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はてなキーワード: 胃ろうとは

2021-08-25

anond:20210825092235

無駄延命が多すぎる。

胃ろうとかそもそもケガで食えなくなった若者に施す施術であって、延命のための施術じゃないんだよなぁ。

親戚が1年近く胃ろう延命してたけど、いつもつらそうな顔してたわ。

ぶっちゃけ延命って死を先延ばしにしたい親族側のエゴだよ。

まだ本人が生きて何かやりたいっていうなら話は別だろうけど、意思疎通も出来なくなった状態で行う事じゃない。

茂木健一郎先生DaiGo氏と仲良しなばかりか古市憲寿氏とも仲良しらしい

この人マジでどうしようもないな。学術職業倫理二の次の完全にホリエモンDaiGo側の人

茂木健一郎先生リツイートするときはその自覚を持ってすること

そもそも先生の本を読んだことある?これで金取るのかよレベルでうっすいぞ?

英語圏科学読み物サイト日経サイエンス見てたら完全に不要

茂木健一郎

@kenichiromogi

·

Jan 11

ぼくが古市憲寿さんをいい! と思う理由

社会学者作家古市憲寿さんのここがいい! と思うことをお話します。

 

#古市憲寿 #社会学 #テレビ #小説 #芥川賞

https://twitter.com/kenichiromogi/status/1348436884817543168?s=20

 

小山田圭吾氏の一連の発言について

⭐️古市憲寿

「謝ればいいってものじゃない」って怒るひとは、どうせ謝らなくても怒るひとなので、結果的に「謝らないで無視する」が最適解になってしまう。個人的には謝罪や許しよりも、忘れることが大事だと思っている。忘却がないと、断絶は広がるばかりだよ。社会も、愛情も、友情もね。

https://twitter.com/poe1985/status/1416051545888595970

 ↓

DaiGo

謝ればいいってもんじゃないと思うなら裁判でもすればいいだけの話よな

https://twitter.com/Mentalist_DaiGo/status/1416060500920602624

 ↓

⭐️古市憲寿

本当そうだよね。まあ民事場合裁判を起こすには頭とお金いるから。。。

https://twitter.com/poe1985/status/1416068064026583045

 

終末医療

古市財務省の友だちと、社会保障費について細かく検討したことがあるんだけど、別に高齢者医療費を全部削る必要はないらしい。お金がかかっているのは終末期医療特に最後の一カ月。だから高齢者に「十年早く死んでくれ」と言うわけじゃなくて、「最後の一カ月間の延命治療はやめませんか?」と提案すればいい。胃ろうを作ったり、ベッドでただ眠ったり、その一カ月は必要ないんじゃないですか、と。

  

安楽死を選んだ人が「立派」と褒められる社会で生きたいか

https://president.jp/articles/-/44919?page=2

 

どうでもいいけど、科学読み物レベルで生と死の定義曖昧なのは常識になっていると思います

たとえば、食肉処理場から食用解体された(お肉になってるので臨床的には当然死んでいる)の 豚🐖の頭部を使った実験

Nature]Pig experiment challenges assumptions around brain damage in people

https://www.nature.com/articles/d41586-019-01169-8

[日本語記事][Nature ダイジェスト]死んだブタの脳を体外で数時間生存させることに成功

https://www.natureasia.com/ja-jp/ndigest/v16/n7/%E6%AD%BB%E3%82%93%E3%81%A0%E3%83%96%E3%82%BF%E3%81%AE%E8%84%B3%E3%82%92%E4%BD%93%E5%A4%96%E3%81%A7%E6%95%B0%E6%99%82%E9%96%93%E7%94%9F%E5%AD%98%E3%81%95%E3%81%9B%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%81%AB%E6%88%90%E5%8A%9F/99254

 

⭐️日本語記事タイトルの通り、食用解体されお肉になった豚の脳が復活

 

研究チームは、BrainExに組み込んだブタの脳が6時間でどの程度回復できるかを調べた。

> その結果、保存液を注入しなかった対照群の脳の細胞崩壊してしまったのに対し、

> BrainExに組み込んだ脳では個々の細胞や部位の構造が保存されていた。また、ニューロンや他の脳細胞が正常な代謝機能を再開したことや、

> 脳の免疫系も機能しているらしいことが分かった。さらに、BrainExに組み込んだ脳から採取した組織試料に通電したところ、

> 個々のニューロンがまだ信号を伝達できることも判明した。

> ただし、高度な脳活動意味する脳全体の協調的な電気活動パターンは全く見られなかった。

研究チームによれば、そうした高度な機能を復活させるには、電気ショックを与えるか、もしくは、もっと長い時間にわたって脳を溶液中で保存し、

酸素供給がない状態で受けたあらゆる損傷から細胞回復させることが必要だろうという。

> すでに、BrainExを使ってブタの脳を最大36時間生存させている。

本人ですら線引きできないもの他人が嬉々と線引きするなど選民思想(優生思想)・命の選別以外のなんだというのか?

