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はてなキーワード: 白髪とは

2024-03-16

都会の電車

かいの席のつり革に男の人(白髪混じりのおじさん)と女の人(茶髪のおねーさん)が立っていた

最初は視界の左端にいたのにいつの間にか視界の右端に二人とも移動していた

人がたくさん来て右に移動、というわけでもなく、二人は知り合いという様子でもなかった

よくよく見たら女の人はつり革をめちゃくちゃ右に寄せて持っていて、隣の人から距離を取りたいようだった

一方で男の人は体をわざと右に傾けて女の人に肘や腰が当たるように動いているようだった

気持ち悪いなと思った矢先に女の人がそそくさと降りていった

あの男の人は毎回こういうことをしているのだろうか

明確に触ってないか痴漢ではないのだろうが……

2024-03-06

アラサー、両親が離婚したせいで精神を病む

去年の暮れに、両親が離婚した。

薄々そうなる気はしていた。二人の間には会話もなかったし、一緒に何かをするという事が絶えて久しかった。

だけど、今か、と思った。

わたしパートナー暮らし始めて、三カ月が過ぎた頃だった。

その年に始めた仕事軌道に乗り、うつ病治療も安定し、ここ最近では一番、元気だった。

その日は、月に一度の実家に帰る日だった。誰もいない実家の、自分の部屋に入って、デスクの上に、それはあった。

わたしと弟に宛てた、母から手紙だった。

「お母さんとお父さんは、離婚しました。お母さんには、支えたい人が別にいるからです」

口で言えよこの野郎、と思った。言葉の代わりに、涙が溢れだした。

脳みそパニックを起こしている気がした。書いてある文字がちっとも理解できなくて、頭に入ってこなくて、全部水滴になって落ちていった。

まり母は、男を作って出ていったのである



母のことは、よくわからないなりに、大好きだったと思う。

小さい頃からちょっとそりが合わなくて、よく反抗した。よく怒られた。よく泣かせた。

同族嫌悪、と言えばいいのだろうか。近すぎるから、同じだから気持ち悪くて、心地よかった。

長らく、母とは共通話題がなかった。

わたしはどちらかというと感性は父に似ており、本を読んだりゲームをしたり、小説を書くのが好きだった。

母は、街を歩くのが好きだった。手芸をするのが好きだった。お菓子作りが好きだった。

どれもこれも、子育てのために我慢していたから、私は彼女のことを「無趣味のひと」だと思っていた。ずっと。

そんな母が、ふらりと一人で出かけるようになったのはいつのことだったろうか。

増えた白髪茶色に染め、ほうれい線に化粧を乗せ、元気に家を飛び出す背中を見送るようになって、どれくらいが過ぎただろうか。

そんな母と化粧の話をするのは楽しかった。服の話をするのは嬉しかった。やっとすきなものの話ができる。これからたくさんしていける。ずっとずっと、そう信じていたのに。

母は、家を出ていった。

わたしたちを、わたしを、置いて。



年末年始は、母のいない実家で過ごした。

飲む薬が一気に増えたし、涙が止まらないせいで仕事にも行けなくなったけど、元気だった。

わたしには、父が、弟が、パートナーがいる。結婚だってしたいし、子供だってほしい。来年ウルトラマンが楽しみでたまらなくて、予定はヒーローショーで一杯だった。

二月に入って、調子が悪くなってきた。

微熱が下がらない。検査をしても異常なし。横になる時間が増える。

頭がぼーっとして動かない。薬を変えたからだろうか。本が読めなくなる。

胃が鈍く痛い。食欲もない。下痢の日が続く。水は飲まなきゃ。

イライラする。他人といるのが苦痛。相槌さえうてない。パートナー申し訳ないな。

最後小説書いたのはいつだろう。母はあの手紙で私に「書け」と言った。だから書き続けないといけないのに。あれは遺言だ。遺言は守らなきゃ。守らなきゃ。

吐きそう。

三月になって、実家に泊まることになった。二月はしんどくてそんな余裕がなかったから、年始ぶりに父に会うのは楽しみだった。

父は飲み会ということで、一人で夕飯をなんとかしないといけなかった。誰もいない家に人でいるのも何だか寂しくて、せっかくだしマックでも食べようかな。そう思って私は、近所を散歩することにした。

