はてなキーワード: 国際法とは
もはや理想論だけではやっていけないことを民主党政権が身を持って示してくれたじゃないか。
鳩山由紀夫の「東アジア共同体」構想も中国に譲歩したものだったが、結果として中国は領海侵犯を拡大させた。
これは明らかに侵略行為であり、対話を以って平和的解決が望めないことを如実に示したものではないか?
先の朝鮮戦争やベトナム戦争で欧米が譲歩した部分に国際法を無視して勝手に侵略して統治したのはどこの大国か。
左巻きの理屈も一理はある。
けれど危機感が既に大きくなっている今となっては対話による平和維持活動は困難であるし、国防軍を創設すること自体揺るがないものになってきているのではないか。
「尖閣を守れ」と行動するいわゆる「愛国者」たちは、もしかしたら「大義のためには戦争もやむなし」と考えているのかもしれない。しかし、それが本当に愛国的な態度であろうか?本当に日本や日本人を愛するなら、何が何でも戦争を避けるための行動をとるのではないか?
あとこれか
尖閣諸島を巡る負の連鎖が恐ろしい。「毅然とした態度」を示したり「領有権を堂々と主張」したりすればするほど、火に油を注ぐ。普段の人間関係に置き換えてみれば当たり前だろう。その単純な原理を理解せず、ガキの喧嘩を煽る政治家やメディアや人々が、日中双方に多過ぎる。甚だ危険だ。
ガキだ何だというが、いわゆる「大人」の処世術なんてクソ食らえだよ
これみた。
「たかじんのそこまで言って委員会」の南京事件検証動画が秀逸すぎる。 | ねとうよ速報
http://netosoku.net/blog/others/takajin_nankin_kensyou/
南京事件否認論の恐怖。 - Something Orange
http://d.hatena.ne.jp/kaien/20120308/p1
捏造写真や被害誇張が多すぎるとか、中国が国をまとめるためのプロパガンダとか、でも戦争なんだから規模はともかくやってるに違いないだろとか、外国人が書いた一次証拠もあるだろとか、これを全部正しいとしても関東軍の虐殺動機がよくわからない。たとえ数万人でも虐殺は軍の指示がなければ無理だ。関東軍は何か深い民族的恨みでもあったのか?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%97%E4%BA%AC%E4%BA%8B%E4%BB%B6_(1937%E5%B9%B4)
南京事件(なんきんじけん)は、日中戦争(支那事変)初期の1937年(昭和12年)に日本軍が中華民国の首都南京市を占領した際(南京攻略戦)、約6週間から2ヶ月にわたって中国軍の投降した便衣兵、一般市民などを殺した事件。
でも、この前に満州事変とかで国作ってるんだよね?
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%80%E6%B4%B2%E5%9B%BD
1932年から1945年の間、満州(現在の中国東北部)に存在した国家。
満洲国は建国にあたって自らを満州民族と漢民族、モンゴル民族からなる「満洲人、満人」による民族自決の原則に基づく国民国家であるとし、建国理念として日本人・漢人・朝鮮人・満洲人・蒙古人による「五族協和」を掲げた。
とすると、傀儡政権で日本人優位とはいえ中国人(満州族)とも一緒に暮らしてたわけだ。その後国を運営しながら5年かけて南京まで領土を拡大。ならなおさら軍命令で虐殺する意味がわからん。南京の人とも一緒に暮らすだろうし国民は国家の労働力ではないのか?
と思ったら、詳しい解説サイトがあった。
南京事件 初歩の初歩
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/shoho.html
まずよく誤解されるのですが、「南京事件」というのは、例えば数万人なり数十万人なりを一箇所に集めて、まとめて機関銃なり銃剣なりで殺した、という事件ではありません。基本的には、数多くの中小規模の「事件」の集積です。
また、「民間人巻き込まれの責任は便衣兵戦術をとった中国側にある」との暴論も見かけます。そもそも南京では「便衣兵戦術」の存在は確認されていないのですが、例え南京戦以前の上海戦での「便衣兵」を問題にするとしても、日本軍の責任は免れません。日本軍は「民間人混入」のリスクは十分に承知していたはずです。殺害しなければならない切迫した事情もなかったのですから、そのまま生かして「捕虜」としておけばよかっただけの話でしょう。
秦 南京事件の場合、日本軍にもちゃんと法務官がいたのに、裁判をやらないで、捕虜を大量処刑したのがいけないんです。捕虜のなかに便衣隊、つまり平服のゲリラがいたといいますが、どれが便衣隊かという判定をきちんとやっていません。これが日本側の最大のウィークポイントなんです。
秦 捕虜の資格があるかないかはこの際関係ありません。その人間が、銃殺するに値するかどうかを調べもせず、面倒臭いから区別せずにやってしまったのが問題なんです。
秦 捕虜としての権利がないから裁判抜きで殺していいということにはならない。自然法に照らしても不法でしょう。古代の暴君ならともかく、こいつは悪い奴だから、その場で処刑していいというのは、文明国がやることではない。捕虜の扱いはお互い様ですから、それなりに尊重し、労働をさせれば一定の給与を与え、自国の兵士と同程度の食料を与えるのは交戦国の義務でした。
