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はてなキーワード: 鉄鉱石とは

2019-03-19

anond:20190319172504

そうですよ

そうでないところは「個人事業主」とかです

個人法人なりもありますが一人で団体割引をうけたいといったようなメリットのための手法です

団体から耐久性が高く多くの取引にも均一性をもたせることができるだろうという安心感銀行お金を貸してくれたりしま

聞こえは悪いですが基本的会社はまず借金して事業を始めます クラウドファンディングスタートアップみたいなものです

初月で全額回収とかした上で利益があって初めて自己資金事業ができるのです お金を借りるというネガティブイメージはこれでこらえてもらいたいです

同じ商品担当さんが辞めても同じ商品として出してもらえるように教育したり引き継ぎをしたりしてくれていると信じて長期的な取引ができます

来月買いますのでという予定で資金をつくったり人をあつめたりしま

また来月売るという約束の上で広告を展開したり販路形成したりしてくれる組織もつながります

そして一人ではできない規模のものづくりをしま

鉄鉱石を買ってきたり溶鉱炉知識をふんだんに生かして製鉄したり半導体を組んだり新技術を開発せずとも

それらをあつめて新商品をつくったり何十社とも何百人とも取引をしても忘れたり間違えたりしないように団体で行動しま

まあ一人で唯一のバリューを生み出して莫大な益を得る個人ではわざわざ会社となって法人として住民税に2重に払ったり税務署にこまかい家計簿を毎年提出したりしなくてもいいのです

2018-12-12

anond:20181212104312

社会の基盤とは、木を伐り加工したり、鉄鉱石から鉄を取り出したり、畑から農作物をつくることであって、

効率化の一環でしかないITなどでは断じてない。

2017-12-04

石器からスマートフォンが作れなくて、震える

もしコンパイラを全世界で同時にうっかり削除してしまったら、元の状態に復旧できるのだろうか?|Rui Ueyama|note

思考実験として、全世界の人が同時に、自分の持っているコンパイラインタープリタなどの実行ファイルをうっかり全部消してしまったとしよう。そうするとそれ以降、ソースコードが残っていても、コンパイラ自身も含めてどのようなプログラムコンパイルできなくなってしまう。この状況から人類は元のコンピュータ文明を復旧することができるのだろうか?


自分はよく「人類現代知識と知恵を持ったまま旧石器時代並みの環境に戻ったら、どれくらいの期間で今の技術に達するか」という空想をする。

科学技術知識も持っているけど、道具は石器だけ。でも資源はまだたくさんあるっていうルール

もちろん、持っている道具を使って、新しい道具を作るのはOK目標は、スマートフォンを作るってところまで。


でもね。石器で穴掘って、鉄鉱石集めて、ネジ作るくらいで、もう途方に暮れちゃうのよ。

頑張って細かい刃物とかヤスリを手作業で作ってきたのにさ、この先 もっと小さい電子回路とか作らないといけないんだよ。

逆に考えてみてもさ、スマートフォン作るためには、半導体を作るための機械がたくさんいるでしょ。

その機械を組み立てるのにも、コンピュータとかロボットとかモーターとか、数え切れないくらいの部品が要るわけだ。

その部品を作るためにも工場が要るし機械が要るし。

最終的に町工場に行き着くにしたって、旋盤機械があるんだぜ。

どこまでいったら手作業だけで作れる部品になるんだ。


そんなことを考えると、震えるね。

2017-11-04

anond:20161110001707

単純に「腕力不足」が原因なんだろうと思うんだが・・・

同じ条件で男女ともに同じことをやらせると、

❍農耕にしても腕力不足で田んぼや畑の畦作りや

水を引く水路作り、その水源の川の治水やら

木製の鍬で稲・麦が根を張れる程深く耕せるかなど。

❍身や財産を守るにしても、狼やら野犬、猪、狐や

あと同じ人(食料不足の為に他から奪う選択をした)

から自分家族、あと畑を荒らされない様に守る事。

❍防寒についても、服(毛皮)を得る方法には

弓矢の使用と数日〜一週間ほどずっと山中での

狩猟に耐える事と、家を作る為の木材の切り出し等。

・・・他にも金属の為に鉄鉱石採掘やら炉の制作

山を削って道を作る、溜池を作るなどやら色々と。

しろ同じ事やらせて競わせる方がキツイんじゃ?と

結論:農耕とか文明が悪いよー、麦と米が悪いよー

2017-03-11

http://anond.hatelabo.jp/20170310114512

http://b.hatena.ne.jp/entry/anond.hatelabo.jp/20170310114512ブコメが地味に誤解が混ざってるので細かく正していこう

フィリピン悪口はやめなさい。

フィリピン資源もの凄く豊かだよ!かつては東南アジア最大の鉱産国だったほどだよ!

