「立派なオジサン・オバサン、若しくはその仲間入りも間近な人たち」でした。そのままで購読者高齢化によって、ジリ貧に追い込まれるであろうことは明らかでした。

したがって、雑誌映画秘宝』が将来的にもビジネス継続して生き延びるためには、長期的な戦略として「より広範で多様な読者層を開拓すること。それも、特に若者層』と『女性層』を購読者として積極的に取り込むこと」を選択するべきでした。しかし、こんな事を今さら書いても、後の祭りです。

承知のとおり、それとは正反対戦略を『映画秘宝』は選択しました。いや、何らかの戦略選択したと言うよりも、むしろ「長期的な戦略など、当時の『映画秘宝編集者ライター陣は露ほども真剣に考えてはいなかった」と言う方が正確かもしれません。

覚えている方もいるかもしれませんが、高橋ヨシキが『映画秘宝』の表紙デザインとして、邦画から引用した「裸の女性が荒縄で緊縛されて馬に跨がる残酷エロ画像」をコラージュして仕上げたことがありました。この表紙について、町山智浩は「この表紙じゃあ女性が手に取り辛い(=買い辛い)」とボヤいていました(※注)。雑誌の「顔」である表紙がこんな状態だったぐらいですから高橋ヨシキの頭に「女性購読者を獲得すること」など微塵も無かったことは明らかです。

既に述べたとおり『映画秘宝』は「女子供から映画を取り戻せ!」をスローガンにしていた訳ですから、むしろいか女性が手に取り辛い(=買い辛い)デザインにするか」について考えた上で、高橋ヨシキ意図的かつ積極的に「女性が嫌がりそうなデザイン」に仕上げたのだと考えるのが妥当です。きっと、このような表紙を作っていた時の高橋ヨシキは「オレたち男だけの輪を乱すような奴(=女性)は、お呼びでないから帰った!帰った!」「この表紙デザインを見たら、きっと町山さんも喜ぶだろうなあ!」と云う気持ちを込めていたことでしょう。(※注:ところで、町山智浩も本気でボヤいていたのではないのだろうと私は思いますが、そう思う理由については別のところで述べます。)

近年は真魚八重子などの女性執筆者が『映画秘宝』に登場する機会が増えてはいましたが、それで町山智浩高橋ヨシキの芸風が改まったようにはとても見えず、むしろ却って「これでもオーケーなんだ!こんな芸風でも女は許容してくれるんだ!」と彼らの勘違い助長したと云う可能性すら有ると私には思えます。仮にそうだったとしたら、真魚八重子の頑張りが報われていなかったことになって、非常に気の毒な話ですが。

また、これも既に過去投稿でも述べたことですが、比較的早い段階から映画秘宝』は、ごく少数の寄稿者(例:山本弘)を除けば「アニメファン蔑視・敵視・嘲笑する」と云う態度を明確に打ち出していました。この「アニメ叩き」の姿勢は同誌において長く一貫していたと言ってもよく、恫喝DM事件が発覚する直前にも「『鬼滅の刃』は絶対に観ない!」と、訊かれもしないのに自分たちの方からアピールに励んでいました。

もちろん、思想信条自由に照らして考えれば、編集者ライター個々人が「何か」を嫌うこと自体は許されるべきです。だから対象が「萌えアニメファン」だろうと「女性」だろうと何であろうと、高橋ヨシキらが個人的に何かを嫌うことは自由範疇あると言えるでしょう。極端な話、内心だけに留めて現実世界で実行に移しさえしないのであれば、性的マイノリティ/人種民族etc.に対するネガティブ気持ちを持っていても許されるでしょう。

しかし、その上で問いますが、当時の編集者ライター陣がわざわざ誌面を使ってまで「女嫌い」や「萌えアニメ嫌い」を盛んにアピールしたり、ゲイを繰り返し「ホモ」呼ばわりして嘲笑し続けて、雑誌映画秘宝』を売ると云うビジネス全体にとって、何か良い成果を招いたでしょうか?結果的には、女性萌えアニメファン性的マイノリティはもちろんのこと、それらに該当しない人たちにすらも「何だか映画秘宝』は排他的雰囲気があって嫌だなあ。近づくのは止めておこうか」と思われ、遠ざけられただけに終わったように私には見えます

そうして「未来購読者」に成っていたかもしれない人たちも見す見す逃してしまって、長期的に見れば大きな損をしたのではないですか?もしも、編集者ライター陣の個人的な好みに拘ったことによって、ビジネス未来が失われたのだとしたならば、それについての責任を彼らはどう取るつもりなのでしょうか?

