はてなキーワード: テニュアとは
「男→女」「女→男」「男→男」「女→女」という性別の組み合わせのうち、血縁関係のない相手を身銭を切って養わないのって
「女→女」だけだと思う。
男が女を養うのって、別に自称弱者男性が想定しているようなボランティアでも何でもなく
その女が自分の子供を産んでくれて子孫を残せるという実利に基づいた理由からだし、もしも子無しだとしても少なくとも性欲は満たしてくれるというメリットがあるからだよね。
あと、よく自称弱者男性は「女は男を養わない」って言ってるけれどそれは間違ってて
実際には女は普通に男を養ってるんだよね
自分が主な稼ぎ手となって売れないバンドマンだのポスドクだのを養っている女だって珍しくない
で、そういう女が何故そういう行動を取るのかっていうと、別にそれは無償の愛情からでも何でもなく、
将来相手の男のバンドがブレイクするなりテニュアの教授になって優れた業績を残すなりして自分の苦労が報われる可能性があるからだよね。
男が女を養う動機が子供や性欲にあるのと同様に、何の見返りもないのに尽くしている訳ではない。
男女に賃金格差のある社会である以上、女が男を養うのはそれだけ多くの経済的リターンが見込まれるから。
これは男が男を養う場合も同様で、武内崇が奈須きのこに仕事を辞めさせてまで執筆に専念させていたのは、月姫やFateのような将来的な大ヒットが見込まれたから。
女が女を養わないっていうのは、要はそういう動機がないからなんだよ
男が女を養うのは子供を産ませたいから、そうでないとしても性欲を満たしたいから。女が(あるいは男が)男を養うのは将来経済的な見返りを得たいから。
「男→女」「女→男」「男→男」にはいずれも、尽くしただけの見返りが見込まれるという動機がある。
「女→女」の場合、相手を養う事に対してそういう動機やモチベーションがない
女でも稼ぐ事は可能だという前提に立つならば、他の女を養って将来的な見返りに期待するよりも今現在自分で稼いだ金を自分自身のためだけに使う方が合理的で効率的。
大学教員だけど、もう学生雇いたくない。理由はお金がないからじゃない。労務管理がめんどくさすぎるしペナルティが重すぎるから。
お給料の原資となる研究費はたくさんあるんだよ。自分は科研費で年百万円近くもらってる。
研究補助で学生雇うじゃん?でもって、その学生になにか仕事頼むじゃん?何時から何時まで学生が大学に来て仕事したか、記録つけたり訂正したりするの全部教員の仕事になるのよ。で、実際学生が働いてるかチェックされて、もしその時間サボってたり学校来てても研究室にいなかったりして記録が間違ってると、教員が研究不正をした扱いになるわけ。捕まると科研費取れなくなって事実上研究者廃業。
こっちは一ヶ月以上かけて何年も前から必死で科研費の申請書出して、数年がかりで血眼になってようやく取ってきた研究費なのに、ヘラヘラ学生がバイト入りましたーとか言ってドタキャンされて、仕事に従事した時間の変更が必要になって、それで数年がかりで組み立てた研究が危険にさらされるわけ。
リスク高すぎて学生を研究に参加させたくない。見せてあげるのと卒論や修論の面倒見るのは科研費や研究と関係ない教育業務だからやるけど、科研費の研究に学生関わらせたくない。研究をリスクに晒すだけで、なんのメリットもない。学生雇う金あったら、しっかり見積書請求書納品書が出る機械を買いますわ。どうせ高々数十万円だし。
記録を正確につけるための手間暇や、学生に研究説明するための手間暇考えると、結局、学生雇わず全部自分でやった方が研究進む。
…というのが、国立大学の現状です。こういう原状を理解してほしい。
予想外に人気なので、返答返していくね。
規則上は雇えるよ、秘書さんの雇用費用も年百万円の予算から出せればね!
大多数の大学教員は自分より少ないと思うよ。特に若手は。理系・文系によらず、科研費若手研究は数年で五百万までなので、1年約百万円だよ!
あと、基盤研究も個人で出してあたりやすい基盤Cも同額だよ!年一千万とかある研究費も、よく調べてみると研究分担者がたくさんいて、科研費一人年百万円は平均より上だと思うよ!
科研費以外の研究費も合わせると年百万円以上はもらってるけど、人件費や謝金を複数予算から出すのは、聞いたことないしできたとしても労務管理倍ぐらい大変そうだからやりたくないよ!
もちろん、年一千万もらえる研究費があるのは知ってるよ!ITぐらいの広いくくりで、旧帝大や国研の助教〜准教授クラスの人が激戦の末、日本全国で年10人〜30人ぐらいがもらえるのがその額だよ!旧帝大にポスト取れなくてごめんね!
もらえる研究費の額が少ないから、実質、家庭教師や飲食店アルバイトと同程度の額しか出せないよ!それでも、大学内で給料が出るバイトができるので、交通の移動時間考えれば嬉しい学生にはメリットだよ!
もちろん、ポスドクや特任助教がこの額で雇えないことは分かってるよ!だから、研究以外の仕事もやってもらわないと、大学からはお金出せないよ!(科研費は大学じゃなくてJSPSという別の組織から出ているお金だよ!)
できれば、授業とかもできる特任教員として入ってくれると嬉しいな!
まだ僕の研究室には博士の学生いないからだよ!今後5年で来てくれる人がいるかもわからないから、そんなのあてにできないよ!あてにして学生に論文書かせてる教員がいるのも知ってるけど、そうすると、焦って研究させたい教員と学生との間で衝突が起こりやすいし、アカハラになりやすいよ!アカハラ起こすと最近はクビだから、リスク高すぎだよ!最初から学生は一切あてにしないで孤高の研究者徹したほうが、学生も教員もみんな幸せって思ってるよ!僕の考えだけどね!