中村粲氏
武器を棄てて我軍の権内に入つた段階では捕虜なのであり、秩序や安全を脅かすことのない限り捕虜として遇すべきもので、重大な理由なく処断するのは戦時国際法違反になるであらう。
軍司令官には無断で万余の捕虜が銃剣刺殺された。それを「便衣の兵は交戦法規違反である」と強弁してはならず、率直に(それは)戦時国際法違反であり、何より武士道に悖る行為であったことを認めねばならぬ。
原剛氏
しかし、本来、捕虜ならば軍法会議で、捕虜でないとするならば軍律会議で処置を決定すべきものであって、第一線の部隊が勝手に判断して処断すべきものではない。
松本健一氏
捕虜でないからという理由で捕まえた敵国兵士を戦場で裁判にもかけずに勝手に処刑することは国際法上からも容認されていないはずです。
北村稔氏
筆者の見るところ、「ハーグ陸戦法規」の条文とこの条文運用に関する当時の法解釈に基づく限り、日本軍による手続きなしの大量処刑を正当化する十分な論理は構成しがたいと思われる。
私見ですが、「安全区掃討」の是非は、「国際法」のややこしい議論に突入するまでもなく、「常識」で考えればいいことだと思います。もう戦闘は終了しているのに、戦闘意欲を失った元兵士を片っ端から引っ張り出し、そのまま何キロも歩かせてまとめて殺害する。しかもその中には誤認連行された民間人も大量に存在している。「虐殺」だと感じれば、普通の感覚でしょう。
南京事件 初歩の初歩、了解。
ひとつ思いついたけど、この国際法を守る「普通」の感覚があれば、中国軍が世界を支配できる簡単な方法がある。10億人中の数十万人を各戦場に投降させたらいい。そしたら敵軍はその「捕虜」を戦時中に食べさせて管理して働かせても、食料を作る時間的な差で補給がままならなくなり、暴動が起こらないような高度な管理にも相当な軍人を割かなければいけない。その間に本隊で攻撃をすれば勝てる。相手が国際法を守るなら。
当時の中国がちょっと「普通」じゃないのは、ケタ違いの人口を誇るのに日本と比べて近代的な武器を持ってないこと。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%80%E5%B7%9E%E4%BA%8B%E5%A4%89
戦力
大日本帝国陸軍30000 - 66000
16万の軍隊が、3万から6万6千の関東軍に負ける。ランチェスター戦略ではまずありえない。
「捕虜」の感覚も「普通」だと人数の少ない軍隊が負けて、戦いに生き残った少数が「捕虜」になるという感覚なんだが中国相手だと
南京事件 初歩の初歩
http://www.geocities.jp/yu77799/nankin/shoho.html
「南京事件」中、最大規模の「捕虜殺害事件」として知られている事件です。
第十三師団山田支隊は、南京城北部を進軍中、大量の投降兵に遭遇しました。その数は、当時の公式発表に従えば一万四千人余りと伝えられます。この捕虜群はいったん幕府山周辺の建物に収容された後、12月16日から17日にかけてほとんどが殺害されてしまいました。
12月13日、日本軍は南京を占領しました。逃げ場を失った中国軍兵士は、大挙として軍服を脱ぎ捨て、難民が避難していた安全区に逃げ込みました。
14日から16日にかけて、日本軍は、避難民の中から元兵士とおぼしき人物を選別し、そのまま揚子江岸などに連行して殺害しました。歩兵第七連隊の戦闘詳報によれば、その数は七千人弱、と伝えられます。その選別方法はアバウトなもので、その中には大量の民間人が混入していたものと見られます。
さらに17日の入城式後も、「安全区掃討」は続きます。佐々木到一少将によれば、1月5日までに、さらに二千名が摘出されました。
結果、数万人虐殺してるんじゃないかという予測ですが、普通の感覚なら戦時中とはいえやはり全員ちゃんと食わせて、ひとりひとり裁判にかけて、きちんとした管理の中、この数万人を戦争が終わる8年間(1945)まで捕虜として扱うべきだったのでしょう。虐殺するほど軍人最低限のモラルもなくなるでしょうし。
たかじんの動画でありますが、台湾攻撃した時は虐殺なんかしてない。満州事変のときも、満州族とその地域を一度に支配したのでその必要がなさそう。南京陥落のときは戦闘継続中の「中国軍」だったので一気に中国を支配できなければ投降は「捕虜」にするかその数万人を扱う余力がなければ虐殺するしかないということでしょうか? 日本軍には「投降」という概念がなさそうで、なおさら大量の捕虜を信用出来そうにもないという文化の違いもありそうですが。
南京事件の初歩の初歩までの理解ですが、右の言う捏造写真や被害誇張が多すぎるとか、中国が国をまとめるためのプロパガンダとか、動機がないとか、虐殺する弾薬や労力が無駄とか、左の言う、でも戦争なんだから規模はともかく心壊れてどこかでやってるに違いないだろとか、外国人が書いた一次証拠もたくさんあるだろとか、これは結局、関東軍が対人口比の極端に多い中国に勝ち進んだという「普通」じゃない状況が大量の「捕虜」を扱いきれず一般人も巻き込んで虐殺したことで、「普通」の時代の人から批判されまくってるという解釈で初歩の初歩はOKですかね?