今は政情不安のために産出量がガタ落ちだけどね

イギリスの例もあるよ

イギリスという、いろんな意味でとんでもねー国

イギリス産業革命を牽引したのは自国で獲れる石炭である鉄鉱石もボチボチとれていた(質はよくない)

ブコメ日本結構資源はとれていたよという例があがってるが、銅も輸出していたことがあるのがあがってないな。江戸時代オランダ相手の輸出品は最初は銀でしばらくすると銀の輸出はされなくなったというあたりは皆歴史で習うだろうが、その後に輸出されるようになったのは銅であった。

足尾銅山鉱毒事件で有名だが、その生産規模まではあまり教えられていないようだ。

いい資料があるので転載する

http://www.sonpo.or.jp/archive/publish/bousai/jiho/pdf/no_244/yj24428.pdf

明治 10 年(1877 年)の年間生産量 はわずかに 47 トンだったが、10 年後には3千ト ンを超え、その5年後にはさらに倍増する勢いで あった。 生産した銅はほとんどが輸出に回された。

そのため明治時代の日 本は、現在のような「資源小国」ではなく、銅の 世界市場で5%を占める「資源大国」だったのだ。

銅は生糸絹製品に次ぐ第二の輸出品の位置を 占めていた。日清戦争(1894 年8月〜 1895 年3 月)、日露戦争(1904 年2月〜 1905 年9月)の 装備は、銅輸出の収入によって整えたという。

足尾の他には別子、日立などの大銅山があった。

正直おじさんぐらいの年の人間にとっては「○○鉱山が閉山しました」というニュースをしばしば聞いていたものから日本資源がないというのが非常に違和感があるのである

日本にない資源といったらボーキサイトぐらいである。

アメリカボーキサイトもとれる(※今はとってない)し石油天然ガスもとれるんだよ。ズルいよな!

2017-03-10

http://anond.hatelabo.jp/20170310143520

水資源森林資源価値を軽視する人が本当に多いけど、

この2つが豊かなおかげで農業生産性が高く、大人口を養えて、そこから文明が発達するんだから

前近代資源の中では一番価値の高い資源と言っていい。

その証拠に、大文明が滅んだ地域は大抵森林資源の枯渇や砂漠化引き起こしてる。

日本江戸時代後期には人口3000万人を養いながら寒冷期に突入して禿山を増やしてた。

化学肥料発明がもう少し遅れてたら今の日本はなかったかもしれない。


平野の少なさも農機のない時代にはそれほど大きな障害じゃない。

そもそも開拓必要な余剰労働力がないと開拓できないし、そっちがネックになることの方が多かったはず。

労働力を増やすには農業生産性改善必要で、農具の刃に必要鉄鉱石も、鉄の生産必要な大量の木材燃料も日本豊富

自然災害は確かに多いけど、山がちな島国から旱魃比較的少ないと思う。

こういう感じで前近代までの農業事情は相当有利で、前近代まではほぼ農業生産高で国力が決まる。

住んでいる人々はほぼ単一民族使用言語も同じ、

前近代の話をするのに、東日本に住んでいたアイヌ人とアイヌ語を滅ぼしたことを忘れてはいけない。

2016-04-21

http://anond.hatelabo.jp/20160421072734

石を砕いて石器を作る

石器を使って、木や土を加工し、炉を作る

炉で、鉄鉱石を溶かし、鉄器を作る

鉄器を使って、金属加工具を作る

金属加工具を使って、より精密な加工具を作る

より精密な加工具を使って、工場製造機械を作る

こんな感じ。

2015-07-18

http://anond.hatelabo.jp/20150718002636

あなたの身体や脳の構造はては精神まであなた意識的構成したものは何もないというのに「本当は」とは何?

