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はてなキーワード: 背中とは

2024-04-19

anond:20240418110000

親の背中見て育ったんだよ

親は家で勉強したり子供宿題を一緒に考えたりしたのかな?

2024-04-18

地下鉄の乗車位置

地下鉄の乗車位置に「2列でお並びください」と書いてあるのに3人くらいが1列で並んでいたので、2列化を促すべく俺が先頭の人の隣に立って2列目の先頭になったが、背中に冷たい視線を感じるし、後から来た人達も誰も俺の後ろに立たないで1列目の後ろに並んで行くのよ。なんだかなぁ

限界妊婦愚痴

現在臨月限界妊婦をやっている(2人目妊娠中)

2度の妊婦生活と数年の幼児連れ生活をしてみて、主語デカイが日本人の思いやりのなさに本当に辟易している。

妊娠間中電車に乗って優先席を見渡すも空いていることは稀で、座っている人たちは譲る気ゼロ

みーんなイヤホンしてスマホ見てゲーム動画に夢中。

これは老若男女に当てはまるし、なんなら小学校高学年くらいの子供も普通に優先席座ってスマホしてて譲らないので驚く。

中には本当に体調悪い人もいるんだろうけど、明らかに元気そうで優先席座る必要ある?という人たちばかり見かける。

個人的には妊娠間中や具合が悪いとき以外は席が空いていようとも優先席には基本座らないので、譲れないならそもそも座るなよと思う。

しかも先日、ホームで先に並んでいた私を押しのけて優先席に駆け寄って座ったジジイがいてそんなに元気なら立ってろよと。

ちなみに一度、松葉杖の方と同じタイミングで乗ったがその方にも席を譲る人がいなくて驚愕した。

とにかく優先席であっても席は譲ってもらえない。

そしてもう一つ。

ベビーカーで出かけるときいつも遭遇するのがエレベーター乗れない問題

デパートや駅などどこでもなのだが、エスカレーター階段で行けるだろう人たちがエレベーターに乗ってしまうためベビーカー車椅子人間が乗れない。

1回見送るのは当たり前で、酷いときエレベーター待ちが並んでしまって数回見送ることも。

後ろに車椅子ベビーカーが並んでいても誰も降りない。

頼むからエスカレーターで行ける人はそっちで行ってください…ベビーカー車椅子エレベーターしか乗れないんだよ。


もちろん中には「こちらどうぞ」と席を譲ってくださる人もいるし、エレベーター車椅子ベビーカー気づき慌てて離脱してくださる方もいます

そのたびに本当にありがたいと思って懇切丁寧お礼を言うようにしてるんだけど、そういう人は圧倒的に少なくて譲らない人ばかりが目に付くのが現状。

ヨーロッパに在住していて帰国した友人からも「日本の席の譲らなさや子育てを全く歓迎していない風潮は異常」と聞いて、他人積極的に関わろうとしない日本人気質もあるんだろうけど、海外から見れば異常なんだろうなと。

これがめちゃくちゃ偉そうに読めるだろうことはわかってる。ごめん。

妊婦って初期はつわり死ぬほど辛いし、中期は様々なマイナートラブルで体ガタガタだし、後期はお腹重すぎて背中も腰も痛くて動悸息切れもあって立ってるのしんどい。ましてや上の子連れて出かけないとならないときは(ベビーカーでも)尚更キツイ…。

から譲ってくださってる方々には本当に頭が上がりません。ありがとうございます。とてもとても助かってます

主語死ぬほどデカイのは重々承知して書いてるし、譲られて当然!みたいな妊婦様になりたいわけでもなくて、別に私じゃなくても松葉杖ついてる人とか車椅子の人とか乳幼児連れとか老人とか、そういう人たちに席やエレベーターを譲ることがなんでできないのだろうと公共交通機関に乗るたびに日々考えてしまう。