あの当時、数十人の管理人でも数万人の「捕虜」が暴動起こさないような設備とシステムを作って、人権も守りながら低コストで、食料もすぐに自給自足管理させ、ひとりひとり裁判もできたら良かったんでしょうけどね。
反対派の方が提示されているのに、賛成派が提示しないというのはもったいないので書いてみます。
賛成派としては、反対派の提示するデメリットに反対するとともに、TPP賛成のメリットとはどういうものかを提示する必要があるのだと思います。
ってことで本といいつつ本ではないんですが二つほど。
1. "21st century regionalism" http://www.cepr.org/pubs/PolicyInsights/PolicyInsight56.pdf
これは端的にこれからの貿易、世界経済の形ってどうなっていくの?という話です。
英文で20pと、なかなか量はありますが、これからのWTO、RTAの役割など非常に濃い内容です。
二本にとってTPPというのは、TPPでいかに新しい秩序のデファクトスタンダードを作っていくか、という意味合いがあるのだと思います。
もちろんTPPだけではなく、ASEAN++にもいえることですが。これからの日本の通商戦略を語る上では欠かせないものではないでしょうか。
2."TPPの論点" http://www.canon-igs.org/research_papers/macroeconomics/20111026_1137.html
これは国際貿易、国際法、農業経済などの専門家が集まって、TPPってどういう目的でやるのかをまとめたものです。
一般的に言われているTPP反対論への反論も行っています。メンバーの豪華さという意味でこれが決定版じゃないでしょうか。
ということで、なるべく簡潔にTPPの意義を説明するような文書を取り上げてみたつもりです。他にある方、どんどん追加してください。
併合は国際法上問題無かった
確実に有罪アウトー!ってわけではないだろう。
帝国主義批判で「植民地支配そのものが許されない」という論調は当然あるけど。
ただ、韓国は併合そのものに対して「謝罪と賠償」を求めてるわけではなく、
強制的に併合されたのが屈辱だと言ってるだけだから、なんか論点がずれてる気がする。
「韓国が望んだので日本は嫌々ながら併合してあげた」というのが間違いなのは、ほぼ確か。
これも事実っしょ。
メリットだけを取り上げるのは問題だけど。
名前の話
ということで、これは韓国人の主張と矛盾はしないんじゃないの。
ハングルの成り立ち
ハングルの普及については、日本の影響が大であったということで良いのでは。
一部で使われていたものを日本が広めたというニュアンスのようだが。
まあ、「間違っているなら反論できるはずだ」とは言うけど、
このあたりは「諸説あるうちの一つであり間違っているとは言わないが単純に肯定もできない」という感じだから、
余計に難しいんだよね。
待って。ちょっと分けて話そう。
あのスレの>>1の問題は、「韓国併合の国際法上の是非」「植民地支配の是非」「韓国併合による韓国側へのメリット」「現在の韓国人の心情」を一緒にしている点だ。
「併合は国際法上問題無かった」
っていう部分は本当なの?
これが繋がらないのはわかるよ。
心情とか内心の部分を言うような材料が無いのはわかる。
さっきも書いたとおり。
そういう「全体としてよくない」みたいな批判はブックマークにももうあるけどそうじゃなくて
「この部分が事実と違う」とかそういう話を聞きたい。
あのスレの>>1の問題は、「韓国併合の国際法上の是非」「植民地支配の是非」「韓国併合による韓国側へのメリット」「現在の韓国人の心情」を一緒にしている点だ。
だから、「併合により韓国にはこんなにメリットがあった」と並べ立てるだけで、「韓国併合に問題はなかった」「日本の植民地政策は肯定されるべき」「現代の韓国人は文句を言うべきではない」といったことまで証明した気になっている。
併合にメリットがあったことと、韓国人がそれに感謝するのとは、もちろん別問題だ。
たとえば、戦後日本はGHQの統治下で復興を果たしたが、だからと言って日本人全員がGHQに感謝しているわけではないし、GHQによって戦後日本は骨抜きにされたと憤る人もいる。
また、「韓国側が併合を望んだ」というのも、たしかに韓国内の親日派(一進会とか)の中には「日本と対等合併すべし」とする人もいたが、世論では併合には反対だったし、併合の決定はあくまで日本の都合によるものだった。
最初に極端な反対意見を例に取って、それを論破することで自論が正しいように見せかける藁人形論法だったり。
都合の良い証言(東京裁判でのパール判事とか)だけを取り上げて「日本は悪くない」と主張したり。
当然ながら、どんなに韓国人が愚かであることを説明したところで、韓国併合の正当化にも、韓国人を差別(「区別」と言い換えていたが)する理由にも、韓国人が日本の政治とマスコミを支配していることの証明にもならない。
さらに、それらの内容がすべて2chの嫌韓コピペのまとめサイトからの孫コピペに過ぎないという。
ソースの正確さ以前に、発言内容が偏見と詭弁に満ち満ちている上に、自分の言葉で語らない人間が信用されないのは当然だと思うが。
最近シーシェパードなど海外の活動家の間で話題の海洋関連国際条約ですが、
はたして彼らが期待するように南極海で日本の調査捕鯨が行えなくなるのか?という件についての備忘録。