あなたあなたとして在るべきで在るように世に存在させられ存在しているだけなのに「本当は」とは何?

あなたがその体に不満があるようになるようにと在るのはそう在るべきでそれ故なにか解決策妥協案を見つけることができたならそれ自体あなた自身あなたが成したもの即ちあなたになるというのにあなたあなたになるべき手段の手前で本当の私を唱えているそれ自体自分自分自身と言い放って良いの?

良いのであればあなたは「この先工事中」と書いてある看板とその存在意義は同じでこれまでの人生をいかに語り権利をいかに主張しようともそれは鉄鉱石から溶鉱炉を経て様々な加工の工程ドラマがあった一枚の看板と同質で同意義なものになるのだけどそういうものだと宣言したいのかしら。

あなたはこの先で工事もしていないのに工事中と唱え続ける看板であることに意味を見いだせずまさに目的合致している標識を見てそれに憧れそうなりたいという風景を語って何を求めているのだろう。


看板工事を呼び起こすものとなり得たいのか工事を待ち望むのか工事もされないのに工事中とある看板風景について旅愁を感じる人へ訴えかけたいのか無意味であるから撤去してほしい旨なのか、何なのか。


「本当」のそれは何を示していてどうなるのが本当なのかしら。仮に女だったらどうだったの?

2013-07-25

http://anond.hatelabo.jp/20130725203415

MMOって 裸で鉄鉱石ドリブルしてトンテンカンして売って

裸で鉄鉱石ドリブルしてトンテンカンして売って

裸で鉄鉱石ドリブルしてトンテンカンして売って

 

楽しさがよくわからなくなって、辞めた。

2011-04-06

http://anond.hatelabo.jp/20110406152746

原子爆弾原発事故では放出される放射性物質の種類も量も大きく異なるので比較対象として適切でないと思います。

チェルノブイリならまだ分かるのですけど。

戦後復興については朝鮮戦争特需など輸出産業寄与が非常に大きかったでしょう。

後は原油鉄鉱石などが輸入できるようになって素材業が興ったのもあります

そのような事態好転が期待できないと思います。

今は日本の代わりがアジア各国にある状況で、わざわざ日本からモノを買ってくれる国がどれほどあるのか。

経済力が減衰すれば資源輸入をどうすればいいのか。

この辺りについてはどう思われますか?

2010-05-24

http://matome.naver.jp/odai/2127374075574714001

うーむ。

その計算方法でいいのなら、100万円するロレックスだって金属(鉄鉱石アルミナ)の単価で考えるなら二束三文だしなあ。

トヨタ カローラ140万円  原価22万円

じゃあ「22万円やるからカローラ作れ」と言われて作れる人がいるかというと…ねえ?

オーストラリアブラジルあたりでカローラ一台分の原料を調達するだけで資金尽きちゃうと思う。

2010-01-20

ttp://tameike.net/comments.htm#new20100119054234

○年が明けてから、中国に対する風当たりが急速に強くなってきた。当初は気のせいかと思っていたんだけど、グーグルの件が飛び出して、いよいよ決定的な流れになってきたと思う。Financial Timesのこの記事が面白い

Google is not alone in calling China’s bluff 中国政府に挑むグーグルは例外にあらず(1月14日付)

ttp://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2562 (ご安心ください、邦訳されてます)

○記事によれば、①グーグルの反乱のみならず、②鉄鉱石価格交渉が中国の頭越しに行なわれていること、③米国台湾への武器輸出を決めたこと、という中国叩き3点セットがあるという。考えてみれば、昨年の中国は図に乗ってやり過ぎた感があり、特にコペンハーゲンCOP15での態度は顰蹙ものだった。しかるに、「支援が必要な途上国の顔と、敬意を払うことを他国に求める新興大国の顔とを使い分けることは、ますます難しくなってきている」という。

○これまで「中国さまさま」ということで、何を言われても下手に出ていた先進国側、特に米国が、だんだんキレそうになってきた。今年は中間選挙もあるしね。一時は「G2」だとか「米中蜜月」などと言われておりましたが、政治世界はやはり”Never say never.”が鉄則です。

