2024年06月12日の日記

2024-06-12

お仕事効率厨彼女

たぶんはてな人達は、相手の人のことを擁護しそうな、そんなお仕事愚痴の話。

たぶん、どこの職場にも一人くらいはこういう人いると思う、ありふれた愚痴の話。

増田は楽しく書く場所なので、楽しく書いて流させてちょーだい。

 

新年早々からプロジェクト始動し、それに加えて従来の仕事も並行して進めていたんだけど、新年度の人事異動で他の部署事故が起き、玉突き事故が起こって我が部署結構ダメージを受けた。

残業をしてもしても果てがないし、みんな限界に近く、実際倒れた同僚もいた。

このままじゃ本当にいけないねーってことで、また別なところから応援の人を寄越してもらうことになった。

たぶん上からは遣り手って思われていて、このまま行けば恐らく管理職になるんだろうなあっていう人。公務員でいうなら主査みたいな立場の方である

先月からこの応援の人が来ているんだけど、開口一番こんなことを仰せになった。

 

「この部署はとにかく非効率なので、私がすべての仕事効率化して差し上げます

 効率が悪いせいで、これだけの人数がいても回っていないんです。

 大変忙しい皆さんの残業ゼロにしてあげるのが、私がここに来た意味です」

 

同僚みんなでぽかーんとしてしまった。

私の中でこの遣り手の彼女あだ名効率厨に決まった。

部署に頭を下げて応援を呼んだのは、既に私たちが取りかかっている仕事を手伝ってもらうという意味が大きかったんだけど(あくまでもこの方は応援でいらっしゃる方なので)、

なぜか今取りかかっている仕事のやり方の確認見直しが始まり、そして「これは非効率からやるな」というお達しがいくつか下された。

彼女立場的には上司ではないので、私や同僚が従わなければならない理由はあまりない。

しかし、口調こそひたすらに丁寧語であるが、妙な威圧感があり、それから口がよく回るので、生半可に反論しようものなら言いくるめられる。

ここら辺は文章だけでは上手く伝えられず、それが非常に残念である

あとナチュラルこちらを見下した言動を取るので、ぜひ増田の諸氏にも聞いて頂きたかった。

まりにも自然に見下すので、呆気にとられて反論ができないのだ。

 

私がやっている仕事は、効率だけ求めてもあんまりいいことがない、と私は捉えている。

かにやるべきことだけやれば、すぐ終わるんだろうと思う。

ただ、やるべきことに加えて多少は気を回すことも求められる仕事ほとんどだ。

例えば、仕事ひとつに、週に一度データを吸い上げて所定のフォルダにアップして共有するって作業があるんだけど、どうして定期的にデータを吸い上げるかというと、そりゃ経過を確認したり、異常が見つかったらアクションを起こすためだ。

もしも異常に気付かず放置したら、結構な損害も出るし、他人人生にそれなりの打撃がある(大袈裟な言い方だけど、金銭的な意味でも時間的意味でも打撃を与えることになる)。

なので、データを吸い上げたら、最新のデータをアップしたこと簡単な注意点を加えて連絡のメールをしていたんだけど、

「毎週同じ場所にアップしているってみんな分かってるんだから、そんなメールは送るだけ無駄だよ、やめなさい」って言われてしまった。

(この件に関しては上司が不在のときに言われた。後日上司相談したところ、従来のやり方でいいと言われたので元に戻った)

 

メールひとつ送るとか送らないにしても、こういうやり取りがあって、それ自体がひどく煩わしい。

と同時に、こちらでは今まで必要だと思ってやってきたことに対して、この効率厨さんは特に考慮することなく、手数を減らすことだけを求められて、辟易している。

そして大変ありがたいことに、彼女効率的に仕事をしているか監視もしてくださっているのだ。

我々の一挙手一投足、メールひとつひとつにまでを確認してくださる。

果てには、こんなメールには部署全員にCC入れる必要ないよねとか言われた。

効率のためなら共有は要らないらしい、なるほど、大変参考になります

メール以外の、例えば作成した書類ダブルチェックなどをお願いしてみても、その書類の作り方がいかに非効率かを説明されてやってくれない、というような状況である

そんなに色々言うならばあなたがやってくれるんですか? と聞くと、それは私の仕事じゃない、とのたまう。

 

