はてなキーワード: ロングバケーションとは
「偉く突然ですね?」
「どうせどっちも赤いとか言うんでしょ?その心は」
『どちらも夢があるでしょう』
「どっちもねえよ」
『すまんの』
『なんだ』
「パン作りにはまってるんですけどね」
『パン屋さんか!』
『簡単なのかよ!』
『ナンですって!』
「うるっさ!」
『???』
「多いしうるさい。そのラッパーの合いの手みたいなツッコミやめろ」
『ラッ...パー...?』
「今日はね、俺ゆくゆくはパン屋さんになりたいから、その練習したいんだよ」
『ダメ』
「ここ断る漫才ってそんなにないよ?」
「あ、恋バナするみたいですよ」
「その死んだ語彙力じゃ無理だろ。」
『だれが語彙力オバケだ』
「その言い方だとすごい語彙が豊富に聞こえるな」
『ゴイゴイうるせえよ!』
「これが理不尽か」
「まあいいよ」
『ありがとう』
『まあな』
「じゃあどうする?」
「ストップ」
「今何しようとしてるんだっけ」
『告白』
「今なんて?」
「全部間違ってるだろ。あと交通事故は大体シンプルかつ大胆だわ」
『じゃあどうすればいいんだよ!!』
『なるほどな。』
「じゃあ俺が女の子やってあげるから。今日はデートに誘う練習しろよ」
『確かに』
「なんだそれ」
「じゃあまあ、話しかけてこい」
「ストップ」
『なんだ』
「すごい不満そうな顔。なんの話しようとしてたんだよ」
『見通しの甘い起業の話』
「なんでだよ」
「馬鹿じゃねお前。論外だわ。」
『じゃあどうすればいい?』
「まあわからんけど共通の趣味の話して、ごはんとか買い物に行く約束に結びつけるんじゃない?」
『なるほど』
「もう一回やってみ」
『おう』
「まって」
「女の子なめんな」
「そんな趣味の話があるか。あとお前は話題を6速からしかふれないの?ギアチェンジを覚えろ」
『いやでもこれで大丈夫そうだわ』
「本当かよ...何も練習になってないだろ」
「うーん、弱い」
「『どうもありがとうございましたー!』」
映画でも漫画でもアニメでもドラマでも何でもいいんだけど、まともな人間が焼きそばパンを食べているシーンは決して出てこないことに気づいた。
ガリレオ博士は焼きそばパンを決して食べない。ロングバケーションで焼きそばパンを食べているシーンは出てこなかった。もちろん、おくりびとにも出てこなかった。雪ノ下雪乃は焼きそばパンを食べないし、加藤恵も焼きそばパンを食べない。ラスコーリニコフは焼きそばパンを食べないし、ジャン・バルジャンが焼きそばパンを食べたという記述は、あの18世紀のパリを詳述し、登場人物の描写にも抜かりない原作小説にも出てこなかった。まだ見てないけれど天気の子も焼きそばパンをおそらく食べない。
しかし、雨宮蛍はおそらく焼きそばパンを食べる。今期アニメで言えばバカの烙印を押されている田中望(女子高生の無駄づかい CV:赤﨑千夏)は実際に焼きそばパンを食べていたし、きんぎょ注意報の主人公は恥ずべきことに1話につき何度も焼きそばパンと連呼するという醜態を晒している。おそらく澤村・スペンサー・英梨々は焼きそばパンを食べる。ドン・キホーテはおそらく焼きそばパンを食べるし、狂言にも間抜けな山伏が木の上の焼きそばパンを盗もうとして地主に見つかるという話があった(これら作品の中に焼きそばパンを食べるシーンが実際には出てこなかったとしても、陰では絶対に食べている)。
君が焼きそばパンを食べているとき、周りからどういうふうに見られているかを意識したほうがいい。少なくとも木村文乃や福山雅治のようには見られていない。万が一、君が福山雅治だったとしたら、焼きそばパンを食べた時点で福山雅治ではなくなる。焼きそばパンとはそういうものだからである。