はてなキーワード: ケインズとは
企業がださないから政府が「科学的成果」をもとに金を出さないとならないんだが。
1990年までのケインズ主義時代日本は金を出していた。新自由主義は金を出さないのが良い、さらにポストを短期間にしたほうが良い。選択と集中で少ない限られた研究だけに金を出すほうが良いと変化して、日本の科学は衰退した。
だからいま中国は基礎研究にメチャクチャな金を出して、トップ引用論文国家を米と競るぐらいになっている。
インフレ防止は政府の基礎萌芽研究投資と、企業の設備研究投資で、新しい産業を作り続けての話だと思うが。
不景気を温存した上に、レントシーカーが足元を見て企業や金融機関を買い叩けるような環境ばかり整備するようじゃ、前向きな設備研究投資は起きない。
新自由主義は30年経っても経済をあげることはできなかった。無論それは1930年の自由主義で経済をあげられず、ケインズ主義を主要国が採用するのを待たないとならなかったが。
まず景気を良くする。一部は基礎研究、萌芽研究に金を出す。無論、コロナの今ではコロナが去ったあと保身に入らないように、企業、個人について融資返済期間延長や給付で救う。金利補填や政府保証などでの政府のサポートも行う。
無論今不良債権(=返済期間延長などを受けた債権)問題を持ち出すなぞ論外。
その上でコロナが去り、景気が良くなってきたら、企業に対して使ったら減税、貯め込んだら増税にして、自律的に設備研究投資をするようにさせて政府の財政出動を減らしていくのが正しい。
地方を豊かにも一つだけど、今すぐ金になる物とレントシーカー好みのネタしか関心を持たないのが新自由主義だから。
ケインズ主義も産業振興を無視すれば経常赤字化からの財政破綻は起き得るが、今すぐ金になるものしかみない新自由主義のほうが、景気悪化が最たるものだがもっと日本は衰退したな。
地方を豊かにも新自由主義で切り捨てられたものの一つでしょう。地方を豊かにと言うのは、地方にも金を回す枠組みを作るってことだから。
反新自由主義と言っても、じゃあ、どういう方向が良いのかというのは、面従腹背新自由主義と、MMTケインズ主義とが喧嘩して党が割れるから玉虫色にする。
れいわが次の選挙でそこそこ議席伸ばして、消費税を踏み絵にして国民民主党と立憲民主党を割ってどういう方向で進むかをはっきりさせたほうがいいわ。
どこが間違ってんの?正しいじゃない。
あと、右派左派と言ってる時点で経済論議をわかってないとしか言いようがないね。
理由は、1990年以前の右派左派と1990年以降の右派左派は全く別物だから。契機は冷戦崩壊とバブル崩壊。
そもそも、つい最近まで右派左派は共々経済思想は新自由主義で経済と関係ないネタばかりに興じてたじゃない。右派は中国韓国、左派は海外のかわいそうな人や性的マイノリティ。
そもそも右派左派というのは、フランス革命時の議席配分で、王や富裕層よりの経済的自由主義(=強いものはそのまま強く)が右翼、経済的平等(=弱者を救うべき)が左翼に座ったからうまれる。
また封建主義が終わり、1930年までは自由主義と言って自由にするのが一番望ましいという考えだった。
だけど1930年世界恐慌が起きた。一部の国は暴走して拡張路線を歩んだりした。
そこで、国が金融、財政、税制を元に各種需要供給と金の動きを調整するケインズ主義
国がすべて管理することにより景気変動を抑えるというマルクス主義に転じ、自由主義は世界中から放逐された。
そこでフランス革命時の分類を当てはめ、1940年ー1990年は右派=ケインズ主義、左派=マルクス主義だった。
マルクス主義がうまく行かなかったが、ケインズ主義主義も1970年代の石油産出国の戦争と一部の国が産業劣化して経常赤字に傾いた。供給由来のインフレが起きた。
このことにより限界があるのではないかと言うことで金融政策だけ加えて新自由主義が再興した。
