はてなキーワード: ちゆきとは
283プロの3人組アイドルユニット「アルストロメリア」と彼女たちを担当する「プロデューサー」に加えて6名の登場人物達を描く群像劇。
日常に疲弊している登場人物たちが、アルストロメリアの影響を直接または間接的に受けて、少しだけ前向きになれるまでを描く。
性別:女性 / 年齢:26歳 / 会社員 Webディレクター
後輩を指導しながら旅館のウェブサイトのリニューアルの提案活動を行っている。
高熱を出して会社を休むことになったが、他人に任せられないと無理を押して提案書の作成を続ける。
復帰後、後輩の提案成功を知り、自分がいなくても仕事がまわる事にショックを受ける。
アストロメリアの事はよく知らないが、バラエティ番組に出演していた甜花の「自分には甘奈の代わりはできない」という言葉を聞いて羨ましく思う。
かつては新生活に胸を躍らせていたが、今は学業とアルバイトに追われている。「全ては慣れの問題」「毎日は永遠に今日の続きだ」と感情を押し殺すように日々を過ごしている。
アストロメリアの曲は好きで聞いているが、アイドルには興味がなくメンバーの顔も名前も知らない。
ある日務めてるコンビニに甘奈が訪れるが、気が付かずに対応する。
元演劇部。ステージ上で輝くことに憧れていたが、向いてないことに気づき辞めた。
友人には勉強熱心で真面目だと思われているが、甘奈のように可愛くなりたい、変わりたいと思っている。
「使わないけどお守りに」と、甘奈がプロデュースした化粧品を購入する。
商談に訪れたテレビ局の部長から「仕事人」をテーマにしたドキュメンタリー番組への出演を打診され驚く。
アルストロメリアのファン。「先生らしくない」と保護者に言われたことを気にしている。
街中で千雪が出演する結婚式場のCMを見ているところを生徒に目撃され、近々結婚するらしいと噂される。
近々開催されるフェスにアルストロメリアが出演することを知るが「先生らしくなるために」と参加を諦める。
アルストロメリアの曲を買いにCDショップに行くが、娘ぐらいの歳のアイドルのファンになってしまったことに引け目を感じており、なかなか購入することができない。
離れて一人暮らししている娘がおり、メッセージを送るが仕事が忙しいらしくなかなか既読がつかない。
娘と、娘と同じように頑張ってる人を勇気づける曲をかけて欲しいと、アルストロメリアが出演するラジオにお便りを出す。
283プロのアイドルユニット「アルストロメリア」のメンバー。
大崎姉妹の双子の姉。幼い頃から妹の甘奈に面倒を見てもらっている。人と話すのが苦手で、アニメやゲームなど、インドアな趣味が多い。高校2年生。
娘に送ったメッセージの既読がつかないというラジオに来たお便りに対して、想いがすぐに伝わらなくても諦めずに何回も伝えてあげて欲しいと答える。
283プロのアイドルユニット「アルストロメリア」のメンバー。
大崎姉妹の双子の妹。誰とでも分け隔てなく接する天真爛漫なギャル。今しかできないことを全力で楽しみたい今ドキの女の子。高校2年生。
姉の甜花からは「なーちゃん」ファンからは「まな」という愛称で呼ばれている。
他人に甘えず自分で自分を褒められるようになりたいと、ストイックに自主練を続けている。
娘に送ったメッセージの既読がつかないというラジオに来たお便りに対して、きっと娘さんはすごく頑張っている時で、見守ってもらえて嬉しいと思うと語る。
283プロのアイドルユニット「アルストロメリア」のメンバー。
優しい笑顔が印象的な、事務所のお姉さん的存在。母性溢れる落ち着いた佇まいが特徴。手先が器用で、かわいい小物を作るのが趣味。
初めての現場で、案内してくれた青年に「はじめましてですよね」と挨拶をするが、以前仕事で出会ったことのある相手だと分かり謝罪する。
出演したラジオ番組で、よく「皆さん」という言葉を使ってしまいがちだが、不特定多数として一括りにするべきではなかった。よければもっとリスナー自身のことを教えて欲しいと語る。
