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はてなキーワード: Unlimited Blade Worksとは

2019-04-04

ネイティブにはこう聞こえる

こう発音しているつもり

I am the bone of my sword

So as I pray

UNLIMITED BLADE WORKS

実際にはこう聞こえる

EYE YAM THE BOWNE OF MAI SOWD

SO AS I PWAY

UNRIMITED BRADE WAHKS

2018-01-14

大前提

(1)Unlimited Blade Worksルートをやっていれば、キャスタークズキを殺す可能性はゼロで有ることは言うまでもなくわかるはず。キャスターはこのルートでもクズキのことを自分の命より大事に思っている。

(2)まず、クズキとキャスター関係特殊キャスタールールブレイカーを使って元マスターを殺し、自力で顕現しているはぐれサーヴァント状態クズキは魔術師ではないためマスター契約もしていない。そのため、令呪のつながりがなく、キャスターにはマスターである葛木の異常を察知することが出来ない

この歪な状態を間桐臓硯に狙い撃ちにされる。

殺害の経緯。

(1)まず臓硯は柳洞寺を監視し、クズキが結界の外(学校)にいて、かつキャスターが隣町に出ているときを狙う。

(2)条件が満たされた状況で、蟲を使って魔術耐性がない葛木を蚊のような蟲で攻撃

武術においてはサーヴァント並に強いクズキだったが、蟲魔術耐性がなく、油断していたためにあっさりやられる。間桐臓硯は魔術でクズキの意識を掌握。さらに蟲がクズキの心臓と入れ替わる。つまり実質的クズキはこの時点ですでに死亡している。

(3)操られたクズキは結界内に戻り、キャスター工房破壊

(4)隣町から戻り、異常に気づいたキャスターは、クズキが操られていることを察し、彼を救おうとしてクズキを拘束した上でルールブレイカー使用する。しかし上で述べたように、すでにクズキの心臓は蟲が代替している状態ルールブレイカー使用たことにより蟲が消滅してクズキは死亡する。キャスター自身も、そしてそのタイミングでやってきた士郎セイバーも、キャスターが自らクズキを殺してしまったと誤認。

(5)直情馬鹿の上に「主君への反逆」にトラウマがあるセイバーは、瞬間的に頭が沸騰し、話も聞かずにキャスター絶対頃すモードになって襲いかかる*2。ろくな備えもなく精神的にも支えを失って自暴自棄になったキャスターはあっさりセイバーに討たれる。

(6)頭に血が登ったまんまのセイバーキャスター死体消滅確認せず立ち去ったので後々非常に厄介なことになる

2017-11-26

2期の方が売れたアニメ、売れなかったアニメ

1期放送作品名1期2期3期4期5期6期
2014ご注文はうさぎですか?11,03812,500
2013やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。9,71210,944
 ラブライブ!29,19465,00854,676(ラブライブ!サンシャイン!!)
 弱虫ペダル5,5907,9702,075
2012戦姫絶唱シンフォギア4,8578,65313,467
2011うたの☆プリンスさまっ♪17,86833,59335,40728,840
 DOG DAYS7,9688,0985,076
2009戦国BASARA8,53712,9491,120
 科学アドベンチャーシリーズ1,185(CHAOS;HEAD)16,151(STEINS;GATE)1,080(ROBOTICS;NOTES)536(Occultic;Nine)387(1巻)(CHAOS;CHIRD)
 WHITE ALBUM7055953,103(WHITE ALBUM2)
2008ストライクウィッチーズ13,78914,015約5,161(ブレイブウィッチーズ)
 とある魔術の禁書目録12,12716,994
 参考:とある科学の超電磁砲禁書1期→レールガン1期→禁書2期→レールガン2期で放送24,49516,664
 夏目友人帳10,23712,38410,2239,2695,2944,777
 夜桜四重奏~ヨザクラカルテット~9682,089
 To LOVEる-とらぶる-7,5186,14610,7845,673
 ペルソナシリーズ3,307(トリニティソウル)31,019(P4A)9,448(P4GA)
2007ひぐらしのなく頃に4,7005,768
 ひだまりスケッチ5,8868,1218,5057,416
 機動戦士ガンダム0033,48134,601
 DARKER THAN BLACK -黒の契約者-6,75212,152
 THE IDOLM@STER2,288(XENOGLOSSIA)28,48533,453(CINDERELLA GIRLS)
2006Fate/stay night26,0474,8969(ZeroBOX上下)37638(Unlimited Blade WorksBOX上下)
2005創聖のアクエリオン2,8846,357727
 ARIA10,0259,22013,200
2004ローゼンメイデン5,6359,2851,572
 蒼穹のファフナー7,1337,7006,331
 魔法少女リリカルなのは4,31211,25422,5914,881(なのはViVid)4,743(ViVid Strike!)
2003一騎当千4,6097,8877,6654,198
2002フルメタル・パニック!5,2978,9174,833
 機動戦士ガンダムSEED58,58968,732
2001テイルズシリーズ2,208(エターニア)7,498(アビス)3,164(ゼスティリアクロスBOX全2巻)

