はてなキーワード: プラスチックとは
駅、港、空港が好きだ
駅にもいろいろあるけど、俺はどっちかっていうとでかい駅がいい 新幹線が通ってたりするとなおいい 港とか空港より生活の場に近いことが多いし華やかな感じもあんまりないけど、それでも駅弁コーナーなんかには確かに非日常の息吹がある ピー…ンポー…ンみたいな音がずっと鳴ってるのもいい
空港はなんといっても綺麗だ 病院も同じくらい綺麗だけど、病気とか死とかの印象があってよくない その点空港にはあんまり悪いイメージがない こぢんまりした空港もいいけど、やっぱクソでかい空港で搭乗口を探して案内図を見るようなのが好きだな
港は渋い 緑色とかオレンジ色の床に硬いプラスチック製の動かない椅子が並んでるイメージが強い あと自販機があるな まああるか… だいたい旅行とかの時にしか使わないからワクワク感と紐づけられている 磯の匂いもいい 学生を見て「うわーこの子通学に船使うのか」と思うこと多し 実際どうなんだろ
真っ先に思いつくのはガラス瓶だ。
陶器の花瓶もある、下に落としたら割れる素材の入れ物だろうか、しかし鉄瓶もある、これは形もまるでヤカンで瓶と言うイメージではないが、何故か瓶と名乗ってるから瓶なのだろう。
先が細くなっている入れ物だろうか、しかし先が細くなってない広口瓶と言うのもある。
広口瓶と筒と缶の違いは何なのだろう、何となく広口瓶はガラス製でジャーサラダを入れてそうだし、筒はプラスチックや植物製で、竹筒とか水筒とか症状を丸めて入れてる筒のイメージで、缶は金属製でビールとかジュースとか入れてるイメージで使い分けしているのはわかるが、何で分けてるのか自分でもあやふやだ。
そもそも壺と瓶の違いは何だろう。
壺に花を生けたら花瓶になる、しかし花を入れてない花瓶も花瓶として売られたり飾られたりしている。
ペットボトル素材だと、どれだけ瓶のような形でも瓶とは呼ばれない。
そもそもボトルが瓶と言う意味なのだから、瓶が2連続で続くのも変だからだろうか、それならガラス瓶のようにペットボトルの素材はペットなのだろうか、何故ペット瓶とは呼ばれないのだろう。
考える程にどんどん迷子になる、瓶とは何だろう。
都心部に住んでいる人からすると、中国経済圏に取り込まれるのは嫌だという割合が多いと思うが、
地方に住んでいる身としては中国経済圏に入れないかと考えてしまう。
東京に本社があり、地方に工場を建てていた企業も、工場を海外に移してしまって、後には何も残らなかった。
工場が残っているところでも東京と同じ生活ができるわけじゃない。
工場の食堂が昔ながらのプラスチック食器にカレーかうどんか蕎麦くらいしかメニューがないが、
今残っている工場も、いつか海外に移転していくんだろうなと皆想像し、効率化・コストカットで成果を出せないか四苦八苦する。
追加の投資がないのだから、自分達がコントロールできるのは身を削っていくことしかない。
東京が豊かになれば地方も豊かになるトリクルダウンなんてなかった。
地方でよくあるのが、農作物の特産品を作るだとか、自然をウリにした住みやすい街、温泉などで観光、ゆるキャラ、などがあるが、
観光だと訪日外国人が3000万人を超えたが、東京を訪れるのが1400万人だ。
よく訪日外国人アンケートで、日本の何が目的で訪日したのかの回答で、日本食と自然とあり、
なら地方のわが市でも努力すれば人が来るかもと思わせられているが、アンケートが作為的なのだ。
自然といいつつ、京都のお金と人手がかかった日本庭園の自然がいいのであり芸術なので価値があるのであって、
どこにでもある山がインスタ映えするはずがない。
異文化を体験し、非日常を体験しに訪日するのだから、文化発信の中心である東京に行くのは当然なのだ。
東京から地方への観光にしても、地方に魅力があると思えない人が大半だろう。
そんなお金あったら美味しいもの食べるか、ディズニーなどに行くか、ガチャを回す。
ツーリングにしても、ほとんど地方にお金を落とさないのはYouTubeを見ればわかる。
100万以上のバイクを買った人でも、ほとんどの地方にお金を落とすのは、ガソリン代かネカフェ代くらいだ。
数万のカメラで写真も撮りにくる人もいるが、東京で落ちるお金でしかない。