何度も言うけど、旧帝大みたいに一年に一研究室十人近く院生が入ってくる環境は、また全然別だと思うよ!そういう環境なら、学生に研究してもらうのが必須だね!でも、そんな環境は旧帝大にしかないと思うよ!旧帝大の准教授ポストはたいてい今はテニュアトラックで、任期なしになれるか不安だよ!それを受け入れられる人もいるのは知ってるけど、僕は受け入れられなかったよ!ごめんね!
バズったから、もっと恐ろしいことを書いていくよ!勤怠管理システムを科研費以外の何らかの予算で導入したとして、それが科研費で雇用する研究補助員の勤怠管理に使えるかは、勤怠管理システムを請求したときの予算との兼ね合いになるから、すぐにはわからないよ!
「教職員」の勤怠管理のためのシステムに科研費の研究補助員を登録したら、本来は教職員の管理のためのシステムを科研費という全く別の目的で使用した事になるから、規約上、システムを不正使用した事になる可能性が結構あるよ!
後は、勤怠管理システムで管理してしまうと、学生と大学の間の雇用関係を認めたことになりかねないよ!「労務管理」と書いたけど、おそらく、学生が何時から何時まで研究室にいたかを記録するのは、納品書と同様に支出の証憑を作成しているだけであって、大学と学生の間に雇用関係は成立しておらず、謝金という扱いでお金出ている可能性が割とあるよ!詳しくは裁判してみないと誰も分からないと思うけどね!
冗談じゃないよ!分野によらず、若手研究や基盤Cなら、3~4年で上限500万円程度って決まっているから、科研費だけなら約年100万円になるよ!
若手研究も基盤Cも採択率は20%~30%台だから、全大学教員の中で見れば、「科研費だけで年100万円」は明らかに上位の方だと思うよ!後、文系だと自分よりもっと少ないと思うよ!
もちろん、研究費は科研費以外にもたくさんあって、分野によっては科研費じゃやっていけないからもっと高額の研究費がもらえたり、共同研究でもっと高額の研究費が簡単に出る分野があるのは知ってるよ!
あなたの分野はたくさんお金が出る分野でよかったね!全大学教員で見れば明らかに、あなたは上位の方だから、認識改めた方がいいと個人的には思うよ!そうじゃないと、同じ大学の他の分野の先生からねたまれるかもしれないよ!
そうですか!ぶっちゃけ、自分の業績ではもう旧帝大にポストを持てることはないと思うし、仮に「任期付きで学内研究費もたんまりあげるからおいで」って言われても、せっかく、なけなしの研究費で何年もかけてそろえた研究設備捨てて移る気もないし(研究室の移転費用は、自腹の事も多いと聞くよ!)!旧帝大に就職できたのは、10年に1人レベルの天才男性か、女性ばかりだし!要するに、旧帝大は自分程度の人間は必要としていないと思うよ!実際、自分は、昔、任期付き助教もポスドクも、旧帝大は全部落ちたよ!だから、ぶっちゃけ、そんなに同情できないよ!今度10兆円ファンドもらえるらしいね!あれで、トップジャーナル基準満たすためにトップジャーナル以外に学生が論文出せなくなったり、期待されている水準の利益を獲得するために問題頻発で、日本の旧帝大は壊滅すると僕は個人的に思っているけど、僕にはどうしようもないよ!年100万円の研究費の使い道で、これだけ色々考えて怖がっているのだから、10兆円とかストレス半端じゃなさそうで、旧帝大にポスト見つからなくてよかったとすら思ってるよ!あんまり同情できないから、旧帝大の中の人は勝手に頑張ってね!
大学教員側からは言ったって何のメリットもないよ!そもそも科研費もらってなくて研究全然していなくて業績ないけど、授業・教務・大学運営を積極的に受け持って、皆からありがたがられている先生もいるんだよ!そういう先生に頭を下げて、研究のために教務や大学運営の負担をちょっとずつ減らしてもらっているんだよ!旧帝大以外は研究成果なんてどのみち、あまり期待されていないし、世界を変えるような成果はそうそう出ないし、国立大学は何もしなくても学生は来るし、研究は、他の大学教員や事務職員に大して利益にならないので、「研究頑張る」という教員は、他の大学教員や事務職員に迷惑かけて頭下げて「研究させてもらっている」側なんだよ!文系・理系関係ないよ!僕の研究も理系だよ!そんな状況で「事務のやり方がおかしい、変えてくれ」なんていったら、「わがままばかり言うな」と反感買われて、来年から入試や委員の仕事をたくさん押し付けられて、研究時間が取れずに研究が破壊されるよ!もっとこわいのは、「労務管理が面倒くさいなんて、何か不正でもしてるんですか?」みたいな疑いを他の教員からかけられることだよ!そんな疑いかけられたら、また、研究が破壊されるよ!年百万円が上位といったら結構馬鹿にされているみたいだけど、それでもうちの大学じゃ明らかに上位だよ!研究的にはすごくないけど、ご自身の研究能力を理解したうえで積極的に教務や大学運営を負担してくれる先生がいるから、僕が年百万円でも結構研究できているんだよ!自慢じゃないけど、これでも、狭いテーマに絞れば、旧帝大の大型予算ラボと同程度の業績出せてると思うよ!
まぁ、ごちゃごちゃよく分からないという人は、小学校のPTAで誰も委員をやりたがらなくてうつむいているのと同じだと思うといいと思うよ!
まず、認識が間違っているよ!「先輩」じゃないよ!やらかした世代の人らは、今自分が勤めている大学に入った時から任期なしだと思うよ!一方、僕らは誰もかれも、任期付きの恐怖を味わってきているよ!研究失敗して一年でも棒に振ったら5年任期の末までに論文成果が出なくて雇用継続されないみたいなのを見てきたよ!正直、任期付きの恐怖を味わったことがない人が同じ職業だとも先輩だとも思えないよ!一般向けにコンビニで例えていえば、僕らはバイトリーダーから雇われ店長になったのに、彼らは最初からオーナー店長だったよ!オーナー店長が昔やらかしたから云々言われても全く納得も同情もできないよ!
