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はてなキーワード: ユーモアとは

2024-03-29

anond:20240329064701

ならテキトーに茶化されるようなこと書くなや

もう少しユーモアを足してくれなきゃ面白くないよ

お前のつまんねえ愚痴をただ見せられる側にもなってくれよ

2024-03-26

増田のここがスゴイ!

日記を書ける

IDがバレない

比較コメントがもらえる

・学びがある

ユーモアに溢れている

お金匂いがしない

・年齢層が高い

2006年以降のアーカイブが残っている

 

増田のここがダメ

ニッチ話題で荒れがち

勝手ログアウトする

フリーワード検索ができない

・予約投稿機能がない

コメント一覧非表示機能がない

エクスポート機能がない

2024-03-22

不倫は人を変えるよ

小学生から幼なじみがいる。何でも話し合える素敵な親友だった。

彼女はずっと私の憧れだった。頭が良くて、スポーツ万能で、ユーモアがある人だった。

彼女は昔からの夢を叶えて教師になり、私はなんとなく事務員として働いている。

お互い、恋人は出来ても長続きしない事が多く、二人で呑みながらそのことについてうだうだ話したものだ。

ある日、恋人を紹介するね。と言われてそこに来たのは、ミスターオクレのような冴えないおじさんだった。

年齢は57歳。妻子持ち。しかも娘は私達よりも2歳上の30歳。

二人は目の前で幸せそうにイチャイチャしていた。子供が欲しいね〜。なんて目を見つめあって言ってたので吐きそうになった。

パパ活として金をむしり取ろうとしているなら、まだ笑えたが本気で愛しているらしい。

その後、何度も彼女に別れるように言ったが、彼女は聞かない。彼の事が好きで好きでたまらなく、とても幸せなのだという。

自分父親より年上のおじさんと不倫している。そんな彼女生理的に物凄く気持ち悪く思ってしまった。

相手奥さん子供の事なんか一ミリも考えず、自分の事しか考えず、人を傷つけても平気な所にも嫌気がさした。

今まで通り、彼女と遊んでいても楽しくなく嫌悪感生理的拒否感が出て来てしまう。

連絡が来るたび嫌な気持ちになる。

そして、親友に対してそのように思ったことへの罪悪感でいたたまれなくなる。

とても寂しいが、今まで通り仲良くする方が辛い。でも今までの関係性も好きだし、彼女と仲良くしないなんて考えられないとも思う。

どうしたらいいかからない。

2024-03-20

ハイコンテクスト文章の作り方

最後に(イヤミです)をつける

例 これはユーモアとウイットに富んだ素敵な増田投稿ですね(イヤミです)

2024-03-18

世の中のなんらかのニーズに対して独自解釈・工夫・ユーモアを混ぜて応える。

その営みは楽しいなと思う。

逆にいえば、ニーズに対して独自解釈大喜利が許されない立場での就業は、私にとって退屈であり、私が持つ価値を発揮できない機会損失といえるのだろう。

その観点仕事や居場所を選ぶのが良さそうだ。

作業効率を向上させたからといって給与が伸びるわけでも就業時間が短くなるわけでもない、言われたことをやっていればいいとする前職の文化は私に合うものではなかったといえよう。

2024-03-17

お前らは食べ放題のよろこびを忘れてしまっている

お前らは食べ放題のよろこびを忘れてしまった。ああ、なんと悲しいことだろう。

思い出せ、食べ放題のよろこびを。食べが放題なのだ。何をいくら食っても良い。いくらばかり食っても良いし、肉ばっか食っても良い。その喜びをお前は忘れてしまった。

原因はわからない。きっと加齢だとは思う。胃が弱り、ガツガツするのをみっともないと思うようになり、アブラを受け付けなくなり、鶏肉ブロッコリーを蒸したやつしか食わなくなり、そしてお前らは食べ放題のよろこびを忘れた。

思い出してほしい、小学校6年生。サッカーか?野球でもいい。スイミングでもいい。運動会というパターンもあるだろう。なんでもいいが、試合の終わり、打ち上げすたみな太郎に連れて行ってもらった日のことを思い出せ。そういう記憶が無いなら脳内捏造してもらっても構わない。

まずお前らはすたみな太郎の席につく。土曜日ランチ。値段は2580円くらいだろうか?子供ちょっといから1580円くらいかもしれない。値段なんて覚えていない。親が払ってくれるからだ。

まあ、お前が小学生だった頃のすたみな太郎いくらなのかは知らないが、とにかく驚くほど安い。最近セブンイレブンちょっと弁当ファミチキアイスコーラコーヒーを買っただけで1580円くらい行くよな。しかすたみな太郎なら食べ放題、食べが放題なのだ

そしてまず肉を取りに行く。すると広がっている、肉が。食べホならではのよろこびだ。何をとってもいい。大人になると、すたみなたろうに置いてある肉が、ほとんど固形燃料か、あるいはゴムかの、どちらかであることに気づくが、野球終わりの小学生にはごちそうにしか見えない。

そして山盛りにとって席に戻り、ひたすら食べる。とにかく美味い。どうやって食べてもいい。適当にたべてもいいし、じっくりていねいに焼いてもいい。ここで問題なのは、食べホじゃない焼肉屋では"じっくりていねいに焼く"以外の選択肢存在しないことだ。なんと不自由なのだろうか。

お前は小生意気からきっと小6にして"すたみな太郎の肉とかゴムだろw"とか言って、少しでもマシそうに見える原価の高そうな肉ばかりをとるかもしれない。

だが、そんなことをされてもすたみな太郎は痛くも痒くもない。なぜなら、すたみな太郎にとって、お前の笑顔こそが一番の報酬からだ。ほかの食べ放題屋はそうではないかもしれないが、すたみな太郎だけはお前の幸せ真剣に願っている。お前の打ち込んでいる、サッカーか、野球か、そろばんか、プログラミングか、なんなのかは知らないが習い事成功を願っている。そして今でもお前の幸せを願っている。お前は今、幸せか?

