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はてなキーワード: 出口調査とは

2016-05-14

衆参ダブル選挙って

安倍総理は(多分)一度も参議院に合わせて衆議院を解散して同日選挙にするなんて言ってないのになんで

マスコミは何度も何度もダブル選挙可能性について報道するのかについて思ってんだけど

マスコミ的にはコメンテーター費用世論出口調査選挙のための特番で金や番組表がグチャグチャになるから

いつ行われるかわからない衆議院選挙に気をもむより必ず行われる参議院選挙にまとめてやって欲しいから言い続けてるんじゃないかなって思った。

2016-02-29

どうして若者向けの政策ほとんど存在しないのか?

それは若者投票率が低いから政治家気持ちになってみろ。若者はただでさえ数が少ない上に今後もその傾向が続く。18歳以上投票できるようになったといっても投票率が悪ければあってないようなもの政治家はそんな層は無視して投票率が高い中高年層にフォーカスした政策を考えるに決まってるだろ。

まり選挙は始まる前に終わっている。数々の世論調査選挙後の出口調査の時点で若者投票率が悪そうだったらその時点で終わり。選挙結果なんてどうでもいいよ。

結論若者は誰でもいいから投票しろ。そして世論調査出口調査積極的に協力しろ

「誰がいいのかわかんない、誰を選んでも一緒、投票に値する候補者がいない」という奴へ

現職あるいは新人でも当選しそうな候補者以外に投票しろ。比例なら弱小政党投票しろ死票を怖がるあまり当選しそうな人に入れても当選した人がつけあがるだけだ。当落ギリギリ候補者にたくさん票が集まれば、当選した候補者も票差があまりなかったという事実に、少しはびびるに違いない。次の選挙のことを考えて、政治活動政策決定など手を抜きにくくなるだろう。

政治家なんか信用できない、誰でも一緒だという人間にはこのような形で政治にかかわるのが一番だ。

2016-02-02

喫煙場面のある映画に関するWHO勧告を読んでみた

今朝、喫煙場面ある映画は成人指定をするようにWHOが各国に勧告したというニュースが流れました。

喫煙場面ある映画は成人指定を WHOが勧告

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160201/k10010393331000.html

これに対してネットでは否定的意見が多く見られました。

が、そのWHO勧告の詳細みたいなものをあまり見かけなかったので、WHOの発表を読んでみました。

今回の勧告WHOからプレスリリースの詳細はこちら(英文

Films showing smoking scenes should be rated to protect children from tobacco addiction

http://www.who.int/mediacentre/news/releases/2016/protect-children-from-tobacco/en/

で、これのさらに詳細版がこちら(英文

PDFで全文読める。英語だけど。

Smoke-free movies: from evidence to action Third edition

http://www.who.int/tobacco/publications/marketing/smoke-free-movies-third-edition/en/

全文を翻訳する気力は流石にないので、さっと流し読みしたのを要約すると、

・以前からアメリカでは若い世代喫煙映画が明らかに関係していることが研究の結果わかっていた

(http://cancercontrol.cancer.gov/brp/tcrb/monographs/19/m19_complete.pdf

映画特にアメリカ映画)は世界中で楽しまれており、他者に憧れたりその行動を真似たりする若者世代に多大な影響を与える。

喫煙するシーンのある映画への暴露若い世代喫煙との関係性は集団ベース科学統計、間接的な科学統計ランダム試験、脳画像検査映画出口調査から科学的、論理的に明らかである。このことはアメリカだけではなく、イングランドインドメキシコヨーロッパの一部でも同じだという研究調査結果がある。

http://cancercontrol.cancer.gov/brp/tcrb/monographs/19/m19_complete.pdf

・他の広告については規制が行われてきたにも関わらず、映画の中の喫煙シーンの制限は行われて来なかった。喫煙シーンがある映画の中には国の助成金を得て制作されたものもある。業界自主努力によって喫煙シーンが減少したことはあったが大きな成果は得られなかった。映画業界は「タバコストーリーを語る上で必需品だ」と訴えている。

若い世代喫煙コントロールするため手段として、タバコ会社から出資を受けない、タバコブランド名を明記させない、反タバコメッセージの強い広告を打つ、喫煙シーンのある映画へのレーティング導入などを推奨する。

・実際に一部の国では映画での喫煙シーンの制限や、喫煙シーンのある映画テレビ番組において煙草危険性を喚起するメッセージの表示などを実施している。

ということの模様。誤訳があったらすまぬ。

煙草吸ってる映画たか煙草吸う訳じゃないだろう!」と言っても、これだけのデータを示されると、「うーん…」という感じ。

といっても、日本では若い年代喫煙映画の中の喫煙シーンの関係については研究されてない模様(文献あったらすみません)なので、日本での規制という話にはまだならないのかもしれない。

どちらかといえば全世界で見られているハリウッド映画ターゲットにしているのかもなぁと、なんとなく読んでいて思いました。

タバコによる社会的損失が3兆だとか(古いデータかも)、タバコを吸うのは個人の自由だろうとか、色々ありますが、今回のWHO勧告科学的な根拠に基づいていて、感情論で反応してる訳じゃないんだなぁ、というのが個人の雑感です。

