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2015-09-20

http://anond.hatelabo.jp/20150920000919

婚活してると条件主導になっていくのはわかる

自分がその条件を本当に求めてるかどうかもわからなくなっていくが

世の中人は沢山居るから判断基準を設定しないと進められない

そこで条件の見直しをしようと思っても頭に色んな人の情報が沢山ありすぎて

どれが必要かなんか判断出来ない状況になっていて

ますます身動きがとれなくなるっていうスパイラル

ちなみに俺は婚活やめて昔からの知人と結婚したけど相手の条件で言えば最低中の最低

でも割りと自分の出した結論には納得してるしこの選択肢しかなかったんだなって思える

自分の中の納得感って大事だなって思った

2015-03-21

http://anond.hatelabo.jp/20150321030019

ほとんど同意

セクハラとしてはかなりデンジャラス領域に踏み込んでいるのだが、現実世界にこういうことをやるやつは少なからずいて、そのために、メガネが「あえて作ったキャラ」なのか「制作者の分身」なのかいまいちはっきりしない。

明日ママはいない」の件でもあったけど、「作中人物の行為のものへの批判」と「制作者側の意図への批判」がごっちゃになってるところはあるかも。

ただ、

ウザキャラにしたいならバーコードオヤジで金縁眼鏡、手には日刊ゲンダイでも握らせておくべきだったし、もしイケメンにしたいんだったらもっと清涼感をもたせるべきだった。とにかく、本人はイケメンだと思ってそうだし周りもイケメンだと思う人はいるかもしれないけど同僚のほとんどからは嫌われてるみたいなイメージにするべきではなかった。

確かにこうすれば分かり易くなっただろうけど、これはこれで、対女性によくある「容姿や年齢による差別」を裏返したような表現になってしまうので、その点での批判がまた別に起こっていただろう。ああい現実にいそうな、色んな意味で「微妙」なポジションキャラ設定絶妙だったと思う(この辺りのチョイス感覚も、制作者側が主に女性であることの根拠にはなるな)。そのリアル感ゆえにかえって別の方向への誤解と反発を買ってしまったが。

あと、メガネに褒められようとイケメンに惚れられようと、いずれも女性の行動や思考が「男性視点や好悪」に囚われているというのは変わらないわけで、むしろそういう異性(他者)の評価に振り回されない価値観ルミネCMには提供して欲しかった、という期待もあったのでは。

2015-03-14

[] 『ソーシャルリンク』 その8

  やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい。これはいくらなんでもやばいソファに横たわる女を横目に、俺は苦悩していた。

  幸い西織あいかは死んだわけではなかった。叫ばれないよう口を押さえた時にうっかり鼻も押さえてしまっていて、呼吸ができずに気を失っただけのようだった。路上に横たわる彼女の胸が浅い呼吸で上下していることに気づいた時の安心感といったら。

  そのまま逃げようかとも思った。地面に落ちた通話中の携帯からは、まだマネージャーの呼びかける声が聞こえていた。俺はまず通話を切ると、携帯の電源を切った。何だか不安だったから、電池も外しておいた。

  他にも位置情報を発する物を持っているかもしれないと思って、バックを漁ったら防犯ブザーが出てきた。ポケットに入れておいた万能ナイフドライバーを使って解体した。バックからは他に気になる物は出てこなかったが、発信機の類を身につけているかもしれないと思ったから、服の上から彼女の体をくまなく弄ったが、それらしい手応えは無かった。

  そりゃ一介の駆け出しアイドルにそこまでの警備があるわけがないが、その時はちょっとしたパニックになっていたとしか言い様がない。女性らしい体の弾力など味わう余裕もなく、次はどうやって彼女を移動させるかを考えなければならなかった。

  俺は彼女の体を引きずって近くの電柱にもたれかかるようにした後、さっき通り過ぎたコンビニまで走って焼酎を買い、彼女の頭にぶっかけた。全身から酒の臭いをプンプンさせた、酔いつぶれ女の出来上がりだ。俺は彼女を介抱する連れの体を装ってタクシーを拾い寝床事務所我が家に帰ってきたのだった。

  タクシーを拾うまで、体感では一時間もかかったように感じた。にも関わらず途中人目につくこともなかったのだから想像以上に全てを手早く滞り無くやり終えたらしい。我ながらおかしな方向の才能に驚く。タクシーではサングラスで顔を隠していたし、多分怪しまれてはいないだろう。