カーテンを閉ざした部屋で過ごしている。
・ストーリーの終盤、それまで肩書だけの”名も無きモブ”でしかなかった登場人物達の本名が次々と明かされていく演出が話題となった
話数 | サブタイトル |
---|---|
オープニング | I am. |
第1話 | song for Someone |
第2話 | voice for Someone |
第3話 | color for Someone |
第4話 | off stage |
第5話 | good night |
第6話 | present |
エンディング | You are. |
・google:YOUR/MY Love letter シャニマス
283プロの3人組アイドルユニット「アルストロメリア」の桑山千雪は、同じユニットのメンバーである大崎甘奈の練習を、大崎甜花(同じくユニットメンバー)と一緒に見守っていた。
甘奈は、新しいファッション雑誌の”顔”となるカバーガールのオーディションへの挑戦を控え、面接での自己PRの練習をしていた。
甘奈は雑誌側からも注目されており、一般応募より有利なシード枠としてのオファーを受けていた。
甘奈から本面接を想定した厳しい意見を言って欲しいと頼まれ、千雪と甜花は、一定時間本心と反対の事を言う「反対ごっこ」を始める。本心と逆のことを言う形であれば厳しいことも言えるだろうという作戦だったが、結局ほめてしまう。
練習後の雑談で、その雑誌がかつて愛読していた雑誌「アプリコット」の復刊であると知り驚く。
事務所にいた283プロダクションのプロデューサーは、「アプリコット」のオーディション事務局から掛かってきた電話を受ける。
プロデューサーは、甘奈がシード枠としてオーディションを受けられることへのお礼と、オーディションへの意気込みを伝えるが、先方から甘奈は既にグランプリに内定していると聞かされ驚く。
甘奈と甜花はかつて刊行されていた雑誌「アプリコット」のことを調べていた。おしゃれで可愛らしい雑誌の雰囲気をみて、2人とも「まるで千雪のようだ」という感想を抱いた。
千雪は所有している「アプリコット」のバックナンバーを読み返していた。甘奈が「アプリコット」の”顔”となったら素敵だろうと思うものの、やはり甘奈のことが羨ましかった。
プロデューサーは、甘奈の参考になればと自宅から「アプリコット」のバックナンバーは運んできた千雪に、メンバーのことを考えるのも大事だが、千雪自信のことも大事に考えてほしいと伝えた。
甘奈と甜花はレッスン室でオーディションの審査項目の1つであるウォーキングの練習をしていた。
レッスン室に立ち寄った千雪は、「たまたま古本屋で見つけたので」と甘奈に「アプリコット」のバックナンバーを渡した。
オーディションまでにできるだけレッスンを入れる必要があるが、先生の予約の空きとレッスン室の予約の空きが合わなくて困っているという甘奈に、千雪は自分が予約しているレッスン室を譲ろうとするが、千雪自身が使うべきだと遠慮される。
レッスン室からの帰路、甘奈は甜花に、千雪は「アプリコット」を読んでいたのではないかという推測を伝える。甜花も、千雪はかなり「アプリコット」に思い入れがあるように感じると同意した。
事務所に来た甜花は、プロデューサーが電話をしている声を聞く。
プロデューサーは、「アプリコット」のオーディション事務局に、打ち合わせの約束を取り付けようとしていた。
「グランプリが甘奈に内定しているという事は光栄なことだが…」というプロデューサーの言葉を耳にし甜花は驚く。
レッスン室に揃った千雪と甘奈と甜花の3人、最初こそ「反対ごっこ」で互いを褒め合って楽しくレッスンしていたが、甘奈のオーディションの話題になると、それぞれ意識してしまい、ぎくしゃくした会話になってしまう。
レッスン後、1人河原で発声練習を行っていた千雪は、意を決して甘奈と甜花の自宅を訪問する。千雪は出迎えた2人に、自分も「アプリコット」のオーディションを受けたいと告げる。
