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はてなキーワード: 深淵とは

2020-09-22

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

2020-09-20

anond:20200920175701

ブクマを書く者はその過程で自らが邪悪ブクマカとならぬよう気をつけよ。

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」

2020-09-18

anond:20200915233953

これはマジな話なんだけど、深淵さんの包容力は凄くて何人だろうが同時に面倒見てくれる

2020-09-16

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

anond:20200916182604

では2020年現代においてニーチェのなにが刺さるのか教えてください ><

なんJネタ(深淵を〜)以外で2020年現代においてなにか刺さる要素ある?敬虔クリスチャンでも無いのに?

もちろん、子どもの頃ハマったものに深い思い入れがあるのはわかる

ワイもチョコカステラが好きだしきな粉棒が好きだし長編ドラえもんが好きだしムーミン好きだ

それっぽいものをあげるなら子どもの頃に読んだサルトルアドラーは好きと言えば好きだ

 

古いマンガ(たとえば奥瀬サキとか)だけでなく最近マンガ(ニーチェ先生 など。なお未読)やエンタメ個人創作でも

未だにニーチェ推す人々を見るのですが

いったい、なにがそんなに刺さるの?キャッチーから?あるいは厨二心をくすぐるし学校うから?(太宰治的な)

現代ニーチェが刺さる要素ある?マジレス希望

なんJネタ(深淵を〜)以外で2020年現代においてなにか刺さる要素ある?敬虔クリスチャンでも無いのに?

もちろん、子どもの頃ハマったものに深い思い入れがあるのはわかる

ワイもチョコカステラが好きだしきな粉棒が好きだし長編ドラえもんが好きだしムーミン好きだ

それっぽいものをあげるなら子どもの頃に読んだサルトルアドラーは好きと言えば好きだ

 

古いマンガ(たとえば奥瀬サキとか)だけでなく最近マンガ(ニーチェ先生 など。なお未読)やエンタメ個人創作でも

未だにニーチェ推す人々を見るのですが

いったい、なにがそんなに刺さるの?キャッチーから?あるいは厨二心をくすぐるし学校うから?(太宰治的な)

2020-09-15

嫌いな名言

明日やろうは馬鹿野郎

じゃあ今日やろうも馬鹿野郎じゃねえか

やろうが被ってるっていうクソ薄弱な根拠でえらく威勢の良いことを抜かしますね 死にさら

「月が綺麗ですね」

もとのデマエピソード自体はまあ45点くらいやってもいいから見逃せるんだが、これをドヤ顔披露してる層が本当に気色悪い

というか、愛の告白くらい自分言葉でやれないのか?マジで漱石引用なんだったらまだしも、デマっていうのが致命的 

別に知名度が命っていうんじゃないけども有名人イメージに乗っかった軽薄なデマを「素敵」で「気の利いた」「粋な」ものとして扱いつつ「文学を知ってるオレ……」と思ってるのがウンチの極み 

これを得意げに披露されたら俺はガチそいつとは縁を切るぜ

置かれた場所で咲きなさい

お前が水草の種だったとして砂漠のど真ん中に置かれて咲けるのかよ?

偉そうに不可能要求をするな

お前が無駄に過ごした今日は昨日死んだ誰かが死ぬほど生きたかった明日

いや違うじゃん その理屈だと「お前がさっき食べたリンゴはいスーパーに並んでいるリンゴなんだ、だからお前は泥棒」みたいな話になってくる

深淵を覗くとき深淵こちらを覗いている

ものによるだろ

つか自意識過剰すぎる 深淵さんも忙しいんだからお前のごときカスに覗かれても気に留めねえよ

僕の前に道はない 僕の後ろに道はできる

そんなん道の意味ねえだろ

できた道の方振り返ったらどうなるんだ?ええ?

一度通った道は2度と通らない縛りか?つまんねえ生き方ですこと!

にんげんだもの

失敗してもいい系の名言全部嫌いで、なぜなら無責任から

実際失敗したらそれなりにデカペナルティがあるじゃねえか 「いい」じゃねえんだよ 実際悪いから困ってんだろ

生きていれば丸儲け

これ勝者の理論すぎてガチでヘドが出る

ヘドが出るというのは嘘ですが、最悪

生へのやる気がある人間はどんな境遇になっても前向きになれていいよなあ 恵まれてると言わざるを得ない環境でも全然楽しくないしやる気も出なくてドンドン落ちていくやつの気持ちがわかるか?