お前は忘れてはいけない、食べホの魅力を。たとえお前が老いから食べホに行かなくなったとしても、食べホに魅力があったことだけは忘れてはいけない。

食べホには自由がある。何をどれだけ食ってもいい。殺人以外は何をしても許される。

たまに「デザートは一人1品」とか抜かす食べホもあるが、最初に告知しているのであれば別にかまわない。後出しジャンケン卑怯だというだけの話で、最初からルールが決まっているのなら問題はない。食べホにおまけでデザートがついているのだと解釈すれば許せないことなど何もない。

食べホの魅力は食べが放題な部分にある。「ほかの客のためにほどほどにすべき」「ほどほどにしないと変なルールができて全員が損する」「品がない」などと抜かす奴は食べホの魅力をわかっていない。品がないのが食べホの魅力だ。(ホテルレストランがやっている「高級中華注文制食べ放題」のように品のある食べホも世の中には存在するが、そういうのは例外かもしれない)

食べ放題の魅力は、後出しジャンケンをされないところにある。明文化されているルール範囲であればなにをやっても許されるフリーダムさこそが食べ放題の魅力だ。「俺の行為で周りが迷惑するかも」なんて考える必要は1ミリも無い。マジで1ミリも無い。

自分ルールを決める権限がありながら後出しジャンケンをするカス資本家店長も食べホの魅力をわかっていない。「スイーツは1品のみ」「フカヒレは1皿のみ」「一度に注文できるのは5皿まで」とルールを明文化して戦っている食べ放題屋さんは今ではありふれている。実にフェアだ。隣町のスポーツ少年団サッカーボコボコにしたあの輝かしい日のお前のように、完璧スポーツマンシップにのっとっている。そういう店と比べると、ルールを決める権限があるのに明文化せず、シンプルルールでお得そうに見せかけて客を呼ぼうとするのはフェアじゃない。

かに、外れ値というもの存在する。赤字にならないようになっているはずの食べホに赤字の打撃を与える猛者というものは確実に存在する。だから外れ値が出たとき赤字を吸収できるように、それ以外の客で収益を上げられる仕組みにしておくべきだ。人間は食べる量が一定ではない。食べるもの一定ではない。だが平均すれば一定だ。

外れ値のせいで少食の人間は損をするかもしれないが、だからと言って外れ値を後出しジャンケン排除したら、次に外れ値として後出しジャンケン排除されるのはお前かもしれない。

後出しジャンケンで損をするのは外れ値の人間だけではない。お前も損をする。後出しジャンケンが横行すると心理的安全性が下がり、お前のような大して食べない老人までもが食べ放題を心から楽しめなくなる。だから、そういう資本家の横暴を許してはいけない。万国の労働者よ、団結せよ!

お前は年老いしまった。豚バラを一切れ食べれば胃もたれする肉体になってしまった。店の弱点を突き、店長が泣くまで食ってやろうというガッツを無くしてしまった。そのガッツこそがお前をサッカー活躍させたパワーの源だったに違いないのだが、お前はそれを忘れてしまった。

それ自体が悲しいことだとは思わない。老人には老人の役割がある。老人にガッツがあっても大して役にはたたない。お前のような老人には、威厳と、少しのユーモアさえあれば良い。

真に悲しいのは、お前がガッツを無くしてしまたことではない。お前が、食べ放題を楽しみにしていたあの頃の自分気持ち想像できなくなっていることだ。

老いしまった肉体は取り戻せないが、老いしまった想像力は少しくらいなら取り戻せるはずだ。今からでも間に合う。

からこそ思い出せ、食べ放題の魅力を。そして行け、すたみな太郎に。

すたみな太郎に行きなさい。

そしてゴムみたいな肉を食え。それに飽きたらほとんど燃料としか思えない真っ白な肉を食え。そして黒毛和牛ではなく"黒毛牛"と書いてある謎の肉を食え。黒毛牛はそれでも他の肉よりは高そうだから、黒毛牛ばかりを食え。飽きたらラーメンを食え。タフな老人になれ。サンチュを焼け。手羽先を焼け。黒毛牛を焼け。ラーメンカレーをかけろ。そのかわりに必ず全部食え。アイスを食え。他人気持ちがわかる良い老人になれ。寿司ラーメンスープをかけてお茶漬けを作れ。黒毛牛を焼け。そしてサッカーで優勝しろサッカーじゃないのなら野球でもいい。お前が優勝できないならお前の子供が優勝しろ子供も無理なら近所のガキでもいい。なんでもいいから優勝しろ幸せになれ。お前の幸福、ただそれだけがすたみな太郎の望むことだ。そしてドリンクバーを混ぜろ。"黒毛牛"をラーメンに乗せてチャーシュー麺を作れ。そして唐揚げを焼け。寿司を焼け。

2024-03-15

Akin氏の宇宙船設計法則

University of MarylandのSpace Systems Laboratoryを率いるAkin氏の、宇宙船設計に関する箴言リスト。 原文はここ:https://spacecraft.ssl.umd.edu/akins_laws.html

含蓄とユーモアに満ちていて理系・とくにエンジニアには刺さると思うのだが、和訳がなかったので翻訳してみた。自分17、35、そして最後が心に残った。あなたにはどれが響いたかコメントで教えてほしい。