だいたい、本筋は労務管理を教員の仕事にさせするなってことだよ!先輩たちがやらかしたなら、なおさら、教員みたいな信頼できない人たちに労務管理させないのが普通の問題解決策だと思うよ!レジのお金ネコババした新米店員がいたら、指導役の雇われ店長の責任にするっていうのがおかしいよ!コンビニですら、そういう事案がおこったら、新米店員には弁済させて、雇われ店長の評価にはそんなに響かないんじゃないかと思うよ!その意味では、大学教員はコンビニ雇われ店長以下の仕事だよ!
2階が何かわからない人はググるといいと思うよ!読んだけど、頑張れば大きな予算もらえるから我慢しろみたいになだめられても、あんまり刺さらなかったよ!労務管理はしっかりしないといけないと思うけど、教員に大して研究不正にするぞって脅して恐怖で押さえつけることによって事実上、学生を雇えない仕組みが作られているという事を学生の人にも知ってもらって、将来、日本のどこかで「あの先生はたくさん科研費もらっているからたくさんバイト代出るのに、どうして先生の所はバイト代出さないの?先生がケチなのか、先生が何か悪い事してるのかな?」とか考える勘違い学生が出てこないようにするのがこの記事を書いた目的だよ!
自分自身は本当に、今の自分の環境では、学生をあまり科研費の研究には参加させない方がwin-winになると思っているので、科研費について労務管理が大変以外は大きな不満はないよ!学生に教えるのは楽しいけど、別に科研費の研究に関わらせることだけが教育じゃないからね!学生には科研費の研究じゃないことを研究としてやってもらえばいいと思っているよ!
知ってるよ!これまで書いた中で、「2階のコメント」
そうだね!でも、何度も言ってるけど、(大学にもよるけど)世の中の国立大学の大学教員の8~9割は年間100万円程度しか研究費をもらえてないよ!それが「選択と集中」の意味だからね!そこを批判した所で、「スーパースターになれないお前が悪い」と言われているようにしか聞こえないよ!
学生以外を雇用しようと思ったら年間1,000万円程度の研究予算×5年ぐらいは必要になると思うけど、そのレベルの研究費が継続的に取れている大学教員は、旧帝大とか研究大学とかにポストを取れた1分野数人の人たちだけなんじゃないかな!そんなごく一部の例外の話をしてもしょうがないから、大多数の大学教員の現状を知ってもらいたかったよ!事実上、「アルバイトの代わりに大学でお金が稼げる」というところをウリにして、学生をアルバイトで年間100万円程度の予算で雇用するしか手がないよ!逆に、確実に年間100万円で回せるようにしておけば(それだけでも全大学教員の半分以下だと思うけど)安定操業できるでしょ!学生にとっても、あらかじめどの程度の額でどの程度の働きが期待されているのか予測がつくから、親切だと思うよ!
「その数人になれなかったお前が悪い!低業績!」とあおられているようにしか聞こえないよ!批判するなら、まずは、自分がその数人の1人になってから言ってね!
知ってるかもしれないけど、大学によっては、そのとられた間接経費の中から、科研費取った教員に学内研究費として再配分してくれる大学があるよ!一回大学のお金になっているから完全に合法だよ!その辺は、大学によって完全に制度がバラバラで、採用前には一切外からはわからないから、入ってみてからのお楽しみだよ!もし知らなかったらあなたは損しているよ!
長くなってきたので続きはこちらに: https://anond.hatelabo.jp/20221217001728
定期的に燃えては消えを繰り返すアカデミアのアファーマティブアクション(以下、AA)に対する怒りが止まらないため感情整理のために書く。
東大の准教授以上のポストを今後女性限定で埋める記事を見て日本でのアカデミア就職を諦めかけている。
https://www.asahi.com/sp/articles/DA3S15478221.html
大学のファカルティ職(助教以上のアカポス)の男女比は偏りがあり、教授では7.8%程度になるらしい。そのため、文科省および大学は、女性のアカポス比率を上げるために女性限定の公募を設け女性比率を向上させる事を推奨している。
パッと見ると非常に重要な施策だし、男女平等に向けて良い向きだと思われる。しかし、実際に運営するうえで差別を差別で上塗りする面が拭えず一定数の反対を受けるため、それに対する私見を述べたい。
そもそも論として日本のアカデミアでテニュアのポストは減少傾向にあり、ポストを獲得するという事は簡単な事ではない。そのため有名大(とりわけ大都市で予算の潤沢な大学)はひとつのポストに対して倍率数百倍という応募が殺到する。つまり、年間数万人の博士が誕生するが安定したポストを得ることができるのは男女に関わらず一握りであると言える。ひとつの仮定として、男女平等に一定の優秀層が選ばれた場合、男女比は博士学生の比率とほぼ同一になると予想される。しかし、博士課程学生における女性比率は現在約30%程度となっており、女性に対して選考プロセスで何らかの差別があったと考えても良さそうである。しかし、本当にそうだろうか?