もう少しそういう風潮が変わるといいな。

2024-04-16

anond:20240416220033

横になって肩甲骨を寄せながら後頭部を枕にぐぐ〜っと10押し付けストレッチおすすめ

やりすぎると背中筋肉痛になるから3セットでいいゾ

2024-04-14

何で獣は緑にならないのだろう

白熊は住んでいる所が白いから白色、ペンギンは腹の下の魚からは光に紛れて目立たない白、背中の上の魚からは海底に紛れて目立たない黒。

動物は目立たない事を考えて色が決まっている事が多い。

多くの生き物が生息している森や草原や水中に合わせて、緑色の生き物は、魚類昆虫爬虫類両生類鳥類等とても多い。

でも緑色の獣っていない気がする。

緑の皮膚や鱗や羽毛を持つ生き物はあんなに多いのに、毛皮を緑にするのはそんなに難しいのだろうか、不思議だ。

座椅子パソコン仕事

40代後半、パソコン仕事は約20年、フリーになって10年以上だが、最近、首や肩の痛みがひどく、手に痺れが出てきて検査したら頚椎ヘルニアだった。

さら最近坐骨神経痛も出てきてる。

ある所でストレートネックだと言われ、いつも首が前に出てることで首、肩、背中、腰がすべて引っ張られてしまい、体に影響が出てるとのことだった。

今まで使ってたのは、デスクの手前側が斜め下に調整できるもので、チェアもそのセットだ。デスクトップPCモニタは、アームを使って調整できる。

自分の中でベストな角度に調整して使ってきたつもりだが、結果的には合ってなかったようだ。

いま休暇でホテルにおり、ホテルのベッドの上で、背中側に枕を当てて壁に寄りかかり、枕1つを腕の下、2つを膝の上、その上にノートパソコン、と4つの枕を駆使して作業をしたらかなり腕や肩が楽であることに気づいた。

腕を丸ごと支えてくれるものがあり、なおかつ足を前に投げ出す形が良いようだ。

今までのデスクをやめて、座椅子にするのがよいのか?

首まで支えてくれる座椅子、腕の下にクッションという形がもしかするとベストかも知れない、と思ったが、机をどうしたらよいかからない。

ノートパソコンをそのまま置けるくらいでかいクッション?または自分の胸あたりまで持って来れるデスクがよいのだろうか。

ちょっと探してみたのだが、ズバリ座椅子と机の組み合わせが見つからない。ゲーミングチェアデスクでそういういい感じのがあるかもしれないがまだ詳しく探せてない。

今のように枕を駆使する方法もあるのかもしれないが。

座椅子仕事してる人いたら、どんな形でやってるか教えていただると嬉しいでございます

2024-04-11

anond:20240411225715

🦁おまえそれ背中に何台くっつけたらでかけられるとおもってんの?

競馬って人間が乗る必要なくない?

手綱と鐙と鞭による簡単制御なんだからロボット背中に乗せて遠隔操作できるでしょ

2024-04-10

今日うさぎは飛び跳ねる

うさぎ小学校の庭で飼ってた人も多いだろう。あれは虐待だと覚えてほしい。

うさぎを飼っている。

何を考えているかからない面をした動物だが、

飯がなければソワソワして飯を出す素振りをすれば部屋中を飛び回り足をダンダンさせて勢い良く体当たりをし器をひっくり返して「あ…」って反応を見せる。

遊んでほしいときは腹の上に何度も乗ってくるしダッシュで走り寄って来る。

でも遊ぼうとしたら「そういうんじゃないんだよね」と逃げる。それを繰り返す。遊ばれている。

撫でられるのは好きだ。しかし抱っこは個体によるが比較的苦手なので、うまく抱っこ出来たとしても脇に噛み付いたり服に穴が空いたりする。

帰宅してのご挨拶ズボンの裾を前足で掘ること。

洗濯たたみ中や小屋掃除中は背中とケツのあたりを前足で掘る。

こたつで本やノーパソ開いてたら普段来ないのに膝の上に構えている。

機嫌の良いときは空中ひねりを加えながら走り出しF1のようにコーナリングを決め、80cmくらいジャンプしてアベンジャーズのように着地し、ドヤ顔をする。

寝相は様々で香箱座りしてみたり身体だけ横に向いたり頭も床に寝かせたり手を伸ばしてみたり腹を上にしてみたりお気に入りぬいぐるみに体を預けたりしている。人間の頭にケツを向けて寝る。