そんなこんなで、国内だとダメなので中国経済圏に入れないかとなる。
幸いなことに、スタジオ用照明用意してスマフォで商品を紹介すれば売れる時代になった。
相手が東京から中国に代わっただけの構造ではあるが、1400万の東京と比べれば人数が違う。
なにより自分達で工夫して変わるので、東京に広告費が出ていくこともない。
一時的なのもわかっているが、地方の強みは土地くらいしかない。
照明を置けるような部屋とキッチンは、東京にもあるが高くつく。
ひと昔だったら自宅をスタジオにするということは考慮してなかっただろうが、
冷蔵庫 | 冷凍庫ありに限る。自炊はもちろん外食人間でも冷凍食品があると全然違うし夏は氷を入れた麦茶がうまい。 |
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洗濯機 | 外に置く人は雨ざらしになるのでむしろ普通の全自動洗濯機でいい。気になるなら雨用の洗濯機カバー買っとくといいかも。ただ、部屋の中における人でも一人暮らしなら普通の全自動でいい。一人の洗濯量なんて干す時間もたかが知れている。ドラム洗濯機は複数人で住んで干すのが面倒な場合に検討すればいい。コインランドリーという手もあるが年単位で考えるとやはり高い(それやってた時期あるけど一月4~5000円かかる) |
レンジ | 電子レンジでもいいが少し小さめのオーブンレンジ買っとくと何かと小回りが利くと思う。 |
パソコン | 情報収集にも暇つぶしにもゲームにも勉強にも使える。自分には必須だが、まあスマホでネットする人はいらないかも。 |
掃除機 | 一人暮らしならほうきとちりとりで十分な気がするが、あればやはり便利。買うならハンディタイプのコード付き安めのでよい。ルンバは一人暮らしには重いんじゃないかな。 |
電気ポット・ケトル | オーブンレンジでお茶とかは温めて飲めるので必須ではない。沸騰したお湯がほしい場合(カップ麺とか)で余裕あれば。 |
炊飯器 | まあ自分でご飯を炊きたければ。必須性は薄いと思うが、炊き立てのご飯がパック式のご飯よりうまいのは間違いない。 |
食洗機 | 不要と思う。一人暮らしじゃ大した量ないし。これも複数人で住むとき用。 |
テレビ | 不要。NHKうざいでしょ。そんなもん買うくらいならパソコン買っとこうよ。PS4とかPS5やりたい場合は止めないが。 |
住んでるとこによるが、敷布団一つ・掛け布団一枚・毛布二枚・余裕があれば+夏用のタオルケット2~3枚あればいいのでは。
値段は好きにすればいいが俺は安布団で別に困ったことない。マットレスとかは使ってない。
椅子 | 余裕があったら1万から2万くらいかけて背もたれ式の椅子買うと気持ちよくてよい。 |
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机 | 5000円から6000円くらいのシンプルなデスクをAmazonあたりで買えばいい。意外に丈夫だ。 |
ソファー | 椅子があれば不要。それにかける金があれば椅子か布団にかけようよ。 |
好みとか持ってる服の量とか住んでる部屋の構成とかいろいろあるだろうけど、機能だけ言えばプラスチックの衣装ケース必要な分とハンガーラック一つ買っとけばそれでいいんじゃないかなと。
車はいらん。(都会でバスか電車ありなら)。代わりに自転車を一台買っとくとよい。
タオル | 一人暮らしならあらかじめ10枚くらいセットで買っとくと困らない。 |
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お風呂の防カビ | お風呂防カビ剤みたいなのが最近売ってあるけどあれはいい。2年住んでてお風呂にカビが生えないとか天国。自分的にこれは世界が変わるってやつ。新居移転と同時に始めるのおすすめ。 |
手回しシュレッダー | 個人情報はシュレッダー、これ常識でしょ?自動は音うるさいし高いし逆に使いづらいので安い手動のものでいいよ。 |
カーテン | 住む場所が分かってるなら事前の下見の際に窓の大きさ測っておいてあらかじめ買っといたがいい。(失敗一回) |
食器とかキッチン系 | あらかじめ買うには向かない。とりあえず新生活を始めて必要になったら買う感じで。 |