売れなかったアニメ

普通2期になると売上が落ちるので、5割以上落ちたアニメだけ

1期放送作品名1期2期3期4期
2016亜人840不明(第2クールのみBOX販売)
2015ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか4,9411,312(ソード・オラトリア外伝)
 SHOW BY ROCK!!6,5836,471(しょ~と!!)1,830(2期)
2014テラフォーマーズ1,216407(1巻だけ)
 ノラガミ4,1331,667
 ばらかもん6,429219(はんだくん)
 WIXOSS3,8732,376640
2013ガンダム ビルドファイターズ8,940(BOX2巻)4,205(BOX2巻)
 ガッチャマン クラウズ6,897(BOX1巻)994(全4巻)
 進撃の巨人51,1907,410
 銀の匙2,078802(ボックス単巻)
2012トータル・イクリプス5,2311,153(シュヴァルツェスマーケン)
 マギ7,1202,6331,070(マギ シンドバッドの冒険)
 中二病でも恋がしたい!15,4666,892
2011ゆるゆり8,3657,2893,644
 よんでますよ、アザゼルさん。9,1194,232
 青の祓魔師12,4772,177
 緋弾のアリア5,321961
 gdgd妖精s4,0571,813
 ISインフィニット・ストラトス33,81316,670
2010デュラララ!!18,3114,2172,2112,487
 薄桜鬼14,94011,9885,167
 侵略!イカ娘7,3813,397
 探偵オペラ ミルキィホームズ6,0841,554412619
 WORKING!!17,69512,6114,2822,707(WWW.WORKING!!)
2009クイーンズブレイド10,3386,5563,370
 生徒会の一存5,901590
 まりあ†ほりっく3,3901,187
2008ソウルイーター4,102307(ソウルイーターノット!)
2007おおきく振りかぶって19,2978,396
 スーパーロボット大戦OG3,152891
 みなみけ11,2444,7104,1883,895
 ハヤテのごとく!9,5256,574949691
 もやしもん8,4921,609
2006うたわれるもの7,7763,521
 ゼロの使い魔5,8795,1854,8422,274
 涼宮ハルヒの憂鬱42,52519,6022,184(長門有希ちゃんの消失)
2005蟲師10,0504,0943,332
 交響詩篇エウレカセブン8,5164,223(エウレカセブンAO)
2004げんしけん4,5372,290857(二代目)
2003鋼の錬金術師36,51112,326(FA)
2002ナースウィッチ小麦ちゃん マジカルて4,7173,346(Z)不明(R)

