「少子化対策」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 少子化対策とは

2024-06-06

少子化対策優先順位非婚対策 経済対策 晩婚化対策の順

言いたいことをまとめると

さらに言うと

以下本文(別に読まなくて良い)

前段

こんな増田があった。

anond:20240605091903

つぶやき的な増田だけど、素朴に基礎知識を持っている人の感想というところであろう。

しかし、それに対しての反応に、未だに基礎知識がなく印象論だけで話をしている人が多く居るという事を見かたので、改めて書いてみる。

この他にも、元々東京都婚活アプリを整備すると言う話 [注5] に対しても微妙意見があるので整理してみる。

ちなみに前書いた増田

https://anond.hatelabo.jp/20231208002645

の切り口を変えたバージョンなので一部流用してます

子育て対策少子化対策としては非合理的優先順位は低い

子育て支援のほうが合理的、そんな意見があるが、それは間違っている。何故かと言うと、少子化の主因を捉えていないから。

これは繰り返し言われてきたが、少子化の主要因は、非婚化と言われている(注1)

詳しくは注記に文献を上げておくので見てほしいが、簡単に言うと

と言う状況があるためだ。

結婚した夫婦がもうける子どもの数は微減状態にはあるが、そこに合計特殊出生率の変化のグラフと、婚姻率のグラフを重ねてみてほしい。そうすれば、夫婦が設ける子どもの数は横這いで、結果として表れる合計特殊出生率の変化のグラフとは重ならないが、婚姻率のグラフは綺麗に重なることがわかるだろう。一目瞭然で「結婚した夫婦も減ってるじゃ無いか」と言うのは枝葉であり、全くマトを得てない事が分かると思う。

少なくとも「対策合理性」という観点から検討すると合理的とは言いがたい。

ただ、この点についても重要視点がある為、あとで少し書いてみる。どちらにしても少子化支援解決は難しい。

このように、結婚しない人を結婚させるより、3人目を諦める人を支援した方が良いと言う事実はない事も既に研究で明らかになっている。確かに理想の人数の子の数を諦めた理由という調査では、その理由経済を上げる人が多いが、統計分析すると

要するに夫婦の子もの数を増やすには、最も合理的手段は晩婚化対策であるだと言うことになるが、政治的タブーでありこの路線はほぼ無理であるとも言える。ただ、やるべきではあるのだが、これは子育て支援方面ではない。

もちろん、

ただし

子育て支援少子化対策としては有効ではないと言うことをとにかく認識してほしい。

よく「子育て支援少子化対策」と並べる人がいるが、この二つは似て非なるものである少子化対策とは別に考えるべきだ。

非婚対策に何が重要

まず基礎的な事実確認から

と言うことになる。

この施策を真っ向からストレートに捉えると、出会いを作って結婚してもらうと言う事になるだろう。色々な所が取り組んでいる。それを東京都がやるのが東京都が行う管掌のマッチングアプリという事になるだろう。

ここで「合理的か」という観点から見るとき考えなければならないのが、この施策にかかるリソースだが、東京都がこの婚姻支援に入れる予算は、たったの3億円である。(注5)

福祉予算としては圧倒的に低く、はっきりと東京都レベルでは誤差の範囲予算だ。例えば、都庁プロジェクションマッピングの半額以下である

予算が低いことが問題ではない。むしろ合理性」という観点では低い予算で高い効果が上がる可能性が高いと言うことだ。3億円では都心100人規模の保育所運営費にも満たないと思われる。

色々な資料を読んでいると、非婚化・晩婚化による少子化1990年代から既に言われていることで(注1) この程度の予算でできる事をなぜやってこなかったのか、とどうしても思ってしまうが、過去の事は仕方が無い。

これからでもよいのでやるべきだ。

晩婚化対策に何が必要

さて、優先順位の3番目にきている「晩婚化対策」についても触れたいと思う。

晩婚化対策が何故必要かは、既に述べた理由の再掲にはなるのだが、まとめると

また、

さて、晩婚化対策とはなんだろうか?これは2つ考えられ

  • 晩婚化しないように若いうちに結婚するよう推奨する施策
  • 晩婚化は仕方が無いと受け入れ、晩婚化による弊害を軽減する施策

の二つがある。

政策的にやりやすいのは明らかに後者である。1は大事だが、これは政治的タブーであるし、現実問題出来るのかという事がついて回る。

一方で後者はやりやすい。と言うのは、いずれの統計でも、いずれの時代にも「結婚したい」と考える独身者の率は年齢が上がるほど延びて、一定を超えると諦めて減ると言うカーブを取るからである

