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はてなキーワード: 無痛分娩とは

2022-10-31

anond:20221031041629

ちょうど10月に妻が同じく無痛分娩出産したけど、計60万弱(ただし経産婦で初産より1日入院期間が短い。自費負担は18万弱)でやっぱり地域差大きいなと思った。

追記出産した。陣痛から出産退院までの記録。

文末に追記しました。

10ヶ月の妊娠期間を経て、先日出産した。

明け方、自宅で陣痛らしきものを感じ始めた時、寝ている夫を起こしてその旨を伝えたところ「えっ、ぼ僕はどうしたらいい?」と発言後、すこしだけ慌てた様子を見せたと思いきやそのまま二度寝をしていた。

陣痛がきたらやることリストを既に渡していたのになんて頼りない人なんだろう、とほんのり絶望しながら、入院の準備を一人で進めた。

その後陣痛が本格的に痛くなってきた頃、私のうめき声に気づいた夫が危機感を抱いたのか起きてきて準備を始めてくれた。

コロナ禍での諸々の制限のため、病院まで送ってもらったもの玄関前で夫とはお別れをした。

その後、病院陣痛室でしばらく待機をした。

私は無痛分娩選択していたのだが「無痛」といえど全く陣痛経験しないわけではなく、ある程度身体の準備が進んでから麻酔を入れることになっていたため陣痛室で2〜3時間ほど痛みに耐えた。

子宮口が少し開いてきた頃ようやく処置室に移動し背中に管を入れ麻酔注射(点滴?)した。

数分後にはそれまで感じていた規則的なお腹の痛みは嘘のようになくなり、下半身に保冷剤を当てられても冷たさを感じることさえできなくなった。

併せて、お腹バルーンを入れたり、陣痛促進剤を打つなどしてお産を進める準備をした。

処置後再び陣痛室に戻り、軽い食事を摂ったり、持参したおやつを食べたり、スマホをいじったり、仮眠をとったりしていた。

麻酔が切れてくると痛みで何もできずうめき声をあげるだけの存在になってしまうので、度々ナースコールをして麻酔を追加してもらった。

途中からポンプを繋いで自動的麻酔が入るようになり、そこからは一度も痛みを感じることはなかった。

麻酔を入れていなければとてもじゃないが眠れる痛みではないらしいので、無痛分娩選択してよかったなと思った。これが12万円の追加費用価値だ。

ただ、麻酔副作用ゼロではなく、陣痛はないもの身体のいたるところが猛烈に痒くなった。

掻いても麻酔が効いているせいで掻いた気にもなれず苦しい。冷やした濡れタオルかゆい箇所に当て気を紛らせていた。

麻酔を入れ始めてから約7時間後、子宮口7センチ破水し、分娩室へ向かうこととなった。身体に痛みはないものの、ほんの数メートル距離だが車椅子に乗せてもらい移動した。

そこからあっという間に子宮9.5センチまで進んだので夫を自宅から呼び寄せ病院駐車場で待機してもらうことになった。

しか子宮9.5センチからなかなか進まず、結果的に夫は駐車場で4時間待機することになった。

私は、分娩台に乗ってからおやつを食べたり、眠ったり、待ちぼうけの夫には悪いがかなりリラックスして過ごしていた。

しか時間が経つにつれ徐々に吐き気を感じるようになり、分娩台の上で4〜5回ほど嘔吐した。ただ、吐いた後はスッキリするのでさほど辛くはなかった。

この吐き気麻酔副作用だったのか、陣痛中よくあることだったのかは聞いていないため分からない。

時折、身体の中から何かが出てきそうな、便意や痛みに似た妙な感覚があり辛かった。助産師さんにその旨を伝えると肛門のあたりをギューと押してもらうことでかなり楽になったのでやはりプロはすごいなと思った。

子宮口全開大になってからもなかなか赤ちゃんが降りてこず、お産を進めるために破膜することになった。

破膜後30分程でようやくGOサインをもらったので夫に連絡を入れた。

夫が分娩室に到着するタイミングでちょうど吐き気の波が来ていたため、入室するやいなや下半身丸出しおっぴろげ状態で桶を抱えてゲロゲロしている姿をどーんと見せることになってしまい少し恥ずかしかった。夫にとっても、かなりショッキング光景だったように思う。