あと好物はコードで、先日も一機ドライヤーがやられた。人参は嫌い。好き嫌いが激しい。牧草に顔突っ込んでよくくしゃみをする。食糞もたくさんして口からボロボロ落とす。

収納コンテナの上に飛び上がると降りれなくなりジタバタしているし、格子状のワイヤーネットを登ると引っかかって慌てて、墜落したらびっくりして小屋に戻って不貞寝する。

うさぎ飼いはうさぎのことを感情豊かな動物だと言う。

そしてとても大変な動物だと言う。

実際家の中で油断した書類家具ボロボロ

絨毯は穴だらけ。

腕についた引っかき傷は半年経っても消えない。

猫と犬の中間のような性格で猫寄りではあるが、猫ほどかしこくはない。

一度始めたイタズラについての執着心はつよく、いまもこれを書いている間にコード収納ボックスの蓋を4回くらいひっくり返している。

動物は良いところも書いたら悪いところも書くべきだと最近思う。

とりあえず、うさぎはいいぞって話です。

2024-04-08

働いてもおカネが貯まらない

身体が重い

寝ても治らない

半年失業手当もらえてた頃はよかったなぁ

また街のB級グルメを巡れるくらい余裕ある生活ができるような水準に戻れるかなあ

首と肩と背中と腰と腕と脚と頭がだるい

考えることが重い

2024-04-05

anond:20240405141200

ききわけのない幼児の頬を

一つ二つはりたおして

背中を向けて煙草をすえば

それで何もいうことはない

anond:20240405094221

アメリカ人「(背中バンバン叩きつつ)HAHAHA!らしいゼ!!」

2024-04-04

満員電車に、スーツ女性新入社員背中向きで押し込んで乗ってくるんだけど

ケツの割れ目ちゃん

マッスーのオチンポを刺激してボッキしてしまうんや


お前らはこういう経験ない?

2024-04-03

朝見た夢 2024-04-02

ドラゴンが居る島にいく、なんか別用で。

ドラゴンと一度たたかって、まける。ドラゴン日本語話せる。

ドラゴンとなかがわるいが、資源?の都合で、ドラゴンの巣穴の近くに拠点を立てる。

拠点をたててしばらくしたら近すぎてドラゴンがおそってきた。

拠点には僕以外に3人のひとが所属していて、そのうち二人は外に出てた。

もう一人はドラゴンの従者をよそおってやりすごした。

僕は川の水の中で窒息しつつも逃げたりかくれたりしたた。

追い込まれとき、従者のふりしてるひとが、棚のフリをさせてやり過ごさせてくれた。

川の中にいるときに、お尻や背中に龍の服を置いてタナのふりをさせてくれた。

拠点結構おおきい、神社ってかんじ。鳥居から奥の本殿?まで、大きい。洞窟内にある。川もある。

2024-04-02

ほとんどのパパはおそらく合意のあるセックスを多く経験している

男子はパパの背中を見て育つ

2024-03-31

ラヴィットを見て泣いた。

デトックスのために書くのでまとまりのない内容です。

数年前結婚して、ありがたいことに今年に入って身籠ることもできて、、という矢先に旦那の母が癌になった。体調不良受診検査したら偶然見つかったらしい。偶然見つかって良かったというわけではなく、旦那の話を聞く限りでは結構進んでいそうとのこと。そりゃ体に不調が出てるんだから初期段階じゃないよな。

血が繋がって無いとはいえ、私の第二の母であり、ショックだった。半分部外者のような私が首を突っ込んでいいか迷いつつ、旦那と一緒に病院へ同行。

検査結果を説明されながら、「癌って言葉が出てこないけど、もしや癌では無い?」と思っていたら、その後の入院書類にしっかりと○○癌と書かれていた。

入院する義母病棟見送り旦那と2人で病院付近ご飯屋さんへ。

「いやー、まさかねー、熱出たと思ったら癌かー。」と冷静を装っていた旦那だけど、帰宅してしばらくしたら実感が湧いてきたのか、急に泣き出した。

こういう時に気の利く一言も言えずにすまんなと思いながら、背中をさする事しかできなかった。

これから検査で細かいことは決まっていくんだろうけど、医者の口ぶりからして軽いものではないことと、癌の5年後生確率を見ると気分が落ち込む。

普段は母の文句しか言わない旦那だけど、物心もつかないうちに父親死別して母子家庭で育っているので、そりゃあショックだろうなと。

今の所それほど困るような悪阻もなく、能天気にこのまま出産するのかーと思っていた矢先だったので、どうしたものか。

そんな時、TVer夜明けのラヴィットを見ていたら木曜日の振り返りで、父を亡くした男性からのおたよりが読まれていた。あの時父と一緒に笑いながら見た嶋佐OASISlive forever演奏してほしいという内容だ。

名のあるハガキ職人では?と思うほど、おたよりの文章構成に優れていて、泣いてしまった。少し違うが旦那のことも重ねて泣いた。

おたよりの男性と同じく自分ニューヨークが好きだ。カッコつけることなく、いつも自然体のコンビで。できすぎているくらい感動するおたよりに対しても、背伸びして良いコメントを出そうとする気もないところが良かった。本人達はできないだけというかもしれないが。

