はてなキーワード: はにわとは
昨日の事。買い物帰りにガラガラの電車で座っていたら、老夫婦が乗ってきて自分の正面の席に座った。
「なるほど、これがマスクから鼻を出す人間か」と思って凝視していると、婆さんの方が自分の視線に気づいたのかマスクを引っ張り上げ鼻をしまった。
「ふーん、鼻はわざと出してるわけじゃなかったのか。つけてるうちにズレ落ちたんだな」と思って見ていると、爺さんも婆さんが鼻をしまったのに気づいてマスクを付け直した。
「もしかして、マスクをつけると呼吸が苦しいから駅のホームとか外では鼻を出してマスクをしていたのかもな」と思ってしばらく見ていると、なんと、爺さんの方が一度しまった鼻を再びマスクから露出したのだ。
少し驚きはしたものの「ああ、爺さんは婆さんに合わせて仕方なくマスクしているってとこかな」と考え、目的地の確認のためGoogleマップを見ていると、今度は婆さんが動いた。
信じ難いことだが、爺さんが鼻マスクするのに合わせるように、婆さんも再びマスクから鼻を露出したのだ。何も言わず夫に合わせる様子はまさに旧態依然の女の姿。三歩下がって鼻を出す、とでも言うことだろうか……。
わたしはひどく混乱した。目の前の出来事はにわかに信じ難いことだった。かつてーーーまだくびれの無い腰にサスペンダースカートをさげていたーーー中学生のころ、みんなして靴下の長さまで周りと合わせようと必死だったことを思い出さずにはいられなかった。あの頃は、ヘアピンのさし方ひとつとっても人と違うことが許されなかったものだった。母に渡された柄入りの布マスクがどれほど嫌だったかことか。
爺さんと婆さん、いや、ジジイとババアは鼻を出すにも出さないにもお揃いじゃなくちゃいけないのだろうか。
もう70を過ぎているだろう老人たちが、まるで13の子どものようにマスクを上げたり下げたりしている様はあまりに衝撃的であった。
しばらくして電車が止まり、制服姿の学生たちがどっと乗り込んできた。その中には三つ子のようにお揃いのストレートヘアの女の子達もいた。今はお揃いの彼女たちも、10年後の同窓会では皆違った女性になるのだろう。周囲に合わせることに囚われるお年頃の彼女らが可哀想でもありどこか羨ましくもあった。
学生時代の友人とも、もうコロナで丸一年以上会えていない。白い不綿布のマスクの下小さく溜息をついた。
もう何年も前の事。
大学4年の春先ぐらいだったか、私には親しくしていた男性が2人いた。
仮にAとBとする。
私も遊んでいると陽キャの仲間入りをした気分になっていた。
Bはバイト先の先輩だった。
物腰が穏やかで、おっとりゆっくり仕事をするけど、趣味の話になると口数が増えた。
私も似たような趣味を持っていたので会話は弾んでいた。
ある日、Aと2人で飲みに行った日にAから告白されて付き合う事になった。
正直に言うとBにも好意を持たれている事は薄々勘づいてはいたけれど、見て見ぬふりをしていた。
Aとのお付き合いは……正直あまり楽しくなかった。
そもそも、私のような陰と彼のような陽の相性が良いわけなかった。
見た目だけは気にして整えてはいるけど中身はただの陰キャである。
私の部屋にあった書籍類を見ても引かなかったし、
なんなら「これ知ってるキャラだ」とか言ってくれてた。
「オススメの本貸してよー」とも言ってくれてた。
「あ、これ知ってるやつだ」
「あれもアニメになってた奴だよね」
エアプであるか否かを判断する能力がずば抜けている生き物である。
残念ながら彼のそれも例に漏れなかった。
正直かなりイラッとした。
理不尽極まりないとは思うけど、その日から連絡を取る回数を極限まで減らした。
Aに対しモヤモヤしている間、Bの事を考えることが増えた。
Bだったら某ロボアニメの事を深いところまで話ができるのに。
Bだったら一緒にプラモとか作れるのに。
Bなら一緒にいて苛立つことはないのに。
Bに会いたいなぁ、と思うことが増えた。
あれ、私Bのことめっちゃ好きやん。
私はAにお別れを告げた。
本当に申し訳ないと思った。
Aとお付き合いをしている間、Bと連絡を取る
回数を減らしていた。
Aの話はしていなかったが、彼氏がいた事は気付いていたのかもしれない。
また、突然LINEの頻度が爆上がりした事で別れた事は察していたのかもしれない。
