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2023-02-01

anond:20230201232707

弱者性って遺伝するのかな…学内文系人権正義活動やってる先生達と一緒につるんで、署名活動とかも回してくる遺伝生物学者人類遺伝学者は、その辺どういう対処してるんだろ

2023-01-22

数学者無名具合に疑問

第一線の数学者は他のどの科学者よりも難しい問題を達成していると思うのだが、特に現代数学において誰でも知っているというような人が全然いない事実にひっかかるものがある。

マルクスみたいな経済学者とか、ファーブルみたいな生物学者など、他の学問には数学者よりは高度なことはしてないというのに一般の人でも知っているという人がいるのに、これはどういうことなのか。

数学者で有名といったら、せいぜいピラゴラスといったような古代人、現代数学でいえばリーマンとかラプラスとかだ。

これらの人物共通するのは小学校から大学までのカリキュラムで扱う理論公式発見者かどうかということに過ぎない。

特に古代人が考えたことは現代から見れば易しいものなので義務教育の内容に採用されやすい。だからあのへんの時代人物数学者でも知名度が高い人がいることになる。

ようするに言いたいのは数学者の有名無名はただ単に教育制度次第になっているということだ。

高度な現代数学でも岡潔望月新一と有名な人はいるじゃないかと言う人もいるかもしれないが、あれらが有名なのも、実績の価値が正しく一般の人にも伝わって認知度が高まってきたというものではない。

岡潔なら統合失調症だったなかで戦時下を生き抜いたこと、望月新一なら自分コネを使って論文掲載させたこと。

そういう生き様センセーショナルなところがもっぱら庶民の関心を呼び起こしているに過ぎないのだ。

ポアンカレみたいな「未解決問題を解いた人」というわかりやすラベリングを持った人間が有名なのも本質的には上述したのと同じところにあるのだろう。認知している人の多くが業績の概要価値だけでも正しく理解してるか疑わしい。実績の内容に関する関心ではなく、未解決問題を解いたという一点で共通認識化されているように思われる。

ちょっと単純化が過ぎるかもしれないが、数学以外の科学者土俵はもっぱら実験実証なかにあると思う。

実験により、何かをしたらこういう結果が出た、という目に見える因果関係を把握する力さえあれば誰でもその分野の大学者になれる素質はあるとさえ言える。

もちろん実際に誰もが知ってる大学者になれるかどうかはもちろん有用な結果をはじき出す実験にこぎつけられたらという話になるが、どちらにせよ彼らは比較的易しい具象の中で研究対象と戦っているということには違いない。

一方で数学ときたら現時点で新規性のある高度な数学論文をしたためるには何万ページという論文が語る知見に対する確かな理解の積み上げが無いと無理だろう。

理解する過程においても数千ページ目にあたるある論文理解できないとなったときどこに理解の欠落があるか今まで読んだ論文から探しなおさなければならないわけである

理論構造自体も目に見えるようなわかりやす因果関係から成っているのではなく、抽象的なわけだから知識の欠落がなかったとしてもその理解純粋に難しい。

しかし高度な論文作成はその先にあるのだからこの数学研究というものは果てのない作業なのである

望月もそのような作業を経てついにはIUTの創出という高みに至ったはずである

そして望月以外にも当然少なくとも月ごとには相当数、同程度の高みから発した高度な内容の論文が公開されているはずだが彼らの中から一般人にも有名という人は現れて来ない。

ようするに現代数学者天才である。あの手の分野の数学者受験勉強を全くせず東大に悠々と合格するような人間がざらであるらしい。もっと現代数学者絶対数が少ないのだから「ざら」というのは数ではなく割合問題なのであろうけど。

そんな数学よりは高度な理解力を要しない学問では誰からも知っている人が出てきているのに、現代数学ではせいぜい専門家の間で有名という程度にしかなれないというのは理不尽なことだと思う。

私にはそれほどの数学の才能はないので数学ができる人間に対して劣等感がある。

から劣等感元凶である彼らにはせめてとことん栄誉ある立場にあってほしいのだ。

彼らすら大して評価されないのでは彼らと違って能力のない私には何も救いがないではないか

あるいはこういうことなのかもしれない。既存知識理解するという力と新しい見識を発見する力というのは異なるものなのではないかと。

まり数学の功績は高度な理解力の上に成り立っているものだけども、高度な理解力をもった彼らがもし別分野を志していたとしたら果たして一般の人の記憶にも残る大学者になれていたのかどうか。

現代数学者チョムスキー生成文法もその理論を考え出した背景にある理論も含めてその気にさせれば簡単理解してしまうだろうが、かといってもし彼らがチョムスキーと同時代に生まれ言語学を志していたらチョムスキーを出し抜いてあのような文法理論創造できたのだろうか。漢字世界白川静みたいな業績を打ち立てることができただろうか。丸山真男のような戦後思想史巨人になれただろうか。

理解力は結局脳の処理能力という量的な要素に還元されるものに思われるが、理論創造というものはどのような分野にしても大胆なひらめきがものを言い、これなるもの量化などもちろんできない、一種特殊能力なのではなかろうか。

数学はむしろ知見が論理的に緻密な状態でに充実に蓄積されているのに比べ、他学問の知見は相対的には雑駁というかなんというか、とにかくそういったところから新しい理論を考え出すのには数学以上に何かアクロバティックな部分が必要にも思える。

コペルニクスだったか海上水平線帆船が見えなくなる事実から地球が丸いということを歴史最初に悟った人物らしいが、彼のような発見は彼より多くの知識を持った、つまり理解している天文学者には出来ないはずだと朝日新聞の轡田だかい論説委員の本に書いてあったと思う。

本当だろうか。現代数学者がその時代に生まれても無理だったのだろうか。でももしそういう発見という意味での知性が特殊な力なのなら、ここは素直に認めておくべきことなのかもしれない。数学者こそ昔の偉人発見した事実ベース論文をしたためることができているだけで、彼らがいなかったらならば今のような仕事はまるでおぼつかないものになっていたかもしれない。