 

こういう人らと嬉々として付き合っている茂木先生脳科学に対する姿勢職業倫理はひかめえめに言ってもかなり疑わしいものだと思います

 

というか古市氏との対談で直球で生死ネタやってる ↓

https://www.tfm.co.jp/dreamheart/index.php?catid=1745&itemid=149134

2021-08-09

安楽死否定する人たちは、延命治療拒否禁止するところまで踏み込んでほしい

人工呼吸器の装着を拒否したり、胃ろうを作るのを拒否したりするのも死が近づくという点で、安楽死と同種のものだと思う。

私が安楽死否定なのは患者自己の死に近づく行動は制限されるものと考えるからであり、それと全く同じ理由延命治療拒否禁止すべきに感じる。

いまだに安楽死肯定派を論破しきれないのは、現状にそういう矛盾安楽死実質的禁止するが、延命治療拒否禁止しない)があるからだと思う。

2021-07-31

anond:20210731125756

安楽死もってのほかだし、胃ろう等の延命治療回避することも禁止すべきだと思う。

安楽死と同様に、延命治療回避も本当に本人の意志で行われているのか疑わしい。

安楽死禁止するなら、延命治療回避も同様に禁止するよう求めないと論が通らない気がしてる。

現状はそこ(安楽死延命治療での対応の違い)に齟齬があるから安楽死を求める人間の付け入る隙になってるんだと思う。

2021-06-16

トリアージやめろよ

高齢、呼吸と嚥下も悪くて胃ろう寸前

からって心不全防止薬の処方を止めるか?

節約貯蓄しといた薬を飲ませてた

ところが風邪入院、薬は止められ

18日で心不全発症、いまここ

2021-05-04

anond:20210504230438

そう

普段はこんな感じで高齢者安楽死だの胃ろうがどうとか言ってる増田なのにこれだけ変

日本史ねの時みたいに国会ネタにされるのか

2021-02-13

anond:20210212202601

もっと言えば老人はせいぜい70歳で死んで欲しい。

殺処分はさすがに人権があるのでできないなら、せめて70歳以上は医療費100%自己負担にして金をどんどん吐き出して早死するように仕向けて欲しい。

あと欧米並みに自力で飲み食いできない老人は胃ろうなどせずに死ぬに任せて寝たきり老人0を達成して欲しい。

ありがちな90代で死んだ親の遺産を60代の子供が相続するようなケースでは、子供遺産自分の老後のために貯め込むだけで、全く投資に向かずに金が死んだままだ。

これが親が70で死んで子供40代なら、遺産起業するなり、株なんかのリスク資産投資するなりして、生きた金が世の中に回るようになる。

もちろん老人が早く死ねば現役世代の社保料負担も軽くなるから若者結婚やす子供を産み育てやすくなる。

2021-02-06

コロナで母が壊れた

コロナだけのせいではないと思うが、地震でもめっちゃびびるような母なので、毎日じんわり継続的に続くストレスが要因の一つだと思う。

あと、認知症で寝たきりになった祖母(101)が胃ろうを断った後も点滴だけで2年目の延命突入したというのも関係があると思う。(担当医師経験上、点滴での生存は平均1年と言っていた)

見舞いに行けない、もう会えないまま一人で亡くなるだろうという精神的苦痛のせいもあるだろうが、この件に関してはそれだけではない。

祖母ボケて行った過程と、母のそれが似ている事に私は気付いていた。

母は今年68になる。

その発端を詳しくは覚えていないが、あれは私が退職して夜中起きている事が多くなった頃の事だったと思うので、3~4年前の事だと思う。寝言が半端じゃなくなった。

しかもいつも激怒してどなり散らしている。

スマホで録音して聞かせ笑い話にしていたが、多分原因は子供無職で家にいるストレスだとよく言っていたので、その通りだなとも思っていた。

祖母場合は同居している従姉妹お金を盗んだと言い始め、夜間譫妄が酷くなって毎晩階下から大声で呼びつけられ寝ていられなくなった伯父夫婦施設入居を手配した。

母もいつかそうなるだろうと私は予感していた。65になったくらいから耳が遠くなってきた事もあり、若干話が噛み合わない事も増えた。

鼻が利かなくなってきていて(本人曰く鼻炎のせい)料理の味付けもやや安定しない事もあり、寝言が酷い点とも一致するので、もしかするとレビー小体型認知症の初期では?と自覚を促し認知症に詳しそうな病院も調べたが、老体に鞭打ちながらも家事問題なくこなし、現役パートで働いている自負もありまだ通院する気にはなれないらしい。

なのでいつの日にか、どんな風に決定的に認知症の症状が現れるのか、私はよく身構えて想像していた。

牛乳毎日買い始めるのか

家に帰る道が分からなくなるのか

財布を失くしまくるのか等々

しかしまさかこんなに時代に即したボケ方をかましてくるとは想像できなかった。

結論から言うと高知東生さんが嵌まりかけたやつにどっぷり嵌まっている。

母がスマホに変えたのは3年前くらいだと思う。ユーチューブとかSNSの何が面白いのかさっぱり分からんと言い、2年と半年の間は換気扇の下でメビウスをふかしながらのナンプレ専用機と化していたのだが、このコロナで暇&テレビ番組クソ化からの愛の不時着からヒョンビンYouTube検索から嫌韓動画おすすめ表示から米大統領陰謀論フィーバーというコンボが華麗に決まってしまった。

最近また最高に面白いユーチューバーをリコメンド動画から見つけたらしく、その教えに従って近い将来中国から物が入って来なくなるのに備え、この週末は食糧備蓄のための買い出しに行くそうだ。

私や父などはまだ覚醒(まま)していないので、何を言っても信じられないだろうが、バイデン大統領フェイスマスクを被った偽物。就任演説イタリアで1日早く放送されていたので録画映像ファッキンヒラリー身長が昔と全然違うぜフーアーユー?