ここで右派は新自由主義、左派はケインズ主義、マルクス主義となったが、経済思想に意識がない連中には左派でも新自由主義だった。
ここで、右派、左派というのは経済思想分類としては機能しなくなった。
だけど、自由主義の欠点である、大規模経済危機を迎えると企業が金を貯め込み、資金調達しての設備研究投資をしなくなるという問題は解決できなかった。
1990年のバブル崩壊に加え、金を貯めこむ設備研究投資に紐付いてない金融投資、平均消費性向以下の富裕層、そして、資金余剰局面に転じた企業をフリーハンドで減税した。
資金循環的に借金返済、貸し剥がしは資金余剰になるが貸し剥がしをしまくった。故に、過剰資金余剰、資金調達消滅により、金利が0に張り付いても経済を動かせなくなった。
設備研究投資不足と、貨幣の流通速度低下により、不景気と産業劣化が同時に起きるという事態になり、かつて世界一位の一人あたりGDPを誇った日本はどんどん順位を落とし韓国に抜かれる有様となった。失われた30年となった。。
リフレで復活の兆しを見せたが、消費税はまさに金を動く場所にかかる税金であるため経済復活は潰えた。さらにコロナが来た。
コロナに必要なのは医療容量と、食い詰めた人への対処だが、金利制御による金融なぞもはや意味がない。政策裁量としての特別融資、返済猶予ぐらい。
また、コロナ直前にMMTが提唱され、自国通貨建て国債では財政破綻しない。財政破綻は外貨借金によるものということで、経常黒字側の国と、基軸通貨国アメリカは財政出動でコロナ対処に向かった。新自由主義の終焉。
ということで、経済思想分類で言うのなら、右派、左派というのはもはや全くの無意味だ。分類するのなら、新自由主義、ケインズ主義、マルクス主義が正しい。
むろん、ケインズ主義も供給由来のインフレは起きるため、事前に資源調達先の分散や新エネルギー開発、そして産業維持をして供給力を維持しないとならない。
資本主義VS社会主義って対立軸は冷戦時代に終わったでしょおじいちゃん。
あえて言うなら
(新)自由主義=政府が何もしないのが望ましい。税制はフラット
ケインズ主義=政府が金融、財政、税制で金の動きをコントロールする。税制は金持ちは金を貯め込むから累進課税。
マルクス主義=政府が全部コントロールする。そうすれば景気変動も起きない。
の3つだ。
1930年代以前は自由主義だった。だけど、世界恐慌に対して解はなかった。一部の国は戦争に邁進していった。
そして世界はケインズ主義とマルクス主義に移った。1930年代から1970年代の資本主義VS社会主義ってのは、ケインズ主義VSマルクス主義。
ただし、石油産出国での戦争や、一部の国で相対的に産業が弱まっての経常赤字化が起きて、ケインズ主義に疑念を持たれたから新自由主義が復活した。
けども、1990年にバブル崩壊したあと、ずっと不景気。だって金の動きを無視するから。
更に様々な公的産業をボロボロにして、今は人口比で公務員が少ない国の一つになった。
だけど新自由主義転換前の資本主義VS社会主義の枠組みを乗っ取って、新自由主義=資本主義VSケインズ主義=社会主義で、資本主義だから正しいなんて幻想をもてはやす。
新自由主義は失敗だよ。だけどそれは資本主義の否定じゃなくて一度不景気になったら延々と不景気を続け産業を弱めていく間違った資本主義が新自由主義だから。
「商売になる」と「商売にならない」の間に「なにか科学的に検証すれば面白い」「科学的な検証を積み重ねきれば新しい商売になるかもしれないが、現時点ではいつ完成するかは全く読めない」
という幅広い領域があったんだよね。
そして、資本主義は本来全く別の新自由主義とケインズ主義の別物が含まれている。1930-1990年の資本主義とはケインズ主義、1990年-2020年の資本主義とは新自由主義。
だが、新自由主義は科学的検証の領域を確実に商売になるものしか認めないと狭めた。