彼らの主張は調査捕鯨の母船日新丸が南極海を航行すると条約違反になる、というもの。
彼らによると、その根拠は二つ。
1)2011年8月1日から南極海での重油の運搬・使用が禁止された。
2)同時に二重船殻(ダブルハル)でない船の流氷海域航行が禁止された。
日新丸が南極を合法的に航行するためには大幅な改造が必要になり、金も時間もかかるので無理だろうから、
今年日新丸が南極に来ることがあればそれは条約違反に当たるという主張。
これが事実なら大変、というわけで少し調べてみるとこれは全くの見当違い。
まず関連ソースを示すと、以下の二点。
SPECIAL REQUIREMENTS FOR THE USE OR CARRIAGE OF OILS IN THE ANTARCTIC AREA (RESOLUTION MEPC.189(60))
GUIDELINES FOR SHIPS OPERATING IN POLAR WATERS (MSC/Circ.1056-MEPC/Circ.399)
http://www.tc.gc.ca/media/documents/marinesafety/IMO_Polar_Guidelines.pdf
1)重油の使用について
マルポール条約の新しい条項に引っ掛かるのは日本で言うところのC重油のみ。
日新丸はもともとA重油(C重油より約3割高い)も併用しているので、
燃料費が多少増えることは確実だが南極海を航行することは当然可能。
2)二重船殻について
序文でわざわざ書かれているように、これはそもそも奨励であって強制ではない。
また、二重船殻化を奨励されているのは2011年1月1日以降に建造される船のみ。
既に建造された船について改造を強制するような性質のものではないので、
今後こういうことを口実に日本の調査捕鯨がIMOの規制違反であるというようなことを言う人がいたとしたら、
その人は国際法やら南極海の航行規則などをほとんど知らない素人さんということですね。
例えば、以前逮捕されたピート・ベスーン(当時シーシェパード)とか。
http://www.facebook.com/Capt.Pete.Bethune/posts/214302368629769
いや、個人対個人の話じゃなくて、国対国、民族対民族、そういう話だろ今回は。
大体差はあれどどこの国民とだって、一対一で話せばそれなりに「イイ奴」なもんだよ。
日本人だって、韓国人と直接会えばいきなり嫌悪感をあらわにする奴なんかまずいないだろ。
もしいたとしても、それは恐らく同じくらいの割合で、同じような奴が韓国にもいる。
日本や韓国を含めどの国にも言えることだけど、「国全体としてのふるまい」と「個人個人のふるまい」は完全一致しない。
人間は、集団で動く時と個で動く時では異なるものだ。まぁ、個それぞれの性質が同一でない以上、それは当然のことなんだけど。
ただ、「彼らはわがままではあった」というそのわがままさが、少なくとも日本人から見れば彼ら韓国人の全体的に「困ったところ」で、国対国の対応でもその困った所が出ている。つまりそれが彼らの民族性という事だろう。
例えば日本人が世界の中では弱腰と見られるように、そういう特長はどの民族にもそれぞれある。
しかしだからといって、民族性と言えば何でも許容されるかと言えばそうでもない。
韓国が日本に対して「国家アイデンティティレベルで強烈かつ執拗な敵意と挑発を送ってくる」事の中には、国際法レベルで筋が通っていない事がある。
その問題をも、「彼らはわがままだけど、直接会えば反日感情なんか露わにしてこないよ」という理由で反論できると思ったら大間違いだ。
そういう人情あふるる解決法は、お隣さん同士との騒音トラブル、つまりは個人個人のイザコザなんかで使えばいい。
勿論逆もまた然りで、個人対個人の問題を、国対国のレベルで解決しようとすればそれは間違いになる。
「お前が反省しているのは分かったが、お前の国は俺の国に対して悪事を働いている。だから許さん」みたいに。
ここいらをごっちゃにしている人間が大声で騒ぐと、問題がややこしくなるわけだ。
「国対国」の問題を、会って話した事があるのかとかふらっと観光に行くところだとかいう「個人対個人」のものさしに落とし込んでも正解にはならないよという事。
とある、その国は科学技術の進歩により、卵細胞同士を交配させることに成功した。
厳密にいうと卵細胞のひとつを雄型に変換し、擬似受精卵をつくり発生に成功したのだ。
卵細胞同士を交配させることにより発生した生物は通常の自然発生個体よりも免疫系が強く、寿命が長いことが確認された。
「男なんていらないわ!」
幾多の議論のすえ、法律が制定され、段階的にその国の新生児はほとんどが女性となっていった。
力が強いという男性の性的優位も、機械技術の進歩の前ではあまり意味をなさなかったからだ。
女児のほうが病気にもならず育てやすく成長も早く、個体寿命も長い。
医療費も次第に減り、国費における無駄遣いは厳密にチェックされ、社会的同一性を重視する文化的で柔軟な社会ができあがった。
かくしてその国は100年もしないうちに女性だけの国となった。
そして、ある国が女性だけの国になることを選択したその時代、精子同士から受精胚をつくる技術に注目した国があった。
この技術も従来の生物発生の過程を無視した技術であるが、男性優位という社会的思想、歴史的背景により男児が有用とされたのだ。
「男を産まずして!」