千雪は居酒屋で、事務所の事務員であり友人の七草はづきに話を聞いてもらっていた。
「アプリコット」とは中学の頃に図書館で出会い、大きな影響を受けていること。
復刊すると聞いて、昔しまい込んだ大事な宝物がもう一回見つかったような気持ちになったこと。
でも、見つかったとたんに自分のものじゃなくなったような気持ちになったこと。
甘奈に嫉妬しているものの、甘奈が「アプリコット」のカバーガールとなったら素敵だと思うのも本心であること。
事務所で甜花は、プロデューサーに以前立ち聞きしてしまった電話の内容について質問していた。
プロデューサーは、今回のオーディションの実態は雑誌の宣伝のためのお祭りのようなものでグランプリは既に甘奈に内定しているのだと答えた。
これまでのオーディションに向けた甘奈の努力が無意味だったと知ってショックを受ける甜花に、プロデューサーは、公正な審査をしてもらえるよう、もう一度先方と話し合ってみると伝えた。
プロデューサーは出版社で「アプリコット」編集長と面会をしていた。
甘奈も他の候補者と同じ立場で受けさせてもらいたいと言うプロデューサーに、編集長はそれはグランプリを辞退するという意味かと返した。
返答に窮するプロデューサーに対し、編集長は今回の復刊は自分たちの悲願であり、甘奈のグランプリは多くの関係者の総意として”公正に”選んだものだと伝えた。
プロデューサーが、最初から負けが決まっている候補者の気持ちはどうなるのか聞くと、編集長は、今回のオーディションはスポーツのような単純な勝ち負けではなく、開催そのものが若い才能へのチャンスと学びの提供になるよう審査員として様々な分野の第一人者を迎えていると答えた。
出版社からの帰路、プロデューサーはアルストロメリアの3人に明日ミーティングをしたいという連絡を送った。
事務所でのミーティングの場、話始めるプロデューサーを遮るように、甘奈はアプリコットのオーディションを辞退すると告げた。
プロデューサーはまず自分の話を聞いて欲しいと頼んだが、甘奈は事務所に迷惑をかけてしまうのは理解しているが、千雪こそが「アプリコット」にふさわしく、それが分かっていながらどうオーディションに向き合えばいいのか分からないと語った。
それを聞いた千雪は、自分がエントリーを取りやめると言った。オーディション挑戦は決めたものの、どこかで甘奈がグランプリをとると信じ込んでおり、甘奈にこのような影響を与えることまでは理解しきれていなかったと伝えた。
プロデューサーは、甘奈がグランプリに内定したこと。編集部がはっきりとしたビジョンを持って、甘奈を起用したいと考えていること。
自分も混乱しているが、これまでの甘奈の活動が、たくさんの候補の中からこの結論を勝ち獲ったとも言えること。
オーディションへの参加については、甘奈と千雪それぞれの決定を尊重するので、もういちど考えてみてほしいということを伝え、そして2人がどんな結論を出したとしても、それを全力でサポートすることを約束した。
ミーティング解散後、千雪は1人河原で発声練習をしていたが、気持ちがまとまらず、うまく声を出せずにいた。
同じく気持ちがまとまらず事務所周辺を歩いていた甘奈と甜花は、千雪を見つけて合流した。
甘奈も声を出してみるが、うまく出すことができなかった。
その様子を見て千雪は「反対ごっこ」を提案し、甘奈がオーディションに落ちたらいいのにと叫び、次は甘奈の番だと促した。
甘奈が戸惑って声を出せずにいると、甜花は自分が先に言うと宣言し、2人ともオーディションに落ちたらいいのにと叫んだ。
千雪は負けたいと叫び、甘奈も負けたいと叫んだ。甜花は2人とも負けてと叫んだ。
千雪はアルストロメリアなんて大嫌いと叫び、甜花はアルストロメリアなんて一番大事じゃないと叫んだ。
反対ごっこ」の終了を宣言した千雪は、改めて甘奈に一緒に戦わせて欲しいと頼んだ。
