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『機械』
夫との関係に「離婚」という選択肢が浮かび始めたのは2年前、長女が18歳になった頃からだ。
大学生になってから、気の強いはずの長女が泣いて帰ってくることが度々あった。学校やアルバイト先で、人の輪にうまく溶け込めず悩み続けていた。彼女は傷つきやすい子供の心を抱えたまま、大人になろうともがく渦の中にいた。
娘はぼろぼろと泣きながら、何時間もかけて胸の内を私に語り続けてくれた。私はひたすらうなずき、一緒に涙しながらその話を聞いていることしかできなかった。
「……もし、どうしても解決しないようだったら、私からお父さんに相談してみようか?」と、私は尋ねる。
「ううん。それはいい」と娘は、生理的な嫌悪感をふくんだ表情で、はっきりと言う。
「……お父さんはどうせ、何もわかってくれないから。絶対に、言わないで」
私はその返事に戸惑ったような表情をしながら、どこかで娘の言葉に、正鵠を得たような爽快感を感じてもいた。
夫への、積み重なり続けた違和感に耐えられなくなってきたのは、いつからだろう?
20年前、長女を身籠ったタイミングで私は退職し、それからは専業主婦として家庭のことだけに集中させてもらっていた。
夫は必死に、私と3人の子供を抱えても不自由がないほどに稼いできてくれた。会社までかなり遠いこの場所にも引っ越してきたのも、子供たちのことを考えての決断だった。毎日の通勤は都心に暮らしていた時と比にならないほどの負担だったろうけれど、彼はいちども愚痴を吐かなかった。
毎週ではないけれど、彼に余裕があるときは子供たちを連れて遊びに行っていってもくれた。私に負担がかかりすぎないようにと、積極的に家事も手伝ってくれていた。
体力的にしんどい日々が続いていたけれど、彼は父であるということに真剣に向き合ってくれていた。客観的に見ても彼は、完璧な夫だった。
それなのに。私は、子どもたちが巣立った老後を、夫と一緒に暮らしていくイメージが全く持てなかった。
いつからだろう。「本当は夫は、私なんて見ていないのではないか」と思うようになったのは。
彼の何気ない言葉に、ATMで流れるの自動音声のような、わずかな不気味さを覚えるようになったのは。
彼は、決して弱音を吐かなかった。どんな逆境でも、家族のために感情を排し、立ちはだかる問題を解決し続けてきてくれた。
まだ籍を入れる前の、学生時代のこと。私の親族に金銭トラブルが発覚し、その影響が私にまで降りかかりそうな事件が起こったことがあった。
私はあまりに複雑な状況にパニックになり、すすり泣くことしかできなかった。そんなときでも彼は、私をまっすぐに見つめながら、力強く励ましてくれた。
彼はそう言って、学生カバンからルーズリーフとボールペンを取り出して、私に示した。
「ここに、関係する人たちを図にして書いてほしいんだ。分かる範囲で、大丈夫だから」
私は震える手で彼に言われるまま状況の相関図と経緯を書いた。彼はその紙を手に、役所や法律の専門家を探すために奔走してくれ、数週間後にはすっかり問題を解決する筋道を示してくれたのだった。
私はその時、「この人となら、家庭を持てる」と確信を覚えた。私がどうやっても手に入れられない「強さ」を、彼は持っている。
その直感は正しかった。この20年、子どもたちを生み育てるパートナーとして、彼以上に私にふさわしい人はいないと断言できる。
──それなのに、私の心は、彼に対する冷酷な感情を押さえつけることができなくなっていた。
籍を入れてから月日が立ち、夫の役職が上がるにつれ、彼の仕事の責任は増えていった。理不尽と理不尽の狭間に立たされ、膿んだ傷口を埋める脱脂綿のような仕事ばかりが増えていった。
ある時、いちばん仲の良かった同期が社内である問題を起こし、夫が同僚に解雇勧告をしなければならないことがあった。
彼は悩みながらも、それをやり遂げた。その日の夜、彼は珍しく強いお酒を飲みながら「あいつには、障害を持った子供がいたんだ」と私に言った。
「馬鹿なこと、させやがって」と、夫は言った。それは誰に向けられた言葉なのか私には──たぶん夫にも、わからなかったと思う。
そうして徐々に、彼は学生時代よりはるかに「強く」なっていった。夫の決断によって何十人、何百人もの人生が大きく変わり、その規模は日を追うごとに、どんどん大きくなっていった。
実際には、夫はなにひとつ決断しておらず、ただ上から降りてきた決定を実行していただけに過ぎなかった。けれど夫は職務上、それが自分の意思決定であるように振る舞う必要があった。彼自身も、そう思い込むように意識的に努めていた。
それはきっと、彼の心を守るための自己洗脳でもあったのだ。ひとりひとりの人生に誠実に心を痛めていたら、数日で精神が砕けていただろうから。
夫は出勤前にいつも、鏡の前で目を閉じ、ぐっと唇を噛んで何かを考えていた。鏡越しにみえるその表情は、映画の西部劇に出てくる、灼けたフォークで傷口を塞いで止血するガンマンを思い起こさせた。
彼はそうして、あらゆることを数字に置き換え、複雑な世界を解決可能な課題に分解し、それ以外のものは一切、存在すべきでないものだと考えるようになっていった。次第に、私達に対しても社員に対してと同じように振る舞うことが増えていった。私たちとの会話の枝葉を嫌って、最小の言葉で端的な結論だけを話すように求めた。迷いや矛盾を指摘し、論理的かつ客観的な物言いをするよう子どもたちに強い言葉で指導し続けた。
「彼は、こんな人だったのだろうか?」と、考える夜が、どんどんと増えていった。
言葉にならない違和感が自分の中で膨らんでいき──「離婚」の二文字に、救いを感じるようになっていった。
──そんな、ある夜。娘が20歳になり、私と夫はこれまでの日々を振り返るような会話をしていた。
夫は満足そうな表情で、「ようやく、『育て上げた』って感じがするなあ」と、しみじみと呟いた。
その言葉に私は、歯の神経に氷を当てられたような嫌悪感を覚えた。
育て上げた?