吐ききってからはお産に集中した。夫は私の隣に立ち、とても真剣に励ましたり応援してくれたり、たまに水を飲ませてくれたりした。

しかいくら応援されても赤ちゃんは出てこない。陣痛がないため、いきむタイミングやコツががつかめなかった。

医者さんが「介入しますね」と言い、私の腹部に全体重をかけるようにしてグイグイ押し出してくれた。それに合わせていきんでみたものの結局自力で出てくることはかなわず、会陰を大きく切開しての吸引分娩となった。

「おめでとうございます。元気な女の子ですよ」

お産が終わればそのような言葉をかけられるものだと思っていたが、期待していた言葉は聞けず、分娩台に横たわる私のすぐ隣で赤ちゃんへの心臓マッサージが始まった。

医者さんと助産師さんたちがよく分からない言葉で会話をしていた。どこかに電話をかけ、よく分からない言葉説明をしていた。電話相手はどうやら小児科の当直医のようだった。

コウノドリ読まなきゃよかった、と思った。当直医が呼ばれるシーンはろくなことが起きないからだ。産休で暇な中、ちょうど漫画アプリで全話無料だったから読んでしまっていた。

不安不安で仕方がない中、そのまま会陰の処置をされた。かなり縫われたようだが、それを気にする余裕はなかった。また、これも麻酔のおかげで痛みはなかった。

分娩台の上からだと、隣で処置をされている赤ちゃんの様子がよく見えなかった。赤ちゃんに繋がれた機械に、SpO2 85の文字が光っていた。

SpO2って95%以上が正常値じゃなかったっけ。新生児は80台でも問題ないのかな。そんなわけないよな。死んじゃうのかな。いやきっと無事だよな。でも死んじゃったらどうしよう。

そんなようなことをグルグル考えて、出産の余韻に浸ることはできなかった。

後に夫とこのことを振り返ったが、この時の私は「このままショック死するんじゃないかと思った」と言われるような表情をしていたらしい。

しばらくして私服姿のおじさんが分娩室に入ってきた。さっき電話をしていた小児科の当直医らしかった。

まり慌てた様子はなく、助産師さんたちに状況の確認と指示を出していた。

赤ちゃんは、検査をして保育器に入ることになった。

検査へと連れていかれる直前に短時間ならカンガルーケアができるよと言われたものの、その数分で何かが手遅れになるのが怖かったので拒否をした。家族3人の写真を数枚だけ撮り、そのまま赤ちゃんを見送った。

赤ちゃんと共にお医者さんも助産師さんも分娩室から出て行き、夫と二人きりになった。

その時夫とあれこれ会話をした。夫は私を労ってくれていたような気がするが、赤ちゃんのことが心配なのと、疲れ果てて眠いのとで頭がいっぱいいっぱいで、今となっては何を話したかまり覚えていない。

しばらくして助産師さんが戻り、立ち会い終了の旨を伝えられた夫は分娩室から出て行った。

私はそのまま分娩台の上で気を失うように寝落ちした。

2時間ほどで起こされ、車椅子に乗せられ、個室へと連れていかれた。

部屋についてから入院に関するあれこれの説明を受けたものの頭がぼんやりしていたため何を言っているかさっぱり分からず、とりあえず分からないことがあれば聞けばいいやと思いナースコールの番号だけ覚えて眠ることにした。