やめときゃ、よかったのに。

店を見た瞬間、涙が出てきた。

そうだ。ここは、母とよく行ったスーパーで、母によくナゲットを買ってもらったマックだ。

この場所は、あまりにも、母との日常が、近かった。

わたしは立ちすくむ。両腕で自分を抱きしめる。気を抜くと口から何かが飛び出しそうで、自然口呼吸になった。

子連れわたしの横を通っていった。母と娘だった。わたしは目が離せなかった。

釣られるように、わたしも店に入る。座席に座って、ネットオーダーをする。

天井はうすぼんやりと白く、わたしを見下ろしていた。

涙が止まらない。子供の甲高い声が頭に突き刺さって、気分が悪かった。

ハンバーガーの味は分からなかった。胃からせりあがってくる何かに蓋をするみたいに食べた。泣きながら食べた。

そして、逃げるみたいに実家に戻った。

新居に戻れば、よかったのに。

わたしはベッドに倒れこんで、おかあさん、おかあさんと泣いた。

もうおかあさんと化粧品を買いに行くこともないんだろうな。

もうおかあさんと並んで料理をすることもないんだろうな。

もうおかあさんとテレビを見て笑い合うこともないんだろうな。

もうおかあさんに、抱きしめてもらうこともないんだろうな。

助けて、が溢れ出してきた。誰かに話を聞いてほしかった。

だけど、これから帰ってくる父にも、遠方に住む弟にも、仕事中のパートナーにも、誰にも、メッセージを送ることはできなかった。

ひとりで、眠りに落ちるまで、泣いた。



翌朝、腫れぼったいまぶたをこすりながら、父におはようと言った。父はわたしを見て何も言わなかった。だからわたしも、何も言えなかった。

あいかわらず体調は最悪で、熱っぽかったし、腹痛もあった。頭の中は真っ白で、身体ふわふわとしていた。吐き気けが鮮明だった。

朝の薬を用意して、勢いよく飲んだ。喉に引っかかった「SOS」の言葉と一緒に。

2024-03-04

anond:20240302172846

白髪になるような手遅れマンコがどうして脱毛するの?

2024-02-28

男の美容師

高校とき、いつも行ってる美容院が予約取れなかったから他の美容院に行ったことがある

そこでなんかチャラチャラした男の美容師カットされた

高校とか若いね〜僕いくつぐらいに見えますか?」って聞かれて

なんかパーマとかあててるし顔も若そうな感じだから「25歳とかですか〜」って言ったんだ

そしたら「いや、38すね…(笑)」って言われてさ

そこからカット終わるまで無言になった

こっちが気を遣って25って言ってあげたみたいな空気になってたんだろうな 全然違うのに

なんで自分から話振ったくせに無言になるんだよボケ

それから男の美容師がある美容院には行かないようにしてる めんどくさい奴に当たったら腹立つから

わざわざ男の美容師選ぶ人とかたまにいるけどマジで理由がよくわからない

てかなんで女の髪なんか切るんだよ 理髪店でもやってろよ 一生おっさん白髪でも染めてろ

2024-02-26

顔のたるみの直し方おしえて

ミドサーマン何だけど、一時期日焼けストレス食生活などあらゆる原因が溜まった時にめちゃくちゃに老けて70代に間違われるほどだった

白髪もあの時期に大量に増えた

ヒルドイド系のクリーム毎日塗ったり食生活気を付けて一年以上かかってようやく八割位たるみは治ったんだけど、なんか他に方法あったら教えてほしい


ネット医療情報だとたるみは治らないってサイトが多いけど、実際は治ってきてはいるしやっぱネットキュレーションサイトはあてにならないなあと言う感じ

2024-02-25

anond:20240225184824

俺1年でメチャ薄くなったよ

2日剃らなくても自分以外気づかないレベル

白髪ヒゲが元気に生えてくるのが悲しいので針脱毛したい

2024-02-22

anond:20240222171727

1. 帰り道同じだとアウト

12月7日午後10時頃、小倉北区赤坂3丁目付近で、帰宅中の女子学生の後ろを男が同じ方向に歩いていたという事案が発生しました。男は年齢60歳位、身長170センチ位、中肉、白髪で黒色のロングコートを着用していました。

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参照

画像:relax.ru

2. 追い越したらアウト

10月16日15時30分頃、大阪市淀川区川西4丁目2番付近で、小学校低学年の男子児童が歩いていた時、見知らぬ男が後方から無言で早足で歩いてきたという事案が発生しました。