最初は拒否しようとした甘奈だったが、叫んだことでそれまであった恐怖心が無くなっていることに気づき、自分と戦って欲しいと千雪に伝えた。
甘奈はオーディションの控室で、千雪から受けたアドバイスを思い返しながら、1人自己PRの準備をした。
千雪は最終選考に進み、甘奈の言葉を思い出しながら、面接で「アプリコット」に対する自分の思いを伝えた。
甜花は、オーディションのレッスンの先生をプロデューサーの車まで案内した。
甘奈の努力が無駄にならないよう、先生に自分の観覧席のチケットを譲り、本当に合格に値するか審査してもらうと思ったのだ。
甜花は会場へ向かう車を見送り、甘奈と千雪の健闘を祈った。
オーディション終了後、グランプリは獲れなかったと告げるプロデューサーに、千雪はそれは分かっていたことだが参加できてよかったと言った。
プロデューサーと2人で移動中、甘奈は、今回のグランプリはひとりで獲得したものではないと感じており、頑張らないといけないと語った。
甘奈のグランプリを記念する、ランウェイショーが開催されることが決まり、千雪と甜花は部屋で甘奈を応援するための練習をしていた。
甜花は千雪に感謝を伝えた。
千雪が戸惑っていると、甜花は千雪が大事なものを諦めなかったので、自分も何が大事なのか理解することができたと語った。
悔しいよね?と甜花は千雪に聞いた。甜花は、甘奈がグランプリで嬉しいが千雪がグランプリじゃなくて悔しいと言った。
千雪は少しだけ肩を貸して欲しいと、隣に座る甜花に頭をあずけた。
千雪は声にしないといけないことで、まだしていないことがあったと言い「負けたのが悔しいよ」と大きな声で言った。
その直後リハーサル中の甘奈からグループメッセージが届き、千雪は応援の言葉を返した。
283プロのアイドルユニット「アルストロメリア」のメンバー。
優しい笑顔が印象的な、事務所のお姉さん的存在。母性溢れる落ち着いた佇まいが特徴。手先が器用で、かわいい小物を作るのが趣味。
283プロのアイドルユニット「アルストロメリア」のメンバー。
大崎姉妹の双子の妹。誰とでも分け隔てなく接する天真爛漫なギャル。今しかできないことを全力で楽しみたい今ドキの女の子。高校2年生。
姉の甜花からは「なーちゃん」ファンからは「まな」という愛称で呼ばれている。
姉の甜花を溺愛している。
283プロのアイドルユニット「アルストロメリア」のメンバー。
大崎姉妹の双子の姉。幼い頃から妹の甘奈に面倒を見てもらっている。人と話すのが苦手で、アニメやゲームなど、インドアな趣味が多い。高校2年生。
細やかな気配りでアイドルたちの輝く日々を支える、陰の立役者。
・お花のように可愛らしいポップでハッピーなユニット「アルストロメリア」に突如ぶっこまれたシリアスなストーリーで、油断しきっていたユーザーの度肝を抜いた
・シリアスなドラマが中心だが、クスっと笑ってしまうようなシーンや、アイドルの可愛らしさも描けており隙がない
話数 | サブタイトル |
---|---|
オープニング | 予感 |
第1話 | アプリコット |
第2話 | 反対ごっこ |
第3話 | そして彼女はインターホンを鳴らす |
第4話 | ふたつの夜 |
第5話 | こわい |
第6話 | 薄桃色にこんがらがって |
エンディング | エンドロールは流れない |
全巻持ってるけど、前巻の記憶もないままとりあえず最終巻を読む。
こき下ろすほど酷評するつもりはないし、最終巻も含めてよい漫画だったと思うけど、
やはりちゆきちゃんのモデルとしての力が世界のトップにも負けてないってことを表現するのはとても難しいんだよね。
ちゆきちゃんがダメだった理由は、「身長が低い」でわかりやすく表現できるけど
それを覆すほどの良かった点は、理屈ではわかるけど漫画としては感じきれなかった気もする。
でもあの漫画ってヒューマンドラマとしてとても感動的で、要所要所でいい人間ドラマ持ってくるんだよね。
まず2巻あたりで毎回泣いてしまう。
そんで画力が凄い。
ペンネーム変えてるのかな?