ケインズ主義は、資金調達しての支出を初項、消費性向を公比とした等比数列の和と言うのを示した側面もある。資金調達しての支出が必要ということで、
政府は確率が低いが必要な物事に金と時間を出してきた。インフラ、防災、科学、医療、福祉、弱者救済など。
無論、確率が低いが必要な物事は商売でいくら儲かるか、あるいはいくら損するかというものさしが使いづらいえないために、事業相互の比較や規模がどれぐらい適切化を見積もりづらい。
だけども、新自由主義はそもそも見もしないから、商売になる前の段階のものがすっからかんになる。アホをおだてて起業だイノベーションだと叫ぶ連中の声がこだまするだけでどんどん日本は衰退する一方。
共産主義はマルクス主義一択だが、資本主義は、新自由主義とケインズ主義があるから資本主義という呼び名では何を指すのかが明瞭としない。
新自由主義は、政府が何もしないのが望ましい。税制もフラット。すぐに売上が出て効果がわかるもの以外は金を出してはならない。
ケインズ主義は、政府が金融、財政、税制で国全体の金の動きを整える。金持ちは金を貯め込むから累進課税もある。ついでに効果があるかが断定しづらいインフラや防災や科学や医療や福祉についても先に金を出して対処する。
1930年までは自由主義。そして大恐慌に対処できなかったから、世界はケインズ主義とマルクス主義に別れて自由主義は放逐された。
マルクス主義が失敗だったのはもちろんだが、
1970年代の石油生産国での戦争や、先進国でも経常赤字で詰まった国があるからケインズ主義は批判された。しかしその後は、1990年バブル崩壊が起きたあと、新自由主義だったが故の失われた30年。
ついでに、石油産出国の戦争もその後日本は科学研究を重ねて。太陽電池や蓄電池研究を重ねて昔は世界一位だったし、経常赤字は出してなかったから、日本におけるケインズ主義は失敗じゃなかった。
新自由主義に転じて衰退の一途だが。
だから「資本主義にすればいい」というのは今では意味がなさない。
ケインズ主義も政府の非効率を生むから、逐次修正するひつようがある。具体的には政府の非効率を対処しつつ、効果があるか断定しづらいが必要な要素にどう金を出していくか。
だがそれが失敗だったってことでしょ。
それから、新自由主義としての資本主義と、ケインズ主義としての資本主義は別物だぞ。
ケインズ主義としての資本主義は「資金調達としての支出(投資)」として、未来のために先に金を出すことを前提にする。
過去の貯蓄を含めての資金調達しての支出を初項、収入のうち消費に回る比率(消費性向)を公比とした等比数列の和が経済だという数式がある。この数式が故に、じゃあ未来のために先に金を出すこととは何か?となり、その一つが教育。
全部金として測ろうとするから、起きるかわからない危機、生まれるかわからない技術としての産業について無視する。
更にいうと、金の循環についても事実上無視する。だから、金を貯め込む平均消費性向以下の富裕層や、資金余剰局面の企業をバカバカフリーハンドで減税して景気を落とす。
ケインズ主義としての資本主義は、資金調達しての支出(投資)と、収入のうち消費に回る比率(消費性向)に着目して、資金調達しての支出を初項、消費性向を公比とした等比数列の和と言うことを示した。
そして、資金調達しての支出って何かというと、まだ見えないものを金をかけて対策するということだ。政府であれば、まだ起きてない災害、疫病蔓延、困窮者の救済、企業が何に使えるかわからない段階の科学の探求。
企業であれば、まだ完成していない新しい商品に対する技術の検討、量産のための設備。
資金循環上、資金調達しての支出を意識しないと経済は説明できないからの副産物だったが、結果的には、資金調達して、まだ見えないものに金を出すということをしていたのがケインズ主義としての資本主義。故に1990年まで日本は強かった。
この「まだ見えない段階のものに金を出す」というのこそどれぐらい出すべきか、他のものと比べてどうかと比較するかが難しい。
