はてなキーワード: 賢者とは
その昔、ギリシアの哲学者がみんな「俺はこんなに頭が良い」と自慢合戦をしていたとき、ソクラテスという賢者は「私は、自分にも知らんことがあることを知っている」と言った、謙虚である
世のリア充陣営の人間はどいつもこいつも、自分はモテるとかスポーツの試合でこんな成果を挙げたとか、自慢合戦が大好きである
自慢ばっかりしてる奴のなかには、本当に学歴も収入も社会的地位も高い奴もいる。確かにスペックが高いのは認める、が、謙虚そうに見えないという点で尊敬する気が起きない
この点、我らオタク陣営の人間は自分がいかにダサくて格好悪いかを軽いノリで自虐ギャグにできる、こっちの方がよほど知的な態度じゃないか――そんな風に思っていた
が、それから幾星霜、「ジャパニメーションは日本が誇る文化」みたいな言説が流布されるようになってから、何やらおかしくなってきた
21世紀の現在、すっかりオタもリア充と同じく自慢したがりが増えた。いや、そら自虐するより誇りたい欲求はどんな人間でもあるだろう、そらわかる
とはいえ、皆が皆「日本スゴイ」とか「オタク文化スゴイ」とか自画自賛ばっかりなのには知性が感じられない気がするのは俺だけだろうか?
もちろん、日本はこんなにダメだとかオタクはダメだとか「自虐しかしない」奴もそれはそれでおかしいと思う
だが、自分で自分の問題点を指摘できる、さらにそれをギャグのネタにできるというのが頭の良いことだと俺は思うんだがなあ、こういう考え方、古いんだろうか?
私たちは股間であたためた崎陽軒のシウマイ弁当を互いに交換して食しつつ、ハーフタイムを迎えていた。
ふと恋人が言った。
「6万人!」
恋人はなにがおかしいのか、シウマイと蒲鉾の中間物質を噴き出す。すごく汚い。
「6万人が走り回る22本のチンポを真剣な顔して眺めているなんて! しかもリズミカルな応援つき!」
ムッとした私。
前の席でフランクフルトを頬張る頭皮露出中年男性へ弁当を叩きつけて激高する。
「そうやって君はいつもチンポのことばかり考えているんだな。いいか。フットボールにおいて重要なのは22本のチンポではない。ハードワークするプリケツだ。いつもチンポにないがしろにされるプリケツの気持ちを君は考えたことがあるか。君は本当に哀れなケツフォビアだな」
そう言い放って席を立つ。恋人のツイストアンドシャウトが響いているが無視する。
本当はチンポもプリケツもどうでもよかった。
私はアナルに入れていたリモコンバイブのことで頭がいっぱいだった。
ゲーム中、私は選手たちが枠外シュートを放った瞬間だけ、スイッチを入れた。
スタジアムに響く「オオ~ウフン」という落胆の音階と振動はのけ反るほどの快感を与える。
セックスとは異なる種類の性感に至るために必須の三要素は以下の通り。
不連続的な刺激×アイデンティティ・クライシス×ドラスティックなアイデア
落伍者はこの三要素に溺れるあまり、他者を巻き込みギルティの対象となる。
クレバーな賢者は違う。快楽の祭壇に捧げるのは常に己の精神と肉体のみ。
これを読んでいる名もなき同志たちにもぜひ試して頂きたい。
以上を遵守した私の前半はおおむね順調だった。しかし負傷交代で入った初出場選手が発奮しすぎて枠外シュートを放ちまくり、予想を超えて酷使したリモコンバイブの電池が切れてしまった。一刻も早く交換したかった私はトイレへ急ぐ。
「どうも」
後ろから男の声。
「ハハン。どういたしまして」
「あなたの啖呵、拝聴しましたよ。大したものだ。フットボールの真髄はプリケツにあり。その通り。相当な玄人でいらっしゃるようだ」
どうやら彼は熱心なプリケツニスタらしい。シウマイ臭くて返事ができない。
昇天する。
「君はアヌス・フットボールで界ではダニだ。ダニ・アウヴェスじゃない。ただのダニ。ラ・マシアのプレベンハミンのセレクションを受けようか迷っている子供の友達の父親の同僚の会社の清掃員が仕事帰りに立ち寄ったバルの入り口で見かけたセクシーなボルゾイ犬についた一匹のダニ。それが君だよ」
「思い上がるってくれるな友よ。真実はある一つの点に過ぎずそれは世界に無数とある」
ゆらぐ視界。コンクリートの灰色。一点を中心としてぐるぐると回転する。
巨大化してゆく真っ黒の中心点。これは、穴?