1. 工学数字は不可欠だ。数字のない分析意見に過ぎない。

2. 宇宙船完璧設計するのには無限の手間がかかる。だから、どこかが不調だったとしても動作するように設計するのがよい。

3. 設計は反復的な作業だ。必要な反復回数は、今までやった回数プラス1だ。これはいつでも正しい。

4. あなた設計に最もこだわった部分は、最終設計案においては必ず役立たずとなるだろう。この落胆とうまく付き合ってゆかねばならない。

5. (ミラー法則)3つの点があると曲線が一つ定まる。

6. (マール法則)両対数グラフプロットし太いマーカーを使えば、何でも線形に見えるものだ。

7. 設計を始めるときリーダーに一番なりたがる人間リーダーに一番向いていない。

8. 自然において、最適点は中庸場所にあるものだ。極限が最適点であるという主張は信用してはならない。

9. 必要情報が十分ないことは、分析を始めないでいい言い訳には断じてならない。

10. 疑問に思ったら、推定せよ。緊急時なら、当てずっぽうでもいい。だが、実際のデータが得られたときにそこに立ち返り後始末をすることを忘れてはならない。

11. 時には、全部破棄して最初からやり直すのが一番解決に近いこともある。

12. 正しい答えが一つだとは全く限らない。間違った答えはいつも複数あるものだが。

13. 設計要件に基づく。要件が求めるよりも少し「良い」設計にすることに正当性などない。

14. (エジソン法則)「より良い」は「良い」の敵だ。

15. (シアの法則設計改善点は、主に境界部にある。設計台無しにしてしまう点も主にそこにある。

16. 以前に似た分析を行った人たちが、当代最高の叡智と直結していたわけではない。従って、彼らの分析自分分析よりも信頼する理由はない。彼らの分析自分のものとして発表する理由は、なおさらない。

17. ある分析が紙の上に書かれていることは、その正しさとは何の関係性もない。

18. 過去経験現実性チェックにもってこいだ。だが、現実性ばかり考えていると、ほかの点で素晴らしい設計台無しにしてしまうこともある。

19. あなたがこの分野のほかの人々よりずば抜けて賢い可能性は非常に低い。分析の結果、終端速度が光速度の二倍になったのなら、あなたワープドライブ発明したのかもしれないが、十中八九どこかでミスをしたのだろう。

20. 悪い設計によいプレゼンをすると、いつの日か破滅する。いい設計に悪いプレゼンをすると、即座に破滅する。

21. (ララビーの法則あなた教室で耳にすることの半分はクソだ。教育とはどちらの半分がそうなのかを理解することだ。

22. 迷ったら、文書に残しておけ(文書化の必要性は、計画が終わった直後に最大になる)。

23. 開発スケジュール絵空事に思えるものだ──いつの日か、それに間に合わせられなかったかどで顧客にクビにされるまでは。

24. 「仕事崩壊体系」というものがある。あなたが何らかの体系を与えない限り、積み上がる仕事は増え続け、いつの日か崩壊するからだ。

25. (ボウデンの法則テストが失敗した後で分析修正して、はじめからずっとくだらないミスをしていたのだと発見するのは簡単ものだ。

26. (モンテメリオの法則馬鹿なことはするな。

27. (ヴァルシの法則スケジュールは一方向にしか進まない。

28. (レンジャー法則無料の発射などというものはない。

29. (フォン・ティーゼンハウゼンプロジェクトマネージメント法則計画の最終的な必要規模を推定するには、予定期間をπ倍し、予定コスト小数点を一つ右にずらせ。

30. (フォン・ティーゼンハウゼン工学設計法則)新しい工学システム設計に最大の影響力を及ぼしたければ、絵を描く練習しろエンジニアたちの作る乗り物はいつも、最終的には初期案のコンセプトアートみたいな見た目に落ち着く。

31. (モーの進化発生の法則)どんどん高い木に登り続けても、月にたどり着くことはできない。

32. (アトキンのデモ法則機械が全部完璧に動いているときに限って、上役はそこにいない。

33. (パットン事業計画法則乱暴なやり方で今週実行されるよい計画は、来週の完璧計画にまさる。

34. (ルーズベルトタスクプランニング法則あなたのいる場所で、あなたの持っているもので、あなたのできることをせよ。

35. (サン・テグジュペリ設計法則設計完璧になったとわかるのは、足すものがなくなったときではなく、取り除くものがなくなったときだ。

36. 凡百のエンジニアは美しいもの設計できる。優れたエンジニア効率的もの設計できる。一流のエンジニアは、実用的なもの設計できる。

37. (ヘンショーの法則計画成功させる鍵は、責任所在を明確にすることだ。

38. 「たまたま」新しいロケットを使って行われる探査計画は、事実上、そのロケットの発射計画なのだ

39. (言い方を変えよう)有人宇宙計画を、現実的予算・予定通りのスケジュールで進めるための3つの鍵:

 1. 新しいロケットを使うな。

 2. 新しいロケットを使うな。

 3. 何でもいいから、とにかく新しいロケット設計するな。

40. (マクビランの法則)うまくいくまで、改善することはできない。

41. 何かを正しくやる十分な時間があることは絶対にないが、しかしなぜか、何かをやり直す時間ならいつも十分にあるのだ。

42. 飛行計画がなければ、金がない。飛行計画があると、時間がない。

43. 何かを本当に理解できるのは、それを三度見たときだ。もしくは、それを一度教えたときだ。

44. (ラチャンスの法則)「時間たっぷりある」は、非常に短い時間で「時間が足りない」になる。

45. 宇宙は一切のミスを許さない。エンジニアあなたがしくじれば、誰かが死ぬ自分分析ほとんど正しかったのに……と言っても、部分点はもらえない。

2024-03-14

anond:20240314182108

増田には「エレファントanond」で検索して見てほしい

ところで、私は最近、「ユーモア」というものがなんなのかわからなくなりつつあります

[] 2024-03-14

箴言の「愚か者」に関する文を読むと、私自身が本当に愚か者に思えてきます

しかし「自身を賢いとみなす者」「軽率発言をする者」は愚か者以下の存在である箴言にはっきり書かれています

現代ソーシャルメディア時代をまるで言い当てているかのようです。

ソーシャルメディアSNSのこと)では、自身を賢いと思ったり、軽率発言をしている人たちがトローリングをしています

ある人は「匿名活動していたらそのせいで職を失ったので、実名活動するようになりました」と言っていましたが、匿名であろうと実名であろうと、口数が多ければ罪を避け得ないと言われます