ただしコペルニクスデカルトみたいなあの手の啓蒙思想の潮流で偉人扱いされている人がもしも今生まれたら、史実でその発見をしたときインパクトと同じぐらいのインパクトを持った発見ができるのだろうかという疑問はある。

しかしできないのだとしてもそれは役割問題なのだということになるんだろう。コペルニクスにはその特殊能力をもって彼にしかできない発見をしたのだし、現代数学者も彼らの理解力をもって高度な論文を発表している。それでよしとするべきことなのだろうか。19世紀から20世紀イギリスでは優秀な人間天文物理学に行くものだという常識・慣習があったのも引っかかる。

学者としての優秀さというのは最終的には理解力のような計り知れるものではない、ひらめく力・直感センスで決まると認識があった証左なのだろうか。

そうであるなら私についてもまだまだ人生これからで、数学以外の学問でひらめきを発揮する道はあるのかもしれない。

そうだとすれば劣等感を抱く前提条件も崩れ、数学者一般に知られていようといまいが気にする問題ではなくなってしまうはずであるけれど、ここまで掘り下げて考えてしまったので、まあそれはそれとしてこの疑問は解消されるまでことあるごとに私を悶々と悩ませるには違いない。

まあそれでも既存知識理解することにおいては絶大な才能があること、つまり学者がどんな難解な理論提唱しようがたちまち理解してしまうという意味で、あらゆる人に対してタイムラグはあるにしてもそれを無視した見かけ上はどちらの方が物事をよく理解してるかということについては遅れを取ることがないという点にはやっぱり羨やむものあるかなノー勉東大に受かる素質というのも素直に?率直に?畏敬の念に駆られてしまう。

dorawiiより

anond:20230121222629

なんか独占欲のものって感じだな

少しおもしろい話として、俺含む男もエロ本を他の男と一緒に見るのは抵抗ある。

生物学者曰く「女の子宮は一人一つしか無いので同時に同じ女を孕ませようと頑張るよりは他に種を蒔くよう本能が仕向ける」だそうだ。

2023-01-12

おでん塩辛くならない理由を知りたい増田住まい多利子を宇百合井鳴らなくラカオシガンでお(回文

おはようございます

あのさー

毎回毎日スプラトゥーン3の話しで恐縮しまくりまくりまくりすてぃーなんだけど、

聞いて欲しいの!

でも

今日セブンファイブオーライダーがああだこうだとかのそう言った内容の話しじゃなくて、

帰ってからとりあえずは、

その日初勝利でゲット出来るログインボーナス的な7500のカタログポイント

1日1回は5000ゲソ、

ゲームの中のお金のことね。

それでガチャ回すのはやるんだけど、

今日自分の戦いを振り返ってそれをおつまみにしてルービーでも飲みながら鑑賞会兼バトルの反省会!と思って

昨日のリプレイを見てみたの。

そしたら3D酔い!

なんで買って思ったら、

操作しているときコントローラーと一体なので視点身体感覚が一致しているか

右向いたら右!左向いたら左!って一体感があるから酔わないのだと思ったわ。

コントローラー持ってなくて

ルービーのグラスを持ちながらだと

操作感覚身体目線視線がかけ離れちゃってるから

あのスピード視点がぐるぐる回ったら当然酔うわ!って

ルービーには酔わないけど

スプラトゥーン3のリプレイで酔うとは思わなかったわ。

でね、

いつもリプレイは見ているけれど

いつもは俯瞰で上から見るタイプ戦線が上がってるのか下がっているのか私は活躍しているのか!ってところをチェックしつつ見ていたので

からだとまあもちろん視点グルグルしないので、

酔いようがないのよ。

特に昨日のリプレイ自分ナイスプレイをもう一度見ちゃおう!って

私はセブンファイブオーライダーのキューインキは完全に理解しているので、

相手キューインキがいたら、

こっそり後ろに回り込んで真後ろから撃つ!ってナイスプレイをと思ったのよね。

キューインキ挙動は完全に私理解しているセブンファイブオーライダーの熟練度星5つ取ったので

キューインキしていたら途中キャンセル出来ないのも知っているし、

キューインキ開始から撃ち放つまでの時間も完全に理解しているので、

余裕のよっちゃんで後ろに余裕で回り込めるのよ。

完全にセブンファイブオーライダーとキューインキ理解しているので相手には気の毒だけどさ。

まあそれはともかく、

そのナイスプレイいいね~っておつまみにしながら、

いつもとは違う俯瞰じゃない

自分視点スリーディー視点で見ていたら

2試合ぐらい見たところで

急に気持ち悪くなっちゃったわ。

あれ気を付けた方がいいかも。

コントローラー持っていなかったら

ゲームの画面と身体リンクしていないので、

そう言うぐるんぐるん回る画面を見ていると

まあそれも見続けたら慣れるのかも知れないけど、

そのナイスプレイおつまみに!ってルービーがぜんぜん進まなく途中中断よ。

本当に気持ち悪くなっちゃったわ。

おでんは食べつつ、

それこそ早めに自分視点リプレイ画面を見るのを止めて良かったわ。

じゃないとおでんも進まないじゃない。

ふとさー

思ったんだけど

おでん塩味って入ってるんだけど

あれ理屈上で考えたら塩味は濃くなって行くはずじゃない?