なんとか法というのを作って税金改革をしようとしたためケネディ大統領は消された。しか暗殺されたはずの息子?が実は◯×州で保護され生きており、不正選挙に立ち向かうトランプ大統領を影で応援していた。

などなど。

大紀元エポック社?とか百田尚樹さん界隈のユーチューバー毎日最高にエキサイティングだと言って聞いている。スマホの画面は小さいのでほぼ見てはいない。コメントにいいねの数が3桁ついた事があるらしい。

こんなにすごい事が起きてるのに日本マスゴミは一切放送しない。麻耶ちゃんバイデンディスる様な事を言っただけですぐ下ろされた。テレビ局新聞社中国人が牛耳っているので嘘ばかり流している。CIAFBIくそオブくそ。ダークステイトに買収されている奴らは共産主義が嫌ではないのか。中国佐渡島学校を作ったらしい。◯◯大学もいつの間にか中国資本が入っていてやばい中国人に北海道土地が買い漁られている。

真実を知らない人達可哀想。この大統領選挙は歴史的大事件であり絶対映画化すると思う。小さなからコツコツと!トラさんがんばれ!(まま)

つらい。

起き抜けにNHKしか見てないか不正選挙の事を何も知らないと笑われた父はぶちギレて1ヶ月くらい口を聞かなかった。

母は家族も信じてくれなくて辛い。的な事も言っていたが、陰謀論者が信じてもらえない理由の一つに。周りを無知だと見下している精神性があると思う。

それこそが陰謀論存在意義とも思える。

他者より一歩も二歩先見の明がある自分像というもの無料動画永久提供され続けている。

今思うと母は自分の『人をみる目』という第六感にかなりの自信を持っていた。

多目的事件の数年前からグルメ王の目の奥が嘘臭くて嫌いと言い続けていた。

特殊詐欺被害者でいう『自分絶対に騙されないと思っている一番騙しやすタイプ』の傾向があった。

それに小出恵介は好きだと言っていた。

私はターミネーター2のジョンコナーになった様な気分の日々を過ごしている。

母はテレビをほぼ見なくなったので、話題大統領もしくは中共(界隈で言う中国共産党のことらしい)しかない。夕飯の献立の話を話していても、そういえば……で、絶対大統領の話になった。

母はサラ・コナー症候群だと思う。

例え数年後日本共産化している未来を知っているとしても、家庭でその悲惨未来の話ばかり繰り返し聞かされる家族はたまったものではない。未成年だったら確実にグレている。

そういえば私が高校生の時、家のポストイカした宗教画のぶっ飛んだ教えの冊子がポスティングされていたので、そういうの(ムーとか)が好きな友達に見せようと思って学校に持っていったら大変喜ばれたが、その場に居た一人が不自然に席を立った。別の友達の目配せで察したが、どうやら両親がその宗教信者だった様だ。

その友人は当時から成績優秀で今では先生と呼ばれ、wikipediaで近況を確認できるまでになっている。

私も一時同じ様な人生を望んだが、手に入らなかった。スタート地点は同じだった気もするが、なにせ家で集中して取り組む時間が少なすぎた……と、突然回想するに至ったのは、母がこうなってから、まあ家での学習捗る。驚くほど集中できるのだ。何か、怒りとか悲しみみたいなものが私を没頭させてくれる。

思えば私は不思議なことに、十年以上かかるにしろ望んだものは運よくその切れ端くらいはなんとか手に入れてきたのだった。

『その友人の様な人生』は手に入らなかったが、もしかするとこれからそうなるのかも知れない。母のこの認知症ある意味想像し、望んだものだったのだろうか。

だとしたら引き寄せの法則という本がおすすめなのでぜひ読んでみて欲しい。

望んで手に入らないものはないのだ。

私がハイヤーセルフから得た知識を公開してるライフミッションについてのYouTube動画リンクも張りたいが、そういう場所ではないので割愛する。

2020-12-22

生きたくないのに生かすのは傲慢

高齢祖母病院で死にかけている。ひと月ほど前に、心因性脳梗塞で倒れたところを救急車で運ばれ、脳の一部の機能障害が残った。左右のうち半身の体が麻痺している。声をかけても反応しない。口は開きっぱなし。食事も食べられず、鼻から経管を入れて栄養を摂っている。

祖母脳梗塞で倒れる前、「何があっても延命措置はいらない」と繰り返し口にしていた。もの自分の歯で食べられなくなったらもう終わり、十分に長く生きたし、なにも思い残すことはない。管を鼻や口に挿入して無理やり食べさせたり、点滴で栄養を入れたり、特に胃ろうなんて絶対にしないでくれ。そう言っていた。

それを主治医に伝えたところ、「現在の小康状態で、栄養補給をしている経管を抜くなど人殺しに近い、むしろ胃ろうに切り替えて長期的な治療に切り替えていくべきだ」、と拒絶に近い反応を示された。家族は途方に暮れている。