かに彼は実名活動することによりたくさんのフォロワーに囲まれることとなりましたが、彼のマウンティングに傷つく人はたくさんいるようです。

私が嫌いなのは、知性で張り合おうと考える人たちのことです。

議論というのは、内容を見て判断するべきものです。それを、「低学歴が何を言っても無駄である」といったことを言う人がいます

まるで高学歴自分は賢いか議論する価値があるとでも言いたいような、そういう人たちがいるようなのです。

肩書が何であろうと、神の前ではみな一人の証人です。

その証人が正直なことを言っている限り、知性で張り合う必要はないのです。

ところで、私は最近、「ユーモア」というものがなんなのかわからなくなりつつあります

例えばちびまるこちゃんで、山田おちゃらけているときに、「ははは、馬鹿臭い」と笑うのは、嘲りに基づいています

あるいは芸能人ネタを見るときも、基本的には馬鹿らしさに対する嘲りではないでしょうか。

たくさんの「笑い」が、実は嘲りに基づいていたことを認識すると、何が良い「笑い」なのかわからなくなってきたのです。

一言えるのは、私が犬と遊んでいるときの笑いは嘲りではないということです。

そしてソーシャルメディア上の「笑い」の多くが嘲りに基づいていることを認識したので、「ソーシャルメディアを楽しむ」というのが、一体どういうことなのかわかりません。

単に情報を共有するのが目的であるなら、怒りを誘うような「おすすめ」も必要ないし、トレンドタグ必要ないでしょう。必要情報をくれる人をフォローすればいいだけです。

しかしこの「必要情報をくれる人」というのも厄介で、必要性に基づけば99%はノイズなのです。

すると、ソーシャルメディアの使いみちはもはや「仲のいい友人と連絡を取るためのツール」ぐらいで良いような気がしてきますし、知性をひけらかすために他人を煽る必要はないと思うわけです。

要約すると、「愚か者以下の存在」がソーシャルメディアユーザーには多くいますインフルエンサーがその例でしょう。

歴史的に培われてきた、箴言のような倫理観は、現代において軽視されているように見えます

ソーシャルメディアに保存された情報は今後何十年と経っていったときにどうなるのか。恥ずかしい黒歴史を溜め込むだけのものになっているかもしれませんね。

2024-03-11

anond:20240229034138

90年代空気を残したまま

正直そうは思わんかったな、再現しようとしてた痕跡はあるけどやっぱ令和の空気感だわ

建物が綺麗過ぎるんかね


ウルトラCをやってる

前作の貯金があるとはいえよう詰め込んだなと思ったよ

ダレ防止なのかちょっとクエストで出てくるミニゲーム鬱陶しいけど


>カッコつけるだけじゃダメで、ゲームならではのユーモアに落とし込むのが正解だったんだよね

これはマジでそう

FF12・13・15はまさにカッコつけの連続で(15はこれじゃいかんとコラボフレンドリーにしようとして滑った感じ)

FF16も前半の暗い復讐劇で通してたらおーこれが新しいFFなんやって思えたけど

後半で歴代FFなぞろうとしてた割にドット時代やその雰囲気まだ継いでた7みたいなコミカルさやおもしろ小ネタが無くてきつかった

リバースだとその辺元に戻そうとしてるのと、龍が如く参考にしたんやろな感は拭えなかったけどリアル調をギャグに使ってるのはやればできんじゃんって思った

メインスタッフはじめカッコつけの多いスタッフが丸くなっただけのような気するが


ただモーグリだけはFF16の圧勝 糸目にできなかったカッコつけさえ捨てれば…

2024-03-09

anond:20131213204001

こういうのブクマカ推しなのは勘違いユーモア」の晒し上げなの?それとも本気でセンスあるとかおもっちゃってるの?😩

anond:20240308053133

好みには個人差があるからレベル差があるのか単に好みじゃないのかはわからないよね。

文中の「ファッキンガム」を知性とユーモアに溢れた表現と感じるか中学生の女オタクみたいでキモいと感じるかは意見が分かれるところだし、好みの差は大きいと思う。

2024-03-08

シンプルレベル差で間接的に殴られた話

好きな制限プレイ動画がある。

仮に作者をAさんとする。

何十周とは言わないが、合計20本くらいあるAさんのそのシリーズ動画を5、6回は見てきたと思う。

動画シンプルで過度な編集はなく、作中入れられる解説文体も端的でわかりやすい。派手さはないが落ち着いていて、本当に気に入っていた。

このシリーズは仲間の名前プレイヤーが決められるのだが、ネーミングセンス知的さとユーモアに溢れていて、動画のどこを拾い上げても作者の知性の高さを感じられた。

Aさんは私が未プレイゲーム制限動画投稿していたが、「Aさんだから」と視聴しにいくくらいには、自分はAさんという投稿者が好きだった。


思いだしたので最近またAさんの動画を見返していたところ《同じジャンルの別シリーズを、同じ制限プレイクリアする》という動画おすすめで出てきた。

あの作者だろうかと期待してリンクを開いたら、どうやら別人のようだ。

仮にBさんとする。

どうやらBさんは先発のAさんを知っていて、その上で同じコンセプトで挑戦をしているようだ。

キャプション動画内で明文化されてはいなかったが、動画タイトルはAさんのものに寄せられていたし、制限する内容のリストについてもやはり先発のものを引き継いでいたところから、言うまでもないですよね、といった感じだろうか。