2015-06-06

unlimited blade works

以前見て感じたことと、今見て思うこと。

全然違う。

当時は凛ルートの士郎のあり方にあこがれた。

真っ直ぐに愚直に実直に生きる姿。

逆に、桜ルートの士郎は理解はできても共感はできなかった。

それが今では桜ルートの士郎の生き方にこそ共感する。

本来のあり方、というものが何かはわからないけど、

これこそがあるべき一人の人間の姿なんじゃないか、って思う。

みんなを救いたい、みんなが幸せに暮らせるように、笑顔で生きられるように。

ほら、現実だってよくあるじゃない。

社会貢献途上国支援、誰かの役に立ちたい、って。

極端なとこいくと、こうなるんじゃないかなと思った。

ルートでのアーチャーの言い分も、当時はまったくわからなかった。

なんであきらめた、なんでそんな風になってしまったんだ、と。

真っ直ぐ夢を追い続ける士郎こそが正しいと思ってた。

作品に触れる自分の背景が全く違う。

当時は中学生。多感な時期だったんだろうねえ。

自分が知ってる世の中といえば、学校という限られた社会と、テレビを通してみる社会

当時の道徳の授業では、貧困問題についてよく取り上げられてたなあ。

食べるものもろくにない、学校にも行けない、朝は片道2,3時間の川へ水汲みに行くことから始まる。

貧しい国の貧しい子供たち。自分たちが恵まれていること、恵まれている自分たちができることはなんだろう、なんて話をしていたのが心に残ってる。

そんな自分fateプレイして、あこがれたのは、UBWの士郎の生き様だった。その理念にあこがれた。

こうやって生きられたらどんなに素晴らしいだろうか、と。

今年で社会人5年目。あ、高卒です。

そんな自分が、先週UBW21話を見て、「あれ、なんか…」と違和感を覚えたんだよ。

当時の心にあれだけ響いたものを見て、心に浮かんだものはまったく違う思い。

何も知らなかったか理想に憧れられた。

働いて5年たつ中でわかる、自分ができる数少ないことと、圧倒的多数のできないこと。

みんなのためにありたい、誰もが笑顔でいられるように。それが美しい生き方だろう。

…なんてことを、無邪気に掲げていられるほど、真っ直ぐには生きてこれなかったよ。

せいぜいできることはといえば、

ルートの士郎の生き方のように、目の前にいる、大事な人、たった一人のため、ってことぐらいなもんだ。

自分一人でも精一杯なんだから、それができるだけでも立派なもんだと思わない?

2014-12-25

ワナビに向けたラノベ創作技術論の整理と俯瞰2

ワナビに向けたラノベ創作技術論の整理と俯瞰1

※本稿は上記の続きとして分割投稿されたものである

作家人格登場人物人格

西谷は「主人公作家分身」であり、それは「五感を共有していること」、「心の奥底まで共感しあうこと」だとするが、だからといって「主人公作家の思うように考え、行動することを意味するのではありません」と警告する。五代/榊もまたありがちなワナビラノベについて「キャラクターが作者を代弁するただのお人形になってる」と揶揄している。

このように見てみると登場人物作家関係について、作家が主なのではなく登場人物が主である、と主張しているように見える。しかし当然ながら各場面における登場人物の言動や思考作家によって執筆されるのであり、作家が考えないのであれば誰も考えてはくれない。

この点でヒックス登場人物作家の一部であるとして、作家のある面を誇張したものであることを求めている。つまり嫉妬深い人物を描くならば自分嫉妬深い側面を誇張した人格創造する、というもので、全くの新たな人格創造するのではなく、そのベースあくま自分自身だとする。

これに基づけば「キャラクターが作者を代弁する」状態とは、その人物を描くにあたり作家の誇張が無い状態、いわば作中に作家自身名前だけを変えて登場した状態だと言える。作中に登場する作家自身がどれだけ失笑を買うかはくぅ疲の例を見るまでもないだろう。

登場人物作家自身である主人公は間違いなく作家の思うように考え、行動する。しかしその作家の「思う」主体作家人格そのままではなく、登場人物それぞれの設定によって歪められ誇張された人格であり、その結果時に作家人格そのままであれば決して選択することの無い言動に出ることになる。

