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はてなキーワード: 未成年とは

2024-05-04

フェミニスト女性向け二次創作における児童虐待コンテンツの人気をどう思っているのか

フェミニストには二次創作を嗜んでいる層も多いけれど、

あい人達って女性向けBL二次創作における未成年者への性的搾取児童虐待コンテンツの人気に関してはどう思ってんの?

例えば呪術廻戦なんかでも教師が15歳の生徒に手を出す児童虐待表現大人気だし

ゲゲゲの謎でも愛妻家男性不倫に加えて育てられた子供と育ての父という児童虐待創作流行っているよな

最近流行に限らず、女性向け二次創作では昔から、対等な同年代同士の恋愛よりも年上の保護者が年少者に一方的に執着し加害する性虐待表現大人気だ

でもそういうのに対して表立って声を上げるフェミニストを、少なくとも私は見た記憶がない

匿名愚痴アカウントでひっそりと文句を言っている人はいくらかいるけれど、特にフェミニストではないファンっぽいし。

勘違いしないで欲しいんだけど自分男性向けの性表現を大っぴらにやる事に対しても批判的だし

男女ともにもっと自重しろと思っている側だから

別に女性向けにだけ厳しい訳ではない

2024-05-03

anond:20240503031501

未成年の特徴を是としたファッションメイク・声のトーン・対人関係

等身の低いキャラクター採用されてる率は

セクシーさを競い合ってる国と比べて断然高いでしょ

日本アニメ外人「教育」される日

Redditに以下の四コマ漫画投稿され、多くの支持を得ている。

https://www.reddIt.com/r/comics/comments/1cidn5l/petite

 

内容としては、「設定は成人だけど性格含めて子供しか見えないキャラ」のエロ絵が好きな者を馬鹿にした様子で風刺する内容になっている。

そしてこれに対するコメントの多くが「アニメ見てるとこんなのばっか」と、これを18禁エロ絵のみならず普通アニメにもある事を嘆いている。

 

これは今後の日本クリエイターにとって大きな問題となる可能性をはらんでいる。

何故なら、これが「なぜ日本は我々の価値観に合わせないんだ?」という攻撃へと変わり、NetflixAmazonプライム経由で日本アニメ漫画制作現場が抑圧される事が予想されるからだ。

 

例えば今人気のダンジョン飯なども、イヅツミ蒸し風呂で(毛皮に覆われているとは言え)上裸になり、その性的魅力をほのめかす描写もある。またタデもあの太い生脚を露出していて多くの人に性的に見えるだろう。両者とも設定からして現代社会では未成年なので、Redditユーザーの主張のとおり考えるとそれぞれアウトになる。

もちろん実際にはRedditユーザーでもそんな事は言わないだろうが、問題は「そんなお気持ち次第で動く地雷原歩くくらいならいっそ書き直すわ」と、日本クリエイターが防御的に対応してしまう事である。結果、札束で屈服された魂のこもっていない凡庸作品に落ちてしまうかも知れない。そうなったら悲しいし、それを先導したのがあの下手クソな四コマだったらと思うと正直めちゃくちゃムカつく。

 

今のところメイドインアビスでも「キモい」で済んでるが、彼らがこのようなエコーチャンバー内で膨れ上がった主張で日本「教育」してくる日は近い。

2024-05-02

いちフェミニストとしてお詫び申し上げます

いちフェミニストとして、草津の件ではフェミニストと名乗り発言力のある人たちが騙されたとはいえ真偽不明案件に乗っかって誹謗中傷して謝罪もせず、本当に申し訳ございません。

でも、わたしだってキトー言って謝らない人とか悪口言ってばっかのひととか反出生界隈とかトランス排除主義とかミサンドリストとかエロ絵が憎いだけの人とかはパージしたいと思ってるよ〜〜〜

とくにトランス排除は許せんよ〜

そこはもともとフェミニズムの一派ではあるけど厳密には別物じゃ〜〜

でも自称されるし、一緒くたにされるし、どうすればいいんや〜〜

攻撃的なアカウントは見かけたら通報してるよ〜〜〜

リアルでも気心知れた人とか、近しい人とは、トランス排除に惑わされないように話あったりしているよ〜〜〜

ネットだけじゃなく本とか読んで勉強してるよ〜〜〜

他に何すれば良いん??????

おすすめフェミニズム映画とか本とか紹介すれば良い???

(あとついったのミサンドリストとか反出生界隈には、ビジネスアカウントが相当数いて、そのエコーチェンバーに巻き込まれ未成年精神的に参ってる人も多いんじゃないかなと勝手に思ってる、、、夜職、有料note誘導とか)

ほんとはそこに巻き込まれてる人や分断を煽っている人も含め、もっと大きな構造差別解体を目指すのがフェミニズムなんじゃないかなーと思ってるんだけども

フェミニズムはしがない市民がこのクソな社会搾取されず、おもしろおかしく生きるための知恵なんじゃ〜〜〜)

これ以上、悪いインターネッツのなかでフェミニズム汚名を着ていくのは忍びないんじゃ〜

堂々と前向きにおもろいフェミニズムを知ってほしいんじゃ〜〜

(だれかおもしろフェミニズムコンテンツおすすめください…他力本願寺)




追記

だって、変なのがネットで目立つずっと前からフェミニストだったんだよ〜〜

歴史学術国際的視点で見ればまともなフェミニストだってたくさんいるし

そこを荒らされて悲しいんだよ〜

フェミニズムを乗っ取られたくないし、形骸化させたくないんだよ〜〜

ここを見てるような人にとってはもう遅いのかもしれんけど、、、

  

  