ここは地上の天国か。シガーロスのジャケットのようなポーズで私は駆ける。
しかし風が臭すぎて卒倒する。
駆け寄ってくる白ワンピースの少女たち。適当なキス。シウマイ臭い。
よく見るとみなシウマイ男の顔をしている。
チャンピオンズリーグのアンセムがバカバカしいくらい大音量で流れる。
「ハハン! タカハシ・センセイも真っ青だな!」
融合してゆく人糞。巨大な玉となり芝生を飲み込んでいく。
破壊される世界。光に包まれたゴールが出現。私たちは玉の上を走りながら突っ込んでゆく。
叫ぶ私はふと、我に返る。周囲に少女たちの姿がないのだ。
「ここでさよならよ! 元気でね!」
荒廃した大地に取り残される少女たち。悟ったような笑みで手を振る。
私は涙する。ようやく気づいて。彼女たちは私をここから逃がそうとしていたのだ。
光に包まれる中、渾身の投げキッス。この愛よ。どうかあの娘たちを守って。
遠い昔の思い出から戻る。私はハーフタイムのロッカールームにいた。
汗と、スポーツドリンクと男たちの吐息。ミステルと通訳の声が響く。
私はローマ人にクソフットボールを教え、その後現代まで発展を見届けてきた。
あるときはオーナーとして、あるときは監督として、あるときはコールリーダーとして。
後半の入場をスタッフが伝える。私はクソを漏らして手で掲げる。
これがハーフタイムのルールで、選手たちは持ち寄ったクソをフィールドで固めてボールを作る。
「よし! いくぞ! みんな!」
「誰だお前」
締め出された私はスタジアムの外で強盗にあい、素っ裸で由比ガ浜に放り出される。
もう金輪際スタジアムには行かない。
https://yomou.syosetu.com/search/cross/
小説家になろうに投稿されている「58万3176作品」のなかから、
詳細検索で「キーワード検索範囲指定」を「作品名」にして検索していきたいと思います。
35位 な件…153作品
最下位はラノベタイトルでもブービーだった「カンスト」でした。
もはや元増田が「カンスト」にいったいどんな警戒をしていたのかが問われるところです。
「な件」は少ないですが、「た件」で検索すれば1481作品なので、実質的にはかなり多いようですね。
「パーティ」に関連して、先日話題になった「追放」も検索してみましたが、こちらは321作品に留まりました。
27位 最弱…814作品
「クラス」は、クラスメイトたちと集団召喚されるタイプの作品と、RPG的なジョブとクラスという意味の作品があって面白いですね。
「生きる」については、「生きて」でも検索してみましたが1064作品でした。
19位 嫁…1449作品
15位 学園…2515作品
14位 妹…2737作品
この健闘は「なろうはファンタジーだけじゃないんだぞ」と主張しているかのようですね。
「召喚」は惜しくもトップ10入りを逃しましたが、「転生」とはずいぶんと差がつきました。
9位 最強…4307作品
8位 姫…5299作品
確かに、転生して赤ん坊の頃から魔力を鍛えたり、オリジナルの魔法を作ったりする主人公が多い印象があります。
ラノベのほうでは1位だった「姫」がこの位置。お姫様よりも庶民志向なんでしょうか。
「勇者」は第5位でした。
主人公自身が勇者として召喚されるパターンはもちろん、元・勇者、親友が勇者、勇者より強い庶民、悪堕ちした勇者など、
メタとパロディによって生み出されるバリエーションに富んだ「勇者」像はなろう作品の特徴ですね。
なろうで「少女」というとどういう作品かピンと来ませんでしたが、
単純に主人公が少女だったり、あとはTS物で「美少女になりました」というのも意外に多いでしょうか。
「転生」が第三位でした。
ちなみに「転移」が2212作品、前述の「召喚」が2906作品、「ゲーム」が4182作品ですから、
この手のジャンルのなかではやはり「転生」が図抜けているようです。
2位 俺…14393作品
「俺」が第2位でした。
「私」が12150作品、「僕」が12208作品なので、それぞれ実力伯仲ですね。
ちなみに、Web小説の地の文における一人称率は、ラノベの一人称率よりも高いらしいですよ。
栄えある第1位は、やはりというべきか「異世界」でした。
とはいえ、全体で58万作品あるうちの2万作品というと少なく感じてしまいますね。
意外に警戒しなくてもいいのでは?