ある日。
Bは既にその映画を観ていたが、私はまだ観ていなかった。
「えーーーいいなぁ行きたい私も行きたい」みたいな感じでバタバタしていたら、
「あの、良かったら一緒に行きませんか」とお誘いが。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!と思った。(古)
穏やかで如何にも奥手って感じのBからお誘いが来てめっちゃテンション上がった。
が、遠慮がちに「ええ、でも1回観てるんでしょう?いいんですか?」とか聞いた。
ってBは穏やかに笑った。
正直なんかめっちゃ惚れた。
さてデート当日。
頑張ってお洒落して来たんだなぁって格好をして現れた。
試行錯誤してくれた事が分かってほんわかした。
何事もなく映画を見終わって、
ぶらぶらとウィンドウショッピングをして。
浜辺まで歩いて出てきた。
ここまで穏やかにのほほんとお喋りをしてきた彼だが、
公園に着いた途端口数が激減した。
可愛い。
汗を拭いたりしている。
可愛い。
物凄く可愛い。
「もしかしてなんですけど、何かお話があってデートに誘ってくれたんじゃないですか?」
「う……やっぱり分かりますよね」
「はい、聞くまで私帰りませんよ」
「好きです、付き合ってください」とお決まりのフレーズを言った。
彼はめちゃくちゃ照れまくっていた。
どうやら初めてだったらしい。
というわけで、今年Bと入籍した。
来年挙式予定だけど、無事挙げれたらいいな。
未だに「初めて本気で好きになった人と結婚するとか2次元だけかと…」とか言うので今日も愛を囁いてきました。
おしまい。
もう何年も前の事。
大学4年の春先ぐらいだったか、私には親しくしていた男性が2人いた。
仮にAとBとする。
私も遊んでいると陽キャの仲間入りをした気分になっていた。
Bはバイト先の先輩だった。
物腰が穏やかで、おっとりゆっくり仕事をするけど、趣味の話になると口数が増えた。
私も似たような趣味を持っていたので会話は弾んでいた。
ある日、Aと2人で飲みに行った日にAから告白されて付き合う事になった。
正直に言うとBにも好意を持たれている事は薄々勘づいてはいたけれど、見て見ぬふりをしていた。
Aとのお付き合いは……正直あまり楽しくなかった。
そもそも、私のような陰と彼のような陽の相性が良いわけなかった。
見た目だけは気にして整えてはいるけど中身はただの陰キャである。
私の部屋にあった書籍類を見ても引かなかったし、
なんなら「これ知ってるキャラだ」とか言ってくれてた。
「オススメの本貸してよー」とも言ってくれてた。
「あ、これ知ってるやつだ」
「あれもアニメになってた奴だよね」
エアプであるか否かを判断する能力がずば抜けている生き物である。
残念ながら彼のそれも例に漏れなかった。
正直かなりイラッとした。
理不尽極まりないとは思うけど、その日から連絡を取る回数を極限まで減らした。
Aに対しモヤモヤしている間、Bの事を考えることが増えた。
Bだったら某ロボアニメの事を深いところまで話ができるのに。
Bだったら一緒にプラモとか作れるのに。
Bなら一緒にいて苛立つことはないのに。
Bに会いたいなぁ、と思うことが増えた。
あれ、私Bのことめっちゃ好きやん。
私はAにお別れを告げた。
本当に申し訳ないと思った。
Aとお付き合いをしている間、Bと連絡を取る
回数を減らしていた。
Aの話はしていなかったが、彼氏がいた事は気付いていたのかもしれない。
また、突然LINEの頻度が爆上がりした事で別れた事は察していたのかもしれない。
ある日。
Bは既にその映画を観ていたが、私はまだ観ていなかった。
「えーーーいいなぁ行きたい私も行きたい」みたいな感じでバタバタしていたら、
「あの、良かったら一緒に行きませんか」とお誘いが。
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!と思った。(古)
穏やかで如何にも奥手って感じのBからお誘いが来てめっちゃテンション上がった。
が、遠慮がちに「ええ、でも1回観てるんでしょう?いいんですか?」とか聞いた。
ってBは穏やかに笑った。
正直なんかめっちゃ惚れた。
さてデート当日。