しかしそんなのもの無視するという新自由主義としての資本主義が故にコロナに対しても十分な力を発揮することなく、現場の医者、看護師が頑張ればいいと無理強いするだけ。
まあ、無理強いして結果回れば新自由主義としての資本主義としては成功なんだろうけど、人不足で人がこないどころか、現職者がやめたりコロナに感染してさらに状況が悪くなる。
そもそも、1930-1990年の資本主義対社会主義はケインズ主義対マルクス主義であって、資本主義と言っても今の新自由主義じゃないんだよね。
新自由主義が再興した1990年以降は資本主義=新自由主義で、社会主義=ケインズ主義、マルクス主義ではある。成功する経済思想はケインズ主義だから、資本主義だと経済は沈むってことだ。
理由はいちど大規模経済危機を迎えたら、企業が保身化して金をためこんで設備研究投資をしなくなり、資金余剰になることに対して、金利がゼロ近くになったら取れる手段がないから。
ついでに、平均消費性向以下の富裕層や、前途資金余剰側になった企業をバカバカフリーハンドで減税して金を貯め込ませ、金の流れを悪くするから。
更に政府が何もしないほうが良いというが、政府の支出の一部は基礎研究、萌芽研究なんだけど、このあたりに金を出さずに破壊してしまうから、新しい産業の種がなくなるから。
もっとも、ケインズ主義も石油供給地の戦争だとか、一部産業競争力を失った国が経常赤字化して通貨が安くなっての供給不足起因のインフレはある。
ただ、別途特定の地域、さらには特定の資源に偏らないような他のエネルギー源の研究をしたり、そもそも政府の基礎萌芽研究と、企業の設備研究投資で産業競争力を強く維持するという対策が正解だ。
1990年までは日本は成長してたよ。そして、そもそもケインズ主義から新自由主義への転換は1980年代頃になる。
ケインズ主義がなぜ批判されたのかというと、1970年代の石油供給国での戦争と、一部の国で経常赤字化による供給起因のインフレが起きていたから。
ただ、石油供給国での戦争を踏まえて、太陽電池と蓄電池の研究開発を一気に進めて、2010年頃までは日本は太陽電池でトップだったし、蓄電池ももうそろそろ負けそうだがトップだった。
そもそも日本は貿易黒字出しまくりで批判される有様。つまり、日本においてはケインズ主義は大成功で、更にケインズ主義の欠点も克服していた。
しかし、バブル崩壊のような大規模経済危機を迎えると企業は保身にはいり金を貯め込み、設備研究投資をしなくなる。そこで貸し剥がしや、緊縮財政狙い、選択と集中、金を貯め込む場所のフリーハンドの減税、消費税増税など、
大学の基礎萌芽研究と、企業の設備研究投資という形で、金と時間をかけて地道にやらねばそりゃ新しいものを作れない。
それなのにイノベーションがー起業がーみたいにアホをおだてて思いつかせればすぐに儲かるねたがあるみたいなな空虚なことばかり叫んでるのはそうだね。
昔のやり方に戻せばいいのさ。
そもそも、資本主義は(新)自由主義とケインズ主義を含み、社会主義はケインズ主義とマルクス主義を含む。
「資本主義」対「社会主義」というのは1990年以前のケインズ主義の成果を資本主義として乗っ取って、さらに新自由主義を推し進めるためにケインズ主義を社会主義だと行って批判するためという詐術よ。
ケインズ主義は、政府が何もしないと一度大規模経済危機を迎えたあと永久に不景気を続けるから金融、財政、税制で左右するのが望ましいという考え。
更にその財政の一部が困窮者への給付だったり、企業がリスクを取れない段階の科学研究投資でもある。
マルクス主義は景気変動があるから政府がすべて管理するのが良いという考え。
自由主義は格差拡大と、1930年世界恐慌大規模不況の後の企業の保身化と低迷に対応できなかった。
なので、世界はケインズ主義とマルクス主義に移っていった。ケインズ主義が資本主義、マルクス主義が社会主義。
