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はてなキーワード: 当時とは

2011-04-22

NHKにようこそ!を久しぶりに読んだ

最終巻の発売日に最終巻読んで以降全くNHKにようこそを読んでなかったので、今日一気に読んでみた。

どうせなので感想も書いてみる。

前半(1巻~3巻)

ずっと引きこもってて、暗い話ばっかりだな・・・と思った。

引きこもった理由が「社会の恐怖を味わったから」などなど言い訳が書いてある。

主人公たちが「世の中は恐ろしい!」と語ってるところには自分共感する。

中盤(4巻~6巻)

今までより外に出るようになって少し明るい話が増えた。

最近よく2chで貼られる「俺の人生オナニーなんだよぉ」の画像元ネタもここにあったことを知らされた(5巻にあります)。

現実に向かっていく主人公たち・・・でもリアルは辛いことだらけだと悟りながらも生き続けていた。

後半(7巻~8巻)

「俺も前向きにならなきゃなぁ~」と思った。

主人公たちはバイトとか色々して前向きに生きるようにしてる。

現実から目を逸らすことはあっても、現実から背けることはなくなった。

そしてハッピーエンドへ(?)

一気に読んだ感想

自分の夢を思い出させられた。

ポジティブに言えば、思い出せて良かったと思う。

その夢が叶うのか叶っても辛いことだらけなのかは将来その道に進まないと分からないけど・・・

とりあえず現実から背けない程度に趣味を見つけてストレスを発散しようと思った。

なんかアニメやってた頃は忙しかった時期だったけど、まともに読んでおけば良かったかなとも思ったけど・・・当時はそんな余裕なんてなかったもんな・・・

自分で「今は忙しい時期」と思っていてもどこかしらで休憩してじっくりと本や漫画を読むことも大切なんじゃないかな?と思った。

11年前の2000年当時は、ニュースグループエロを探すのが一番楽だったが

今では、google動画検索のセーフサーチをオフにするだけで簡単に動画見つかる。

 

これじゃあ、昔河原に行ったら落ちていたエロ本は今じゃないだろうな。

2011-04-20

わたしとインターネット出会ってから

明日で27歳になるし、私のネット半生を綴りたいと思う。

PC出会ったのが今から13年前。

母親当時30万ぐらいする98のノートを買って来た。

もともとゲーム機械系が大好きだった私はすぐさまPCに飛びついた。

インターネット”という言葉学校で習っていたから、すぐに接続したくなった。

当時光回線ADSLなんてもちろん無くて電話回線から直接繋ぐダイアルアップ方式。

全く未知の機械と、わけのわからない説明書を相手に何日もかけてやっとインターネット接続できて

ヤフートップページが見れた時の感動は今でも忘れない。

自分WEBデザイナーを目指したのは思えばこの頃からかもしれない。

中学2年の時にインターネットに初めて触れた私は、その翌年初めての携帯を持った。

当時パケホーダイなんてなかったi-modeを買った。

今の携帯電話のように、定額じゃないから毎月のバイト代ほとんど携帯の料金に消えていった毎日

それでも、当時ははやってた魔法あいらんどを見たり、まだこんなに有名じゃなかった携帯小説を読んだり

ネットで得られる色んな情報を見るのが楽しくてやめれなかった。

つのまにか友達の間でパソコンのことはあいつに聞けば大丈夫。と見られるようになった。

答えるのも全然苦じゃなかったし、むしろこの頃からPCに関わる仕事したいと思うようになった。

そのうちに自分ホームページを作りたいと思うようになった。

初めは魔法あいらんどとかで作っていたけど、物足りなくなってHTMLのテーブルを勉強するようになった。

まだCSSなんて無い時代だから、テーブルで枠組みして形になっていくのが凄く楽しかった。

それから時は過ぎ、WEBデザイナーの夢もあきらめた私はネトゲはまって画面の向こうの彼に恋をした

遊びじゃなくて本気で恋をした

でもその当時周りには”ネットで会った”なんて言えないし、気持ち悪がられる時代の風潮だった。

友達に嘘をつくのが凄く悲しかった。

「もっとみんなもネットで色んな人と出会えばいいのに。」

本気でこう思ってた。

ネットで知り合った事をバカにされるのが辛かった。

そのうちに私は本格的にWEBデザイン勉強した

しばらく触っていなかったHTMLCSS猛勉強した

時は過ぎ、今までPCさえ触れなかった友人達が”mixi”を初めていた。

この時は正直びっくりした、時代が変わったと強く思った。

もうネットコミュニティがバカにされない時代が来た。

そしていまTwitter流行ってますますネットコミュニティの加速広まっている。

こんなに嬉しい事は無い。

もう友達ネット出会ったと自信を持って言える。

仕事ネットつながりだと誇りを持って言える。

誰にもバカにされない時代が来たんだ。

TwitterのTLを見ていても、その人個人の持ち味が非常に出ていておもしろい。

ある意味アナログよりネットの方が、その人の人間性や持ち味を出せるんじゃないだろうか。

ネットコミュニケーションを使えば、社会にある色々な問題を解決できるんじゃないだろうか。

私はこの10年ネットを通じて色んな出会いをしてきたけれど、実際リアルで初対面の人より間違いなくネットで会った方の方が信用できる。

それはたぶん、当たり前だけど”信頼関係が出来上がってる状態”で会うからだと思う。

もちろんアナログも大切だけど、初対面から信頼関係なんて、なかなか築き上げれるものでは無い。

それをあっさり、気の合う仲間を探して人と繋がれる。

何て素敵なことなんだろう。

もっとみんなやればいい。

もっとみんな出会えばいい。

インターネットのその先にいる人は、人間なんだ。

人と会うことで人生が開けるし変わるから

これからもっと加速するネットコミュニティをみんなに使ってほしい

そんな想いです。

私は来月独立します。

初心を忘れない様に、匿名ブログ投稿させて頂きました

ネットは好きだけど今までどこか後ろめたかった自分には、サヨナラして明日誕生日に備えたいと思います。

乱文失礼しました

2011-04-19

バランス感覚はとても大切

東日本大震災 民主新人議員震災勉強会
毎日新聞 2011年4月19日 東京朝刊
民主党新人衆院議員の有志が19日、東日本大震災への対応を議論する「国難に立ち向かうための勉強会」を発足させる。発起人には小沢一郎元代表を支持する「北辰会」のメンバーから前原誠司外相野田佳彦財務相を支持する議員まで、グループ横断の7人が名を連ねた。新人議員には原発対応で後手に回る菅政権に対して不満もあり、勉強会政権批判の場になる可能性もはらんでいる。

まだ与党自民党だった頃のことを思い出した

当時、どうしようもない自民党をよってたかってバッシングしていたマスゴミにつられ、

国民同調した経緯がある。

そんな中、選挙が行われて政権交代が実現した


当時自分は、一度自民党には臭い飯を食わせなきゃならないと言う気持ちもあったが、

どう考えても民主党圧勝雰囲気だったことがとても気になり、結局自民党投票した


当然、結果民主党圧勝自民党は大敗。

まぁ、自民党が負けるのは仕方がないとしても、これだけ民主党に勝たせるのはどうかと疑問を持った。


その結果がこれだ。

わけのわからん新人議員震災から1ヶ月以上経ったところで勉強会を開いている。


国民が選んだんだから仕方が無いんだけど、被災者の中で民主党投票馬鹿騒ぎした人達自業自得かもしれない。

鍵っ子が出崎統版のAirCLANNADを再評価してみる

まずは、ご冥福をお祈りします

鍵っ子歴12年になりますが、出崎監督名前を見ると、感慨深いものがありますね。

というわけで評価してみます

さて、表題における二作品ですが、正直私自身の評価はそんなに高くないです。両方とも70点ぐらいかな。

当時2ちゃんねるスレも、「まあ金返せとは言わんけど…」的な評価が多かったです太鼓とかツッコミどころはありましたが。

で、私が評価したポイントですが「原作を知らない一般人が迷い込んだ場合も、70点ぐらいの点数がつく」って所です

映画ってのは、わざわざ金払って見るものの割に、何も知らない人がフラっと観に来るの場合が意外とある、ってのがテレビとの違いです。

そういう人達にも映画代分ぐらいの、70点ぐらいの満足を与えられるってのは、なかなかできるもんじゃないと思いますね。

正直、このAirCLANNADもかなりアクの強い原作です原作を友人に勧ようとも思わないです。

でも、CLANNAD観に行った後、これなら大丈夫かなと思って、原作を知らない友人と観に行った結果「結構感動した」と言う評価でした

あのアクの強いCLANNADです。いあまあ、我々鍵っ子にとって、あのアクの強さが病みつきなんですが。

そして、アクの強いもんなだけに、映画という短時間の枠内で一般人でも観られる内容にすると、普通だったら原作崩壊してしまうところです記憶にありますよね。アレとか。

ところが、マニアでもだいたい70点をつけられたのは、どうしてか。

分析するにマニアスクリーンで観たかった要所要所をちゃんと映像したからだと思います。

逆に言うと、削っても問題ない部分を最大限削ったって事です

この作業、おそらくアニメに限らず映画化で、一番の悩みどころであり、一歩間違うと映画が失敗してしまう所です

安定してこの作業ができる人材ってのが、いかに貴重だったか、って事が言いたい

はっきり言って、アニメ映画って観点でもAirよりCLANNADよりおもしろい作品は山ほどあります

けど、それらの映画、何も知らない友人と観に行って、お互いそこそこ納得して帰れるかって言ったら、疑問符だと思います。

損をする人を最小限に抑え、安定した仕事ができる。プロフェッショナルという言葉がこれほどふさわしい人もそうはいないと思いました

2011-04-18

http://anond.hatelabo.jp/20110418121531

それって当時東電政府の問題であって原発の必要性自体とは関係ないんじゃ

http://anond.hatelabo.jp/20110418011647

返事どうもありがとう

ミスとしては大きいが、ポンプ停止3時間現在燃料棒ダメージの決定的なものとは考えにくいので、あのミスはあろうがなかろうがLV7だったと思う。

燃料切れになるまで2号機は水位は上がってたんじゃなかったっけ?それがそもそも計器のエラーだってこと?水浸しになってさえいれば気化熱で冷却はどんどん進んでくれそうに思うけどその認識は誤り?だとするとそもそも2号機は非常に脆弱だったということ?とすると想像していた以上に深刻だな。

原発近傍放射線濃度が滅茶苦茶高くて長時間いられないのでそれを度外視して「なんで持ち場を離れたんだ!」「張り付いて見てろよ!」とか殺人的な批判をされるんだろうなと思うと胸が熱くなるぜ。

当時はまだμSvのオーダーだったんじゃなかった?どちらにしても1時間に1度見回ることぐらいはしてるものだと思ってたけど。

だいぶ前に共産党からの質問に対してそんなことは起こらないので考慮しませんと答えてるからねぇ。現実は「起こらないということになっていましただが……

ということは「禁止されていた」のと同じになってしまうの?あまり役所の仕組みがよくわかってないのだけれど。

実は格納容器から水素漏れるケースについてすら保安院は会見で「設計上は格納容器から水素漏れないようになっているので、国の安全基準では水素漏れについての設計上の手当は無い」とか言ってたりする。爆発前日に菅がこの件で安全委にブチ切れてたという報道もあったが、役人はそう答えるしかないんで役人役人で気の毒な話だよ……。

ということはベント自体もそもそも禁止だった?