男児の死亡率は高く、また寿命も短い。だが、力は強く爆発的な集中力があり、競争性有意を求める傾向と支配欲で強烈な競争社会をつくりあげた。
オス同士の縄張り争いがされる苛烈な生存競争が繰り広げられ剛健な社会ができあがったのだ。
汚職や収賄、利権争いは絶えなかったが、淘汰と下克上を繰りかえし、競争優位を築きあげていった。
かくして、この国も人間誕生を人工的に行うようになってから男だけの国になるのそう時間はかからなかった。
そしてある時、この男だけの国はちかくに女だけの国があることに気がついたのだ。
女ばかりの国は理想ばかりをいい軍備は軽薄、戦争を野蛮な行為だというばかりで防備も手薄。
ここを攻めれば、他の国からは非難されるかもしれないが、得るものも多い。
したたかに軍備を整え、いいがかりともいえるようなをきっかけで開戦し侵攻をはじめた。
女ばかりの国は戦争による無益な死者を避けるためすぐさま降伏した。
国際法にてらしあわせた手続きを期待した己等を恨んだ時には遅かった、多くの女性が陵辱を味わった。戦後の惨状。
だがなんということだろう、旧来の男女のまぐわいが発生すると、侵攻されたはずの国で数年とたたず最終兵器が目を覚ましだした。
それはかーちゃんと呼ばれる最終兵器で程なく世界は、かかぁ天下となったのでしたとさ。
エヴァも見たことないのでセカイ系なんぞ知らんがなという20代ですが、セカイ系について思うことを整理。言葉自体は聞いたことが相当前からあったのですが。定義自体捉え違えている可能性があるので、あまり情報の正誤にはこだわらないよう。
なんかこういう定義っぽいのを聞いたとき、僕が最初に思い浮かんだのはワイルドアームズ2ndだ。
WA2は国家が複数存在するので、国際法的な問題が、現実問題としては考えられる。
実際そういう問題があることはゲーム中でも仄めかされ、そういう問題があるかのように序盤は話が展開していく。
ただ、プレイすれば分かると思うが、結局それはおつかいゲームの壁として用意されたかのようにシンプルな問題に矮小化され、お遣いを済ませば国交は自由ですよーというわけで自在に領空を飛べるようになる。
これは社会をある程度提示しているケースだが、ドラクエなんかはもはや国境なんぞ存在せず、作中登場人物そのものが超法規的とも言うべく行動を「ゲームだから」という理由で許されている。空だって飛び放題、ツボだって割り放題、女湯だって覗き放題。
つまり、「僕が世界を救う」という題目においては社会がどうあるべきかなんてのは考慮のうちには入っていない。社会ははじめから捨象されているのだ。
そういう意味で、僕はセカイ系をRPG系とみなせるのではないかと思う。ドラクエはセカイ系として扱うには異色かもしれないが、WA2以降、WA4あたりは根性論的セカイ系RPGと言っても差し支えないと思う。
と思ったのはGガンダムのガンダムファイト国際条約を聞いてからのこと。ガンダムファイトをすれば当然家屋がぶち壊れるわけだが、ガンダムファイト中はそれらの損害について弁償しなくていいというではないか。なるほど便利な条約である。
こういったセカイ系が社会を捨象しているのは、やはり現実=社会はストレスだという共通認識が得られているからではないだろうか。細かいことはいいんだよ、という具合だ。
そういう話を進める上で邪魔なものをすべて消去していった結果セカイ系が生まれ、さらに日常的生活を押していくと空気系になるのではないか。
部活や学校生活は、めんどくさい社会とは切り離された別社会であり、このごろ厨二病を発病する人も多かったのではないか。
部活のそれを描くにしろ金銭問題なんかはとことんクリアされ、学生のうちの挫折がないように見える(実際の学生生活は挫折が一度くらいはあるものだが)
というわけで、まだ社会の選別を実感しない、格差の現実に直面しない高校生活というのがなんだかんだでセカイ系の究極なんじゃないかなどと妄想。
ネトウヨは社会の負け組!……とかのんきなこと言ってる場合ではない - Forces of Oppression
http://kdxn.tumblr.com/post/1702441715
在特会その他のどうしようもないレイシスト集団に対して強い批判の声を上げている人たちの中には左翼/リベラルだけでなく、保守主義者も非常に多く
これに反して、どうしようもないサヨクである唾棄すべきはてなサヨクに対して、左翼側からの批判があまりに少ないので、左翼側からの批判を(自戒を込めて)ここでしておく。
在特会とかを「行動する保守」とか言ってチャンネル桜もごちゃまぜにしている人が多いけど、在特会とかのやり方は、下の動画だけでなくて、チャンネル桜の水島が何度も批判している。
【直言極言】誇りある日本人の国民運動を[桜H22/10/15]
http://www.youtube.com/watch?v=UdPpHOHdkA4
下の動画では、水島が登壇の背景に韓国の国旗があったことを、「自分たちは排外主義をしないもっと大きな心で」とか言っているから、チャンネル桜と在特会はやり方が全く違う。在特会とか排害社とかは、チャンネル桜を奇麗事保守とか言って批判してるね。
YouTube - 【草莽崛起】11.6 自由と人権アジア連帯集会&デモ ダイジェスト[桜H22/11/8]
http://www.youtube.com/watch?v=aqEYXWZIvnA