2015-07-18

住民投票のアレ

やっぱ関西人出口調査でも面白くしようと思って適当な事を言っちゃうんですかね

2015-05-20

大阪都構想で反対派の多数確実が出せたわけ

1万票差でも多数確実が出せるワケ - ゆとりずむ

http://lacucaracha.hatenablog.com/entry/2015/05/19/000000

投票された票は開票所に集められ集計される。

票は各投票所投票箱ごとに「賛成」と「反対」に分けられ、一定数ごとに束ねられ、別の箱に納められる。

分け終わったら、束を数え、数字を報告する。

それを終わるまでやる。

開票所は誰でも見学できる。マスコミ記者は報告された数字開票速報に足していくだけでなく、開票作業双眼鏡等でチェックして直接票の束を数えることもする。

マスコミ選挙担当は、各開票所にどこの地域の票が集まるか、各地域でどれだけの投票率があったか開票所に何票集まってるか、を全て把握している。

開票作業の途中でも、マスコミは束を数えて今どちらに何票入って後何票くらい数えられていないかまで把握している。

なのでこれだけ接戦になり出口調査や事前調査の結果が当確に役に立たない投票でも、開票作業終了前に多数確実を打つことができる。

2015-05-19

大阪市住民投票について雑に計算してみた

【謎】大阪都構想住民投票世代別の賛成・反対投票率がどうも妙な件。

http://life-hacking.net/tokoso-touhyou-nazo/

  

こちらに触発されてリンク元で触れられていない部分を踏まえた計算を雑にしてみました。

リンク元で触れられていないのは、当日の出調査には期日前・不在者投票分の賛否が反映されていない事です。

年代人口データリンク元を参考にしたのですが、全体人口リンク元では2,273,848人となっていますが、

選管発表では当日有権者数は2,104,076人なので比で出しました。

20代 300,744

30代 351,368

40代 377,798

50代 281,855

60代 325,982

70代以上 466,328

合計 2,104,076

  

投票率が66.83%なので総数1,406,154(実際の有効投票数は1,400,429ですが、無効票を考えると頭が痛くなるので無視しました)。

期日前・不在者投票数が368,218なので、当日投票者数は1,037,936。

当日の年代投票率や期日前・不在者投票年代別人数は不明なので、全年代同じにします。

20代 148,356

30代 173,329

40代 186,367

50代 139,038

60代 160,806

70代以上 230,039

合計 1,037,936

  

これに独り歩きしている年代別賛成者割合朝日新聞調べ:20代61%、30代65%、40代59%、50代54%、60代52%、70代39%)を掛けると賛成票数は以下のようになります

20代 90,497

30代 112,664

40代 109,957

50代 75,081

60代 83,619

70代以上 89,715

合計 561,533(54.1%

選挙結果の賛成票が694,844だったので、期日前・不在者分は賛成133,311(36.2%)、反対234,907(63.8%)。

  

ここから投票率や期日前・不在者投票年代別に傾斜配分してみます(若干の誤差は無視)。

投票率を先の衆院選市部投票率を基に20代50%、30代55%、40代65%、50代75%、60代80%、70代以上74%とし、

期日前・不在者投票分を20代62,000、30代82,000、40代82,000、50代82,000、60代40,000、70代以上20,218とします。

※70代以上を60代より低く設定したのは、参照したデータで80代以上の投票率が低いためです。

年代/当日投票者/賛成票

20代  88,372  53,907

30代 111,252  72,314

40代 163,569  96,506

50代 129,391  69,871

60代 220,786 114,809

70代以上 324,865 126,697

合計 1,038,235 534,104(51.4%)

選挙結果の賛成票が694,844なので、期日前・不在者分は賛成160.740(43.7%)、反対207,478(56.3%)。

  

期日前・不在者投票には反対派政党組織票一定数入っていたと考えられますので、当日票が出口調査の結果に即していたとしても期日前・不在者分で反対票が55%以上であった場合には反対多数になり得るという結果が得られます

以上、数字を弄って導き出した仮説ではありますが、「老人のせいで負けた」等と熱くなっている方はそうではない可能性もある事を踏まえ、出口調査は参考意見程度に留めておいた方が精神衛生上良いと思います

2014-12-17

どうして出口調査という文字をみると

出川ヤバイヤバイヨが頭に浮かぶんだろう

出口調査への文句

若者選挙出口調査スルーされたとか、

調査を断った人の代わりに答えようとしたら逆に断られたとか文句言ってたりするけど、

そもそも選挙に行く若者割合がかなり低い訳で、

そんな割合の低いサンプルなんて統計邪魔ってなんで分かんないのかね

2014-12-07

http://anond.hatelabo.jp/20141207191302

たとえば出口調査100人のうち、お前1人が変な回答をしたとして、

実際の本番では、100万人のうちの1万人がお前と同じような投票をする

現実はそんなもん

俺みたいなのがサンプルに入ってていいの?