作者名で調べてもこの作品しか出てこなくて、無名の新人作家がこんなすごい画力を持っているのか??と驚いてしまった。
アニメはどうしようかな。
なんかイメージ崩れそうで嫌なのよ。
○ご飯
朝食:パン。昼食:おにぎり、野菜ジュース。夕食:マクド持ち帰り。間食:なし。
○調子
むきゅーはややー。
○ JUDGEMENT 7 俺達の世界わ終っている。(スイッチ)
あちゆきまなびの僕らじを、同じBSQRで番組やってた某カリスマ構成作家さんが(いい意味で)馬鹿にしてた気がするから少し身構えてたけど、今にところ普通に楽しめてる。
(20年ぐらい前の話だしな……)
○ポケマス
ガチャがただで引けるときいてクソ久々に再開するも想像と違ったので、真面目に育成してた。
悪タイプポケモンのトレーナーであるマジコスタケシ(バンギラス)、カリン(ヘルガー)、クチナシ(アローラペルシアン)、ギーマ(レパルダス)の四人を育成しきるのを目標にしたいけど、かなりのボリュームがあるゲームになってそうだ。
高浜寛の「蝶のみちゆき」がkindle化されていたので読んだ。
素晴らしい作品だと思ったので、感じたことを書いておきたい。
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こんなにダイレクトに"悲しい"という感情をもったのは久しぶりだ。
最近のマンガは良くできていて、いろいろな形で読者の心にリーチできる作家がとても多いと感じている。素晴らしい。
でも、"悲しい"という感情は久しぶりに味わった気がする。
物語の中に選択的な場面や、想像可能な分岐的な要素が無く、やたら自然で固定的に話が流れていくように見える。
運命とかいう話とも違う。物語における運命は外部からの予想外のバイアスであることが多いと思う。この作品にもそうした要素がなくはないが、サプライズ的に扱われてはいない。不幸な出来事や過酷な環境も、読者が自然に受け入れられるよう細心の注意と一体感で描かれている。作家の表現手法の"美しさ"と、丸山という場所が持つ一面の"美しさ"がそれを大いに助けていると思う。
そして、あらゆる要素が物語の中にかっちり収まっていることに驚く。舞台装置も登場人物も無駄なく重要な役割を担っている。
これが完成されているということなのかと改めて認識させられた。
多くの場合、完成された物語は長い年月をかけて多くの制作者達の努力によって積み上げられたものであり、悪く言えばありきたりだったりするものだが、「蝶のみちゆき」はそうした退屈さは見当たらない。完成された物語は見せ方で面白い作品にできる?。いや、この作品は逆ではないか?。完成された物語を見せ方で面白くしているのではなく、各種の要素をゼロベースで組み上げたら完成された物語になったのではないのか?。と思わせる力強さすら感じる(いまどきゼロベースで作品ができるなんてことはありえないので、先行する多くの作品から要素を得ているんだろうけど、比喩として)。マンガ、小説、映画などに類似の作品があるハズなのだが、それらを霞ませている。
主人公である几帳(人の名前)は多方向に要素の線を伸ばしており、その線の先にいる(ある)要素同士が有機的に絡み合う。と書くと珍しくもない構図なのだが、その関係性が高密度かつ自然に描かれている。そして何より几帳は多くの要素を持ちつつもフリーダムな人にならずに統一されたキャラクターを強く保っている。そうした丁寧な描き方から感じるダイナミクスは、線と点のそれではなく面のダイナミクスだ。
読者は、無駄なく高密度に流れていく物語に自然に飲み込まれ(怒涛の!とかじゃなくてあくまで自然に)、気が付くと悲しい終着点に立ち会っている。何の議論も寄せ付けない、ゆるぎなく悲しい終着点だ。
最初に書いたように、最近のマンガは表現が高度になってきており、多くの作家が読者の心にリーチする手法を確立していると思う。
にもかかわらず「蝶のみちゆき」がユニークなのは、ダイレクトな悲しさで読者にリーチしているところではないかと思う。