ここで(1)世代間格差, (2)分野間格差, (3)日本における女性のライフスタイルの選好という新たな変数を導入すると、今のAAの問題が浮き彫りになってくる。
(1)世代間格差
これは簡単に言ってしまえば、博士の男女比が世代によって変化しているはずという事である。科学技術政策研究所による調査では、1975年の博士の女性比率は5.8%であり2010年の30%まで上昇傾向にある。
ここで単純な仮定として、現在の教授が60歳とすると博士号の取得年度は1990年となり、その年の博士女性率は12%と推測できる。この場合、選考プロセスにおける差別度は前述の30-7.8 = 22.2から12-7.8 = 4.2と大きくポイントを下げる。また准教授、助教と職位が下がるごとに女性比率は上昇傾向にある事からも、女性の博士取得の上昇とアカポスの女性率は正の相関があり、不合理な差別によって力強い訳圧ある訳ではないと推測できる。
これは男女の分野による好みの違いである。一般に女性はSTEM(科学技術分野)を敬遠する傾向にある。実際に上述の博士数調査に於いても人文科学40%に対し、工学6%と選好に差が生じている。また、議員数や社長の男女比により算出されるジェンダーギャップ指数が高い(男女平等度が高い)国ではSTEM系は敬遠される傾向にある事が報告されている。つまり、完全に平等な選考プロセスを踏んだとしても分野間による男女比の差は生じるため数値目標には分野間の調整が必要だと考えている。もし、理工系などでアカポス男女比を50%すると言ったら、選考に歪みが生じるのは想像に難くないはずである。
(3)ライフスタイルの選好
これが一番燃えそうな気がするが、つまり女性は養うために仕事をしないという事である。
男女における賃金の格差は全業種において大きな問題のひとつだが、独身の場合、差はほとんどない事が各調査で示されている(そもそも同じ職位で性別による給与差があれば労基案件である)。では、どこで差が生まれるかというと、単純に結婚後にフルタイムワークからパートタイムに変更するからである。つまり、女性は結婚後に稼得業務を男性に委託する傾向にあると言える。これは各家庭の家事/稼得の比率を断定するものではなく総体として、女性は結婚、出産後に仕事を辞める傾向にあると言う話である。
ではアカポスと何の関係があるかというと、博士のアカデミアに残った女性も一定確率で仕事を辞めているという事である。つまり、単純に博士の数と出口であるアカポスの比率を比べても一生その溝は埋まらないのである。これは個人的な観測だが、女性である程度のアカポスにある人は医者や同業者などと結婚しており、男性のように専業主婦を養うようなスタイルは非常に珍しい。同期や友人の博士学生もプロポーズされたから辞めたいなどと言う始末である。これは全業種の女性が収入が高くても専業主夫を養わない事と同根であると考えている。
一方で男性は自己実現としての研究職と家族を養うという両軸のバランスを取りながら、覚悟を決めて科学を職業にしようとしている。実際にめちゃくちゃ優秀なのに家族を養うためにアカデミアを去った人を何人も知っている。
(まとめ)
以上をまとめると、現在のアカポス事情は女性の博士取得者の上昇に従い、男女比は改善しつつある。しかし、一定の低い分野や上昇の鈍さは女性そのものの選好も加味する必要があると言える。
しかしながら、現在進められているAAはこの結果を見ずに、ただ数値目標的に女性比率を上げようとしているものが大半である。これは平等を担保されるべきである選考を無理矢理歪めた結果平等であり、断じて許されるものではない。理工系などでは、その歪みによる若手のダメージは深刻である。
百歩譲って過去に機会レベルで男女差別があった事は認めよう。しかし、男女平等が一定水準でインストールされ育ってきた、我々若手男性が不当に差別を受けなければいけないのだ。看護系や美術系に男性が少ない事は、一切問題にしないのに、一部の理工系だけ捕まえて無理なロジックを使わないでほしい。
こっちは今後家族を養っていく事を踏まえて、覚悟を決めたチャレンジをしているのに"自己実現(笑)"みたいなノリで遊びに来ないでくれ。
実際に現場レベルで何が起きてるかと言えば、外国人留学生の女性とか教え子を2年とか助教として置いて、外国人1 pt, 女性1 ptと点数稼ぎしてるだけじゃないか。何の意味があるんだ。
声のデカい女性研究者が声高にAAを礼賛し、少しでも反論すれば差別者呼ばわりするのも辟易する。謎のポンチ絵で反論したり謎ロジックで脅迫しないでくれ。せめて科学者なんだから論理的な整合性を取ってくれ。
貴方たちが求めるアカデミアが、結果平等で男女比が均質な世界なのなら、立場の弱い私たちは受け入れて生きていくしかない。ならせめて、加害している事を受け入れてくれ。痛みも背負った戦いをしてくれ。アクロバティックに被害者にならないでくれ。いっそ「差別者だった性別の方に産まれたのが運のツキだったな!バーカ!死んでやり直すんだな!」とか言われた方が気持ちがいい。それなら我々は、男としてこの時代に生まれた事を受け入れて去っていくから。
恐らくこれを外で言えば、我々男性は一瞬でアカデミアから消されるだろう。もう動き出したのは止まらないし、誰も変えられない。我々20代からすれば抑圧者はいつだって女性である。
感情的に書き殴ったが、以上が今のAAに対する素直な気持ちである。これだけ間違っていても私は科学が大好きなので、科学をしながら家族と生きていける未来を模索していこうと思う。
それは困窮している子あり。ちゃんとやることやってから子どもを作りましょうね
日本だけではなく、世界でも研究者は大抵晩婚。子どもがいる人は30代で子どもを作るのが当たり前。
アカデミックキャリアを積んでテニュアを得るには20代でコンスタントに論文を出し続けてそれなりの地位にまで上がらないといけなくて、それは日本だけではない。
それは多分彼の分野でも同じで、周囲を見ればわかり切っていることだったと思う。
そんな状況で子どもがいる環境になったら、研究職としての人生が積むのは目に見えているのに、そういうことをして、そういう状況になったわけでしょ?
