「鬼十則」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 鬼十則とは

2019-01-16

Web制作フリーランス13年目の経験から

補足しました 2019/1/17 4:05 AM

https://anond.hatelabo.jp/20190117033500

ブコメトラバに一部お答えしています


※本文ここから

https://anond.hatelabo.jp/20190113133500

元増田へのブコメでも指摘されていたが、ひとくちに「フリーランス」といっても業種、業態経験、実力、性格などによってその態様は異なる。

そこでひとつのケースとして俺がWeb制作業界フリーランスとして約13年間やってきた経験と、そこから得られた知見などを書いてみたい。WebデザイナーWebプログラマーには参考になるのではないかと思う。

どういう人間

こうして書き出してみると典型的現代っ子だなと思うが、32歳で独立開業して13年目の45歳の紳士である

現代っ子と書いたが人間の性(さが)なんてそうそう変わるものでもないので昔っからこういう人だってたくさんいたと思うんだよね。さぞ肩身が狭かっただろうと思う。俺としては今の時代に生きられる喜びを日々噛み締める次第である

仕事私生活

フリーランスは「得意分野に集中できる」かどうか?

さて、ここから元増田に書かれていた諸々について、俺の場合

まず「得意分野に集中できる」かどうかについては、概ね集中できている。

元増田に「デザイナーフリーランスだったとして、デザインをやっている時間は2割くらいだろう」と書かれていたが、実はこの働き方は俺にはピンとこなかった。2割?なんで?って感じ。デザイナーにもDTPWebプロダクト、服飾といろいろあってどのデザイナーを指してるのか定かではないのでアレだが、WebDTPに限れば、こんなデザイナーがいたとしたらそもそも何かが根本的に間違っているのではないか。我々は日々現金の出し入れの発生するタイプビジネスではなく、案件など多くても月に数件、出ていくお金たかが知れている。経理事務作業も大して時間がかかりようがない。法人決算個人なら確定申告)が大変だという話なら、それはそれだけ取引があるということなので、売上の一部を割いて税理士さんにお任せしたらどうか。あるいは以前noteかなんかで話題になっていた「イラスト1枚1,000円」みたいな仕事を大量受注してるのだろうか。

問い合わせ対応上記の通り、数件の案件の同時進行程度なら電話メール対応作業時間がとれない・・・といった状況にはほぼならない。案件次第でたまにある程度。

営業も要らない。俺は決してスーパークリエイターでもハイパーメディアクリエイターでもないが、きちんとした品質デザインHTMLを、きちんと期日通りに作業進捗できれば次の仕事は来る。今のWeb業界ならこれが最大の営業活動だ。ちなみに俺は前述の通りの性格なので、作業も遅延しがちである。ただクライアントが最も恐れるのは最終的な期日を守れないことであり、そこに至るマイルストーンなら担当者裁量でどうにかなることも多い。なので遅れそうなときは早めに相談するようにはしている(「執筆した増田ブコメトラバ対応が火を吹いておりましてデザイン初稿提出遅れます・・・等)。

余談だが、DTPなどは逆にスーパークリエイターレベルでないと昨今厳しいのではないか。つまり市場環境次第なので、ここはしっかり世の中の流れを観察する必要はある。たとえば俺が今不安を感じているのは年齢と国籍だ。50歳、60歳のジャパニーズWebデザイナーが食っていける市場が10年後、20年後あるのだろうか。

答えはわからないので、できることはなんでもやらねばならない。すなわち、スキルを磨くことは大前提として、歳取ってもトレンドキャッチアップすること、歳取っても清潔感ある身なりをキープすること、英語力を磨くこと、今のうちもっと貯金しておくこと(これが一番できてない。子ども3人が独立するまで無理だろう)、海外仕事を受注すること(これはやるべきなのか?やれるのか?どうすればいいのか?模索中。やってる人いる?)、アフィやWebサービスで地道に小遣い稼ぎすること(本業にいっぱいいっぱいでなかなか手が回らず)、ストックフォトで地道に小遣い稼ぎすること(同左。ちなイラストオンリー)。

フリーランスは「生産性があがる」かどうか?