仕事感情不要かもしれないけれど、人間にはどうしても感情がある。

これまで大量の仕事をこなしてきて、肉体的にも精神的にも疲弊していた同僚の一人は、我々のこれまでの仕事否定し、私たちを全く慮ってくれない発言の数々を受けて、また寝込んだ。

私自身も1ヶ月はなんとかやれたけれど、もしこの効率厨の彼女正式に異動ということになったら、耐えられるかどうか正直分からない。

効率うんぬんよりも、まず否定から入ることが何よりつらくてしんどいんです……。

書きながらこの1ヶ月のことを色々考えたけれど、まずはこれである。全く寄り添ってくれないことが、思っているよりつらかった。

 

効率云々は置いておいて、彼女にはズルいしひどいなーって思うところがある。

自分で「これはいいアイデアだ」と思ったら確認取らずにすぐに行動する。

上長許可とか取らず、上長の目を盗んで独断ガンガン進めてしまう。

ひどいとき上長が在席していても勝手に進めちゃう。さすがにこれには上長氏も怒ったけど「私は正しく効率的なことをしている」と考えているらしく、まったく悪びれない。

実際、彼女勝手に片づけてくれたけれど、彼女以外置き場所を知らない(我々に共有されていない)書類がいくつかある……。

上長がいないときには効率うんぬんの演説が始まる。

もう勘弁して欲しい、こちらの精神がすり減っていく。

上長結構会議で不在の場合が多く、そうなると雑談と称してこの演説が始まる。

その中でこの部署いかに非効率かということも語られる。

最初にいらしたときも、上長は紹介もそこそこに会議に行ってしまったので、自己紹介代わりに演説をされてしまった。これが本当によくなったと思う。結果論なんだけれど。

 

書いてスッキリしたのでおやすみなさい。

最近はあまりよく眠れなかったが、今日は長文を書いたしなんとか眠れそうな気がします。

 

3大フォロワーを生みだしまくった傑作ゲーム

Slay the Spire

Factorio

Vampire Survivors

8番出口

あと一つは?

新卒で電力に就職したけど、28歳の今すでにもう人生上がった感じがしている

今年28歳、大したことない地方国立工学部学卒。新卒奇跡的に某電力に内定を貰い、人生大逆転だと喜び勇んで入社したらまさか原子力部門に配属(電気系だったのでもちろん原子力なんて希望してなかった)、原発で働くことになった。

俺のところの原発はまだ再稼働しておらず、配属してからはもっぱらお国向けの許認可対応用社内資料を作り続け、そのまま現在に至るという感じ。

再稼働の目処も立たないし仕事は単調で何の面白味もない。そのわりに残業はダラダラ長いというろくでもない環境だが、幸い人間関係に恵まれて今まで続いた。

毎日毎日、勤務時間の4,5割は誤字脱字てにおはレイアウト崩れ等々を目を皿にしてチェックするという、どこぞのコンサルが聞いたら卒倒するようなことをやっているが、28歳の時点で年収残業代込み600万超。仕事難易度から考えると正直許されないレベル高収入だと思う。

Chu!国民電気代吸っててごめんって感じ。

だが、勤務地が信じられないレベル僻地独身から職場まではバス通勤のためアフターファイブ的なことも全く無い。そもそも開いてるんだかなんだか分からん飲み屋以外、ちゃんとした店には車を使わないと行くこともできない。