  事務所ソファ彼女を寝かせると、念のために拘束しておくことを考えた。しかし、都合よく拘束用のロープなどがあるわけではない。ガムテープはあったから、とりあえず口にガムテープを五重に貼っておく。手の拘束には刑事のふりをするのに使ったスーツと一緒に買ったネクタイを使った。足はガムテープをぐるぐる巻きつけておいた。気づいてみれば、俺は女一人を拉致監禁していた。

  盤石の監禁体勢を整え、俺の頭は少しずつ冷えてきた。俺はただ、会って話を聞いてみたかっただけなのに、どうしてこうなった事務所に帰ってきてから三十分は過ぎたが、彼女はまだ意識を失ったままでいる。事情を話せば許してもらえるだろうか?

  いや、ここまでやっといて、それはないだろう。週刊誌の一面を飾る自分の姿が頭をよぎる。アイドル拉致監禁! 犯人精神異常者? 自殺未遂過去あり!! 「自分超能力者だ」意味不明供述!!! ……悪夢だ。こんな形で有名になりたかったわけじゃない。

「うぅーん……」

  西織あいかが悩ましく喉を鳴らす。目覚めが近いのかもしれない。気が動転していて思考がそっちに向かわなかったが、自由の効かない女と二人きりなのだキャミソールの胸元から覗く、汗ばんだ二つの大きな膨らみに目を奪われる。ピチピチというよりムチムチ。肉感的だ。

  どうせ罪を逃れることができないなら、いっそやることやっちまおうか? 途端に溢れてきた唾液をぐびりと飲み込んで、俺は彼女の寝転ぶソファににじり寄った。右手をそっと彼女の胸に被せる。大きい。手に収まらない。揉むと張りのある肉の感触が伝わってくる。こいつあ、すげえぞ。

「ううーーん」

  一際大きくうめいたかと思うと、彼女は目を覚ました。つかの間、目と目が合う。彼女視線を下げ、自分の胸の上にあるのが俺の手だと見るやいなや瞬時に状況を読み取り、

「う、う゛う゛う゛う゛!!!

  ジタバタと、のたうち始めた。

「おい、じっとしてろよ」

  水揚げされたエビみたいにソファの上で飛び跳ねている。元気なもんだ。俺は彼女を大人しくさせようと、彼女の体の上に跨った。そしたら彼女は一瞬動きを止めた。何だ、と思う間もなく、反動をつけて勢い良く体を起こした。

「ぎぁあ!」

  がつん。目の前に火花が散った。ヘッドロックをぶちかまされたと気づいたのは床に転がった後だった。なんて女だ。腹が立った。立ち上がって未だに見境なく暴れ続ける彼女を見下ろして言った。

「おい、暴れるな。大人しくしろ

「うー!んう゛ー!!!