ストレートな悲しさの表現型は昔の小説や漫画、映画にはよくあったかもしれない。ただ、最近はあまり取り上げられない表現型ではないかと思う。高浜寛はそれを現代的な感覚と、高浜寛自身の持つ細やかさと高度な表現手法によって類のない完成度でリメイクしたといえると思う。
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面白い作品なので紹介したいと思ったのですが、訳の分からないことを吐き出しただけでした。
とりあえず、高浜寛を読んでる人はこれもすぐ読んでー。知らない人は上の感想などは気にせず、検索するなどして興味あればどうぞ。
@Chiyuky 糸賀ちゆき
AlEnglishを一晩中観ながら泣いた人、今リビアやイエメンその他の国々を心配している人、タイムラインを見ていると日本中がそう思っている様に錯覚するが、実際日本人で中東の危機に関心を持っている人は極わずか。#midjp #egyjp #bahjp #libjp #yemjp
@corobi_oki corobi_oki
【 国連へ向けての嘆願書 】 SEND HELP TO LIBYA!!! 署名サイトが立ち上がりました。リビアで医療援助、メディアの報道が要求されています。 民主主義のための彼らの要求に賛同の方は→http://bit.ly/dRCFUL #libjp #midjp
@john5a18 Kentaro nakamura (引用者注:2/20 PM1:53の投稿)
1258番目 まだまだ足りない 今日中に10000目指そう!RT @hashimoto_tokyo: 請願だん。QT SteFoyLesLyonFr 国連へのリビア救済請願ページ。http://bit.ly/fe5pqc #libjp #midjp
@HAMASAKI Ina 浜崎 伊南
リビアでの虐殺を止めるために何が出来るか。ひとつの方法は、菅総理・前原外相に対して、リビアでの外国人傭兵投入と虐殺を非難する声明を出すよう求めること。外務省「ご意見」 http://ow.ly/3ZMU1 首相官邸「ご意見募集」 http://ow.ly/3ZMUC #libjp
(http://twitter.com/#!/HAMASAKI_Ina/status/39182140176478208)
日本人が中東の民主化運動に首を突っ込んでいいものかどうか、俺には判断が付かないで居る。
我々日本人は民主主義の恩恵を既に貰っているし、虐殺を正当化する理屈など無い(リビアでは対空兵器がデモ隊に向かって使用されている、いう話をTL上で読んだ)。
が、日本政府、マスコミ、そしてネット市民がこの問題に向かってアクションを起こしたからと言って何が変わるのだろうか?とも思う。世界で起きる全ての人権侵害や虐殺に向かって全力でアクション起せる程、俺には時間も金も無いし、感受性も足りない。
全力で支援する事が「正しいこと」と分かっているが、そんな気持ちになれない。
なので、増田に書くことにした。支援法は紹介した。実行するかどうかの判断は読者に任せる。(あと、twitterで公式RTするよりは、こっちの方が多くの人に見てくれると思うし。俺のフォロワーは15人ぐらいしか居ないのだ)
それを革命するほどの強さもなく――
おのれもまた弱者のひとりでしかないことを彼は理解し、
生きている。
いっそ究極の愚者になりたい……
お安い救済に溺れてしまえる阿呆でありたい……
義妹との淫靡な関係。
自殺した義姉がソファに埋もれて笑う『赤い部屋』。
カレイドスコープ的混乱のなかに、真市はおのれをすりつぶしていく。
やがて真市は、弱者たちが集い暮らす『廃墟コミュニティ』へと辿りつく。
草に埋もれた道しるべを探し。
きしむ鉄橋を歩み。
長いトンネルを抜け。
その廃墟はひっそりと息づいていた。
真市は救済のかけらを見出す。
だが、彼らはやがて『新興宗教』と名づけられ、
糾弾され、侵略され、蹂躙される事となる。
あくまでも弱者を否定するのなら。
ならば世界の条理を終わらせてしまおうじゃないか。
真市たちのテロルは何者に対して向けられるのか。
運命にか?
カミサマにか?
あるいは自分自身に――その銃口は向けられるのかもしれない。