しかしなんでそもそも「想定することすらタブー」だったんだろう。「絶対安全」と言わないと反対運動がアレだから政治的な理由でそうなってしまったってこと?

2011-04-17

福島第一の5号機と6号機

1年以内に福島第一の5号機と6号機を今後どうするか決めなくてはいけないと思う。

両機の損傷は軽微で綿密な点検を行えば運転再開は可能だと思われる。

チェルノブイリでも事故をおこした炉の隣にある3つの原子炉の運転は継続された。当時ソ連ウクライナ政権が狂ってたゆえの判断ではなく、これはこれで現実的な判断であった。すでに近隣地域から住民避難済みであり、万一事故が発生することを想定するとむしろ他地域原発よりリスクが低かったのである

福島第一の5号機と6号機についても同様のことが言える。もはや20km圏内の民間人はほぼ避難が完了しているため、事故リスク国内の他地域原子力発電所比較してかなり低い。5号機と6号機を運転することで、地理リスクや老朽化リスクが高い浜岡や敦賀廃炉を前倒しできるのであれば、ぜひとも運転を再開すべきであろう。発電事業収入が得られることから福島第一だけ切り離して清算会社とする構想の実現可能性も高まる。

だが、問題がある。日本衆愚政治の面を持つ感情的民主であるため、チェルノブイリ当時ソ連のような冷静な判断は無理だと考えられる。福島第一の無傷の炉の運転再開をするなんて、間違いなく国民感情的に受容不可能だ。結局うやむやに廃炉にされ、より危険な旧式炉の運転が続行されるのではないだろうか?

日本原子力未来は暗い。

PC買ったのでどや顔で歴代PCを並べてみた

一号機:高校1年の時に購入。DELL製。

CPU:ペンティアム4 1.8G メモリ:384MB(後に768MBに増設)HDD:80GB。

15万くらいで買った生まれて初めてのPCだった。

当時はこれ以上のスペックは必要ないだろうと思っていた…

二号機:大学1年の時に購入。ツクモBTO

CPUAthlon64 3000+ メモリ:1GB HDD:250GB。

13万くらいで買ったPC

最初はこれで満足だったけれどeclipseなんかを動かすとひどく重くなってしまった…

二号機(改):二号機のマザボ換装してスペックを上げる。

CPU:AthlonX2 5000+ メモリ:4GB HDD:500GB。

アイドル時は1GHzで動かしていたりもしていた。

戯れにWindows7を入れたら重くなった…

三号機:今回購入。またツクモBTO

CPU:i7 2600 メモリ:8GB SSD:120GB(システム用) HDD:1T(データ用) グラボ:430GT

SSDの脅威のポテンシャルビビるインストールも数秒で終了するし重いアプリも一瞬で起動する。

今回初めてオンボードでないビデオカードを導入。ゲームなんてやらないからこれで十分。

ふう、つかれた…

2011-04-16

今回の件、原子力だけに問題を見ている人は視野が狭いと思ってます

http://anond.hatelabo.jp/20110416105733

分野違いの技術です。いわゆるITけが技術」と思いこんでいるなんちゃってITエンジニア」ではないので念のため。

今思い返すと、「本当はとっても恐いものである原発だけど共存してくしかいから、大丈夫だと思い込もう。そしてそれに足る事実は多少ある。」といった精神状態になってるんだろうな、と思う。

それは日本人ほぼ全員がそういう精神状態なわけで特異なことでもなんでもないですね。早い話、地震のこと考えればそうです。大抵の家は震度6強に耐えられるように作ってあるけど震度7となるとどうかわからない。震度6強でも微妙姉歯たいな例もある。でも国外脱出する人なんていないですよね。

しいですが、家を選ぶとき耐震性とお金トレードオフ」はみんな考えるわけで、「安全を金で売り渡す」というのは多かれ少なかれ誰でもやっていることです

原子力発電」というテクノロジー自体は評価されるべき部分もある筈で、ただ日本という地震大国には向かないのかなと思うだけです

個人的には今回の件、原子力だけに問題を見ている人は視野が狭いと思ってます耐震性はそれなりでも津波対策が甘かったってのは実は土木工学地震学全般の敗北なわけで、釜石の「世界一防波堤」が崩壊したのもそうだし、沿岸地域避難所津波に飲まれたのもそうだし、死者ゼロ福島原発事故よりも深刻な被害が数え切れないぐらい出ている。あとなぜかみんな騒がないけど、放射能汚染よりも崩壊した建物からアスベスト汚染の方が危険かも知れない。

そういう意味でこれはもっと、もっと深刻な問題じゃないかと思うんですね。「原発やめれば少なくとも事故は起こらない」って考えが甘すぎるんですよ。原発やめれば原子力事故は起こらないかも知れない、でも別のところで起こっている事故を止めることはできませんし、被害全体を考えれば原発事故氷山の一角しかない。社会システム全体として、対津波対策を根本的に考え直さないといけないし場合によっては津波を被ることは諦めた上でその上で助かる方法を考えるようにシフトしないといけないかもしれない。そういう、極めて重大な問題だと思ってます

自然災害テロの懸念が限りなく低い土地原発を運営することを考えた場合、大きなリスクの一つとして"運営側の体質"が挙ると思うんだけど、ここが腐るのって日本特有なの?」「日本人には原発は向かない」のか「人類にとって原発オーバーテクノロジー」なのか、正直僕には分からずにいます。

個人的には「オーバーテクノロジー」ってのは意味不明だと思ってます。例えば原子力発電と音声認識では後者の方が圧倒的に実用化が遅いわけですが、後者を「オーバーテクノロジー」って言う人はいません。要するに「自分が理解できないもの」を「人類の手に余る」と言っているだけだと思うんですよ。人類全てがお前と同レベルの知識しかないと思うな、とそういう人に対しては思います。

で、大事故というのは基本的に人間系の欠陥がなければ起こりません。ここを見れば色々事例乗ってますが、チェルノブイリはもっとひどかったわけだし、JCOとか福知山線脱線事故とかは完全に人間系の問題、ドイツICE脱線事故設計時に安全が疎かになっていた例、だいたいなんでもそうですローテクだろうがハイテクだろうが人間系がダメならダメだし、人間系が大丈夫なら最悪の事態は避けられるはずなんです

となれば、うまく行っている例から学ぶ必要があると思うんですね。女川原発もそうだし、もっとすごい例で言えば地震直撃でも安全神話継続中の新幹線です。こういったところがうまく行っているからには必ずそれなりの理由があるはずで、原子力にかかわらず社会全体がこのあたりから学ぶ必要があると思う。そういう意味で個人的には、東京電力国有化後役員を全員クビにして、東北電力JRあたりの植民地にしてしまうのがいいと思ってます

追記

私は原発賛成派でも反対派でもありません。というかこの二分法は意味がないと思ってます。まともな人なら賛成派であれ反対派であれ

原子力を置換できるよりよい方法(省エネ含め)があれば脱原子力を進める、そうでなければ現状維持のままよりよい方法(原子力の改良・改善を含む)を探す」

というところには合意できると思いますし、後は何をもって「よい」とするかの議論なわけで、実は見た目ほど立場が違わないわけですね。逆に、これ以外の理由を持ち出す人は環境エネルギーはなくてトンデモ話やイデオロギーの話がしたいわけだから無視してよいでしょう、と。私はそういう実用的な立場です

本文中では、現存の原子力の安全対策を東電にやらせることが前提のように書いていますが、原子力の即時撤廃が不可能廃炉だって時間はかかります)な以上、短期的にやるべきことは既存原子炉の安全対策であることは議論の余地がないと思うのでその点には触れていません。原子力を維持あるいは拡大するにしたって、脱原発を進めるにしたって、その過程で福島の惨劇が繰り返されてはいけないことに異論はないと思います。

追・追記

原子力だけに問題を見ている人は視野が狭い」と言っているのに、原子力だけに注目して原子力危険か否か、ということを語り、それでなぜか批判した気になっているブックマークのなんと多いことか。もう疲れたのでその種のコメントには返信しません。

ブックマークにお返事(追記・削除両方の方向で随時編集します)

fantoms フェイルセーフ知らないのか? 失敗学DBを参照しておいて、最終的に人が大丈夫なら最悪の事故は防げるとか何を見てるんだろう。 2011/04/16

私が言っているのはものと人間と両方のシステムを頑健にする必要があるということで、人間系が頑健ならものが頑健でなくてもよいなどということではありません。あと、今回の事故フェイルセーフへの過信が原因の一つであることも認識すべきでしょう。フェイルセーフ機構が破れた際の対応策がなかったのだから

white_rose これはひどい こういうのは始末が悪い。ほんともう2、3機別の原発でやられないとわからないのかも。そんなことになってほしくはないけど 2011/04/16