気づけば私は、数十年の積もり積もった違和感に耐えられなくなり、ダムが崩壊したように彼に反論をしていた。
「……正直、あなたと『子供を育てた』という感覚はないの。まるで自分が育てたような気持ちになられるのさえ、不愉快」
私は、私の中にある違和感を必死に言葉にしようとした。私は言葉が下手だけれど、夫と対話するなら、一日でも早いほうがいい。衝突を先送りにしていくうち私の心が限界を迎え、「離婚」の選択肢を選ばざるを得なくなるより、ずっとましだと思えた。
妊娠中に体調が優れなかったのに彼が飲み会に行ったとき、私は井戸の底に放り込まれたみたいに寂しかった。
夜鳴きがひどかったのにあなたは、いつものように眠り続け、起こしてはいけないという気持ちと、押し付けられているという理不尽さの中で、湧き上がる自己矛盾の葛藤で心が壊れそうだった。 3人の子供がそれぞれ別のことで泣き喚いていた時にテレビを見ているあなたに、くだらない育児はお前の仕事であって俺の仕事ではない、という無言の圧力を感じ、絶望を覚えた。
私は彼に謝ってほしかったわけでは無い。ただ、ほんの少しでいいから彼に、私の感情を想像してほしかった。彼が仕事で、どれだけ過酷な世界を生き延びてきたのか、私には本当にはわからない。だけど私は、彼の心の痛みを想像することは決して手放さなかった。だからこそ、何があっても彼と生きていこうと思えた。ただ私は、私が子どもたちに対して20年間そうし続けてきたように、「大変だったんだね」と、私の感情に触れてほしかった。
これまでの私達は間違いなく、背中合わせで敵と戦いつづけてくる最高のパートナーだった。
けれど、これからの人生に、大きな敵はもういない。それなのに彼は、私に背中を向け続けたまま、私でなく敵を探し続けている。彼と一緒に次の人生を生きていきたいからこそ、そんな彼に、本気で変わってほしいと思った。
夫は取り乱すように話す私に、かなり強く動揺しているようだった。
リビングは気まずい沈黙でいっぱいだったけれど、私は、彼の心がすこしでも動いたことに、僅かな希望の光を感じながら、眠りについた。
──数日後。
夫が、「この前の、ことだけど」と私に話しかけてくれた。
「実はあの日のことが、すごく衝撃で。それで──ある人たちに、相談してみたんだ。君への賛同の意見、僕への批判の意見。いろいろと本音で言って貰って、考えさせられたよ」
「そう……だったの……」
「僕のあの日の言葉は、君に誤解を与えてしまう表現だった。ごめんよ。……これからもっと君と、本音で話し合っていきたいと、そう思ったんだ」
「!……そんな……」
私は夫のその言葉にとても驚き、喜びの感情が溢れてきた。彼はこれまで、他人に相談なんて絶対にしなかった。きっと彼は、私とのこれからの人生に真剣に向き合って、変わってくれようとしているのだ。そう感じ、涙が出そうなくらいに嬉しかった。
次の言葉を待つ私に、彼は言った。
「そもそも、君の中では育児の実働だけが育児の範囲であり、その裏の予算の調達はプロジェクトとは独立した業務だと捉えていたんだね」
「……え?」
私は、彼が何を言っているのか、全く理解できなかった。
「その点ついては、僕の言葉が正確ではなかったかもしれない。とはいえ、育児の成果を君だけのものだと捉えるのは、違うと感じもしたよ」
彼は、そう言って立ち上がり、冷蔵庫に麦茶を取りに私に背を向けた。
「率直に行って、君の発言は支離滅裂で、意味を成していないかった。それでも多くの同意が集まるのに、素直に驚いた。──多分もう二度と相談することはないけど、いい体験だったよ」
どうにも銀行をただのサービス業と勘違いしている人が多いなぁw
税金は金が動いた時に課すのが基本なのね。
んで、だから資金決済ってのは国の監視管理下で行われる必要がある。
ゆえに銀行は好き勝手に営める事業ではないの、重いの、激重なの、普通の会社じゃねぇの
銀行業ライセンスの代償として金融の公共性、信頼維持、国民への円滑な金融サービス提供が義務付けられてる
そこらの商店とは違うの
んで、ところが実際に大量貨幣の処理はコストがかかる、銀行としてはやりたくない
ただ銀行免許の問題でやらないとは言えない、受け付ける義務がある。