男は年齢40〜50歳位、水色ズボン、色不明上衣眼鏡

参照

3. 青い服着てバイク乗ったらアウト

9月12日(水)午後3時ころ、伊丹市鈴原2丁目付近路上で、不審者が目撃されました。

不審者バイクに乗って、女子児童に手を振り、立ち去ったものです。

不審者は、中年青色ジャンバー青色ズボン、白色ヘルメット着用、バイクに乗った男です。

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参照

4. 笑ったらアウト

12月09日08時15分頃、高槻市南平台3丁目15番付路上で、登校途中の女子児童が、見知らぬ男とすれ違う際に「ニヤッ」と微笑まれるという事案がありました。

年齢30歳位、黒色フリース様の上衣灰色ズボン、白紐のスニーカー、黒っぽい手袋着装の男

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参照

画像:redditpics.com

5. ハゲたらアウト

11月28日(水)午後3時10分ごろ、たつの市新宮町栗町付近路上で、声かけ事案が発生しました。

徒歩で下校中の児童たちに対して、車で近づき、「君らあんまり勉強したらあかんで」と声をかけ、帽子を取り、はげ頭を見せた後、そのまま車で走り去りました。

声をかけたのは、年齢40歳から50歳くらい、青色キャップ帽子着用、黒色普通乗用車使用の男1名です。

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参照

画像:wikipedia.org

6. 注意はアウト

12月02日16時30分頃、大阪市淀川区新北野1丁目2番付近で、小学生児童7人が遊んでいたところ、徒歩で近づいて来た男が、「こんな所で遊んでいたらあかん」と声をかけたもの

不審者は、年齢40歳くらい、黒っぽい上下の服、短髪の男

不審な人に声をかけられたら、近くの大人に助けを求めましょう

参照

7. 挨拶したらアウト

11月11日(火)午後4時か午後4時30分ころ、下野市石橋地内の路上において、歩きの男が女子小学生に対し「おはよう」等と声をかける事案が発生。男は、

30〜40歳身長170センチ位、やせ型、髪短め、黒色タートルネック灰色ベストクリームズボン、黒色手提げバッグ所持。〔ワンポイントアドバイス〕知らない

人に声をかけられても相手にせず逃げる、防犯ブザーを鳴らす、すぐに警察通報する等、ご家庭でもお子さんにご指導願います

参照

8. 児童でもアウト

07月18日10時00分頃、茨木市天王2丁目5番付近で、児童ピアノ教室に行く途中に自転車に乗った男性に声をかける事案が発生しました

男性1名 黒縁メガネ着用 自転車に乗車

2024-02-19

頭悪くて運動できなくて不細工だったか学生生活地獄だったわ

今は髪真っ黒だけど中学生の頃白髪やばかったんだが同じような奴未だにみたことねえ

2024-02-14

anond:20240214133506

白髪千丈 と言われて、白髪はそんなに伸びないですよね。 みたいな話しだとは思うんだけどさ。

唐辛子の辛さをみんなが大袈裟にいうからちゃんと辛さの単位となるスコヴィル値を決めてわかりやすくしようという人が居たように、

出産の痛みも単位を付けた方が良いと思うんだわ。

2024-02-12

母がパート落ちまくって落ち込んでいる

いくら念入りに白髪めしようが落ちるときは落ちる

2024-02-07

いや~マジでどうしよう

短期じゃないけど近場のスーパーで品出しのバイト見つかったしそれ応募してみるか・・・

で俺35でモミアゲに結構白髪が出てるんだけどこれ染めた方がいいんかね?

2024-02-02

anond:20240202000700

年取って白髪になると陰毛白髪になって永久脱毛できなくなるから早い方がいいよ

2024-01-31

40歳陰毛白髪が混じってるのを発見し、生物として終わりを迎えつつあることを実感する

2024-01-22

anond:20240121142848

会社に完全に白髪だけど童顔で背が小さくて細い体型の人いるけど、その人を好きな場合はどうなる?

2024-01-14

anond:20230830203626

毎日決まって10分に一回質問 and 出る前に質問されてたんだよね

なんで一か月くらいでもいいから録音して課長なり人事なりに訴えなかったわけ?