当時の『映画秘宝』の萌えアニメ叩きムーブに関しては、こんな出来事もありました。ある時、俳優加藤雅也に対するインタビューを行った際、わざわざ「最近若い奴らは、萌えアニメなんかにウツツを抜かしているんですよ!」と御注進に及んだのです。もちろん、そのインタビュー記事の中では、それに対する加藤雅也の「『萌え』ねえ…」というリアクション言葉を「例の見慣れた太いゴシック文字」で強調することも忘れませんでした。つまり当時の『映画秘宝』は「あの加藤雅也サンも、萌えアニメなんか好きな奴のことは見下して馬鹿にしているんだゾ!読者の皆も後に続け!」と、虎の威を借る狐のスタイル萌えアニメファン嘲笑することに勤しんでいたのでした。それにしても、何の脈絡も無く突然「萌えアニメが云々」とか言い出したので、インタビューを受けていた加藤雅也も反応に困ったのではないでしょうか。加藤雅也についての面白い/興味深い話を読みたい読者の立場からすれば「何でインタビュアーがいきなり『オレは萌えアニメが嫌いだ!』と自己主張を始めるんだよ。お前は主役じゃねえだろ。お前の自己満足にスペースを割くぐらいなら、もっと加藤雅也言葉を載せろよ」と云う感想を抱くしかありませんでした。きっと、このインタビュアー脳裏には、読者の存在及び読者のニーズなどは思い浮かびもしなかったことでしょう。

上で述べたような行動に熱中していた『映画秘宝編集者ライターたちは、ただ単純に「『自分たち欲求』が充たされて気持ちが良かった」のだろうと思います。もちろん自分欲求を充たしたいと思うことは人間として当然ですし、仕事を通じて欲求を充たすことが出来れば、こんなに幸せなこともないでしょう。しかし、それをするならば良識と限度が必要不可欠です。わざわざ無駄に敵を増やし、未来購読者を失ってまで「自分たち欲求を充たすこと」を優先したことは、仕事(ビジネス)として必要なこと、正しいことですか?

ひょっとしたら「眼の前の『利益』を捨ててまで『信念』(=嫌いな奴らを大っぴらに嘲笑すること)を貫くことが出来るから、オレたち(=『映画秘宝』)はスゴいんだ!」と、『映画秘宝切り株派は自分達に酔っていたのかも知れません。しかし、それは別にスゴいことではありません。

洋泉社としては、雑誌映画秘宝』の刊行を「遊び」や「無償ボランティア」として、ではなく「まっとうなビジネス業務」として行っていた訳です。それには先ず雑誌が売れること、それも短期的にだけではなく長期的に売れることが先決であり、その為には更に、購読者を増やすことが何よりも重要でした。したがって、これらの重要事項こそが『映画秘宝製作チームに対して洋泉社が何よりも先に求めたことだったはずです。「何よりも先に」です。

それなのに、購読者を増やさず、と言うよりも増やす為の努力を端から放棄して、逆に無駄に敵を増やすことにだけはキッチリ勤しんでいた訳ですから洋泉社にとって『映画秘宝』の編集者ライター陣は、さぞかし頭痛の種というか獅子身中の虫というか、実に困った存在だったと推察されます

こういった「まっとうなビジネスであれば求められて当然の事柄」には応えようとせず、何よりも先ず「自分たち欲求を充たすこと」を優先して仕事に臨む、これこそが私の言う「業務の『私物化』」なのです。