  一向に大人しくなる気配がない。なめやがって。俺は拳を固め、

「今すぐ黙らないと殴るぞ

  彼女は俺の警告などまるで聞いていないようで、身を捻りながら唸り続けている。

「3、2、1……」

  俺は彼女に向かって拳を振り下ろした。

  * * *

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2014-12-02

アニメの不人気ヒロインは必ずしも不人気ではない理由

不人気ヒロイン定義は、あくまで全ヒロイン中人気がないヒロインというだけの話で、

例えば1位のヒロインが100万票あって最下位が10万票だった場合は不人気とは言い難い。

最下位もまた立派な人気ヒロインだといえる。

例えば最初に登場するヒロイン数名、更に入れば敵方陣営と少なからずいるけど

それら全体から最下位だったとしても必ずしも不人気ヒロインとは言えない。

何でって(人に拠るけど)スペックが高いし可愛いし、何より個別エピソードを持ってるから

個別エピソードは何を隠そう人気不人気を決める、他に無い個性象徴であって、

要はヒロインヒロインしてる状態しか個別からそのヒロイン絶対的メインでなければならないため、

必然的ヒロイン以外に脚光が当たる事はない。

そういったメインヒロインしかないものを持っているので、必ずしも不人気ヒロインではない。

2014-12-01

http://anond.hatelabo.jp/20141130202216

世の中人助けなんてしない人の方が多く、例に出したホームレスが道端に寝てても無視だろ。あれ欧米人にはカルチャーショックらしいな。

カルチャーショックを受ける、っていう人がいるなら、それは「東京」っていう大都会で洗練された都市、と言う中でそういうのが居るから

ヨーロッパなんてパリですら、少し大通りを外れれば物凄く荒んだ地域はいくらでもあるし酷い場所はいくらでもある。

パリリヨン駅周辺ですら普通に物乞いが居る。それが「当たり前」になってる。

ただ単に、日本幻想をいだいてるだけの話。

2014-07-13

http://anond.hatelabo.jp/20140713050653

共感力の高低云々という話もあるが、共感後の再・他人事化という逆向きのベクトルの話もあるわけで、俺が増田に「共感」してしまったのは、深読みなのかもしれないが、事象を体験した後の他人事化(心理的な切り離し)について、それなりに考えた上でやや露悪的に書いているんじゃないかと思ったからだ。

が、今読み返すと当事者に寄り添う意識はあまりなかったようだ。どちらかというと俺は増田の友人のクリエイターのほうに近いのだろう。

そもそも俺自身クリエイターとはぜんぜん違う社畜界の人間なので、その意味ではこの増田クリエイターさんに「共感」できる下地がどの程度あるか分からない。

災害の起きた場所親族・知人の縁がなく自分安全なら、身につまされることなく「最初から最後まで」他人事感覚で見ることも難しくはないだろう。それを口に出すべきものかどうかは(道徳的に、あるいは本人のメリット的に)別として。

それより、はてな住民からバッシングに近いブコメを見て思うのは、正義感あふれる書き込みをしている人の中には人は「当時自分がどう感じていたか自分に都合よく忘れてしまった人もいるんじゃないのか」ということだ。

震災の一次的被害者でなかった南関東の住民として書くと、いつ終わるともしれない余震原発がどうなるかにおそれ慄き、停電実施に怯えつつ、それと同時に、震災東京で起きたのか、と思うくらい、東京現在ばかりを伝えるメディアに軽く怒りを覚えながら、それでいて何か非日常感に心踊る自分に戸惑ったことを覚えている。「この高揚感は何なんだ」と、思った人がそんなに少ないとは思わない。

そもそもトップからしてそうだった。

3月12日の夜、一日たってようやく公式に姿を見せた首相国民向け演説を見て、その自己陶酔ぶりに異様さを読み取った人は多いはずだ。あの夜、この人は自分しか関心がない人に見えて不安だった(そして後にその不安は的中する)。

見ていた俺もそれほど変わらない。

何かこの国の形が変わるような重大発表があるのだろうと、1945年8月15日の「玉音放送」を聞く日本人自身を重ねるような気持ちでテレビの前に座ったことを覚えている(どちらも発表があること自体は事前に伝えられていたので緊張感をもってその時を迎えた人は多いはずだ)。

その後、しばらくして歯の浮くような言葉流通し始めた。

被災地支援を語り(ダシに、とまではさすがに書かない)、自己満足にすぎないと自ら語っているボランティアの方々などの例外を除けば、自分利益しかならないビジネスをやっているだけなのに、自分は善いことをしていると自己洗脳することに成功した人は身の回りにたくさんいる。

この辺は自分の心にとどめておくべきで、決して、このような形で書いちゃダメ領域なんだろう。「正義派」のスイッチを押してしまう(その意味では、これを書いた俺もクリエイターさんと同様にタブーを犯しているんだろう)。

クリエイターさんがどういうジャンルの方なのかわからない(アニメ系の方?)が、

あまちゃん」で太巻がいった「売名行為だよ」という発言で、勇気づけられたエンタメ系の人も多いんだろうと思った。実際、あの劇中人物の発言で、悩みが吹っ切れた人がいるという話を聞いた。