人が楽に死にたいと思っているにも関わらず、周囲の傲慢で無理矢理生きさせるほどむごいことが、この世に他にあるだろうか。

2020-11-30

anond:20201129112706

老衰でもだいたいわかるやで

ご飯が入らなくなっても胃ろうしなけりゃ1ヶ月だろ

2020-11-29

anond:20201129181704

本当にそう。

から安楽死が許されないのに、延命治療の中止が許されるのはマジで謎。

安楽死が周囲の圧力により本人の意志関係なく行われる可能性があると言う奴は、延命治療の中止が本当に本人の意志で行われているのかもちゃんと考えてみるべき。

私は安楽死容認すべきでない立場なので、胃ろうなどの延命治療を中止することにも一切反対だ。それが「本人の意志」だとしてもだ。

そうでないと、安楽死反対派としての理屈が通らない。安楽死反対と言うのなら、延命治療の現状についても物申してこそ本物だと思う。

2020-11-26

anond:20201125223132

まり日本では当たり前の胃ろうや人工呼吸器も欧米では行わないことを選ぶ方が多いですよ、と言えばいいってわけか

anond:20201125223132

延命治療の中止(例えば、胃ろうを作らないなど)についても同様の主張をすべきだと思う。

安楽死が周囲の圧力により本人の意志関係なく行われる可能性があると言う奴は、延命治療の中止が本当に本人の意志で行われているのか一旦考えてみるべき。

延命治療の中止を容認するのなら安楽死容認すべきだし、安楽死容認すべきでないのなら延命治療の中止も容認すべきではないと私は思う。

そうでないと理屈が通らない。私は安楽死容認すべきでない立場なので、胃ろうなどの延命治療の中止にも一切反対だ。

2020-10-29

勝手死ぬな」「勝手に生きるな」と勝手に言われるし勝手に言う

要は自分が何を言いたいかというと健康診断検査つらい」なんですが。

それについていろいろと考察した長い文章が下に続いているだけ。

社会

日本人寿命が長いのって、国民皆保険があるからお金負担が安いことと、会社員が35歳以降に人間ドックを毎年受けることで早期発見治療しているかなのだろうか?人類医療で生かされてる(活かされてる)んだよな、健康的な意味でも、寿命的な意味でも。そりゃあそうだ。予防医学だよな。歯医者の定期健診を受ける、とか。

でも、トシくって様々な検査ちょっと辛かったりするのを目の当たりにすると、

検査をしたり医療を受けたりしてまでも生き永らえたいというモチベーションが、果たして自分にはあるのだろうか?」

という疑問が湧いてきてしまうのだよな・・・

積極的安楽死か、消極的安楽死か、なんか、そういうのが脳裏によぎる。

会社員でいる以上は、自分労働リソースとして供出しているのだから、その「労働リソースとして将来的にどのくらい使えるか」ということが会社的には気になるわけだし、あと法律で決まってるのかな?その辺の理由で、会社から言われたとおり健康診断を受けなきゃならない。「直せばまだ労力として使えるのならちゃんと直せ」というのが、営利企業や国力といった視点から論理と言えるだろう。

なんか、自分の体は自分だけのものじゃない」という感覚がする。「公僕」、会社社会の共有物かのような感じがする。

それは良いことなのか、悪いことなのか。

あ、検査がつらいんで受けません。安楽死しまーす。っていう自分の体に自己決定権利はないのかな。それ人道的にどうなのかな。

その「自分の体が自分のものじゃない」の最たるものが、家族意向により、胃ろうで生かされている人間でしょう。倫理的にどうなのでしょうか。かくいう私の親戚にもいます。こわいので面会していないです。いまはコロナで面会もままならないですが。

医学は、人為的に死をコントロールできる術です。進歩すればするほどコントローラブルな範囲が広がる。いずれは不老不死も実現するのかも知れない。

そのコントローラーを渡されて握るのは、本人であるべきなのか、他人であるべきなのか。自分というシステムroot権限は誰が持つのか。


えらい

それにしても、35歳くらいを超えてる会社員の全員がこういう検査受けてる、ってすごくないですか?

人によっては人間ドックを毎年サボってる常習犯が居たりして、まあ気持ちはわかる・・・ってなっちゃう。

医療体制がすごいのもあるし、検査にみんな耐えてるのえらいですよね。

医療進歩して検査負担を減らす改善継続的に行われていて、胃カメラを口から入れるとき不快感を減らすためにイカリングみたいな白い輪っかをくわえると、かなりラクになるんですよね。あれ。ノーベル平和賞でしょ。10年前に受けた時あんなのなかったし肩に注射麻酔してたんですけど、最近はのどスプレー麻酔になったし1時間麻酔切れるし、カメラ自体も細くなった。昔の胃カメラトラウマになってる人もいると思いますけど、いまだいぶ負担減ってるんで、バリウム飲むよりもラクじゃないかと思いますよ。


加齢と経済消費傾向

若い頃ってさ、なんか、さまざまな「リソース」というもの無限であるかのように錯覚していた。

言い方を変えれば「有限なリソース」という概念のものが頭の中になかったのかも知れない。

健康時間も、仕事にかけられる労力も、無限だと思ってたので、スケジュールも何もなくがむしゃらに働いていたような。

でも社会に出て、あ、いろんなものって有限なんだなって気づいて。そのリソース管理がすごく難しいことに気づいていった。

そして30を超えると、「自分健康寿命」というリソースの有限さをひしひしと感じるようになる。

若いころはモノを買うときお金の使い方がコスパばっかり考えていたように思う。安物買いの銭失いだ。

それはそれで「将来への投資」の考えがなさすぎる、貧者の思想だとは思うけど。お金に対してそういう貧しい考え方で育ってしまったのだから仕方がない。トシとっていってお金の使い方が少しはマシになったし、服にかけるお金がふえたりした。

トシを取ると自分寿命が頭の隅にチラつくので、コスパが多少悪くてもペイするように意識が変わっていっていると思う。

「いまは時期が悪い」とか言ってチャンスを見送っているうちに自分寿命のほうがなくなっていくからね。

たとえ時期が多少悪くても、じゃあいまやろう。お金をポンと出してやったぜ。と。

経済の話でいうところの「機会損失」って、商品在庫があるとか、買える機会とか、開催期間が限定されたイベントとか、そういう「外的な機会」の損失するかどうかを焦点にしがちに見えるけども、それだけじゃないんだな。外的機会がある間に、かつ、自分健康もなければならない。健康でなければ商品を購入して満足することができないから。

健康が不足していて機会損失も大いにあり得るわけです。「大切な推しイベントなのに風邪ひいていけなくなった」とか。

これっていうのは「推しは推せるときに推せ」「孝行したいときに親はいない」と通じるものがある。

から商売するのって、「ちょっと健康不安が出てきて、かつ、そこそこお金持ってる人」を狙うのが効率よさそうですよね。健康商品じゃなくても。

ゲスいですが。足元見てる。

そういうターゲッティングして商売してる人間自体も、いずれはその該当者になるんですよ。

自己決定

「おれは長生きしないんだ」つって、暴飲暴食してる人、ラク死ねると思うなよ。苦しむぞ。みたいな脅しツイートを見かけたりしますけど、まあ確かにそうなんですけど、それも安楽死があれば解決するんですよね。