ではどうせよとおっしゃるですか?原子力に関しては私は具体的には安全策の拡充をしろとしか言っていません。選択肢の可否はさておき、即時撤退であろうがはたまた拡大であろうが、それが必要なことに疑問の余地はないと思うのですが?本文中にも書きましたが、廃炉にするにも時間はかかるのですよ。

banraidou 災害 ヒューマンエラーゼロにすることは不可能なんだけど……「人間系の改善」を簡単に見すぎじゃないかなぁ。「2ケタの足し算」ですら、正答率をいつ何時でも100%にすることは不可能なんだぜ? 2011/04/17

ヒューマンエラーゼロにすることは不可能ですが、少しでもそれに近づけなければいけないことは明らかです。これは原子力に限った話ではないし原子力の存廃とは無関係にその努力が必要だと言っているわけです。現代ではどんどんシステムが大規模化しているわけで、そうなればなるほど原子力に限らず事故が起こった場合の被害は増大するわけですから。そして、理想に近い例として新幹線を挙げたつもりです

hamanako この論旨でもんじゅ事故自殺者が2人も出ていて、2人目の方が亡くなってから3ヶ月しか経っていないことに触れないのには驚く。視野が狭いのではなく目が開いていないよ。これこそ人間系とやらの破綻の象徴だろ 2011/04/17

おっしゃる意味が全く理解できません。まず、「今回の件」が「東日本大震災の件」であることは文脈上明らかでしょう。それに、自殺が深刻な問題であるのは確かですがどう考えても別の問題でしょう。

bobjoker んー?突き詰めると全体コストの問題だけじゃないかな。で、震災前まで入れてないで計算していた今回の災害コストを入れると原子力は割高。その数字で今原発を止めたほうが低コストなら止める、というだけ。 2011/04/17

いや、コストよりも安全性の方が大事に決まっているでしょう。それに、コストの議論をすれば自然エネルギーに逆風になることにお気づきですか。原子力コスト面で批判するのはよくありません。火力依存助長するだけです

kagakaoru オーバーテクノロジーについて。一定の確率事故が起こるときに、その被害が局所的であれば許容(自動車など)、その被害が全人類に及ぶようなものをオーバーテクノロジーと呼ぶのでは。原子力もんじゅはどうか? 2011/04/17

自動車は非局所的に普及していますというのはさておくとして、福島はおろかチェルノブイリですら、被害半径は全人類と呼ぶにはほど遠いです。放出された放射性物質の量からいっても、大気核実験の方がはるか有害した原子力事故の被害を誇張するのは当該地域の人のためにも、また冷静な議論のためにも有害無益です発電所事故に限っても水力発電事故の被害は甚大リンク先記事著者は反核活動家であることに注意)ですし、そもそも水力なんてダム建設時点で一地域を居住不能にしているわけですよね。

perfectspell 「安全係数高めれば大丈夫神話。なら東京原発つくれば? /確率下げたとしてダメージを負いきれるかという期待値の話。又は安物買いの銭失い。 2011/04/17

です。「安全係数高めてもダメだった」ことが「原発に限らず」深刻だ、という話です。なお、東京はそもそも地盤が悪いので原発は無理ですが、たとえば少し検索した結果ベルギーのDoel原子力発電所はアントウェルペンというベルギー第二の都市の対岸に建設されています。「東京原発を」という人はなんでそういうことを少し調べてみようともしないのでしょうか?

kyo_ju 原発, 増田, 味わい深い ululunさんのブコメへの返事で放射性廃棄物の問題をスルーしてる時点で結論ありきなのが見え見え。 2011/04/17

そういうデメリットを全部考えた上で原子力が得策かどうか考えましょう、という以上のことは言っていないわけで、なんでそんな下司の勘繰りをされなきゃいけないんだか。あなたたいに人を敵と味方に簡単に二分する人のことですよ、「イデオロギー」の話がしたいのだというのは。だいたい放射性廃棄物の問題を「スルー」なんてしてないでしょうに。もう一度よく読みなさい。

TakamoriTarou web, 論説 全部グッチャグチャにして同レベルで考えるようだけど、それって同レベルで語れるものなの?複雑に絡み合ってる問題を単純化して各個撃破しか実務では解決できないよ。特に今は全体を語れるほど整理も終わってないし 2011/04/17

「今」の話ではなく中長期的な話をしているつもりです。また、「同レベル」で語らなければなりません。実際、我々がどうやってエネルギーを得るか(またはどうやってそれを節約するか)という意味では同レベルなのだから。個別の問題と「戦略」を混同してはいけません。

メタブクマから)TakamoriTarou web, 増田 レス読んで優越感との意味がわかった。増田は「理想を語る技術者」に陶酔してるんだ。森の未来を語る理想論だが木のために今何をするかには興味がない的な。だから現実改善を考える現実論者と話が咬み合ってない 2011/04/17

います。「興味がない」のではなく「わからいから言及しない」です原子力工学土木工学地震学についてはそれぞれの専門家に聞くべきです。あと、何を「現実論」とお呼びかは知りませんが、正しいかどうかもわからない認識に基づいて部分最適化を求めるのが「実務」だとのご意見には到底同意できません。少なくとも私はそんな姿勢仕事をしていません。

carrotsword 分野違いの技術屋って要するに素人ってことでしょ 2011/04/17

います。例えば眼科医や整形外科医でも素人よりは例えばインフルエンザのことははるかによく理解しているでしょうし、「診療科を問わず病気全般について言えること」については発言権があるでしょう。そういうものだとお考え下さい。

lucky12345 引用元が消えてるから引用してる部分だけから判断するに「オーバーテクノロジー」の意味誤解してるよ。人類が安全にコントロールしきれる技術かどうかって意味だろ。音声認識でそう言わないのは危険性がないからだろ 2011/04/17

同じことの繰り返しになりますが、「安全」の程度によります。「絶対安全」を求めるならばすべての物がオーバーテクノロジーになりますチェルノブイリを基準にするなら、たとえばBP原油事故水俣病も同等と思われるので化石燃料関係も無機材料関係も全部オーバーテクノロジーになります音声認識というか生体認証も失敗すればテロ犯を入国させる可能性があるのでこれもオーバーテクノロジーでしょう。要は「オーバーテクノロジー」という言葉情緒的なもので内容がないんですよ。

anon42 民間企業より国営のほうが安全になるってのは,どういう理屈なんだろう.そういう例があるの?利益追求の結果安全性が損なわれたというなら,安全確保が利益につながるような仕組みを作ることのほうが近道だろう. 2011/04/17

この点ですが、「国の管理下にあれば安全性が高まる」という議論は私も正しいと思っていません。単に、東電はこのままだと破綻だろうからハゲタカの手に任せるよりは政府が介入すべきではと思っただけで、別に「国有化」はそこまでこだわる部分ではありません。

flowing_chocolate 原子力, 技術 いくら原子力工学がしっかりしてたとしても、それ以外のどこかに穴があれば全てが破綻することになる、という話。政府運用者、一般人邪魔する勢力はどこにでもいるし、おそらく破綻へ導いている自覚もない。 2011/04/17

前半に関してですが、今回の場合原子力工学」も津波対応できなかったという点で「しっかりしていなかった」と言えますこの記事を見る限りおそらく、「ある分野でパラダイムシフトがあったときそれが隣接分野に浸透するまでには時間差がある」という現象の罠に落ちたようで、そういう意味で「時間切れ」だったのでしょう。同様のことが原子力に限らず起こっており、それが「地震学・土木工学の全面敗北」と書いた所以です。後半部については全く同意で、原子力関係者非人間化して金の亡者のごとくに叩く一部風潮は一時的なカタルシス以外の何も生まないと思います。大事故を起こす人は油断こそしているかもしれないが、悪意の人ではない、だからこそ恐ろしいのだともっと認識されるべきですね。

moilin 事故には多かれ少なかれ特異性がある。今回の事故原子力に関する問題がその特異性の大きな部分を占めるので(ヒューマンエラーとか一般的な事故論と別に)、これを特に切り分けて論じることもまた必要なんだよ。 2011/04/17

それ「も」必要でしょうが、そういう技術的詳細ならなおさら専門家の領域でしょう。素人が語るべきことではありません。一般人の視点では一般的な有害物質飛散事故です

kunioya JR新潟県中越地震脱線しても運よく止まった例を今回、緊急地震速報で生かした。「誤魔化す」文化と「改善する」文化の違いだろう。 2011/04/18

まさに東京電力についてはその「文化」がキーワードだと思ってます。一番大事なものは「安全」であるという認識のもと、「危険予知」「改善」という当たり前のことを日頃から行っていれば「全交流電源喪失」という古典的な問題の対応策は当然とっくの昔に立てられ、訓練が積み重ねられていたはずです。そのあたりの体質改善からやり直しでしょうね。

tatsuzawa 今回多くの周辺住民に避難を強いているわけだけど、例に挙げられた他の技術はそういう必要はない。アスベスト新幹線は個人の選択で回避できるし、津波はそうではないが人の手によって被害地が決まるわけではない。 2011/04/18

@tatsuzawa まあでも全体の合理性を優先して、人権問題たいなのはどうでもいいと思っている人は結構いることが今回の事故でわかった。

それを被災地の人に言ったらぶっ飛ばされますよ。というか16年前に阪神間に住んでいた者として言わせてもらう。ふざけるなアスベスト勝手建物に降って湧いたとでも思ってるのか?地震が起こった瞬間被災地からワープして脱出しろとでもいうのか?それとも当時12歳のガキだった俺の自己責任ということで全てお茶を濁すつもりなのか?ふざけるんじゃないよ。原発で作られた電力を使っておきながら、他人事たいな顔でなにを白々しい文明恩恵に浴するということは漏れなくリスクを負い負わせることだと知れ。少しは自分加害者だという自覚を持ったらどうなんだよ。原発さえ血祭りに挙げれば清く正しく美しい生活が送れますだと?現実を舐めるな。