当然期待した。

あの動画を見て、いざ我もと挑戦したのだろう動画だ。気合も入っているだろう。わくわくと再生アイコンを押した。何本か視聴して思う。あまり面白くない。どうして。

理由を探しに。正直に言えば口直しの気分で、一旦止めていたAさんの動画に戻る。

 ・制限内容はほぼ同じ

 ・似たような画面構成解説

 ・ちゃんとどちらも完走している

こういった部分は同じなのだが、どうしても違う。

例えば解説文の文体。これは感覚の話だが、どこか角の強いというか「初カキコ…ども」的なBさん自身性質が滲んでみえるというか。

本人が面白いと思って載せたのであろう文中の冗談表現も、ドヤりを感じて笑いづらい。連れ歩く仲間のネーミングセンスも、意外性や驚きがあんまりなかった。


Aさんは制限プレイの他、動画内で展開が間延びしてしまときの穴埋めとしてシリーズ歴史を語っていたりして、それをBさんは(私が視聴した数本の動画内では)行っていなかったが、これだけが理由ではないように思う。

制限プレイ動画メインディッシュは当然、制限を守ってクリアできているかどうかである。そこはしっかり押さえられている。

ハンバーグ頼んでつけものが出てきたとか、そういうアレじゃない。どちらも完走している。ハンバーグを頼んでしっかりハンバーグが出されている。

ゲームの色んな仕様を頭に叩き込んで、詰め将棋のような緻密さがあって尚、運を掴まなければ完走できない制限だ。

AさんBさんともに、頭だっていいはずなんだ。

なのにどうしても、あらゆるエッセンスにおいて、Bさんシリーズの視聴が増えるたびに、Aさんとの差を如実に感じてしまう。


雑な結論だが、これはもうセンス問題のように思えた。

動画のシーンの切り替えのタイミング言葉選び、加速開始のタイミングや加速終了のタイミング、そういう様々な、感覚センスだ。あまりに、Aさんシリーズの完成度が良すぎた。

BさんはきっとAさんシリーズを受けて、自分なりに出来る工夫を盛り込んだのだろう。

同じレベルの、匹敵するような動画を作るぞと、Bさんなりの編集を行って投稿してくれたのだと思う。そこも感じられてよりしんどい

似た構成からこそシンプルに浮かび上がる随所のセンスレベルの差があまりに分厚い。

同じ台本でも演出の差で陳腐扱いされるか王道扱いされるか分かれてしまものだが、力量の差とは恐ろしい。

他人動画でこんなにいたたまれなくなるなんて思わなかった。

動画のメインでないはずの随所でAさんを思いだすのが辛くなって、Bさんシリーズの視聴ウィンドウをそっと閉じた。

たぶん、続きは見ない。


 


自分動画畑ではないが、創作をしている。

金銭は発生しない自己満足による創作だが、趣味として楽しんでいる。

誰かと同じテーマで──といった創作したことはないが、ああい創作が出来ればと憧れを持っている人は何人かいる。

なんなら、自分の得意なこの部分だけなら憧れのあの人にも届くのではないかと思ったりしたこともある。

過去自分のこういった思考も、全部いたたまれなくなってしまった。

Bさんの動画もどかしいポイントが、全部自分ブーメランになって刺さってくる。

しかせずともこれまで「うわ、あいつあの完成度で出来てるつもりかよw」みたいなこと、思われてたりしたのかな。


あ゛ーーーーーーーー!!!!!!!! やだよーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!

出来てないのに出来てるつもりで振る舞ってたかもしれないと思うだけで顔真っ赤だわ。

それを人様が作った動画で感じてしまったということが更に失礼でダメージ二倍だよ。ファッキンガム。

どっかで聞いた、自分が同じレベルだと思ってる人は本当はもっとレベルたけーんだよとかいうの本当だった。

人生必要なのは謙虚さ。謙虚さだけが介錯ブーメランの勢いを多少削いでくれる。ええ、明日から謙虚になります

ところで今回初めてはてなブログ使ってみたんだけど空白行開けるのタグ必要なのめんどくさいね

2024-03-06

anond:20240304212813

自閉症男性容姿が優れてるか所得が高いかのどちらかがないと女性相手にされないというだけです

親切さやユーモア(似た性格男性しか通用しないものではなく女性が喜ぶユーモア)や忠誠心がある男性は高所得イケメンでなくても普通に結婚して子供ます

自閉症があるとそういうタイプ結婚不可能なだけです

自閉症有意に既婚率を下げます

あと女性だけに嫌われるのではなく同性からも嫌われます

2024-03-04

インセルの特徴

自閉症が多い。自閉症世界的な有病率は0.62%だが、インセルの有病率は18.38%

女性に対する深刻な不信感やフェミニスト運動に関連する被害からくる、女性嫌悪

女性は知性や親切さやユーモア忠誠心といった要素を評価せず、容姿財政力のみを評価しているという思い込み

anond:20240303015338

cider_kondo 本当に教養あったら「80割」みたいなあからさまな釣りは恥ずかしくて入れらんないと思うぞ…

ciderさん!?