自宅作業ありがちなベッドの誘惑や生活音云々というのは性格による。俺は大丈夫だったので運が良かった。

ちなみにすぐベッドやソファにゴロンしてしまう奴。性格だと諦める前にひとつアドバイスだが、まず椅子を変えろ。

世の中には座ったまま何時間でも平気で仕事ができる「高級ワーキングチェア」というものがある。最低10万〜20万出して、バロンコンテッサリーチェアアーロンチェア、エンボディチェアなど定評のあるワーキングチェアを買う。パソコン作業なら前傾より後傾タイプが適している。上の中ではアーロン以外は後傾タイプだ。高い買い物なので時間かけてショールームなど周って試座するように。

高級ワーキングチェアを使わずに「すぐベッドにゴロンしたくなっちゃうんだよねー」なんてのは当たり前だ。ヨドバシイケア楽天で買うなよ。ダイニングチェアも駄目だ。イームズチェア♪なんてもってのほかだぞ。椅子が原因でないならコワーキングスペース使うしかないが、当然その分利益は減る(=生産性は落ちる)な。

会議に呼ばれて生産性が落ちるというのはよくわからん。そりゃまあ落ちるがそれは「会社員と比べて落ちる」のではなくて「会議がない状態と比べて落ちる」だろう。フリーランス云々関係ない。

満員電車に乗る必要がなく、移動コストもかからない、最近ビデオ会議も増えてきた。好きな時間仕事ができて、好きな時間筋トレできる。夕飯も家族と一緒に食べられる。子どもと会話できる。そういう生活が気にいってる。もちろん深夜だって休日だって働くことあるが「深夜や休日働くかどうかを選べる。働きたくないなら平日頑張る」そういう選択自分裁量でできるのは嬉しい。

堕落なので生産性は常に低いかもしれない俺だが、会社員時代だって遅刻したり頻繁に休憩とったり隠れてコソコソはてぶや増田執筆したり、とにかくダラダラやってたので、フリーランスになって生産性が落ちたということはたぶんないな。

フリーランスは「誰にも雇われない生き方」ができるか?

これは元増田に書いてあるとおりだな。

会社員にとっての上司会社が、クライアントに変わっただけ。上司に振り回され疲弊するように、クライアントに振り回され疲弊することはある。ただ上司はよほどのことがないと選べないのに比べると、クライアントはある程度選べる。選べなかったとしてもそのクライアントの売上に占める比率が1/10なら、ストレスも1/10だ。ちなみに、比率次第ではこちから切ってしまうこともできるといえばできるが、俺はやらない。ひとりの担当者と折り合いが悪くても、別の担当の人が見ててくれて密かにかばってくれたりこちらの対応を逆に評価してくれたり、そもそも担当が変わってやりやすくなったり・・・好転することもままあるからだ。この辺は割り切って我慢である

ただ肝に銘じておきたいのは、受託である限り「誰にも雇われない生き方してる俺カッコイイ!」などという状況にはなりようがない。電通だってクライアントの犬」に徹することでビジネスをしている。鬼十則!なんつってイキってみてもあれは所詮犬の遠吠えだぞ(まあ電通場合、犬は犬でも負け犬ではないがな)。自分ビジネスで金を稼いでる奴、世の中にとって有益プロダクト、サービス提供している奴は規模の大小問わず尊敬する。

フリーランスは「収入が増える」かどうか

収入といいつつ、元増田では支出への言及がメインだったのでまずはそこから

この段落は長くなるので結論から書く。Webフリーランス場合・・・

まり売上700万なら、年収500万〜600万の会社員と同じレベル収入とみなせる感じ。さら消費税納税義務のあるフリーランス(前々年度の売上が1000万超)なら、支出消費税納税分をプラスしよう(これが痛い!)。ここではエイヤ消費税50万で計算すると、売上1000万なら、すなわち年収750〜850万くらいの会社員と同等。売上1200万で、年収950〜1050万くらいの会社員と同等だ。これプラス原価(この業界場合ほぼ外注費かな)がかかる場合は、それも支出に加えてくれ。