2011-04-15

http://anond.hatelabo.jp/20110415200929

からだが、車種とか要素が色々あるのに、自動車で人括りに出来ないだろ。

 

危ない不良整備といわれている中古車かって、怪しいと言われる整備会社に出したりしてた。というケースと。

有名メーカーの、大衆車買って、そこそこ二の整備会社にだしてました。っていうケースは別。

 

福島女川建築基準を見比べると、

土地の条件が、福島のほうが良くないが、福島以外に土地がなかったからという理由で、

今おきている暫定基準とかと同じように 基準引き下げたんじゃない? とか、言われそうなところは色いろある。

 

逆に、じゃぁ、どうすんだよ?って解答も 当時は今より科学技術力が低かったという背景も考えて

 

そこを言うよりも、今後どうするかに力を使おうということで、いいと思う。

2011-04-13

原発地域振興のマストアイテムじゃない

福島には原発が必要だった - 夢の中ではうまく歌える

福島に、日本のあちこちにあるビンボーな地方に、原発が必要だったわけじゃない。

強力なカンフル剤としての役割が期待できるものだったとしても、少なくとも福島地域振興の手段がそれ(=原発)でなければなかった理由などないはずだ。

から地域振興を原発存在意義にすべきじゃない。

たぶん、かつてのお国や県のエライさんたちはそう言ったんだろうけどね。

上記のエントリを書いた人は原発のある県にいながら、数年前までそのことについてほとんど意識したことがなかったらしい

たぶんこの人自身は原発を受け入れた自治体の人じゃないんだろうから仕方ないかな、とも思うし、安全だとしつこく刷り込まれたとしても不思議でないが、それにしてもこの人は無邪気だ。例えば原発のある町長の歓迎コメントを引いて、

プルサーマルでこうなのだから原発設立当時はもっと歓迎されたのではないかと思います。

って。町長が歓迎しているんだからイコールそれが町民全体の総意だ、って。そんなおおざっぱな視点でこれまでの40年間のアレコレを総括するな! といいたい人は、沢山いると思う。少なくとも福島同様古くからある原発のお膝元で20年近くを過ごした自分は、ちょっと涙出そうだった。

ただ、それにもかかわらず、この人は実に率直に自分の態度の変転をあらわにしたと思う。皮肉はない。増田しかコメントできない自分と比べれば、この人の方が肝がすわっている、と素直に思っている。

から、個人攻撃のために書くのではない。書いてある内容に対しての反論だ。

http://anond.hatelabo.jp/20110413125828

今回の選挙結果までは知らねーよ。

二大政党制でいきまーす」ってアナウンスしたら第三勢力に票が入らなくなるわけでもないだろが。

しかし、政権交代した当時は明らかに二大政党制が目標だったし、

海外の評価にしても「一党独裁を改めたことに意義がある」という論調だっただろ。

次回の衆院選ではおそらく高確率自民が勝つだろう。

しかし、民主与党経験から以前ほどぶっ飛んだことは言わないだろうし、

その次に民主党がまた勝つなら、今回以上にスムーズ政権交代するだろう。

それを何度も繰り返して二大政党制は成熟していく。

自民一党独裁に戻る可能ももちろんあるけどな。

2011-04-12

ずっと昔、まだ子供だった頃、私は自分が住む県に原子力発電所があることを知った。

「お父さん、原子力発電所って怖くないの?危なくないの?」

「安全ということにはなっているけどねえ・・・ホントのところはよくわからいかもしれないねえ」

「でも電気がなかったらテレビが見れないからぼくも困るしなあ・・・原子力発電所に反対している人は、電気がなくなっても困らないのかなあ」

「あそこで作っている電気は、全部東京のほうの人たちが使っているから、実はあの発電所がなくなっても、このあたりに住む人は困らないんだよ」

「ええっ、じゃあ自分たちが使えない電気のために、ぼくたちはちょっと怖くても危なくても我慢してるってこと?なんで?なんでぼくたち、我慢してるのに、あそこの電気使えないの?」

東京のほうが人がたくさん住んでいるから、電気もたくさんいるんだよ。だから福島発電所を作らせてくださいって、頼まれたんだ。あの発電所はそうやってできたんだよ」

「ふーん、頼まれただけで、怖くても我慢したんだ?」

お金がなくて、働きたくても働けない人がたくさんいるような場所では、発電所ができれば、それだけみんな助かるんだよ。お金ももらえるし、働く場所ができるしね」

「なるほど、よくわかったよお父さん」

私は心から納得して、うなずいた。


金のある人間は、自分の出した糞を他人任せにできる。

そのことを私は、小学校に上がる頃には、もう学んでいたと思う。

私が住んでいたのはとにかくとんでもないど田舎で、地元人間ほとんどは、ペンションとか民宿とか土産物屋とか、観光で飯を食っていた。

「えー嘘でしょ、このへんて民放が2局しか映らないんだ、ありえなくないー?」

「買い物行きたくても店がねえよ。よくこんなとこに住んでいる奴らがいるよな」

「夜まっくらだわマジで。おかげで星は綺麗だけど」

「あ、みてみて、子供だ、田舎子供がいるよー、あの子とかほっぺた真っ赤だ!」

観光客というのは、そんな風に好き勝手なことを言ってこちらを指さして、けたたましく笑う人種で、正直いけ好かないと思ったことは何度何度何度もあったが、なにより彼らはありがたくも私達に金を落としてくれる存在だったので、にっこりと笑って愛想良く対応するのが地元人間の義務なのだということを、私は小さい頃から叩き込まれて育った。


私達の通う小学校には、[ゴミ拾いの日]があった。

その日、私達は軍手をはめ、ゴミ袋を持って、ジャージ姿で地元観光スポットに向かう。観光客のために用意された「豊かな自然に包まれて森林浴を楽しめる美しい散策コース」に転がっているゴミを拾わなくてはならないのだ。

空気も水も緑も、自然は確かにしいが、そこに落ちているゴミは汚い。カラフルな空き缶や、菓子の空き箱なんかを拾うのは、それほど辛いことでもないが、べっとりと食べ残しがこびりついた弁当の空き箱やアイスクリームの容器や湿って黒い液がにじみ出ているタバコの吸殻は、軍手越しとはいえ、触るのも嫌だった。

一番気が滅入るのは、木々の間に白っぽいものが広範囲に撒き散らされているのに気づく時だ。白っぽいものというのは、つまり大量のティッシュで、その下にはたいてい、大便かゲロが隠されている。我慢してティッシュを拾ってもその下からゲロや糞が出てこない時があって、当時はずいぶんほっとしたものだが、数年経って初めてコンドームを見たとき、同じようなびろびろしたゴム製品をティッシュの下から拾ったことがあるのに気づいて、あれは青姦の跡だったんだと知った。


私はゴミ拾いが嫌いだった。嫌いだったけど、これは誰かがやらなくてはならないことだとも、思っていた。

そして、誰かがやらなきゃいけない汚れ仕事ををやる羽目になるのは、金がないほうの人間なんだということも、よくわかっていたのだ。

だってしょうがない、ゴミを捨てる奴らにはにっこり笑って愛想よく振舞って、ゴミを必死に拾い集めて、そうやってやっと、私達は金にありつけるんだから


観光客東京のほうからやってくる大事なお客さん達、というのが私の認識だった)は多分みんな、自分たちが撒き散らかしたゲロと糞と精液を、子供たちが始末することになったなんて知らないし、知りたくもないだろう。

彼らが覚えているのは、自分たちの楽しい旅行の思い出だけで、気軽に捨てたゴミのこと、指さして笑った田舎子供たちのことなんて、綺麗に忘れてしまっているだろう。

糞を人任せにするというのは、そういうことだ。


だけど出した糞を任されたほうの人間は、決してそれを忘れない。少なくとも私は、自分が拾ったゲロと糞と精液のことをしっかりと覚えている。


から私は、原子力発電所という、どうやら怖くて危ないらしいモノが福島にあると聞いたとき、ホントに心底納得したのだ。

金がないってのは、そういうことだよな。

本当なら近寄りたくもない、悪臭ぷんぷんの糞でも、金が貰えるなら拾い集めて握り締める。

多分それは[取引]だと言われる。もしかしたらその取引は不公平なものだったってことが、後になったらわかるかもしれないけど、その時は[お互い様]だったと思われるだけだろう。

私はそんなのはちっともお互い様とは言わないんじゃないか子供の頃から思っていたし、今も思っているけど、それでもきっと、どうしようもないことなんだろう。

なんせ金がないんだから

私の生まれた場所には、生まれる前から原子力発電所があって、正直それが嫌で嫌で仕方なかったけれど、でも多分、そうやって糞を拾い集めて金にありつかなければ、私は生まれることも育つこともできなかったのかもしれない。

ただ私は、他人の糞を任されて生きるのは嫌だった。


今私は、関東に住んでいる。

東京に憧れがあったわけじゃない。私の育った場所には金もなくて仕事もなかったからという、ただそれだけのことだ。

結婚した。相手は関東人間だ。友人のほとんども、関東に住んでいる。


震災の後、原発事故が起きて、毎日何もかもどんどん悪化していくばかりで、だけど私はなんせ関東に住んでいるから、仕事も家もなくならなくて、普通に生きてる。

時々、地元友達電話で話す。

「もうダメだよ、宿泊の予約は全部なくなったよ」

中学で同級生だったそいつは、ヘンに明るい声を出していた。

「今年が終わる頃には、何人か首くくるんじゃないかなー。俺もね正直、ペンション建てるのに組んだローン、どうすればいいかわかんないしね」

なんでだ、と思う。あの原発で作られた電気を、お前は使っていなかったのに。


あの原発で作られた電気を、使っていたのは私だ。

大学に行くために家を出て、それからずっと関東で過ごしていた私は、毎日毎日電気を使いながら生きていた。

無駄いし電気も、たくさんあった。その電気がどこで作られているかなんてことを、私は考えもしなかった。


子供が生まれたら、私は時々、田舎に連れ帰るつもりだった。自分遊んだ場所で、遊ばせてやりたいと思っていた、でもダメだ、もうできない。

子供のほうが放射能の影響は強く受けるんだから

私は未だに甲子園では福島学校を応援する。だけどきっと私の子供福島学校を応援することはないだろう。


私はやっと、自分が糞を人任せにする人間になっていたことに気づいた。

からたぶん、私の生活は変わらないんだ。家も仕事家族も失わずに、生きているんだ。


涙が止まらない。

喜べばいいのかもしれない、もう私は他人の糞を握りしめて生きる側の人間じゃなくなったんだから自分が他人に押し付けた糞のことなんて綺麗に忘れてしまえばいいのかもしれない。