唯一ギリ徒歩圏内スーパーコンビニが一軒ずつあるが、それだけ。

アマプラがないと最低限度の文化的生活すらできない秘境だ。

食事だって朝晩は寮の食堂、昼は原発食堂、以上。他に選択肢など無い。

当然出会い全然無い。地元出身の人は親の繋がりで結婚してる人も多いが、俺含め余所者女の子と遊びたかったら車で県庁所在地まで出るしかない。当然飲むので、女が捕まらなければカプセルホテルネカフェで寝て安く済ませることになる。

実際そうやって相手を見つけ結婚するやつもちょいちょいいる。

俺もコロナまではそうやって車を出して街まで遊びにいっていたが、コロナですっかりモチベーションが無くなってしまった。

コロナはすでに明けたが昔みたいに街に出て女の子と遊ぼうという気が全然起きない。面倒くさ過ぎる。

正直、自分にはもう結婚彼女もできない気がしてる。

このまま定年まで、動くんだか分からない原発相手生産性の無い仕事を続けて、無駄に高い給料を貰い続けるんだと思う。

電力はガチゴチの年功序列から、何歳になったら給料なんぼかというのは全部分かる。遅くとも42歳までには管理職に上がり、年収1000万。ペイペイ管理職以上に上がれるやつは相当少ないから、俺も1000万で頭打ちだろう。


今の生活に強い不満があるわけじゃない。まさに「トンカツをいつでも食えるくらい」の人間になったという実感がある。

でも、自分の将来がほぼ見えてしまった現状、30歳を待たずしてすでに引退老人のような気持ちになっている。

積み立てNISAもやってるけど、大病して退職なんてことにならない限り老後2000万円問題自分には関係無さそう。

まあ、中の上くらいではあるのかな。

追記

てにをは、でした。

仕事で誤字チェックばっかりやってるのに増田で誤字ってんじゃん。情けない。

追記しました】時々幽霊になっていた

朝、いつもよりゆっくりめに出勤する。定時数分前にデスクに着き、私、今日幽霊なので!と宣言する。

幽霊なので電話は取らなくていいし、追加で仕事を頼まれることもない。

自分仕事にだけ取り組めば良いのだ。

疲れた職場を出てコンビニコーヒーを買いに行って気分転換してもいい。携帯をいじってリフレッシュも出来る。

いつもの様に時間に追われて次から次へと来る仕事を何が何だかからないままこなして、頭がオーバーヒートしてることは理解してるけどとにかくやらないといけない毎日と違って、私は「幽霊の日」が結構好きだった。

この幽霊の日が私にとっての有給日だった。

ほんとにね、今思うと何言ってるの馬鹿じゃないの???って話だけど、その時は大真面目にやってたんだよね。

幽霊の日、私はいない、ということにする。そして仕事をするのだ。幽霊の日=有給とりつつ仕事をする日、だった。

働き始めの頃は理解できなかったけど、増え続ける仕事に追われるうちになんて効率的なんだろう!!って思っちゃってた。取らないといけない有給も消化できるし仕事も進む!!お昼もゆっくり食べれる!!朝から夜まで本来見てはいけない携帯も、幽霊の日なら自由に見られる!休憩という時間がある!

一緒に働いているみんなもそんな感じ。有給とってもやることないしね〜笑って言ってみんな毎日働いてた。

平日勤務の仕事だったけど、土日もだいたいどっちかきてた。電話かかってこないし仕事が進むわ〜!ってキャッキャしてた。

もちろん残業代はない。カウントすらしてない。

ブラックなのは分かってたけど、なんかチームというか連帯感?が生まれしまって

「こんなしんどい環境で頑張り続ける私たち、かっこいいよね!」

って認識だった。ほんとあたまおかしいよね。

まぁそんな感じだったか普通に心と体を壊して辞めた。辞めざるを得なかった。

最後の頃は本当に頭がおかしくなってて、歩き方が分からなくなったり(右足と左足が上手く交互にだせなくなる)、車がどっちの車線を走るのかわからなくなって運転できなくなった。何度も確認して、ほくろがある左手が私が走って良い車線だ、左、左、左手?左ってどっちだ?ってなったりしてた。