日本における安楽死議論での反対派って「イジメみたいに同調圧力によって安楽死自己決定を促されてしま危惧ドグマにしてますけど、

すでに健康診断圧力によってつらい検査を受けさせられてる」現状があるので、たしかにそうかも。そうなるだろうなあとは思われます

自殺と他殺」という対比の概念がありますが、それと同じように「自生と他生」とでもいいましょうか。

どう転んでも、自分の体の健康維持や死についての決定権は、自分けが独占的・排他的に所有してはいない(できない)ようですね・・・。やはり自分の体は公僕性、公共物性を帯びているようです。それは国民皆保険であるから、国としては保険治療コストの高い病気をなるべく支払わずに済ませたいので、治療コストの高い病気にかかるリスクを下げておくための検査コストを支払っておく(強制的に受けさせる)ほうがトータルでコストが安い、という計算なのでしょうか。

他者圧力によって胃ろうで生かされてしまうようなことがある社会と、

他者圧力によって安楽死で死なされてしまうことがある社会

どっちがマシなんですかね?

同調圧力存在すること自体は不変なんですね。


勝手死ぬな」

勝手に生きるな」

勝手に言われるし、勝手に言う。

介錯してラクにさせてあげたほうがいいんじゃない?とも思うし、

もっと生きたかったんじゃない?とも思える。

人為的に死をコントロールできてしまうということは、サバイバーズ・ギルトってやつが生まれる。生存者の罪悪感。

面倒なことにならないように、自分の生死を他者人為的コントロール下に置かれることが無いようにしたいですね。

やっぱ自分コントローラ握って健康診断うけるかどうか決めたり、コロっと安楽死理想なんですよ。でもそれって一貫性としては、このコロナのご時世で「公衆衛生を省みない自分勝手自由な行動に出ることの許容」をも意味してしまうのですが。感染症や、医療保険の有無、といった社会的な連帯関係のものは物議をかもしますよね。そりゃ。

タイマーをセットできればいいのにね。デスノートみたいに。

自分死ぬときVR-HMDかぶって、なんか、すごい音と映像で逝きたい。

臨床宗教師仕事の中に「VR機材の管理」も含まれてくると思うんですよね、今後は。「テクノ法要」もありますし。映像や音声のクリエイターも、その走馬灯のような「最期映像」をクリエイトする日が来るわけですよ。

からVR業界から法曹界医療関係転職するようなキャリアパスもあるでしょうね今後は。

塞翁が馬

みとりびと、おくりびと

2020-10-19

老人ホームについて雑感

僕は20代だが、特別養護老人ホーム2件を丸一日見学した。あまりいい印象を持てなかった。朝決まった時間に起こされて、三食食べて、ちょっとレクリエーションして寝るだけの単調な毎日を送る場所しか見えなかった。なお、僕は介護士の方をdisるつもりは全くない。むしろあんなに大変な重労働低賃金でやらないといけなくてかわいそうだし、寝たきりの人や認知症の人に対応していくスキルは本当にすごいなと思う。特定特養disるつもりもない。僕が今回見たところがこういうところだったというだけの雑感である

食事は人によってはドロドロのペースト食で、色こそ違えど全部同じ食感だし、そもそも口に入れるまで何の料理かがわからない。飲み込めない人は鼻から胃にチューブを入れて液体の栄養剤を摂取するか、胃ろうを作ってそこにペースト状の食べ物を注入するかの2択。これが1日3回毎日繰り返される。

僕の見た施設は部屋は個室だが、個室の中に仕切りのない状態便器が置いてあった。足腰の弱った老人でもベッドからトイレちゃんアクセスできるようにということなんだろうが、正直あまり気持ちよくはない。

レクリエーションも単調で、だいたいはみんなでホールに集まって歌を歌う。スタッフピアノなりCDなり使うんだが、そもそも歌うことが好きな人じゃないと楽しめない。

認知症の老人が施設から脱走するのを防ぐため、エレベーターパスワードを打ち込まないと動かない仕組みだった。つまりスタッフは使えるが、老人が単独エレベーターに乗って他の階や外に行くことはできない。スタッフは老人の散歩相手はしてくれないので、老人は実質施設に閉じ込められるかたちとなっていた。

そしてなぜか、僕が行った特養は2件とも、居住者同士の交流がほぼなかった。毎日食事のたびにホールに集まってみんなで食事をするのに、友だち関係みたいなものがない。そりゃ廊下ホールに出て行っても話相手がいないんだから居住者は部屋にこもりますわな。どんどん孤独になっていく。外に出るモチベーションもないから足腰はどんどん弱っていく。

正直老人ホームとか絶対入りたくないなと思った。親をそこに入れたくもない。でも、介護疲れや認知症など限界を迎えてやむなく老人ホームを利用する人はいるわけだし、僕の祖父母や両親も将来そうなるかもしれない。僕が見た2件とは違った感じの施設が多ければいいなと思いながら今回は筆を置く。

P.S. 筆を置くと言ったが、一つ思い出深いエピソードがあったので追記。かなり認知症の重い方で、錯乱して「ねえ!!!私さっき天国から帰ってきたの!!!さっきまで天国にいたの!!!聞いてる???」と暴れていらしたので、僕が咄嗟に「そうなんですね、お帰りなさい」と声をかけたら静かになって、寄り添う介護の片鱗を見た気がした。