そうして冷戦が終わった。さらに、オイルショックや、一部の国の経常赤字化にケインズ主義が対応できないからと、自由主義が新自由主義として復活した。
そこで新自由主義が資本主義、ケインズ主義が社会主義というすり替えが起きちゃったんだよ。
また、新自由主義は今すでに財産を持っているやつにとっては税金安いし、自分がやりたい放題できるからありがたい。なので、資本主義対社会主義で、社会主義は悪だ!のような言説で通そうとする。
成功した資本主義というのは、いま社会主義だと言われてるケインズ主義なんだけどね。そして今は、1930年以前に失敗した資本主義の再来。
規制緩和や構造改革は種が育むのを防ぐだけであって、そもそも種がない状態ではどうしようもないですよ。
中国は政府の科学研究投資の重要さに気づいてべらぼうに金をかけてるの。企業がリスクを取れない段階の科学研究投資は政府しかできないし、千に3つ当たれば良しという世界だがそれをきっちり金をかけたから種が育まれて成長してるの。
無論日本は研究者の非正規化と選択と集中と、科学予算の減少、特に運営費交付金の減少で種が枯れてますがね。
なぜ日本がそんな科学を滅ぼすようなことをしたのかというと、まさに政府が金をかけるというのは政府の裁量で新自由主義が忌み嫌うものだから。
あとそれから企業が保身に入って金を貯め込み、設備研究投資をしなくなったから。
資本主義と言っても、政府が何もしないし、民間を完全放置するのが望ましいという新自由主義と、
政府が経済に応じて金融、財政、税制で誘導し、財政出動の一部は科学研究投資であり、民間の保身化には財政出動と税制で対応するケインズ主義は全く別のものです。日本は国を滅ぼす新自由主義を30年続けたから実際に滅んでいってる。
今新自由主義VSケインズ主義/MMTが実は争っているんだわ。それを表に出して、ケインズ主義/MMTが選ばれるというので、自民党、立憲民主党内のパワーバランスがかわるというだけでも大きな意味がある。
自由主義経済だと、大規模経済危機の後だと世界が完全に詰むってだけ。226事件だってその前の世界恐慌の後の傷を日本が覆った状態で起きた。
海外の一部の国はケインズ主義のもとで経済を復活させたが。(新)自由主義とケインズ主義は別の概念と言えるだろう。
(新)自由主義は政府が何もしないのが望ましい。企業に対しても何もしないのが望ましい。
ケインズ主義は経済が加熱したら政府が抑え、経済がしぼんだら財政出動をする。また、税制で国内の金を整える。
資本主義と言っても別の概念と言ったほうがいいだろう。日本は1990年頃まではケインズ主義であり、1990年頃からは新自由主義だった。
日本も1990年のバブル崩壊のあとの傷が消えない。新自由主義こそが解だとかのべてたが、氷河期生むわ、ただ単に中国韓国フェミに吠えるネトウヨを生み、次から次から敵を求めてさまよって敵認定されたものを破壊し、
なお、その敵として破壊された物の一つが、次の産業の種を生む大学研究環境というのも皮肉なものだな。
自由主義は一度景気が落ちたらもう治すことはできない。規制緩和だの構造改革だというのは、種があって成長をするのを阻害するのを防ぐだけで、種自体がない状態では全く意味を成さない。
金が無い、時間がない状態ってのはそれだけで他人が漬け込む餌になるよ。
そして、すぐ儲かるネタならともかくハイテク起業は絶対時間がかかるものなんだわ。売上としての成果としてはだせない。ハイテクとして科学の成果ならワンちゃんだけど、科学としての成果なんてものを求めないのが新自由主義。
新自由主義はただ計画通りに金になるか。それだけ。1990年までのケインズ主義時代は科学にもきちんと金を出していたし、何よりも景気が良かった。
だから起業では報われない。自動的に世界の底辺への片道切符の金や時間がない状態になるから。
せどりや転売屋やコンビニやウーバーイーツみたいなものばかり増えてなんになるっての。創業数を稼ぎたいがためにそういうものばかり増やそうとするが。