今日期日前投票に行ってきた。

そして、初めて出口調査というものを受けた。

しか自分世間的に見てかなりおかし投票をした。

自分の中ではキチンと考えたものだったのが、世間一般には受け入れられないであろう投票先。

そんな自分出口調査のサンプルとして選ばれてよかったのだろうか。

最初は「いやー、ちょっと・・・」とやんわりと断る口調をしたのだが、

「1分だけですから」と言われて、(まあ、しょうがないや、こんな自分を選んだ調査員の運が悪かったんだ)と諦め、正直に回答した。

鉛筆で紙に投票した小選挙区候補者比例区政党、あとは普段の支持政党はどこか、アベノミクス評価するか、安倍政権評価するかのアンケートを答えるだけだった。

帰ってきた後、やはり悶々としてしまう。

やっぱり答えない方が良かったのではないか、自分は明らかに統計的に外れ値だ。

小選挙区比例区アンケートの結果だけを見ると「こいつイタズラじゃねーの?」と疑われるような回答だ。

断じて違う。イタズラなんかじゃない。ちゃんと考えての投票だ。

が、本当なら本当で世間にはこんなタイプ人間そんなにいないだろう。

そんな人間がサンプルとして選ばれたこの出口調査正当性心配になってきた。


あ、ちなみに出口調査最高裁裁判官国民審査については何も聞かれなかった。重要度的にはそんなもんなんだなー。

2014-12-02

http://anond.hatelabo.jp/20141202102737

世論調査とか出口調査員だよね?

そのお金はどこからでている?

って、そりゃ新聞社とかからでは。

まさか税金からだと思ってるのか?

選挙お金かかりすぎ

最近首都圏求人サイトで多いのは、短期の選挙スタッフ大量募集だ。

時給は1,200円~2,000円が殆ど。勿論、派遣である

 

派遣短期で、スキルがいらず、学生も出来るようなものは、高くて時給1,000円、大部分は900円以下。

なのに、選挙は1,200円~2,000円。派遣会社の採算がとれる時給で、1,200円~2,000円。

急な大量募集にしたって、時給が高すぎやしないか。

  

そのお金はどこからでている?

短期派遣をやるような層にお金がまわるようにする、って側面もあるのかもしれない。

だが、それは別の方法があるだろう?

 

間違っていたら申し訳ないが、本来2016年ごろに、総選挙を予定していた筈だ。

それまでに、このお金で、何か他のことが出来たんじゃないのか?

責任をとって解散とか、叩かれる前に解散とかじゃなくて、叩かれても責任をとって改善しろ

財源は、議員を選ぶため、じゃなくて、国民生活改善するため、に使えと思う。

 

 

 

>基本に忠実

多分、そうなんだと思う。範囲はかなり限定的だけれど

でも、言いたいのはそこじゃないんだ

責任をとって解散より、責任をとって改善してほしいんだ

 

比較対象として不適切

時給を知っているということは、当時求人サイトを見ていたというわけでだな……

色々探してたんだけど、緊急性が高そうに見えるものもそれ以外もそんな時給だったよ

選挙以外は緊急性低い! っていうなら、何と比較したらいいかわからん

 

まさか税金からだと思ってるのか?

世論調査とか出口調査員とかも税金だと思ってたわ、ごめん

でも、ここで言ってるのは選挙に携わる色々な役員

投票の受付の人とか紙渡してくれる人とかetc

2014-06-23

女性議員比率の問題もそうだけど、投票者の内の女性の率ってどれくらいなんでしょう。

もしも女性の率が高ければ、政治屋損得勘定からも、女性問題はより無視できなくなると思う。

本質からはズレそうだけど。


そう思うといつも選挙投票率までは話題になるけど、性別でわけた投票率についての話はあまり聞かない。

出口調査するくらいだからマスコミも分かりそうなものだし、役所だって誰が投票に来たかはチェックしてるのだから


単純に半々なんですかね。

2014-02-09

選挙統計学的に考えると…

少しでも統計学の知識のある人なら気づくと思うけど…

有権者全員に投票権与えるなんて時間と金のムダムダ‼︎

有権者の中から適当な数を無作為抽出して投票者を選べばよい。

ほぼ確実に今のやり方で開票した場合と同じ結果になるんだから

出口調査の結果で当選者が開票と同時に判明することからもわかるだろう。

多くの有権者の中からたまたま投票者に選ばれちゃった人は、それなりに責任感じると思うし。

それなら少なくとも今よりは真剣候補者比較検討すると思う。

お金時間もかから選挙をよりよくする方法じゃない?