いや、それはユーモア感覚多様性かと。

教養あることが必ずしも恥の感覚を高めるとはならないのでは。

"僕"は深夜、都内繁華街を歩いていた。

眠気を押し殺すために飲んだ睡眠導入剤のせいで、現実幻覚不思議なほど交じり合っているようだった。

フラフラとした足取りで歩く僕の姿は、まるで泥酔者だ。

スルッと避けて通り過ぎようとした通りすがりサラリーマンに声をかけた。

僕: 「お疲れ様会社帰り?」

サラリーマン: 「え、いや、実は今から仕事なんだよ。夜勤明けでね。」

僕: 「おっ、そりゃ大変だな。でもさ、夜の仕事ってっと、吸血鬼っぱくてクールじゃ?」

サラリーマン: 「まさか吸血鬼面接官になってくれるんですか?」

僕: 「もちろんだよ。でも待って、吸血鬼って夜行性から、昼は休みってことになるよね。それって最高じゃない。か?」

サラリーマン: 「確かに、昼寝が捗りそうだな。吸血鬼求人、どこかな?」

"僕"は笑顔で立ち去る。そして、次に出会ったのは路上パフォーマンスをしているストリートミュージシャンだった。

僕: 「おっ、これはいい音だね。それと何かリクエストあるかな?」

ミュージシャン: 「何でも言ってくれれば弾くよ。」

僕: 「じゃあ、『眠れぬ夜をありがとう』ってやつを弾いてくれないか?」

ミュージシャン: 「それ、知らない曲だけど…

僕: 「そうだよ、僕も知らない。でも夜中に街を歩くのにピッタリの曲さ。」

ミュージシャンは微笑みながら曲を演奏し始めた。

"僕"は音楽に合わせてフラフラと歩き続け、街の灯りが照らす夜の冒険が続いた。

ミュージシャン音楽に耳を傾けながら、"僕"は次第に幻想的な夜の街の風景に引き込まれていった。

街灯の明かりが建物の壁に幻想的な影を描き、人々が笑顔で歩き交う様子がまるで夢の中のようだった。

"僕"は路上パフォーマンスをしているジャグラーのところにやってきた。

ジャグラー: 「おい、お前も何かやってみなよ。」

僕: 「何かやるって言われても…」

ジャグラー: 「じゃあ、これを使ってみてくれ。」

ジャグラーは"僕"にボールを手渡し、そのままパフォーマンスを手伝ってもらうことになった。

"僕"は初めてのジャグリングに戸惑いながらも、笑いながらボールを投げ上げた。

"僕": 「これ、なんか楽しいな!」

ジャグラー: 「さあ、街の人たちに見せてやれ。」

"僕"はボールを巧みに操り、通りがかる人々に笑顔を届けた。そんな中、路上アーティストたちとの共演が続く中で、"僕"の夜はますます幻想的なものへと変わっていった。

深夜の繁華街出会う人々とのユーモアあふれる交流は、"僕"にとって不思議冒険の一夜となり、眠気を感じることも忘れさせてくれた。

彼は笑顔で街を歩き、新たな出会いを楽しみながら、光と影で煌めく夜を歩き続けた。

"僕"は繁華街を歩きながら、次第に周囲の光景さら夢幻的に変わっていった。路上パフォーマンスをしている芸人たちが、彼の前に立ちはだかり、面白おかしネタジョーク披露してきた。

芸人A: 「おい、お前も一発言ってみろよ!」

"僕": 「うーん、じゃあ、夜中に駆け抜けるトンビってなんだと思う?」

芸人B: 「なんだ?」

"僕": 「ナイトホークだよ!」

芸人たちは笑いながら拍手を送り、"僕"は自分冗談に満足そうに微笑んだ。

その後も、路上出会うさまざまなキャラクターたちと楽しいやりとりを続けながら、"僕"の夜はますますコミカル雰囲気に包まれていった。

途中、カフェの前で一人の詩人が立っているのが見えた。

詩人: 「夜の街は言葉にならない美しさがある。君もその美しさを感じているのかい?」

"僕"は微笑みながら答えた。

"僕": 「確かに、夜の街は言葉にならない何かが漂っているよ。でも、それが何かはちょっとからないな。」

詩人: 「それが夜の魔法だよ。言葉では語りきれない美しさが、夜になると優雅に姿を現すんだ。」

"僕"は詩人言葉に深く頷きながら、夜の街を歩き続けた。路上での出会いと笑い、夢幻的な空気が"僕"を包み込む中、彼はこの夜を忘れられない冒険の一ページとして心に刻んでいくのだった。

2024-02-29

じゃあ俺だってめちゃくちゃ面白い本をみんなに薦めたいじゃん

20代のうちにこれ読んどけ」とか「本を読んでない俺が薦める本」とか、そんなの見てたら俺も本紹介したくなったからするわ。

桶川ストーカー殺人事件遺言清水潔

1999年埼玉県で発生した桶川ストーカー殺人事件を追った週刊誌記者ルポルタージュ事件事件だけにこういう言い方は不適切かもしれないが本当にとんでもなく面白い。こんな酷いことができる人間が本当に存在するのか、警察はここまで人間の命を軽んじるのか、マスコミ面白おかし報道できれば事実なんてどうでもいいのか……、とにかく最初から最後までずっと衝撃を受けっぱなし。この世界の見え方がぐわんぐわんと歪み、最終的に気持ち悪くなってくるほどの恐怖や憤りを覚えた。また、文庫あとがきにも言葉を失った。打ちのめされる読書体験がしたい人は読むべき。

LIFE 人間が知らない生き方麻生羽呂

人間って生き方下手すぎるだろ、ちょっと動物見習ってみろよ」みたいな本。半分漫画、半分解説文で猛烈に読みやすいから気軽に何度も読み返すうちに大好きになっていた。゛「生存戦略」がテーマビジネス書”と紹介されているが、バリバリビジネスマンから完全なる無職まで、老若男女誰もが普遍的に楽しめて勇気づけられる内容になっているのがすごい。