自身は、いまだに吹っ切れていない。

直接の形では自分に起きなかった不幸、しか自分が立ちすくむ程度には影響を与えた出来事をどうハンドリングしたらよいのか、今も分からない。

自分の心の内側から出ているとは思えない言葉を使って、日常をやり過ごしていることへの罪悪感は隠し切れない。

……と、このように書くこともまた綺麗事だよな。無限ループは続く。

2014-06-14

文学少女を吊るせ

私は野村美月の書く小説が嫌いである。

彼女が書く作品は、不思議なほど私の心を苛立たせる。

最初にそれを感じたのは『“文学少女”シリーズである

“文学少女”シリーズは、本が大好きすぎて食べてしまうと自称する遠子先輩が、身の周りで起こった事件文学的妄想で挑んでいくミステリ作品である彼女事件を解決するにあたって、当然のように文学作品引用する。何故なら、彼女の周囲で発生する事件は、常に文学作品をなぞらえたものからである真相を自供する黒幕は、文学作品登場人物に同一化した自分の心情を滔々と語る。もちろん、その現場には文学的知識に欠けた間抜け野郎は一人もいない。

それらを読んで私は思ったものだ。

何やこの世界、と。

文学作品を読んでいることは当たり前であるという前提に。

読書は数ある趣味の中でも至高のものであり、そうでない人間は野蛮だという雰囲気に。

本が好きだと嘯きながら、その読み方や語り口は色恋沙汰に目がないゴシップ好きの中年女性と大差ない俗物文学少女に。

感想他者とは共有しづらい「味覚」を媒介に垂れ流し、萌え豚よりも動物的に本を消費する文学少女の姿に。

それらの中に、本読みの無自覚自己肯定高慢さが透け見えるようで、反吐が出そうだった。

“文学少女”シリーズはかように本好きの自己肯定の願望を充足させるために特化された作品シリーズであるシリーズを通して、読書は無条件で肯定され称揚されるものという思想が通底しており、それが現在進行形で本を読む者の自己愛を満たしてやまない構造となっている。

また、私は野村美月の書く恋愛描写も嫌いである。彼女作品には、「押しの強い男が受動的な女を連れだし幸せにしてくれる」という形式が、手を変え品を変え現れている。デビューである赤城山卓球場に歌声は響く』から始まる『卓球場』シリーズでは主人公女子大生視点から友情や友人婚約者へのドキドキ感を描いている。続く『フォーマイダリン!』では男を振り向かせるために自分を磨いて待つ少女が描かれている。野球では女教師が不良生徒に迫られ、『BadDaddy』シリーズでは男くささとは無縁の父親が、父性庇護欲を全開でヒロインたる娘を愛してかかる。『“文学少女”シリーズでは群像劇の色合いを強くし、そこらじゅうでメンヘラモドキが男に救われるのを待っている。

初期作品群ではシンプルな形で流れていた、強い男を待つという構造が、筆力の向上と合わさってより巧妙かつ露骨な形で物語のメインの骨組みとして現れるようになるため、順を追って読んでいくと徐々に苛立ちが強くなっていく。ミステリなりハーレムものなりに変奏してるものの、そこに繰り返し描かれているのはド直球のシンデレラ願望である源氏物語ベースにした『ヒカルシリーズでは、さらに一人の男性キャラクターを魅力的な女性キャラクターが取り巻くハーレムもの構造が重ねることで、その訴求力さらに高いものにしている。

本を読んでいるだけで褒められる子供時代はとうに過ぎ、世間は本を読む人間には意外と素っ気ない。

待てど暮らせど王子様は迎えに来ない【ルビ:Some day my prince won't come】。

我々は自己肯定を切り崩し、現実を生きながら、せめて虚構に夢を見る。

野村美月は、そんな世界に生きる我々が抱く「こうだったらいいな」に巧みにアプローチし得る作家である彼女の選び出す場面は陳腐でありながらセンシティブで、多くの人の心を捕えて離さない。私は彼女作品を読む間、間違いなく赤城山で友の手を取り、帚木の咲く地で亡き思い人を見た。作中人物の情動は素朴でありながら率直であり、揺さぶられてしまう。ぱっとしない女の子への感情移入をフックにひっかけられ、気が付いたら魔法にかけられている。好きでもない白球を追って胸を高鳴らせている。