ネット選挙とともにぜひ検討してもらいたい。

2013-10-14

んで、懲りずに某界隈の件

与党意見を送りましょう」みたいなTweetRTされまくってる垢が目に付いた。

適当釣り垢なのか、単に焦ってるのかは分からないが、詳細な個人情報を要求されるフォームで、政府真正から意見を述べるのはいくらなんでもマズいだろう(ニコニコ出口調査も遠慮する人が居る位なのに…)。

例え意見を見て貰えたとしても、次からはその言論を聞くどころか、発言しにくいような空気作りに利用されるのがオチだ。

2013-07-19

期日前投票に行ったらNHK出口調査員の女性が居た。

凄く弱々しくて細い(ガリガリに見えた)人で、申し訳ないけど倒れそうで気になった。

いつも開票速報で速攻結果がわかるけど、あの人達がずっと待ち続けてひたすらアンケートをとってたんだな。

期日前投票に行ったら簡素投票所だったけど、やっぱり自分が誰に投票たか知られるのは嫌だ。

俺以外もそうだと思うけど、結構回答する人いるのかな。開票速報に影響を与えるだけの回答を集めるってかなり大変だよな。

2012-12-18

http://anond.hatelabo.jp/20121218180535

16日の昼、埼玉県春日部市にいた。たまたま入ったレストランで、隣に座った60代と思われる女性2人の会話が耳に入ってきた。「…もう結果が出ているからね」「そう。だから投票に〕行ってないの」。

メディア投票日に向けて、選挙結果予測を「世論調査」の名のもとに執拗に行ってきた。投票日に向けて何度も世論調査を行い、「自民単独過半数の勢い」(『東京新聞12月13日付)、「自公300議席うかがう」(『朝日新聞』14日付)、「自民勢い変わらず」(『読売新聞』同)…という調子だった。映画が始まる前に、その結末を大声で話すようなものである。これでは映画館に行く気力も失せる。

 午後8時。開票が始まると同時に、「出口調査」を根拠とした当選確実が次々と打たれ、朝刊一面トップ見出しがほぼ決まってしまった。メディア予測していた以上の劇的な結果となった。民主党地滑り的、壊滅的大敗北、自民党単独過半数自民公明(or/and)維新3分の2(320)を超えることが確実になった。

いま、開票速報を聞きながらこの「直言」を執筆しているが(16日午後9時現在)、何とも不思議な気分になった。まるで開票が終わったかのようである。『東京新聞12月15日付「こちら特報部」は、「世論調査が醸成する『空気』」を分析している。この不思議な「空気」のなかで投票日を迎え、春日部市女性たちのような会話が、全国各地で行われていたのではないか。勝負が決まっている試合や、「オチはこうだ」と事前に知らされたサスペンス映画、表紙の帯に結末が書いてあるミステリー小説に食欲がわかないのと同じだろう。今回の世論調査については、「世論調査が予備選的な役割を果たした」という評価もあるという(『東京新聞』同上)。だが、これは楽観的評価に過ぎよう。調査報道世論誘導的に機能した可能性は否定できない。しっかりした検証必要である

 投票率は前回よりかなり低くなった。戦後最低の投票率になりそうである。現時点で推測できることは、結末が見えた試合に行く気がしないで棄権した人々だけではなく、多党乱立、節操のない政党間移動、党内のドタバタ、内容空疎な「マニフェスト」や「公約」などを見せられて、選挙のものに嫌気がさした人々がかなりいたことだろう。そのなかには、あえて選挙に行かない積極的棄権派(ドイツ現代政治用語では「非選挙人」(Nichtwähler)という)も含まれているのではないか。多党乱立とメディアによる「結果はもう出ている」という報道連鎖のなかで、一票を使う気力を失せさせてしまったところに、別の意味での「一票の軽さ」があるように思われる。「非選挙人」の選択の結果は投票率の低さであり、それは自民党に圧倒的に有利に作用したと言えよう。

なお、それまでの支持政党の不甲斐なさに怒り、極端な主張をもつ他の政党に乗り換えることを、ドイツ政治用語で「抵抗選挙人」(Protestwäahler)という。今回、「日本維新の会」が「抵抗選挙人」の受け皿となったと見ていいだろう。もっと言えば、民主党政権に対する怒りと絶望の最大の受け皿、「抵抗選挙人」は40%を超える棄権者ではないか自民党はこの「抵抗選挙人」によって大勝を得たとも言えよう。選挙結果がまだ確定していない段階なので、個々の具体的な指摘は控えておこう。

6年前、直言「『失われた5年』と『失われる○年』――安倍総裁総理へ」を書いたが、彼はわずか1年で内閣を投げ出した。政治生命が終わったかに見えたが、それから5年で、再び「わたくしの内閣」(安倍氏の口癖)が誕生することになる。安倍氏のいう「美しい国へ」の危なさは、当時、次の3つの点にあらわれていた。(1)「5年以内の憲法改正」、(2)集団的自衛権行使の合憲解釈、(3)「教育改革」と教育基本法改正、である

(1)は、出来の悪い付帯決議をもつ憲法改正国民投票法の制定である。(3)は教育基本法「改正」と「教育再生会議」による執拗教育介入であった。5年前、「安倍色の教科書検定」に対して沖縄では県民大会まで開かれたほどだった。今回の総選挙公約には、教科書検定の強化が掲げられているので、沖縄危惧は深い。ちなみに、安倍氏大学9月入学を6年前にすでに打ち出していた。私は「『大学9月入学』と『ボランティア』のセットは曲者である。軽薄な私大経営者はすぐに飛びつきそうだ」と当時指摘していた。(2)の集団的自衛権行使を可能にする解釈変更については、「合憲解釈」の報告書が出る2カ月前に安倍氏が退陣してしまったので、しばらく後景に退くことになったが、今後一気に勢いを増すだろう。