都度都度水を足すときおでんの素の粉末のパウダーおでんの素を追加で入れるんだけど

その中には1袋10グラムぐらい塩が入っていて、

まだ確か2から3袋は入れてると思うんだけど、

そう考えると塩分過多でおでんルーシーのスープ塩味が濃い!ってなるわけじゃない。

でもぜんぜんそうならないのはなんでだろう?なんでだろう?なんでだなんでだろう?って

海の中で昆布が出しがでないのなんでだろう?って

海洋生物学者の人のマジレスでは

昆布は頑張っているから!って理由がズキューンって来たわ。

まあ要は昆布は生きていて頑張って海の中で生きたいるから!って理由

生きていたら自分身体から何かが染み出すことはないってことの理屈みたいなのよね。

へーって納得の当然だわ。

でもそう考えると

私のこのもう育てておでんの鍋のベーナーのルーシーが2か月になろうとしているんだけど、

あんまり塩味が濃くなっていないのよ。

あれ塩分どこにいっちゃうの?

大根が主に吸収しているのかしら?

考えたら大根に味が染みるから多少の塩味も感じるからやっぱり私の予想は大根塩分持って行っちゃう?ってことなのかな?って思うのよ。

常考えたら、

そのあの塩分量かなり塩味が濃くなるはずなんだけどなぁ。

おでん研究家の人の見解を聞きたいところよ。

から

おでんの鍋のベーナーのルーシーの出汁は良い色になっているんだけど、

たまにちゃんとそのルーシーの味見もしないと

色は付くけど味がしないおでん担っちゃうことをこのシーズン気付いたの2回目なのよね。

1回目のときはよくそ現象のことが分かっていなかったけど、

2回目となれば、

はて?塩味どこいった?って冷静に判断できたわけ。

うーん。

本当に塩分はどこに行っちゃったのかしら?

ミステリーだわ

ミステリーハンターにハントして欲しいぐらいの内容のインスパイヤネクスト

横浜の豪華客船コロナの人たちへの差し入れ差し入れ崎陽軒シウマイ弁当4000食が差し入れされず消えたぐらい不思議よね。

『豪華客船消えた崎陽軒弁当ミステリー』で実写ドラマ化して欲しいわ。

そんでもって『捜査課長』や『警視庁捜査課長スペシャル』とか等でお馴染みのナイツ土屋さん演じる谷保健作さんが解決して欲しいわ。

やほけんさくってウケるー!みたいな。

そのぐらい私のおでん塩味がどんどんなくなっていく謎なのよ。

塩って煮たら蒸発しないでしょ?

さすがにそれは私でも分かるし、

てなると、

濃くなって塩辛くなるってのが当然じゃない?

でもその塩味がしないってことは

たぶん一番吸収要素の一番あるであろう大根塩分持って行ってるってことなのかな?って

概ねおおよその予想は付いているんだけど、

多分私のおでんの鍋の塩分を盗んだ犯人大根よ!

間違いない!

その自分の名推理名探偵さ加減に酔いしれていたところよ。

谷保健作するまでもないわ!

うふふ。


今日朝ご飯

タマサンドしました。

玉子の濃厚な美味しさが詰まったタマサンド

やっぱりこのお店の私ランキング殿堂入りタマサンドだわ。

1日に3度食べても飽きないレヴェルよ。

サンドイッチ屋さんも美味しいサンドイッチ作りで商い上手ってところかしら。

デトックスウォーター

ホッツ白湯ウォーラー柚子ジャム入れて

ホッツ白湯柚子茶風ウォーラーしました。

柚子ジャムあんまりたくさん入れすぎないようにするのがコツかも知れないし。

コツがつかめなかったら少な目に入れてみて。


すいすいすいようび~

今日も頑張りましょう!