ただしこれは子育て支援とは切り口が異なる。政策的には子育て支援に含められている場合も多いが「不妊治療公的扶助の拡充」などがそれにあたる。

子育て支援と異なるのは何かと言うと、保育所支援学費無料化などは「既に生んだ後」の支援である。実はこれが少子化対策には効果が薄く非合理的だと言われる。

直接的に生みたいが生めないと言う人々を支援することが有効なのだが、何故か少子化対策に対してこちらの方が手薄になっている。

少子化対策予算などいくらでも出せるのだから全部やればいいと思うのだが。

おこなわれないのは、属性の人々はあまり政治層に声を上げないし、代弁して声を上げるような社会団体が無いからだと思われる。

まとめ

再掲するが、せめて

必要だ。

政治的

みたいなことを堂々といったら炎上するだけで難しいのはわかる。例えば、子育て支援所得制限無し無制限が支持される一方で、自治体が頑張って結婚相談所を作っても参加補助どころか無料も無理で、実費請求されるところがほとんどだ。

今回の件も、例えば朝日新聞報道( 注5) にも「行政がやる事か?」「結婚しろという圧力になる」と言った的外れコメントが、有識者枠で掲載される有様だ。有識者と言いながら単なる社会活動家ポジショントークに過ぎないのだが、ほぼ例外なく誰もが当事者であるから出てきてしまうのであろう。

これは有権者の支持が得られないというところであろう。

が、もうこれを上手くオブラートに包んで実行していくほかにないのでは無いと思われる。

子育て支援をするなと行っているのでは無い。子育て支援はやるべきだしかし、子育て支援少子化対策にならないのを直視して、少子化対策は別枠でちゃんとやってくれと言う事である

少なくともこの現実直視し、正しい基礎知識を持った上で、婚姻支援合理的ではないなどいった誤った考えを早く正すべきだと考える。また政治活動家ロビー活動をする時も、この論法を使うことは控えてほしい。もっと他に手頃なスケープゴートがあるだろう。

冷静に考えてほしい。東京都だけで2兆円ちかい子育て関連予算に対して、3億円の施策が何だというのか? そして誰も「子育て支援を削って非婚対策しろ」なんて考えで施策を行ってないのである

少子化対策は非常に重要問題で、主要な政治家はみな積極的に取り組んでいる状態だ。子育て支援婚姻支援トレードオフ関係にある訳がないから、必要なら両方やれば良いのだ。

正しい知識をもって行動してほしい。

注記

アドレス載せすぎてスパム判定されたので、h抜きにしてあります

おまけ:よくある誤解とその解説

子育てができない→子育てする金がないか結婚しないのであって、既に金がある奴を支援しろ

今までの話を読んできてもらった人には、完全に誤った議論であることはわかっていただけると思うのだけれど、どうしてもこう言う事を言う人がいる。

ただ、一点だけ「既に金がある奴を支援するべき」はその通りで、そのための施策マッチングサービス非婚対策なのである

統計で見ると、結婚しない・出来ない理由は、トップが「出会いがない」で次いで「経済理由である

経済理由出会いが無いはほぼ同率なので、両方に手当てをする必要がある。

そして未婚男性で最も多いのは年収500万円以上なので、経済だけを協調して、マッチングサービスなど出会いを作る施策を非合理的だとする理由はない。

両方やれば良いし「合理性」で考えるならば、マッチングサービスなどの単純な婚活支援最初に来るだろう。

参考: ttps://president.jp/articles/-/63789 婚活市場では"高望み"の部類だが…「年収500万円以上の未婚男性」が最も余っている皮肉理由

引用

涯未婚率対象年齢である45~54歳男女の未婚人口年収別にみると、未婚男性もっと人口が多いのは500万円以上の年収層になります(2007~2017年10年推移)。これは2007年も同様で、比率にしてしまうと小さくなるのですが、実数としては「婚活女性高望みといわれてしま年収500万円以上の未婚男性」がもっとも余っている


