2010-01-01

http://sankei.jp.msn.com/world/asia/091230/asi0912302123001-n1.htm

カレーバッシング「失敗」…豪でインド留学生が激減

 【シンガポール=宮野弘之】オーストラリア政府観光局は30日、同国で学ぶインド留学生数が、2010年は今年よりも20%以上減少し、留学生関連事業の収入も09年より6900万ドル(約63億円)以上、減るとの予測を発表した。

 オーストラリア白人若者インド学生を狙う「カレーバッシング」と呼ばれる暴力事件が頻発したことが影響した。観光客数は10年には4・3%増が予想されるなかインド学生の減少が目立つ。インド側が人種差別と反発した暴行事件はオーストラリアにとって高くついたようだ。

 政府観光局の観光予測評議会は、10年のインド留学生数は今年より4000人減り09年比で21%減と予測。同年は対前年比35%増だったので大幅な減少だ。AP通信が伝えた。

 インド学生に対する暴行は主にメルボルンシドニーなどオーストラリア都市部で発生、地元若者数人がグループインド留学生を襲い、パソコンを奪ったり、ドライバーで刺したりした。警察によると、ほとんどが「愉快犯」といい、合言葉は「レッツゴー・カレーバッシング」だった。

 とくに4月以降は毎月平均40件にも上り、これに抗議する大規模デモインドで行われたため、シン首相オーストラリアのラッド首相電話で早急な対応を求めるなど外交問題にまで発展した。

 オーストラリア留学生関連の教育産業は、石炭鉄鉱石に次ぐ規模で、07~08年の売り上げは約100億ドル(約9200億円)に上る。

この件でオーストラリア人批判するのはたやすい。しかし当事者にならなければ分からない、実感できない事もある。同じ状況に置かれた時、彼らと一線を画した行動を我々は取れるだろうか?

今の自分が彼らのような行動を起こす必要のない場所にいる事に感謝したい。

新年最初の増田

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