今は持ち歩いていないが、小中学生の頃は、いつもの物差しを持ち歩いていた。
少し古い竹の物差し、プラスチックの折り畳みで、広げると大きくなる物差し。ステンレスの物差しもあれば、紙の物差しもあった。
僕はプラスチックの折り畳みの物差しで、よく大きく広げて遊んでいた。コンパクトでかつ長く計れる。筆箱サイズで30㎝まで測れてしまうのが楽しくて、何度も広げたり閉じたりした。
人の価値観というものも、いうなれば物差しみたいなものだろう。物差しで人を測るだとか、慣用句でもよくつかわれる。
現実の物差しと同じように、全て同じ規格で出来ているようで、どれも微妙に、状態によって差は出てくる。
それでも、その物差しで人を測るのは楽しい。優劣をつけて、自分と他人の長さを比べて、自分を追い立てたり、悦に浸ったりしていた。
そんな人を測る物差しが、中学2年生の頃に壊れた。精神病にかかり、毎日が反吐の中でもがくだけで通り過ぎた。
物差しで人を測ることが出来るのは、「同じ人間」という規格が存在するからだ。
人は物差しで人を測る時、そこに犬や猫、ホームレス等、そしてハリウッドのセレブなんかはめったに入れない。別世界の人間だからだ。
それと同じように、僕は「違う人間」になり「別世界の人間」になった。頭の狂ってる不幸な人間の目盛りは、誰にも当てはまらない。
結局、人の人生なんてものは主観で、それぞれ違って、測れるものなんかじゃない。僕は単にそのことに気付いただけだったのかもしれない。
僕がよく使っていたプラスチックの物差しは、僕の手元には一つも残ってない。何度も広げたり閉じたりしたせいで、折りたたむ部分に負荷がかかって壊れてしまったからだ。
長すぎる定規、構造に欠陥のある設計は、あまり何度も測ったり遊ぶのには向いてないらしい。最近のはもっと丈夫になっているのかな。
でもこれから怖いのはグレタみたいなのが大人になった時で、それまでに環境がちゃんとなってなかったら『おーいあん時調子こいて私を否定してた老害おるか?wおらんな?wはいこの議論私の勝ちーw』になる
勿論これはグレタが大人達が蔓延らせた環境汚染の原因達と手を切れている場合の話
今のグレタはやっぱり子供なので子供らしくおいしいものをモグモグ食べたい、旅行にだって行きたい。その為にはいろんな大人に迷惑がかかったっていい。大人が間違ってきたのが悪いから。
勿論、大人達は遠慮なく応酬してくる。お前プラスチック使っとる奴食っとるやんけ、ゴミどないすんねん。お前が旅行に行くのにどんだけ燃焼させなあかんねん。どうやって俺らは電気産んどる思ってんねん。その原因の大人に迷惑かけるなよ、そしてお前の周りにいる大人なんてのはお前が面白いだけで環境のことなんか鼻にもかけてないぞ。
自分の食べてるものがいかに環境を汚染した上で産まれたものか。
電気はどうやって産んでいて、電気がどこに行き渡っていて、どの層に必要なものなのか。
その原因の大人に迷惑をかけない為には、排除か、矯正か、それとも寛容になるのか。
大人達にどこまでの影響を与えるのか、考えてないと見抜いたものに対してはどう接するのか、どこで妥協するのか。
そして、グレタがこれからどのような決断を下し、未来に何を残そうとするのか。
賢いグレタにとって一番の負担になるのはそういう重圧だ。
だが、グレタが賢くなく、ただの傀儡で終わるとするならばこの議論はグレタという馬鹿な女の子がいたという結論で終わる話だ。
ただ、大人たち、これから大人になる者たちは毎回頭の中にグレタが出てきて『How dare you!(よくも言ってくれたわね!)』と言ってくるのだ
そりゃな、学校で人数分一括購入して配布すると、いろいろ問題が発生するは、クレーマーが襲来したりするからやで。
一括購入するとだな、ひとりひとり現金で集金するか、事前事後に教材費を集める必要があるわけよ。
現金集金の問題点は説明せんでもわかるな。教材費も未納問題がある。
たこ糸を一括購入するだろ。そうすると「100円ショップより高いじゃないか!」とモンスタークレーマー襲来。
100円ショップで人数分仕入れられるかっていうと、在庫がありません問題が発生。
牛乳パックや豆腐のパックを材料に使うのがそもそも問題だ。アレルギー対応できんからな。