支出の詳細

さて詳細。まず社保。これは会社員なら労使折半だよね。

仮にフリーランス法人成りすると(俺がそう)労使折半といいつつ実質的には「俺」の稼ぎから全額出ていくので単純に倍。簡単計算だ。

法人成りしない場合国民年金国民健康保険になるが、後者収入が同じならやはり単純に倍。これも簡単

難しいのは法人成りしない場合年金国民年金保険料は月額1.6万だっけ?なのでよほど会社員時代給与が低くない限り払う額自体は安くなるのだが、受給額も低くなる。なので普通は小規模企業共済国民年金基金やイデコなどに追加投資する。どの程度追加投資するか(しないか)は各自自由なので一概には言えないが、仮に会社員と同じだけの年金受給を得たいと思うなら、やはり支払う額は倍、イデコとか頑張るなら3倍。さらさら会社員には無料でついてくる退職金フリーランスではそんなものないので単純に老後資金積立として貯金するわけだが、豊かな老後のためにここも頑張ると4倍は覚悟がいる。会社員社会保険料年額45万の人が独立開業したなら、社保で90万〜135万(会社員比較するとプラス45万〜90万)、プラスお好みで老後資金貯蓄でン十万てことだ(ちょっと誤解を受ける書き方かもしれない。当然ながら会社員時代年収独立後の社保料に影響するわけではない。あくま会社員を続けた場合と同程度の老後資金を得たいとするならば・・・の話である)。

次に税金。これはフリーランス場合ある程度コントロールできてしまう。Web系の場合必要経費があまりないので経費を膨らますのにも限界があるが(後述)、法人成りしてる俺(外注費はあまりなく粗利率が90%とか)の肌感覚的には売上700万くらいまでは法人ゼロでいける(もちろん法人住民税7万、個人としての所得税住民税はかかる)。なので会社員とほぼ変わらん。そっから先は法人利益の30%くらい引かれる感じだな。会社員累進課税住民税10%を足してもこの辺の所得帯(課税所得900万以下)だとだいたい30%になるのではないかひとつ言えることは、売上5000兆円でも税金ゼロ円のアマゾンさんにはかなわんということ。ほんといい加減にしてほしい。

あと税金で痛いのは消費税だ。売上1000万超えると次々年度は消費税納税しなければならない。請求を次年度に立てるなどして1000万未満にできる感じならしたほうがいいよ。

次に経費。ことWebデザイナーに関する限り「独立開業してるからこそ発生する経費」ってあまりない。PCネット環境会社員だって自宅用に自腹で買うだろうし、自宅なら家賃不要水道光熱費不要事務用品費なんてご家庭レベルで十分、むしろこれらすべて会社員なら単純に出費でしかないが、事業者なら経費にできる。スマホ通信費外食書籍アプリ英会話も車も駐車場もはてぶスターもぜんぶ経費だ。

会社員より余計にかかる出費といえば上にあげたワークチェアしかし一度買えば10年以上使える)、ソフトフォントオンラインストレージなどのサブスクリプション(最高でもAdobeモリサワの月約5000円)、自社サーバ費(月3000円以内)くらい。打ち合わせにしょっちゅう呼び出されて交通費が辛いレベルクライアントがいるなら、見積もりにこっそり積んでおけば問題ない(しかしそんなクラ今日ほとんどないのでは?)。もちろんPCスペック盛るし外部ディスプレイ周辺機器も多少はかかる、通信費普通の家庭よりかかる、一日中いるので水道光熱費も余分にかかる、そういった諸々を考慮して、そうだな、会社員よりもプラス年50万も見ておけば十分ではないか(経費が年50万ではなく、会社員比較して余計にかかる部分として年50万)。