それで、サヨク界の在特会であるはてなサヨクの奇怪な主張を批判するまともなリベラル左翼は、いるのか?下の動画なんかネタとして見るものなんだが、こんな動画を真に受けるのがはてなサヨクの情弱の面々。
YouTube - 尖閣デモの妨害反日左翼鑑賞会 10.16
http://www.youtube.com/watch?v=QUD93KpSYCQ
はてなブックマーク - YouTube - 尖閣デモの妨害反日左翼鑑賞会 10.16
http://b.hatena.ne.jp/entry/www.youtube.com/watch?v=QUD93KpSYCQ
こんなアホサヨ↓は、本当の左翼なら批判しろよ。「日本による釣魚台/尖閣の「実効支配」は清算されざる植民地主義」と言って、尖閣諸島は日本が侵略したとか言ってるんだが。国際法も何も知らない無知だってことは分かるが、あまりに反知性主義だよね。この思い込みのままに、デモに突進したりしてるんだよ。
ヘイトスピーチに反対する会 10.16六本木右翼デモに抗議してきましたが
http://livingtogether.blog91.fc2.com/blog-entry-65.html
はてなブックマーク - ヘイトスピーチに反対する会 10.16六本木右翼デモに抗議してきましたが
http://b.hatena.ne.jp/entry/livingtogether.blog91.fc2.com/blog-entry-65.html
尖閣諸島は日本の領土というのは日本共産党も言ってるんだが、新左翼は日本が侵略したものとか言ってる。はてなサヨクは、六全協に反発した新左翼の連中の残滓みたいなサヨクのゴミクズ。
中共大使館包囲デモの鮮烈…3,200人抗議で北京激震 東アジア黙示録 /ウェブリブログ
http://dogma.at.webry.info/201010/article_7.html
人権団体を標榜するアムネスティ日本は、受賞発表後に何のアクションも起こしていない。中共絡みだと急に沈黙し、人権の基準を大幅に下げ続けている団体だ。
10月16日のデモは保守系で過去最大規模となったが、一方、中共に何も言えない老舗のエセ人権団体が、その役割を完全に終えたエポックメーキングな抗議活動でもあった。
日本では、ノーベル平和賞の劉暁波を釈放しろと中国に言った初めてのデモが、保守系の頑張れ日本だったというのは、日本のデモ史に痛恨の歴史を刻んだ。人権平和団体は、劉暁波を釈放しろというデモを全くしない。日本の左翼のこの体たらくを見たら、日本の左翼に反発する感情が生まれるのも当然だ。何が人権平和だ、アホ左翼がとかになってしまう。
こんな人権デモでもある頑張れ日本のデモに突進していったサヨクを絶賛するのが、はてなサヨクの面々。
最近はサヨクの低学歴化が気になる。はてなサヨクの学歴論なるものは、大学の学部を出ただけで高学歴だと思ってるアホが、学歴論なんかしてるんだから笑ってしまうよね。ネットサヨの書き込みを見ていると、低学歴の反知性主義で経済的地位も特に高くもないだろってのばかりだね。
尖閣は中国の領土に同意するとか、他にもバカなことばかり言っているはてなサヨクを本当の左翼なら批判するべきだが、左翼から批判があまりに出ないのがどうしようもない。内部での批判が行えない。はてなより、2ちゃん批判が日常茶飯事の2ちゃんねるのほうが遥かにマシ。
はてなサヨクって、はてながなくなったら居場所を失うアホばかりだよね。党派性のかたまりだよ。はてな側は、はてなサヨクに難儀してるよね。梅田望夫も、はてながこんなトンデモサヨクの巣窟になるとは思わなかっただろうなぁ。
そう言えば、労働問題などを批判して「俺はマイノリティの味方!」とか言ってたbuyobuyoなる者がいたが、ひどいはてなサヨクだったなぁ。はてなサヨクってそんなのばかりだろ。
はてなサヨクってネタとして面白い存在なんだが、ネットで真実を語るとか意気込んではてなから日本を変えるとか思ってるんだから笑える。はてなサヨクはネタとしての存在で、その役割は「サヨクってバカだな」という嫌左翼感情を植え込むためのものだね。
ネットの右傾化?それは、はてなサヨクみたいなアホサヨが嫌左翼感情を植え込んでるのが原因だよ。新左翼のデモとか内ゲバとかのアホな論理も酷いよね。
言いたいことは分かる。
しかしだ。
国際的に見ても、だ。
やはり「足の小指」は、ヒトの急所として理解されるべきだ。
あまりにも非人道的すぎる。
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2731691/5823544
http://www.guardian.co.uk/world/2010/may/25/gaza-flotilla-aid-attempt
イスラエル、一万トンの支援物資と40を超える国々からの800人活動家・政治家をのせた、8隻の船団を阻止すると言明
2010年5月25日エルサレム発 ハリエット=シャーウッド記者
・ 何千トンもの建材・医療器具その他の支援物資をのせた8隻の船は、数日後にガザへ出航するように準備している。パレスチナ地域の封鎖を破ろうとする船を阻止すると言明しているイスラエルと対峙することになるだろう。
・ 3隻の貨物船と5隻の旅客船は、キプロス島とガザ地区の間の公海で集合し、ガザ市へ向かう計画だ。イスラエル軍は船団を阻止し、イスラエルのアシュドッド港へ曳航すると予想されている。