こんなにも嫌いなのに、こんなにも満たされたくないのに、彼女作品は私を捕えて離さない。

私は野村美月の書く小説が嫌いである。

彼女の書く作品は、私の決して叶えられない夢を先に描いてしまうからだ。

子供時代の甘い夢を捨て、荒野に生きる私の目の前に、決して届かないものがあることを、繰り返し突きつけるからだ。

文学少女を吊るせ

私は野村美月の書く小説が嫌いである。

彼女が書く作品は、不思議なほど私の心を苛立たせる。

最初にそれを感じたのは『“文学少女”シリーズである

“文学少女”シリーズは、本が大好きすぎて食べてしまうと自称する遠子先輩が、身の周りで起こった事件文学的妄想で挑んでいくミステリ作品である彼女事件を解決するにあたって、当然のように文学作品引用する。何故なら、彼女の周囲で発生する事件は、常に文学作品をなぞらえたものからである真相を自供する黒幕は、文学作品登場人物に同一化した自分の心情を滔々と語る。もちろん、その現場には文学的知識に欠けた間抜け野郎は一人もいない。

それらを読んで私は思ったものだ。

何やこの世界、と。

文学作品を読んでいることは当たり前であるという前提に。

読書は数ある趣味の中でも至高のものであり、そうでない人間は野蛮だという雰囲気に。

本が好きだと嘯きながら、その読み方や語り口は色恋沙汰に目がないゴシップ好きの中年女性と大差ない俗物文学少女に。

感想他者とは共有しづらい「味覚」を媒介に垂れ流し、萌え豚よりも動物的に本を消費する文学少女の姿に。

それらの中に、本読みの無自覚自己肯定高慢さが透け見えるようで、反吐が出そうだった。

“文学少女”シリーズはかように本好きの自己肯定の願望を充足させるために特化された作品シリーズであるシリーズを通して、読書は無条件で肯定され称揚されるものという思想が通底しており、それが現在進行形で本を読む者の自己愛を満たしてやまない構造となっている。

また、私は野村美月の書く恋愛描写も嫌いである。彼女作品には、「押しの強い男が受動的な女を連れだし幸せにしてくれる」という形式が、手を変え品を変え現れている。デビューである赤城山卓球場に歌声は響く』から始まる『卓球場』シリーズでは主人公女子大生視点から友情や友人婚約者へのドキドキ感を描いている。続く『フォーマイダリン!』では男を振り向かせるために自分を磨いて待つ少女が描かれている。野球では女教師が不良生徒に迫られ、『BadDaddy』シリーズでは男くささとは無縁の父親が、父性庇護欲を全開でヒロインたる娘を愛してかかる。『“文学少女”シリーズでは群像劇の色合いを強くし、そこらじゅうでメンヘラモドキが男に救われるのを待っている。

初期作品群ではシンプルな形で流れていた、強い男を待つという構造が、筆力の向上と合わさってより巧妙かつ露骨な形で物語のメインの骨組みとして現れるようになるため、順を追って読んでいくと徐々に苛立ちが強くなっていく。ミステリなりハーレムものなりに変奏してるものの、そこに繰り返し描かれているのはド直球のシンデレラ願望である源氏物語ベースにした『ヒカルシリーズでは、さらに一人の男性キャラクターを魅力的な女性キャラクターが取り巻くハーレムもの構造が重ねることで、その訴求力さらに高いものにしている。

本を読んでいるだけで褒められる子供時代はとうに過ぎ、世間は本を読む人間には意外と素っ気ない。

待てど暮らせど王子様は迎えに来ない【ルビ:Some day my prince won't come】。

我々は自己肯定を切り崩し、現実を生きながら、せめて虚構に夢を見る。

野村美月は、そんな世界に生きる我々が抱く「こうだったらいいな」に巧みにアプローチし得る作家である彼女の選び出す場面は陳腐でありながらセンシティブで、多くの人の心を捕えて離さない。私は彼女作品を読む間、間違いなく赤城山で友の手を取り、帚木の咲く地で亡き思い人を見た。作中人物の情動は素朴でありながら率直であり、揺さぶられてしまう。ぱっとしない女の子への感情移入をフックにひっかけられ、気が付いたら魔法にかけられている。好きでもない白球を追って胸を高鳴らせている。