これからどうすればいいかからない。

ただ、涙が止まらない。

http://anond.hatelabo.jp/20110412211035

頼むから、もうちょっと論理的に思考し、文を書いてください。

この新聞記事を読んだ当時、私は複雑な思いを持ちながらも、できることならやめてほしい、と思っていました

双葉町は交付金を福祉・教育と、債務返済に充てる予定でした。それほど町の財政は悪化していたのです

しかしそれでもどうにかやめてくれないか、と願っていました

財政が悪化していたので交付金をそれに充てるという用途があったんですよね。

これは「必要だった」と言います。

あなたが複雑な思いを抱いていたとか不安だったというのはただの感想

たとえば私は今、健康状態を悪くてしていて食後に処方薬を飲んでます

面倒だし胃にもよくないので、楽しい気分ではありません。これは感想

楽しい気分ではない」ってことと「必要か否か」は別のことです

私には薬が必要なので飲んでます感想としては嫌です

原発は必要ありませんでした

首都圏のために電気を送って、その代わりに様々な恩恵を受けました

からといって今回の事故を許してはなりません。

結果的に悪い方に転んだっていうことと

「必要あったか否か」は別の話です

今回の事故を許してはいけないということと

「必要あったか否か」も別の話です

わかりますか。

もちろん、こんな結末が待っていると知っていたら、もっと強硬に反対していたでしょうし、推進派の意見も変わっていたでしょう。

そりゃあ、必ず事故が起きると予知できていれば誰だって反対しますし、

推進派だって反対するに決まってますあんたはアホですか。

んなこと言って何になるんですか。

あんたアホですか。

でも、分からなかった。

未来のことがわかるようになったら連絡をください。

宝くじの番号とか災害情報とか聞きたいです

福島には原発は必要なかったんです

40年前から、あの日あの時までずっと。

交付金をそれなりに受け取って有意のことに使ったんでしょう?

それは「必要あった」と言います。

そのことについて結果的に今は後悔しているだとか、

今後は二度と御免だとか、

それは過去の必要とはまったく別の話です


まとめましょう。

福島原発は必要でした

仮にも日本民主主義啓蒙国家なので、ソ連中国北朝鮮とは違います。

必要としてる人がいなかったなら建ちません。


結果として酷い事故が起きた。

リスクの悪い方にぶち当たった。

リスク計算は正しかったのかよ」とか「情報に嘘は無かったのかよ」とかそういう追及は大いにやるべきです

原発も大いに結構ですが、

ポエジーな感情過去の動かぬ事実を交換するのはやめましょう。

福島原発は必要でした

少なくとも事故ときまでは。

フォルダ整理をしていたら

深い深い階層記憶のないフォルダを見つけた。

中を見たら去年の離婚騒動の証拠ファイル一式だった。

メールやら写真やら何やらがごっそり。

忘れてた。。。

一年たって新しい彼女もできて、いやな思いは薄れてきた(と思っていた)はずなのに

なんかもう涙が出てきた。

・・・で、当時直視すら出来なかった証拠メールを読んでたらふつふつと怒りがわいてきた。

去年の今頃の自分の状態やらも思い出して、なおさら。

こっちは浮気を疑って心労でぶっ倒れてたってのに、

よくもまぁのうのうとこんな内容を、と。

今も奴と暮らしてると考えるだけで腹が立つ。

さっさと慰謝料払い終わってくたばれ!

・・・あー、すっきりした

離婚相談からその後のメンタルケアまで・・・増田、サンキュ!

2011-04-10

福島第一原発関連の全容解明って出来るのかな?

今後の為には責任追及もいいけど全容解明の方が重要な気がする

悪者探しの方は週刊誌とか色々なメディアが色んな人を吊し上げて叩きまくるだろうけど

何でこんなに想定の甘い施設を作って放置されてきたのか?とか

発生から原発官邸東電の内外で何が起きてたのか?とか

政治家とか官僚とか利権の絡んだ昔の話もちゃんと解明出来るのかな?

作った40年前当時の事なんてもう闇の中だろうし、与野党議員原子力業界責任押し付けあったり隠したりするよね

こういう時に政治圧力に左右されない独立検察官たい制度とか

司法取引とか証人保護プログラムとかアメリカっぽい法律あったら徹底的に調査出来たのかなーってアホの子なりに思うんだけど

キーマン自殺して適当にトップが辞任して税金が大量に注がれて終わりとか絶対辞めて欲しい

http://anond.hatelabo.jp/20110410033602

それは書こうか迷ったけどあるだろうね。

ただ、いずれも当時の支配者の娯楽とまでは言わないけど、

出世欲や名誉欲など 個人的欲望で動いていた印象はぬぐいきれない

例えば、豊臣秀吉文禄・慶長の役

逸話では 明への侵略が目的朝鮮侵略はその足掛けに過ぎないという説もある。

どう考えても打算的な戦略もない馬鹿げた説なんだが

当時 家康もまだ台頭しておらず、それを止める勢力もいなかった為、

秀吉の最期の愉しみで出兵したというのも あながち間違っていないと考える学者もいる

どこまで本当か知らないけど、個人的欲望で動く衝突は何回かあるだろうね。

ただ、日清戦争第二次世界大戦のように自国の利益や生き残りを掛けた

欧米的(戦争利益を生み出すよう)な侵略戦争はあまり見られないと思うよ

「騙されてた」わけじゃなくて「目をつぶってた」のが申し訳ないと思う件

斉藤和義の例の歌のurlが、TL上にずらっと並んで、

電車に揺られてたのでちょうど時間があってすぐ聴いた。

なんか気分悪いなーと思って、さっきまでその理由を考えていたのだが

なんとなくまとまったので、増田書き逃げしておく。

1980年代の初め、小学生だった私は学研の「学習」と「科学」を買ってもらっていた。

あの頃、周りの小学生のだいたい1/3ぐらいが、学研のおばちゃんに「学習」や「科学」を届けてもらっていたのではないかと思う。

当時科学」の裏表紙、表4の広告には東京電力と思われる原子力の記事広告がよく載っていた。

原子力空母日本に寄港するのはよくない云々、などのニュースが流れていたり、

学校の図書室には「はだしのゲン」があって「きもちわりー」とか言いながら読んだりしていたし、

国語教科書には、必ず一編は「原爆」をテーマしたものが掲載されていたりしていた。

要するに、1980年初めの千葉県の公立小学校に通っていた私は「核=悪」と思っていた。

から、親も推奨する数少ない雑誌学研科学」に、それも目立つ裏表紙に「原子力素晴らしい!」って書いてあるのは何か変。

どっちが正しいことなんだろう?と疑問に思っていたのだ。

そこでたぶん10才ぐらいの私は父に聞いてみたのだ。

原子力原爆なんでしょ?違うの?怖くない核ってあるの?学校と「学研科学」どちらの言い分が正しいの?」。

それが東京電力の”広告であることなど、小学生に理解させるのは無理だろう。馬鹿だったし私。

でも父はそれは実は広告というものである、ということ、それから

それが広告であれ中に書いてある読み物であれ、テレビニュースであれ学校先生であれ、

人が話していることが必ず正しいことを言っているわけではないこと、

いろいろな人がいろいろな立場でものを考えているのが、この世の中であるということ、

人の考えをよく聞いて、自分で何が正しいかを考えることが大切だということを、教えてくれた。

父がかなり苦労していたのは子供心に分ったので、鮮明に覚えているのだ。

そういうわけで、私はべつに東電に騙されていた訳じゃない。

でも、チェルノブイリ事故の時でも、まだ選挙権はなかった。

清志郎が歌ったように37ケだった原発も、その後まだ増えたらしいが、選択権がないのだからしょうがない。

その後バブル景気があってバブル崩壊して、新党ブームなんていうのもあって、

その頃がようやく選挙権が行使できる年齢になったころで、

原発とかはなるべく嫌だなぁと漠然と思ってはいたけれど、選挙権を得た時には

55年体制とやらも自民の一党支配とやらも、なんかもう形にはなっていなかったと思う。

原発反対!って言えるタイミングは逸していた。

大学左翼運動の人も見かけたが、どう考えたって胡散臭いしか思えなかったし、

私の周りでは、成績優秀者で「官僚になりたい」「政治家になって世界を動かしたい」なんていうのは

ほとんどいなかった。

まれに居ても、官僚になりたい子や政治系の活動をする子の方が、頭が残念な子が多かった気がする。

まぁこれは私見ですけれども。

私は大人になり、今となっては悔しい限りだが政治選挙などに関心が無くなっていた。

それは本当に後悔することではあるけれど、私が選挙権を得た時にはもう原発たくさん建ってたんだよ。

少なくともチェルノブイリ事故があったときに、選挙権があった大人たちは、

どうして止めてくれなかったんだろう?

ちなみにwikipediaによると斉藤和義さんは1966年生まれ。チェルノブイリの時には20才。

彼は本当に今まで、ずっと騙されていたんだって言うのだろうか?