2022-12-08

anond:20221208124502

そりゃ運動神経でどうにかできるガキのレベルの話だろ。

そんなもん勉強だって一流の数学者でも高校レベルなら数学以外の教科もトップクラスの成績を取れる。

じゃあ大人になって数学者生物学者でどちらも世界三番以内に入れるかと言われると無理だろ

2022-11-12

詭弁の特徴のガイドライン

詭弁の特徴のガイドライン

例:「犬ははたして哺乳類か」という議論をしている場合あなた

「犬は哺乳類としての条件を満たしている」と言ったのに対して否定論者が…

1:事実に対して仮定を持ち出す

 「犬は子供を産むが、もし卵を生む犬がいたらどうだろうか?」

2:ごくまれな反例をとりあげる

 「だが、時として尻尾が2本ある犬が生まれることもある」

3:自分の説に有利な将来像を予想する

 「何年か後、犬に羽が生えないという保証は誰にもできない」

4:主観で決め付ける

 「生物業界に言っても犬が哺乳類だなんて誰も認めるわけがない」

5:資料を示さず自論が支持されていると思わせる

 「世界では、犬は哺乳類ではないという見方一般的だ」

6:一見関係ありそうで関係ない話を始める

 「カモノハシが卵を産むのは知っているか?」

7:陰謀であると力説する

 「それは、犬を哺乳類と認めると都合の良い西洋ご都合主義だ」

8:電波を発する

 「何、犬ごときにマジになってやんの、バーカバーカ」

9:自分見解を述べずに人格批判をする

 「犬が哺乳類なんて言う奴は、社会に出てない証拠現実をみてみろよ」

10:ありえない解決策を図る

 「結局、犬が卵を産めるようになれば良いって事だよね」

11レッテル貼りをする

 「犬が哺乳類だなんて過去概念にしがみつく右翼イタイね」

12:決着した話を経緯を無視して蒸し返す

 「ところで、犬がどうやったら哺乳類の条件をみたすんだ?」

13:勝利宣言をする

 「犬が哺乳類だという論はすでに何年も前に論破されてる事なのだが」

14:細かい部分のミスを指摘し相手無知認識させる

 「犬って言っても大型犬から小型犬までいる。もっと勉強しろよ」

15:新しい概念が全て正しいのだとミスリードする

 「犬が哺乳類ではないと認めない限り生物学に進歩はない」

ここまでが詭弁の特徴15条

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16:未決着事項や仮定をさも当然のように前提にする。

 「さっきも言ったように犬は他の哺乳類とは性質DNA的にも明らかに何もかも違うが?ここから考えても犬は哺乳類ではない。」

17論点をすりかえる

 「犬が哺乳類だなんて倫理的に許されるのか?」

18:事実の一部のみを抜き出してミスリードする。

 「哺乳類ではない生物としてワニがいるがこれは犬と同じ“4本足の生物である。それでなんで犬が哺乳類なんだ?」

19:相手に譲歩したと見せかけながら、自分意見を押しつける。

 「犬は基本は哺乳類という見方もあるかもしれないが、明らかに哺乳類ではない犬も存在する事に間違いはない。」

20:条件の包含関係を間違える

 「犬がおまえと同じ哺乳類というのなら、お前は4本足で歩き、吠えたりするのか。」

21:全てか無かで途中を認めないか、あえて無視する。

 「全ての犬が哺乳類としての条件を満たしているか検証するのは不可能だ(だから哺乳類としての条件を満たしているとはいえない)」

22:勝手に極論化して、結論正当性に疑問を呈する。

 「犬が哺乳類としての条件をいくつか満たしているかもしれないが、全てを満たせているか知るには地球上の全動物学者が一致団結して研究しないと分からんよな。」

 「ではこれら犬のような生き物は全て哺乳類可能性があるのだろうか?」

23自分で話をずらしておいて、「話をずらすな」と相手を批難する。

 「現在問題なのは広義の哺乳類定義であり、一例としての犬が哺乳類といえるかどうかは問題ではない。話をそらすな。」

24ネタと決めつけて議論を停止させる。

 「ネタかな?」

25:嘲笑で優位に立った様に振舞う

 「じゃあお前が世界中の図鑑を直してこい。」

26:反論の代わりに詭弁ということにしてすます

 「はいはい。それは詭弁から

27:不適切比較や例え話をする

 「犬が哺乳類だという論で言ったら、恐竜哺乳類って事になる」

28相手の主張を歪曲して引用する(ストローマン論法

 「現在生物学の分類が間違いだらけとかいう主張はおかしい」

29:自分意見に合わせられる事象意図的に集める(チェリーピッキング)、観測できる範囲で全てを決めつける。

 「周りの何人かは犬は哺乳類ではないと言っていた。やはり犬は哺乳類ではない派が圧倒的である

30:因果関係相関関係を見誤るまたは、存在しないところに見出す

 「犬は哺乳類だという人たちが登場した時期と、生物学の進歩が停滞した時期が一致するが?」

31自分ルール自分定義を持ち出す

 「哺乳類とは手を使える種族の事を一般的には指すので犬は哺乳類ではない」

32:不安を煽る

 「犬を哺乳類だとみなして何か問題が起きたらどうする気だ?」

33自然主義の誤謬

 「今まで犬は哺乳類では無いとされてきたのでこれからもそう考えるべき」

34:資料根拠を示さず、存在するとだけ強弁する

 「何度も言うが犬が哺乳類ではない科学的な根拠ちゃんとあるだっての。ここで騒いでないで自分で調べろよ。」

35:勝手相手をなだめて(または嫌味で)話を終わりにしようとする

 「あなた個人が犬は哺乳類ではないと考えているならそれはそれでも良いんじゃないか。」

36:自分にとって都合の悪い質問や指摘には返信しない


37:対立する概念が新しいものと主張し疑問を呈する。

 「犬が哺乳類ではないという考えは歴史が長くずっとあったものだが犬が哺乳類だというのはここ最近登場した思想だろう。犬が哺乳類だという考えが果たして正しいのか?」

 ※15の反対なので、議論中にそちらと同時に登場すると矛盾する。

38:議題の判断ではなく、これまでの傾向での判断統計的差別に走る。

 「新たな概念を主張しながらも問題だった例がいくらでもある。それなのに犬が哺乳類だという考えを採用できるか?これまで間違い例があったのに?」

39:相手の示すデータを偏っていると無根拠に主張し採用しない。

 「生物学者に聞いたアンケートというのはそもそも犬は哺乳類だと主張する学者だけに質問しているので信頼性がない」

2022-05-18

シン・ウルトラマンツッコミどころ(ネタバレ少し)

セクハラ関係は既に色々言われてるので、それ以外の点をメインに。

全般的ストーリーが駆け足すぎる。オリジナル39話の要素を2時間圧縮してるんだから仕方ないところではあるけど。

戦闘シーンが後半になるほど淡白になるのは盛り上がり的にはどうかと。ガボラ編が一番面白かった。

・禍特対が終盤までほとんど活躍してない。自力で5体も倒してきたチームという感じがしない。

シン・ゴジラの時もそうだったけど、仕事してる描写が「ノートパソコン開いて何か入力してる」ばかりなのはどうにかならないのか? もっとこう、なんか描き方があるだろう。

・禍特対メンバー描写が薄い。生物学者という設定とか、どこに生かされてるんでしょうか? そういや役名を覚えられなかったなと思ったら、主人公ヒロイン以外あんまり名前を呼ばれてないよね。

匂いで探すあれだけど、調印式で強奪するなら匂いを追う必要は無いのでは? てっきりその前に奪ってすり替えておくとかだと思ったんだけどな。

ガボラ戦の時に神永さんがいきなりいなくなってるのに、誰も何にも言わないのはなんで?

結構危険現場に出ていくのに、ヘルメットもなしのスーツというのはどうなのか? オリジナル同様、内勤の時はスーツ現場に入る時は蛍光オレンジ作業着ヘルメットの方がリアルなんじゃないの?