本来の右翼左翼は強者より弱者よりというだけの意味。フランス革命時の議会の議席配分による。
自由主義が世界恐慌に対処できず、世界がケインズ主義VSマルクス主義のときは相対的にケインズ主義=右、マルクス主義=左だった。
だけど、ケインズ主義よりさらに強者よりの新自由主義が復活し、マルクス主義が消え去った暁には、もはや右、左が何を指すかもわからない存在。
おそらくはケインズ主義、マルクス主義に移る変わる前の、単なる強者より、弱者よりに戻ったと言えば戻っただけだろう。
ただネトウヨこそ、ネット右翼は単に強者におもねっていれば俺もつえー(でも自分は貧乏底辺)なやつか、あるいは、世の中が政府の思い通りになるのを願うやつの工作か。
構造改革は何も産まないよ。
例えば今話題の大阪都構想。あれがなせたとして、「なにか新しい商売が生まれるイメージが湧くか?」
構造改革とやらは種があってそれが成長するのを阻害のを防ぐだけで、種がない状態ではもうどうしようもない。
防がないとならなかったのは次の2つだ。大規模経済危機起因で、企業が保身に入り、金を溜め込み、設備研究投資をしなくなり、資金余剰に移ること。政府の緊縮を叫んで公費を削減して科学を崩壊させること。
前者は大規模経済危機時には財政出動をすること、フリーハンドの法人税減税をせず、あくまで具体的に使ったら減税で、貯め込んだら増税になるようにすること。後者も財政出動の一つではあったな。
ひいては、政府が何もしないのが望ましい+企業を金を溜め込もうが放置するのが望ましいという新自由主義が誤りだということ。
無論ケインズ主義側も、石油供給地での戦争だとか、産業育成失敗しての外貨借金では供給が減ってのインフレという悪い状態が起きるから、事前に供給が減りそうな要素について対策をしていくという改変は必要だが。
そう。それから供給能力を上げるというのは「本当に商売にならない段階の科学に誰が金を出すか?」という問題もある。
新自由主義は企業万能論的なところがあるが、企業も商売にならない段階には金を出せない。
ケインズ主義はイノベーションが起きない!なぜなら規制やらが多すぎるから!だから規制緩和を!というのも言われていた。しかし商売にならない段階に誰が金を出すの?
更に政府が何もしないほうが望ましいという前提だと本当に誰もいない。
無論イノベーションなんざ、できていないものをできると言って金を出すものだから詐欺師も近い界隈だ。
ただ一点、科学としての成果なら問える。
とすると、科学としての成果を求めて、様々な萌芽研究や基礎研究段階に金を出すことも必要だと思う。新自由主義は供給力増強としても必ずしも優れてるわけじゃないんよ。だって、現時点で金が見えているもの以外は無視するから。
景気が良くならないんよ。
一度大規模経済危機に至ると「政府が何もしないのが望ましい」とそのまま。
そして、金利や、金融緩和はされるが限界がある。金利や金融操作は新自由主義かケインズ主義かというのはあるがさておく。新自由主義は純粋自由主義と比べて金融操作を許すか?という点で違いがある。
でも、金利がゼロで、金融緩和で買うべき株式や国債がなくなった状態までいった。
金利は資金の需要と供給のバランス。だけど、資金需要がないと公定金利がゼロでも借りられない。
株式や国債は企業や政府が資金調達するときに変わりに発行するものだから、企業が資金調達しての支出をせず、政府の裁量が良くないという状態だと増えない。
実態の資金需要がないのに、金だけ増えると、不動産に金が集中してのバブルと崩壊もあり得る。
ということで、政府なり企業が資金調達しての支出をしないと手詰まり。
更にいうと、ケインズ主義は突発的な供給不足には対応しづらい。例えば石油を頼ってる中東で戦争が起きたとか、一部産業が弱くなった国で外貨借金が増えすぎて輸入ができなくなったとか。