2〜3時間後に目が覚めると、下腹部と会陰の傷が信じられないほど痛かった。

しばし耐えてみたものの、もうだめだと思いナースコールをかけると、枕元にロキソニン置いてるってさっき説明したよと言われた。そんなの覚えてません。

ロキソニンを飲みしばらくすると少し痛みが引いてきたので再度眠りについた。

翌朝、朝食が部屋に運ばれてきた。ご飯が美味しいと評判の産院を選んでいたため、朝からかなり豪華な食事だった。

しか食事の豪華さ以上に、妊娠中に感じていた味覚の変化が元に戻っていることにいたく感動した。美味しいものを美味しいと感じられることはとても幸せことなのだと思った。

その後ハミガキをした際、妊娠中ずっと悩んでいた舌の白さが軽く磨くだけで綺麗になることに気づき、これにも大変感動した。

たった1日でこんなにも身体状態が変わることが不思議だし、面白かった。

お昼頃には赤ちゃんが保育器から出ることができた。すやすやと眠る元気そうな姿を見て、ほっとして涙があふれた。無事で本当によかった。

産後は母児同室がメインなのだが、「ママの休息と回復が最優先」と言ってくれる助産師さんたちの言葉に甘えて、ほとんどの時間ナースステーションで預かってもらった。

入院中には、だっこの仕方、おむつの替え方、ミルクの与え方、沐浴の仕方、産後の過ごし方などを教わった。

事前に育児本やYouTube勉強していたものの、座学と実践は全く違う。下半身の激痛に耐えながらふにゃふにゃの新生児相手にするのはとても大変だったが、愛おしく、充実した時間だった。

最終日、チャイルドシートを搭載した車で夫が迎えにきてくれた。素晴らしい秋晴れの退院日和だった。

分娩・入院費用で既に42万円を支払っていたものの、諸々の処置や薬代等で追加費用が6万円ほどかかった。一時金の直接支払をあわせて、計90万円也。共働きでよかった。でも、出産保険適用にしてもらえると嬉しいです。

帰宅後、お祝いのケーキを夫が買ってくれていた。妊娠中に食べられなかったお寿司も出前をとってくれた。お寿司ケーキを、ベビーベッドで眠る赤ちゃんを見ながら夫と二人で食べた。

とても幸せ時間だった。


追記 10/31

出産の思い出をインターネットの海に流していつまでも見返せるようにしておこう、あわよくば誰かからおめでとうと言ってもらおうというよこしまな考えで書いたものでしたが、思いのほか多くの方に読んでもらい、お祝いの言葉をいただけて大変嬉しいです。

まだ退院から1週間も経っていませんが、少しずつ新生児との生活にも慣れてきました。

分娩直後はどうなることかと思いましたが、赤ちゃんは元気です。今日たっぷりミルクを飲んでたくさんお昼寝しています

一挙手一投足すべてが愛らしく、天使のように思います

たまに悪魔のように泣き喚いてどうにもならない時もありますが、元気に泣いてくれる方が嬉しいよねと自分と夫に言い聞かせてほどほどに奮闘しています

昨日ようやく命名ができたので、今日出生届等の書類を用意しています確定申告のことは何も考えていなかったので、ちゃんと調べますブコメでのアドバイスありがとうございました。

また、冒頭で少し夫の愚痴を書いてしまいましたが、つわりの酷かった妊娠初期から現在まで、ずっとフルパワーで支えてくれている最高の夫です。

陣痛開始時の二度寝は、100点満点中10億点取っていた中での減点マイナス10点で9億9999万9990点になったくらいなのであまり気にしていません。

2022-10-09

無痛分娩経験

またツイッターランドで「無痛分娩に反対する無理解時代遅れな親」みたいなのがバズってたので、

無痛分娩経験者として個人的体験談を残しておこうと思う。

 

無痛分娩オプション10万円ほどかかるが、夫は無痛の方がいいんじゃない?という感じで、

病院を探す時点で無痛ありのところを条件に入れていた。

自然陣痛は始まったものの予定日から1週間オーバー胎児体重3000gオーバーということで、

初産な上に小柄な自分にはかなりハードルが高そうでビビっていた。

産婦人科助産師さん(女性)に相談すると、「子宮口もかなり開いているし、薬に頼らなくても産めるよ」と言われてかなり反対された。

先生男性)はどっちでもいいよ〜って感じだった。

どんどん大きくなってくる陣痛不安と恐怖が大きくなってきて、悩んだ末無痛にすることを決断

 

