はてなキーワード: 暴漢とは
少し前にバズったツイートで、
といった内容のものがあった。
…これってさ、「女は女だけでは深夜帯に行動できないような劣った下等な存在であり、男という上位の存在に加護してもらわなければなりません」って言ってることだって分からないのかな?
いやいや、勿論言いたいことはわかる。
確かに一般的に女性より男性のほうが力が強い傾向があるのは間違いないし、女性だけの集団より力の強い男性が居れば取れる選択肢も多いだろう。
でもさ、私達って力がすべての世界で生きている動物じゃなくて、知能があって社会生活を営んでいる人間じゃん。
女だけの集団であり、暴漢に襲われた時に「力でねじ伏せる」という方法ができないとして、だったらだったで取れる対策はいくらでも考え得るじゃん。
大体なんの訓練も受けていないただの一般人の男性バイトが居たとして、相手が格闘家だったり凶器を持っていたら何もできないよ。
女性だけになってしまうならなってしまうで、じゃあこのメンバーでどんな対策が取れるかを考えるしかないのに、そもそも「女性だけでは有事の際に対処できない」と決めつけて男性をメンバーに入れろと主張する。
暴漢なら俺の隣で寝てるよ
3話ですごいフェミ目線で話が進んだかに見えて話が反転するかなと思ったら、今度はオタクバッシングに通行人のパリピを暴漢扱い。全方向に暴力を振るうというすげー少女漫画だなこれと感心した。このへんが過激なのか?
たしかに奈良田愛は生い立ちに問題がある。あんな目にあったらトラウマもんだろう。でもよく考えるとそこまでキモいおっさんが再婚相手というレアケースで視聴者のヘイトを集めるか? そんでトラウマ持った奈良田ちゃんはファンのオタクを攻撃して通行人にえづきかけて、それ見たさらさは助けてくださいコール。自分がナンパした人だったらすげー被害だなと思う。手は握っちゃいかんよ。そら怖い。でもあれは過剰防衛でしょ。下手打つと留置所コースですよ。
更にいうと、これって逆説的に「被害者は加害者になりうる」みたいなメッセージが込められてるとしたら、もう被害者も悪いですから、みたいな解釈が成り立っちゃって誰も救われないんだけど。被害者もオタクも通行人ナンパ師も無神経なさらさも全員悪いという劇中劇ってことですかね。太一もサラッとキモオタを攻撃してて、笑うと同時になかなか振り切ってんなと。
ジャンプ+に先日載った藤本タツキ先生の読み切りのルックバック
https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496401369355
なのだけど、読んでた時にイマイチ話の流れがよくわからなくて一体何がどうなったの?ってなってしまった。
で、何回か読み返して多分話の流れが以下のようになっているのだろうと思っているんだけど、ここにたどり着くまでにかなり時間がかかってしまって正直面白いとか凄いとか思う以前に辛かった。
と、いう事で、まぁ、こういう理解をすると、藤野は京本の死をどう消化して、今、漫画を描く事に相対しているのか、という辺りの強い何かを感じるわけなんだけども、この理解に至るまでに何度も読み返して要点を書き出して俯瞰して確認したら、そういう事なのか、と気づいた感じになってしまって、最初に読んだ時に全然わからなかったのが辛かったって感じ。
で、自分が何がわからんかったのかを振り返ると、どうも連載を打診された所辺りの所で誰がいつどこで何をしたのかがわからなくなったのよね。というのは、
というように読めてしまって、一体この漫画で描かれていたのは何なんだろうと混乱してしまった、のではないかと思う。
俺、漫画を読む能力低かったわ。皆ちゃんと理解できててちょっとうらやましいわ。
こんなつまんねぇ事書いてしまってごめんな。
ある夏の晴れた日、入道雲がよく映える庭先でじいちゃんが疾走し始めた。
彼はよく見るバックトゥザ・フューチャーのDVDを興奮気味にしまうと、庭へと倒れ込むように、上半身に引きずられるように足を走らせて踊りでた。それから何周も庭を周り始めたのだ。じいちゃんは健脚ではあったが、さすがのじいちゃんも夏の陽気には勝てず、また庭の陽炎もじいちゃんに味方することなく、しばらくするとじいちゃんは息を切らして倒れ込んだ。家族は呆れ果て、時折熱中症を気にかけた。そうした繰り返しの日々が何日も続き、じいちゃんは飽きることなく家の周囲をランニングし続けた。その間、じいちゃんは次第に奇妙なことを口走るようになった。ドクになりたいと。そうしてじいちゃんの速度は増してゆき、その足跡は円環を描くようになった。じいちゃんの加速は人間の限界を超え始めていた。具体的にオリンピック選手のスピードを遥かに超えたと言っても過言でなかった。じいちゃんは円環を超えてバターになるかと思われたが、バターになるはずもないじいちゃんはCERNの加速器の様に速度を出し切って自分の残像にタッチすするようになった。そしてそれが可能になった瞬間、じいちゃんは庭から消えた。