私に選挙権が回ってきたときには手遅れな時期だったけど、それでも「騙された」なんて思えないけど。



父は団塊の世代よりも10は年上で、共産党員でも社会主義革命を目指した人でもない。赤旗は毛嫌いしていたのでたぶんそう。

でも、選挙のたびに必ず共産党の人に票を投じていた。

それについても「お父さん、日本共産主義国になればいいと思っているの?」と聞いたことがある。

共産党に票を入れるのが、今に問題があるということの意思表示からだ」

「お父さん、白票とか選挙ボイコットとかじゃだめなの?共産党ってなんか恥ずかしくない?」

白票選挙に行かないと、意思は示せないのが今の法律から、行くんだよ」

私はノンポリを気取っていたけれど、何回かの選挙では「反対票」を入れてきた。まぁ効果はなかったけどね。

私は、大人として何をすればいいかなぁ、と思いを巡らせていた。3日間。

少なくとも急ごしらえの反原発ソングを歌うことや、学生ノリのデモに参加することや、

twitterで「石原に入れないようにしようぜ!」ってつぶやくことじゃ、なさそうだ。

とりあえず明日選挙に行って、正当に数えてもらえる票を入れてくること。

そのあとは、名残の桜を見にいく。

今でも連絡がくるんだけどなんで?

同棲してた彼からいまだに連絡がくる。どうして?

別れて2年が経ちました同棲してたのは一年間。付き合ったのは二年半。

当時自分は若くて、彼に甘えっぱなしだった。

それがいけなくて、いろいろなタイミングが重なって別れた。

そして今、彼には彼女がいる。私と付き合っているときに出会った女の子だ。

あることが起きて大げんかした過去がある。

私と彼が別れて半年後くらいにその子と付き合い始め、そのときそれを知った私は

彼を許すことができなかった。

邪魔してごめんねって思った。

だけど今は幸せそうにその子と付き合ってて(たぶん)、よかったねって思うけど

はいまでも時々私に連絡をしてくる。

その子はすごく私を気にしていて、すごく嫉妬しているらしい

なのに彼は、それでも私に時々連絡をしては

「だいじょうぶ?元気にしてる?」

って気にかけてくる。

どうして?

どうして震災の日もすぐにメールくれたの?

私のことをかわいい妹だと思って心配してくれているの?

昔体調崩したから

まあそんなに深く考えて連絡してるのではないと思うけど。

男の人の心理がわからないー。

2011-04-09

一番辛い人

震災津波被害に会い、今も父親の行方が不明な友人がいる。

発生直後は落ち込んでいたが、最近ツイッター上でも誰より明るく振舞っていた。

数日前、父親の知り合いで助かった人から津波当時の様子を聞いたという話をスカイプで聞いた。

時も過ぎているし状況から考えても、もうおそらく難しいだろうと。

「これだけたくさんの人が亡くなったんだから仕方ないよね!覚悟はしてたし!」

と明るく話す彼女にかける言葉が何も出てこなかった。

その場にいた皆が同じ気持ちだったと思う。

彼女は「ごめん、変な空気にしちゃった!!元気出さなきゃね!!」と明るく言い、黙ってしまった皆を励まそうとした

地震後しばらく避難所で生活し、他の家族の安否もわからない状態になっていた彼女

津波後の町に降り立ち、父親の行方を探した彼女

電話攻撃を受けたり、宗教勧誘につきまとわれたり、被災後にも人災を受けた彼女

どれだけ泣いたんだろう。どれだけ不安時間を過ごしたんだろう。

一番辛いのは私達じゃない。慰められている場合はない。

彼女を、被災地人達を元気付けるのは私達。

私は涙声をおさえながら、慌ててはてブ人気エントリーにあった癒し動物写真URLスカイプチャット欄に貼った。

情けない事に他に何も思いつかなかった。

「わー!かわいい~癒される~」

彼女言葉で、また泣きそうになった。




4.10追記

はてブコメント見てハッとしました。そうですね、一番とか相対で考えるのは良くないですね。

そういう考え方をして無理をするとますます辛くなってしまいますよね。

はいえ、タイトルつけてしまったのでこのままで。

後日談なのですが、「今は何もしたくない」と彼女が泣いていました

彼女は1人暮らしをしていてそちらの被害は少なかったので生活場所は確保されているのですが、「だからこれぐらいは出来るだろう」と、周囲の人間から色んな頼まれごとをされるそうです

でも、そんなに色々な事を出来る程、今の彼女に余裕はないんです

出来ないと断ると「役立たず」と言われるそうです。ひどく勝手な話です。でも周りの人々もおそらく手一杯で心の余裕もないのでしょう。

皆が大変で自分はまだマシな方なのに何も出来ない、と自分の事を責めていました

私は「今は自分の心を守る事だけを考えるように。無理をして動けなくなっては意味がない。出来ない自分自分から愛してあげて。動けるようになってから動けばいい」というような事を彼女に伝えました

私が彼女に出来る事はスカイプで話を聞いたり、URLをはったり、言葉をかけてあげる事くらいです。それ以上彼女に何もしてあげられない。彼女に代わってあげる事も出来ない。

私は私に向けられる無力感でこのエントリーを書きました

でも今は私自身もそれでいいと思う事にします。彼女や被災した人達にしてあげられる事を考え続けて、出来る事を見つけ次第、行動するよう心がけようと思っています。

ひとつ、これを読んだ人にも考えてもらえればと思っている事があります

震災関連に関わらず、自分より出来ない、弱い、考えが違う人がいた時に、相手を責めないようにしてあげてほしいです

相手の方が自分より辛くなさそうだから、だからといって相手が余裕があるとは限らない。自分ができるから相手ができるとは限らない。相手は相手の理由があって自分とは違う考え方をしている。

目の前に見えているその人と、実際のその人にはギャップがあるかもしれない。とても沢山の何かを抱えているかもしれない。無理をして明るく元気にふるまっているかもしれない。

自分が言った一言が相手にとっては致命傷かもしれないという事を忘れないで誰かと接していれば、「役立たず」なんて言葉は出て来ないと思うんです

どうか、優しさを。

日本復興への課題(1/3)

以下は、私がmixiの「友人まで公開」日記に載せたものが元になっています。読みづらい箇所や語調の不統一などもあるかと思いますが、最後まで読んでくださると有り難いです。

妄動する英雄主義者たち

ソーシャルメディアの弊害

2011年3月11日東北関東大地震発生。ソーシャルメディアブログからSNS、そしてツイッターなどマイクロブログと一般に広がっていきました。今回の大震災、特に福島原発事故での情報においてツイッターの果たした役割はどうだったでしょうか。本来は正確で偏りのない一次情報が期待されるソーシャルメディアなのですが、実際には超強力な

デマ拡散装置

として機能してしまったのです。911の時は正確な一次情報を伝達したソーシャルメディアが、311ではそうなりませんでした。それどころか、従来マスメディアと同様に嘘、偽り、大げさ、憶測に基づいた情報が即座に、それこそ秒単位で拡散し、人々を不当な恐怖に陥れたのです。

極めて鋭い分析。震災発生から10日後の記事ながら、以後その通りに事態は推移している。

ネット上でウワサがはびこるのは、現状が正確に伝わっていないことが一番の原因のようだ。直接足を踏み入れると、ネット上の情報とは大きく乖離(かいり)した現実があった。

有力者たちの妄動

顕著なのは次の一例。

片山善博総務相は3日のNHKの番組で、東日本大震災日本赤十字社に届いている義援金被災地への分配について「政府で何らかの目安をつくり、早めに配れるような基準を示したい」と述べた。日赤と関係自治体間では調整に時間がかかるため、異例ながら政府が差配することになった。片山氏は「本来は自主的に民間団体や関係県で配分額を決めるのが一番よい。政府の介入はできるだけ避けたい」と述べながらも、「青森県から千葉県に至る被害があり、(当事者間で)どう配分するかは非常に難しく、うまくいかないようだ」と指摘した

本来は赤十字と各県の当事者協議し分配すべきだが、被害地域が余りに広汎なのでそれでは時間が掛かる、だから政府が分配に介入する、というもの。義捐金がなるべく早く分配されるようにするための、被災地のための措置だ。しかし、これを影響力のあるバカが曲解し、曲解が拡散した

56万人のフォロワーを有する宇多田ヒカルのこのツイートを、100+人(数万人!?)がリツイートし、数十万人の目に触れた。そしてこれをネットメディアまでもが取り上げ記事にした

ここまで拡大すると、バカの連鎖はもう断ち切りようがない。そして、フォロワー100万人を有する孫正義の発言はより有害だった。

100億円の寄付は立派だったが、これは最低だ。自分が影響力ある素人であることを自覚せず国民を煽動するのは、百害あって一利ない。素人感覚の政策提言が如何に危険かを、国民はこの1年半で民主党から学ばなかったのだろうか。

自分の頭で考えることなく、音楽家原発に反対することが使命だと勘違いしている、最も滑稽な例。

上杉隆の愚行

追求のための追及

現在も盛大に進行中の流言飛語は壮大な共同犯罪であり、誰か一人の主犯を特定することは出来ない。しかし、少なくとも最大の元凶の一人は間違いなく上杉隆だ。

27日の東電記者会見で、3号炉についての資料が配られたときに、私はプルトニウムについて書かれていなかったので、おかしいなと思い「3号炉でプルトニウムについて検出されていないというのは本当ですか?どのくらいの期間、検出されていないのですか?」と聞いてみました東電は「検出されてない」と回答したので、「もしかして検出していないんじゃなくて、測ってないのではないですか?」と確認したところ、うわっとなって、結局、測っていないのでもなくて、そもそも計測機を持っていないということがわかったのです。

記者会見では、何でプルトニウムについての記載がないのかを東電広報担当者記憶していなくて、咄嗟に「検出されてない」と答えてしまったが、よくよく調べたら計測していなかったということだろう。嘘と言えば嘘かも知れないが、大した問題ではない。