2020-08-26

ALS延命

ALS罹患すると、徐々に筋力が落ちていって、そのうち口とか舌とかのどの筋力とか、呼吸するための筋力も落ちてくる。口からものを食べられなくなったら胃ろうを作ってそこから流動食を注入する、呼吸の筋力がなくなったら呼吸器つけるとかいオプションがある。呼吸器つけるときには、口から声門を通して管を入れると痛いから鎮痛とか鎮静必要になるんで、ALSみたいに長引く場合には気管切開してそこから入れる。

胃ろう造設とか気管切開するタイミングでは本人、家族とよく話しあって意思確認した上でやるのが基本。(でも古い先生Go方針説明しちゃって、家族とか本人もそういうもんなのかと思い込んじゃって、ちゃんとした同意ができてないまま進んじゃうこともある。)一回胃ろうや気管切開すると、途中で栄養や人工呼吸器を止めることは難しい。同意を得て外しても訴えられたりする。人工呼吸器をつける段階になると、自然に亡くなることはかなり難しくなる。よくも悪くも長い間生きることができる。

ALSを専門でみている医者たちは、胃ろうを作ったり、気管切開するのは本人にとって必ずしも幸せではないとよく知っている。かなり人を選ぶ。気管切開ライフ比較エンジョイできるのは、デジタルデバイスへの適応力が高く、エネルギッシュなひと。船後議員とか、宇宙兄弟に出てくる天文学者の人とかにはいいと思う。患者さんでも眼球運動とか微細な手の動きを活用して、Youtubeみたり、長い文章打ったりする人はいる。逆に、普通のお年寄りALSになった場合はそんなことはまず無理。人工呼吸器につながれた場合医療者の問いにまたばきとか表情でYes/Noで答えることになる。理論的には文字盤使って話すこともできないでもないけど、一文字伝えるのに数分かかったり、その一文字ですらうまく伝われなかったりして、自由な会話はほぼ無理。だいたい伝える内容は、体の向き変えてとか、どこが痛いとか、痰を吸ってとか、眠れないとか、基本的身体不快感の話。それ以上のことは無理。

ALSでは筋力低下の割に意識がはっきりしているか苦痛も多いのか、ナースコールが頻回になる人が多い。数分から10分に一回とか。自力では寝返りすらできないし、ほかの患者さんとおしゃべりすることもできないし、身体的にも精神的にも辛くて寂しいんだとおもう。

自分としては、この状態になったら生きるのはかなり辛いのではないかと思う。まずは生死を選ばせる前に生きるのが苦痛である状態をどうにかしろというのは正論だけど、デジタルデバイスを使いこなすのが難しいタイプの人でも楽に自由意思が伝達できるタイプ器具は、いまのところない。ALSで生きたい人で、生きることを楽しむ人の生きる権利を支えたいと思うけれど、延命をしない権利邪魔するのも避けたい。

胃ろうとか呼吸器つけますかという話し合いのときは、年をとった患者さんの場合患者さん本人は自然に死を迎えたいけど、家族が生きててほしいというパターンが割とある。逆はまずみない。話しあいを重ねるうちに、家族患者意思尊重するという方向になったりする。

高齢者ALSになって延命をせず亡くなることは、それほど不幸な話ではないと思う。人間何かの形で、いつかは亡くなる。延命をしないALSの終末期は、ほかの病気と比べても身体的な苦痛は少ない。高齢者ALS知識がないと単なる衰弱・痩せと区別が難しいから、診断されないまま亡くなっていることも多いだと思う。それはそれで悪い人生の終わり方ではないと思う。

一度呼吸器をつけない方向で合意した人が、体調を崩してほかの病院入院したときに、呼吸器がつけられていてあれっとなることもある。呼吸器をつける方向で再合意したんだということで。患者さんをみていて辛い感じになったりする。もうそうなると、患者さん自分延命についてどう感じているのかはわからないけれど。医療者側から生き続けることについてどう思うかなんて、そんな問いはできない。死にたいと言われても、訴訟リスクを冒して呼吸器をとめることなんてできない。

人工呼吸器は「お試し」でできないのが辛い。

睡眠時無呼吸症候群のひともよくやる、マスクをつけるタイプの呼吸器は「お試し」でやる人結構いる。うまく適応できなくてやめる人も多い。その場合自然に呼吸できなくなるのが命の終わりとなる。