 「送別・安倍内閣」を書き、安倍氏の復活はほとんどないと踏んでいたので、今年9月安倍総裁誕生は大変驚いた。「総理大臣の職責にしがみつくことはしない」という奇妙な言葉を使いながら内閣を投げ出した人物が、再び内閣総理大臣になる。この国は何とも不思議な国である

 危惧されることは、石原慎太郎日本維新の会」代表が選挙中(12月10日)、自民党と組んで憲法改正を行うことを宣言したことである。「9条のせいで日本は強い姿勢北朝鮮に臨むことができなかった。9条自分たちの同胞を見殺しにした。…あんなモノがなければ(拉致被害者を)返してくれなかったら『戦争するぞ』『攻めていくぞ』という姿勢で同胞を取り戻せていた」と述べた(『東京新聞2012年12月11日付)。「日本維新の会」が衆議院に進出したことで、自公連立政権が、今後の展開によっては、公明党の代わりに「維新」が入って3分の2を確保し、「壊憲連立政権」となるおそれなしとしない。

歴史は繰り返すのか。2006年安倍内閣誕生憲法改正への動きが進んだ。一度目は憲法にとって悲劇だったが、二度目の安倍内閣は、喜劇茶番劇)どころか、憲法にとっては命取り(惨劇)になるかもしれない。来年7月参議院選挙が、最後防波堤として重要性を増してきた。

 そもそもこの選挙は、最高裁によって違憲状態とされた公職選挙法に基づいて行われた「違憲状態選挙」であった。選挙終了と同時に選挙無効訴訟が起こされ、最高裁が「選挙無効判決を出す可能性もある。選挙圧勝たかに見える自民党は、小選挙区比例代表「偏立」制に助けられ、小選挙区(4~9人という異例の多数立候補)における大量の死票の上の勝利であることを知るべきである

 「一票の軽さ」の問題は、単に議員定数の不均衡の問題にとどまらない、より多面的で深刻な問題となっている。

2012年12月16日午後10時35分稿)

《付記》

17日午前5時半に新聞各紙やネットを見ながら、書かねばならないことがたくさんでてきた。選挙結果は、自民党294、公明党31で計325の3分の2超え。民主党57、維新の会54、みんなの党18、未来の党9、共産党8、社民党2、国民新党1、新党大地1。開票作業を見ながら書き上げた上記「直言」をアップすることにしたい。最低限注目すべき点を指摘しておくと、まず59.32%(共同通信推計)という前回よりも10ポイントも低い、「戦後最低の投票率」になったことである。これは本文で書いた。それから自民党安倍総裁が、憲法96条憲法改正条項)を3分の2から過半数にすることについて、「維新」と連携していく考えを示したことである。また、「維新」の橋下代表代行が首相指名選挙安倍総裁を支持すると発言し、「(首相指名で)独自の候補を出すのはばかげている。日本多数決原理根付いていない。多数決教育をしてこなかった弊害」と述べたという。これに対して「維新」の石原代表は、「政党の体をなさない。(首相指名選挙で)党首を出すことが政党の沽券だ」と反発した。それにしても、橋下氏の一面的な多数決論、民主主義論は末恐ろしい。指導者民主主義論と接合する兆候がすでに随所に見られる。これらの問題は、折にふれて論じていく。

直言(12.17)もう一つの「一票の軽さ」――総選挙終わる

http://www.asaho.com/jpn/bkno/2012/1217.html

2009-09-03

http://anond.hatelabo.jp/20090903225822

出口調査をはずすのはアナウンスメント効果とは関係ないだろ。サンプル抽出が悪かっただけのはず。あと事前の世論調査では序盤より終盤のほうが民主有利が増えたこと考えるとバンドワゴンだったんじゃないかと。

http://anond.hatelabo.jp/20090903213055

トータルとしてみれば予想通りだろうが、接戦選挙区は事前世論調査でも出口調査でも民主有利に出たところなのだから、

個別の選挙区ではアナウンス効果バンドワゴン効果を上回ったと見ていいと思う。


あと、中途半端に大物が生き残ると自民党の党内改革がやりにくいということはあるだろう。

確かに自民党ベテランも消えたが、中堅若手はそれ以上に消えた。

4年後に消える議員が一人二人増えても、より自民党の改革につながる方を選ぶということもあるはずだ。

2009-09-01

本当に老害宗教右翼だけが生き残ったのか検証してみる

http://anond.hatelabo.jp/20090831093726

実は俺の第一感も元増田と全く同じだった。そこでそれがどの程度正しいのか検証してみたい。

恐らく自民党復党が濃厚な平沼グループについてもまとめて検証する。

とりあえずのまとめ

・思ったほど「老害」といえるような存在は多くない。当選5回前後の「働き盛り」が多数を占める。

・その一方で、それ以下の層の薄さはとんでもないことに。彼らが中堅になるころは大変そう。

・逆に言えば、今の若手は生き残りさえすれば党の要職につける。稲田朋美出世するのか。28歳の小泉進次郎は前途洋々(笑)