演奏後も、「めっちゃ歌わさせてもらいました」という嶋佐に、「なんかまたスタジオひとつになってたな」とコメントしてやや滑りする屋敷

最高だった。

嶋佐がただやりたくてやったoasisの真似が、周りの演者を泣かせて感動させて、そして苦しみの底にいる人間よすがになる。

普段から、感動とは程遠いことしか言わないニューヨークに、励まされてるファンがいるんだなと改めて思い知らされたラヴィットだった。

生き物ってカワイイ方向に進化してるよな


最近思ったことがある。多くの生き物って、人間にとって見た目がいいように進化している気がする。

哺乳類とかだったら、人間にとって気持ち悪いやつはあまりいないだろう。爬虫類とか両生類とか、特に昆虫類だったら気持ち悪いやつがけっこういる。

今回思うところがあったから、4つほどエピソードを語らせてほしい。

1.アナグマ

 去年の秋頃だったか、近所の裏山に登って、入会地の傍にある栗林で農作業をしていたのだが、そこにひょこっとアナグマが現れたのだ。アナグマというのは……約10年前にやってた「のんのんびより」のEDだったかな。「あれってハクビシンとか、タヌキとか、アライグマとか、イタチですよ」とか、そういう歌詞があったのだが、だいたいそんな生き物だ。

 アナグマイタチ科の動物で、体長1m未満のずんぐりしたイタチみたいなやつだ。顔はハクビシンに似ている。※ようつべ検索するとすぐに出てくる。

 で、そのアナグマだが、栗林で農作業をしていた私の方に寄ってきたのだ。まだ若そうな個体だった。当方だが、農業林業はこれでも10年以上やっている。これまで、数多くのイタチキツネアライグマその他の小動物が箱わなに引っかかり、漁師地元住民殺処分されるところを見てきた。

 正直、あまりいい印象はなかったが、半径数メートル以内まで寄ってきたところで、「けっこうかわいいな」という印象が支配するようになっていた。このあたりにはアナグマが少ないのもある。あと、私が育ててるのは栗だから、こいつらには盗まれんだろうという感覚もあった。

 そういえば、小学校高学年だった姪っ子が、同じようなシチュエーション農地の中)で、狸っぽい生き物にポテトチップスコンビニホットスナック(ファミチキ)をあげていたのを思いだした。あれは遠目からだったが、やはりずんぐりした見た目だった。

 結局、栗林に来たアナグマは、その辺りをちょっと掘り返しただけで山の中に帰っていった。もう二度と出会うことはないだろう。例えばもし、私が育てているのがイチゴだったとしたら、確実にその場でクワなんかを握りしめて、ヤツを叩き殺そうとしていただろう。

 実際、うちの畑でサルを見かけた時は、全力で追い払うようにしているし、タヌキやアライグマだったら石を放り投げてぶつけた後、スコップで殴り殺したこともある。蛇とかだったら、毎年20匹以上は駆除してる。長靴で踏んづけて、もう片方の足裏で頭を叩き潰すのだ。ジャンボタニシだったら、毎年夏になると百匹以上は生き埋めにしてる。イノシシは……あれはプロの量子さんの領域である農家は手を出さない。

 私はこれでも専業農家である。大切に育てた農作物を捕る生き物は憎くてしょうがない(人間まで含めて)。蛇足になるが、農業従事者は漁師率がけっこう高い。昔の農家は、田植え稲刈りの時期を除いては、鶏を育てたり、山に入って鳥獣を捕っていた。今でも、狩猟免許がある人もない人も、山でイノシシとか鹿とかを捕って食料にしている例はある。

 私の祖父もそんなだった。私がまだ小学生の頃に、鶏小屋キツネかタヌキかアライグマかはわからないが、そういうのに襲われてしまった。非金属ネット小屋だったから、鶏が何匹かやられてしまっていた。祖父は悔しそうな顔をしていた。

 或る夜に、実家で夕食を食べていると、鶏が騒いでいる声が聞こえた。祖父と親父はすぐに実家を飛び出して、鶏小屋に行くと、キツネのようなものが鶏小屋ネットを破ろうとしていた。なぜか、祖父よりも自分と父の方が早く鶏小屋に着いていたっけ。