25歳以下の若者向けの学校始める!って躁状態で思いついて行動している様子を見て、がんばれーって見てたんだけど、女の子こないってポストを見て突然我に返った。

この人もう40代で、既婚者で、高校生の娘さんいて、いくら躁状態での症状とはいえ異性関係乱れてて、そういう人が躁状態の今25歳以下限定で男女を募集してるってきもちわるくね?って。

今までこの人に微塵も気持ち悪さを感じたこと無かったし、好きだし、精神疾患は持っているけど気味の悪さとかは感じていなかった。

でも冷静に考えるとこわい。集合時間夜8時だし。講師40代躁状態のおじさんひとり、付き添いなしだよ。

躁状態って性的に奔放になるよ。

集まった人成人している人もいるが未成年もいてちゃんと親御さんと相談して来てるか確認してるのかな。

責任持つって書いてあるけどどういう責任を持とうとしてるんだろう。

自分お金自分のやりたいことをやるのは自由だけど、そこによその家庭の子ども巻き込むのはかなり話変わってくるし危ないよ。

やっぱり男子に性加害するのも大半は男なんだよね。

ていうか半年で約700枚って月あたり100枚以上!?

悪質過ぎる。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASS5130W1S51UTIL033M.html

在日シンガポール大使館男性参事官(55)が2月東京都内銭湯で18歳未満の男子生徒を盗撮した疑いで、警視庁任意事情聴取されていたことが捜査関係者への取材でわかった。参事官外交官を名乗り、現場盗撮を認めたが、警察署への同行は拒み、その場を立ち去った。事件は立件に至っていない。

外交官には逮捕などの身柄拘束や裁判原則免除される特権がある。参事官シンガポール国籍で、事件当日の後は事情聴取実施されていないが、すでに役職を離れたという。参事官同大使館で幹部に当たる役職

「間違いない」 写真700枚を自ら削除

 複数捜査関係者によると、参事官2月27日夜、東京都港区にある銭湯男性脱衣所で、スマートフォンを使って未成年男子生徒の裸を撮影した疑いがある。

 銭湯側が110番通報し、駆けつけた警察官参事官スマホを調べたところ、脱衣所内で撮影したと思われる男性客の裸の写真複数見つかった。「自分が撮ったことは間違いない」と認めたという。

 警察官が署への任意同行を求めたが、参事官は「ここでの質問には答える」と話したものの、署へ行くことは拒否男子生徒の保護者が、盗撮した写真を消去するよう要望したところ、その場で自ら消去した。他の銭湯でも盗撮行為をしていたと警察官らに明かし、消去した写真は、当日までの半年ほどで撮影したという約700枚に及んだという。

うちの母親は体が丈夫な上、歯並びも視力も良く肌質や髪質も良いというパーフェクト人類だったが、

その娘である私は父親に似て、歯並びは良くなく肌質と髪質には悩みが多かった。さら視力は悪く、鼻炎持ちで、生理が重かった

だがうちの母親はパーフェクト人類だったため、病院に行ってその辺のケアをするという発想がなかった

また、理由は分からないが両親ともに病院が嫌いだった

私が小学校健康診断を受けるたびに、歯列や視力について要検査のお便りが来ていたものの、それをきっかけに病院に行ったことはついぞなかった

高校生にもなると一人で病院に行ける。保険証をくれたら一人で行けるよ、と言ったら「保険証は失くしてしまった」と返ってきた。仕方がないので市役所で再発行の手続きをした

大学生になった際に一人暮らしを始め、住民票を移した。すると手元に保険証が届くようになり、また「病院に行く」と言って嫌な顔をされることもなくなったので、自由病院に行けるようになった

行って分かったこととして、体のメンテナンスは定期的にした方がいい。初めて行った歯科では歯石がかなり付いていると驚かれたし、大学視力検査では左目が0.02くらいの視力しかないと言われた。耳鼻科ではハウスダストアレルギー可能性を指摘され、婦人科では血液中の女性ホルモンがかなり少ないと言われた

歯の検診をし、コンタクトを入れ、点鼻薬や低用量ピルの処方を受けたことで、生活の質は格段に上がった

やっぱり餅は餅屋、人体についてはお医者さんに任せるのがいい

両親揃って病院が嫌いだったのは何が原因だったのかはよく分からないが、嫌な思い出でもあったのかもしれない

それでも私は体の悪いところをお医者さんに診てもらうと安心する性格で、実際に処方や生活指導によって症状が良くなった

この話を職場の先輩にしたら、「自分は逆に些細な症状ですぐ病院に連れて行かれて、毎回注射されるのが嫌だったな〜」と言っていた

このスタンスの違いは大きい。ここが子供と親で異なると結構ミスマッチになるんだなと思った

未成年医療費無料自治体もあるらしい。そんな場所で生まれ育った子供が羨ましい。いや、うちは親が病院嫌いだから無料でも行かせてもらえなかったかもしれない

何はともあれ、幸せ自分の力で勝ち取るべきものだと思った一件だった

2024-05-01

食べたい時に食べるのが一番

未成年を食ったところでお前は何者にもなれない。心に刻んでいこうな。犯罪者にはなれるかも知れんが

anond:20240430231924

レイプ被害を受けて警察に行けば不自然逮捕状が取り下げられ

自衛隊の中でも性暴力に対して正しい手続きをしても闇に葬られかけてやむなく世間に訴えたり

社長が長年未成年の子供達を手にかけていても社会ぐるみ無視し続けたり

"セクハラ町長"がいたり、男性による性加害は毎日のように発生していたり、手続き法律が性被害者を軽視し続けてきた歴史があり信用は落ち切っている

それを利用された事件だと思う

2024-04-30

anond:20240430130248

大人小学生の重い荷物を持つのって、小学生大人にとって「弱くて庇護すべき対象」だからだろ。

まり女も男にとって小学生のように「弱くて庇護すべき対象」として扱ってほしいってこと?