個別に持ってきてくださいにすれば、「紙の箱」や「プラスチック容器」で問題ないわけだが……
「紙の箱ではいかんのか!」とモンスタークレーマー襲来。「紙の箱」ってことにすると「わからん!」というDQNが襲来するぞ。
もう、どないせーちゅーんじゃ。
おそらく今日の体験を誰かに話すこともないだろうし、帰ってから妻にも事の詳細は話さないだろう。
そうすると、今日の出来事は一生自分の内だけに留めておくことになり、それはそれで何だか勿体ない?ような感覚があり、この場をお借りすることにした。
***
当方、年齢は34才。妻は2つ年上で、結婚10年目の子なし。セックスレス歴は5年目くらいになるだろうか。
毎晩一緒に晩酌するくらいには夫婦仲は良いのだが、異性としてのエロスはもう感じない。これは私が、というよりお互いにそうなのだろう。
ただ、子どもは欲しいという気持ちは双方にあり、年齢を考えると作るなら待ったなし、という状況だ。
妻は子宮内膜症という病気を患っており、2年前に一度手術をしている。
片方の卵管が詰まりやすくなっているため、妊娠するとしたらチャンスは2ヶ月に1回と当時の担当医に説明を受けている。
(排卵は基本的に毎月交互に行われるということを、この時初めて知った)
年齢による妊娠率低下に加え、チャンスは2ヶ月に一回という状況だ。
子作りという目的さえあれば一応セックスレスは解消できるとは思うが、
完全な自然妊娠に任せていては、何事も起こらず来年また1つ歳を重ねている姿が容易に想像できた。
後々になって検査をしたら実は不妊の原因は自分にあった、なんてオチは絶対に回避しなくてはならない。
尚、34年生きてきて自分の精子に何かしらの異常を感じたり、親・兄弟に遺伝的に心配するような出来事は一切ない。
そもそも、「あれ、量少なくね?」「なんか、水っぽくね?」などデリカシーのないことをいう彼女でも作らない限りは、
自分の精子を他人と比較する機会は訪れないため、基本的に自分の精子は自分基準で絶対的に正常なのだ。
男性側はそのことを念頭において、自分の精子と向き合う必要がある。
***
前置きはこれくらいにして、ここからは精子採取の詳細を語っていきたい。
病院に行ってやることはいたってシンプルだ。カップに射精して提出するだけ。
それだけの事と言えばそれだけなのだが、病院でオナニーというのはこれまでの人生で経験したことがないので、何となく朝からソワソワしていた。
入ったことはないが、繁華街にある個室ビデオ屋みたいな感じを想像して、内心ちょっとだけ楽しみな気持ちもあった。
クリニックに到着すると、受付には20代半ばくらいの若い女性スタッフが2人座っていた。
初診ということを伝えると、その場で今日の検査の流れについて簡単に説明を受けた。
検査はまずは診察からスタートした。40代前半くらいの男性医師が担当だった。
事前にWeb問診票に回答しているので、その場で回答内容をフムフムと読み進める。
問診内容には、自慰の頻度や勃起の状態、夫婦のセックス回数など、かなりプライベートな質問も多いのだが、
「夫婦関係はほとんどなし、と。なるほどね。」といった感じで、こなれた感じで読み進められていく。
一通り問診票を読み終わると、そこから男性不妊検査の説明が始まる。
2以降は保険外診療で、2が9,000円、3が11,000円、4が7,500円の全額自費負担だ。
ちなみに2以降もやる場合は混合診療となるため、1も全額自己負担となり4,000円となる。
合計すると3万ちょいだ。
一応事前に金額感は調べていて、精液検査は保険診療ができるとネットに書いてあり、
1,000〜2,000円程度を想像して来ていたので、突然3万円と言われて驚く。
ただ、色々と考えた結果、全てお願いする事にした。
理由としては、今回の検査目的は妊娠に向けて最短の選択肢を選ぶ事だからだ。
まずはライトなものから順番に試して行って、上手くいかなかったらより詳細の検査をして、
また、どうせ精子を採るなら一度に全部詳しく調べてもらった方が単に効率的だと思ったからだ。
4項目全ての検査をお願いする旨を伝えると、診察は終了した。
***
次は、いよいよ採精の説明だ。
看護室という小部屋に呼ばれ、中には20代後半くらいの女性スタッフが一人いた。
そこで、採精のやり方についてレクチャーを受ける。