キャラクターはある瞬間、勝手に動くものです」とは大塚の言だが、逆に言えば登場人物はだいたいの場合作家の想定通りに行動する、ということでもある。当たり前だが一定合理性をもって人間は行動するものであるし、他人ならまだしも登場人物人格ベース自分自身である以上、ほとんど常に作家想定外の行動を登場人物がするんです、という状態はありえない。もしそうだとすればそれは単に何も考えておらずその場しのぎで適当に考えているからか、もしくは薬物でもやっているからだろう。

なお突如として想定外の動きを登場人物がした場合ヒックスはそれにあわせてプロットを書き換えるべきだとする。ヒックスは後述するようにプロットを重視するが、それ以上に登場人物を「愛さなければならない」という。

ヒックス登場人物創造する際、その登場人物の将来の夢は一体何なのかと作家に問いかける。これは夢を作家が事前決定しろという意味ではない。それではヒックス否定する「組み立てられた登場人物」にしかならない。

ここでいう「夢」はその登場人物人格依存して考えだされるべきものである。これは大塚世界設定で指摘した、ある条件を前提にしてそこからどうなるのか、ということを演繹的に導き出していく方法とよく似ている。

もちろん何の事前設定もなく人格を作れと言われても作家当人人格しかなりえない。ゆえにいくつかの設定は事前定義必要である。それは主題や、もしくは世界による必然性を伴った定義であることが望ましいだろうが、それら断片的な設定に後付で作家適当にどんどん設定を付け足していくのではなく、演繹的に設定が導出されていくべきだ、というのがヒックスの考え方であると筆者は理解している。

西谷ヒロインブラジャーの形状にこだわった逸話はしょーもないの一言で済む話だが、そこに人格から来る必然性があるのであればわからなくもないと言えよう。

読者による登場人物への感情移入

以上のように作家登場人物関係について述べてきたが、一方で主人公を決して困難な状況に陥らせないワナビにそれを指摘したところ「だってかわいそうじゃないですか」と反駁したという事例を西谷が挙げている。この点だけ見ると作家主人公に同化し過ぎたり、感情移入し過ぎることに問題があるように思えるが、西谷がここで問題にするのは、ワナビとは裏腹に読者がまったく感情移入できていないことにある。読者も同様に感情移入しているのであれば、徹底して登場人物への虐待作家が行うことに逆に嫌悪感を覚えることすらあるだろう。

西谷同様、筒井は「自分作品感情移入しているからといって、読者も必ず感情移入してくれるだろうと思うのは間違い」と指摘する。

本格ミステリSFなど、感情移入必要とせずとも最後まで読ませる魅力を持った小説存在する。しか感情移入が読者に続きを読ませる原動力として強く機能することは言うまでも無く、感情移入できないという状態は読むのをやめようという動機になりうる。読者が感情移入をしてくれるに越したことはない。

さて、基本的に読者の感情移入物語の中心を担う主人公に対してなされるべきであるが、ではどのような要素が感情移入を誘うことができるのか、という点について各説を整理する。

まず榎本水島主人公年代ターゲットとなる(と下読みや編集部が想定する)読者層と重ねるべき、としている。すなわちラノベ主人公中高生であることが望ましいと言う。同じ理由性別男性の方が好ましいと言いうるだろう。スレイヤーズブギーポップのように女性主人公成功例はもちろんあり、水島のようにそれを地雷ジャンルとまで言うのもいかがなものかと筆者は思うが、女性より男性の方が主たるターゲットである男子中高生感情移入を誘いやすいことは想像に難くない。

まず作者自身モデルとして主人公に据えるやり方について、「基本的に失敗する」「ナルシズムか自虐に陥るのがオチ」と榎本は断言する。もちろんそれで成功している例もあるが((森博嗣などは成功例と言えるだろう))、分の悪い賭けであることは確かだろう。

主人公に求められる特質について、西谷榎本飯田は読者の憧れを具現化していることであるとする。憧れとは立場的、能力的、性格的に秀でていることでもたらされるものだと榎本は言い、クーンツもまた「高潔」「有能」「勇気」「好感」という要素を挙げ、これらを満たしていることが必要だとする。