それなら「弱くて庇護すべき対象」として成人男性よりも権利制限すべきってことになるぞ。

小学生など未成年は「 一人で契約をすることができない」制限があるのと同様に、成人女性の権利にも制限を掛けたいのか?

権利制限されたくないならば、対等の存在として義務を果たせ!

2024-04-29

anond:20240429131402

未成年レイプして殺して死姦して電車に轢かせても死刑になってないよ!!つまり仮釈放される可能性があるってこと。

そいつ無期懲役やん。個人的死刑でいいと思う

けど、性質が違いすぎるから

りりちゃん詐欺罪と比べるものではないね

養娘を10年以上性的虐待しても懲役3年とかだし日本司法ってすごいよね〜!

母親自分の子供を虐待して死なせても2年や

執行猶予ついたりするからね。いや司法の女割って

すごいよね〜!

anond:20240429130817

未成年レイプして殺して死姦して電車に轢かせても死刑になってないよ!!つまり仮釈放される可能性があるってこと。

養娘を10年以上性的虐待しても懲役3年とかだし日本司法ってすごいよね〜!

anond:20240429024119

未成年グラビアはつらい、本当につらい…。

倫理観しっかりあって安心して読めることがスタンダードになると良いですよね。

anond:20240429010914

自分は読む側だけど、昔は愉しめてたけど20代後半になってから読むのがキツくなってきた。

現実被害者のこととかが脳裏をよぎったりして、エロ本AVも久しく観てない。性欲が減退したのもあるが。最近では青年マンガ誌の表紙が水着未成年なのもムリになってきている。

同意あり、双方大人倫理的にも問題ないのがスタンダードになったら、また読めるようになるかも。

anond:20240429010914

性犯罪者発言フィクションを真に受けたようなものがあると、創造主としては責任感じるよな…。

レイプ監禁しておいて、被害者自分好意があると思い込んだり、未成年略取して同意があったとか。

自分エロ本に詳しくないんだけど、相思相愛大人カップル普通にセックスするエロ本需要ないの?編集者とかからNGが出るの?

2024-04-28

泣きゲー」と言われるものが好きじゃなかった

あらゆるルート結論が「親密な1対1の人間関係の中にしか人間の救いはない」と語っているようで気持ちが悪い。

人間他者交流することによって社会形成してはいるが、そこにある救いの形を1対1の恋愛関係収束されてしまうのはどうも筋が悪いように思う。

こんなことを恋愛シミュレーションゲームに言うのがそもそも筋違いであるのだが、あの頃※1のオタク界におけるエロゲ勢力拡大は凄まじく全てのADV自動的エロゲ文脈に落とし込まれていった。

エロゲ文脈とはすなわち「主人公が、女の子恋愛関係になり※2、その結果として主人公女の子が抱えていた人生宿題解決する」というものだ。

人生におけるありとあらゆる問題人間関係の結果として解決されるわけだ。

現実相手ならそんなわけはないと言えるが、生憎あれらはゲームなので、そういう文脈なのだと言われたらもうぐうの音も出ない※3。

俺はCROSS†CHANNEL※4,5 が好きなんだが、あのゲーム泣きゲーに近い所はあるし、人間関係の中に人生の答を見出すが、それは1対1の関係の中に見出すわけじゃない。

アレは、世界自分関係について自分の中で答を落とし込んでいく過程として他者との交流相互理解があるという物語だ※6。

だってさ、誰かが本気でお互いのことを考えてくれたら一人では解けない愛のパズルが解けてついでに人生も大体どうにかなるってファンタジーが嫌いなわけじゃないよ。

でもそれがこの世界におけるあらゆる感動的な物語の全てなんじゃないかってぐらいの勢いでそんな話ばかりされるのにはうんざりしてたんだ。

今はもうすっかり業界も下火になったし、力のあるライターが外に出ていったり、ソシャゲを作ってたり、そしてエロシーンを積まない業界でやってたり、トゥルーエンド一般化したり、そういったことによって「エンディングの形はヒロインと結ばれることだけである※7」という考えは薄れてきているように思う。

そもそも泣きゲー」というジャンル自体がかなり弱まってきて、人の気持ちを震わせる方法はいい感じのBGMを流しつつ声優に涙声演技させる事だけじゃないし、ガチで感動できるゲームは泣く以外にも笑ったり感心したりさせてくるから「泣き」に特化してるわけでもないなと界隈の空気が変わってきている気がするんだよな。

からもう俺の「泣きゲーアレルギーみたいなのも時代遅れになった。

時代遅れになった今だから言えるんだが※8、俺は「泣きゲー」と言われているものが好きじゃなかったよ。

さあ、これが俺のEDだ。

スチルを出してEDテーマを流そう※9。

※1 20年ぐらい前のエロゲ全盛期。KANON月姫時代ネットでは皆エロゲをやっていて、未成年PS2とかでエロゲをやっていた。きっと多くの親御さんが「この子キモータになるのかしら」と心配していたことだろう。今はスマホで出来るので親にバレなくて安心

※2 一部の鬼畜ゲーだと恋愛関係にはならずレイプしたり調教したりする関係になる。が、今回は泣きゲーの話なので省く。が、レイプとかする関係泣きゲーだってあるにはある。が、今回はその話は省く。