死ぬ気でやってみろ 死なないか

死んだらどうするんだ?

つか死ってそんなに重いかよ 死ぬより嫌なことって無数にない?なんなら大概のことは死ぬより嫌だけどな 死そのもの別に嫌じゃなくてその前の苦しみが嫌、要求される努力がその苦しみに匹敵する そういうことだろ

2020-08-29

安倍首相よ、国民の一人として何とお詫びを申し上ぐるか。

民主党政権国民が嫌ほど思い知ったのは、馬鹿が3人連続して政権とるだけで、日本は完膚なきまで潰されるということだった。

はとぽっぽ沖縄基地問題で迷走して、日米関係破壊させた。

菅は「政治主導」を謳って官僚からの断絶を宣言し、いざ原発事故が起こると誰にも頼れず迷走して日本崩壊させた。

野田尖閣国有化日中関係を最悪に追い込み、中国国内日本の全資産喪失させた。

この3人が政権を取った後、日経平均は7400円まで下がった。

この期間に大学卒業した人々は就職できずに多くは地獄人生を歩んだ。

この期間に職を失った多くの人々が絶望のうちに自殺した。

安倍首相を見て思う。「余計なことをせず経済政策に専念すれば、日本人は頑張って自分の道を見つける」。

日経平均は24000円まで戻った。

年間3万を超えていた自殺者は2万人以下まで下がった。

ただ、良くも悪くも日本人の同質性の高さは首相保守的にした。

上が右と言えば国民みんなが右を向いてしま国民性の中で、コロナ禍での政権の舵取りは非常に難しかっただろう。

特に首相が無策だったとは思わない。

都市地方環境が違いすぎる人口1億2千万の国を率いるリーダーが、できることが限られてる。

しろ地方自治体のリーダーシップこそが問われる状況であり、東京はやや株を上げた一方で、大阪維新威信は地に落ちた。

この国は、毎年、国民が頑張ることでGDP500兆円のお金が回る。

国はその1割の50兆円を頂いて、それで教育福祉公共事業子どもを育てインフラを整備し国家共同体運営する。

しかしもはや65歳以上の人口が4割近くになる今、若年層の所得から税金を取るのは限界に近い。

労働者は、給与明細からひかれる所得税・年金保険料に涙する。

自ら稼がず、ただひたすら貯蓄と年金を費消する老人たちから、国の運営必要お金を取る唯一の方法消費税だ。

私は、「勤労所得からこれ以上のお金を奪わない」手段としての消費税増税賛同する。

私はサイレントではあるが、安倍首相を支持してきた。

私は、国が余計なことさえしなければ、一人一人が、共同体の中で何をするのがベストかを考えて動く日本人を信じている。

空気を読む力は決して否定すべきでなく、国家レベルでは国の強みになる。

Go To トラベルだって分かってる。

コロナ禍で煉獄の苦しみに悶える観光業運輸業に、少しでもその他の人々からお金を回さなければいけない。

時期が悪いのも分かっている。

それでも、気を付けながらでも、人が動いてお金を動かさなければ、なんとしてもこの四半期の運転資金を回さなければ、

彼らの家族子どもも一生引きずる経済的な傷を負ってしまう。

でも、分かっている人ほど、サイレントにならざるを得ない。理解することと、口に出すことは違うのだ。

から、もしも、首相に我々のサイレントな支持が届かず、煩いマイノリティーに心を病んで職を辞する決意をしたのだとしたら、

その国民自愛深淵なる配慮を拝察するに、

単に「長い間、お疲れ様でした」という言葉だけでは伝えきれないこの思いを、

我々はなんとお詫び申し上ぐるのがいいのだろうか。

2020-08-27

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

2020-08-25

円城塔がめちゃくちゃ嫌いだ。評価されてほしくない

後藤さんのこと」を読んでめちゃくちゃ面白いと思ったのがおよそ10年前。大学生の頃だった。

この短編集は今でもかなりの名作だと思っているし、ハードカバーを買って大事に持っている。(小説絶対文庫版で買うという決意を持っているこの俺が、だ)