・ トルコから3隻を含む船団のたちあげには、アンカラの支援を受けた人道支援グループ、IHHが関わっている。トルコとイスラエルの外交関係は、イスラエルが2008-09年の3週間戦争の火ぶたを切ってから悪化している。船団の阻止は両国間の緊張をいや増すだろう。トルコ首相エルドアンは船団を通すようイスラエルに呼びかけた。
・ イスラエル外務省広報官パーモアは「この件はイスラエル=トルコ関係をさらに複雑化させるかもしれない」と語った。
・ 船団には、一万トンの貨物と、40を超える国々からの七百人から八百人の活動家と政治家が乗っている。貨物は、建材・医療品・学校で使う紙を含む。歯科手術機器一式を積んだ船もある。ガザの子供たちへのクレヨンとチョコレートも積まれている。それらは寄付で賄われた。
・ 船団をたちあげたフリー=ガザ=ムーヴメントのバーリンは、「私たちはガザ地区の封鎖を破り、百五十万のパレスチナ人を飢えさせる権利がイスラエルにないことを世界に伝えようとしている。ガザの人々によるインフラ再建のため、死活的に重要な物資を運んでいるのだ。」と語った。
・ 約三年前にパレスチナのイスラム主義運動ハマスがガザを掌握してから、イスラエルはガザを経済封鎖しつづけてきた。ほとんど全ての輸出入は禁止され、限られた食料と医薬品の持ち込みだけが許可されてきた。
・ フリー=ガザは過去6回パレスチナへの支援船団をたちあげた。ここ3回はイスラエル軍により阻止された。今回はガザへの支援を届ける最大の試行となる。バーリンは、「これまでの船団で異議申し立てをしてきた。今回のは現実的な効果をもたらすだろう。」と語った。
・ イスラエル海軍はガザ沿岸20海里を封鎖していて、現地の漁業に壊滅的な影響を与えている。パーモアは「船団がガザの水域に入ることは許されないだろう。そこはイスラエルとの戦争を宣言した国の領域で、規制されずにガザへの出入りはできない。」と語った。
・ バーリンはイスラエルの脅しを糾弾した。「彼らはガザを占領していることを認めようとしないのだから、ガザ水域を規制する権利を持たない。私たちではなく、彼らの方が非合法なのだ。」一方、イスラエルは国際法の枠内で行動していると主張する。
・ トルコのフェリー、マーヴィーマルマラ号は今日アンタリヤに入港した。2隻の貨物船と一緒にギリシャからの船を待っている。「私たちは数日以内に集まって出航する。」IHHのホサインは語った。
・ ガザの国連機関の長ギングは、もっと多くの支援船の来航を催促した。「私たちはイスラエルがこれらの船を阻止しないと信じている。なぜなら海洋は自由だからだ。多くの人権団体が同じような段階を踏んで成功し、ガザの包囲を破ることが可能なことを明らかにしてきた。」
・ 今週初め、3週間の軍事紛争で生じたインフラ被害の4分の3が、封鎖のために修理されないでいるという国連報告書が出た。
・ イスラエル首相報道官レゲフは、「人権活動家が人権を野蛮に抑圧している体制の弁明者として活動しているのは奇妙だ。ハマスは女性・ゲイ・クリスチャンを抑圧し、独立したメディアを潰し、全ての政治的反対派を破壊してきた。」と語った。彼は毎週一万五千トンの援助物資がガザに許されていると加えた。
・ 支援船団に抗議して、イスラエル市民の乗りこんだ何ダースもの船が週末の水域を占拠した。
・船
貨物船4隻
旅客船4隻
・旅客・貨物
一万トンの物資(以下内訳)
セメント
学校用20トンの紙
クレヨンとペン
・資金
ttp://www2u.biglobe.ne.jp/~t-tutiya/cgi-bin/sf2_diary/sf2_diary/
沖縄返還に関する日米合意文書の行方が追われている。
結論を言えば、誰かが「廃棄」したに決まっている。誰が考えても国益に反する文書を廃棄するのは当然。
では、その合意に基づいて、我が国の平和と安全が守られてこなかったと言うのか。
アメリカの核の傘の下にあるから、日本を敵国扱いしている国も手を出せない。これは事実ではないか。
日本政府がまだ、毅然としているのならいい。しかし、中曽根内閣の時、GNP1%を防衛費が超えるか超えないかで野党は意味のない抵抗をした。そんな防衛意識、つまりは、主権意識しか持ち合わせていない政府の元で、この「合意」がなければ、とっくに竹島どころではない、対馬も奪われていただろう。
テレビのコメンテーターが「アメリカのオバマ大統領も核の均衡による平和の維持に疑問を呈している」と言っている。いつもはアメリカをこき下ろすのに、自分に都合がいいことだけ、断片的に引用する。
では、アメリカは具体的に核の削減を発表したかと言えば、単に「言っただけ」
事実、核の均衡によって、後進国の核武装に対して、その暴発を抑えているのが現実ではないか。
「核反対」と何と、後楽園にあるラクーアの石鹸売り場にあった。石鹸と核がどう関係するのか不思議だし、高価な香りのする石鹸を売り、買われているのは日本が平和だからと言う常識に気付かない、いわゆる「ファッションとしての平和」主張としか考えられない。
我が国はそんな手合いが多い。
国家が占領されればどうなるか、それを知ろうとしない。
占領下、どんな「違法」がまかり通り、日本人の人権も婦女子の貞操も犯されたか知ろうとしない、知っていても知らん顔と言う手合いだ。
無防備都市宣言も非核の町も同じ。
本当にそう思っているのなら、アフガンへ、イラクに行って街頭でそれを説いたらいい。バカにされるか、ゲリラに殺されるか、人質にされるかだ。