・同僚としての神永やウルトラマンと禍特対との関係描写が薄いから、終盤であそこまで愛着を見せるのが唐突に思えてしまう。

2022-05-11

anond:20220509231539

盛口 満の生き物屋図鑑という本を図書館で見てすごくおもしろかったです。

生き物ではなく生物学者図鑑なんですが、バリエーション豊富さに驚きました。

2022-02-09

anond:20220209023059

生物学者に言わせると、生き残ったものは「強い」んじゃなくて「運が良い」と捉えたほうがいいみたいだぞ

2022-01-27

プラネテス宇宙デブリ問題を誤解させ宇宙開発関係者迷惑している

フィクション迷惑を被っている人たち、いろいろいそう

2022-01-17

昨日は何もしたくなかったので何もしなかった

遅く起きて少しだけ本を読んで昼寝をした

本は『蜂と蟻に刺されてみた』というイグノーベル賞を受賞した生物学者の本

自分の体で実際に刺されてみることで指数的に痛みを数値化して研究している人だ

読む前はバカなことをするもんだと笑っていたんだけど、虫って体が小さいか研究するために毒液を集めようにも1体からほんの少量しかとれなくて毒液中の成分分析とか毒液の作用の原因追及とかハードルが高すぎらしい

そっから一歩進めるために指数を導入したのだとか

今日読んだところで面白かったのはシュウカクアリの集団交尾についての記述

この集団交尾には2種のシュウカクアリの雄と雌が参加するらしい

同種の雄と雌が交尾すると生殖個体が生まれ

別種同士で交尾すると労働個体が生まれ

シュウカクアリの雌は精子を蓄える性質を持っていて、労働力をたくさん生み出すために別種の雄とたくさん交尾して、同種同士の交尾の結果の生殖個体は少しだけ生めればいい

一方、オスは自分遺伝子を後世に伝えるためには同種の雌と交尾をすることを望んでいる

から熱狂的に争いながら交尾するらしい

この交尾集団さらに奇妙さを増しているのはオスもメスも相手がオスなのかメスなのか区別できないから、とりあえず交尾しようとして判断するということだ

別種同士で交尾することが通常だというのも驚きだし、雌雄で交尾目的が異なるのもまた面白

人間倫理や無理なアナロジーで測れない虫の世界純粋好奇心を満たしてくれる

昔、『ムシヌユン』を読んだとき爆笑したもんだけど、もう少し虫の生態についての本を読んでから再読したら違う感想を持つんだろうか

『ムシヌユン』は昆虫博士に憧れた気弱な青年が虫人間になって、性欲が抑えきれず大変な目に合う漫画なのだけど、人間から見ると主人公の行動は奇妙だけど、虫側から見ると理にかなっていたりするもんなんだろうか

そのうち再読したいもんだ

今日も何もしたくないけど、朝が来れば仕事をするのだろう

2022-01-08

経済学人文科学なみに胡散臭いと思ってる

人文科学界隈はソーカル事件で死んだけど、経済学もそれを笑えないと思ってる。

デフレの真っ只中に行われる増税は景気に良いかいか

日本国債は現在の水準の海外保有比率でもデフォルトに陥りうるかどうか」


こんな

「これに科学的な答え出せないならもう学問看板おろせよ」

って程度の議題ですら一流学者同士が真っ向から意見対立させて喧喧囂囂やり合っている。

こんなのまともな学問じゃねえよ。

同僚や上司無能社員に「お前マジでなんならできるんだよ……」と呆れ果ててるときの感じに近い。


経済学さあ、お前マジでどんな問に対してなら自信もって正解出せるんだよ。


「モケーレムベンベが実在するかどうか」

生物学者意見対立して激しく論争するのはまさに学問だと思うけど、経済学に関しては酷すぎる。

2021-12-09

anond:20211207220820

こいつさ、一般人が「おまえ変態じゃんw」とか言ってたら横から口を挟んで「君ぃ、変態という言葉はだねぇ、一般人に知られている用法はその通りかもしれないが、特殊な界隈には特殊定義があるんだよ。生物学世界ではだねぇ、、、」とか言い出すやつか?w 自分生物学者でもないのにww

たぶん非モテ論壇とやらは生物学会なみに偉いと本気で思ってそうだよww

2021-12-07

anond:20211207220820

生物学者ww  偉そうなヤツw  嫌味ったらしいヤツや

anond:20211207220613

生物学者に「変態にそんな定義はないw変態ってのは全裸で外を歩くような奴のことだろ」って言うようなもの

一般人に知られている用法はその通りかもしれないが、特殊な界隈には特殊定義がある

2021-11-08

高学歴無敵の人が、大量虐殺を実現することは可能なのか

最近無敵の人による犯罪ピックアップされているが、どいつもこいつもやることは中途半端だ。

サラダ油やらライターオイルやらで頑張るけど、結局一人も殺せてない。

現在、こういう犯行を犯してきたのは、学のない無能ばかりで結果的に助かっている。

しかし、もし仮に、学のある人間人生絶望し、公共の場所で大量殺人を図ったとしたらどうなるのだろうか?

アカデミアでのキャリアが行き詰った生物学者工学博士やらが自殺するニュースはよく見るが、

そういう人間たちが世の中に牙をむいたらどうなるのだろうか?

青葉越えもありうるだろう。

インハンドという漫画では、生物学者自分で改造したウイルスをまき散らして子供親権を取り戻そうとする話があった。

CRISPERなどの技術革新遺伝子操作比較簡単になってきている。

もし本気でバイオテロを引き起こそうという人間がでたら、どうなるのだろうか。おそらく止める手立てはないだろう。

個人的には、そういう事件を見てみたい。ビル一棟が燃えたり、地下鉄文字通り火の車になったりするのを死ぬ前に一度見てみたい。

2021-10-21

共産党と、ルイセンコ学説

かつてソビエト連邦では、メンデル遺伝学はブルジョア主義に基づく誤った学説であるとして否定され、獲得形質遺伝するというルイセンコ学説こそが共産主義に基づく正しい科学であるとされた。