頑張ってお洒落して来たんだなぁって格好をして現れた。
試行錯誤してくれた事が分かってほんわかした。
何事もなく映画を見終わって、
ぶらぶらとウィンドウショッピングをして。
浜辺まで歩いて出てきた。
ここまで穏やかにのほほんとお喋りをしてきた彼だが、
公園に着いた途端口数が激減した。
可愛い。
汗を拭いたりしている。
可愛い。
物凄く可愛い。
「もしかしてなんですけど、何かお話があってデートに誘ってくれたんじゃないですか?」
「う……やっぱり分かりますよね」
「はい、聞くまで私帰りませんよ」
「好きです、付き合ってください」とお決まりのフレーズを言った。
彼はめちゃくちゃ照れまくっていた。
どうやら初めてだったらしい。
というわけで、今年Bと入籍した。
来年挙式予定だけど、無事挙げれたらいいな。
未だに「初めて本気で好きになった人と結婚するとか2次元だけかと…」とか言うので今日も愛を囁いてきました。
おしまい。
近年、ITの発展や働き方改革の促進によって、多くの労働者が昔よりも働きやすい・より効率的な労働環境を手に入れている。
しかし、飲食業界、特に個人経営による従業員10名未満ほどの店ではにわかには信じがたい風習や労働環境が残されている。
この記事では、飲食業界の人間ではない私が、飲食業界(レストランや、パティスリー・ケーキ屋さん)で働く友人から聞いた経験談を元に、飲食業界の「労働者使い潰し」問題について考えたことを記述したいと思う。
なお、私が友人から聞いた実例は高々10ほどの店での話であり、サンプリングバイアスが多少存在するかもしれないことに注意。
私が友人の話を聞く中で特に問題であると感じたのが、経営者の意識だ。
世間一般(飲食業界以外)では当たり前のことが、飲食業界では行われていないことにびっくりする。
・月の労働時間はゆうに300時間(1日12時間 * 月25日以上) を超えるのが普通。経営者はそれに対して課題意識を持っておらず、労働時間を1日8時間以内に納めようとしない。労働者を、月額支払いの使い放題労働力であると勘違いしている。
・上記のような異常な長時間労働に対して残業代は支払われない。手取り20万未満というレベル。
・契約内容を記す労働条件通知書などはない。つまり、経営者の一存で雇用形態や労働時間などが変更できてしまう状態。
こんな環境で働くことを想像していただけると、自分のプライベートの時間など皆無であることが容易にわかると思う。
経営者達は、周りの店もそうだから、などという意味のわからない理由で労働基準法を破る行為はいい加減やめよう。
労働者の労働時間を抑えるために、徹底的に効率化を検討しよう。そんなに長時間店を開ける必要があるか?そんなに多くのケーキを用意する必要があるか?
もしかすると、労働基準法を守ってると店が潰れて労働者の雇用を守れない、なんて馬鹿げたことを言う経営者もいるだろう。そんな店はさっさと潰してよい。労働者の人生を潰してまで自分の利益を追求しようとするな。
人を雇う以上、労働基準法についてしっかりと勉強し、きちんと守っていただきたい。
飲食で働く友人は、「飲食に入ってくる人は、予め環境が劣悪であるということが分かって入っているのだから文句は言えない。」とよく言う。
飲食業界を変えるためには、経営者の意識を変えることはもちろん、労働者側から声をあげる・要求していくことが不可欠であると考える。
労働時間のメモを取るなどして、しっかりと残業代の請求をしていこう。有給休暇取得の権利を主張していこう。匿名でもいいから労基に相談しよう。労働条件の明文化を要求しよう。
自分たちの労働環境がいかに劣悪であるか、自覚しよう。経営者と戦おう。あなた達は奴隷ではない。
これから飲食業界に入ってくる後輩のためにも、自分たちを守るためにも、声をあげよう・行動しよう
労働基準法を守れない経営者は、果たして自分の店が、労働者の人生を犠牲にしてまで、法を犯してまで続けていく価値のある店なのか、一度自問していただきたい。
私としては、このような店はどんどん淘汰されていくべきだと考える。法を守って経営できない時点で、それは経営破綻だと言える。ビジネスモデルをしっかりと見直すべきだ。