背中麻酔を打つんだけど、これがものすごく痛い。

ドスン!と車にぶつかられたぐらいの衝撃。

そこからお産になるんだけど、麻酔のせいで確かに痛みは鈍くなってるものの、

いきんでくださいと言われても力が入らない。一生懸命いきんではみるんだけど、

いっこうに出てくる気配がないまま数時間が経過し、体力を消耗しきってしまった。

先生が直々に吸引分娩を行うも出て来ず、最終的には大柄な先生お腹の上に乗っかり、

全力で押し出すという力技で命からがらひねり出した。

産めた時は幸せホルモンが大量に分泌されて多幸感に包まれたけど、

会陰も切開して大量に出血して、夫によると唇が真っ青で死相が出ていたそう。

 

これから無痛を選択する人にアドバイスするとしたら、しっかり食べて体力を蓄えておくこと。

いきみ方のイメージを(臨月になる前に)ある程度持っておいた方がいいかも。

麻酔してからいきなりいきんでくださいと言われてもどこに力を入れればいいのかのかからない。

とにかくいきむという重要行為に対して麻酔でハンデを背負うことになるので、

私みたいに筋力がない人は大変かもということは覚えておいてほしい。

あとは赤ちゃん自身自力で出てこようとするかどうかという要素もあるので、安産になるかどうかは運次第かなあ。

 

会陰切開した後を縫い合わせた傷に触れるのが怖くて、産後半年セックスもできなかった。

この出産経験がかなりトラウマになって二人目を産むのも怖かったんだけど、

数年後通常分娩を選択したら拍子抜けするほど安産だった。分娩台に乗って30分以内にスルッと出てきた感じ。

赤ちゃんの大きさが小さかったのもあると思うし、一人目の経験でいきみ方を体が覚えていたのかも。

もちろん痛いのは痛かったけどね。

どちらにせよ出産後の多幸感というのは、他ではちょっと味わえないな。

これに味を占めてそのまた数年後また産むことになるんだけど、長い妊婦生活と痛みや苦しみを

乗り越えて産んだあとはどんな方法であれ、とっても感動的。

変な話だけど本当に感動するってこういうことなんだな、って思う。

どんなに頑張っても人生で数回しか味わえないけど。

 

通常分娩での難産経験してないので、自分経験だけで無痛より通常の方がいいというつもりはないけれど、

無痛ならではのデメリットは、比較安産だった時の痛みというデメリットを上回ることもあるので、

通常より無痛の方が無条件でおすすめということはないとだけは言っておきたい。

2022-10-06

出産めっちゃ怖かった

まれて初めて出産した、する前から怖くて怖くて仕方なかったけど、居住地に初産無痛分娩という選択肢が無くて、ただ震えて待つのみだった。

一昨日産んだんだけど、破水してから五日間もかかってめちゃくちゃ大変だった。怖いし痛いしいつまで続くのか分かんないし、これ大丈夫なの?って不安だし、体より精神ゴリゴリに削られた。マジで大変だった。結局いろいろやべぇ!ってなって帝王切開になって、知らんおっさん麻酔科医)に手を握られながらお産した。知らんおっさんとおばさんが手を握り合うコロナ禍の分娩、まじ憎い、夫が良かった。それにしても大変だった、もう二度と産みたくない、妊娠出産大嫌い。

ただ我が子に会えて感動した、母性が薄いタイプから何とも思わなかったらどうしよう…とちょっと思ってたんだけど、ちっちゃくてやわやわなほっぺに触ったら涙が出た。昨日わたし人類を1人増やしてやったぜ、我ながらすごいな。お疲れ様でした。

2022-09-18

帝王切開は手術である

初めて妊娠した友達出産の時1番必要だったものを聞かれた→結論テニスボールと夫」

https://togetter.com/li/1945946

コメントに「無痛分娩帝王切開がより一般的になればいい」みたいなことが書いてあるが、帝王切開が手術だと知らない人未だに多くないですか。帝王切開なんて名前のせいも大きいのではないか

帝王切開名前の由来は知っているが(Wikipediaにも載ってるし)、未だに「帝王切開」という一般名称がそのままなのが良くないのか。「切腹胎児摘出手術」とかい名前にすりゃいいのだよ。無理か。