・とりあえず第一派閥を守った町村派清和会だが、彼らが第一派閥だったことは自民党にとって不幸だったなと思う。

・他人のギリギリの頑張りで6人を復活当選させているあたりはちゃっかりしてる。

古賀派衆院筆頭派閥に。東国原ではミソをつけたが、自派閥の手当てはそれなりにできたか。それなりの戦力も残せたし、谷垣次期総裁というのはわかる。

・核についての意見が異彩を放つ平沼

左右度チェック

毎日新聞の「えらぼーと」への回答を使う。

(追記:トラバで指摘のあるとおり、教育国家観が入ってないのは問題。ただ、全候補者に対するアンケートが他にない)

えらぼーとの中から抽出するのは次の質問。選択肢の順番は一部変えて、小さいほど右、大きいほど左にしている。

上から下の順番に左から右へ一問ずつ答を表示する。(非該当、無回答と答えた議員もいる)

憲法9条の改正に賛成ですか、反対ですか。

 1.賛成 2.反対

集団的自衛権の行使を禁じた政府憲法解釈を見直すべきだと考えますか。

 1.見直すべき 2.見直す必要なし

日本核武装について、あなたの考えに近いものを一つ選んでください。

 1.保有すべき 2.検討を始めるべき 3.情勢により検討すべき 4.検討すべきでない

アフガニスタン支援のため自衛隊派遣すべきだと思いますか。

 1.派遣すべき 2.派遣すべきでない

北朝鮮が再び長距離弾道ミサイルを発射し、核実験を行いました。これまで政府がとってきた対北朝鮮政策について、あなたの考えに近いものを一つ選んでください。

 1.圧力をより強めるべき 2.妥当 3.対話を進めるべき

老害度チェック

派閥ごとに当選回数順に並べてみる。本当にベテランばかりなのかを可視化する。

辛勝度チェック

マスコミ世論調査出口調査では落選確実と思われながら、ぎりぎりの競り合いを制して生き残った自民党議員が結構いる。

http://d.hatena.ne.jp/aya_momo/20090831/p4

ここでは「辛勝率ランキング」(惜敗率の逆数、(1位の得票数)/(2位の得票数))が示されている。

勝率をどこで切るかは完全に主観だけど、とりあえず辛勝率1.05を基準として、辛勝自民党議員がぎりぎりで負けていたら復活できなかった幸運な議員は幸運枠として扱う。

自民党支持者が最後の力を振り絞ったおかげで復活させることのできた議員が、右か左かを見ることも参考になるだろう。

あと、みんなの党民主党の敵失で本来なら議席を持ち得なかった比例近畿の二人についてはさらに※印をつけておく。

町村派(23人)

森喜朗  14回目 72歳 無 無 無 無 無

衛藤征士郎9回目 68歳 1 1 4 1 2

細田博之 7回目 65歳 1 1 4 1 1

塩谷立  6回目 59歳 1 1 3 非 1

小池百合子6回目 57歳 1 1 3 1 1

安倍晋三 6回目 54歳 1 1 4 無 1

山本拓  5回目 57歳 無 無 無 無 無

下村博文 5回目 55歳 1 1 4 1 1

高市早苗 5回目 48歳 1 1 4 非 1

木村太郎 5回目 44歳 1 1 4 非 非

吉野正芳 4回目 61歳 2 2 4 1 1

高木毅  4回目 53歳 1 1 3 1 1

谷川弥一 3回目 68歳 1 1 4 1 1

西村康稔 3回目 46歳 1 1 4 1 1

柴山昌彦 3回目 43歳 1 1 4 1 1

北村茂男 2回目 63歳 1 1 無 1 1

稲田朋美 2回目 50歳 1 1 4 1 1

(幸運枠)

中川秀直 10回目 65歳 1 1 4 1 1

町村信孝 9回目 64歳 1 1 4 非 1

長勢甚遠 7回目 65歳 1 1 3 1 1

谷畑孝  5回目 62歳 1 2 4 2 1 ※

馳浩   4回目 48歳 1 1 4 1 2

松野博一 4回目 46歳 1 1 3 1 非

津島派(14人)

鳩山邦夫 11回目 60歳 1 1 4 1 1

額賀福志郎9回目 65歳 1 1 4 1 2

石破茂  8回目 52歳 1 1 3 1 非

佐田玄一郎7回目 56歳 2 1 4 無 1

鴨下一郎 6回目 60歳 1 1 4 1 2

茂木敏充 6回目 53歳 1 1 4 非 1

大村秀章 5回目 49歳 1 1 4 1 1

田村憲久 5回目 44歳 2 1 3 2 1

竹下亘  4回目 62歳 1 1 4 1 1

新藤義孝 4回目 51歳 1 1 4 2 1

小渕優子 4回目 35歳 2 2 4 非 2

加藤勝信 3回目 53歳 1 1 4 非 1

(幸運枠)

河合克行 4回目 46歳 1 1 4 1 1

金田勝年 1回目 59歳 1 1 4 2 1(参院2回)

 

古賀派(25人)