それを何とかしてあげる必要があるのかというのは結構疑問がある。
まあ、それは多分、アカデミックに限らない。
万規模のグローバル企業や国家中枢の上級管理職に限らず、下々の職だってそうだぞ
別に現代の職に対する要求値が上がったから晩婚化したわけではなく、
江戸時代だって番頭が結婚したのはとりわけ有能な者で30歳くらい
番頭はエリートだから(震え)にしたって農村部でも男の初婚は25歳〜28歳だよ
現代でもそうだが職人の見習い・下積み期間は給与が安いのだ。ITだってそうだね
結局のところ、勤勉な者が子孫を残すわけではなく、
ちゃっかりしてるヤツがやることやらずにノリで子ども作って連なって現代に至る
それは君やで。ちゃんとやることやってから子どもを作りましょうね
日本だけではなく、世界でも研究者は大抵晩婚。子どもがいる人は30代で子どもを作るのが当たり前。
アカデミックキャリアを積んでテニュアを得るには20代でコンスタントに論文を出し続けてそれなりの地位にまで上がらないといけなくて、それは日本だけではない。
それは多分彼の分野でも同じで、周囲を見ればわかり切っていることだったと思う。
そんな状況で子どもがいる環境になったら、研究職としての人生が積むのは目に見えているのに、そういうことをして、そういう状況になったわけでしょ?
それを何とかしてあげる必要があるのかというのは結構疑問がある。
まあ、それは多分、アカデミックに限らない。
↓
万規模のグローバル企業や国家中枢の上級管理職に限らず、下々の職だってそうだぞ
別に現代の職に対する要求値が上がったから晩婚化したわけではなく、
江戸時代だって番頭が結婚したのはとりわけ有能な者で30歳くらい
番頭はエリートだから(震え)にしたって農村部でも男の初婚は25歳〜28歳だよ
現代でもそうだが職人の見習い・下積み期間は給与が安いのだ。ITだってそうだね
結局のところ、勤勉な者が子孫を残すわけではなく、
これはこれでそう言う問題ではない
というかバチバチやってるエリートや、エリートじゃないけどまぁみんな在宅で無限に働いている外資なんかで、
子育て大変だから降りるでちゅーとか言ったらニコニコされると思う、どーぞ・どーぞ😊みたいな
本質的に下記と同じ話 ↓
https://anond.hatelabo.jp/20220918082201#
日本だけではなく、世界でも研究者は大抵晩婚。子どもがいる人は30代で子どもを作るのが当たり前。
アカデミックキャリアを積んでテニュアを得るには20代でコンスタントに論文を出し続けてそれなりの地位にまで上がらないといけなくて、それは日本だけではない。
それは多分彼の分野でも同じで、周囲を見ればわかり切っていることだったと思う。
そんな状況で子どもがいる環境になったら、研究職としての人生が積むのは目に見えているのに、そういうことをして、そういう状況になったわけでしょ?
それを何とかしてあげる必要があるのかというのは結構疑問がある。
まあ、それは多分、アカデミックに限らない。
↓
万規模のグローバル企業や国家中枢の上級管理職に限らず、下々の職だってそうだぞ
別に現代の職に対する要求値が上がったから晩婚化したわけではなく、
江戸時代だって番頭が結婚したのはとりわけ有能な者で30歳くらい
番頭はエリートだから(震え)にしたって農村部でも男の初婚は25歳〜28歳だよ
現代でもそうだが職人の見習い・下積み期間は給与が安いのだ。ITだってそうだね
結局のところ、勤勉な者が子孫を残すわけではなく、
飛び級で千葉大学に行ったような優秀な人が15万の月給に耐えかねてアカデミックポストを捨ててトレーラー運転手になったというのが最近バズっていた。
彼をアカデミックポストに持ち続けられなかったのは悲劇みたいなことが言われているが、なんで彼だけ特別?って感じはする。
月給15万円は安すぎるは、同意するが、そこで子どもがいるという時点で「( ゚Д゚)ハァ??アカデミック舐めてるの?」って思う。
日本だけではなく、世界でも研究者は大抵晩婚。子どもがいる人は30代で子どもを作るのが当たり前。
アカデミックキャリアを積んでテニュアを得るには20代でコンスタントに論文を出し続けてそれなりの地位にまで上がらないといけなくて、それは日本だけではない。
それは多分彼の分野でも同じで、周囲を見ればわかり切っていることだったと思う。
そんな状況で子どもがいる環境になったら、研究職としての人生が積むのは目に見えているのに、そういうことをして、そういう状況になったわけでしょ?