ソ連国内メンデル遺伝学を正しいとする生物学者たちは、シベリア送りになって死んだ。

当時、日本でも共産党を支持する科学者の多数が、政治的理由からルイセンコ学説を支持した。その後、ソ連国内政治権力の変化によりルイセンコが失脚し、ルイセンコ学説に基づく農法に効果は無かったと明らかになった。しかし、ルイセンコ学説を支持した日本科学者たちは、自分たちの過ちを認めることはなく、まるで最初から支持していなかったかのように振る舞った。

共産党は何も変わらない。論理科学的な根拠ではなく、思想に基づく結論を先に用意し、現実の方を曲げようとする。今まさに、ルイセンコ学説と同じ過ちを再び、表現規制論でも犯そうとしている。

共産党及び協力政党政権を握ると、何が起こるか。

2021-10-04

anond:20211004111836

日本での新規感染者が8月から9月にかけて急減したことで、「エラーカタストロフ限界」という理論にも注目が集まりつつある。

エラーカタストロフ限界」とは、

1971年米国進化生物学者提唱したもので、

ウイルス変異しすぎるとそのせいで自滅する」という主張だ。

50年前の説が注目されるようになったのは、

インドデルタ株の出現で最悪の事態に陥ったが、充分な対策が採られなかったのにもかかわらず、

急激に感染者が減少したこときっかけだ。

2021-09-06

原始人がネックレスをつけた理由 パート1

概要

貨幣前身は、言語とともに、初期の現代人が他の動物解決できない協力の問題解決することを可能にした。これらの原型は、非フィアット通貨と非常に特殊な特徴を共有しており、単なる象徴や装飾品ではなかった。

お金

17世紀イギリスアメリカ植民地では、当初から硬貨の不足という問題があった。イギリスの考えは、大量のタバコ栽培し、世界的な海軍商船の船のために木材を切り出し、その見返りとしてアメリカ人の労働力として必要物資を送るというものであった。つまり、初期の入植者は、会社のために働き、会社の店で買い物をすることになっていたのである投資家王室は、農民要求に応じてコインで支払い、農民自身物資を買わせ、さら天罰として利益の一部を確保するよりも、この方法を好んだ。

植民地の人々の解決策は目の前にあったが、彼らがそれを認識するまでには数年を要した。原住民お金を持っていたが、それはヨーロッパ人が慣れ親しんできたお金とは全く違っていた。アメリカン・インディアンは何千年も前からお金を使っていたし、新しくやってきたヨーロッパ人にとっても便利なお金であった。しかし、ニューイングランドの人々は、銀も金も使わず自分たち生活に最も適したお金を使っていた。その代わりに、彼らは獲物の耐久性のある骨組みという、その環境に最も適した貨幣を使っていた。具体的には、ワンパムと呼ばれる貝(ホンビノスガイ)とその近縁種の貝殻をペンダントにしていた。

貝は海でしか採れないが、ワンパムは内陸部でも取引されていた。アメリカ大陸の各部族には、さまざまな種類の貝殻貨幣存在していた。イリコイ族は、貝の生息地に近づかずに、最も大きなワンパムの財宝を集めることができた。ワンパムを専門に製造していたのは、ナラガンセッツ族などほんの一握りの部族で、他の何百もの部族(その多くは狩猟採集民)がワンパムを使用していた。ワンパムのペンダントは、長さとビーズの数が比例しており、様々な長さのものがあった。ワンパムペンダントの長さは様々で、ビーズの数は長さに比例しており、ペンダントを切ったり繋げたりして、支払った金額と同じ長さのペンダントを作ることができた。

入植者たちは、本当のお金とは何かという問題を克服すると、ワンパムの取引に熱中した。貝(clam)は、アメリカでは「お金」の別名として使われている。ニューアムステルダム現在ニューヨーク)のオランダ人知事は、イギリスアメリカ人の銀行からワンパムで多額の融資を受けた。しばらくすると、イギリス当局もこれに同調せざるを得なくなった。1637年から1661年にかけて、ニューイングランドではワンパムが法定通貨となった。植民地の人々は流動的な交換手段を手に入れ、植民地貿易は盛んになった。

ワンパムの終わりの始まりは、イギリスアメリカ大陸に多くのコインを出荷するようになり、ヨーロッパ人大量生産技術を応用するようになってからである。1661年になると、イギリス政府はワンパムの製造を中止し、本物の金や銀、そして王室監査を受けてブランド化されたコインで支払うことにした。この年、ニューイングランドではワンパムは法定通貨ではなくなった。1710年にはノースカロライナ州一時的法定通貨となった。ワンパムは、20世紀に入っても交換手段として使われ続けていたが、その価値西洋の収穫・製造技術によって100倍にも膨れ上がり、貨幣発明された後に西洋で金や銀の宝飾品が行き渡ったように、よくできたお金から装飾品へと徐々に変化していった。アメリカ貝貨言葉は古風な遺物となった。百貝は百ドルになった。「Shelling out」とは、コイン紙幣で支払うことを意味し、やがて小切手クレジットで支払うようになった。我々は、自分たち種の起源に触れてしまたことを知らなかった。

収集

ネイティブ・アメリカンお金は、貝殻以外にも様々な形があった。毛皮、歯、そして後述する特性を持つ他の様々な物体も、交換手段としてよく使われた。12,000年前、現在ワシントン州で、クロービス族は、驚くほど長い角岩の刃を開発した。しかし、すぐに折れてしまう。これでは切ることもできない。火打ち石は「楽しむため」に作られていたのか、それとも切ることとは関係のない別の目的のために作られていたのか。後述するように、この一見軽薄に見えることが、実は彼らの生存にとって非常に重要であった可能性が高い。

しかし、ネイティブ・アメリカンは、芸術的ではあるが役に立たない刃物最初に作ったわけではないし、シェルマネー発明したわけでもない。ヨーロッパ人も、昔は貝や歯をお金にしていたし、牛や金、銀、武器なども使っていた。アジア人は、それらすべてを使い、政府が発行した偽物の斧も使っていたが、この制度も輸入していた。考古学者が旧石器時代初期の貝のペンダント発見しており、それがネイティブ・アメリカンお金の代わりになっていた可能性があるからだ。