こんなにも嫌いなのに、こんなにも満たされたくないのに、彼女作品は私を捕えて離さない。

私は野村美月の書く小説が嫌いである。

彼女の書く作品は、私の決して叶えられない夢を先に描いてしまうからだ。

子供時代の甘い夢を捨て、荒野に生きる私の目の前に、決して届かないものがあることを、繰り返し突きつけるからだ。

2014-06-04

仕事続かない

業種変えて転々としてきたけどもう働きたくない

本当に仕事が続かない

ずっと同じ職場で働いている人はすごい

そんなの無理

そもそも外にいる間、常に緊張し続けて疲れ切ってしまタイプ

そんな緊張の中人と会話して、仕事なんてすごくキツイ

毎朝起きて出かける準備するのってすっごく憂鬱

仕事自体楽しいと思っていても、その他の人間関係やら通勤やら体力やら

問題が多すぎて続かない

どう考えてもすごく向いていた天職と思える仕事でさえ続かなかった

家の中でひとりで何か作ってんのがいい

2014-04-13

http://anond.hatelabo.jp/20140412114148

まり重婚が認められる世の中人ってきたと言う事ですな。

というかもうクラン作って乱交しちゃえよ

2013-11-09

チマチョゴリにみる日本女性蔑視社会の実態について

朝鮮期の春画にもたびたび散見される、おっぱい丸出しチマチョゴリ

春画の内容は、両班らしき役人賎民らしき下女の乳を揉んでいたり、洗濯する女性を覗き見たり、所構わずレイプしたりというのが多い。

チマチョゴリ男性の性欲を満たすべく、胸の部分が開いており、乳房露出している格好となっている。

その殆ど男性社会の顕れなもので、今のように胸を露出させない格好を見ると逆に安心する。

日帝時代朝鮮に入植して文化を与えた事を知れる数少ない証拠なのかもしれない。

それ以前の朝鮮時代は、女性蔑視の世の中だったわけで、欧米文化とかキリスト教のおかげだという意見も確かにあるが、

それらが宗教として定着したのはごく最近の事。

戦前朝鮮向けに出てる朝日新聞に当時の文化背景について描写されている。

いずれにせよ、日本帝国がやってきたのは何も侵略だけじゃなかったという事だ。

事実台湾東南アジアにも侵略した歴史はあれど、それを咎めるメディアをあまり見ないし、むしろ好意的な意見が多い。

からって日本アジアおよび朝鮮侵略した歴史事実として残るし、それを非難するのも分からんではない。

日本だってGHQが来たときには大分恨んだもので、当時としてはGHQ以上に日帝を恨んだというのが大きいか

そのため、現政権が改正案を出すまで、ずっと日本国憲法は遵守されてきたのだから、多分そう言う事なのだろう。

話は戻るが、韓国には日本の伝統文化がある程度根付いたおかげで、朝鮮時代まで続いて来た女性蔑視社会は少なくとも女性社会進出が達成されるまでに

回復したといえる。

但し、日本という国は仏教伝来以降は非常なミソジニスであるから現在のように女性社会進出がなされていても一方で雇用であれば賃金の少ない閑職であったり結婚あるいは出産後は寿退社という形で退職に追いやられるのが必定となっている。

これを見ても日本という国は女性蔑視社会である事が分かる。

にも拘らず韓国では女性蔑視社会でありながら、現在女性大統領統治している。

ただ、韓国という国は、朝鮮時代から続く特殊な社会であることに注意したい。

韓国でもある程度女性社会進出がなされていても、それはある一定中産階級以上の女性であって、中人未満の女性たちには、殆どが望まれない婚姻強制的に結ばされている等と現代社会おいても女性蔑視社会である事に変わりはないだろう。

ただ、韓国では一足早く国家首長女性がなる等、一応女性社会進出を世界中完璧に示した事だろうが、日本では戦後、未だに女性首長は立っていない。

それどころか、皇族に関しても女性天皇が立つ事に否定的意見が集中していることからも、日本社会には未だ根底には女性蔑視の風潮が漂っている。

こういった部分を直す事の方が日本人としてのみならず、一介の男性女性としてよほど重要なのではと感じている。

日本が他の先進国に劣って見えてしまうのは結局、韓国のような目に見える形を持たない、それ以上に陰湿女性蔑視社会根底にあるためではないだろうか。

無論、日本に限らずアジアでは女性がとにかく蔑視される風潮が未だにある。

インドイスラム圏を見ても強姦事件が発生すると男性は放免で女性冤罪であろうと死刑に処される所を見るにその風潮は根深いというしかない。

その中で、アジアでもとりわけ特異な女性蔑視社会を享受する日韓両国を見ると悲しくなってくるのは何故か。

韓国伝統衣装を見てもこうなのだから現在韓国を生んだ日本では今もってたくさんの女性社会進出を妨げられているに違いない。

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