そんなこんなで会社員時代と同等の実入りを得たいならば、社会保険料でプラス45万〜135万、経費でプラス50万、合計100万〜200万くらいの収入増が必要になる。そして売上1000万円超えたら、消費税納税分で何十万が別途出ていく(原価+経費次第)。

収入について。もうひとつ

一番肝心の話。スーパークリエイターでない人間独立して売上をあげるにはどうするのがよいかという話を少し。

まあ俺も大して稼いでないのででかいことは言えない。というか反省からの知見という意味合いもある。

これも結論から書く。

※長くて切れてしまったので続きはこちら(意味はないがなんとなくやらしいところで切ってみました)。

https://anond.hatelabo.jp/20190116005240

2017-01-20

鬼十則返せよー、電通バカ女のせいで潰れるのは文化的損失

鬼十則伝統的重み>>>>(プライスレス)>>>プライス1億円>>プライス1000万円>>バカ

2016-12-14

http://anond.hatelabo.jp/20161213210123

この増田は、電通を褒め上げているが、私の立場から見た電通は少し違う。


私は、別業界だが、少なくとも電通並みの知名度を持つ会社で、広告宣伝担当する部長をしている。

なので、大手代理店とはすべて付き合っているが、電通は、他の代理店と比べて値段が高いと感じる。

高いだけの価値があればよいのだが、普通お金を出しているだけでは、電通提案の質はあまり高くない。社員の質もばらつきが大きい。

めちゃくちゃ高いお金を払うか、そうでなければ何か別の理由絶対仕事を取りたいと思っているとき電通は、確かに他の代理店とはけた違いのものを出してくるが、少しでもその要因が外れると、思いっき提案の質が落ちるという印象がある。

その割にプレゼンテーションの分量は多いので、社員はめちゃくちゃ働かされているんだろうなという印象を持っている。

電通社員仕事で飲むと、超面白いのは分かりきっているので、私は部下に代理店の人たちとは絶対に酒を飲むなと命じている。

ちなみに大学同級生が何人か電通就職したが、個人的に飲むときにはあのようなエンターテインメントは発揮されない。

ということは、仕事なのでああいう感じで飲んでいるということだ。合コンでは発揮していたが、それは女体という報酬があるからで、要は仕事と同じ。

飲み会のことを思っても感じるのだが、電通という会社は、いわゆる仕事生産物評価される世界とは違い、リレーション評価される世界である

この増田氏は、電通社員と飲んでいるようであるが、飲んだら、正当な仕事評価はできない、そういう種類の組織だと思う。

鬼十則は、成果物ではなくリレーション評価される組織にあっては、無限の人的貢献を要求する悪習に堕する危険性がある道徳律だ。

そして、電通人材の質のばらつきは、まさにそのリレーションベース採用された社員が多数存在するからだ。超大口発注元の幹部の子弟とかも含めてだけど。

広告主が批判されるべき要素は、突き詰めるところ、リレーション代理店評価し、そして仕事発注するというところが一番大きいのではないかと思っている。

2016-12-13

電通鬼十則掲載取りやめの「違う、そうじゃない」感と自戒

webメディア仕事をしているが、これまで電通社員の方々と共に働いた経験を振り返ると、今回の「鬼十則」の掲載取りやめは根本的な解決にはつながらないと感じる。

なぜか。電通という会社は「鬼十則があるから社員があそこまで働くようになる会社」なのではなく「もともとそういう人が既存社員のはたらく姿勢鬼十則的な姿勢)に惹かれて集まった会社」だと思うからだ。