ひさしぶりにネットに長文を書いてみた。とりあえずはこのあたりで。

2020-08-08

自分感染者かもしれないという気持ち田舎祖母に会いに行った話

帰省をした。

が、結論から言えば帰省といえる代物ではないかもしれない。

それでも帰省をした。

お盆が近づいている。

帰省するかしないか、悩んでいる話を未だによく聞く。

国や都道府県判断を仰ごうにも「慎重に」「感染防止を徹底して」「自分感染者かもしれないという気持ちで」など見飽きた言葉が並ぶ。

自分のことは自分で考えろと言われているのだ。

その結果大事な人が感染しても、感染拡大の犯人の一人になっても、家族が周囲から叩かれる結果になっても、自己責任だと言われている。

顔を見に行った結果高齢家族が亡くなっても、顔を見るのを我慢している間に会えないまま高齢家族が亡くなっても、自己責任だと言われている。

たとえば政府が「帰省を控えろ」「旅行を控えろ」と要請する中で帰省を敢行した人が非難されるのはわかる。

しかし、今の状況で政府の呼びかけを遵守する=「感染拡大の防止を徹底して動く」を実行した人が、運がよければ非難されず、運が悪ければ非難される。

そういう状況なのだ理解している。

私には90歳を超える高齢祖母がいる。

今は地元特別養護老人ホームに入っている。

第一波がおさまり居住地都市でも感染者が毎日ほぼ0とか1人とかになっていた頃、本当は会いに行く予定だった。

が、予期せず施設の面会が予約制になっており、予約が取れなかった。

嫌な予感がした。次に休みが取れるのは2週間後。

「すぐじゃないの」と母はこともなげに言ったが、保健関係で働いている私は「どうなっているかからないよ」と答えたのを覚えている。

第二波は確実に来ると言われていた。しかし、私の勤務先のある自治体を含め、ほとんど何の対策もとっていなかった。

幾人かは「夏になれば収まる」とまだ信じていた。少しは国際ニュースを見てくれ。

2週間後。

毎日0〜2人で推移していたはずの新規陽性者は毎日100人を超えていた。

普段楽観的な地元家族も、今はやめておいたほうがと言い出した。

推奨されない行為なのはわかっている。しかし「来月にしなよ」と簡単に言う家族に対して、緊急事態宣言がもう出ないとされている以上、来月はもっと悪くなっていると説明した。

だって嫌だ。

私のエゴで会いに行ったせいで高齢施設感染爆発して、おばあちゃんが死んだり、他の誰かの大切なおじいさんおばあさんが死んだりしたら。

シリアルキラーじゃないか

でも祖母は、他のどの家族より私が会いに行くと喜ぶ。

ナルシストみたいな発言だが事実だ。

私の仕事の都合でしばらく会えなかった時、驚くほど認知症が進んだ祖母

入院して、一時はベッドの上で拘束具をつけられたり、医師から胃ろう提案されたりした祖母

そのくせ、私が胃ろうに反対し直談判するために飛んで帰ると、途端にハチャメチャ元気になって好きなおやつを口からぱくぱく食べられるようになって、秒で退院をキメた祖母

不安がっていた施設入所も、私がたまに会いに行くと嬉しくて泣き出してしま祖母。そのたびに私も貰い泣きする。そのあと、誰彼構わず孫の自慢話をしてしまう、ちょっと困った祖母

会いに行くのは私のエゴだ。

でも、私が会いに行くことは、祖母健康維持の一つでもあると信じている。

それも含めてエゴだしナルシズムっぽいのは承知なのだが、高齢者の健康状態というのは本当にあやうい。

気の持ちよう一つで死んでしまうのだと、一度は死にかけの状態だった祖母(今はぴんぴんしている)を見て私は学んだ。

そして思春期祖父を突然亡くし、その時生意気の盛りだった私は、たくさんの約束を守れないまま大好きな相手が骨になってしまう痛みを知った。その時、祖父の大切な相手でもある祖母にはできるだけのことをしようと心に誓っていた。

帰省をした。

前日の夜まで不安がって反対する母(常識人でよかったと思う)に次のことを約束した。

新幹線の中では一言もしゃべらない

地元の駅を降りてから、市内では原則一言もしゃべらない

マスクをする

アルコール携帯する

祖母施設に着いたら、施設職員とは電話で会話をする(直接対面でしゃべらない)

祖母とは、建物の外からガラス越しに会う

・会話はスケッチブックを使って筆談で行う

実家のある町の近辺には立ち入らない

祖母以外の家族とは会わない

・誰かと食事をしない。ていうか誰とも会わない

・15分の面会が終わったら速やかに居住地の都会へ帰る

実行した。

駅を降りてからとにかく努めて沈黙し、コンビニ飲み物を買ったときにもお礼さえ言わなかった。(心は痛んだ)

私の地元には古い風習があり、「大晦日の深夜にとある川にかかっている7本の橋を一言も喋らずに渡りきる」「成功すればその一年健康な体でいられる」というものらしいが、ひたすら黙っている間その話を思い出した。

今ではやっている人がいるのかわからないが、その話を教えてくれたのも祖母だ。昔、実際にやったことがあり、隣に家族がいるにもかかわらず一言も話せず、寒く辛く長い道のりだったという。

一人で行動し、スマホもある中で一言も話さずにいるのは現代人の私にとってさほど苦ではない。

が、その話を思い出した私は、祖母祖母の周りの人と、この地域の人と、私自身の健康のための壮大な願掛けにチャレンジしている気持ち勝手になった。

移動時間は片道3時間。往復6時間

面会時間は15分。

地元の駅からバスで移動した時間も含めて、市内の滞在時間は約30分。

やってよかった、と思う。

この話を周囲にした時、反応は芳しくなかった。

新幹線お金もったいないよ」…個人的にはもったいなくはない。お金の話ではない。

最初から帰らなきゃいいだけの話」…だから帰りたくないけどそう言ってる間に祖母死ぬかもと思っての苦肉の選択なの。

帰省意味ある?」…あるよ。 

ガラスの前に置かれた椅子に座っていると、遠くから職員に案内されて祖母が歩いてきた。

最近も小さな不調を繰り返して通院していたと聞いていたので、車椅子かなとも覚悟していたが、ゆっくり、杖もなしに、頼りない足取りではあるが歩いていた。

認知症があり、たぶん今日の面会の予定を聞かされていたとしてももう忘れているだろう。老眼鏡の奥の目がいぶかしげに細くなり、あそこに座っているのは誰じゃいな、とでも言いたげだった。

それがある程度まで近づいた時、私だとわかった瞬間があった。

ぱあっと笑顔になり、私の名前を呼びながら、踏み出す足が急に力強くなった。ガラスの前まで来ると急に眉根が寄り、なんでそっちにいるの、入ってこないの?と言いながらも、ああ来てくれてありがとうねと嬉し泣きを始めた。