倒れて精神科に行って、仕事に行くな!って先生に止められたけど、私にしかからないんです!私しか!!って言ってベッドの中でひたすら業務メールを返してた。職場にいる人に指示を出してやってもらってた。やってもらうことに対してすごく罪悪感があって、毎日謝ってた。傷病休暇中だったのにね。

しばらく治療を続けて異常性に気がついた。というか、実家に住んでたんだけど上司が毎週家に励ましにきてたんだよね。もちろん罪悪感でいっぱいだから会う時は目を合わせず土下座したまま、ごめんなさい、ごめんなさい、ってだけ言った。

それをみた両親がただ事ではないことに気がついてくれて、無理やり引き剥がしてくれた。しばらくは職場からの鬼連絡があったけどなんとかなくなった。ありがとう

その後はしばらく休んで、バイト契約社員派遣社員…とどんどん社会復帰できてきている。

派遣来年で満期だから、次は正社員に戻ろうと思ってる。

でもやっぱり時々思い出してどうしようもない状態になる。

.

追記

夜中眠れなくてなんとなく書いたものが思ったよりも伸びててびっくりした。

なんで辞めないんだ!とかおかしい事に気が付かないなんて!とか言われてるだろうな、って思ってたのに心配してくれたり労ってくれたりする人が多くてまたまたびっくりした。みんな優しいなぁ。ありがとう

そして幽霊制度意外と使われてるんだね。良くないけど仕事が進むのは事実なんだよね、ダメだけど。

私の職場はみーんな同じ感じだったよ。みんな幽霊。そういう制度、当たり前にあるって認識だった。

そしてせっかくなので頭おかしかった時のエピソードを追加する。↓

.

パジャマを着ずに次の日の服を着て寝ていた。パジャマを着てしまうと仕事に行きたくなくなってしまい準備の時間が足りなくなるため。画期的アイデアだと思っていた。

24時間落とさなくても良いコスメを使っていた。疲れて寝落ちしてしまうため。肌は荒れた。美容医療に頼っても未だ治らず。

仕事が終わっても、なかなか家にたどり着けなかった。退勤経路で動けなくなってしまうため。コンビニコーヒーを飲んで1時間程度ぼーっとしていた。セブンホットカフェラテいちばん美味しい。アイスコーヒーファミマ

・歩くと目の前が真っ暗になりクラクラして動悸がとまらないことがあった。でもそういう時はしばらく座ってれば治るから大丈夫!いつものこと!だった。

文字にしてみると異常としか思えないけど、その時は普通だったんだー。

今は毎日心穏やかに過ごせている。生きるか死ぬかだったから本当に良かった。

最後に、これで手取り14万だった。そのあと適当に始めたバイトの方が稼げて笑った。

転職活動がんばるぞ!良い企業出会ますように。

anond:20240611223050

で、あんたは何歳で年収どんだけで容姿はどうなのさ??

anond:20240612003341

「誰が書いたか一発でわかる文章」は自分クレジットで書く時は才能だけども…こういう恥ずかしいことする時には、アカンな。

お恥ずかしながら「挑戦状」をこっそり残しておきたいぐらいの人がいるから、あわよくば「彼以外の人間が先に本を見つけてくれたら嬉しい」と思って、彼がストーキングできないここに書いたんだけど…あんまり期待せず待っとくわ。