※3 うぐぅ空目たかも知れないが、俺はちゃんと「もうぐうの音も」と書いている。お前の心が歪んでいるからそう見えるんだ。

※4 Google日本語入力が覚えてくれているおかげで「ダガー」で変換する必要がなくなったの楽ちんだね

※5 山田ロミオの名作エロゲ。全ての発達障害障害者自閉症とその他諸々がプレイするべき。ただし精神疾患を持っている人がやると危ないので辞めたほうがいい。

※6 そして物語最後、それぞれのキャラクター達との間でそれぞれの形での1対1の関係が描かれ、それが受け手に「いろんな形でのつながり、いろんな他者解釈があっていいのだ」と伝えてくれるわけだ。

ミキミキ解釈と霧の解釈が2つに割れて、それに対してお互いが「自分の内心は譲らない」「相手の内心を無理に変えさせる気はない」という形に自然に落ち着いている所が、救われるんだよな、他人の中にある自分の像にもまた多様性が許されていいっていうただそれだけの話なんだけどさ、現実世界にいる奴らはいざそういう話になったら「そんなの当たり前だろ?」って顔するくせに実際には「いやいや、同じ情報を与えられてその人から得る印象なんて概ね1つに定まるんじゃないの?」みたいな風に平気で思い込んでたりするんだろうなってのが滲み出まくってるじゃん俺はアレが本当に辛くってさ、救われたんだよな、二人のそんな姿に。

※7 バッドエンドとして一人ものエンドがあるだろってツッコミもあるだろうが、アレはGAME OVERの1つでしかないだろ?

※8 俺はKYじゃないから、流行り物に水を差したくないってことだ。

※9 バッドエンドじゃないのかって?そうかも知れないな。結局、俺の物語奇跡が起きなかったんだよ※10。

※10 以下のコピペパロディ

Kanon

奇跡が起きて女の子が目覚める話

AIR

奇跡が起きて女の子が亡くなる話

CLANNAD

奇跡が起きて女の子蘇生する話

リトルバスターズ!

奇跡が起きて全員が助かる話

ν速

奇跡が起きなかった男の子お話

anond:20240427031516 「0歳児から投票権」はドイツでどのように議論されているのか? の補足

 ブックマークコメントを読んで再び考えたことがあった。

https://b.hatena.ne.jp/entry/s/anond.hatelabo.jp/20240427031516

gryphon 面白く読んだが2点。「…付託されたが、その後本格的な審査…ない」は議会が駆引と日程で動く以上あり得る話で「付託」時点で一定水準の議論推定可能か/米上院(各州2議席)等「平等選挙原則」は前提にせずとも可

 平等選挙原則の話はあとに回す。議会駆け引きと日程で動くのであれば、付託政治的取引の結果と解することもできるような気がするというのはともかくとして、確かに議会駆け引きの結果たなざらしにされているという可能性はある。そこで、先の2008年提案をもう少し細かく読んで見た。

https://dserver.bundestag.de/btd/16/098/1609868.pdf

 よく読むと、この提案は、基本法や関連法規改正連邦政府に促すべきだという「決議」の提案であり、基本法改正の条文を並び立てる案ではない。条文も具体的な制度設計も伴わない提案一定水準の議論と言って良いのか。だから賛否も問われずにたなざらしにされたのではないだろうか。以下の文章以外は、提案理由(いわゆる「世代正義」の実現が主のようだ)が長々述べられているに過ぎない。

II. Der Deutsche Bundestag fordert die Bundesregierung auf, einen Gesetzentwurf zur Einführung eines Wahlrechts von Geburt an durch Än- derung des Artikels 38 des Grundgesetzes und erforderliche weitere gesetzliche Änderungen, insbesondere im Bundeswahlgesetz, vorzulegen. Für den Fall, dass die Eltern sich in der Ausübung ihrer Stellvertreterposition in Bezug auf das Kindeswahlrecht nicht einigen können, wird die Bundesregierung aufgefor- dert, eine einfache und beide Eltern möglichst gleichberechtigende Regelung zu schaffen.

連邦議会は、連邦政府に対して、基本法第38条と他の必要法律改正特に連邦選挙法の改正を通じて出生時から選挙権を導入する法案を提出するよう求める。両親が子の選挙権についての代理行使[の方法]について一致できない場合のために、連邦政府には、簡単かつ両親双方に可能な限り同権的な規則作成することを求める。

 ちなみに、Wikipediaドイツ語版(https://de.wikipedia.org/wiki/Familienwahlrecht)を見て知ったのだが、2003年にもほぼ同じ提案がされている(https://dserver.bundestag.de/btd/15/015/1501544.pdf)。

 こうして経緯を調べてみると、議会妥協ゆえにたなざらしにされているというよりも、5年経って具体的な案も詰められなかったというのが現実であるように思われる。

kappa9 結果はともあれ海外で真面目に議論されたというのは本当の話では。

 「国会で」とか「政府で」という枠を外して学界に目を転じると、確かにドイツ人らしく(?)真面目に議論されているみたいだ。前回の調査局の報告書には、数は少ないながらこの問題を直接的に取り扱った論文がいくつか引用されていた。彼らが議論しているのは基本法の定める民主国家原理に反するのか、それを促進できるのかという点である問題は、そうした真面目な議論をきちんと踏まえた上でドイツ人ができなかった(ように見える)平等選挙原則に反しない提案を考案するどころか、子が3人だから私は4票(吉村氏)などと賛成派のドイツ人も避けようとしている発言をしてしまっていることだ。

 さて、平等選挙の話に戻る。アメリカ上院人口にかかわらず一州に2議席であるしかし、このような例があるから平等選挙は必ずしも民主主義の前提ではないというのに私は強い疑問がある。