2010-01-01

http://sankei.jp.msn.com/world/asia/091230/asi0912302123001-n1.htm

カレーバッシング「失敗」…豪でインド留学生が激減

 【シンガポール=宮野弘之】オーストラリア政府観光局は30日、同国で学ぶインド留学生数が、2010年は今年よりも20%以上減少し、留学生関連事業の収入も09年より6900万ドル(約63億円)以上、減るとの予測を発表した。

 オーストラリア白人若者インド学生を狙う「カレーバッシング」と呼ばれる暴力事件が頻発したことが影響した。観光客数は10年には4・3%増が予想されるなかインド学生の減少が目立つ。インド側が人種差別と反発した暴行事件はオーストラリアにとって高くついたようだ。

 政府観光局の観光予測評議会は、10年のインド留学生数は今年より4000人減り09年比で21%減と予測。同年は対前年比35%増だったので大幅な減少だ。AP通信が伝えた。

 インド学生に対する暴行は主にメルボルンシドニーなどオーストラリア都市部で発生、地元若者数人がグループインド留学生を襲い、パソコンを奪ったり、ドライバーで刺したりした。警察によると、ほとんどが「愉快犯」といい、合言葉は「レッツゴー・カレーバッシング」だった。

 とくに4月以降は毎月平均40件にも上り、これに抗議する大規模デモインドで行われたため、シン首相オーストラリアのラッド首相電話で早急な対応を求めるなど外交問題にまで発展した。

 オーストラリア留学生関連の教育産業は、石炭鉄鉱石に次ぐ規模で、07~08年の売り上げは約100億ドル(約9200億円)に上る。

この件でオーストラリア人批判するのはたやすい。しかし当事者にならなければ分からない、実感できない事もある。同じ状況に置かれた時、彼らと一線を画した行動を我々は取れるだろうか?

今の自分が彼らのような行動を起こす必要のない場所にいる事に感謝したい。

新年最初の増田

2009-10-12

アフガニスタンの血の犠牲の影で、最も裨益するのは中国

戦争の隣で中国企業アフガニスタン鉱山開発、それを守る米兵

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オバマ政権は依然としてアフガニスタンへの四万人増派に慎重である。

現場ではマクリスタル司令官が「増派がないと勝ち目はない」と語り、ゲーツ国防長官ホワイトハウスに早期決定を促し、ところが与党民主党が反対するばかりか早期撤退論に転換、さらに皮肉にも野党共和党が増派賛成という奇妙な政治構造に陥った。

アフガニスタンにおける犠牲は増えつづけ、米兵の死者は800名を突破NATO軍が数百。

一方で、兵力を派遣していない中国は、はやばやとカブール南方の銅鉱山開発に着手し、(このアイナク鉱山には鉄鉱石、金、銅のほか宝石類の埋蔵が確認されており、中国国有企業が数億ドル落札)、そのサイトを米兵が守備している。

アフガニスタン経済復興の目玉でもあり、巨大なジレンマのなかで米、NATOの苦肉の選択である。

しかし米国内には「安保ただ乗り論」として嘗ての日本の替わりに中国批判がぼつぼつと登場し始めた。「アフガニスタンへ西側が安全保障の理由から深く介入したことが、中国戦略的野望の実現に貢献する」(IHI,10月8日ロバート・カプランが寄稿)。

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  「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 

    平成21年(2009年)10月8日(木曜日

       通巻第2734号  

2009-09-02

中国大豆デリバティブを踏み倒す気だという話

http://jp.reuters.com/article/foreignExchNews/idJPnTK845677220090831

このderivativeがどのような性質のモノなのかがはっきりしない。derivativeには、先物swap、optionの三種類があり、このうち、契約の放棄が出来るのはoptionの買い手だけであり、それ以外は、全て、現物を引取るか、損益を差金決済しなければならない。

optionの買い手として、一定期日に一定価格資源を買い取る権利を買っていただけならば、踏み倒しとは言わない。また、商品相場におけるswap契約はあまり見かけない。従って、先物契約を踏み倒そうとしている可能性が高いとなる。