数年後、実家の庭から謎の書物が見つかった。じいちゃんはアメリカ西部の開拓地におり、見目麗しい淑女と結婚して街の暴漢に打ち勝ち、発明者として名を轟かせたというのである。彼は数百年語この書物が発見されることを見込んでいたようだった。僕はじいちゃんが経歴を盛っていることを確信しながらその書物を静かに閉じた。ところで、じいちゃんの書物には奇妙な記述があった。じいちゃんは平行世界のじいちゃんで、もうひとりのじいちゃんは桜の樹の下でタイムカプセルに入っているという。
僕は西部、というよりも現SEIBU地下にあるらしいじいちゃんの墓に向かって手を合わせた。ないはずの桜の花びらがまぶたの裏側に踊った。
「この指とめよう」の野望は潰えた。結局のところ、運営に名を連ねる面々が「この指」を止められなかったのだ。津田、はあちゅうらが「この指」に対する批判に我慢しきれず、批判者をSNSで晒上げて口汚く罵りはじめた。それを大手まとめブログが面白おかしく取り上げ、炎上を煽り「この指」がまとめブログに対して裁判を仕掛けそれを他のまとめブログが取り上げる。地獄のような泥沼の様相を呈してきたあたりで「この指」からアドバイザーが一人消え、二人消え、そして代表の小竹が捨て台詞のような文書を公式ページにアップし「この指」の活動は終了した。
ところが「この指」の活動が終わってから数週間後、おかしなことが起こり始めた。始まりはこんな記事がネットニュースに掲載されたことだ。
「会社員男性、暴漢に襲われ指を切り取られる。SNSなどでトラブルか」
記事の内容はおおむねタイトル通り。和歌山県で30代の男性が会社から帰宅中に突然、黒ずくめの服装をした複数人に取り押さえられ両手の人差し指と親指を切り取られ持ち去られた。被害者男性は「元カノ」をSNS上で激しく批判しており警察はその線で捜査している、といった内容だ。
小さなネット記事だったためあまり大きな関心は集めなかった。オカルト、怪事件好きのごちゃんねらーの間で少し盛り上がっただけだ。
しかしコトはそれだけでおさまらなかった。そのニュースの翌日、広島県と新潟県で同様の事件が起きた。被害者は年齢も性別も違うが黒ずくめの人物に両手の親指と人差し指を切り取られ持ち去られた。共通点はSNSでトラブルを抱えていたことだ。
事件の奇怪さにネット上は大きく盛り上がった。複数のネットニュースが3つの事件の関連性を報じ、それを実況するスレッドを大手のまとめサイトが取り上げた。曰く、恨み屋のような復習代行業者がいるらしい。曰く、SNS被害者の会が結成されており交換殺人のような形で輪番で指を切り取って回っている。曰く、妖怪の仕業である。曰く、宇宙人の仕業である。曰く、フリーメイソンの仕業である。議論は紛糾した。
その翌日には同様の事件が5件、その翌日は6件。その6件の中に2人、ネット上の有名人、インフルエンサーが含まれていた。社会風刺を盛り込んだネタで注目を浴び、批判者を苛烈に攻撃することで有名なお笑い芸人、それなりの実績を持ちつつも自信を批判するものに対して子供っぽい罵倒を押さえられない研究者。本格的な有名人に被害が及び、騒動は加速し地上波でも取り上げられるようになった。『令和の指切り魔』。マスコミらしいクソダサネーミングが浸透し始めたある日、とあるTwitterのアカウントのウオッチがごちゃんねるに投下される。
「その指とめ隊」
アイコン画像もプロフィールも設定されていないそのアカウントは毎日一回。記号だけを投稿していた。アカウント開設は初めての指切り事件が起きた前日。初投稿は事件の当日で投稿内容は「|」縦棒が一本だけ。その翌日は「|||」、その翌日は「/|||」。事件の数を表しているに違いない、と話題になった。ネットニュース等に報道される前、事件が起きた当日の夜11時59分に決まって投稿されていた。
ホームレスとして生きるしかない人の抱える不安感やリスクや普通の生活をしている人へ抱くであろうさまざまな感情、そしてその背後の深刻な社会問題などを、純粋無垢な女の子性で一切目に入らないものとして、あたかも貨幣価値の異なる異国の部族のように接して、きれいでウェットな文章にしているところ。
行政とか電通とかPRとか関係なく無神経できれいごとでグロテスク。
女性ライターが治安が良いとは言えない街に行くということで、たぶん安全対策はしっかりやったはずで(離れたところから男性スタッフが見てるとか、警報ブザーや暴漢撃退スプレーを持参してるとか)、それを書かないのは街のイメージアップのために読者を欺く行為だし、書いたら書いたでポエミーな物語が成立しないし。
あと、もしかしたら性的な関係になるかも、という異性としての感情を微塵も持っていない相手と二人で行動することをデートとのたまう奴はこいつに限らずくたばれと思う。