それだけネットストーカーしんどいんじゃ…。

この人、前日に実父に相談してるんだよね

なのにその翌日に子殺しって…実父からしたら、堪ったもんじゃねーだろーな

https://newsdig.tbs.co.jp/articles/cbc/1215812?display=2

昔の彼女が殺された

もう10年くらい前のことで当時は別れて6年くらい経ってて3年くらいは連絡も取ってない相手だった

初めて付き合った彼女だった

まさかニュース自分元カノの死を知ることになるとは思わなかったよね

その時付き合ってた男が無理心中したんだって

その時からずっと思ってるけど無理心中ってなんだよ

人殺ししたあとに自殺してるだけじゃねーか

ただの殺人犯だろうが

なに自分も死んだからって心中かいうなんか罪が軽くなると言うか少し許された感ある言葉に変えてるんだよ

罪を償うこともなく家族や友人の悲しみや怒りを受け止めることもなく逃げてんだからもっと質悪いだろ

いまだに心中とかがニュース流れるたびに思い出しちゃう

単著もないくせに」とか言われ続けたか電子書籍を書いた

まだ商品ページが雑すぎて、告知とかしてないのに、すでに数百ページガツンと読んでくれる熱心な読者がついてくれて

「マジか!めっちゃ嬉しい」

となってます

この本、はてな民には見つかってほしいようなほしくないようなところがありますが…

仮に見つかっても

「1か所2か所ならともかく、本の内容が多岐にわたりすぎて、すべての内容を否定することは絶対にできない(できるもんならやってみろ)」

という内容になってます

ぼくに10年ぐらい粘着したある人物や、悪い意味言及した人物が読むことを想定して

重箱の隅をつつくことぐらいなら言えるかもしれんよ?」

「でも、本の内容をちゃん論破しようと思ったら、ぼくよりも幅広い知識と、オリジナリティの両面がある人じゃないと無理(そんなに能力があるならもうお前が電子書籍出せばいいし、俺の論破とかやる暇があったら、もうお前本書いて自分人生変えたほうがよくね?)」

という内容になっとります。

そもそもはてな民自体弱体化してると思うから、どうせ有名ブロガーの誰かが言及して初めて発売を知ることになるんだろうから、この増田も注目されずに、きっと埋没するんだろうなぁ…。

ヒントはこの増田に山ほどだしとるけど、ここに気づける人はもうはてなにいないんだろうなぁ…。

酒の勢いで

「俺が本発表したから見つけられるもんなら見つけてみろ」

粘着してる人がどうせ批判記事書くだろうけど、みんなが納得行くような批判記事を書こうとするとこの本はとても大変だから、まぁがんばってね。」

そもそも批判してないで、俺の批判する能力があったらがんばったら本書けば?」

とか書いとくね。

どうせ、この増田自体埋没すると思ってる。

そもそもはてブで盛り上がることもないと思うけど…もし盛り上がっても、誰だかわかんねぇだろうなぁ〜。今のぼくは、はてな的には消息不明になってるだろうし

そんなに子育てが嫌ならば、それこそ離婚して逃げた方が

子供を殺すよりは1億倍マシだと思うよ。

オープンレター作成実務に強い大学はどこだろう

署名オープンレター作成技法、できれば実務的なことも学びたい高校生にとって、なかなか大学選びが難しい。

新しい分野ということもあり、どこの大学積極的アピールはしていないように見える。

恐らく分野としては文系なんだろうし、迷ったら東大行けという指導もありだろうけど。

署名の〇〇」「オープンレターの○○」のように、定番の進学先が出来たらいいな。

anond:20240612002631

せめて元弟が見れるように爆サイに書くべきだよな

億ションだと思ったら嬉ションだった

anond:20240611231013

キレる17歳とか言われてた少年犯罪全盛期の増田達が何言ってんだ

元母へ

元母へ。

面と向かって伝えなかったのであなたは知らないかもしれませんが、この度わたしあなた家族の縁を切ることにしました。

あなたプライドが高いので、このことを知ったら怒り狂うでしょうがあなたは父に似たわたしを嫌っていたので丁度いいでしょう。娘兼サンドバッグ粗大ゴミを捨てる手間が省けたと思ってください。