 第一に、合衆国憲法上院議席分配については、アメリカ連邦特有のものであるアメリカのような連邦制をとらない日本でこの例を出すことは不適切だろう。

 第二に、アメリカ上院議席分配が不平等であることは、当のアメリカ人も不満を持っている。たとえば有名な政治学者ロバートダールの『アメリカ憲法民主的か』(邦訳岩波書店からある)は、上院議員が人口に比例していない「顕著な不平等代表であると述べる(邦訳58頁以下)。この仕組みは合衆国憲法制定時に諸州の妥協(いわゆるコネティカット妥協)で作られたわけであるが、そもそも合衆国憲法民主主義大事にされる時代に制定されたわけではないというのが時代背景としてある。合衆国憲法が制定された時代には、不平等選挙制度普通に見られた。ダールは一例として、19世紀存在した悪名高いプロイセンの三級選挙法を引き合いに出している。三級選挙法は、平等選挙を求める激しい非難を浴びながらもしぶとく生き残っていたが、第一次大戦の敗北と共に消え去ったのである選挙権は与えるが露骨ユンカー資本家の票を優遇するこの仕組みは極めて有名であり、今でも平等選挙の反対概念である差等選挙の一例として三級選挙法はよく言及される。今さら民主主義大事にされていたわけではない時代にできた妥協として生き残っているものを引き合いに出すのは、民主主義者の行動としてはおかしものだと思う。ちなみに、ドイツ連邦参議院(上院)は、ある程度の人口比例的に各州に議席が割り振られることになっている(また、そもそも連邦参議院はアメリカ上院ほどの権限はない)。

 ケルゼンも言っているが、民主主義は人々の平等をもって本旨とする(古代ギリシア民主政も突き詰めれば平等に行き着くだろう。民主政を表すもう一つの言葉はイソノミア(平等の法)である)。選挙権の平等民主主義と切っても切れないのであり、ドイツ人平等選挙に反しないように「代理」と言っているのは、ドイツ基本法憲法20条に抵触するのを避けるためだけではないだろう。もし平等選挙理念を取っ払うのだとすれば、金持ちが結託して再び三級選挙法のような仕組みを導入されても文句は言えない。むしろ今般の眠たい提案よりも金持ちを守るための露骨提案の方が議会を通りやすいだろう。平等選挙を引っ込めてはならない。

 選挙権の平等に歪みを加えるような制度改正をしても、政治的影響力を増すのは「代理」する大人であり、子どもではないという現実を見るべきだ。若年者の「世代平等」とやらを図りたいのであれば、方法は一つである。「代理」などという回りくどいことなどせず、選挙権の年齢を下げることだ。16歳、(オーストリア検討されている)14歳、あるいはその下でもいいが、子ども投票意思表示をすることができるギリギリまで下げてみることを提案されたい(ちなみに私は、14歳くらいまでなら割とすぐにでも引き下げて良いのではないかと思う)。

(ついでに)

 意思表示能力がない子ども排除されるのになぜ意思表示能力のない人(たとえば重度な認知症の老人)が選挙から排除されないのかという疑問を持つ人もいるらしい。理論的にいえば、確かに意思表示能力のない人は選挙、つまり国家意思形成参与する資格はない(実は理論的にいえば子どもか老人かは選挙権の決定に直接関係するわけではない)。そうすると、なぜ2013年の法改正成年後見人の選挙権が回復されたかという疑問がわきそうだが、後見あくま財産管理上の能力があるか否かの問題であり、政治的意思表示能力があるかとは厳密にいえば関係ない※。要は、現状、意思表示能力のない大人選挙から排除する仕組みはないと考えなければならない(もっとも、実際には政治的意思表示が一切できないなら投票所に来られまいし、投票所に来ても何もできないだろうが)。

 憲法が成年(ここでいう成年とは民法上の成年をいう)に選挙権を保障するのは、成年であれば政治的意思表示能力があるだろうという線引きを採用しているかである。こうした年齢によって能力の有無の線引きにするのは、一見すると確かに問題がある。子どもでも賢い子はいるし、大人でも愚鈍な人はいる。思考実験としては、年齢にかかわらずすべて政治的意思表示能力がある人をテストで判定し、テスト合格した人にみに選挙権を与えるということも考えられる。ただ、どのような方法テストを組めば公正に政治的意思表示能力があると見なせるかという問題が生じる。このようなテストを実際に恣意的活用して実質的黒人投票権を奪っていたのがかつてのアメリカ南部諸州であったことを忘れてはならない。

 結局、年齢によって形式的に線引きする方が、ヨリ問題はすくないように思う(年齢よりも問題を起こしにくい線引きの方法があったら教えてくれ)。あとはどこまで下げられるかを真剣に考えることだ。

 なお、日本憲法15条3項は、成年者には選挙権を与えなければならないとだけ言っており(公務員選挙については、成年者による普通選挙保障する)、未成年者に選挙権を与えることを禁じていない。これは、ドイツ基本法38条2項が、「満18歳の者は、選挙権を有する」と定めていることと対照的である。年齢の引き下げなら日本では憲法改正など必要なくすぐさまやれることなのに、わざわざ憲法改正どころか民主主義根本原理を改変するような提案をしてくるのは、何かおかしな底意があるのだろう。

※これは思いつきだが、禁治産者選挙から排除されていたのは、財産を持つ有徳の者にだけ選挙権は与えられるべきであるという制限選挙時代のBesitz und Bildungの観念に由来するのかな。いずれ調べてみたい。

2024-04-27

「0歳児から投票権」はドイツでどのように議論されているのか?