というわけでクイズ「警戒する単語」もそろそろお別れの時間です。
またどこかでお会いしましょう!
ラノベの杜DBに登録されている「3万8038冊」のラノベから検索していきたいと思います。
36位 な件…11冊
35位 カンスト…13件
34位 生きる…32冊
31位 最弱…45冊
31位 ようです…45冊
30位 クラス…57冊
最下位は「な件」でした。
ちなみに「た件」を足すと59冊になるんですが、半分近くが「庶民サンプル」と「転生スライム」で占められています。
「おっさん」なども一時はちょっとしたブームでしたが、さすがに上位進出するほどではありませんでしたね。
29位 パーティ…63冊
27位 レベル…69冊
26位 ハーレム…77冊
25位 冒険者…89冊
「無双」は「最強」に差をつけられてしまいましたが、汎用性に欠けるところが敗因か。
「エルフ」はさすがに90年代からタイトルに登場しているということで意地を見せました。
18位 ライフ…157冊
17位 妹…229冊
15位 召喚…294冊
14位 最強…327冊
13位 英雄…369冊
12位 魔術…387冊
11位 学園…449冊
このあたりからは冊数が跳ね上がり、歴戦の猛者たちといった貫禄があります。
一時代を築いた「妹」もここに入っていますが、近年の伸びが鈍ったこともありトップ10入りは無理だったか。
最近人気の「チート」も2010年代の作品だけでは流石に勝負にならない。最古の作品が「ナナヲ・チートイツ」だったのはご愛嬌。
10位 転生…480冊
近年の大活躍はもちろん、90年代から『女神転生』のノベライズなどで数を積み増してきた「転生」がランクイン。
最古の作品は1988年発売『機械獣ヴァイブ4 獣転生篇』でした。
9位 嫁…482冊
「転生」ブームも「花嫁」には敵わなかった。少女向け作品での活躍を受けてのトップ10入り。
最古の作品は1989年『南子探偵クラブ8 花嫁は初心者マーク』でした。
7位 勇者…585冊
ファンタジーといえばこの二人。「魔王」と「勇者」が仲良くランクイン。
「魔王」の最古は1983年『クラッシャージョウ7 美しき魔王』、「勇者」の最古は1978年『二年二組の勇者たち』でした。
6位 少女…689冊
5位 俺…694冊
一人称「俺」がさすがの第5位。ちなみに「僕」は449冊、「私」は234冊です。
4位 魔法…780冊
3位 剣…861冊
やはりSword&Sorceryは強かった。「剣」と「魔法」が並んでランクイン。
「魔法」で最古は1981年『12星座別 恋のおまじない集 愛の魔法 LOVE MAGIC』(これ小説か?)。
現在進行形で一大ブームを巻き起こしている「異世界」が桁違いの第2位。
最古の作品は1991年『聖女の召喚 プラパ・ゼータ 時空界の聖戦士・異世界編1』でした。
1位 姫…1293冊
そして「異世界」をわずかに抑えて第一位に輝いたのは、男の子も女の子も大好きな「お姫さま」でした。
90年代・00年代・10年代でまんべんなく、男女の区別なく多かったのが勝因でしょうか。
というわけで今回のクイズ「警戒する単語」はいかがだったでしょうか。
次回は「小説家になろう」の投稿作品のタイトルを検索していきたいと思います。
お楽しみに!
「こいつ、このままだと辞めるな」 と思いつつ何もしないまま、病気になって初めて反省する(フリをする)ってことは日常茶飯事なのは私だけではないはずだ。
法律的には知っていたことは悪意があったとみなされ、知らなければ善意があると捉えられるようだ。
個人レベルで 見て見ぬフリをしていることは後ろめたさこそあれ、ばれないかもしれない。
でも、その隠蔽された悪が忖度のような大問題として表出しているのは見てのとおりだ。
本来の責任者を糾弾せずに見過ごしたために、結局は未必の故意によってそのツケを払わされていまいか?
翻って考えるに、何もしなかった傍観者は損をしていると思う。
損するということを知りうるかどうかは各人の当事者意識に関わるところだとすると、ざっくり以下のような属性に分けられるだろう。
・当事者意識無+行動有→(該当なし)
もちろん、どの程度の行動が妥当かは任意になってしまうが、少なくとも日本社会の現状はあまりにも行動が貧相で、高まってきた人権意識の割に脆弱な社会だなあと思う。
ここまで読んだ人が罪悪感を抱かずに生きてもらえれば幸いです(笑)