問題解決する気ないよね

匿名便所落書き垂れ流す余裕はあるのに毎日録音ボタン押すのはできなかったんかい

胃薬飲んで白髪はやして酒に逃げる前にやることやれよ

2024-01-08

病気副作用で「同時にこんな良いことも起きる」みたいなのないの?

嘔吐して血便出て意識混濁する病気だけど、お肌がスベッスベになるとか

肺が繊維化して、認知機能が衰え、慢性的な倦怠感を抱えることになるけど、あらゆる白髪が真っ黒に変わるとか

2024-01-07

白髪ネギ牛丼

安い牛肉の臭みがネギの鮮烈さによって増幅され、普通牛丼より肉が臭い

あれは失敗だろ

2024-01-06

-◻️25さい 初めてチーズ牛丼を食べる

12月最初、親がチーズ牛丼を買ってきた。すき家チーズ牛丼(並盛)である。初めて目にするそれはやけ黄色が眩しい見た目だけはとても美味しそうな牛丼だった。タバスコが付いてきたので

ちょっとだけかける。そして食べる

あら、美味しいじゃないの。

と思ったのは最初のうちで

すぐにタバスコの辛味が襲ってくる。辛い、ご飯の味がしない、ご飯まで辛い。ここで私は気づく

タバスコちょっとかけたつもりだったが、全てかけていたことを…そしてくっっどい、チーズがすさまじくくっっどい。もう半分ぐらい食べたとこでタバスコチーズも敵にしか思えなくなった。

そんなこんなで完食したけど、まあ

二度と食べたくないか

やっぱり牛丼白髪ネギが一番合うね…( . . )"

2024-01-05

【末路】江戸時代に転生しても現代知識無双できる気がしない

弱者中年女性で生きづらいけど、いつの時代に生まれてても自分は生きづらかったろうなと思う

 

最初のうちはドラマとかで見た「リンがあれば肥料になりますよ!」「ペニシリンって抗生物質があるんですよ!」「建築には釘使うといいですよ」とか現代知識無双しようとするけど、その作り方は?と言われれば答えられない

せめて測量でもできたら役に立ちそうだけど、三角関数は覚えてるけど微分最初のとこだけ、積分は知らない

無双どころか現地人の常識や生きる知恵も何も持たない情報弱者

途方に暮れてたまたま出会ったちょっと面倒見のいいおばさんにどうやって生きていこうと相談して

ちょっとトウが立ってるけど女郎屋なら雇ってくれると思うけどねぇ」と言われて内心比較的若く見えるのかしらと喜んでたら

「あそこは50すぎでも働いてるのもいるし」と言われてしょんぼりする自分が目に見える

言葉もうまく通じないんで外国(ペルシャとか)生まれですって適当に言ったらお坊さんが大勢駆けつけてきて教えてくれと言うんですいません一般人なので知らないですって言って帰ってもらい

最終的に肩身狭くしながらどこにでもいる謎の河原者として生きてそう

 

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リアル転移もの読みたいって人もいたので、その後の末路を思いつくところまで書いてみた

ロビンソン・クルーソーにはならなかったよ…

そんな気概があれば現代成功してそう

 

さて、弱者中年女性

江戸時代タイムスリップして早々、どうやって生きていくかが最大の悩みになった。

女郎屋なら雇ってくれるという話だけど、この時代性風俗といえば本番つまり射精

年齢的に妊娠する可能性は低いけど、いつ病気をもらうかわからないロシアンルーレット毎日になる。

 

想像するだけでげんなりする。

もう病んでるけど、さら精神病みそう。

 

マイナスが積み上がっていく生活というのは、キツい。

今日は無事だったけど明日はわからない不安毎日続いたら、いずれ死にたくなりそうだ。

実際に女郎さんはうつにかかる人(気病みと言うようだ)や自殺を試みる人が多く、女郎屋の井戸には何人もの身投げがあったらしい。

 

私は死ねるだろうか。

生活保護もないこの時代女郎もいやで他にできる仕事もなければ生きてはいけない。

乞食でもすればその日の食事くらいはありつけるだろう。

しかし住む家の面倒を見てくれる人はそうそういない。

寒さに凍え、病気にかかったり凍傷を負って不具のまま死を待つよりは、ひと思いに自決したほうが楽のように思える。

でも深くて暗い井戸を覗き込むと、怖くてとても身投げなどできる気がしない。

度合いで言えば樫の木のような太い枝で首をくくったほうが楽だろうけど、これまたかなりの勇気がいる。

結局みんな思いきれず、死にたい気持ちを抱えたまま女郎を続けていくことになるんだろう。

 

セーフティネットが消えたことで死がぐっと身近になった。

これまでは「楽に死ねいかな」だったのが「どの死に方が一番苦しくないか」になった。

 

ふとオーラセックス専門でやる案が頭をよぎった。

リスクで言えば本番のほうが高いけど、物珍しさで案外人気になるんじゃ?