中国国内需要は冷え込んでいる上に、大豆価格は下落しており、高値掴みをしてしまった事になっている。契約を踏み倒して現物を拾った方が安く済むという考え方であろう。

実際に踏み倒すようならば、今後、中国とderivative契約を結ぶ企業は消滅するであろう。現金先払いでなければ物を売らないという形になる。

日本企業では、特定アジアからの注文に対しては現金先払いが標準であるが、ようやく、グローバリゼーションで舞い上がっていた世界中企業が、特定アジアの正体に気がついてきたという事であろう。 

中国では、鉄鉱石石炭も、在庫が山積みになっている。このため、この契約の一方的破棄は、それらの資源にも波及する可能性がある。

中国日本の間に、国境線2000年以上に渡って存在し続けているのは、契約に対する信義が通用しないという大きな差があるからである。アジアという事で、中国日本と同じだと考えたグローバリスト達は、日本中国の間に国境線2000年以上存在し続けているという厳然たる事実を、無視していたのである。

2009-07-21

中国情勢 - 習近平と李克強の権力闘争、つぎはリオ・テントをめぐるスパイ合戦

李克強訪豪を前に「上海派」と「太子党」が陰湿に胡錦涛執行部へ揺さぶり

前の共産党大会の人事をめぐる暗闘を想いだしていただきたい。

第十七回党大会は、江沢民の懐刀だった曾慶紅が「引退と引き替えに」、習近平を三階級特進させた。浙江省書記からまず上海市書記に栄転させ、ついで政治常務委員、国家主席と三段階を一気にまたいだ。

曾と、その背後にいる江沢民と意思である。

同時に曾慶紅は賀国強と周永康を法務公安規律のポストに送り込んだ。つまり習、周、賀の三人が政治局で「江沢民派」であり、同時に習近平は太子党利権を代弁する。

だから筆者は書いた。

中国では石川五右衛門長谷川平蔵は同一人物である」と。いうまでもなく利権汚職捜査の元締めが同じだから(呵々大笑)。

さて上海派太子党にとって「団派」(共産主義青年団)ほど疎ましくも邪魔の存在はない。胡錦涛、李克強、李源潮、王洋らが団派である。

共産主義理想を追求し、汚職にときに立ち向かい、政治改革獅子吼し、五月蠅いのだ。

したがって団派 vs 上海派太子党 の対決構造が、いまの中国権力構造の基軸にある。

さて、先週あたりに李克強の子分たちが、周永康の「捜査」により汚職で断罪されようとしている事は述べた。李克強のパワーを弱め、引いては胡錦涛の指導力を弱体化させるのが目的である。

▲豪中関係の円滑化を邪魔すれば李克強を失脚させられる

ここにリオ・テントスパイ事件が絡む。

リオ・テントは豪の鉱山会社だが、中国が買収をしかけ、豪政府資源ナショナリズム立脚して中国鋸業(チャナルコ)を退け、BHPとの提携に踏み切った。

リオとBHP合併世界最大の鉄鉱石鉱山企業誕生カルテルと実質は同じ。

買収直前まで交渉が進んでいたので、中国はこれを恨んだ。

いずれ、執拗中国のことだから、なにか政治意趣返しがあるだろうと予測されていた。

案の定、リオ・テント中国駐在社員四人をスパイだと言って拘束し、豪勢府はすっかり慌てた。豪中関係がにわかに緊張した。

もうひとつ背景があった。

このスパイ事件は背後に権力中枢の闘争が絡んでいると指摘したのは博訊新聞網(7月19日付け)である。同紙によれば来週から豪訪問を予定している李克強(副首相、次期首相候補に有力)への当てこすり、一番やっかいな外交を李が、どれほどの能力で処理できるかの試験にもなるとばかり上海派太子党が仕組んだ。

というのも、習近平は副主席になって一番目の訪問先は北朝鮮、つぎに北京五輪責任者に抜擢され、外国首脳とつぎつぎとあった。それからメキシコを訪問したが、評判は芳しくなかった。外交能力疑問符がつけられた。ならばライバル李克強いは外交もうまくこなせるのか、と団派への面当てが再開したわけである。