この文章を読んでいる方は、試しに想像してみて下さい。もしも貴方が何処かの会社などに勤務していて、社員一丸で協力して赤字解消や顧客開拓などに努めねばならない時に、赤字を垂れ流したり顧客どころか敵を増やす行動にばかり勤しむ同僚が社内にいたとしたら、しかも、それに勤しむ理由が「自分気持ちいから」とか「これをやると○○センパイが喜ぶから」とかだったら「テメエの『趣味』の為に業務を『私物化』するんじゃねえよ!」と言いたくはなりませんか?単に「職業人」としてだけではなく「社会人」としても失格でしょう。

このように『映画秘宝』の行動は、とても「長期的な利益を考えている」とは思えないようなものばかりでした。岩田和明による恫喝DM事件を見れば分かりますが、ごく最近の『映画秘宝』内部でも「長期的な利益を考えず、自分気持ち良くなることを優先する」と云う風潮が継続していたことは明らかです。更に、岩田和明が退職するからと云う理由だけで、のんさんの連載を打ち切って雑誌の「売り」を無くすように仕向けたことも、これまた雑誌全体のことを考えない「自己中心的な行動」でしょう。

仕事に関して「長期的な利益」について考えると云うことは「自分よりも若い世代に残す未来」について考えること、つまり責任感の伴う態度」です。これに対して「業務の『私物化』」とは、仕事に臨むに当たって「今」の「自分」のことしか考えないこと、つまり無責任な態度」です。

映画秘宝』は、彼らが「精神年齢の幼稚な奴ら」と見なして嘲笑していたアニメオタクや「馬鹿宣伝に騙されて底抜け大作を観に行く奴ら」と侮蔑していた女性と、彼ら自身とを勝手に比べて「自分たち(=『映画秘宝』の編集者ライター)はアイツらと違って『大人の男』なんだ!」と周りに向けて盛んにアピールし続けてきました。しかし、果たして彼ら自身は本当に「大人」と呼ばれるに値する人間だったでしょうか?

雑誌未来」よりも「自分たち欲求」を優先し続けてきたことを、中心メンバーによる「業務の『私物化』」と呼ばずして何と呼べば良いのでしょうか?「身体大人頭脳はコドモの幼稚な遊び」でしょうか?

高橋ヨシキら「切り株派」が居なくなった2号目にあたる『映画秘宝』に、アニメ作品の特集記事掲載されることが予告されました。この「居なくなった途端に」と言っても良い動きを見るに、おそらく「切り株派」が彼らの一存で他の派閥編集者ライターに対して「『映画秘宝』でアニメ作品を扱うなよ!」と有形無形の圧力を掛けていたことは、想像に難くありません。そのような圧力存在したとしたら、一部の人間の一存で企業努力可能性を封じられていたことになるのですから、これもまた「業務の『私物化』」です。

「今」の「自分(たち)」のことしか考えない「無責任な体質」なのだから、年下の女性に対して恫喝DM攻撃を行ったり、自分たちよりも年下のフリー女性編集者に対してパワハラを行ったりするのも、何ら不思議ではありません。告発を受けるまで、何一つ疑問に思わなかったのは「本当」でしょう。何しろ彼らの頭に有るのは「自分(たち)のこと」だけなのですから

奈良さんがパワハラ告発した後に柳下毅一郎が出した、あの謝罪文としての体を成していない文を読んだ時も「ヨシキくんが報われて欲しい」とか、被害者を置き去りにしたことを書いていて「本当にどこまでも『自分(たち)のこと』だけに終始するんだな」と私は思いました。東大を出たぐらいだから間違いなく柳下毅一郎は頭が良いはずなのに、被害者を含めた「他者存在」に対して満足に想像力を働かせることも出来ず、謝罪文一つまともに書けないとは流石に想像できませんでした。子供か。

映画秘宝』の中心メンバーとも呼んでもいい人間たちが「業務の『私物化』」をし続けても恥じなかったのは、彼らの根底に有る「ボンクラと云う『甘え』」の精神だと私は思います

しかし、長くなったので、一先ず今回はここまでにします。

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