帝王切開がどんな感じかについて少し書いておこう。

帝王切開は手術である。腹を切って子宮という内臓を切る。これは日本では医学的な理由がないとしない。「手術しないと母親胎児あるいは両方死ぬ重篤障害が残る」場合である

コロナ流行ってからコロナ感染してしまった妊婦さんは感染を防ぐために帝王切開になったらしいが。)

陣痛いから手術ね」はありえんし、そもそも腹切った方が痛いし一生傷痛むで。場合によっては傷口と腸とかが癒着してえらいことになるんじゃ。

自分場合は予定帝王切開であった。手術の数日前に決まった。慌てて手元にあった「初めての出産」本の帝王切開の項を見たが、1ページくらいしかなかった。大した参考にならんではないかネット検索し、当時一番役に立ったのが2ch帝王切開スレだった。経験談入院の際の役に立つアイテムなど大変お世話になった。

いよいよ入院。前日昼から食事抜き(だった気がする)。夜から飲み物もなし。手術前のインフォームドコンセント妊婦かつ骨盤内手術のためダブル血栓リスク血栓出来て詰まる場所によっては最悪死ぬ模様。

自分は部分麻酔で済んだので、手術前にまず腰椎麻酔。これが激痛らしいのだが、自分陣痛が始まってしまっていたため陣痛が痛すぎて注射の痛みを全く感じなかった。不幸中の幸いであった。

いよいよ腹切り。幸い麻酔が効いて痛くない。ちなみにネットで読んだ話だと、緊急帝王切開で一刻を争うために麻酔効く前に腹を切り始め絶叫手術になった人がいるそうな。予定で良かった。

しかし手術で麻酔かけたからって「痛くなくて楽したねー」なんて言う人いるかね?しか帝王切開だけは言われるのだ。「帝王切開で楽してさ〜」と。なんでだよ。いてーよ。


大体手術始まって10分弱で赤ちゃん出てくる。早い。呼吸確保した赤ちゃんとご対面した後、赤ちゃんは保育室へ。一晩保育器で監視赤ちゃん死にやすいか24時間は保温して要監視

その後胎盤出したり腹縫ったりで手術は一時間くらいかかる。

手術後はナースステーション横の部屋で母体も一晩監視

麻酔は術後すぐ切れて激痛が来る。子宮収縮剤を点滴される。文字通り、子宮を収縮させるためである。経膣分娩だと分娩中に子宮が収縮するわけだが、帝王切開だと収縮しないので薬で収縮を促すのだ。なので後陣痛と腹の傷のダブル激痛。痛み止めの注射を一回だけしてもらえるのだが、これは手術の傷にしか効かない。後陣痛には無力である筋肉注射で痛いですよ〜と言われたけど腹の傷が痛すぎて注射の痛みはわからなかった。不幸中の幸い(2回目)。ちなみに痛み止めは大して効かなかった。痛いわ。

血栓むくみ防止のために足にはバルーンマッサージ器を装着。空気で膨らませたり抜いたりして一晩中足をマッサージ。シュコー、シュー、と音がうるさくて傷でヨレヨレの体にしみる。

忘れてたが手術前に尿道カテーテル入れた。これも痛いらしいけど入れたの麻酔前か麻酔後か忘れた。痛かった記憶がないので。不幸中の幸い(3回目)。

発熱もして一晩ほぼ激痛で眠れず翌朝病室へ戻る。カテーテル抜くのも痛いらしいが、傷の痛みで(4回目)。病室へ戻れば夕方からは歩行訓練開始である子宮の傷口が腸等と癒着するのを防ぐためだ。絶食からのー、歩行〜。背筋伸ばして歩いたほうが痛くないよ!と助産師さんに励まされる。痛い。

手術で胎盤は大半取ってしまものの、後産はあるので出血が続く。子宮ののこりもんを排出するために助産師さんが腹をぎゅうぎゅう押してくれる。手術の傷の上から。フゴォ…と唸るしかない。

入院したのが大部屋だったのでトイレが遠い。トイレ行くの大変でしょう、と看護師さんが部屋に便器持ってきてくださったが、さすがに大部屋で他の人もいるのにするのは…とトイレまで唸りながら歩いた。