この事件で浮き彫りになったことは胡政権の脆さと、最高意思決定機関の内部闘争の深刻さ、要するに上海派の横暴に対して、適宜適切な対抗措置がとれない実態である。

同時に上海の勢力が独立王国のごとく、中央からアンタッチャブルであるという、星雲状況である。

胡の掲げた「小康」(社会の安定)はまだまだ遠き目標である。

2009-07-10

ウイグル争乱 - ラビア・カディール女史は記者会見写真を見せながら言った。「偽物、合成です」。

華(はな)も(西側の批判の)嵐も踏み越えて行くが共産党のいき(のこる)道

G8で、胡不在の穴を埋めた国務委員、突如「ドル基軸体制」を攻撃した

「ウィグルの母」=ラビア・カディール女史は記者会見写真を見せながら言った。「偽物、合成です」。

あの南京大虐殺とかの、合成写真、偽物写真オンパレードを思いだした。新華社を通じてプレスに配給されたウィグル暴動の写真、多くは偽物、場所も時間も異なる明確な証拠を示してカディール女史が記者会見に臨んだ。

http://www.chinadaily.com.cn/

(↑ このサイト写真<1>を参照)

逆に漢族の優位を証明する写真もある。手に手に混棒、ぬんちゃく、スコップを凶器替わりにもった漢族の自警団(?)、みんな体格が言い。つまり軍の「便衣隊」である。漢族の軍は漢族を守り、かれらがウィグル族を殺傷する現場を傍観していた、という。孫子兵法は言う。「やられる前にやれ」。

そして場所はイタリア。西側先進国からウィグル弾圧、人権蹂躙を非難される前に中国は反撃攻勢を仕掛けた。

G8の晴れ舞台胡錦涛不在の代理演説をした国務委員は「ドル通貨基軸は不公平、ドル支配体制は代替通貨が必要だ」と、あたかも中国非難をすりかえるごとき先制攻撃にでた。

中国代表の演説は、オバマ大統領の目の前、ブラウン首相もいた。しかしブラウンは言った。「おっと、聞いていなかった。しかし大事なことは世界経済が回復軌道に乗りかけているときに重大な変化をもたらすような発言(は慎しむべきだ)」(フィナンシャルタイムズ7月9日)。

新彊ウィグル自治区の騒擾をおさめるために胡錦涛が言ったのは「一刻も早い治安回復」。公安担当の孟建柱が続けた。「責任者を(死刑を含む)厳罰に処す」。世界ウィグル会議は、拘束された1400名余りの殆どがウィグル人であり、漢族が武闘による殺害をしたが、その犯人は捕まえていない、と記者会見している。

▲新彊ウィグルレアメタル埋蔵を確保したあとはアフガニスタンへ照準

そして、この緊急事態をもろともせずに、中国国有企業アフガニスタンで銅山開発の大工事を始めた。CMGC(中国冶金集団)と江西銅業は、アフガニスタン歴史始まって以来の数十億ドルもの資本を投下し、カブール近郊のアイナク銅山開発を正式に開始した(チャイナディリー、7月10日)。

同銅山は1974年に発見され、ソ連技術者が試掘を繰り返した場所。埋蔵推定1300万トン。

中国はアイナク銅山に28億ドル強を投下し、ほかに毎年4億ドルアフガニスタン政府に操業費用として支払い、かわりに年産20万トンの銅を産出する。同銅山はほかに数億トンの鉄鉱石埋蔵があると見積もられている。

2009-06-27

スイスのXstrataの身売り話。

資源界隈の話である。

Xstrataは、スイス資本資源開発会社で、資源バブルの頃に買収話が出ていた。ブラジル鉄鉱石大手Vale(旧リオドセ)が名乗りをあげたが、この話は潰れていた。資源価格のピーク頃の話だったので高値で売りつけるであろうと判断していたのだが、こけた。いったいどちらが欲深かったのかは薮の中である。

で、今頃になって、再び身売り話が出てきたのである。今度は、英国資本のAnglo Americanに身売りするという話である。

どうにも腑に落ちないのだが、Xstrataの40%を保有する親会社にあたるGlencore社が相場でかなりやられているらしいという話が流れてきた。資金繰りに困り、手持ちの資産の一つであるXstrataの40%の持分を換金したいという裏があるらしい。

Glencore社はスイス貿易商社であり、グローバリゼーションにあわせて、資源分野に傾注してきた。London Metal Exchangeで何かがあったときには、たいていGlencore社が絡んでいて、何度もお呼び出しを食らっている。成果給がかなり良いらしく、無茶なディールをやる従業員が多いという。