 維新の会共同代表吉村大阪府知事が、「0歳児投票権」(未成年の子投票は親が代理して行う)を提案し、維新マニフェストに加えたいという意向だという。

https://digital.asahi.com/articles/ASS4T2RNLS4TOXIE01TM.html

 これについて同党音喜多幹事長が、次のようなツイートリツイート(リポスト?)していた。

吉村知事の0歳児投票権=ドメイン投票の実現可能性は兎も角、海外で真面目に議論されて国会まで行った話を、あたかも与太話のようにせせら笑い取り合わない風潮をみると、この国の知識レベル心配になる

海外議論で主な論点はすでに整理されてるが、日本SNS界隈の反応はそのレベルに達してない

吉村知事が言ってるドメイン投票は例えばドイツでは連邦議会において議論され、(https://bundestag.de/resource/blob/531942/6669f3e29651882065938fc6a14fd779/wd-3-157-17-pdf-data.pdf)、無論導入にはいたらなかったものの、第三次メルケル内閣のManuela Schwesig家族相など、賛同者もいた昔からあるアイディアの一つですが

それを「頭がおかしい」はさすがに乱暴すぎでは

https://twitter.com/Barrettm95sp/status/1783579344503529489

 ドイツ連邦議会議論されたというのは、この議論が無理のあるものではないということを示す一つの傍証とされているのだろう。音喜多氏もこれを自分議論を支持する意味でリポスト(?)しているようだ。ただ、リンク先のPDFを見て色々な意味で驚いた。

 第一に、このPDFドイツ連邦議会調査局(Wissenschaftliche Dienste)が作っているものである調査局が作っている立法資料を持ってきて連邦議会において議論されたというのは羊頭狗肉の感がある(※)。たとえば日本国会図書館調査及び立法考査局が資料を書いたら国会議論されたことになるのだろうか。

 第二に、調査局の報告書タイトル:生まれた時から選挙権[構想]の諸問題)という体裁上、両論併記的であり、あまり執筆者個人意見は出ていないが、この提案に対する分析の水準は明らかに日本でいま議論されているようなレベルのものではないことに驚いた。なお、ドイツ法に詳しくない方のために申し上げるが、ここから先で述べる「基本法」とは、ドイツにおける憲法典日本憲法のような)にあたる法である

要約すると、

・親に子どもの数分の選挙権付与するモデル(Modell des originären Elternwahlrechts)は、ドイツ基本法38条1項1文が保障する平等選挙原則に反するし、平等原則原則20条の民主的連邦国家原理に含まれる。したがって、基本法79条3項の定めにしたがって、このような提案はたとえ基本法憲法改正によるとしても許されない。(4-5頁でバッサリ斬られている)

・一方子の選挙権を親が代理行使するモデル(Modell des originären Kinderwahlrechts)については、別途の考察必要になる。(同)

基本法38条2項(選挙権年齢)の改正必要という点はともかくとして、実質的な側面としてはやはり基本法79条3項が定める基本法改正限界について検討するべきであるが、そこで重要になるのは、基本法20条の民主国家原理に含まれ平等選挙原則にこのようなモデルが適合するか否かである

・親の代理投票主唱者は、親は子の票を受託に基づいて行使するので、平等選挙原則に反しないと主張する。すなわち、親自身投票権行使と子の投票権行使区別して行うべき制度であれば平等選挙原則に反しない。また、たとえ平等選挙原則に反するのであるとしても、このような制度普通選挙原則選挙権を万人に付与すること)に奉仕するから、その意味では民主主義原理に役立つ(※基本法20条、ひいては79条3項に反しない)。(7-8)

・このモデルへの批判者は、まずもって、望むか否かは別として政治プロセスに参加できない人にも選挙権を与えても、民主主義正統性は得られないとする(※普通選挙の拡大という言い分は見せかけであるということだろう)。そのうえで、親による代理投票は、事実問題として、親に複数の票を与えることに他ならない。親自身の票と子の票を区別して投票するという仕組みは非現実的であるそもそも代理投票という仕組み自体子ども成熟していないということを前提としているのであり、親が子の受託に基づいて投票するという議論矛盾する。加えて、親を通じた代理投票という仕組みは、選挙権一身専属的な権利であり、国家意思形成責任を持って参加する力をその人だけに与えるものだという側面を無視している。結局、基本法20条、ひいては79条3項に反する。(9-11

 ここから分かるのは、ドイツでは親の代理投票制度は、普通選挙の拡大に資するし、かつ、代理投票モデルであれば、平等選挙原則に反しないという形で議論されているということである。少なくとも「消滅可能自治体」があるからかいう「地方創世」で一山当てたいコンサル向けのくだらない理由提案の原点なのではない。また、少なくとも表向きは、少子化対策のために子持ちの票を増やそうという理由でもない(その理由馬鹿らしさはこれでも読めば良いhttps://mond.how/ja/topics/v35a8jk8lwp89el/jw3f2o4dj0z9fo4)。あくまでも普通選挙の拡大に資するというのが理由である。より民主的政治制度への変更を試みようという提案(として自らを位置付けている)というわけだ。ただ、民主主義平等選挙原則も同様に要請するからドイツ人がやっているように、平等選挙原則と両立するかを考えなければならない。