口でだってやりたくないけど、他にどうしても職がなかったらこれでいくか……。

 

あんた、ほかにいくとこないようなら」

おばさんが心配そうに顔を覗き込む。

「うちのこと手伝ってくれるんならいてくれてもいいけど」

「ぜひ、お願いします」

これは嬉しかった。

家に住める。このおばさんなら嫌な仕事は断ったり交渉もできそうだ。

おばさんは家をぐるりと見回して、「じゃあ……」と言った。

  

申し付けられたのは赤ちゃんの子守。

子守は一番簡単仕事のようで、十そこらの女の子でもやっている。

どうやら無能そうな私でもできそうな仕事を考えてくれたようだ。

情けなくもあるけど、赤ちゃんは大好き。

喜んで抱こうとすると、背中側におぶされた。

「これ巻くと手が自由になるから

おばさんはそう言って帯をぐるぐると巻きつけた。

え……赤ちゃんと遊べるんじゃないの……。

「じゃあアタシらは野良仕事に行ってくるんで、日暮れまでよろしくね」

唖然とする私をよそにそう言うと鋤やクワを持って行ってしまった。

  

手が自由になるから、か。

この時代は、赤ちゃんに情操教育必要だとか誰も思ってないんだなぁ。

それどころか大の大人野良仕事もせず子供にかまけてると、さぼりだとか楽してると思われるらしい。

あのおばさんだって、産まれたばかりのかわいい我が子のそばについててやりたいだろうに。

  

この時代現代以上にギスギスしてると感じた。

  

まあ、仕方ない。

働かざる者食うべからずなのだろう。

せめて役に立ちたくて、おじさんがやりかけで放置されてるわらじを編んでみる。

編み方自体は単純だ。

両足にわらを固定して巻いていくだけ。

1からやれと言われたらまだできないけど、すでにある程度できているものをかさ増しするならできる。

なかなか面白い。けど、腰が!腰が痛い!

赤ちゃん背負ったまましゃがんでわらじ編むってキツいよ。

おろしたいけど帯はかなり固く巻かれてるし、一回ほどいたら自分じゃ巻けない。

みんなが帰ってきたとき帯がなくなってるとほっぽいて遊んでたんじゃないかと思われそう。

気のせいかもしれないけどここの人たち話が通じないというか、気持ちがわかってもらえないというか、

何を言っても全部甘え、人間失格って言われそうな雰囲気あるんだよなぁ…。

 

なんとか楽な体勢を探していると、生暖かい感覚背中に広がった。

赤ちゃんがおもらしをしたようだ。

不愉快そうにむずがる赤ちゃん

 

あー……やるよねえ。

おむつじゃないかおしっこが流れて足までびしょびしょだ。

井戸で洗ってこよう。ちょっと待っててね。

 

家を出て井戸のある村の中央に向かうと、ところどころで泣きっぱなしの赤ちゃんを背負ったまま座り込んでいる女の子がいる。

かわいそうに小さな身体に帯を何重にもまきつけられて、自分では外せないようだ。

女の子の目は年齢に見合わぬ苦労がにじみ出ていた。

 

こういうのって、よくないと思うんだよな。

肌にも悪いし気持ちも悪いし、赤ちゃんも子守もかわいそうだ。

から帯でぎゅうぎゅうにしないで、赤ちゃん自分の体をこまめに洗えるようにしましょうと言いたい。

けど、幼い子守娘が赤ちゃんをずっと見ておけるのかとすごまれたら何も言えない。

そもそもこんな小さい子に赤ちゃんの命を預けるべきじゃないんだよね……。

 

大人たちの事情もわかるから何も言えない。

かになって子供が働かなくて済む社会にする、くらいしか思いつかないもの

ため息を付きながら井戸で帯をほどくと、むせ返るような悪臭が漂った。

気づかなかったがウンチもしていたようだ。

しかも、カピカピ具合を見るにおばさんたちが家を出る前にしたみたい。

替えていきなよ、親ならさあ……。

桶に水をザブザブ入れ、赤ちゃんのお尻を洗うと汚物が浮き上がってくる。

気持ち悪いなあ。

子供を持ったことのない弱者中年女性はこの程度で目をそらしたくなる。

何度も水をかえてようやくきれいになったが、かえのおしめがないので裸の赤ちゃんを抱えて急いで家に戻る。

 

さらしを巻いて囲炉裏そばで体を温めるけれど、赤ちゃんは泣き止まない。

おなかでもすいてるんだろうか。

お乳は出ないし、何を食べさせてやればいいかもわからない。

赤ちゃん大好きだと思ってたけど、かわいくて興味深いたかもの、というよりも片付けなくてはいけない存在に思えてくる。

自分の中から大切な何かが失われていくのを感じた。

 

翌朝、おばさんに野良仕事に出てみないか誘われる。

断る理由もないのでついていくが、とにかく田んぼまでが遠い。

なんでも山を一つ越えなくてはならないらしい。

わらじはすり切れるし足場は悪いしで足に傷ができてしま

「すいません、私この靴だと歩けないです……」

おばさんの肩をそっとつついた。

「この靴って……ほかになんの靴ならいいんだい?」

見ればどの人の足も傷だらけだ

みんな気にせず、というか我慢して歩いてる

「どこの殿様の姫さんじゃろうねえ。辛抱がたらんよ」

内心優しそうだと思っていた白髪のお婆さんの言葉に傷つく。

 

まあしょうがない。

時代が変わったところで能無しなのは変わりませんわ。

 

やっぱ女郎しかないのかなぁと死にたくなるが、出ていけとは言われず子守をしてるだけで家に置いてもらえた。

意外と人情が残ってるんだろうか。

 

それからしばらくは子守で暮らすゴクツブシだったが、あるとき仙台の大店の下働き募集してるとかで口利きがあり、そちらに紹介してもらえることになった。

勘定計算は苦手だし計算間違いもしょっちゅうだが、接客が丁寧だとかで評判が良かったらしく、普通に暮らしていけるようになった。

繊細な現代人の感性が活きたのかもしれない。

性格的にも前いた部落よりは仙台のほうが生きやすい気がする。

 

ときどき、現代知識があればもう少し楽に暮らせるんじゃないかと思うことがある。

大通り瞽女さんや芸人がやかましい歌やたいして面白くもない芸を披露しているのを見ると、自分だったらもっといい歌や面白いネタも知ってるのにと思う。

思うだけでやらないのだが。

ケアレスミスだらけの無能だけど謙虚で真面目な前垂れというキャラが壊れるのが怖いのだ。

そもそも芸って人を引き込むぐらいの思い切りや自信が必要で、社会が怖すぎる私にはその一歩が踏み出せない。

 

生きづらいながらもなんとか生きてはいけてるし、このままでいいかと思いながら過ごすのであった。 おわり

anond:20240105124842

全然違う

金持ってそうなミドル層が沢山いた

シールズってのは共産党でしょ

共産党は貧しそうな白髪しかいなくて

表面的に若作りしようとして貧しい偏差値低い左翼育ちの若者を押し立てたのがシールズ

保守党共産党に比べたら若いし身なりがいいんよ

2024-01-03

初めて陰毛白髪を見つけた日

33歳。

髪の毛の白髪を同僚に指摘されたのは秋だった。

その時は老化のショックとかそこまでなかった。

今日、初めて陰毛白髪を見た。

頭の白髪なんて、街を歩けばあの人、この人と見つかるし、

信頼する上司だってある。

でも陰毛白髪は見たことなかったから。

自分の肉体の老いが悲しかった。

2023-12-20

可愛いお嫁さんより、ハニーズニットワンピースGUデニムを履いて、コンバース風だけどコンバースではないキャンバススニーカーを履いて、中古fitに乗って、カスミヤオコーで買い物して大きい買い物袋抱えて、パタパタ帰宅して慌ててご飯作る姿が似合うお嫁さんが欲しい

なかなか白髪染めできなくて白髪アホ毛が目立ったり美容院に行く間がなくてちょっとプリンになってる姿もいいよね

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