東電の社長はどこにいったのか?ということですね。〔…〕会見では嘘をついていたんですよね。前々から入院という噂は出ていましたが、実は過労で休んでいた。今度は、それを入院と偽っているという。全部、ウソ。これらが象徴的ですね。

社長の所在がそこまで大問題だろうか。

数日前の深夜、Ustream東電記者会見生中継を見たが、完全に糾弾と吊るし上げの場になっていた。記者たちはネチネチと追及し、東電は平謝りという構図。東電戦場にいるようなものなのだから、資料の記載漏れとかその場でパッと答えられないこととかは、幾らでもあるだろう。それをああも糾弾されたら、東電が極めて臆病になっても無理はない。臆病になればついついその場凌ぎの受け答えに逃げたくもなる。上記の2つの事例については、そういった背景も考慮すべきだろう。

海外メディアの盲信

地震が起きた後のその早い段階で、政府メディアは「安心、安心」と言っていましたが、私は、2日目にメルトダウン可能性がある、と言いました。なぜならば、当時ニューヨークタイムズワシントンポストメルトダウン可能性があると書いていたし、フランス新聞社イギリスのBBCもそう言っていた。だからメルトダウン可能性もあるから最悪の事態を想定して対応するべきだと言った。

今回、海外メディアがどれほどデタラメだったかは以下の記事を参照。

次の記事はまとも。ただし画像は不快。

閑話休題上杉批判の続き。

避難地域も指定していなかったから、30kmまで広げるべきだと言った。実際に、大丈夫だったら、範囲を戻していけばいい。しかし、政府は逆をやっている。だから、これはおかしいからやめた方がいい、と言い続けた。

避難指示には効果と弊害があるため、避難区域の設定には慎重でなければならない。住民の健康被害を予防するためにやや広く設定すべきだが、余りに広く設定し避難する必要のない人まで避難させると、徒に不安を煽るだけでなく農工商などの経済活動に打撃を与えることにもなる。

リスク管理イエスかノーかでやっちゃいけない。絶対安全を求めると、むしろ全体のリスクが増大することがある。一つのリスクを減らそうとすると、別のリスクが出てくる。だから異種のリスク定量的に評価して、その間のバランスを、ほどほどのところに求めるってのが、リスクベネフィットの考え方なんだよね。

避難範囲の設定

それでも結局、避難区域が、2kmから3kmになり10kmになり20kmになり、そして30kmになった。アメリカは50マイル=80kmの避難指示を出しているのに、日本人は今のままで大丈夫だと言う。この件については、一週間前に、一度、枝野長官に質問したんです。「日本では避難区域が30kmですが、他の国は80kmと言っています。これでは30km~80kmに住んでいる日本人不安になるんじゃないですか。私は日本政府を信じたいから、今、オバマ大統領が会見で80km避難指示を出しているけれど、もし自分たちの判断が正しいと思うのであれば、アメリカ政府に抗議をしてください。日本政府として。そうじゃなかったらおかしいでしょ?」と。すると、枝野長官は「日本の評価と世界の評価は違います」と言ったんです。私は「そんなはずはないでしょう、原子力で(苦笑)」と。

福島第一原発事故に伴い、米政府原発から半径80キロ圏内に住む米国人避難勧告を出した根拠は放射線量などの実測データに基づくものではないことがわかった。勧告の根拠となった米原子力規制委員会(NRC)の勧告は、仮想の事故シナリオによるものだったという。NRC幹部が7日、外部の専門家で構成される委員会で語った。

先月16日に出されたアメリカ政府による80キロの退避勧告は、日本政府が出した20キロから30キロという退避勧告とは大きく違ったことから多くの疑念や不安を呼びました

Japan's 12-mile evacuation policy appears "sufficient to minimize public-health impacts," based on available data concerning radiation and dispersal, Mr. Kerekes said.

Rep. Ed Whitfield (R., Ky.), chair of the House Energy and Power Subcommittee, told Dow Jones Newswires that "Japan had the expertise to deal with this issue and they had the scientists who understood nuclear energy," but added that the U.S. has "a right to be involved to protect American citizens and do what we want to do."

原発の80km圏内からアメリカ人全員避難したとしても、日本及び地域経済への打撃はないに等しい。また、たとえあったとしても、他国の経済のために自国民を(極めて低いとはいえ)危険に曝すわけがない。自国たる日本と他国たるアメリカとで避難区域の設定に相違が生じるのは当然だろう。

またその翌週に「間違っていたじゃないですか。30km以上の範囲でも放射性物質は観測されているし、東京放射性物質は絶対に来ないと言ったのに来てるじゃないか。政治は結果責任から、それはきちんと謝るべきだ。訂正しろ」と言ったら、「そんなことはない」と言う。さらに「30kmどころか40kmポストでも出ているじゃないか。ちゃんと訂正しろ」と言ったら「ちゃんとペーパー(書面)で出してください」と言われた。

「30km圏外でも放射性物質が観測された」と「30km圏外でも健康に直ちに影響を及ぼすほどの放射性物質が観測された」は全然違う。そんなことを言ったら、福島原発事故による放射性物質海外でも観測されている。

正気を取り戻せ

加速する不安肥大する陰謀論

結局、政府東京電力に都合のいい情報を入れている、というのが一番危険な状況。最初から「最悪の事態もあり得ますよ」と言っている人はメディアには出られない。ただ、可能性を言っているだけなのに、そういう状態は異常です。

戦慄するほどの陰謀論だ。

これでは、その〔3月21日4時…引用者註〕直前に福島原発で何かが起こったと考えない方がよほど不自然です。

東京電力だけがいろいろと隠し事をしているわけではないようにも思えます。保安院政府も結託して、我々一般国民にさまざまなデータ隠しをしようとしているように思えてならないことが多いのですが、こと放射線に関しては測定器が広く行き渡っていることもありますし、積極的に自ら集めたデータを公開する科学者もどんどん増えてきている昨今ですので、どんなに隠してもほとんどのことは数時間から遅くとも数日のうちには暴かれてしまいます。ここは姑息(こそく)な隠し立てをすることなく、すべてのデータを迅速に公開し、国民が一致団結してことに臨むというのが唯一の正しい対処方だと思います。早速、明日の朝から姿勢を変えていただきたく思います。

しかし、この記事でデータが利用されている東大教授の早野龍五(前回の日記でも登場)は、「3/15朝から現在に至るまで、原発から大気への大量放出は起きていない」と断言している。

また、早野はこうも呟いている。

データを見る.あれこれ見る.いろんな人が測ったデータを多角的に見る.すべてを統一的に騙すようにデータ捏造することなんて出来ません.しっかり見ていれば,嘘があったとしても,いずれバレます.)

一見するとガジェット通信の論調と同じだ。しかしここ数日の文脈からして、早野は恐らく「データの完全偽装なんて無理なんだから、懐疑精神は大事だけど、そんなに疑心暗鬼にならなくても大丈夫」ということが言いたかったように思われる。

ちなみに、早野の一連の呟きは-Togetter - 「@hayano 氏による連続tweet - 福島で 3/15に何が起きたか?」に纏められている。

この独自措置の根拠になったと思われるのが、次の記事。-グリーンピースも似たような提言をしているが、ここまで断言していない。

東京電力福島第1原発事故で、高濃度の放射性物質が土壌などから確認された福島県飯館村の汚染レベルが、チェルノブイリ原発事故による強制移住レベルを超えているとの試算を、京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子炉工学)がまとめた。

福島第1原発の北西にある福島県飯舘村の一部の地域では、屋外にいると約3カ月で推計最大95ミリシーベルトの被曝(ひばく)線量になり、避難や屋内退避が必要だとする調査結果今中哲二京都大原子炉実験所助教(原子力工学)らがまとめた。

福島第一原発事故により土壌が汚染された影響で、原発から30キロ圏外の福島県飯舘村では爆発から3カ月後も、最高地点では平常時の約400倍の放射線が出続ける可能性のあることが、京都大や広島大などのチームによる現地調査で分かった。この3カ月間の放射線の積算量は、国が避難の目安として検討中の年間20ミリシーベルトを超える値だ。国などの測定でも、汚染は30キロ圏内外で確認されており、今回の調査で汚染地域が不規則に広がっている実態が改めて浮かび上がった。

京都大原子炉実験所の今中哲二助教(原子力工学)や広島大の遠藤暁准教授放射線物理学)らは3月下旬に飯舘村を訪問。村内5カ所で深さ5センチの土を採取し、セシウム137などの濃度を分析した。調査地点は全て30キロ圏外で、道路沿いの集落を選んだ。

すべて京大助教の今中哲二の調査。この今中なる人物、どうも胡散臭い。-J-GLOBALの研究者情報によると、1950年9月生まれの60歳。理系業界には疎いので断言は出来ないが、途中どこかの企業で研究していた形跡もなく、60歳の助教でさしたる研究業績なしというのは研究者としての実力をかなり疑わせる。また、原子力安全研究グループHPでは、今中の主要業績として『反原発新聞』への寄稿を紹介していることなからも分かるように、明らかな反原発論者。今週末にも「周辺住民の避難拡大!脱原発への転換を!4・9緊急大阪集会」で講演したという。

つまりどこをどう見ても、政府やその他多くの研究者よりも公正で信頼できる情報を提供できる人物とは思われない。問題は、こんな人物の情報が政府発表よりも説得力を持ってしまっているということにある。

異常性バイアス

震災以来、複数のメディアコメントしている東京女子大教授広瀬弘忠は、去年5月に興味深い解説をしている。

現代人は今、危険の少ない社会で生活している。安全だから、危険を感じすぎると、日常生活に支障が出てしまう。だから、危険を感知する能力を下げようとする適応機能が働く。これまでの経験から大丈夫だ」と思ってしまいがちだ。これが「正常性バイアス」と呼ばれるものだ。強い正常性バイアスのために、現代人は今、本当に危険な状態でも「危険だ」と思えない。チリ大地震の津波が押し寄せているのに、見ているだけで逃げない人の映像が日本でも流れた。強力な正常性バイアスの例と言える。