このあと数日は後産のために傷口ぎゅうぎゅう押しが続く。痛いよ。

11日目に退院した頃には痛みはかなりましにはなっていたが、しばらくは傷の痛みがフレッシュであった。

その後もうひとり出産帝王切開歴は2回になった。ちなみに一度帝王切開をするとその後の出産普通帝王切開になる。何故かというと、一度子宮を切ると切った部分が薄くなり、次の出産時に陣痛が来ると子宮が破裂する確率が高くなるからである子宮が破裂すると大体30分以内に腹を切り胎児を取り出し出血を止めないと母子ともに死にます帝王切開後の経膣出産をVBACと言い、やる人もいるけれど日本でも子宮破裂で病院が訴えられたことがあり、手掛ける病院は減っている模様。産科も減ったしな。

VBACの歴史については各自検索で。元はアメリカ入院期間減らして医療費を安く上げるために30年くらい前に流行ったらしい。

日本だと「自然出産」へのこだわりやら「帝王切開は楽してる、甘え」みたいな考えのせいも少なくはない気もしなくもないけど。

話がそれたが、最後に腹を切ってから10年以上経ったが、未だに痛む。寒いと腹の傷は痛む。元から月経痛が酷かったが、月経のたびに刺すような痛みも加わった。痛みのアンサンブル

あと便や尿が溜まると子宮あたりに激痛が走るの、癒着してるんですかね?しらんけど。

こんな感じで、帝王切開は楽じゃない。手術だよ。自分場合比較的術後の回復が良かったので、もっと大変な人も沢山いると思う。帝王切開した人に「楽できてよかったじゃーん」と言う人にはなんかちょっとした呪いをかけたい。うどん食べると鼻から出るとかな。結構痛いよねあれ

2022-08-30

anond:20220830150245

今は無痛分娩母体もノーダミッジだぞ。

お昼ご飯LINE

出産

→18時 夫「それからどうなった?」

→妻「17時ころに生まれたよー」

ってなもんや。

2022-08-05

出産RTAカテゴリ: first, waiting for labor, painless)

もうすぐ、日本では最大級ゲームRTAリアルタイムアタックイベントRTA in Japan Summer 2022」が開催されます。今年も楽しみです。

https://rtain.jp/

でも今年はリアルタイムでの視聴は叶わないかも。時を同じくして、出産RTAを走る予定だからです。

現在37週、出走予定は8月21日。でも胎児の気分次第で前後します。

以下、今回走る予定のカテゴリ説明します。

first(初産)

出産RTAは、まず走るに至るまでが大変で、多くても一生に数回しか走ることができません。走者の身体的・精神負担、そして運要素がめちゃくちゃ大きいです。

初産はいわゆる初見RTAです。経産カテゴリに比べてタイムが出にくいようです。人によっては陣痛開始のタイマースタートから丸一日経過することも。その間病院から出されたご飯を食べつつ痛みに耐えてお産が進むのを待つとか…なんだか想像できません。。

産科栄養士さんには、出てきた食事はしっかり食べてください、出ないと持たないです!と言われました。でも先駆者の皆さんのコメントを見ると「そんな余裕なかった」とも…

waiting for labor(陣痛来待ち)

自然陣痛が来るのを待ってタイマースタートとするカテゴリです。

ここまでの経過は特に問題なく、planned(計画出産カテゴリではなくこちらで走ることになりそうです。

経過によっては予定帝王切開となり、RTAの出走自体を断念しなくてはいけないこともあるので、ここまでの幸運感謝です。もちろんタイマースタートまでも、その後も最後まで何があるのかわからないのが出産RTAの怖いところですが。

painless(無痛分娩

欧米ではメジャーですが、日本ではまだまだ走者が少ないカテゴリです。個人的にはもっと走者が増えてほしいなと思っています

無痛と言っても、途中までのチャートnatural自然分娩)カテゴリと同じです。ある程度までは痛みに耐える必要があります

タイマースタートから急にお産が進んでしまった場合は、急遽最後までnaturalカテゴリに変更して走る可能性もあります

最後

このRTAは好タイムが出るかどうかより、母子ともに無事に完走するのが最も大事です。

皆さんGLをお願いします。

2022-07-21

出産した

初産、予定日超過妊婦出産を終えた記録。

40週検診の内診による刺激の後、1日中陣痛でのたうち回り、朝方耐えられず病院に連絡すると子宮口4cm開いていたのでそのまま無痛分娩にて入院5時間後に出産した。

感想としては無痛分娩にしてよかった…。

産院によって+5〜20万程度の追加料金があるが、麻酔が効いてから心身に余裕が出来て出産に臨めると考えれば損はしていないと思う。

あと夫が出産に関してトラウマにならなかったのではないかなあと勝手想像。(叫んだり暴言吐いたりグロかったりダメな人もいると予想)