そこでATMでは無限にできます、一回の枚数制限があるのは機械の物理的な問題で仕方ないでしょ。
毎日財布の中の小銭が邪魔だからって玄関に置いたバケツに入れて溜めてたんだけど溢れたので預けに行く事にした時に同じ問題に直面した
毎日財布の中の小銭が邪魔だからって玄関に置いたバケツに入れて溜めてたんだけど溢れたので預けに行く事にした時に同じ問題に直面した
それっぽい適当な数字を書いておけば銀行は断れないけどATM占拠のお墨付きがもらえたのはよかった
これは無理だと諦めて窓口へ行き、案内係に説明をしたところ事前に全て数えてこないと受け付けないという。
そんなのどこにも書いてなかったぞと思って食い下がってみたものの取り付く島もなく、ATMで地道に入金することをお勧めするとのこと。
実家の整理中に母が数十年間貯め込んだ硬貨が出てきたので、私が処理することになった。
重さは30kgを超えていて、自宅に持ち帰るだけで一苦労だった。
幸い、大半は硬貨の種類ごとに仕分けられていて、ホコリやゴミの付着も少なく比較的綺麗だった。
この時点ではまだわかってなかったが、仕分け済みだったことが後ほど労力の大幅減に繋がることになる。
この量になるとちまちま使って減らすとかそんなレベルではないので、銀行で処理することに決めた。
車で行けそうな銀行はあんまりなく、自転車圏内に支店があって口座を持っている銀行で15kgずつ2回に分けて入金することにした。
候補は三菱UFJ銀行とゆうちょ銀行。以前に別の用事で窓口に行ったときは三菱UFJ銀行の方が客が若くて回転も早かったので、今回はそちらに決めた。
そうと決めたら方法について調べる。ここ数年間でどの銀行でも窓口での大量硬貨取扱手数料が設けられて、500枚毎に550円とられるようになっているらしい。
要するに1枚の処理に1円以上かかるため、1円玉は赤字になり入金する意味がない。捨てろってこと?硬貨捨てていいのか?
また、ATMを使えば100枚ずつではあるけど無料で入金できるらしい。ATMを試してみるのもありか。
料金表はあるものの、ウェブサイトをいくら調べても窓口でどれくらい時間がかかるのか、どんな手続きがいるのか全くわからない。預貯金手続きは予約もできないらしい。
これは行ってみなきゃわからんなということで半分の量を抱えて銀行に行き、まずはATMでの入金を試みた。
預け入れを選択してキャッシュカードを入れ硬貨を投入するのだが、この投入口が狭くて10~15枚ずつしか入らない。
ちまちまと目分量で100枚を入れてボタンを押すと計量開始、そして1分待機。
100枚を超えた分が返却されるので回収し、さらにボタンを押す。
更にそこからATMが使用可能になるまで1分半待たなければならない。
2回目、3回目は時間を計測しながら入金したところ、1ターンに3分30秒以上かかることがわかった。
すべて処理するには3時間半はATMに張り付かなきゃいけないということになる。
これは無理だと諦めて窓口へ行き、案内係に説明をしたところ事前に全て数えてこないと受け付けないという。
そんなのどこにも書いてなかったぞと思って食い下がってみたものの取り付く島もなく、ATMで地道に入金することをお勧めするとのこと。
さすがに15kgを抱えてすごすごと帰るわけにもいかないので、覚悟を決めてATMで可能な限り入金することにした。
最終的には90分で力尽きたが、2000枚以上を入金することができた。
ATMがたくさんある支店だったので張り付くことができたが、数台しかないところでは無理だな。
2回目の銀行訪問に向けては硬貨をどうやって数えるかが課題となったが、これは簡単に解決した。
仕分け済みだったため、それぞれグラム単位で重さを測れば枚数が計算できるのだ。
先に結果を言うと、重さで数える方式は5円玉と10円玉でプラスマイナス0.4%程度の誤差が出たが、
それ以外はぴったりと一致した。おそらく錆などで重さが変化したのだと思う。
満を持して2回目の訪問をした。
ちなみに平日日中は当然仕事があるので、頑張って都合をつけて来ている。
これでこの厄介事から解放されると思いつつ窓口に行き、先日同様に大量硬貨の入金をしたい旨を伝えると…
