はてなキーワード: ホワイト企業とは
をやってみたかったがやらないと思う。
- 業種は何?
=> 製造(多分) 業種ってこれで合ってる?
- なんで辞めたの
=> 体力・体調的な問題で。
業務面や人間関係はほぼ問題なく、これまで在籍したことのある組織の中ではホワイトもホワイトすぎた。
本当にこんな組織があるんだなと思ったくらい。
=> ニート!/(^o^)\
というか、返答待ち状態。時期がよくないっぽい。
そもそも職場運が底辺なので、この数ヶ月は貴重な時間だったと思う。
割とよくあることなので、どうにかなるかどうしようもなくなるかだと思ってる。
これ、まっとうに就職して長く組織に在籍している人からすると「は?」という感じだと思う。
残業も法定通り支払われる。なんなら定時で切ってから、ちょっとしたことを確認して自席に戻ったら「もったいないから何もかも終わっていちばん最後に勤怠つけないともったいない」「修正申請出そうか?」とまで言われた。
勤務時間帯はちょっと短めに設定されていて、端数はおまけされている。
給料は周りの話をちらっと聞くと「高くはない」、「安い」という感想もあったが、環境やいる人の安定感からすると気にならなくなるレベル。
福利厚生面も、中の人たちからするとまだまだ改善の余地があり、改善していくつもりとのこと。
だが、今日日ここまで大昔認識していた「企業で働くとついてくる」と思っていたものが揃っているところはないと感じた。
何より時間の流れが違った。
作業を覚えるまで数回はつきっきりで対応され、仕事ができるようになるまでにある程度時間がかかるという前提が行き渡っていた。
在籍している人に対してもなんかすごかった。
肯定的。ものすごく。人としてのレベルが高い人ばかり、少なくとも自分が主に接していた人々についてはそう感じた。
- 辞めたことは後悔している?
=> 正直まだよく分からない。
もったいないと周りからは言われたが、仕事自体よりも仕事場にたどりつくまでのコストが高すぎた。
何か成果を出していたかと聞かれると、自分の認識としては何もしていないと思う。
注意されたりはしなかったし、できそうなことはやっていたがこの辺はなんとも言えない。
配属先の人に最終日に言われたのは、忙しい時期だったので教えられなかったのに作業してくれていたので助かったみたいなことは言われた。
長い目で見たり、これまでの生活から見るともったいないくらいのところだったと思うが、ご縁がなかったんだと思う。
企業側はできる限りの配慮はしますと提案してくれていたけれど、あれこれ対策しようとしたものがどれもこれも実を結ばなかった。
ぼんやりと少しばかり悲しいとか悔しいとかもあるのかもしれないが、巡り合わせがもう少しばかり前向きなものであったらなとは思わなくない。
そうして数週間が経ったある日。
「マスダさん、おかしいと思いませんか」
いつもと同じように仕事をしていた時、センセイはそう疑問を投げかけてきた。
「何がです?」
「何が……ってこの会社がですよ」
センセイはさも当然のように言ったが、母は要領を得なかった。
母はこれまで、経営だとか雇用だとかいったものとは直接の縁がない人生を送ってきた。
世間一般的な異変を察知することは出来ても、詳しくないものについては勘が鈍る。
母もその自覚はあったので、センセイが何を問題にしているのかは素直に気になった。
しかし、センセイから返ってきた言葉は、これまた要領を得ないものであった。
「完全週休2日制で、祝日も休み。給料が良い。労働時間は厳守。働いているときも割と自由がきく。休憩は頻繁にできる」
母は理解に苦しんだ。
そんな中で労働環境が快適だというのは歓迎すべきことだ。
なのに、センセイはそれがおかしいのだという。
「2階を見ましたか? 雑貨屋があって品揃えも多い。自販機もやたらと色んなものがある。自社オリジナルといっていますが、それにつけても安い。いや、食チケで払えるから実質タダですし。労基を大事にしているのはまだしも、福利厚生まで充実している。私たちのようなパートタイマーにまで、です」
「それの何が問題なんでしょうか」
「福利厚生は社員の満足度を上げたり、モチベを維持させたり、労働力の向上が主な目的です。あったほうがいいのは間違いないですが、費用対効果が不確かなので会社によってピンキリなんです」
「結構なことじゃありませんか。つまりホワイト企業ってことでしょう?」
「その“結構なこと”を、多くの会社はしたくても出来ないんですよ。最近できたばかりの会社がここまで厚遇なのは、経営として異常なんです。経営は常にコストとの睨み合いで、どこを削れるかいつも考えていますから」
主にこの人材を安く、雑に扱う企業を「ブラック」と呼ぶことが多い。
それに対して、この『256』という会社は人材に金をかけ、丁寧に扱う。
ホワイトといっても過言ではないのだが、センセイはそれをやりすぎだと主張していた。
「それだけ余裕があるってことでは? 急成長している会社らしいですし……ん?」
コストをかけるにしても元手がいる。
で、いつも通り夜22時すぎでも仕事してたのよ。
ホワイト企業だから部下はみんな帰ってるし、俺一人だと思って乃木坂46(かずみん推し)聞いてたら、
ぬうっと、そこに同じフロアにいる子会社の若手の女性、たしか営業の子だったかが、すげえ悲壮感漂わせてこっちくるのよ。
やべえなんか怖い。さすがに放っておくわけにもいかず「どしたー?」って声掛けたら、瞬間号泣マジ貞子。
そっから貞子のターン。
「仕事が山積みでどうしようもない」
「もっと成長したいのに、目の前の業務も処理できない自分が許せない」
「感情的になったら駄目だとわかってるのに感情に引っ張られてしまう」
貞子自身は仕事ができるタイプでなんだけど、どうやら上司とソリが合わないらしい。
このまま放っておくと、メンタルぶっ壊れて退職ってことになっちまう。
なんとか助けてやりたいけど、どうすりゃいいのか。自分よりも一回りくらい下の若手が悩んでるのに、
何にも力になれない。
「仕事山積み」 → 仕事あるだけありがたい(氷河期ゆえの社畜脳)
「モチベーション」 → 仕事にモチベーションなんか不要。仕事だからやるだけ。
「もっと成長したい」 → 成長とか興味ない
元々ADHDとして生まれた時点で人生詰んでたのかもしれない。
10歳になる前くらいにADHDと診断された。それから約10年がすぎ、自分は会社員になった。志望業界ではなかったものの、関心がある分野の中でもそこそこ大手グループの企業に入ることが出来た。Fラン卒でADHDの自分からしてみると就職しただけでも奇跡である。
入社先はホワイト企業だった。残業は少ないし、ボーナスはないけれど新卒の割に給与は高かった。自由な社風で名が通っており、社員はWANIMAのように明るい。酒好きが多く、季節ごとにBBQがあるような会社だった。入社前の懇親会で、同期のギャルがエンジニアの社員を陰キャ呼ばわりしていたり、研修でギャルがエクセルのオートフィルが出来ただけで褒められていたくらいしか嫌なことはなかった。同期にどんだけギャルがいるんだこの会社。陰キャの自分は案の定同期から浮いていた。だけど、頑張れる気がしていた。というか頑張るしかなかった。
春の研修を終え、夏の頭に今の部署へ配属された。配属先は顧客対応を主に行うところだった。対面ではなく電話とメールでの業務が多く、いわばコールセンターみたいなものだ。配属の理由はタイピングが速いというところに適性を見出したかららしい。まあ陰キャのオタクだからな。同期にはオートフィル褒められギャルもいた。
結論から言うと、タイトル通り詰んだ。業務が合わなかったという理由が大きい。のちに知ったが、コールセンターはADHDにめちゃくちゃ合わないらしい。それに近しい業務をしていた自分の発達は派手に障害しまくった。