婚姻が下がっているか少子化しているのではない、少子化しているか婚姻率が下がっているのだ

まり相関であって因果ではないと言いたいらしい。

わずかにそう言った傾向はあるかも知れないが、基本的には誤り。根拠としては、結婚する理由に「子どもが欲しいから」と答える人が減っているという事を上げることが多いが、子どもが欲しいからと上げていた Permalink | 記事への反応(0) | 12:26

少子化対策=出生数を増やすこと」みたいな勘違いしてる人多いよな

anond:20240605091903

上記増田からはてブタワーが積み上がってる様子が視界に入ったので個人的意見適当に書く。

まず初めに、「婚姻を増やすこと」と「子育て支援をすること」は少子化対策にどちらも必要だ。

どちらの方が少子化対策効果あるか、なんてバカ比較は止めよう。

でも、現実問題として金は無限に湧いて出るわけではないので、優先順位の設定は必要だ。

少子化対策子供が生まれたらそれで終わりかというとそんなことはなくて、生まれ子供が真っ当に成人して国内経済を盛り上げて欲しいわけだ。

ただ出生数が増えれば良いというわけではない。

そこを考えると、子供が生まれた後の育児環境子供が増えても対応可能なように先に拡充しておく必要はある。

育児環境子供の揺り篭だ。揺り篭に空きがないのに先に子供を増やしたところで生まれ子供が辛い思いをするだけだ。

そういう意味では、未だに子育て大金がかかり保育園幼稚園を利用したくても利用できない人が居る現状で焦って子供を増やすことにどれほど意味があるかというと疑問に思う。

しかしながら、都のマッチングアプリ開発に対して「こんなのより子育て支援を」と言うのは的が外れてるといわざるを得ない。

アプリ開発予算を削って子育て支援に回したってたいしたことなんか出来ない。

マッチングアプリ効果を発揮して婚姻が増えたとしても子育て環境を鑑みればすぐ出生数に好影響が出るわけはないが、育児環境が調えば子供を望む夫婦も増えるかも知れない。

なんというか、罵り合いしてる人達見てると、罵り合いするために選んだ話題たまたま少子化対策ってだけで、別に少子化対策を本気で考えてるように見えないんだよな。

マッチングアプリもっとからあれば俺も結婚できた」という意見に対しては、都の婚活支援はずっと前からやってたらしいよ?と思うし、「アプリ開発なんかより子育て支援を」という意見には「アプリ開発にどんだけ大金まれる想定なのか」と思う。アプリ開発予算子育て支援に回したところで子持ち芸能人子育て支援広告動画出てもらって終わり、位にしかならんでしょ。

不毛だよな。

少子化対策名前が付けば逆進性バリバリの金配りを喜ぶリベラルには愛想が尽きた

格差がどうとか相対的貧困がどうとか言ってたのは何だったんだよ

富国強兵産めよ増やせよですか?何時代の人?

少子化対策って何で日本人に産ませることに拘ってるの?

リベラルまで産めよ増やせよ言ってるの笑うんだけど

国際養子縁組を増やすような施策をして途上国で死んでいく子供を引き取るようにすれば人道支援にもなるしいいじゃん

アメリカセレブとかよくやってるやつ

2024-06-05

童貞からよくわかんないんだけど

今までの少子化対策意味なかったって結果出てるじゃん?

どうして同じことをまだやろうとするの?

今までやったことない少子化対策した方がいいんじゃないの?ばかなの?

童貞でもわかるようにお姉さんみたいに教えて欲しい

anond:20240605185119

損得じゃないから「子育て支援少子化対策としての意味無し=損」と判っても続けるんやで

少子化対策必要ない。

多すぎるから減っているだけだ。

こんな状況でも子孫が残せるような強い個体だけ残ればいいじゃないか

anond:20240605091903

官製だと男女に料金差つけたりするのは憲法抵触しそう

メリットとしては、少子化対策立案する官庁自身が、成婚に至る・至らないそれぞれのケースの生データを取得できることが大きい

市民としては、恋愛遍歴や性格自治体に握られる気持ち悪さはある

anond:20240605091903

田舎で育った若者が集まってくる東京少子化対策というのが違和感あるんだよなあ。

東京から人口流出が無ければ少子化対策なんかしても東京さらゴミゴミするだけじゃないか

anond:20240605091903

別に東京都マッチングアプリを作っても良いけど、少子化の原因と対策は複合的だから、別の面にも目を向けないと意味がないだろう。

未婚率の上昇は意識の変化が関係しているだろうし、経済的不安未来を悲観させる。仕事と家庭の両立の難しさはどんどん明らかになっているし、特に都会では住宅問題もある。将来的な育児教育費の増大も、子どもを産むことを躊躇わせる。