-----

電通社員(現役とOB)と共に仕事をすると、毎度のように彼らの仕事に対する熱量に驚かされる。

彼らは、およそほかの代理店が突き詰めないレベルまでクオリティを追求するのだ。それもあらゆる動きにおいて。

たとえば、彼らはあらゆる単語について「これは漢字で書くべきなのか、ひらがなで書くべきなのか、カタカナで書くべきなのか」を考え抜く。そのレベル妥協を許さない。

90%では、許さない。100%でも、納得しない。

追求するのは、120%。いや、150%。

そうして常に、こちらの期待を圧倒的に(良い意味で)裏切ってくる。

そんな代理店を、電通以外に私は知らない。

-----

あるとき飲み会に誘った社員で、20から22時まで参加したあとに「会社に戻って仕事します」という猛者がいた。

「え、いまから? 明日でもいいじゃないですか」と尋ねると「いますぐ思いついたアイデアを形にしたい」と言っていたのを鮮明に覚えている。彼はそのまま顔を赤く染めながら、駅のホームへと消えていった。

なにが彼にそこまでさせるのか。

不思議で仕方なかった。

-----

「やりたいからですよ。寝食忘れて熱中することって誰にでもあるでしょ? 僕にとってはそれが仕事なんです」

後日、彼が教えてくれた答えはシンプルだった。

やりたいからやっている。

そう。電通とは、そういう社員集合体なのだ

-----

から、たとえ「鬼十則」がなくなっても、彼らはその働き方を変えないと思う。

いや。

正しくは「変えられない」

彼らは「鬼十則」など関係なく、顧客のために限界を超えて頑張る人たちだから

-----

今回の問題は、それが間違った形で表出してしまった。

パワハラセクハラに等しい発言や態度、そして「理不尽な」長時間労働という形で。

彼女電通に合わなかっただけ」という人も、まわりやネットにいた。

彼女以外の何万人は働けている」という人も、まわりやネットにいた。

そういう一面もあるのかもしれない。

だが、その彼女を雇ったのは、ほかならぬ電通だ。

そして彼女は、罵詈雑言にも等しい仕打ちを受けていた。

死を決断するほどの。

それは、電通に合う合わないの問題ではない。

それは、許されてはならない。

裁かれなければならない。

絶対に。

-----

彼らは「鬼十則」など関係なく、顧客のために限界を超えて頑張ってしまう。

ここから導ける容易な予想が、もう一つある。

のしわ寄せが、どこかに行ってしまうということだ。

下請け顧客、あるいはほかのどこかに。

から鬼十則」の掲載を取りやめたところで、問題はなにも解決しないだろう。

彼ら・彼女ら(の多く)は、べつに「鬼十則」に縛られているわけではない。

洗脳されているわけでもない。

ただ、やりたいからやっているのだ。

からこれからは、彼らが「限界を超えて頑張っていた分」を請け負うために、ほかの誰かが苦しんでしまう。クオリティを下げるわけにはいかないからだ。

-----

今回の問題は、残業をただ数字として見ている限り解決はしない。私はそう思う。

なぜか。

問題本質電通で働く社員の方々の気質、それも心の奥深くに根を張っているであろう、彼ら・彼女らの本質とも言える部分にあると考えるからだ。

長い時間をかけて培われたであろう、その人格ダイレクト形成するであろう、彼ら・彼女らの本性。

今回の問題の本当の原因は、そこにある。

もし問題根本的に解決しようとするなら、そこに手を加えるほかないだろう。

-----

ただ、本音を言おう。

もし、そのような抜本的な対策、彼らのアイデンティティに手を加えるような対策が講じられるとするなら。

私は、そこから電通の行く末を思って、少しだけ寂しさを覚える。

「やりたいからですよ。寝食忘れて熱中することって誰にでもあるでしょ? 僕にとってはそれが仕事なんです」

そう笑顔で答えてくれた彼のような社員が、二度と現れなくなる気がするからだ。

二度と。

からこそ、なにか別の解決策がないものだろうかと、切に思う。

今回のような痛ましい事件が起きず、

そして、電通社員たちが「やりたいからやる」で働ける、

そんな解決策がないかと。

もっとも、本人が良いからといって労基法違反されて良い理由などないため、難しいだろう。

-----

さて、ここから自戒だ。

私は、そんな彼に、つい過剰な期待を寄せていたと思う。

「彼なら、22時に連絡しても、すぐやってくれるだろう」とか。

「彼なら、明日までにやってと言えば、すぐやってくれるだろう」とか。

それを「信頼」という言葉ごまかしながら。

それが「間違った信頼」であることに気づかないまま。

-----

過剰な信頼を寄せていた私のような人間が、電通をいまのような状況に追いこんでしまったのではないか