古賀誠  10回目 69歳 2 1 4 1 3

谷垣禎一 10回目 64歳 1 1 4 非 2

園田博之 8回目 67歳 2 2 4 2 2

金子一義 8回目 66歳 1 1 4 1 1

逢沢一郎 8回目 55歳 1 1 4 無 1

村田吉隆 7回目 65歳 1 2 4 2 3

中谷元  7回目 51歳 1 2 4 非 2

山本公一 6回目 61歳 1 1 4 1 2

岸田文雄 6回目 52歳 2 2 4 1 1

西野陽  5回目 69歳 1 2 4 非 2

竹本直一 5回目 68歳 2 1 3 1 2

山本幸三 5回目 61歳 1 1 4 1 2

菅義偉  5回目 60歳 1 1 4 非 1

遠藤利明 5回目 59歳 1 1 4 2 2

宮腰光寛 5回目 58歳 1 1 3 2 1

塩崎恭久 5回目 58歳 1 1 4 2 1

佐藤勉  5回目 57歳 非 非 4 無 1

北村誠吾 4回目 62歳 1 1 4 2 2

福井照  4回目 55歳 1 1 3 1 2

小野寺五典4回目 49歳 2 1 4 2 1

三ツ矢憲生3回目 58歳 1 1 4 1 1

小里泰弘 2回目 50歳 1 1 4 1 1

徳田毅  2回目 38歳 2 2 4 1 1 

(幸運枠)

川崎二郎 9回目 61歳 非 2 4 2 2

平井卓也 4回目 51歳 2 1 3 1 1

山崎派(16人)

野田毅  13回目 67歳 1 1 3 2 2

甘利明  9回目 60歳 1 無 4 1 2

大野功統 8回目 73歳 1 1 4 1 1

武部勤  8回目 68歳 1 1 4 1 2

石原伸晃 7回目 52歳 2 1 無 1 1

田野瀬良太郎6回目 65歳 1 1 4 1 2 

林幹雄  6回目 62歳 1 1 4 1 2

平沢勝栄 5回目 63歳 非 2 非 非 非

石田真敏 4回目 57歳 1 非 4 無 1

金子恭之 4回目 48歳 1 1 4 2 1

森山裕  3回目 64歳 1 1 4 非 2

坂本哲志 3回目 58歳 1 1 4 1 2

古川禎久 3回目 44歳 1 1 2 2 3

武田良太 3回目 41歳 1 1 4 2 1

平将明  2回目 42歳 1 1 4 2 1

(幸運枠)

田中和徳 5回目 60歳 1 1 4 1 1

伊吹派(8人)

河村建夫 7回目 66歳 1 1 3 1 2

古屋圭司 7回目 56歳 1 1 3 1 1

柳本卓治 6回目 64歳 1 1 4 1 2

江藤拓  3回目 49歳 1 1 4 2 1

松浪健太 3回目 38歳 1 1 3 1 1

長島忠美 2回目 58歳 1 1 無 無 無

(幸運枠)

伊吹文明 9回目 71歳 1 1 3 無 1

谷恒一  3回目 57歳 1 2 4 非 1 ※

麻生派(8人)

麻生太郎 10回目 68歳 1 1 4 無 2

森英介  7回目 61歳 1 1 4 無 2

岩屋毅  5回目 52歳 1 1 4 1 2

河野太郎 5回目 46歳 非 非 4 2 非

松本純  4回目 59歳 1 1 4 非 2

井上信治 3回目 39歳 1 1 4 1 1

永岡桂子 2回目 55歳 1 1 3 1 1

(幸運枠)

山口俊一 7回目 59歳 1 1 4 1 2

高村派(5人)

高村正彦 10回目 67歳 1 無 無 無 2

大島理森 9回目 62歳 非 2 4 非 2

村上誠一郎8回目 57歳 非 非 非 非 2

山本有二 7回目 57歳 1 1 3 1 2

江渡聡徳 4回目 53歳 1 1 4 1 1

二階派(1人)

二階俊博 9回目 70歳 1 1 3 2 2

派閥(19人)

加藤紘一 13回目 70歳 1 2 4 2 2

保利耕輔 11回目 74歳 非 非 4 2 2

与謝野馨 10回目 71歳 無 無 無 無 無

福田康夫 7回目 73歳 1 非 4 1 2

浜田靖一 6回目 53歳 1 無 4 無 2

野田聖子 6回目 48歳 非 非 4 1 1

棚橋泰文 5回目 46歳 1 1 無 1 1

梶山弘志 4回目 53歳 1 1 4 2 1

後藤田正純4回目 40歳 2 2 4 非 3

秋葉賢也 3回目 47歳 1 1 4 2 1

近藤三津枝2回目 56歳 1 1 4 1 2

阿部俊子 2回目 50歳 1 1 4 1 3

赤沢亮正 2回目 48歳 1 1 4 1 1

伊東好孝 1回目 60歳 1 1 4 非 1

斎藤健  1回目 50歳 1 1 4 1 1

橘慶一郎 1回目 48歳 無 無 4 1 1

小泉進次郎1回目 28歳 1 1 4 1 2

(幸運枠)