1990年代後半、考古学者のスタンリーアンブローズは、ケニアリフトバレーにあるロックシェルターで、ダチョウの卵の殻やブランク、貝殻の破片でできたビーズキャッシュ発見した。これらのビーズは、アルゴン-アルゴン(40Ar/39Ar)比を用いて、少なくとも4万年のものとされている。スペインでは、この時期に穴の開いた動物の歯が発見されている。また、レバノン旧石器時代初期の遺跡からは、穴の開いた貝殻が出土している。最近では、南アフリカのブロンボス洞窟で、さらにさかのぼって7万5千年前に作られたビーズ状の貝殻が発見されている。

現代の亜種はヨーロッパ移住しており、紀元前4万年から貝殻と歯のネックレスが登場している。また、オーストラリアでは紀元前3万年から貝と歯のペンダントが出土している。いずれも高度な技術を要するものであり、もっとから行われていたと思われる。採集や装飾の起源は、解剖学的に現存する亜種の原産地であるアフリカである可能性が高い。人類が常に飢餓と隣り合わせの生活をしていた時代に、貝殻の製造には膨大な技術時間必要だったのであるから収集してネックレスを作ることには重要選択利益があったはずである

実質的貿易を行っていない文化や、現代的な貨幣使用している文化であっても、事実上すべての人類文化は、ジュエリーを作り、楽しみ、実用性よりも芸術性や家宝としての価値を重視している。我々人間は、貝殻のネックレスやその他の種類のジュエリーを、純粋に楽しむために集めている。進化心理学者にとって、人間が「純粋に楽しむため」に何かをするという説明は、説明ではなく、問題提起なのである。なぜ多くの人が宝石を集めたり身につけたりすることを楽しんでいるのか?進化心理学者にとってこの問題は「何がこの楽しみを進化させたのか?」ということである

進化と協力、そして収集

進化心理学は、ジョン・メイナードスミス重要数学発見から始まる。スミスは、発達した集団遺伝学の分野から共進化する遺伝子の集団モデルを用いて、単純な戦略的問題ゲーム理論「ゲーム」)で使用される善悪戦略コード化できる遺伝子を提唱した。スミスは、これらの遺伝子が次世代への伝播を競っている場合競争相手提示する戦略問題に対してナッシュ均衡となる戦略進化させることを証明した。このゲームには、協力の典型的問題である囚人のジレンマ」や、攻撃とその緩和の典型的問題である「鷹と鳩」などがある。

スミス理論重要なのは、これらの戦略的ゲームは、近距離表現型間で行われているが、実際には、究極のレベルである遺伝子間のゲーム、つまり伝播されるべき競争レベルで行われているということである遺伝子(必ずしも個体ではない)は、あたかも拘束された合理性生物学原材料過去進化歴史考慮して、表現型が表現できる範囲内で、可能な限り最適な戦略コード化する)と「利己的」(リチャード・ドーキンス比喩使用であるかのように行動に影響を与える。遺伝子が行動に与える影響は、遺伝子が表現型を通じて競合することで生じる社会的問題への適応であるスミスはこれらの進化したナッシュ均衡進化的安定戦略と呼んだ。

性淘汰や血縁淘汰など、それまでの個人淘汰説の上に構築されていた「エピサークル」は、このより一般的モデルの中に消え去り、コペルニクス的な方法で、個人ではなく遺伝子を理論の中心に据えることになる。このようにドーキンスは、スミス理論説明するために、「利己的な遺伝子」という比喩的でよく誤解される言葉を使っている。

旧石器時代人間のように協力し合う種は他にほとんどない。雛の世話、アリ、シロアリハチコロニーなど、動物が協力するのは親族からであり、親族にある自分の「利己遺伝子」のコピーを助けることができるからである。非常に制約の多いケースでは、進化心理学者が「相互利他主義」と呼ぶ、親族以外の者同士の継続的な協力関係存在する。ドーキンス説明によると、好意の交換が同時に行われない限り(場合によってはその場合でも)、どちらかが不正を行うことができる。そして、普通はそうする。これは理論家が「囚人のジレンマ」と呼んでいるゲーム典型的な結果である詐欺師と吸血者の集団では、常に詐欺師が勝つ。しかし、「Tit-for-Tat」と呼ばれる戦略を用いて、相互作用を繰り返すことで協力するようになる動物もいる。この報復の脅威が継続的な協力の動機となる。

しかし、動物世界で実際にそのような協力が行われる状況は、非常に制約が多い。主な制約は、少なくとも一方の参加者が多かれ少なかれ相手の近くにいなければならない関係限定されていることである。最も一般的なケースは、寄生虫とその体を共有する宿主共生体に進化した場合である寄生虫宿主の利害が一致し、どちらか一方が単独活動するよりも、両者が一緒に活動する方が適している場合(つまり寄生虫宿主にも何らかの利益をもたらしている場合)、Tit-for-Tatゲーム成功させることができれば、両者の利害、特に世代間の遺伝子の出口メカニズムが一致した状態である共生体に進化する。そして、1つの生物となるのであるしかし、ここでは協力だけではなく、搾取も行われている。それらは同時に起こる。この状況は、以下で分析する人間が開発する制度、つまり貢ぎ物に類似している。