あなた達がやっていることは、人間として最低の行為であり、マクロな視点で見れば、若者の貴重な時間を自らの利益のために使い潰し、国力さえ低下させていることをしっかりと自覚するべきだ。そして、飲食業界の未来をいわば前借りして、自分の利益を追求する行為である。
そして、一番恐ろしいのは、このように飲食業界に"育てられた"若者が、いずれ自分で店を開くときに、また課題1に挙げたような経営方法を実践してしまいかねないことだ。
彼らにとっては、労働基準法を無視することが当たり前になってしまい、負のループが世代を超えて継承されていってしまう。
飲食業界の未来と、現在犠牲になっている多くの若者のために、少しずつでも変わっていくことを心から願っています。
おっしゃる通りです。飲食業界は経営者と労働者の間に圧倒的な権力差がありそうです。
今の時期にはちょっと適した話題じゃないけど、半年くらい前に初めて参加した某2.5次元系アイドルのライブで思ったこと。
ドームが会場ということもあって入場前からものすごい人数がいて、駅前からTPOを全くわきまえず奇声を発したりキモイ柄の同人Tシャツにグッズで身を固めた人たちがぞろぞろ。
同じ電車に乗ったいかにもそれっぽいやつとか、半径2mに入ると異臭で鼻呼吸ができないくらいで、動きも挙動不審で絶対にお近づきになりたくないタイプ。
ライブ映像とかである程度はオタ芸があることは知ってたけど、ファンとしてはにわかな自分はまあ自分なりに楽しめばいいかなーってくらいの気持ちだった。
しかし実際に開演されると一糸乱れぬフリとかコールとかがあって、どの曲のどのへんから何色のライトにするとか全部決まってるらしくて周囲の連中はその通りに動いてる。
最初は合わせようとしてみたけど途中から周囲の動きを見ながらいちいち動作をしていくのが面倒くさくなって適当にやってたら、隣のキモイやつから舌打ちされた。
イラっとしたけど無視してたらそのあともおきまりの動作やライトチェンジしなかった時ごとにまた舌打ちしたりわざと肘をぶつけてきたりした。
それなり高いチケ代だったのに全然楽しくなくて、もう二度と行かないと心に決めた。
ああいうキモイ連中ってどう考えても社会に適合できてないんだろうし、普段の生活だと一般人に上手に足並み合わせられないことでつらい思いもしてるんじゃないかと思う。
だからきまりとか同調圧力とか嫌いなのかなーといえば全くそうじゃなくて、そいつらのフィールドでは強烈に周囲と同じ動きをしない連中を責めるのな。
不思議なこって。
何か人目を引くようなことが起こったときとかに「こんな馬鹿なことをなぜしようとしたのか理解できない」「2020年になってもこんなことをする奴がいるのはにわかに信じがたい」みたいなコメントをよく見るけど、本当に稀なケースや自分の詳しくない専門分野などのニュースでそういう感想を持つならまだしも、そこまで稀なケースじゃないことが数字等で明らかになっているような場合ではあんまりそういうコメントはやめておいた方がいいんじゃないかな。
あえて大げさな表現をしたくなってしまう人もいるんだろうけど、そういう言葉は物事を捉える視点として無意識のうちにだんだん内面化されていくと思うし、あんまり良いことない気がするんだが。
https://this.kiji.is/567307017950413921
これのブコメ見たらみんなカルト政権だのなんだの叩いてるけどざっと見た感じ誰も認可主義の話を出してないのでもう少し勉強しろと言いたい。
何人かは察してるけど、「認可」って概念は行政法上明確にされてるものなんだよ。特許・許可・認可・承認全部違う概念なの。説明めんどいからWikipediaでもググってほしいんだけど(しかしこういうときにはっきり説明できる資料がネットだとWikipediaしかないのマジで不便)、認可ってのは「要件を満たしていたら行政は絶対やらなきゃいけない」ことなんだよ。要は法治主義のひとつ。
いや、もちろんたとえば萩生田がハッピーサイエンスにアドバイスしてたとかの文脈なら好きに叩けばいいよ?俺も叩きてえし。ただ、行政は行政であるがゆえに不可避的にやらなきゃいけないことも無数にあるんだよ。恣意的な運用とは言えない話題で叩くのは「叩くために叩く」だけであんまりよくないと思うんだけど、その辺どうですかみなさん。