あの過労死自殺事件以来、そんなことを思うようになった。

私が彼に負荷をかけたことで、そのしわ寄せが、ほかの社員業者にいったのではないか

そういう文化の根強さを固めることに寄与していたのではないか

そう思わずはいられない。

私も今回の問題に、

間接的にではあるが、

しかし確実に、

加担していたのではないか

そう思わずはいられない。

2016-12-04

Vim鬼十則

1. Vimプラグインは自ら創るべきで、与えられるべきでない。

2. Vimプラグイン開発とは、先手先手と手を動かしていくことで、受け身でやるものではない。

3. 大きなコードと取り組め、小さなコードはおのれを小さくする。

4. 難しい機能を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。

5. インストールさせたら放すな、殺されても放すな、スター大量獲得までは……。

6. 周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。

7. 計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と暗黒の力が生まれる。

8. 暗黒の力を持て、力がないから君のVimプラグイン開発には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。

9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、Vimプラグイン開発とはそのようなものだ。

10. 摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。

便通 代表取締役 美夢山好夫

2016-11-19

増田鬼十則

1. 増田は自ら創るべきで、ブコメ専はよくない。

2. 増田とは、先手先手と働きかけていくもので、話題に乗っかるものではない。

3. 大きな増田と取り組め、一言ネタだといつものメンバーしか来ない。

4. 難しい増田を狙え、そしてこれを書き上げることに進歩がある。

5. 取り組んだら話すな、殺されても話すな、増田であることは生涯の秘密だ……。

6. ブコメを引きずり回せ、ブコメに引きずられたような増田を書いても意外とブコメはつかない。

7. 計画を持て、キャラの濃い連載増田はみんなに優しくされる。

8. 自信は持つな、自信満々の増田を書いてもよほどの天然じゃない限りスルーされるだけだ。

9. 頭は常に全回転、八方に気を配って、ツッコミやすい隙を作れ、サービスとはそういうものだ。

10. 摩擦を恐れるな、摩擦はホッテントリの母、ブコメ肥料だ、ただし相手は選べ。

2016-11-18

鬼十則こそ無形文化財で守るべきもの

あんなに面白い鬼十則と裏十訓が生まれた経緯を歴史の闇に葬りさるなんてもったいない

2010-08-01

http://anond.hatelabo.jp/20100801033812

電通の十則なら聞いたことがあるが。

知ってるか?

自発的のものをやる人間は自発的にやれとは言われない。

計画的に物事をすすめる人間は、計画的のものをやれとはいわれない。

つまり、こういう十則がある会社はどういう会社か?という事だよね。

そしてあなたが言いたいのは、鬼十則の方じゃなくて、戦略十訓のほうみたいだよ。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E9%80%9A#.E9.AC.BC.E5.8D.81.E5.89.87

http://anond.hatelabo.jp/20100801032951

電通鬼十則」って知ってる?

知ってたら流行なんで作品の質に関係ないことぐらい分かるはずだ。

追伸

戦略十訓が正しいみたいです

2007-03-16

鬼十則会社中の人だけど

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070316_dentsu10/

鬼十則会社の手帖にも書いてあるし、新入社員研修で聞く話なので、言ってみれば社員全員がしってるような話だけど、裏十則なんて、吉田望氏のブログみるまで聞いたことも無かったよ。

いやいや、こういうのは社員の間で口伝で伝わるものだから、って話なのかも知れないけど、周りの同僚に聞いてみてもけっこう上の人でも、いや聞いたことないなあって言ってたよ。

聞いたことある人も、吉田氏のブログで知ったって人だけだった(笑)

ほんとにそんなのあるのかしら。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん