2021-10-08

散歩

1歳の娘にせがまれベビーカーに乗せて毎日何度も近所を散歩している

「おそといく」「べびかーのる」とにかくベビーカーに乗りたがる

砂利道をガタガタベビーカーで行き来するのが結構大変で運動になる

かえるちゃんみにいく」庭にたくさんいるカエルを探す

娘はカエルさわれないので、自分が捕まえて手のひらに乗せて見せてやる

カエルのお尻を「おい!」と言いながら押すとぴょんと飛ぶので喜ぶ

次に花壇に植えた野イチゴを食べる

今の時期1日に3〜5個ほど食べることができる

ほのかな甘みと酸味で美味しいが本物のイチゴと比べれば薄味

取れば取っただけ食べる

次にタンポポを探す 黄色タンポポの花を摘んで両手に持たせると喜んでいたが

最近飽きてきてすぐポイする

白い綿毛の花を取ってフーッとやると喜ぶ 綿毛が顔についてペッペッとやると大笑いする

次に庭に設置したハンモックを見に行く

ハンモックに堆積した落ち葉を落とす

娘はベビーカーに乗るのは好きだがハンモックには乗らない

何度か乗せて揺らしてやったが怖かったらしく「ハンモック乗る?」と聞くと不機嫌になる

ついでに森を散策してイバラを抜く

次に落ちているくるみの実を集め、皮をむいて切り株の上に乗せる

すでに50個ぐらい集まった 冬になるとリスさんがくるみを食べに来るはずなので楽しみ

ここまでが第一段階 子供は一度楽しかたことを何度も繰り返したがる

毎日このルーティーンを繰り返す

ここで「おうち入る」と言い出せばいったん終了だが8割方道路の方を指差して「いく」というので

散歩道へ ルートは二つ 丁字路を右に進むか左に進むか

右に行くと鬱蒼とした森の木立を抜けどんぐりを拾い、道に転がして遊ぶ

広いお金持ちの家のきれいな花壇と田んぼを見る やはり女の子は花が好きだ

その先に湖があり、犬を飼っている家を見に行くと犬が吠えるので怖くなって「おうちかえる

左に行くといつも野菜果物をくれるおじいさんの家がありきれいに整備された庭や畑がある

キンモクセイが咲いていて信じられないほどいい香り

奥に行くと誰も拾わない栗の木があり、道に落ちているイガグリを開いて取り出すと8割方虫に食われている

残った2割を持って帰ると栗ご飯二回分ぐらいにはなる

イガグリの棘が指に刺さるので大げさにリアクションすると「ぱぱいたい?」と何度も聞く

これを1日に二〜三回、ここ数ヶ月毎日やっている

童話絵本の中の世界に生きているようだ

こんな暮らしはあと1年もすれば子供は突然飽き、二度と戻ってこないことを知っている

そして数年も経てばいつまでも色褪せない輝かしい思い出になるのだろう

  • 子育てって あの頃の楽しさに囚われて今の楽しさが見えなくなっちゃもったいないよね あの頃は楽しかったんじゃなくてあの頃も楽しかった・・・よね (ARIA) だなーって思うんだよね...

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