どの短編もこれまでに読んだことのない新鮮な後味で、何度でも読み返した。

この人の小説もっと読みたいと思った。

そこで読書メーターレビューサイトを見ると、「数学物理を使って書かれた純文学」みたいな書評が目についた(ちゃんとした表現は覚えていない)。

そうかな。と思った。

作者・円城塔理系出身者らしい。

なるほど。確かに、「さかしま」「考速」「ガベージコレクション」あたりには、理系的なモチーフがふんだんに埋め込まれていたし、その中には確かに数学物理単語もあった。

どちらかというと情報系分野の香りの方が強く感じたけど。まあ情報数学の一部だしな。

でもなんか、「数学物理を使って書かれた純文学」みたいな批評にはなんとなく頷けない感覚があった。

言い忘れてたけど、自分は一応ちゃんとした大学数学出身であるので、数学物理単語を言われたらそれが何のことかはわかるし、学問においてどういう立ち位置だったりどう使われるか、はおよそ知ってる(あんまり高度なのは無理だけど)。

からこれらの話はすごく面白く感じた。理系用語が雑に使われてたから引っ掛かったとか、そういうことじゃない。むしろ日本語としてこれ以上ない適切な位置にそれらの単語は置かれていたのではと思う。

次に「バナナ剥きには最適の日々」を買った。これも素直に面白いと思った。

equal」には妙な居心地の悪さを感じたけど、「捧ぐ緑」は今考えても円城塔最高傑作なのではと思えるくらいだ。

なので最初違和感がはっきりと形になったのは、その次に買って読んだ、「Self-Reference ENGINE」ということになる。

全ての可能文字列。全ての本はその中に含まれている。

しかしとても残念なことながら、あなたの望む本がその中に見つかると言う保証は全くのところ存在しない。これがあなたの望んだ本です、という活字の並びは存在しうる。今こうして存在しているように。そして勿論、それはあなたの望んだ本ではない。

皆はこの小説をどのように楽しむのだろう。

言っていることは理解できるし、示唆的ではある。人に何かを「考えさせる」文章でもある。しかしそれは「考えさせる」だけで、後に何も残さな文章しかなかった。

ストーリーもあってないような状態。各章の繋がりもバラバラだし、場面は突然切り替わるし、急に新キャラが出てきて急に退場するし、何もかも説明が不十分で、衒学的な、鼻につく文章けが延々と続く。

端的に言って、「最初から最後まで何も言っていない」。文字無駄に消費しているだけの、中途半端文字列らしき何かだと思った。

そして「エピローグ」を買った。

これでもう俺の円城塔嫌いが確立されたと言っていい。

何故って彼はエージェントで、エージェントとは人間よりも器用にチューリングテストクリアすることのできるスマート・クリーチャにしてオーバーチューリング・クリーチャだからだ。

人間理解できるのはせいぜい、N文字を利用して作成可能な全ての文章であるにすぎない。Nはある程度の大きさのところに留まり、そこには有限個の文章しかない。

「敵艦影、三。天頂方向より接近。ダミー放出。並列存在を開始。複雑性迷彩が起動しました。オーバーチューリングテスト実行。成功成功。失敗。失敗。失敗。当該宙域には、法則69805f9944ed4298311d0cdaa75da2629d6f3bb3756455d504243fla6c565f75が適用されていません。」

はあ。これでやっとわかった。

彼は詩を書いているんであって、小説なんか最初から書く気が無いのだ。

円城塔の紡ぐ文字列の並びは確かになんとなく美しいと思う。なんか感性に訴えかけてくる。なんか良いこと言われているような気にさせられる。

しかしその実、中身が全くない。その点に限って言えば詩としても程度が低いように思う。詩にも訴えたい内容とかあるからね。

そしてそれに「ていよく」使われているのが、SFだったり、数学物理言葉だったりする。

数学SFが、詩を美しく紡ぐための新しい言語の代わりにさせられている。これがなんとなく違和感を覚えた原因だったのだ。

まりこれを「詩集」ですと言われて手に取ったら、「おお、面白い詩だね」といえるんだけど、「小説です」と言われたから、「小説か??」となってしまう。

苛々するのは、読書メーター書評サイトレビューたちだ。

軒並み、「なんだかわからないけどすごい」「深淵」「自分には理解できない新境地と感じる」「文系殺し」といった単語が並ぶ。

お前らホンマに頭で物考えて言ってるんか??????