・採精室に移動し、部屋に入ったら電気をつけて鍵を閉める
・まずは石鹸で手をよく洗い、その後、アルコール消毒をして手をよく乾かす
・プラスチック容器(プッチンプリンより一回りくらい小さい)の中に精液をすべて出す
注意点としてはこれくらいだったのだが、
直接的な言い回しを避けるような変な間があった。
「手を洗って消毒をしたら、よく手を乾かしてから、、、、その、、行ってください」
みたいな説明の仕方なので、
医療従事者として、毅然と「このカップに精液を全量出してください」と説明をされたら何も感じないが、
たどたどしく言うのは、こっちが変な気持ちになるのでやめてほしい。(悪くはなかった)
さて、ひと通りレクチャーが終わり、早速採精室に向かう。
ちなみに、精液検査を行うには大体3〜7日間禁欲する必要があり、
私の場合は7日間禁欲していたので多少なりともムラムラはしていた。
採精室に入ると、1.5畳くらいのスペースに、テレビとDVDデッキ、
部屋の中央には白いリクライニングチェアーがあり、ティッシュ箱とゴミ箱が置いてあった。
ゴミ箱は足で踏むと蓋が開くタイプのもので、直接手を触れないで済むのは衛生的で良かった。
テレビ台の上には、DVDが10枚ほど入ったDVDケースとエロ本が1冊置いてあった。
エロ本は何となく触れたくなかったので完全にスルーし、DVDケースをパラパラとめくった。
ジャンルはバランスよく取り揃えており、ラベルを見る限り割と新しい感じがした。
真っ白なDVDラベルに、黒マッキーで手書きでこう書かれていた。
「下と唇で感じあう、濃密ベロキス尽くし」
どことなく漂う、裏モノ感を感じた。
内容は、
というのも、この採精室、一体どれくらいの時間で出るのがベストなのか、という問題がある。
遅すぎた場合、「あの人、どんだけ満喫してんだ・・・ここ、医療機関ですよ」という目で見られるのではないか、という気持ちと、
早すぎた場合、「え、あ、もう終わったんですね。早いですね」と、口には出さねどそう思われるのではないか、という気持ちが交錯する。
自分の中で、遅すぎず、早すぎない時間を「15分」と設定し、タイムマネジメントすることにした。
それともう一つ、大きな問題がある。
先ほどのレクチャーでは、この辺りの詳しい説明までは受けていない。
部屋の中で、使えるアイテムは限られている。
それから、使い道の分からない大きなキッチンペーパーのような紙もあった。
脱出ゲームさながら、この密室で課されたミッションをクリアする必要がある。
試行錯誤の結果、最終的に以下の流れとなった。
・リクライニングチェアーの座部に大きなキッチンペーパを敷く(念のため2枚重ね)
・その上に採精カップを置く
・ズボンを下ろし、リクライニングチェアーに向かって前傾姿勢となる
・ただ、こうするとテレビに対して背を向ける形になってしまうため、DVDが見れない
何が正解だったのか、それは今もわからない。
***
無事ミッションをクリアし、あとはこれを提出すれば今日の検査は終了だ。
部屋の片づけをし、事前に渡された白い紙袋にカップを入れて部屋を後にする。
精子の提出先は、採精室から歩いて20メートルくらい先にあるガラス張りの部屋で、
ガラス張りの壁には、カップを置く小窓と中のスタッフと会話するための受話器が備え付けられていた。
ガラス窓の向こう側は無菌室のような真っ白な空間で、スタッフは白衣を着て全員マスクをし、白い帽子をかぶっている。
小窓に自分の精子が入った紙袋を置くと、ガラス窓の向こう側にいるスタッフが近づいてきて、それを受け取った。
受話器を手に取り、ガラス越しでアイコンタクトを取りながら会話をする。
という気持ちになってくる
ガサゴソガサ・・・
カップが日の目を見る。
カップを軽く振ったりしながら、観察した様子をPCに打ち込んでいく
自分が数分前に出した精子を、白衣を着た綺麗なお姉さんが繰り返し、何度も確認する
こ、これは、一体なんの時間なんだ。
なんとも言えない不思議な空間、不思議な時間、不思議な気分に包まれた。
「お待たせしました。最後に、お名前をフルネームで教えてください」
「ありがとうございます。確かに受け取りました」
そう言って受話器を置き、笑顔で見送られた。
***