私もぼろぼろと泣いていた。来てよかった。新幹線代なんかに変えられるか。

保健所で働いている同僚とも話したことがあるのだが、発声を伴う感染拡大はなんだかんだ大半を占めると思っている。

私は多少手話が使えるが、たとえばもし国民全体に広く手話が普及したりなんかして、口だけにとどまらないコミュニケーション可能になればもっと色々捗るのでは?なんて個人的に思ったりもする。(マスクは透明なもの必要になるけど)

この話にオチはなく、だから匿名で書いた。

多分皆が迷っている帰省というのはこんなんじゃなくて、普通に家族食卓を囲んだり、近況を話し合ったりで、それができないなら意味がないし帰らないという人がほとんどだと思う。

でも今回の帰省モドキを実行してみて、感染リスクを限りなくゼロにしても、達成できる何かも存在すると思った。

帰省」とひとくくりにして非難したりするんじゃなくて、その人の家族の在り方も、帰省の仕方も、それぞれオリジナルでやりようはあるんだと少しでも考えることができないだろうか。

感情のままの日記なので、匿名とはいえキモい文章になっていることを謝罪したい。

帰省を終えた私が一つだけ気がかりだったのは、施設職員に託した祖母への手紙写真、あとその日スケッチブックに書いた「おばあちゃん大好きだよ」「いつまでも元気でいてね」のメッセージだった。

手紙写真が入った封筒アルコールで軽く拭いたけど、スケッチブックからちぎったページは拭いていなかった…!

なんて最後まで気にしていたが、2週間以上経った今も幸い感染の知らせはない。逆に言うと、そのスケッチブック以外は心配になる要素はまったくなかった。やりようはある。「感染拡大防止を徹底しながら」家族の顔を一目見る方法はあると思う。

100人を超えていた新規陽性者数は今、さらに2〜3倍を推移している。

1日も早い収束を願ってやまない。

2020-07-26

尊厳死って選択の一つとしてあっちゃ駄目なの?

リベラル選択肢として夫婦別姓を支持しているだろうに尊厳死選択はどうして否定出来るのだろうか

人間頭が悪いから正常に判断出来ないから、みたいなのもあるけどそれもリベラル的な判断ではない

元々リベラル人間可能性を(割と無邪気に)信じていたと思うのだけど、なぜか最近保守化しているのか人間否定的で可能性を信じずに行動を制限するのが好きになっているような、保守を通り越してまるで暗黒啓蒙にまで届きそうな勢い

現在でも胃ろうや人工呼吸器などの延命治療拒否可能で、QOLを重視した家族否定するような感じがあって、ここ数日の尊厳死を頭から否定するような言説が気に入らないというのもあるけど、リベラル違和感はないのだろうか?

殺人に使う奴が出て打つ手なしだから無理」は暴論

anond:20200725133254

素通りのザル制度という藁人形作ってからの、包丁規制論やんけ。

ブクマカもこんな雑な理屈殆ど突っ込み入れてないの何で?

 

個人的には、延命治療の不開始はほぼ実現できるのに、一度始めてしまうと延命治療の中止のハードルが上がる現状の改善はあって欲しい。

今回のALS患者ツイートをしていたこれ。

胃ろう、、、つくらなきゃ良かった、、

造らないという選択を選べるなら、使わないという選択はできないのか、、、??


ブクマの中には疾患も無いのに安楽死できるかのようなコメントもあるがそれは漫画の読みすぎ。

2020-07-24

anond:20200724153724

法的には4要件(1)耐え難い肉体的苦痛あり(2)死期が迫っている(3)苦痛を除去、緩和する方法なし(4)患者の明白な意思表示あり、の場合積極的安楽死も許されると判例化されてるので、記載の内容は実現されてるよ。そもそも射水市病院事件のように消極的安楽死については不起訴処分となっていることから現在運用いいんじゃないのという気がする。今回の件も主治医胃ろうによる栄養供給停止しても不起訴だろ(そして主治医は止めるべきだったんじゃないのと思わなくもない)。関係ない医師が絡んで嘱託殺人になってるから問題になってるけど。

anond:20200724002614

では胃ろうや人工呼吸機の自己意志による停止も認めるべきではないと? それはむしろ患者自己決定権を蔑ろにしていないか

今回の件は延命処置拒否を訴えていたにも関わらず受け入れられず、殺人の依頼へ至ったものなので、積極的安楽死は認めるべきではないと思うけど、尊厳死ちゃん社会的に考えた方がいいわ。

2020-07-23

anond:20200723234116

そもそも胃ろうの停止や人工呼吸機の停止(患者意志による延命処置停止)は殺人か? であれば造設を患者家族意志に基づくのもおかしく、当然造設すべきとなるのでは? ちなみにアメリカではバーバー判決により停止は刑事訴訟対象にならない。

患者2019年栄養供給カット要望した時点で認められるべきだったんじゃないかなと。むろん今回の容疑者擁護する気はなく、嘱託殺人で裁かれるべきだよ。

anond:20200723232154

少なくとも「この被害者の方に関して言えば」胃ろうでの栄養供給は止めてあげるべきだったんじゃないかなぁと思うわ。患者継続的意志をむしろ尊重してないよなぁと(突発的に死にたくなることがあり得るので、気分の問題ではなく明確で強固な意志判断する必要があるけどさ)。

anond:20200723225103

すまん。

2011年発症で、18年からブログやらでずっとこんな姿で生きたくないと安楽死希望してる旨を書き記してる(2年前にだけ迷っている記載あり)。24時間介護胃ろう。19年には食事減らして体を弱らせることを主治医に依頼して断られてる。

請けたのがあん思想持ちだったのでそちらが議論の的になってるけど、なんか被害者境遇を考えるとそこを議論するのは違うなぁと。

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