そして最も重要な点は、完璧超人では読者の共感が得られない、という点である。「ジェームズボンドのような例外はあるが」とクーンツは言いつつ、共感を得られやす主人公には上記の要素に加えて「不完全さ」が必要だとしている。これは人によって「欠点」「弱点」と表現は異なるが、いずれも同じ意味である

一方で「低スペックで卑屈、無個性へたれ」な主人公像については、飯田は「マスな読者のニーズとはマッチしない」として、そういった主人公ラノベは「実売数千部のマイナー作品」に見られる傾向だという。榎本もまた、読者が作品を読む理由の最も大きなものは「自分とは縁遠い出来事を手軽に楽しく疑似体験するため」であり、現実の平凡な中高生に近い主人公像ではそれが得られない、という。

しかしながら水島は「平凡な主人公」でも問題ないとする。超人能力を持った主人公像を否定することはないが、榎本飯田のように平凡さを否定することもない。西谷も同じであり、憧れへの言及最近のヒットしたラノベを見ているとそのような傾向がある、と言うにすぎず、読者の分身として機能する平凡な主人公像も肯定している。

さて、筆者はこれらの各説は人物の能力精神倫理区別せず論じていることで生じた混乱だと考えており、ここで対立があるとみることは無意味だと考える。

能力とは例えば「直死の魔眼」のような、その人物だからこそ実行可能な、常人には実行不可能行為名称である。この点での超人性を主人公が備えているかべきかは物語上の必要性によって判断されるべきであって、主人公がそうした点で無能であることは全く問題なく許容されるし、また絶対に負けず死ぬこともない完全無欠の超人能力を持っていても(それが物語必要ならば)問題ない。

次に主人公精神についてであるが、これは完璧であってはならず、平凡でなくてはならない。あらゆる誘惑に対して微塵も揺らぐことなく、確固とした信念を持ち理性と知性に溢れた決断をし続ける聖人君主はご立派すぎてうさんくさく、クーンツが言うところの「好感が持てること」という要件を満たさない。飯田にしても「ヒーローは悩む存在である」としてこの点での超人性を否定する。自分の将来や恋愛といったわかりやすく、読者が共感できる悩みを主人公は持つべきであり、さらに「何を考えているのか、わかりやすく書くほうがよい。感情オープンにならないキャラには感情移入しづらい」とする。

最後主人公倫理は、読者の倫理に反してはならない。主人公への感情移入によって「あらゆる女の子モテまくる存在であるという全能感」を読者は得るのだと飯田は言うが、しかしどれだけモテようとも複数同時並行で交際することは一般に許容されない。「主人公は鈍感でなければならない」とする指摘は、倫理的正しさを保ったままその状態を維持する点で(安直だが)効果的に機能する。

一方で木刀を持って不法侵入の上傷害沙汰を起こした同級生に対して警察を呼ぶことなく、彼女の空腹を察してチャーハンを振る舞い、自分の恥を晒しながらも穏やかに話し合いで事態を解決する主人公は、まさしく完璧超人と言うべき存在である

Unlimited Blade Worksとかマジカコイイ!憧れる!といった読者もいるだろうが、失笑する人も少なくないだろう。しか倫理的にそうすべきと読者が思い、また自分にも物理的には不可能ではないだろうがしかしなかなかそうはできないと思うことを主人公がやってのけることにこそ、多くの読者は「憧れ」を抱くのではないかと考える。

さて、憧れは感情移入の要素として極めて強力に機能するが、冒頭からいきなりその段階に持ち込むことは容易なことではないだろう。まず最初主人公へ興味を抱き、好感度を稼いで少しずつ感情移入を誘い、そして上述のような行為によってその感情移入を一気に深め、確固たるものとして確立する、というのがより無難戦略だと言える。

こうした興味喚起、好感度向上に役立つ要素として、例えば西谷は「肉体的な苦痛を与える」ことを有力な手法だとしている。クーンツの「主人公を冒頭で過酷な困難に放り込む」も同様の指摘と考えられ、冲方による「苦しい場面での感情移入成功すると、自然ハッピーな場面ではそのまま感情移入してもらえることが多くあります」というのも、苦痛を伴う場面は幸福な場面よりも感情移入効果が高いという指摘だと言えよう。