『私の嫌いな10の人びと』中島義道

世の中なんてクソくらえ、と思っている人にはこれを読んでほしい。世の中には「世の中なんてクソくらえ」と思っている人が割と大勢いて、その中でも哲学者中島義道はかなりクソくらえパワーが強い人間中島が嫌いなのは「常に感謝気持ちをわすれない人」や「自分仕事に誇りを持っている人」、「けじめを大切にする人」など。普通だったら良いこととされる考え方の中にある欺瞞や建前を丁寧にあぶりだしてすさまじく罵倒する。「わが人生に悔いはないと思っている人」に対して「ああ、そう思いたければそう思いなさい!そう思って、さっさと死んでいくがいい!」とブチギレまくっている。中学生の頃にこの本を読んで価値観根底からひっくり返されるような衝撃をうけた。

ナポレオン狂』阿刀田高

はいきました、直木賞作品小説には゛奇妙な味”という、まあ今ではほとんど死語になりつつあるジャンル?があって、阿刀田高はその名手。なんとも後味の苦いブラックユーモア満載の短編が13話入っているのだけれど、文章オチのキレがすごい。ありふれた日常風景から導入して途中に「おや?」と思い、その違和感がいつの間にかとんでもない事態になっている。やっぱり短編小説は読みやすいよね。作品世界に慣れて没入し始めた時に終わってしまうので物足りないこともあるけれど、これはどの作品も大体最後破局的な結末でスパっと終わるので読後感が爽やか。

宇宙人出会う前に読む本』高水裕一

めっちゃふざけたタイトルだが、中身はめっちゃ理系マジで想像以上に理系文系の私にはさっぱりわかりませんし、もはや何が書いてあったのかすら全然覚えておりません!しかし何というか、宇宙人出会った時に恥をかかないためにはどういう教養を身に着けどんな会話をすればよいのか、その会話の先に何が待ち受けているのか。そんな考えたこともないようなシチュエーション解説してくれる宇宙会話ハウツー本として不思議な魅力がある。講談社ブルーバックスという自然科学科学技術系の新書シリーズの中の一冊。

マノン・レスコー』プレヴォ

光文社古典新訳文庫。その名の通り『カラマーゾフの兄弟』とか『方丈記』とか古今東西古典的名著を、今生きている言葉でとても読みやす出版してる神シリーズがあり、その中から出会った一冊。一言でいえば若い男女が愛の炎に燃え駆け落ちする話、なのだがとにかくエネルギーがすさまじい。ああ、お互いのことが好きで好きで堪らないけどとにかく金がないから親から金借ります、その金使っちゃったので友人騙して金借ります、だめだ金足りないか詐欺します、どうやら彼女浮気してるぞこのビッチめ、ごめんやっぱり愛してるよチュッチュ♡、そうこうしてるうちにまた金なくなったか人殺します……、最初から最後までやりたい放題でものすごい疾走感、最高に面白い。驚くのはこれが300年前の小説だということ。

アタゴオルますむら・ひろし

小学生の頃図書館で読んで不思議気持ちになった漫画。猫と人間が同じことをしゃべる世界で、性格が終わってるデブヒデヨシとその友達テンプラパンツたちの日常の話。最近久しぶりに読み返しているがヤバい、毎回最後コマで泣きそうになる。降る雪の上を歩ける靴を履いて「ほんとうに・・・粉雪は冬の散歩身だね」って……(´;ω;`)別に感動的な話ってわけでは全くないんだけれど美しくて。余韻って言葉はこの漫画のためにあるんじゃないのかってくらい、毎話余韻がすごすぎる。

ものぐさ精神分析岸田秀

無人島に一冊だけ持っていくとしたらこの本を選ぶ。40年近く前の本だが、この本はそれだけ長い間日本全国津々浦々、大都会本屋で、片田舎図書館で、おじいちゃんちの本棚で、様々な人にひっそりとけれど強烈に衝撃を与えてきた名著。「ものぐさ精神分析が本当に面白くて」みたいな話を、全く別々の3人からいたことがある。日本人について、歴史について、性について、すさまじい筆力でぐいぐいと独自理論が展開されていく気持ちよさ。今読み直してもその理論社会ピタッと当てはまってしまうような鋭さ。今後もずっと読み続ける一冊。

古文漢文必要派vs不要派」は政治的な争いであ

古文漢文なんていらねぇ!という主張は、とにかく評判が悪い。受験期になると毎年のようにこの手の論争が再燃するが、話がまともに前進することは稀である

ほんとうに意味のない教養信仰マウントやwhataboutismをとりのぞいたとき、私の考えでは、必要派のまともな論拠は以下の一点に絞られる。すなわち、古文漢文学習することは、日本人としての文化的アイデンティティを養うことに繋がるので、古文漢文は学ばれるべきなのだ

いずれにしたって、古文漢文に優先的に学ばれるだけの価値があるとすれば、それは役に立つからである

任意学問について学ぶことにはそれ自体価値がある(誰もこれを否定するべきではない)のだが、それだけでカリキュラムに組み込まれるわけではない。古文漢文英語数学とならんでとりわけ役に立つからこそ、受験科目にするほどの価値を認められているのだ。そうでないとすれば、あれやこれを受験科目にせず、古文漢文受験科目にすることがまったく正当化できない(これはいくらかwhataboutismだが)。

古文漢文はなんの役に立つのか。古文漢文をやっていれば、これに絡んだワードセンス物語優美さ・ユーモアが汲み取れる、というのはどう考えても小さすぎる利点なので、この程度の「役に立つ」を指摘して満足してしまうのは小物のやり口である