 平等選挙原則に反しないというためには、親自身投票と子の投票を厳密に区別する必要がある。それが現実問題として可能なのかということをしっかり考えなければならない。この仕組みの賛同者がドイツ連邦議会調査局を区別していないというぞんざいなやり方をとっていることからすると、どうもドイツ議論は話の枕に使われているだけで、ドイツ議論を真面目に受け止めて、そのような制度可能なのかを考察する者はあまりいなさそうだ。私個人意見では、親と子の投票を厳密に区分した制度を作ることは無理だろう。というのも、この仕組みが問題になるのは、子の投票意向と親の意向が相反する場合だが、その場合、子は自らの投票意向を開示して親を説得しなければならない。これでは投票秘密も何もあったものではなく、逆に子が投票秘密を守ろうとすると、親の投票意向コントロールすることはできない。それでは子から投票付託されたという代理人という建前が崩れる。また、投票意向が明らかにならない子について親が「代理」するのでは、結局親に二票与えるのと変わりがない。加えていえば、代理権を持つの母親なのだろうか、父親なのだろうか(吉村知事制度実現のあかつきには自身が子の分も含めて4票あるというので、父親が前提なのだろう)。ここは、親と子の投票を厳密に区分するという発想をとれば実は問題が生じない(子の意向に沿うならばその票を投ずるのは父でも母でも他の保護者でも構わない)のだが、先程述べたように、特に投票意向を表示できない子については区分は無理だろう。したがって、事実上「二票」入れられるのはどちらなのかという争いが生じざるを得ない。そのような場合には「0.5票」を両親に付与することも考えられるが、正面から両親に票を与えることを認めれば、ますます平等選挙原則に反しないという建前が崩れる。

 そもそも、ここから分かるように一口子どもといっても投票可能な年齢の子とそうでない子がいるのだから投票可能な年齢の子について代理投票などという面倒な仕組みを採らずに投票権の年齢を下げれば良いだけの話だ。たとえばオーストリアでは16歳まで投票権年齢が引き下げられているが、引き続き14歳投票権議論されていると聞いた覚えがある。このような議論真剣考慮に値すると思う。

 繰り返しになるが、ドイツではこの投票制度平等選挙原則に反しないと言えるか否かが議論され、それが難しいと考えられているようだ。だとすれば、ドイツ議論を踏まえて、この制度賛同者は、この制度平等選挙原則に反しないようになる制度可能性こそを真面目に考えるべきだろう。ただ思いつきでぶち上げても、もう終わった話だと一蹴されるのは当然である(※)。なお、そもそも平等選挙原則について真面目に考えないのであれば、民主主義コミットしていないと思われても仕方がない。上記議論では、平等選挙原則基本法(=憲法改正によっても曲げることは許されないと言われている(※※)。

興味本位で調べてみたところ、ドイツ連邦議会にこのような基本法改正提案が提出されたことはあるようだ(2008年提案)。ただ、連邦議会HP確認する限り、提案委員会付託されたが、その後本格的な審査が行われた様子はない。つまり、賛成・反対の議決もなく、本格的な議論もされずに一蹴された話だということだ。

https://dip.bundestag.de/vorgang/der-zukunft-eine-stimme-geben-f%C3%BCr-ein-wahlrecht-von/14939

※※

これはドイツ基本法79条3項の規定故ではあるが、憲法改正限界という純法律的論点を脇に措いたとしても選挙権平等を真面目に考えないことが民主主義であることを疑わせるのは変わりはない。なお、日本憲法も、14条1項からして平等選挙原則をとっている(そうでなければ一票の格差問題にされることはない)が、平等選挙原則排除憲法改正限界に引っかかる理論可能性はあるだろう。

追記

 それにしても、吉村氏に関しては、自身が子の分も含めて4票あるというから、「代理モデルの利点である平等選挙原則との抵触回避の利点をわざわざ捨てているように思う。利点を捨てるような発言自分からしていくあたり、本当にただの思いつきなのだろう。ドイツ人の議論を持ち出しながら(これをやったのは音喜多氏だが)、ドイツ人が回避しようとしていたことをやってしまうのは無様だ。「消滅可能自治体」に引っかけた話題作りという以上の意味はないのだろうが、話題作りのために民主主義根本原理に手を触れるのはどうかしている。それが弁護士のすることだろうか。

(再追記

 多重投稿状態になっていたものを削除しました。

(再々追記

 ブックマークコメントに触発されてさらに考えてみました。

https://anond.hatelabo.jp/20240428001438

anond:20240426234848

1.未成年選挙権

 私は著書「統計データおもしろい! -相関図でわかる経済文化・世相・社会情勢のウラ側- 」(2010年10月技術評論社刊)の中で、この図録を含む上記つの図録にもとづき、「少子化公的支出で防げるか?」という表題の1章を構成したが、「政治奇跡」へ向けての具体策として以下のように提言した。

「私は、究極の普通選挙として、選挙権未成年にも与え、親にその代理投票権を許すという新制度について真面目に検討してもよいのではとさえ思っています世界史上はじめてこうした制度をつくるとしたら、高齢化スピードが最もはやく、高齢化に伴う社会保障制度のゆがみが最も深刻な日本においてではないでしょうか。」(p.121)

 これは、一般には、なかなか受け入れがたい考えかなと思っていたら、同じことを考えている人は、予想以上に多いようだ。

 経済学者大竹文雄氏は2008年10月20日(月)発売の『週刊東洋経済 』に「子供の数だけ親に投票権を」というコラム掲載している。

 大竹文雄氏のブログでは、他にも同じ提案をしている例として「北海道大学大学院文学研究科金子勇教授がお書きになった『少子化する高齢化社会』(NHKブックス2006年2月刊)の148ページから149ページに記述があります。そこには、2004年4月富士通総研鳴戸道郎会長が「少子化コンファランス」でこのような提案をされたと記載されています。」とある

 さらに、東京新聞では、「ゼロ歳児から選挙権を」という見出しで、スウェーデンで「赤ちゃんを含めた将来世代選挙権を広げよと提唱し、」同国で反響引き起こしたイエーテボリ大学のボー・ロースタイ教授へのインタビュー記事2011年2月20日)を掲載している。