まず電話対応で詰んだ。急な刺激に弱い為、電話をとることすら苦手だった。日常生活でも必要最低限しかしたことがない。また、顧客の話を聞きながら理解し、ご案内をして、かつパソコンで相手の状況を確認しながら手続きや作業をしなくてはならない。マルチタスクの鬼だった。ADHDはマルチタスクが苦手だ。テレビを見ながら歯を磨くのだって難しいのに。電話の音が鳴ると今でも心臓がバクバクする。俺のiphoneはもう何年もマナーモードのままだ。多分、この先一生解除しないだろう。
メール対応はまだ大丈夫だった。ADHDゆえにケアレスミスをしてしまいがちだったが、相手の言い分を理解する余裕もあるし状況を確認する時間も十分にあった。だが、作った文言をチェックされると「間違ってはないけど正しくない」と指摘されることが多かった。頭では理解しているつもりでも、アウトプットが下手だというフィードバックも受けた。一か月後、予定されていたフィードバック自体が自然消滅し、どこがどう間違っているかも、自分が正しいかもなにも分からなくなっていた。
ADHDによる苦しみは他にもある。日中の眠気だ。ナルコレプシーとまではいかないが、ふと急に意識が飛んでしまうことが昔からあった。集中力のなさゆえに起こるらしく、この現象はADHDに多いらしいが原因は不明だ。しかし、仕事ではそんな言い訳は通用しない。その件で人事から呼び出しを喰らった。この頃は実家から約2時間かけて通勤しており、朝5時に起床していた為睡眠不足が続き、睡眠障害に陥っているとだけ話した。往復4時間の通勤中や帰宅後を含め、日に約6時間は睡眠は取れていたが、便宜上こう言うしかなかった。自分が発達障害であるとだなんて言えるわけがなかった。
面談の結果、とりあえず通勤時間を短くすることになり、翌月には会社の近くに引っ越した。そのタイミングでコンサータも服用し始めた。日中の眠気は減り、集中力も上がった。だが、相変わらず仕事は上手くこなせなかった。一方、同期のオートフィル褒められギャルはガンガン電話に出るようになり、メキメキと成長していた。他の同期たちとも仲が良さそうだし、他部署からも可愛がられていた。その陰で俺はコンサータの副作用により食欲が減退し、頭痛にも悩まされていた。与えられた業務はなんとかこなしていたつもりだったが、相変わらずフィードバックはないまま、見えないケアレスミスだけが積み重なっていった。
それでも一社員としてどうにか頑張りたかった。隙間時間に業務の勉強はかかさなかったし、先輩に沢山質問した。顧客の理不尽なクレームやきつい言葉にもなんとか耐えた。複雑な業務にも関わり、謝罪だけは上手くなった。合わない業務も社会勉強のうちだと思うようにした。WANIMAのように陽気にはなれないが、同期とは出来るだけコミュニケーションを取るようにした。過去の資料を読み漁ったり、普段読まない仕事用の自己啓発書を手に取るようにもなった。
しかし、どう頑張れど同期との差、健常者との差は歴然だった。やはり業務が合わないせいか、同期たちに比べ成長は遅かった。それゆえ、何をこなしても自信を持つことができず、面談では上司や人事にネガティブすぎると言われた。成長も遅いしこれ以上業務を任せるのは難しいとも言われ、さらに同期との差が開くようになった。面談のついでに、自然消滅したフィードバックについて相談した。その翌日、なぜか担当の先輩ではな、人事越しに3か月くらい前のミスを指摘された。どうやら自分はフィードバックをしていただけるほどの身分ですらないらしい、とこの時思った。ただただ情けなかった。その日から会社の個室トイレで毎日泣くようになり、社員証で自分の首を絞めるような自傷行為をするようになった。飲酒量も増えた。インポにもなった。そんな不安でクソみたいな毎日が続く中、ある日通勤中に倒れた。救急車の中で会社に欠勤のメールを送った。