今村雅弘 5回目 62歳 1 1 3 1 3

菅原一秀 3回目 47歳 1 1 4 2 1

平沼グループ

平沼赳夫 10回目 70歳 1 1 2 1 1

小泉龍司 3回目 56歳 2 2 4 2 1

城内実  2回目 44歳 1 1 4 2 1

2009-08-31

全盛期の小沢伝説

小選挙区を接戦順にソートしてみる:数百票に救われた町村と中川

http://anond.hatelabo.jp/20090831025349 を接戦順にソートしてみる。

青森3区:大島理森自民)90176 対 田名部匡代民主)89809 差367票

神奈川2区:菅義偉自民)132270 対 三村和也民主)131722 差548票

鳥取2区:赤沢亮正(自民)84659 対 湯原俊二(民主)84033 差626票

北海道7区:伊東良孝(自民)100150 対 仲野博子民主)99236 差814票

--------1000票差未満(与党4勝)------------

山形1区鹿野道彦民主)106202 対 遠藤利明自民)104911 差1189票

徳島3区:後藤田正純自民)81581 対 仁木博文(民主)80359 差1222票

秋田2区:川口博(無所属)93951 対 金田勝年自民)92600 差1351票

福井2区:山本拓自民)80033 対 糸川正晃民主)78496 差1537票

大阪6区:村上史好(民主)109143 対 福島豊(公明)107336 差1807票

奈良4区:田之瀬良太郎(自民)95638 対 大西孝典(民主)93803 差1835票

神奈川13区:橘秀徳(民主)138104 対 甘利明自民)136164 差1840票

長崎3区:山田正彦民主)79223 対 谷川弥一自民)77316 差1913票

--------2000票差未満(与党3勝野党系5勝)-------

石川3区:近藤和也民主)100832 対 北村茂男自民)98599 差2233票

兵庫8区田中康夫日本)106225 対 冬柴鉄三公明)103918 差2307票

愛媛1区塩崎恭久自民)133030 対 永江孝子(民主)127562 差2468票

鹿児島4区:小里泰弘自民)97054 対 皆吉稲生(民主)94343 差2711票

茨城2区:石津政雄(民主)114455 対 額賀福志郎自民)111674 差2781票

三重5区:三ツ矢憲生(自民)105188 対 藤田大助(民主)102377 差2811票

--------3000票差未満(与党3勝野党3勝)----------

東京13区平山泰朗(民主)114653 対 鴨下一郎自民)111590 差3063票

三重4区:森本哲生(民主)87824 対 田村憲久自民)84583 差3241票

奈良2区滝実民主)98728 対 高市早苗自民)94879 差3849票

--------4000票差未満(野党3勝)-------------

岡山1区逢沢一郎自民)113045 対 高井崇志(民主)106269 差4076票

千葉11区:森英介自民)116937 対 金子健一民主)112707 差4230票

高知1区福井照自民)44068 対 橋本大二郎無所属)39326 差4742票

石川2区:森喜朗自民)123490 対 田中美絵子民主)119021 差4469票

東京11区下村博文自民)117472 対 有田芳生日本)113998 差4474票

長崎4区宮島大典民主)97912 対 北村誠吾自民)93423 差4484票

熊本2区:福島健一郎(民主)104876 対 林田彪(自民)99933 差4943票

大分2区:重野安正社民)112090 対 衛藤征士郎自民)107124 差4966票

--------5000票差未満(与党5勝野党系3勝)---------

個別に見ていくと、暴風が吹いて自民の牙城に迫った民主だとか、

暴風に耐え忍んでなんとか逆転、あるいは肉薄して比例復活を勝ち取った自民とかいるし、

トータルで見た接戦区の勝敗数も一応合理的かな。



でも、1000票差以内の4選挙区選挙民で、投票に行かなかった人で、自民党に不満を持っていた人には、

どうして投票に行かなかったのと聞いてみたい気はする。



(追記)

ブクマに指摘があったので、ちょっと追加してみる。

比例北海道ブロック 自民党 当選

2.町村信孝 惜敗率82.7%


北海道5区:小林千代美(民主)182952 対 町村信孝自民)151448 差31504票


比例中国ブロック 自民党 当選

4.中川秀直 惜敗率94.9%


広島4区:空本誠喜(民主)102435 対 中川秀直自民)97296 差5139票


これだけの票の差がついて負けた自民党(つか清和会)の大物の政治生命を救ったのは、北海道7区と鳥取2区自民候補に投じられた

814票と626票なんだ、ということを理解できれば、「一票の重み」が実感できると思うんだけどね。



(追記2)

この接戦29選挙区世論調査出口調査では全部野党系に出ていたんだろうね。

これに加えて、民主自民公明プレゼントした2、みんなの党自民民主プレゼントした2を考慮すると

自民党103、民主党321

民主党は、もう少しだけ頑張り、比例代表候補者を揃えていれば、単独で2/3を達成できていた。

逆に言えば、極めて濃厚だった民主党の単独2/3をぎりぎりで阻止したのが、自民党の最後の意地と抵抗だね。

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