「昨年9月スウェーデン総選挙では与野党年金所得への減税について優遇策を競い合った。高齢化した有権者層の受けを狙った、投票を金で買うような行為によって政策をゆがめた」「いっそゼロ歳児から国民選挙権を獲得すれば、スウェーデン政党は新たに誕生した約200万人の有権者の獲得を目指すことになる。この大きな一撃は政策優先順位必然的に変える。もちろん選挙関連法の改革必要で、実際には保護者子ども代弁者として投票する仕組みが考えられるだろう

夢物語では。

もともとは10年ほど前にスウェーデン小児科医らの協会が考えたアイデアだった。彼等は経済的困窮に陥った子供たちを多く見る立場なので発想できたのだろう。私は当初『とんでもない考えだ』と否定的にとらえたが、学者としての調査過去30年間、西欧社会子供貧困精神不適応が驚くほど拡大したことを実感しており、人的資源子供)に投資しない政治社会をもはや見逃せなくなった」

 こうした投票制度は「ドメイン投票制度」としても知られているようだ。

 親権者子供の数だけ投票権を与えることで、間接的に未成年者にも投票権を与えようというアイディアは、「ドメイン投票方式」と呼ばれ、人口統計学者ポールドメインPaul Demeny)によって1986年に考案されたとされる。「ドイツでは2003年ドメイン投票方式を導入について議会議論されたが、実現には至らなかった。そして2008年に再び議論されている。なお、ドイツでは ドメイン投票方式子供投票権(Kinderwahlrecht)の名で知られている。」(ウィキペディアドメイン投票方式」2013.4.30)

 提唱者のドメイン教授を招いた「ドメイン投票制度」についての討論会2011年3月に催されている(NIRA該当サイト)。ここで、ドメイン教授は、ドイツ議会での議論のほか、シンガポールリークワンユー元首相が同様の提案を口にしたこと、またハンガリーの新憲法草案として「子どももつ母親に1票を付加給付」という考え方が示されたことを紹介している。

https://honkawa2.sakura.ne.jp/1587.html 

2024-04-26

頂き女子と、未成年パパ活おじさんと、素人大好き自民党議員と、共同親権

全部それぞれ独立した問題でそれぞれに是非を議論すればいいのに、雑に全部を繋げて、

これが通るならこっちも通らないとおかしい!男尊女卑土人ジャップ国家おかしい!

って喚き立てるから笑われることに何で気づかないんだろう…。

2024-04-25

北九州市で4歳の女の子を自宅に連れこんだ疑いで、33歳の男が逮捕されました。

女の子を見つけたのは7歳の姉でした。

未成年誘拐の疑いで逮捕されたのは、北九州市門司区無職安永武生容疑者(33)です。

安永容疑者は、4月13日の午後2時ごろ、路上で遊んでいた4歳の女の子に「俺の家に行こう」などと声を掛け、抱きかかえた状態で自宅に連れ去った疑いです。

当時4歳の女の子は、7歳の姉と遊んでいて、姉も安永容疑者に声をかけられ、ついて行きましたが途中で見失いました。

妹を探していた姉は、集合住宅複数の部屋のチャイムを鳴らして安永容疑者の部屋を見つけ、午後5時ごろ、室内にいた妹を家に連れ帰ったということです。

4歳の女の子けがはありませんでしたが、姉妹から報告をうけた母親が翌日、警察相談事件が発覚。

所要の捜査安永容疑者が浮上し、25日、逮捕に至ったということです。

安永容疑者は、警察の調べに対し「仲良く遊びたかった」と、概ね容疑を認めているということです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c3a4248645d54dce36cac032ed51a384b495a255

2024-04-24

anond:20240423154749

ブックマBANされてるんで、ここに書く。


裁判の運びの話しか書いてなかったが、事務所社長が悪いわけではない、っていうお話OK?後追いしてないからね。

当事者問題であって俺からすれば手法問題へのコメントに過ぎないからね戦争なんだから

「悪いのは社長!」の遺族と「言いがかり損害賠償!」の社長のバトルだし、遺族における最強の札は「死んだ娘は未成年」「契約がずさん」なんだからそこを攻める。

正義とか真実とかどうでもいいんだよマジで大事なのは裁判に勝って金を取ること」なんだから

名誉回復ってのは生きてるヤツだけの特権だぞ、マジで

2024-04-23

クレカ圧力近親相姦未成年強制、非同意獣姦などが取り扱えなくなります

???「生成AIガー!」

おかしいよ・・・

anond:20240423121059

あれは父親が動いたからだし…

池袋事故なんかもだけど

世間におけるあの手の話の主な被害者って「妻や娘を奪われた夫や父親」であって死んだ女性本人じゃないんだよね

あくまで「『所有物』を失った可哀想な夫や父親」がメインの話なんだよ

から死んだ女性については「いかに夫や父親にとってよき妻よき娘であったか」がメインで語られる

本当は「妻」「娘」以外の人生の要素もその人にはあったはずなのにその要素は必要とされない

死んだ本人が男だと何故そうならないのか、は

「夫」や「(成人し独立した)息子」は妻や母親の所有物じゃないからだよ

から遺族が騒いでも「元々お前の持ち物じゃないやん、家族という他人やん」という距離感が生まれ

未成年の息子なら親の所有物認定から同じ構図の報道よくあるけど

りりちゃんの刑期、多少短くなったけどそれでも9年か…

おじに夢見させて同意の上お金貰って9年

 

一方、クソオスが同意無しに女性未成年暴行したり惨殺したり、人生をめちゃくちゃにして何もかも奪ってもりりちゃんより短い刑期がほとんど

 

日本って「そういう国」だよね

また一つ証明された

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