生産を拡大する過程で、資源価格が高止まりするという前提で設備投資を行っていて、資源価格の急落によって採算割れどころか、ローン倒れという状態になるというシナリオは、説得力があるが、資源開発会社は、そんな素人みたいな投資は行わない。鉱山は50年から100年といったロングスパン投資であり、場合によっては、鉱山から港まで鉄道を引くという事すら行う。資源開発会社資源価格見積もりは、めちゃくちゃ辛い見積もりを行う。無論、売るときは逆に、可能な限り高値を吹っかけてくるのだが、その落差を楽しむくらいでないと、鉱山屋とは付き合えない。

Glencore社が、相場で、資源はより高値になると判断して、買いに回っていたという話の方が説得力があるであろう。資源価格暴落し、高値で買ったのを安値で投げなければならないとなれば、買値と売値の差が、そのまま損失になる。

WTIで無茶な吊り上げをしていた所は、委託で請け負っていたので、金主に丸ごと損失を押し付けられたが、Glencore社は手張りでやっていたのであろう。

2009-03-18

ゴミは単純じゃないよ

http://anond.hatelabo.jp/20090318124101

ゴミの源泉は何処で、お金をどう処分側に回せばよいのか。

物とお金流れを分離すると、何かと面倒だと思う。

食べ物は食べれば処理費がかからないけど捨てればかかる。

輸入した木材も、3ヶ月後に捨てられる紙になるのか、30年後に捨てられる家になるのか。

庭の土も、掘り返して他所に捨てればゴミになる。

大豆1kgと鉄鉱石1kg、それぞれ幾ら徴収するのか。

2009-02-19

解体中の高炉

なんだか、解体中の高炉が人気らしいですが、ココロ社の人の解説(http://d.hatena.ne.jp/kokorosha/20090218/p1)は一般市民には難解なので、同じく一般市民の私が解説を試みてみます。

しかし、なにぶんにも一般市民なので、間違い等ございましたらご指摘ください。

そもそも製鉄って何?高炉って何?

さて、解説に移る前に、一体何の写真を見ているか分からなくなるので、まずはこの話をします。

製鉄ってのは、まあ、読んで字のごとく鉄を製造することですが、その主な原料はというと、鉄鉱石石炭と石灰石です。といっても、これらを高炉にぶち込めば鉄が出てくるわけでもないので、製鉄所内には前処理をする設備がありますし、さらに、ストックする場所、荷揚げのための港なんかもあります。

原料の前処理が終わると、ここでようやく高炉の出番です。

高炉では熱風を吹き込み、石炭から作ったコークスを燃焼させ鉄鉱石を加熱し、また、鉄鉱石中の酸化鉄をコークス中の炭素還元し、ケイ素を石灰のカルシウムで溶かし、鉄とスラグを作ります。こうして出来た鉄は、都度冷やしたり溶かしたりするのは馬鹿げてるので、溶けたまま製品にする工場まで運ぶ設備があります。また、高炉から溶け出ているのは、鉄といっても銑鉄という奴で、そのまま商品になるわけではありません。

それを鋼にするのが転炉です。

転炉では酸素を吹き込んだり、脱リン剤を加えたりして精錬し、鋼へと転換します。こうして出来た、溶けた鋼は、丸や四角の穴の開いた鋳型で板や棒に整形され、冷えきる前に何度も圧延され、整形されて、丸や四角やレールや色々な形の棒状製品だったり、色々な厚さの鉄板だったりに整形されます。

それが製鉄所です。以下が詳しいです。

それでは高炉を見てみよう

まずは予習を

一般的高炉について。

キーワードは、ベルトコンベア、熱風炉、トーピードカー、転炉でしょうか。次は、今回の舞台となった高炉について

google mapでみてみましょう。今回の第5高炉の近くには第6高炉があるようですね。第6高炉は縮尺が違います。明らかに大きいです。

ココロ社の人の解説

いきなりですが、高炉本体は写っていません。写っているのはベルトコンベアと、熱風路、熱風路の煙突です。

これはよくわかりません。これだと思います。

ようやく高炉の本体が見えました。といっても、ほとんどは排気管や原料の投入設備などですが。

この踏み切りはここら辺でしょうか。広い構内を沢山の原料や重い鋼材を運ぶには鉄道が一番なのです。

たぶん「今日一日安全に仕事をして(無事に家に)帰ろう」という意味合いだと思われます。なにせ、写っているプレハブを見て分かるように、解体している物はめちゃくちゃでかいんです。崩れたらひとたまりもありません。事故なく元気なのが一番なのです。