端的に口をそろえて「理解できませんでした」と言ってるだけだろうが。理解できないものを、適当に高評価するんじゃないよ。ボーッと生きてるにもほどがあるでしょ。

詩の材料にされている数学物理言葉がわからないものから、その意味不明さに脳が酩酊させられてるだけだよ、それ。酒飲みみたいにその酩酊を楽しみたいなら、いいんだけどさ。

自分文系から知識がないから、それらの語彙が入ってこないだけで、ちゃんと語彙力があったらそこに何か深い意味が込められているんじゃないかと思った?

なかったよ、なんにも!!

さらに頭にくるのはそのやり口で芥川賞なんか取っちまったところだよ!

選考委員も、軒並み騙されてんじゃないか。誰か一人でも意味わかってたんか?「道化師の蝶」のモチーフとなっているという、自己言及プログラムを一人でも書いてみたんか??

俺は、この世に理系人間文系人間とやらがいるとはあんまり思ってないけど、もし芥川賞選考委員がそういったSF数学物理に疎い人で構成されているんなら、円城塔作品はまさしくそ脆弱性を突いたクラッキングだよ。

以下が「道化師の蝶」受賞時に高評価をつけていた選考委員コメントだ。高評価だぞ?低評価じゃない。よく読んでほしい。

『二回読んで、二回とも眠くなるなら、睡眠薬の代わりにもなる。』

完全に酔っぱらってるじゃねえか。

あと、円城塔は、いい加減に繋がっているようで繋がっていない短編の寄せ集めを長編と言い張るのをやめて、最初から最後まで一貫して繋がった長編を書くべきだ。詩集から無理か。

2020-08-13

anond:20200813103125

✌👁👄👁✌深淵を覗くとき深淵もまたお前を覗き返すのだ✌👁👄👁✌

2020-08-10

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

2020-07-22

anond:20200721154619

深淵を覗く時、深淵もまたお前の方を覗きこんでいるのだ…

サイケデリック旅行(序)

説明しよう。「サイケデリック旅行」とは人間の内的世界すなわち夢・無意識世界に没入することで、その鮮やかで自由世界散歩することである。本稿では荒唐無稽支離滅裂な内容が続くため、物好きにして、根気の強い人のみ読むべし。

さて、初めてのサイケデリック旅行は、高校一年の時である。それは忘れもしない冬休み、雪のしんしんと積りゆくクリスマスイブ日の出来事である。聖夜の前日ということもあって、私はくさくさと家に篭り、もののけ姫dvdを観た後に、チャイコフスキーの「冬の日の幻想」を聞いていた。確か40分弱の曲で、高校生の私には長く、単調なものに感じられたが、20分ほど聞いていると、不思議なことが起こりはじめた。

まぶたの裏にあらゆる断片的なイメージカラフル原色となって浮き上がってくる。それも、有名な絵だったり、カードゲームカードであったり、動物だったり内容はまちまちである。はじめは、歌川広重の「おおはしあたけの夕立」が浮かんできて、様々な色の斑点を伴いながら、暗闇の深淵へと消えていった。それから子供の時に集めていた遊戯王カードが、回転しながら現れて、その次に物置に仕舞った、白色のPSPが浮かんできた。さらにその次に現れたのは、なんと説明しようか、いわば極度に抽象化された、概念的なイルカだった。そのイルカ点と線のみで構成されるアルゴリズムのようであり、イルカショーで見られるような美しく大胆な、水から跳ね上がる運動を延々と描いていた。

https://www.fujibi.or.jp/our-collection/profile-of-works.html?work_id=1173

歌川広重「おおはしあたけの夕立

これは衝撃的な体験だった。それから私は無意識・夢の鮮やかで摩訶不思議世界の虜となり、夢日記をつけ、河合隼雄心理学を読み耽るようになった。夜、世界は青い静寂に包まれる。私は目を閉じて呼吸を穏やかにし、これからに映る美しい幻覚を心待ちにした。夢の中では空を泳いで、知らない街を見下ろしたり、通っていた高校に行って、やれやれ、なんて高校生らしい願望だろうか、ありとあらゆる同級生おっぱいを揉みしだいたり、セックスをしたりした。