この解説そのものに異論はない。しかし、上記の文章は次のように書き換えることもできる。

日本人は今、1ヶ月前に比べて危険の多い社会で生活している。危険だから、安全を感じすぎると、日常生活に支障が出るかも知れない。だから、危険を感知する能力を上げようとする適応機能が働く。この1ヶ月間の経験から大丈夫じゃない」と思ってしまいがちだ。これが「異常性バイアス」とでも呼ぶべきものだ。強い異常性バイアスのために、現代人は今、本当に安全な状態でも「安全だ」と思えない。被災地以外では食料が不足していないのに、不安のあまり買い込んでしまう人の映像が日本中に流れた。強力な異常性バイアスの例と言える。」

このように、現在の日本では「正常性バイアス」と逆の「異常性バイアス」が作用しているように思われてならない。広瀬は「正常性バイアス」にしか言及していないため、あたかも人は安全を感じ過ぎることはあっても危険を感じ過ぎることはないかのようになっているが、そんなことはないだろう。「正常性バイアス」にせよ「異常性バイアス」にせよ、人が周囲の状況に惑わされ判断を誤ってしまうことでは同じだ。そのことは広瀬も認めている。

東京女子大広瀬弘忠教授(災害・リスク心理学)は「大地震が起こると、被災地より周辺でデマや流言は起きやすい。『この先どうなるか分からない』という不安に支配されている」と分析する。

東京女子大学広瀬弘忠教授(災害・リスク心理学)は「被災地で厳しい状況に置かれており、普段から抱いている不安や恐怖が流言として表れている。メールインターネットの普及で流言が広域に拡大するようになった。行政は一つ一つの事実を伝えることが大切で、個人は情報の発信元を確かめ、不確実な情報を他人に流さないことが必要だ」と指摘する。

情報過多の弊害

ガジェット通信は先日、後述する日本気象学会理事長コメントをこう批判した

かにでたらめな情報は困りますが、まったく情報が出てこない状態というのも困ります。理事長メッセージから想像するに信頼できる気象観測データの収集が難しい状態なのかもしれません。しかし、放射性物質による汚染に関しては「今、どのような状態にあるのか」「これからどのようになるのか」についてしかるべき情報が示されないと、いつまでも不安が拭い去れないのではないでしょうか。また、情報公開できないのであれば、何故公開できないのか教えて欲しい。その「公開できない理由そのもの」もひとつの大事な情報です。「一般に伝わらない」ところでは、議論がおこなわれているのでしょうが、その議論の過程だけでも公開してもらえれば、安心につながるのではないかと思います。

ガジェット通信に限らず、現在日本の至るところで見られる意見だ。「政府東電はより多くの情報を公表すべきだ」と。しかしここには、人は与えられる情報が多ければ多いほど正しい判断が出来る、という大いなる幻想がある。

被災者でなくとも、人が情報の収集と分析に用いることの出来る時間や手段は限られている。また、たとえ時間と手段があったとしても、その情報が正しく信頼できるかを判断するには専門の知識と訓練が必要だ。情報を収集分析するための知識も訓練も時間も手段も乏しい大多数の人が、正しい判断を下すことは極めて難しく、何も決断しないどころか周囲の状況に惑わされ判断を誤ってしまう。

与えられた情報が多過ぎると正しくない情報と正しい情報を仕分けするのが大変です。

冷静に。正確に必要な情報を手に入れて正しい行動をとって頂きたいと切に願います。

つまり、過剰な情報が「異常性バイアス」を強化し、不安デマを拡大させてしまう。より多くの情報公開不安デマを解消する、という通念は全くの幻想だ。

http://anond.hatelabo.jp/20110409170039へ続く)

時点所属政党ってそんなに重要なんだろうか?

大地震が起きてから阪神大震災東日本大震災自民以外の首相」とか「菅は村山よりマシ」とか民主党支持者自民党支持者による責任のなすりあいをよく見かけるが、村山内閣自民与党だし、菅内閣民主党幹部には村山内閣与党だった社民さきがけ出身もいるか意味がないんではないだろうか。むしろ村山を批判するほど自分たちのダメージが大きくなって逆効果だろうに。村山批判をするのが合理的なのは当時野党だった共産党公明党支持者(小沢も?)だろうけど、どう見てもそうは見えない人が多い印象。

あと原発事故でも「長年推進してきた自民が悪いか民主のせいにするな」とかいう人いるけど、民主党には自民党出身や自民と連立組んでた奴とか過去与党経験してたばかりだからこれも逆効果だよな。2009年政権交代日本史上初であったかのように勘違いする人を何度も見かけたけど、ひょっとしてこの程度の基礎知識もない人が有権者にたくさんいるってことなんだろうか。そんな人たちが選んでたらそりゃ駄目な政治家ばかりになるのも当然の気がする。

神田うのは嘘ばかり

神田うのが3/23のブログに「悲しすぎるネット被害」という記事をアップしていた。

『16年前、神田うのが、阪神淡路大震災の時の被害で死亡した人達の人数を賭けていた』

などと言う、想像しただけでも恐ろしい事実無根の酷い作り話しがネット上を駆け回って

いたという。

……そんな現状へのいきどおりが、そこには綴られていた。

彼女が演じる自己中心的キャラクターのために、事実無根の噂を広められる……その不条理に、私は怒りをおぼえた。

私は、インターネットを使っての悪意に満ちた作り話を流した人間を許せません

ましてや「死亡者の人数をかける」そんな発想をする人間がいるなんて・・・

ショックです・・・

という神田うのに、同情を覚えたものだ。


ところがどうだい。

http://news109.com/archives/4441185.html

この記事を読めば、阪神大震災当時に死者の数をスタッフと一緒に賭けていたことは、事実だとわかる。

自分自身で、『uno!』(1997年11月号)に、スタッフと死者の数が何人になるか彼女は賭けていたと、春風亭小朝相手に告白しているのだ。

このことを反省していると、その記事に書いていた。

それならいい。

ところが、そんなことはなかったんだ、嘘だ、事実無根だと叫んでいるってことは、要は全く反省していないということじゃないか!!!


女性には、自分に都合の悪いことをすべてなかったと言い張る性根の腐った女性がいるけれども、

うのはどうやら、そういう女性を演じていたのではなく、本当に性根が腐っていたということがわかった。


いやはや、彼女のような女性を信じた自分が嫌になった。

実は神田うのさんの父親は旧通産官僚で、原子力発電安全管理課長として、安全政策をまとめ上げる仕事をしていたらしい

と上記サイトの記事にはある。


役所で実質的仕事を行うのは課長クラス

つまり、今回の東電原子力安全委員会のお粗末な安全管理体制を主導したのは、彼女の父親ということになる。

いろいろ調べると、週刊朝日にも、彼女の父親が原発官僚として、このお粗末な安全管理体制を創り上げたと書かれているという記事をいくつも発見したから事実なのだろう。

嘘で記録ごまかし、事実ですらもなかったことにしようとする娘とシステム、さすがに、同じ人物が作った作品だけのことはある。

娘も仕事も、似たりよったりだ。


親子揃ってクズっぷりがすごい。

やはり、クズの作品はクズだ。

とことんクズなのだ。

2011-04-07

震災恋愛と今と

地震が起こったとき、多数の人がそうであったように僕も寝ていた。

何かワケの分からない叫び声を上げながら目を覚ましたのを記憶している。

二度寝した

再び目を覚ましたとき、頭から10cm横に、25インチトリニトロンテレビが落ちていた。

今でも思い出すと背筋が凍る。

阪神淡路大震災は、当時未曾有の大災害と言われた。

確かその日はとても寒いが快晴で、生活圏だった大阪からも、西の空が燃えている事が分かった。

僕は被災者ですらなく、むしろ震災被害で儲ける側にいた。

別に悪い事してたわけじゃない、震災ニーズが生まれただけの事だけど、当時いた会社社長が嬉しそうに震災を喜んで語っていたのには流石に腹が立った。

ま、資本主義社会に生きてるからそれはしょうがないんだけど。

その前年暮れ頃まで付き合っていた彼女がいた。

当時僕は29歳。

彼女はまだ16~7歳だった。

もちろん高校生だ。

自分恋愛経験の中で、多分一番好きだったんじゃないかな。

可愛いし、ほんとにべたべたいちゃいちゃ、ところ構わずキスばっかりしてたように記憶する。

温泉旅行した思い出もある。

旅館の布団の上で一仕事終えて、眠りにつくと、数時間後に彼女が胃の痛みを訴えて苦しそうにしてるのに、僕は手を繋いであげる事が精一杯で眠気に負けて寝てしまった。

でも、再び目を覚ますと治ってて、2回戦目。

…をしていると「ご朝食はどうなさいますか~?」と仲居さんがノックしてきたので、慌てて中断したっけ。

いやしかし、それを「後で」とかいって、一応フィニッシュまで持っていったんだったかな(笑)

ふられたわけでもなく、ふったわけでもないが、ともかく、その年の暮れにその彼女とは別れる事になった。

彼女兵庫県阪神沿線に住んでいた。

から、当然被災者になった。

僕は震災の年に、地震の数日前からしい彼女と付き合い始めていた。

たまたま正月明けに知人に紹介されただけだったんだけど、別にタイプってわけでもなかった。

ただ、僕の隣の席が空いていたからに過ぎない。

その子も大阪の方だったので被災者はなっていない。

実は僕は、その別れた大好きだった彼女と、被災地域となったある場所同棲しようと思っていた。

結婚を前提に。

地震後、半年程経ってからその場所たまたま訪れたんだけど、そこは完全に更地となっていた。

どうして更地にされていたのかは知らないけども、もしかしたら、全壊とか火災とかあったのかもしれない。

ひょっとしたら、別れず、同棲していたら、死んでいたのかも知れない。

結局、僕は震災の年に付き合い始めたその子と結婚し、子供二人を設けて現在に至る。


…また、落ちもない、まとまらチラシの裏話を増田してしまったorz

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