西谷が肉体的苦痛をあえて挙げている点は特に説明はないものの、おおむね誰にとっても明確でわかりやすいという点で精神的苦痛よりもメリットがあるからだろうと筆者は理解している。

そしてもう一つ効果的と思われる方法が、飯田が指摘する登場人物ギャップである

登場人物ギャップ

本項では「キャラ」と「登場人物」を区別しないが、新城はそれぞれ異なる意味定義しており、曰く登場人物を「内面があって葛藤と選択をする人格」、キャラを「こういうシチュエーションではこういう言動をみせそうな、いかにもそんな外見の人物」とする。

飯田は「人間は意外性のある物語に弱い。とくに、内面なんてなさそうな人物に内面があった、というパターンに弱い」と述べ、人物の外面と内面ギャップを設けるべきだとしている。すなわち新城がいうところの「キャラ」としてまず描かれ、それが物語を通して「登場人物であると描いていくことで読者の感情移入が誘えるのだ、とする。

ところで飯田は良いツンデレと悪いツンデレがあるとして、良いツンデレ多面的感情の一つにツンとデレがあるが、悪いツンデレにはツンとデレの2面しかない。だからハルヒは不人気でルイズは大人気なのだ、とする。筆者はツンデレに良し悪しがあるとすれば、それは新城の言う「キャラ」と「登場人物」であろうと考えるため、飯田の説には同意しない。

ツンデレ」は言動まで類型化された属性である本来内面であるはずの照れ隠しの典型的言動はまさしく「こういうシチュエーションではこういう言動」であり、そこに人格を読者は感じられず、むしろ「お人形」として認識されると考える。

良いツンデレがあるとすれば、同じ典型的発言をするにせよ、そこに「葛藤と選択をする人格」があると読者に理解されることが要点と考える。ツンデレ喫茶バイト事務的発言する様を見て「ツンデレ萌え!」と興奮できるオタクがいないとは言わないが、ドン引きするオタクの方が多いだろう。

さて、さら飯田ギャップは「属性」についても適用できるとする((「属性」についての議論としては東のデータベース消費論などがあるがどうでもいいので無視する))。登場人物へは二つの落差のある「属性」を付与することが効果的だと飯田は言う。例えば「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」における「モデル」と「オタク」という組み合わせを挙げ、「モデル」が持つ華やかでリア充イメージと「オタク」が持つ根暗コミュ障イメージを同一人物に同居させることで意外性を与え、興味を喚起できるとする。なお当然ながらこの手の単純な「属性」の組み合わせはそれ以上工夫する余地が無く、すぐに陳腐化する点は飯田自身が指摘するところである

このギャップについては、陳腐化しやすい「属性」の組み合わせよりもその個別の設定においても有効機能する。

例えば「とらドラ」における「目つきが悪いヤンキー」かつ「家庭的で親切」という主人公の設定、「小柄で可愛い」かつ「家事は苦手で暴力的」というヒロインの設定はそれぞれ落差のある設定だと言えるだろう。これは個人的レベルでのギャップであり、また同時に登場人物間のギャップにもなっている。

西谷主人公ヒロインを組み合わせると完全な人格になるよう相互補完関係を持たせること、また主人公には対照的な人を親友として持たせるのが好ましいとする。しか主人公ヒロイン親友という限定した関係に留まらず、主人公格として機能する集団を想定し、それぞれは別の仲間とその設定にギャップをつけること、というように拡大解釈可能だと筆者は考えている。

投稿文字数上限により、下記へ続く

ワナビに向けたラノベ創作技術論の整理と俯瞰3

2011-02-06

http://anond.hatelabo.jp/20110206211219

I am the bone of my sword.  

Steel is my body,and fire is my blood.  

I have created over a thousand blades.  

Unknown to Death.

Nor known to Life.

Have withstood pain to create many weapons.

waiting for one's arrival

I have no regrets.This is the only path.  

So as I pray,unlimited blade works.

 
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