 後ろでカチャッ、という音が聞こえた。祖父が目の前に出てきたと思ったら、パアンッ!! という音が聞こえた。※祖父散弾銃を撃ってた。

 キツネのようなものは、その場で転がって痙攣しながら逃げようとしていた。親父が、祖父に鍬を手渡していた。それで、祖父が走り出して、ほうほうの体で逃げるキツネに追いついて……後は、何度何度も鍬が振り下ろされた。ぐちゃ、べちゃという音が聞こえて、狐は何度か鳴き声をあげると……多分絶命したのだろう。※近づいてわかったが、縞々のしっぽだった。アライグマである

 祖父は「このバカタレが、バカタレがぁ、アアッ!!」って叫んでたっけ。愛鶏(?)を殺されたのがショックだったのだろう。とにかく狐に凄まじい恨みを持ってた。あの時の自分は、「すげー。銃かっこいい!! 撃たせて」って祖父にねだってたよ。それくらい衝撃的な体験だった。私にとってのエポックメイキングだった。

「なに、お前も撃ちたい? 大人になったら警察行って免許がとれるど!」

「じいちゃんは、警察に行って銃の免許もっとるん?」

「わしはもっとらん。ひいじいちゃんもっとった。でも、わしは撃てるけえええんよ」

「俺も撃ちたい」

「○○くんが撃ったらいけん。捕まるよ」

「じいちゃんは捕まらのん

「捕まらんよ。ハタチの頃からずっと漁をやっとる」

 平成初期の話である。当時はおおらかな時代だったのだ……。今だったら普通に逮捕される。絶対マネしないように。

 さしもの私も、祖父の遺品である銃剣類は所持しているが、自らの敷地内であっても使おうとは思わない。なにしろ狩猟免許もってないからな。ほかの地元民と同じく、鳥獣駆除行為はひっそりとやりたい。

 話があっちの方にいってしまったが、私は基本的に、うちの農地に入ってくる鳥獣類は殺そうとする。苦労して育てた農作物を食われるのは絶対に嫌であるしかし、たまに殺さない例もある。それが上の例でのアナグマだった。

 その状況で見逃したのは、なんとなくという理由が強い。農場内でメシを食ったばかりで、ゆっくりたかったのもある。しかし、珍しくこっちに寄ってくるアナグマが「かわいい」という感情もあったのだと思う。うちの地域では、アナグマが珍しかったのもあるかもしれない。しかし、不思議体験だった。

2.コガネムシ

 今度は市街地での話だ。

 まだ若いころ、農業者じゃなくてサラリーマンだった時代に、とある国道沿いの飲み屋街にいた。最初の一軒目を探していたのだ。ふわふわ路地をさまよいながら、国道に出たところで、そいつ出会った。

 歩道の上に、もぞもぞと動く物体があった。よく覗いてみると、コガネムシだった。背中の色が特殊で、なんとベージュだった。限りなく白に近い真珠色といってもいい。レア甲虫である。いとおかし!! いとおかし!!

 その真珠コガネムシは、あまり元気がなかった。しか車道に向かってもぞもぞと進んでいた。このままでは自動車に轢かれて死ぬだろう。ぐしゃ、という音がするのだろうな。昆虫類が車に轢かれると、意外と大きい音がする。

 私は、そいつの目の前に人差し指を延ばした。するとそいつは、六本の足でガシッと私の指を掴んで、勢いよく私の手を昇り始めた。

 土の中から出てきたばかりのカブトムシとまではいかないが、元気な様子で私の手指を昇っていた。そのまま徒歩で飲み屋街に移動して、レストラン沿いの並木を見つけた。おそらく欅だったろうか。樹の表面にコガネムシをくっつけると、また元気そうにどんどん昇って行った。

 どうしてあの時、コガネムシを助けてやったのだろう。そういえば、小学生の頃は甲虫が好きだったような気がする。懐かしい気持ちになった。

 今でも、夏場で路上に転がってるセミとか見つけると、拾って助けてやる。すぐ近くにあるクヌギコナラにくっつけてやる。

3.トカゲ

 これは私じゃなくて、息子の話だ。当時は小5だったかな。夏休みだった。

 ある日、家の庭の中にある小道(※田舎から家が大きい)で、息子が「トカゲ見つけた」と報告してきた。「捕まえたの?」と聞くと、「捕まえてない」と言う。

 現場に行ってみると、小道の上でトカゲが2匹、それぞれ離れたところに倒れていた。お腹を上に向けて。瀕死だった。おそらくだが、野猫にやられたのだろう。お腹に爪で引っかかれた跡があった。