絶縁に踏み切るのに葛藤なんてありませんでした。あなたと縁を切ることは中学の頃から決めていたことでした。

あなたわたし中学の時、ひどいいじめを受けた時、泣きながら助けてほしいと頼むわたしを見ようともせずTVドラマを見ながら「がんばれ〜」と言いましたね。

その後いじめは収まらず、首を吊ろうとして失敗して、あなたはそのことを1週間後には忘れていましたね。

ロープ首に括って椅子から飛び降りものの、わたし体重を支えきれず天井に開いた穴を見てどうしてこんな穴を開けたのだ、とわたしを酷く叱りつけましたね。

そのことを1年後に冷静な口調で責めると、「私だって、忙しかたから忘れちゃうだでねー!」と幼い口調で言って謝りもしませんでしたね。

その後何かを誤魔化すように、パートで働き始めた保育所で習った「みっくすじゅーす」の歌を「みっくちゅじゅーちゅ」とわざと舌足らずな口調で歌っていましたね。

その時のあなたの汚い口元があまりに醜くて、わたしは今でもアデノイド相貌の人間が大嫌いです。

あなたわたしの全てを否定嘲笑しましたね。

あなたに似た太い足を「象の足」と笑い、あなたに似た一重まぶたの小さな目を「目ぇちっさいね!」と笑い、ビューラーで上げてマスカラをして何とか大きく見せようとするわたしを「短いまつ毛を必死に上げて」と大口を上げて笑いましたね。

その代わりわたしと似た目をした元弟のことは「男前」と誉めそやし、グレてタバコを吸ったせいで低身長のまま止まった体とブツブツに荒れた肌、緑に髪を染めた弟をかっこいいと毎日褒めていましたね。

この度ようやく準備が終わりました。

あなたに似た口元を200万掛けて矯正し、あなたが笑った小さな目に覆い被さっていた皮膚を切り取り、わたしが生まれた時流行っていたドラマタイトルをそのまま使った名前の読み仮名を変えました。

駅であなたと何度かすれ違いましたが、あなたわたしだと気付きませんでしたね。

あなたはそういう人です。安心しました。

ところで、家族としての縁を切るということはどういうことだと思いますか?

決して絶縁ではありません。わたしあなたと二度と関わらないつもりはありません。

ですが例えば、自分家族階段から落ちたら心配して助け起こすでしょう?

自分家族が困っていたら助けるでしょう?

家族ならば。

風の噂で聞きましたが、あなたが可愛がっていた息子さんはバイク事故で足を引きずるようになり、今では些細なことで怒鳴り声を上げるニートになったようですね。

プライドだけは肥大して自分ミスを認められず指摘されれば逆ギレする息子さんを自分パート代で養うのはさぞ大変でしょう。

そんな中、あなた右手リウマチに冒されコップを持つのすら辛いそうですね。

更には不運にも駅の階段で足を滑らせたとか。

階段に折り畳み傘が落ちていて、しかも踏み出した先にあったなんて運が悪いですね。一体誰の落とし物でしょうか。

骨折した足で怒鳴るニート身の回りの世話をするのは大変でしょうが、愛する息子の為ならきっとそれもあなたには幸せなんでしょう。よかったですね。他者に尽くすことは幸福への第一歩です。

そういえば、あなたの息子さん、先輩と一緒に英語教室をやるそうですね。

そのために資金を集めているとか。

毎日給料を手渡ししてくれる焼肉屋さんでせっせとお金を稼いで、とっても頑張っていますね。

きっとうまくいきますよ。諦めなければ夢は叶います

もし上手くいかなくても、あなたもっとパートを頑張ればいい話ですもんね。みっくちゅじゅーちゅ!って気持ち悪い顔で歌っていればお金がもらえて羨ましいです。

本当に、そうまでして助けたいと思える家族がいるってとっても羨ましいです。

わたしには家族がいませんので。

「決めてもらおうとする女」というのが多く存在しているが

人類史で性淘汰されなかったと言うことはそれなりの強みがあるのだろう。

自我を持ってないほうが妊娠やすくて子孫を残しやすい、とかかな…

惨めな存在

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん