■ルックバックがわかりづらくて頑張って読み込まないといけなくて辛い

ジャンプ+に先日載った藤本タツキ先生の読み切りのルックバック

https://shonenjumpplus.com/episode/3269754496401369355

なのだけど、読んでた時にイマイチ話の流れがよくわからなくて一体何がどうなったの？ってなってしまった。

で、何回か読み返して多分話の流れが以下のようになっているのだろうと思っているんだけど、ここにたどり着くまでにかなり時間がかかってしまって正直面白いとか凄いとか思う以前に辛かった。

自分が理解したつもりになっている話の流れは以下の通り。

• 登場人物は藤野と京本
• 藤野と京本が出会って二人で漫画を描くようになって持ち込みをしたり読み切りを何回か掲載してもらったりしてもらうようになり、連載を打診される
• 連載を開始する時に京本は美大に行き、藤野は一人で連載を開始して11巻まで描いてアニメ化まで決定した時に美大に行っていた京本が暴漢に殺される
• 藤野は京本の家に行き、昔を思い出しながら部屋に誤って入れてしまった4コママンガを破く
• 「破かれた4コマの1コマ目が過去の京本に届いてそれによって歴史が変わって京本を藤野が助ける」という「あったかもしれない話」が挿入され、その歴史が変わって助けられた世界線の京本が描いた4コマがこちらの世界線の藤野の足元に現れ、藤野はそれに背中を押されるように京本の部屋に入り、過去の二人でやっていた色々な事を思い出し、シャークキックの執筆に戻る

と、いう事で、まぁ、こういう理解をすると、藤野は京本の死をどう消化して、今、漫画を描く事に相対しているのか、という辺りの強い何かを感じるわけなんだけども、この理解に至るまでに何度も読み返して要点を書き出して俯瞰して確認したら、そういう事なのか、と気づいた感じになってしまって、最初に読んだ時に全然わからなかったのが辛かったって感じ。

で、自分が何がわからんかったのかを振り返ると、どうも連載を打診された所辺りの所で誰がいつどこで何をしたのかがわからなくなったのよね。というのは、

• 漫画は二人で描いていたと思っていたので京本が居なくなったら藤野は11巻まで出せるような人気漫画を描くのは難しそうだと思ってしまった
• 漫画を11巻も出ている位まで時間が進んでいるとすると、連載を打診された時に描いた漫画だったとしても、連載開始から軽く5年は経っていて、京本はもう美大を卒業していそうな気がしていた(後から調べたら週刊連載だと2週間で1冊出せるそうなので11巻だと2年位になるっぽくて京本が美大に行っている間に達成はできそうだった)
• そのように考えてしまったため、この11巻まで漫画を描いているこの藤野は一体何歳なんだろうという事を考えていた時に、京本が通っている美大に暴漢が出現して京本が殺されてしまったようで、時系列がよくわからなくなった
• その時系列がよくわからなくなった状態のまま、藤野は京本の自宅に行って4コマを破り、過去に戻ってしまったため、これは4コマを起点にやり直せる系の漫画なのか？というつもりで読み進めてしまった
• 4コマを起点にやり直していったところ、藤野は京本を暴漢から助ける事ができ、よかったよかったと思っていたら、何故か急に謎の4コマを発見してぼーっとした表情のまま京本の部屋に入ってやり直したので存在しないはずの背中にサインがかかれたドテラを発見して、なのに突然また過去に戻って謎のネームを読んだり色々やってそうなシーンが挟まるので4コマ以外でも過去に戻れるトリガーがあるのかと思っていたら突然泣きながらシャークキックの11巻を読んでいて、そのまま藤野は仕事に戻っていった

というように読めてしまって、一体この漫画で描かれていたのは何なんだろうと混乱してしまった、のではないかと思う。

俺、漫画を読む能力低かったわ。皆ちゃんと理解できててちょっとうらやましいわ。

こんなつまんねぇ事書いてしまってごめんな。

Permalink | 記事への反応(3) | 03:30

ツイートシェア