 息子がそいつらを触ったところ、1匹だけはまだ息があった。残り1匹について、「よい旅を」と私がその場に埋めてやっていると、息子が生き残った方に落ち葉や土を被せてやっていた。どうやら、回復を待つつもりらしい。「これ、おうち」と言っていた。

 好きにさせるべきだと思った。息子に対して、「日光に当てないように木陰を作る」「できるだけ触らないように」「1日に1回は霧吹きで水をかけてやるように」「餌はやらなくていい」など最低限の指示をした。

 私はトカゲが1日以内に死ぬと思っていた。木の棒で突いても、片方の足が全く動いてなかったし、どう見ても虫の息だったからだ。早い話、移動能力を失っている。

 その日から、息子は毎日トカゲのところに足を運んでいたっけ。水やりは欠かさなかったし、日光を浴びて体がのけぞっていたりすると、木陰の位置を調整してやったりする。

 3日が経って、私が現場を見に行くと、どうやらまだ生きていた。土くれと落ち葉を払いのけると、少しだけ体が動いた。体にはまだヌメリが残っていた。片足だけを動かして、体をのけ反らせて私から逃れようとしていた。「シャー」みたいな感じで、口を開けてこちらを威嚇している。少し気の毒になって、植物用の霧吹きをしてやったのと、一応、ミルワームを顔の近くに寄せてやったが、無反応だった。やはり餌は不用のようだ。

 次の日だったか、息子が飛んできて、「トカゲが動かない」という。現場に行ってみると、そこには……「おうち」から出てきたところで静止しているトカゲの姿があった。口には小さいミミズのようなものが入っていた。目は閉じていた。

「餌をあげてしまったの?」

「うん。お腹すいてると思って」

「そうか。たぶん、びっくりして死んでしまったんだね」

「うん」

「……どう思った?」

「わかんない」

人間常識トカゲ常識は違ったのかもしれないね

「うん」

 そんなやり取りをしたかな。

 そのトカゲは、結局何時間たっても動かなかった。生命活動を停止したのだ……。推測だが、ミミズが喉に詰まって息ができなくなったのかもしれない。放っておいても、数日中には死んだだろうが。

 息子にとっては、トカゲがかわいかったのだろうと思う。私は、あまりそうは思わないが。大人になると、高速で動くトカゲちょっと苦手だ。だがまあ、カナヘビはまだかわいいと思える。トカゲと似ているが、比較するとあまり動かないのもある。

4.セミ

 先日、県道を車で運転していたところ、路側帯を走っていた自転車が急に停まった。その彼女アスファルトにゆっくりと降りて、自転車を端に寄せると、足先でなにかを小突いていた。

 ちょうど信号待ちになったので、その様子を眺めていると、どうやらそれはひっくり返ったセミのようだった。彼女が小突く度に、「ジジッ」という音でセミは鳴いていた。死んではいないようだ。

 その子は、セミに向かって指先を伸ばした。セミは指を樹木だと思ったのか、ホールドした。その子の指に乗ったセミは、一緒に自転車でまっすぐの方向に進んでいった。

 次の信号で、彼女に追いついた。自転車を降りて、民家の入り口に生えている樹にセミをくっつけようとしていた。指で押してやると、セミは樹にくっついて、もぞもぞと枝を張っていた。彼女セミちょっと撫でたかと思うと、また自転車に乗って県道を走り抜けていった……。

 一応、セミかわいい部類には入るのだろうか。丸っこい見た目だから好きな人いるかもしれない。当方はどちらともいえないが、今度セミがひっくり返っていたら、死んでいるか小突いて確認してみようか……と思った。新しい世界が開けるかもしれない。



話は長くなったが、結びにしよう。

大昔から、それこそ多くの生き物がいたのだろうが、人間にとってかわいくない種の生き物がどんどん淘汰されていった。それで、今みたいに哺乳類鳥類可愛いのばかりが残った。

それは、全然定かではない。でも、かわいい生き物はというと、殺される場面でも殺されないことがあったのではないか。大昔から。よって、醜い種に比べて生き残れる可能性が高かったのではないか。と、先日『利己的な遺伝子』を読み終えたばかりの私は感じた。

あなたはどうだろうか。生き物は、やっぱりカワイイ方が生き残れると思うだろうか。しかるに人間場合は、かわいげがあって、みんなに好かれる個体ほど早死にする傾向があるように思えるのだが。

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