それを何とかしてあげる必要があるのかというのは結構疑問がある。
まあ、それは多分、アカデミックに限らない。
それなりの会社で上級管理職以上になりたかったら、20代を仕事に燃やして地位を確立しないと難しいと思う。
子供との生活をそれなりに犠牲にし、周囲のサポートもある人は育児をしながらそれを実現するかもしれないが、稀だよね。
その辺はもう自分がどのトラックに取るか選んでいるんだから、それでいいんじゃないのか?と思うんだけどどうなんだろう。
思春期を迎えるくらいになると、子供ができるとそこに専念することになるから自分のキャリアがそこで終わるというのはわかっていると思う。
そのうえで、やることやってパパトラックに乗ったとしたら、それは日本のアカデミックの悲劇じゃなくてその人にとってそっちの方が大事だったというだけでは?と思う。
今は「賢い子だけがやってる領域が、なくなりつつ」あるんだわ。
将来、賢い子だけがやってる領域は、医学だけになる可能性がある。
フェミニストは賢くない。
も一つ書くけど、
普通の専門領域って、専門的に深めている人の話は、常人では及ばない程の理論的深みがあるんだよ。
別に本人が天才である必要はなくて、その専門分野が積み重ねてきた議論を整理整頓して話すだけで、「ここまで深めるのはなかなか出来ないな」となるのが普通。
フェミニズムにはそれが無いんだよな。
在野で暴れてるツイフェミレベルがアホなのは仕方ないとして、テニュア持ってる教授、准教授レベルでもそう。
スレッド元の小宮vsCDBの議論でも、テニュア持ってる人間ががあんなに単純なレベルの問題に答えられない、って他の分野では考えられないくらい情けない話。
フェミニズムはそこまで底の浅い分野なのか?という問いに向き合わざるを得ない時期に来ているんだよな。
「キャンセルカルチャーは存在しない。そのような言葉は使うべきではない」と言っている人たちがいる。明らかに間違っていると思う。キャンセルカルチャーを、「現代社会において差別的とされる言動をした人たちについて、その言動を批判・処罰するだけではなく、当該人物の社会的地位や活動の場そのものの剥奪を主張あるいは(主張はしていないものの結果としてそうなった場合に)容認する運動」と定義できるのであれば、まさに呉座氏の件はそれに完全に該当する。
呉座氏の誹謗中傷発言は全く許容できるものではないが、SNSの鍵アカウント上の発言でもあり、テニュアを奪うほどのものでは明らかにない。園子温のセクハラの酷さは唖然の一言だが、今後映画活動の場を全て剥奪するというのは明らかにやりすぎだと思う。小山田圭吾のいじめの件も胸糞極まりないが、一切の音楽活動を禁じられるのはおかしい。これらが「キャンセルカルチャー」ではないとしたら、何なのだろうか。
「キャンセルカルチャー」の特徴は、その人物が今後の反省や改悛する可能性を完全に否定し、「差別主義者」という雑なカテゴリーに括って、その檻の中に一生閉じ込めて出てこないようにとする点にある。しかし、広河隆一や園子温が政治的には明確にリベラル側の人間だったことを、一体どう考えているのだろうか。フーコーも「キャンセルカルチャー」の対象になりかけたことがある。
今度はがんりん氏ではなく、発端となったG先生こと呉座勇一氏の訴訟に関する話題です。
一連の流れが再度整理されているので、ぜひ一度『委員長の日記』に目を通してみてください。
http://shinseikiunion.blog104.fc2.com/blog-entry-3548.html
> 5月21日、G先生は日文研に呼び出され、井上章一所長、瀧井一博副所長、松田利彦副所長から「辞めてはどうか?」と退職勧奨を受けます。
> 5月27日、G先生は退職勧奨に応じない旨をメールで回答したところ、夜に井上所長から電話があり、「法律上テニュア取消しは無理だと思う」「私としてはなんとか軟着陸させたい」と伝えられました。
井上:(呉座さんが 2021/06/04(金) に行なわれる予定となっている "相談" の場に)行きたくないとおっしゃられているということを松田さんから伺いました
それはやむおえないと思うんですが、ただあの仮に怒られるにしても、怒られた時の手立てとか、今後の対応は検討していかないといけないと思うので…
で、前も申し上げたけど、ゴザさんにとってそんなに居心地のいい道ではないような気がしているんで、一度その辺のことを語り合う場は、これは運営会議が終わった後の方がいいかもしれへんけど、持っていただきたいと思っています
呉座:はい
呉座:そのつもりですが…
井上:わかりました、それならそれで大丈夫です ……調査委員会がどんな結論を出して、運営会議がどんな結論を出すか私には見えていないんだけれども、もし、まぁなんというか、人事権の濫用みたいなことになり得るので変な判断をすると…
そうした場合、あなたが不服申立てをしたら私ら日文研に勝ち目がないような気がしてる
呉座:はい
井上:ただまぁ、もっというと私はそういうふうにしたくないという強い思いがあるんだけれども、少なくとも私はゴザさんに日文研に留まる「権利」は担保されていると考えています
ただ残り方は…残っていただく場合の綱渡りみたいなことはちゃんと決めていかないといけないと思うので…
おんなじこと言うとるねさっきから笑 それは語り合う場に、ぜひ来てください
呉座:えーとつまり、私がどういう形で残ることになるのか、ということを話し合う場を設けたいということですかね
井上:そうですね……どういう形…いやカタチじゃあなくて…
呉座:え、え、エ……ちょっとお話が抽象的でいまひとつわからない
井上:ぼくが調査委員会のメンバーではないし、運営会議の判断もちょっといまんところみえないので、抽象的に話さざるを得ないんですよ
ぼくの勝手な素人の法理解だと、あなたは業績で准教授昇任を認められたわけやから、これを覆すことはできないと思います
呉座:はい
井上:ただこれはあくまで私が素人だからこう思っているのでね、どんな判断が下されるかはわからないし……ただ、あなたにとって悪い判断が下されても、あなたには抵抗する権利があるとは思います
呉座:はい
井上:これはあくまで……、何を言ってるのかわからへんと言われたからもうちょっとはっきり言うたんだけど、これは私の素人判断です、そこは御容赦してください……
仮に准教授になられたとしても、たぶん「普通の准教授」という格好になりにくいと思う
呉座:はい
井上:そういう相談事にも対ぉu……乗ってもらわないと困るんですよ
呉座:あくまでたとえばの話ですけど、仮に准教授になったとしても、通常の准教授よりも職務・権限などが制約された形になるんではなったりするんでないか、ということですか?
井上:まぁそういうことは考えられる
大きい大学なら、ゴザさんも見はったことがあると思うけれども、職場がやや持て余しながらずっと居座り続ける教員ていらっしゃるでしょう?