寄生虫宿主が同じ体を共有して共生体に進化するのではない、非常に特殊な例がある。寄生虫宿主が同じ体を共有し、共生生物進化するのではなく、同族ではない動物と高度に制限された縄張りを持つ、非常に特殊な例がある。ドーキンスは、クリーナフィッシュを例に挙げている。この魚は、宿主の口の中を泳いで出入りし、そこにいるバクテリアを食べて宿主の魚に利益をもたらす。宿主である魚は、クリーナーが仕事を終えるのを待ってから食べるというズルをすることもできる。しかし、そうはしない。両者とも移動可能なので、潜在的には自由関係を断つことができる。しかし、クリーナフィッシュは個々の縄張り意識を非常に強く進化させており、偽造しにくいブランドロゴのように、偽造しにくい縞模様や踊りを持っている。宿主魚はどこに行けば掃除してもらえるかを知っているし、もし不正をしたら、新しい不信感を持った掃除魚ともう一度やり直さなければならないことも知っているのだ。この関係入口コスト、つまり出口コストが高いので、不正をしなくてもうまくいくのである。それに、クリーナフィッシュは小さいので、それを食べることで得られる利益は、少数の、あるいは1匹のクリーニングで得られる利益に比べて大きくはない。

最も適切な例として、吸血コウモリがある。その名の通り、獲物である哺乳類の血を吸う。面白いのは、良い夜には余剰分を持ち帰るが、悪い夜には何も持ち帰らないことだ。彼らの暗躍は非常に予測不可能である。その結果、幸運な(あるいは熟練した)コウモリは、洞穴の中で幸運でない(あるいは熟練していない)コウモリと血を分かち合うことが多い。彼らは血を吐き出し、感謝している受取人がそれを食べる。

このようなレシピエントの大部分は親族である。屈強な生物学者G.S.ウィルキンソンが目撃した110件の血反吐のうち、77件は母親子供に食べさせるケースであり、その他のケースもほとんどが遺伝的な親族であるしかし、親族間の利他主義では説明できないケースも少なからずあった。これらが相互利他主義のケースであることを示すために、ウィルキンソンは2つの異なるグループコウモリ個体群を組み合わせた。コウモリはごく稀な例外を除いて、元のグループの旧友にしか餌を与えなかった。このような協力関係を築くには、パートナー同士が頻繁に交流し、お互いを認識し、お互いの行動を把握するような長期的な関係を築く必要がある。コウモリ穴は、そのような絆を形成できる長期的な関係コウモリを拘束するのに役立つ。

人間の中にも、非常にリスクの高い不連続な獲物を選び、その結果得られた余剰分を親族以外と共有していた者がいたことがわかるだろう。実際、人間は吸血コウモリよりもはるかに大きな範囲でこれを達成している。その方法が本論の主題であるドーキンスは、「お金は、遅延した相互利他主義正式トークンである」と示唆しているが、この魅力的なアイデアをそれ以上追求することはない。我々はそうする。

人間の小集団の中では、世間の評判が一人の個人による報復よりも勝って、遅延型互恵主義の協力を動機付けることができる。しかし、評判を信じることには2つの大きな誤りがある。どの人が何をしたかについての誤りと、その行為によって生じた価値や損害を評価する際の誤りである

顔や好意記憶する必要があるというのは、認知上の大きなハードルであるが、ほとんどの人間比較的容易に克服できると考えている。顔を認識するのは簡単であるが、好意を受けたことを思い出すのは難しい。また、好意を受けた人にとって、その好意がどのような価値を持つものであったかを思い出すことは、さらに困難である紛争や誤解を避けることは、不可能なほど、あるいは法外に難しいことである

パート2: https://anond.hatelabo.jp/20210906120933

パート3: https://anond.hatelabo.jp/20210906125926

パート4: https://anond.hatelabo.jp/20210906130017

パート5: https://anond.hatelabo.jp/20210906130125

パート6: https://anond.hatelabo.jp/20210906130158

2021-06-28

anond:20210628221044

工学研究者とか理学研究者って自称しないような気がする。それに引き換え国際政治学者w国内政治学者より格上なのかw

生物学は確かに生物学者かもな、奴らのテーマは細かすぎて伝わらないのも理由かもw

アフリカツノマイマイ求愛ホルモン研究をしています」とか「クマムシの摂餌行動のサーカディアンリズムを調べています」とか細かすぎて説明できないからばっくりお茶を濁している感

2021-06-17

anond:20210617232738

脊髄反射適当なこと言ってるんだろうけど、「自然界」とか言っちゃうなら「閉経後の女は何のために生きているのか?」というのは生物学者その他の世界天才たちが長年不思議に思い続けている疑問なんですよ。

2021-05-23

anond:20210523220153

昆虫少年が好きなことを思いきり突きつめて、生物学者になったりする世の中が凄く理想的だと思うけどなあ。

そういう虫博士さかなクンみたいな人も研究時間を削って学内業務をやらなきゃいけないのか。

2021-04-04

anond:20210404163451

生物学者変態とおなじ言い方をして変態と誤解させるふるまいをやめるべきだと思う

2021-03-07

町山智浩高橋ヨシキ早稲田

自分たち男性コミュニティ内部でのホモソーシャル関係を優先して、平気で女性尊厳を踏みにじるのも、二人が「早稲田大学出身者」と聞くと納得がいく。

早稲田大学文学部渡部直己セクハラ事件が発覚した時も、被害者である大学院生女性とその支持者に対して、大学側と渡部直己の子分の教員が「口を噤むように」と圧力を掛けていた。結果的渡部早稲田大学を止めたものの、結局は早稲田派閥文学ムラのコネ仕事を恵んでもらって生き延びている。

まともに実験ノートも書いていない生物学者学術上の新発見をしたと大々的に取り上げたのも、彼女早稲田人間だったから。

高校生野球部員が練習試合ホームランを打ったとわざわざニュースにしたのも、彼が早稲田人間だったから。

早稲田派閥は、悪い意味で「仲間意識」が強い。業績が怪しい人間でも「早稲田人間」であれば、マスメディア内部にいる早稲田OBスター祭りあげようとする。

たとえ不祥事を起こして職を追われても、生き延びられるようにと早稲田派閥が便宜を図る。そのため、現在早稲田内部に存在する不祥事予備軍の人間たちにも歯止めが掛からない。

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