もっとがっつり役に立つ、例えば大学社会に進んだら漢文古文を読む機会がたくさんある、古文漢文で読解力や論理的思考が大幅に養われる、などと指摘するのは嘘つきのやり口である。そんなことないからこそ、不要論が立ち上がるのだ。

したがって、古文漢文が真に役に立つのだとしたら、上に述べた通り、日本人としての文化的アイデンティティを養うことに繋がるというのが、その「役」なのである。この「役」は、聖書プログラミングを学ばせても代替できない点で、古文漢文をとりわけ優先するもっともらしい理由を与えてくれる。中高生たちは日本人としての文化的アイデンティティを養うべきであり、古文漢文はこの望ましい帰結をもたらすからこそ役に立つ、優先的に学ばれるべきなのだ。というか、これこそが古典教育目標であることは(ここまで露骨ではないものの)高等学校学習指導要領に書かれている。

古典としての古文漢文古典に関連する文章を読むことによって、我が国伝統文化に対する理解を深め、生涯にわたって古典に親しむ態度を育てる。

古文漢文必要派は、この一点突破を狙うべきだろう。小さすぎるお役立ちを挙げるのも、大きすぎるお役立ちを挙げるのも、教養信仰マウントやwhataboutismに徹するのも、墓穴を掘って自らを辱めるだけだ。

しかし、「中高生たちは日本人としての文化的アイデンティティを養うべきだ」という前提は、すでにかなり党派的なものである。それはれっきとした国粋主義であり、軍国的な仕方で「国民」なるもの要請している。このグローバル化が進みきった時代において、なぜ日本人にっぽんじん)としてのアイデンティティを持たなければならないのか、それがなんの「役に立つ」のかという疑問はスキップされており、とにかく、「文化的アイデンティティを養うべだ」という義務けが突きつけられている。

実際、古文漢文不要派の一部は、まさにこの「国民」の押し付けにこそ反対しているのであり、特定文化的アイデンティティ固執するべきではないと考えているのだ。必要派が本質的ナショナリストならば、不要派は本質的アナーキストである

というふうに、「古文漢文必要派vs不要派」の争いは多分に政治的な争いであり、私が思うに、発信する人の多くはこれを分かっている(ほんとうに無自覚な人もいるが)。しかし、両陣営ともに自らの政治的立場を明言しないのが普通である。というのも、露骨党派性を示してしまえば、そうしなかった場合には言いくるめられたフォロワーまで引かせてしまうからだ。そのせいで議論はいつも上滑りし、互いに口汚く罵り合って、相手馬鹿だと結論し、翌年の再戦を待つばかりだ。

中高生たちは日本人としての文化的アイデンティティを養うべきだ」という前提の是非にのみ話を絞れば、古文漢文必要性をめぐる議論はもう少し見通しが良くなるだろう。

なんにせよ、アイデンティティを持つことは、心身の健康にとって必要不可欠であるかもしれない。国民であるという拠り所すら失われたときに、人はどれだけの孤独を感じるのか。そんなものに寄りかから自分の脚で立て!というマッチョ個人主義に、みんながみんなついていけるわけではない。

はたまた、仮に日本人としてのアイデンティティを養うべきなのだとして、古文漢文やらせるというのは理にかなった方法なのかという疑問も意味をなしてくる。これだけ少なくない人々に、古文漢文という科目への悪いイメージを植えつけているのだとすれば、それはいわゆる「義務教育の敗北」ではないか

はたまた、少なから党派的な思想を陰に陽に植えつけようとする事自体中高生自律性を脅かすパターナリズムでなくてなんなのか。「自分の脚で立て!」とまではいかないにせよ、子どもたちには一定選択が与えられるべきであり、古文漢文必須受験科目とすることはその道を閉ざしているのではないか

そんなに言うなら、私立理系に進めばいいだけの話だ!と言われるかもしれない。しかし、だとすれば理系はなぜ日本人としての文化的アイデンティティを養う義務から(ある程度)自由を許されるのか、と問われるかもしれない……。

疑問・議論は尽きないが、私たちはいまや「古文漢文必要なのか」というはじめの問いよりも、はるかに全うな問いたちを手にしつつあるのではないか

FF7リバースすげーな

FF16は正直どーかなと思ったけどFF7リバースはすごいわ

スクエニが目指してきたものがほぼ完全な形で実現されてる

90年代空気を残したまま現代的なオープンワールドになりつつミニゲーム盛りだくさんの原作を膨らませて

シームレスストーリーも語るというウルトラCをやってる

90年代雰囲気現代リアルグラフィックでやるのは明らかに変なんだけど、その奇妙な味個性的な魅力になっている

フォトリアルグラフィックから必然的に生じるコスプレ感をギャグとして見せるバランス感覚が素晴らしい

カッコつけるだけじゃダメで、ゲームならではのユーモアに落とし込むのが正解だったんだよね

とにかくボリュームと作り込みが異常で欧米オープンワールド全然負けてない

セルルックゲームでは中国韓国に水をあけられてる印象だけど

大規模なAAAゲームでは日本メーカー全然負けてなくて、エルデンリングティアキンは言うに及ばず龍が如く8もすごいし

もう直ぐ出るライズオブローニンやドラゴンズドグマ2にも期待できる

日本メーカー世界評価されるノウハウ確立してきたことは嬉しい

2024-02-28

anond:20240228223027

冷静に考えて容姿が良くない

ここにユーモアセンスを見出だした

2024-02-27

首の皮一枚で繋がるってどう考えても「最後最後まではやられてないけど、どっちにしてももう終わってる状況」だろ

首の皮一枚で繋がった、助かったぜってほとんど「致命傷で済んだ」みたいなユーモアと同じ類だろ

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