呉座:はい
井上:あの道を……あんな道にはいって欲しくない…が、そういう風になってしまいそうな気がするんですよ
呉座:はい
井上:それも覚悟の上なら…………………手続きを粛々と進めるしかないんですけども
その場合でも、例えば新しい人を採用する人事とかには、たぶん私がやめた後の人事委員会かもしれへんけど、ゴザさんに入ってもらおうということにはなりにくいじゃないかな
井上:あるいは共同研究の主催者をどうする?というときに、まぁ「割り切れば」ね??割り切れば色々な業務から外してもらえるんでラクなんですと思えんことはないんだけれども、率直に言って居心地はいいことないとおもうよ
呉座:まぁそれは笑 そうなるでしょうね当然ね
井上:そこは覚悟の上で、でも日文研に留まるという風に仰るならそれはそれで手立てを考えないといけないし、僕はなるべくゴザさんの問題を職場の中で軟着陸させたいと思ってるんですよ
みんなが両手を上げておかえり〜おめでとう、というふうにはまずならないと思うんだけれども……
呉座:そりゃあそうでしょうね笑
井上:うん、まぁ宥めたりすかしたりしながらだと思うんだけれど……ごめん、これも仮定の話をしてるんでごめんなさいなんやけど……
もし運営会議も経た上でゴザさんに止まってもらうようになった場合は、みんなの前で丁寧な謝罪とか、自分の今の率直な思いをホンマに素直に語られるのは辛い気もしれへんけど(苦笑)
今後自分がどうするとかの殊勝なお言葉とかを頂戴する場を設けなイカン、そのほか憂慮を検討せなあかんことはあると思うので……そこは覚悟しておいてください
呉座:それは私も当然考えておりました
井上:調査委員会にも法律の専門家が二人いらっしゃっるので、たぶん今の日本の現行法規で判断しはると、私は思います
日本の現行法規でSNSでの発言が、なんていうか、降格とかに及ぶっていうのはありえないと私は思っています
だけどまぁ、なんというか……ぁの……アカデミックの「世界」の気配は……感じはるでしょう??
呉座:そうですねぇ……
井上:普通の……「労働者の権利」とは違うカラクリが働く世界じゃない?
呉座:……(曖昧な応答)……
井上:そこもまぁ飲み込んどいてもらわないといけないし、今後色々あなた自身が屈辱を感じるようなことも、ままあるんかとおもうんだけれども……
呉座:はい
井上:ちょっとね〜いまこの話をするのひょっとしたら早いのかもしれへん、運営委員会で・運営会議で大体の結論が出たときに喋った方がいいような話なのかもしれないけれど…
松田さんから、金曜日の会議(2021年6月4日)に出たくないというふうに言うてはると話を聞いて、私はややフライング気味に、まぁなんていうたらいいのかな…、井上はゴザさんを見捨てる気になっていないということをお伝えしたかったので……
呉座:それはありがとうございます、大変ご迷惑をおかけしておきながらそういう風に言っていただけるのは……
で、念のため確認するんですけど、きょう所長がわたしにお電話くださったのは、これは所長の一存ですか?
井上:一存です、いちおう松田さんとも相談したんやけどねぇ、電話してもいいかという風に
もうそれは、自分ではそういうときは止められないからと、まぁ松田さんが止める話でもないやろうし、いちおう松田さんから了解はもらいました
呉座:はぁ
井上:というか、ゴザさんが松田さんにそう返事しはったんでしょう行きたくないという風に
呉座:そうですね……前回はどういう話になるのかというのがまったくわからないでいきましたので……えー、前回の感じだと「辞めてくれ」という話としか解釈できなかったので、そうすると、それの返事ってことになりますと、その話にしかならないであろうと。
で、まぁ、さすがに監禁されてですね、サインするまで返さないとかそんなことはないと思いますけれども、いずれにせよ重苦しい空気がずっと流れて、お互い気分が悪くなってもなぁというふうにおもいまして……
井上:それは……あの……やめさせることは絶対できんと思うし、ただ自発的にやめてくださったらありがたいなぁという気分があるのも間違いないし……
呉座:いやまぁそれは……そうだろうなと、客観的に見れば私もわからないではないですが……
井上:そこへ踏み込むのは人事権の濫用やと思うし、ゴザさんが不服の申し立てをすればゴザさんが勝つと思う……
で、まぁ私はそういう事態に持ち込みたくないと思っているし、もしそういう事態に持ち込んで日文研が負ければ、それはたぶん、私が責任を取って辞めるという話になると思います
で、まぁ余生は [^1] そういう揉め事にはしたくないので、なんとか軟着陸させたいと思ってるんですよ
[^1]: ここはよく聞き取れなかった、
呉座:なるほど、わたしもできれば、まぁあまりそういう、泥試合みたいなことはなるべく避けたいなぁというふうにはおもっていますけれども(苦笑)
なにぶんどういう形の処分が出るのか……が、ちょっと見当がつかない状況ですので……
井上:今述べたのは、私の素人の感想で責任をもって述べることはできない
呉座:もちろんです、なので…そこは、私も職場とあまりやり合うということは、今までお世話になってきた先生方と争うみたいなことは……まぁ、なるべく避けたいと思っていますけれども
井上:じゃああの……私たちは……、「私たちは」ていうたらいかんな笑
私たちのなかに、この際退いてくれたらいいのにと思う人が少なからずいることと、だけれども、たぶん法的にはそういう主張には通り目がない、ということをお伝えして、その上で運営会議の判断が決まった後で、もう一度相談を……私と瀧井さん、松田さんと4人で…もう一度その相談の場を設けることで
呉座:いえいえこちらこそ、多大なご迷惑をおかけしました、本当に申し訳ございません
呉座:失礼いたします
日文研解雇事件の背景と井上章一所長らの騙し討ち! || 委員長の日記
cf. http://shinseikiunion.blog104.fc2.com/blog-entry-3548.html
音声ファイルへのリンク(2022/04/08 (金) まで有効):
ttps://32.gigafile.nu/0408-c0810247479d25142f5e50249c12f3d9d?fbclid=IwAR0YL3G3O6nPcHt0MJVNSRFjhJGOpo21wHuNd67UniDrdvR8jyShNMwrkuU