以上が、この頃のサイケデリック旅行の記録である

2020-07-19

意図のわからない増田シリーズ「でもキモくて金のないおっさんは」

差別撤廃や不平等な扱いへの是正を叫ぶ声だったり、お気持ちが大なり小なり詰まった増田に現れるヒガミ野郎

「でもキモくて金のないおっさんなら救わないんですねわかります」「でもキモくて金のないおっさんなら無視するんですねわかります」とヒガミ根性全開のヒガミ文句を書く

一応会話出来るらしく、何かしら返事らしきものが返ってくるらしいが、今日今日とて「キモくて(ry」とヒガミ文句を書いているので、何を言われても心に響いていないのだろう、救えん

キモくて金のないおっさんは正直可哀想存在から救われるべき、助けられるべき、援助されるべきだと思うが、このヒガミ根性の凄まじいひねくれ者だけは救わなくていい気がする

自分が助けられず許されず享受できず嫌われる原因は明らかにそのひねくれて捻じくれて歪んだ陰湿なヒガミだ

というわけで君に答えを返そう、「お前以外のキモくて金のないおっさんなら許すし助けるけど、お前はその態度改めない限り許さないし助けない」と



あ、そうだ

これは全く関係ない余談だけど俺もどうやらやべーやつの1人らしい、十両以下にカウントされていた

まあ、他者からすれば俺は「意図のわからない増田シリーズ意図のわからない増田シリーズ」」なんて思われてるんだろう

しょーがないよね、深淵覗いてるヤツはなんとやら、荒らしに構うヤツもなんとやらだし

2020-07-18

本当に辛かった孤独

 私は大学受験二浪した。失敗したことを失敗と素直に受け止められなかったから、こうなった。結局得られたものは一つもなくて、二年の時と可能性、健康身体思考を失っただけだった。二年目はとくに酷かった。勉強なんて遠くに行ってしまって、わずかなコンビニバイトを除けば、そこにあるのは静かな絶望だけだった。“静かな絶望”と書いたが、何も詩的な耽美あるわけではなく、Youtubeの本当にくだらない動画と、過度な自慰行為と、コンビニ廃棄弁当と、周囲からの痛い視線嘲笑侮辱偏見があった。怠惰怠惰を重ね、惰眠を貪っているだけなのに、自分には何かあるはずだと、救いのないことを心のどこかに置いて、何もせずに過ごした。

 ここまで来るとと、おちおち眠ることさえできない。ある時、急に、胸が締め付けられ、呼吸がうまくできなくなって、身体中の神経が痛み出し、何も吐くことのできない嗚咽と、どす黒い鉛を頭の中に詰め込んだような頭痛が同時に訪れる。堪らなく怖くなって目を閉じると、まぶたのうちの仄暗い深淵から、黒い人魚のような、おどろおどろしい悪魔幻覚が姿を見せる。その無数の手が伸びて私を闇の底へと引きずり込もうとする。堪らない不安と寒さに凍えながら、吹き飛ばされそうになりながら、ありもしない幻覚と戦い、二時間ぐらいすると呼吸が戻ってくる。支離滅裂荒唐無稽に思われるかもしれないが、たしかに私は一年間こうして苦しんだ。自殺した方がよっぽどマシだと何度も思った。

 今はなんとかやっている。小さな仕事を与えてもらって(というよりはまだまだ教育期間だが)、恥ずかしい、情けない思いをすることも多々あるが、周囲の支えでなんとか立つことができた。この忌まわしい記憶はいつまで私を苦しめるだろうか。それとも一生亡霊のようについて廻って私を苦しめ続けるのだろうか。一方で、やれやれ、もうどうでいいことじゃないかと思う時がある。だとしたら、最初から苦しむ意味なんてどこにもなかった。

 さて、コンビニに甘いものでも買いに行こうかな。

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

深淵のぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ。

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