うつ病と診断された。身体に異常はなく、ストレスによる腹痛で倒れたらしい。ADHDによる悩みからストレスが溜まっていると言われた。一応会社には報告したが、以前からの睡眠障害によるストレスが原因ということにした。その後、体調不良という理由で単純作業のような業務しか任されなくなった。申し訳なさと無能感に襲われながらもとりあえず一週間働いた。つらすぎて休みの日にODした。ラリりながらも、鼻水とよだれを垂らしながら「死にたい、しごといやだ、やめたい」と子供のように泣いていた。本音の涙を流したのはいつぶりだったのだろうか。
翌週、医師と会社に勧められ一か月半ほど休職することになった。こんなにも嬉しくない休みは初めてだった。寝ても変な夢しか見ないし、食欲はあまりない。貯金もなくなった。仕事のストレスと将来への不安。逃れられないADHDの苦しみ。何より人生で初めてニートになったことが恐ろしかった。
学生時代はずっとアルバイトをしていた。最大で4つ掛け持っていたこともある。働くのが嫌いなわけでもなく、むしろ好きだったくらいだ。たまにケアレスミスはするものの、今ほどつらくはならなかった。必要最低限の電話も出れていた。よく働き、頼りにされることも多かった。
それでも、今の会社だけはどうもだめだった。というか、配属先が悪かった気がする。業務が合わないだけでこんなに苦しむと思わなかったが、簡単な電話すら取れない自分がダメなだけだろう。昔から人並みに物事がこなせなかった。大人になったらどうにかなると思っていたけれど、全然どうにもならなかった。大人になると許されないことのほうが増えた。自分はきっと配属先においての行いが社会で許されるものではなかったのだろう。
ひとつだけたしかなことは、この地獄から誰も助けてはくれないし、誰も救えないということだ。この会社を受けたのも、働くのを選んだのも自分自身である。そもそもADHDということを隠し嘘をついて働いてきたから罰が当たったんだ、と思うようにもなった。ADHDは悪くない、嘘をついている自分が悪い。
休職期間を経て、最近復職した。戻っても意味がないとわかっていながらも、休職により金が尽きたので、医者に無理を言って診断書を書かせた。ほぼヤケクソな状態で働いている。やっていることは休職以前と変わらない単純作業。体調を気遣ってくれているらしい。腹を割って話せる人は誰もいないが、相変わらず優しい人たちが多かった。同期のギャルは立派に先輩たちと業務をこなしていた。休職中も苦しかったけど、復職しても苦しい。職場に戻ってから、出勤するたびに身体中のありとあらゆる内臓がせりあがり、口から飛び出そうな感覚に襲われるようになった。
転職についても少し考えるようになった。職場が合わなければ職を変えればいいじゃない、とマリーアントワネットみたいなことを周囲に言われる。だが自分はケーキの選択肢がない貧民の立場と変わらない。転職も逃げでしかないし、また同じことを繰り返す可能性もある。そう考えると怖くて動けない。会社がブラック企業だったらやめる言い訳も決心もついたのに、とも思う。職場は前述の通りホワイト企業だ。そこのお荷物になっている自分がつらかったし、気を遣わせている職場の人間にも申し訳なかった。申し訳ないまま今も働き続けている。
来年には新卒が入社してくる。それまでに/春までに変わらなければ、どうにしかしなくてはと焦せるばかりだが、何も動けてはいない。昔はどうにかできる、どうにでもなる自信もあったが、今はもうなくなってしまった。今まで何が好きだったかも、何が出来ていたかもわからない。インポもケアレスミスも治らない。将来も見えない。職場でのキャリアも、プライベートも全部終わっている。あと少しで今年も終わってしまう。もうすぐ、23歳になろうとしている。