書いた人の勘違いで日付が間違っていたのを修正(27日の会話なので、その次の金曜日は 2021-06-04 であるはず)
https://anond.hatelabo.jp/20220120120358
「女性差別反対に賛同しますよね!」と署名を強いられた学生は多数いると思うし、
「あの人も賛同してると思う!」と名前を勝手に使われた研究者も多数いると思うけど
勝手に名前を使われているのに気づいたところで「自分は署名してません!」なんて人文系の空気の中で言える訳ないよね。
法的手続きによらず人民裁判でテニュアを奪われた様を見た人文系の学者や学生たちがこのカルチャーにNoと言えるわけがない。
「お前は女性差別反対に賛同しないのか!」と言われたら従うしかないのが現在の人文系の有様なのだ。
自分たちは被害者であるというスタンスを取りつつ攻撃を止めないのが現代における最強の権力者なのだが、
こんだけ外部からオープンレターの運用や活動のあり方が批判されてるのに、内部から全く声が上がらないのはそのためである。
彼女たちにおかしいと思っても声を上げられない男性ばかりなのだ。
30歳を過ぎて人文系の研究しかしておらず、この先人文系学者の仲間うちの評判を買うことで飯を食うしかない。
ちょっとでも批判をすれば二次加害と認定され、呉座氏のように追放されるかもしれない。
地方の社長の娘として生まれていれば職も気にせず発言も出来るだろうが、哀しいかな、大半の研究者は貧乏である。
それでも理系のような真実や事実が科学的に実証・反証される分野であれば学者たちは自分たちの意見を自由にぶつけ合えるが、
昨今の人文系はあらかじめ「真実」や「正義」はジェンダー学者たちによって定められているだけなのだ。
この権力構造に気づいたときにはもう引き返せないところまで来てしまっている研究者、博士課程の学生が大半である。
彼らは自分の名前をオープンレターに使われているのを見つけても「呉座にならないように」と自分に言い聞かせて口をつぐむだけである。
新聞やテレビそうだけど、Twitterやはてブをみていると「男/女」と「世代」ばかりで社会問題を語りすぎ。
社会問題で切り取るべき線は、「学歴」「所得階層」「職業」「都会/地方」など様々あるのに、みんな男女と世代の対立に還元されてしまう。
貧困や労働の問題として語るべき問題が、女性差別(あるいは男性への「逆差別」)にされたりしている。典型的なのは、病院勤務医の過労問題に由来する入試差別が女性差別の問題としてのみフレーミングされたり、高齢者はデータ上は貧困率が非常に高い年齢層なのに、「高齢世代は得をしている」という言説ばかりが強いことなど。「シルバーデモクラシー」とか言うけど、この10年は年金減らされているんですけど。
なんで日本人はジェンダー論や世代間対立論がこんなに好きなのか。いい加減にしたほうがいいと思う。
(追記)
断っておくと、ジェンダー差別や世代間対立はどうでもいいという話ではなく、それそれで大事な解決すべき問題。避けなければいけないのは、ジェンダー差別をジェンダーの枠組みだけで論じたり、世代間格差を世代という枠組みだけで論じたりすること。事実、罰則付きの男女雇用機会均等法は20年以上前にできたけど、長時間労働や安定雇用の減少という問題を完全に無視して進めたため、かえってジェンダー格差が広がってしまった。事実、ネットフェミニストは労働問題や貧困問題にあまり関心がない。
あの問題にしても、オープンレター側はジェンダー差別意識や「女性差別を娯楽にしている」という単純な差別意識の問題として片付けたいようだが、「まだテニュアを得られてない身分不安定な男性研究者が、テニュアの大学教員が女性というだけで被害感情を全面に出すことのできることへのモヤモヤ感」を「差別意識」の一言で切り捨てるのは違うだろうと思う。
一番印象なのは「これはエンコ詰めだな」みたいなことを後輩に言った研究者。
オープンレターと呉座のテニュア付与撤回は無関係と開き直る人たちも。
果てはオープンレターは呉座の復活する道しるべ、みたいなことを素で言えちゃう人もいた。
この人はネット番組に呉座が出ようとしたら「裁判で不利になる」とも言ってた。
はてブでも名誉棄損で呉座が訴えるという話題に「アカデミアに戻ってこれると思ってるのか」
みたいなことを書いてる人や☆をつけてる人たちがいた。
外部に向けてさえこれだから、同じ研究室で下の立場の人に対してはもっと激しいことしてそう。
初めて知った。
テニュア持ってない研究者が言動によってクビになるのにテニュア持ってる研究者は大概なことやらかしてもクビにならない現状を肯定して、酷い奴はそれを脅しに使ったりもしてるのに、同じ口で人権とか平等とか倫理とか言ってるの噴飯ものなんだが。こういう人たちが説く「人文知」とは一体何なんだ?
いやいや、まず共有されるべきは白饅頭界隈のアンチフェミ言説(男性の苦境を個々の女性の責任にしてバッシングする議論)に対する怒りであって、そこはほとんど無関心でスルーしているのに、オープンレターの不備や瑕疵にはやたらに噛み付くようなことをやっていたら、「こいつはフェミやリベラルを叩きたいだけなんだな」と思われても当然でしょうよ。「ダブルスタンダード」というのも、「あくまでお前の基準ではな」としか言いようがない。
東浩紀も20年前は人文左派の憧れだったのに、いまは三浦瑠麗とべったりで、「コロナただの風邪」論をまきちらして、本当に地に堕ちた。
(追記)
ちなみにオープンレターには個人的には、よほど親しい信頼できる人から頼まれない限り署名はしないと思う。これが「呉座氏を学術界から永久に追放する」という効果をもたないわけがない、と考えるからだ。「学術界からの永久追放」を事実上是認しているのに、その自覚がほとんどないということに危険性を感じる。
そもそも元々の呉座氏の言説も「女性差別」「ミソジニー」と単純に切り捨てられるもではなく、呉座氏ほどの実績のある研究者でもテニュアではないことへのルサンチマンという社会的な背景を無視するべきではなく、その点でオープンレター呼びかけ人の人たちとは思想を異にする。