核があるから、何とか平和が保たれている。それでも、戦後、100を越えるな内戦、侵略があった。では、核がなければ平和か。
通常兵器での戦争が「残酷ではない」と信じるのは無知から来ている。
確かに核は一瞬にして人を殺す。
では、昭和20年3月10日の「東京大空襲」は残酷ではなかったか。十二分に残虐であり、国際法に違反している。
それを「非核」を唱える連中は、無視をして「非核」を主張する。
近頃ではタレントなどもそんなことを言っているが、世界の軍事情勢も何も知らずに、これまた「風景」としての「非核」を主張しているに過ぎない。
いい気なものである。
第一、非核三原則など、私が子供のころの話だが、そんなことは「あり得ない」と思っていた。
それはそうだろう。わざわざ核を手間隙かけて降ろすはずはない。
政府は正直にあらねばならないと、嘘の権化と言うべき民主党が言っているが、では、民主党に嘘はないか。秘密はないか。
答えはある。私がそれを体験している。
そんなことあたり前ではないか。
私:体重も頭も軽い二十歳。
Aさん:私と同じサークルのOB。人望が厚くて頭がめちゃくちゃいい。
※Aさんは女性関係などで弱りきっていた。
私とAさんを含む十数人とサークルの飲み会をした。恋人は都合が付かず来なかった。
恋人とはうまくいっているが漠然とした不安があったので、日ごろから(後輩として)よくしていただいているAさんと、あてつけ的な意味で手を繋いだりした。
深く考えてはいなかった。お互いに割り切った、一晩だけの間違った幸せを手に入れよう、ただそれだけ。
日ごろから割をくってるAさんのせめてもの手向けにもなると思うし、私としても、このまま一人の男しか知らずに結婚して老けていくのはつまらない。
Aさんの虚無感と、私の好奇心、それらを満たす最高の手段だと思っていた。
――思っていたが、予想以上にAさんは私のことが好きだった。
弱くて現状維持に必死で相手ばかりを優先するAさんが、全て捨ててでも私がほしいと言った。
私は恋人と離れるつもりはなかったが、Aさんにそう言われ続けてぐらついてきた。
注釈しておくと、恋人は最高の男だ。
そんじょそこらの男に言い寄られたくらいで手放せるような男じゃない。その前にまずそんじょそこらの男じゃ恋人には勝てない。
ただ、Aさんは、恋人に匹敵する最初で最後の男だ。中身も外見も格好悪くて情けないAさん。傾いている気持ちは半分は同情だけれど、半分は本気だ。
恋人はいつもカッコツケで、本音を言わず、私に行間を読めと強要する。恋人がバカで子供だから、私は物分りのいい女を演じて全て許してきたけれど、Aさんが私を貰ってくれるという余裕が生まれたいま、バカで甲斐性のない男をあえて選ぶ必要はなくなった。
で、国際法に則り、24時間前にメールで「喧嘩しようぜ!(原文まま)」と宣戦布告し、話し合った。
恋人はバカだし私は優しいから、メールにヒントをたくさん(答えもぽろぽろと)書いたのだけれど、予想外にバカでよくわかってなかった。
私は「脅しでもなんでもなく話し合い如何では別れるつもりである」と前置きした上で、不満や不安をすべて吐き出した。
Aさんに告白されたことはいの一番に伝えた(浮気の件は伏せた。醜い保身のため)。
「物分りのいい女」をいままで演じてきたこと、別れるのが怖くて演じていたことへの謝罪、そしてもう演じるのは疲れた、ということを話した。
恋人の職業の特殊性や、その特殊性のせいで私の人生がめちゃくちゃになるわけだがそれが幸せだと思うか? とか、前に私の過失でちょっといさかいが起きたとき私は思っていたことを全て伝えたがあなたはだんまりなのね、とか。
その他、ひとつひとつの言葉の意味も懇切丁寧に説明したら、やっとわかってくれた。
でも最後まで悪あがきしてカッコツケのままでいようとしたから、むかついたため途中から喧嘩にかこつけて心を抉る言葉をサブリミナル的に挟んだ。ら、やっと本音を見せてくれた。
いい年の男がこんな風に泣く姿なんて初めて見た。情けなくて格好悪い男だなと改めて思った。惚れ直してはいない。胸のわだかまりが取れてほっとしたわ、とだけ思った。
とりあえず「まだ迷っているのは事実。次にこういうことがあったら私は迷わずAさんになびくからね」という真実だけは伝えておいた。
バカなりに私が本気で言っているとわかったらしく、弱りきった犬より情けない顔になった。
Aさんも恋人に宣戦布告をしたようだ。私にも「全力で落とす」という旨のメールがきた。
私はどちらと一緒になっても自分で勝手に幸せになるから、対岸の火事として見守っています。みんながんばれ。超がんばれ。
みなさんは「この増田はどんだけ美人で素晴らしい女性なんだよ」と思うかもしれないが、文章からわかるとおり頭の弱い底の浅い女です。でも男たちはそれぞれ最高だから、叩くなら私だけにしてね。あー……でも「底の浅い女だよ」とそれぞれに言ったがどちらも「でっていう」って感じに頷いていたからどっちもダメ男かもしれない。
ちなみにAさんは最後までホテルに行くのをためらっていた。私が押し倒した。だってほかの男と寝てみたかったんだもん。
恋は盲目というが、本当にそうだと思う。
私の盲目フィルタは「不安」だった。不安から目をそらして都合のいいところだけ選んで無理やり納得してた。
喧嘩の終わったいま、盲目フィルタがはずれ、恋人を一人の人間として見るようになった。そうしたらそれほどいい男でもなかった。