会陰切開も少ししたけどまあいいか

産後ハイで寝れないのでメモ程度に記してみた。

2022-04-10

anond:20220410164646

1つ前では

問題なのは母親なのに楽して産むのはけしからんと言ってくる第三者がいる」って話だから無痛分娩のあるなしの話はしていない。

妊婦本人が無痛分娩が良くても周りが上記理由無痛分娩をさせないことがあるという現状

今は

絶対選べないとは言ってなくてだな…

話の途中で主題を変えるのやめてもらえませんかね

anond:20220410163014

二回目は自然分娩を選びたいって経産婦が半分以上いるのに「無痛分娩を選べないのは周囲のせい」って吹き上がられてもなあ

anond:20220410160421

「"日本母親が楽して子供産むとかけしからん、の感情的な考え方のせいで"母体負担がかかる出産方法しか整備されてない」と書かれている。

文字面だけ捉えて「整備されてない=無痛分娩がない」と読み取ったのかもしれないけど、問題なのは母親なのに楽して産むのはけしからんと言ってくる第三者がいる」って話だから無痛分娩のあるなしの話はしていない。

さらに言うとこの問題は前から言われていることであって、妊婦本人が無痛分娩が良くても周りが上記理由無痛分娩をさせないことがあるという現状を踏まえて聞いているからすんなり理解できたんだと思われる。

知らないだけで女性が虐げられていることが他にもあるんだよ。それを知ってもらえたら嬉しい。

anond:20220410153950

母体負担がかかる出産方法しか整備されてない」

これを「あるかないかの話してなくね?w 本人が無痛分娩を選びたくても周りがとやかく言うって話だろw」と読み取るのはちょっと難しいか

anond:20220410152945

あるかないかの話してなくね?w

本人が無痛分娩を選びたくても周りがとやかく言うって話だろw

2022-03-10

anond:20220310135436

どこにそんな事かいあんだよブス

神が建てる産屋なんだから麻酔科医のいる無痛分娩出産付きに決まってんだろ

神なめてんのか?男神は~とか言う思い込みで喋るなブス

2022-02-04

anond:20220204143427

子どもと言うよりはその手段を取った親(主に母親)に対する蔑視がきそう。

もしくは生体からまれる=避妊しない無計画あばずれセックスの子みたいにみられてむしろそういう蔑視可能性もある?

今でも無痛分娩は甘えとかい老いぼれもいるしそれも1つの手段として当たり前になればふ〜んそうなんだ〜にはなりそうだけどどれくらいかかることやら。

2021-12-26

anond:20211226192417

その話をすると「無痛分娩がー」って言いだして、日本でもできるよ?って言ったら「保険がー」までがテンプレ

ちなみにオバマケアみたいな条件付きを除けば公的保険なんてないから、民間保険になる

民間保険解決になるならフェミニスト無痛分娩保険を作ればいいだけ

なぜないかを考えれば保険はネックじゃないことはすぐわかる

2021-12-07

anond:20211201181247

無痛分娩が主流になり、

あと母乳神話撤廃され、

生後2週間の赤子を受け入れる保育園ばかりになり、

お食い初めやお宮参りといった風習がなくなったら実現するかもね

あと30年くらいかかりそう

2021-12-03

anond:20211202133145

なら日本でも簡単問題解決できるじゃん

君が無痛分娩用の民間保険を作ればいいだけ

ま、いくら給付するか、そのために事務手数料も含めていくら徴収すればいいか考えれば民間保険なんて解決策にならないことはすぐわかると思うけど

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