私「大量の硬貨を入金したいんですが」
窓口「何枚ですか?」
私「3000枚くらいです」
私「数えてきました」
窓口「大量だと手数料がかかってしまって赤字になる可能性もあります」
私「前回も同じことを言われて、試したけどとても無理でした」
窓口「現行の硬貨以外が混ざってると受け付けられないんです」
窓口「長い時間お待ちいただくことになるかもしれませんが」
私「構いません」
窓口「少々お待ちください…」
後ろでゴニョゴニョと相談しており、雲行きが怪しい。
私「初めて聞きましたが、それはどこかに案内が書いてあるんですか?」
窓口「書いてないんですが、このようになっています」
そうきたか。おそらく最初のやり取りで諦めて帰らせる水際作戦で、これまでほぼ100%成功してきたんだろう。
ただ、これだけ準備してきてさすがにそうですかと言って帰るわけにもいかない。
私「先日案内された通りに準備してきました。納得できません。責任者の方から説明いただけませんか?」
窓口「少々お待ちください…」
ここで後ろからもうひとりが出てきた。
硬貨が全て仕分け済みであること、古銭や異物が混ざっていないことを目視で確認し、「これなら大丈夫そうですね」などとやり取りをしたのちに、「今回は特別に受け付けますが今回限りですので」と念を押されてやっと受け付けてもらえることになった。
受付後は15分ほどで計数と入金が完了。押し問答と待ち時間を含めても窓口処理時間は全体で40分程度で完了した。
今回、手間も時間もたくさんかかったし、手首も腱鞘炎になった。
大変な思いをしたので共有したい気持ちと、もしこのノウハウが誰かの役に立てばと思いこれを書いた。
手数料を明記して広く案内してる標準メニューなのに何が特別対応だ。
水際作戦みたいなセコいことしないで最初から一切受け付けませんって書くとか、細かい条件全部明記しとけよ。
とにかく硬貨の状態を気にしていたことから、おそらくごちゃっとした状態で大量に持ってこられても
仕分けに人手がかかったり機械が止まったりで非常に大変な業務なんだろうなという推察はできる。
PayPayにチャージする際にクレジットカードがPayPayカード以外使用できなくなった理由はわかるよ
PayPay社がクレカ会社に支払う手数料がバカにならないから自社のカードで囲い込んだと調べたら出てくるから
でもソフトバンクまとめて支払いを使ってチャージする場合は月初めの1回だけ無料で2回目以降は手数料がかかる理由がわからないんだ
だって携帯料金と合算されて一括で引き落とされるんだろ?だったら何度チャージしたって手数料取る理由がないと思うんだ
さらに意味不明なのが銀行口座からのチャージは手数料無料なこと
PayPayから銀行に手数料の支払いが発生しているんじゃないの?
コンビニATMからチャージするのも同じでPayPay社からコンビニ会社に対してATM利用料金が発生しているんじゃないの?
いやマジでなんであんなキモイキャラ作れるんだろうなと不思議でならんのよね。
エロ漫画やAVに出てくる都合のいいエロメイドやエロ執事と同じような存在でしょ。
虎に翼がそういう性欲処理コンテンツやその一歩手前のオカズ用昼ドラならともかく、ヒューマンドラマをコンセプトとしてたじゃん。
少なくとも途中まではね?
そこに唐突に「妻にとんでもなく都合のいい夫くんが現れ、とんでもなく都合がいいことだけを言ってくれる」とかマジでキモすぎるだろ。
たとえばヒーロー映画で主人公が落ち込んでいる時に、自由にヒモをさせてくれる巨乳で美人で献身的なヒロインが突然現れて、その献身的な甘やかしで主人公が復活する話が30分ぐらい続いたら、それまでがちゃんとしてればしてるほどに「え・・・なにこの映画キモ・・・」ってなるじゃん?
なにアレ?
つうかフェミニストの人はああいう「女に超都合がいい男って最高ですよね」みたいなの出されて怒らないの?
それともあれは何らかの皮肉だと解釈して受け止めているのかな?
あれをそのまま「最高の夫!理想的!必要なときだけセックスして、いい感じにATMしてくれる夫が私も欲しい!」とあこがれの目で見てるフェミニストもいるのか?