最初の部分ですね。この4つの塔は熱風炉です。google mapを見たところ、銀色煙突の向こうにもう一つ、合わせて5つの熱風炉があるようです。

ちなみに、一番左の、上に緑、下に青のネットのかかった煙突は何処にあると思いますか?実はこれだと思います。ちょっと離れてますね。

このでっかい坩堝、転炉といいます。最初の方で言いましたが、高炉から溶け出た銑鉄をトーピードカーで運んで、製品にする前に精錬するのが転炉です。そう、運んでいるのです。高炉にあるわけじゃないんです。

煙突や位置関係建物の高さから、おそらくこの転炉があったのはここだと思います。高炉とは別の建物だったんですね。なかの黒ゴマは耐火煉瓦の残骸でしょうか。

この「ベルトコンベア的なもの」は、排気ダクトです。ベルトコンベアは、最初の写真の、斜めに走っている白い奴です。下の図のように、高炉の上部、原料投入部の周囲4ヶ所から排ガスを抜く上昇管があり、それが2本ずつ合わさり手前奥となり、それがさらに一つとなって斜めに降りていきます。その先には排ガスの量の調整や処理する設備があります。

結局本当の本体は良く見えないって事ですね。

おまけ

http://shipphoto.exblog.jp/4078943/

http://shipphoto.exblog.jp/4425168/

2009-02-12

 中国、「もう海外投資はしない」はずの金融路線を再転換、積極攻勢か

 英紙「フィナンシャル・タイムズ」(2月12日)によれば、中国国有企業の「シナルコ」(CHINALCO)は、豪州最大の鉱山リオ・テント社の窮状を救うために現金で195億ドルを投じると報じた。

引き替え条件はレアメタル鉄鉱石、銅山、石炭などの鉱区。転換社債とも引き替えるので、CHINALCOは、いきなり9%から18%株主になる。

 コンゴにも90億ドルという天文学投資を続けている。

 道路鉄道学校病院建設北京政府は90億ドルもの資金を投入しているが、交換条件は、ずばり銅鉱山だ。

鉱脈に付帯するのがレアメタルの代表=コバルト。これがないとハイブリッド車エンジン触媒や高速輪転機の裁断機などが生産出来なくなる。

 つまり戦略物資の独占的確保である。

かつてコンゴ内戦コバルト鉱山の権益をめぐって争われ、ベルギーフランスなどが落下傘部隊を投入してコバルトを守った。

 

また中国銀行AIGアジア部門の買収に乗り出すという。

 総額200億ドル、世界一保険会社AIGアジアビジネス部門をごっそりいただこうと言うわけだ。

 倒産かどうかで揉め続けているベルギー最大の銀行フォーティスにも中国触手を動かしている報道がある。

 ともかく金融危機直後から中国の首脳は「もう海外投資はしない」と言ってきた。

 温家宝ロンドンで「米国債継続的にさらに購入するのは熟慮する」と消極的な姿勢を見せた。それから十日も絶たないが、「米国債の購入継続は規定の方針。中国は購入をやめると人民元高騰に陥るためやむを得ず、米国債購入を続けざるを得ないようだ」(同フィナンシャル・タイムズ。同12日付け)。

 中国は積極路線に再転換した可能性がでてきた。

2008-03-25

http://anond.hatelabo.jp/20080325170234

すべてが自動化、すべてが効率化できたとしても

インフラは省略できないし、空間移転装置でもできないかぎり物流もなくならない。

結果。

のこるのは赤いふんどしして走りまわる宅配便のおにーちゃんだけということになりかねない。

あ、それもロボットか。

だとすると、人間仕事炭鉱石炭掘ったり機械が入れない坑道で鉄鉱石ほじくりかえすぐらいしか仕事がなくなったりしてな。。

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