そうすると、マッチングアプリカバーし得るのは、未婚率へのわずかな効果の部分。ないよりはマシだと思うけど、他に「経済支援の強化」「労働環境改善」「住環境の整備」「教育費の削減」「結婚出産に対する社会的支援」「育児休暇等の充実」みたいな対策も考えられる。

これらを複合的にみたうえで、「少子化対策7つの柱」みたいなキャッチーさで理解を促進して、その一環としてマッチングアプリが出てくれば、世の中の反応も違ったものになるだろう。

東京都マッチングアプリに対し、少子化対策子育て支援だけを求める人々から非難轟々だが

個人的にはやっと本質的少子化対策が出てきたって思うし、

もっと早くやって欲しかったわ

10年前にこれがあれば(まぁその場合アプリ』ではなかっただろうけれど)、自分結婚できていたかもしれない……本当に遅いよ

これで目に見えて効果が出たら、否定している人達はどういう態度を取る気だろう?

まぁ、今からでは「少子化対策」としてはとっくに手遅れだから成果は出ないと思うけれど

それはマッチングアプリという手段が悪い訳ではなく、既に若年人口自体が減るフェーズに入っているからであって

マッチングアプリはどう考えても少子化対策としては「子育て支援」よりは有意義だと思うよ

少子化の一番の原因は未婚率の上昇だという事実にはけして目を向けず、子育て支援ばかりを際限なく求める人々がこの国を駄目にした

(追記)

ブコメでなんでか男にされてるみたいだけど、私は女ですが。

女だからこそ自分自身の年齢に対して諦めるしかないんだよ。

もしも男だったら、諦めずに若い女狙いで突撃してたんじゃゃない?知らんけど。

子育て支援、子持ち優遇の皺寄せを受けて苦しんでるのって明らかに女性の方が多いしXでの愚痴も女の方が多いのに、何故か男にされる不思議

2024-06-02

少子化対策

デート練習させるべきじゃね

その手前で、男女で1時間会話させる機会を設けるのでもいい

中学生くらいに

2024-05-31

少子化対策のために弱者男性結婚の楽しさをアピールするってどう?

弱者男性に新婚カップルラブラブエピソードを聞かせて感想文(原稿用紙10枚)を書かせる

それでも結婚する気がないなら去勢して国外追放

少子化を促進している独身ものおかげで税収が増え子供関係給付が増えてるんやろ。

 

誰もが子供を持つようになれば少子化対策の給付金なんか全部消える

 

子供がいる人間は得したいなら

もっと独身を増やせというべきなんよな

 

なぜか真逆のこといってるけど

anond:20240531002046

少子化対策になるからいいじゃん。

移民を増やすよりは何倍もましだろ。

2024-05-29

anond:20240529165638

最強の少子化対策だと思う

あと真面目な話をすると、エロ産業って反社資金源だから、稼げなくなるのは社会的に良いことだよね

2024-05-28

anond:20240528102112

結局「子作りをしたくないという風潮」を放置したままで少子化対策なんか無理無理の無理ってワケ

若者結婚したくない子供産みたくないなら少子化対策は老人を減らすことになる

タバコ糖分推奨にして病院は200%負担にして減らしていこうよ

60以上は選挙権も非選挙権剥奪

これでいこう!

2024-05-26

少子化対策のために国営水龍敬ランドを作るべき

水龍敬ランドセックステーマパーク男の子女の子もみんなエッチなことをしたい人としたい時にできる夢の場所少子化対策のために国が作るべきだわ!

2024-05-25

anond:20240525121122

しっ🤫

如何に男に不利益を与えず、女や子どもに負荷を背負ってもらうかが異次元少子化対策の要だぞ

少子化対策ってつまるところ女性下方婚しなくても良い社会にしていくってことで、

稼ぐのは男の担当とすることで下方婚根本的に発生させないのが旧来のやり方なんだけど、

ジェンダー平等を目指す今の時代にそれはそぐわない。

ならどうすればいいかというと、女性一人でもやってけるくらい子育てに関する社会保障を手厚くする。

これなら女性下方婚を避けながら子供を設けることができる。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん