はてなキーワード: 専門医とは
なかなかコロナ専門病院をつくるのは、人集めの面で難しいのじゃないかなぁ。
まず前提として日本の医者はほぼ自分の意志で専門を決めていて、始めの数年を除いてその専門を中心に仕事をしている。
感染症専門医資格を持っている医者は更に少なく一番多い東京でも312人、二番目の神奈川が99人、一番少ない岩手が2人。(因みに循環器内科専門医は東京に2442人、岩手に117人)
なのでコロナ専門病院を作ろうと思ったら感染症科医だけでは足らないので、必然的に感染症科以外の医者が必要になる。
自分が今まで専門としていた仕事を捨てて、門外漢のコロナ診療に飛び込みたいと考える医者は珍しい。
転職エージェントの紹介文でも「専門外来できます」的な専門の仕事ができますよという勧誘文句が多くて、専門の仕事をしたいと考える医者は多い。
給料を高くすれば集まると思うかもしれないが、もともと医者の給料は高い上に、転職先も多い。
自分の専門のことができて高い給料をもらえる仕事と専門外だけど給料がもっと高い仕事、後者を選ぶ医者もいるかもだけど少数だと思う。
いろいろ議論はあるけど、一つ重要な切り口は「公的病院」(公立病院、国公立大学病院等)と「民間病院」(医療法人経営の病院、開業医院)の性質の違いかな。
こうやって状況を俯瞰することは、現状の問題点や、誰がどのような意図で発言をしているのか、今後はどうすれば良いのか、等を考える際に有効なのではないか。
今回のパンデミックが起きたこと自体は誰の責任でもないし、直近は今ある制度と装備でなんとかやりくりしていくしかない。ただ今回顕在化したある種の非効率性には、積年の利益相反、不作為、あるいはモラルハザードが関与している可能性がある。今回の事態を問題点を踏まえて、改善する余地があるのではないか。
このような言動には、自称医者を含めて大きな反発があるかもしれない。発言権の強い医者の多くは民間病院に属しており、彼ら/彼女らの不利益になる可能性があるから。さらに言えば、医療業界内部からの自浄作用は、多数決の性質上期待できない。市民や政治から働きかけていくしか無い。
https://toyokeizai.net/articles/-/208345?page=2
高齢化の進む先進国はどこでもそうじゃないか、と思われるかもしれませんが、そもそも健康保険というものが何のために存在するか(=国民による相互扶助)を考えると、税金をこれだけ投入しないと成り立たないというのはどこかオカシイと考える人が出てきても不思議ではありませんし、
実際高齢者への年金や医療提供を多少減らしてでも、大学や若者世代に公的資金を投入すべきという考え方はありうると思います。
(https://kaz-ataka.hatenablog.com/entry/20180526/1527308271)
また、例外的にアメリカでは医療への公的資金投入は非常に少ないです。オバマケアはそこをなんとかしようという政策と自分は理解していましたが。。。。
前提として、医療機関は患者が自分のところで対処できなくなると、より高次の医療機関へ搬送するという仕組みになっています。
この、「高次の医療機関」とは、専門医や設備がそろっていて、的確で集中的な治療ができる大病院、日本の場合、多くは公立の病院になります。
そして、公立病院は規模が大きく提供できる医療も高度ですが、絶対数が少ないのです。
つまり、新型コロナウィルス感染で重症になってしまうと、そもそもあてにできる病院は限られている、というのが正しい理解でしょう。
そして、その限られた「高度な医療機関」は、当然他の重病者(今すぐ治療しないと命にかかわる患者)も使いたいのです。
この部分の病院がヤバい、というのが、現状の都市圏における医療崩壊に対する正確な認識なのではと思います。
軽中等症だけみて重症になったら大病院に送れば良いんだけど、大病院のコロナ診療が崩壊している首都圏で重症になってもすぐにとってくれない可能性が高い。
元増田のこの記述は正確に現状をとらえているのではと思います。
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/72890
もともと厚生労働省(&財務省)は、1.に記した通り赤字の医療体制を、なんとか変えたいと思っています。
これが「地域医療構想」と呼ばれる改革プランで、小さい病院をつぶして集約したり、慢性期の病床を減らしましょう、というものです。
ただ、このターゲットになっているのは公立病院です。(民間病院には、国や都道府県は指示できない)
上記した通り公立病院こそがコロナ治療の要になっている現状に対して逆行しています。
厚生労働省(&財務省)は、今後、公立病院を中心とした病床削減の政策は見直さざるを得ないでしょう。
この記事では保健所の弱体化にも触れており、まさに日本のやってきた医療政策が今回のコロナ禍で完全に裏目に出ていることが示されています。
この記事では、どのような属性の病院で削減されているのかまでは記述はありませんが、上記したような「高度な医療を提供できる公立病院」の病床が削減されていることは想像に難くないでしょう。
https://news.yahoo.co.jp/articles/83dcfd661ebcd0b9b4fdbaa73401c41c9d818808
民間病院に対する指揮命令を、国や都道府県から行うことはできません。というか、できるという根拠となる法律がない、というのが正しい理解でしょうか。
(緊急事態宣言があれば、指揮命令ができる、という特措法の解釈もありえますし、実際小池知事をはじめとした各知事の行動はそれも目的の一つだったのでは?と思います。
しかし、夏場に感染者が少ない段階でそのあたりを準備していなかったのは知事側も国側も同じで、Gotoなんぞにうつつを抜かしていた、という誹りは避けられないのではとおもいます)
また、医師法にて、1・2類感染症(今回のコロナウィルス感染症)は、受け入れを拒否できるとされています。
当然、コロナ患者を受け入れれば経営が悪化するし、スタッフが院内感染するかもしれませんし、受け入れたくないというのが多くの病院経営者の本音でしょうね。
そんなのひどすぎる! とおっしゃる方、永寿総合病院で院内感染が発生したとき、何をしている!と思いませんでしたか? コロナ患者を受け入れた病院の看護士のボーナスが0になったのを見て、あんまりだ!と思いませんでしたか?
当然、病院経営側もそんな事態を避けたいと思っています。だから、受け入れない。合理的判断だと思います。
もちろん、善意からとか、医療者としての義務感から、受け入れを行っている病院も多いでしょう。
ただし、それらの病院では効果的・効率的な治療はできません。なぜなら、2.に書いた通り、各病院でそのような患者を診ることができる医師の絶対数が少なく、設備も限られているからです。よって、最終的には高度医療機関へ搬送せざるを得ません。
軽中等症だけみて重症になったら大病院に送れば良いんだけど、大病院のコロナ診療が崩壊している首都圏で重症になってもすぐにとってくれない可能性が高い。
医療崩壊しそうだから医療提供体制をいまからどうこうするなんて(日本政府には)無理無理の無理なので、みなさん行動変容をよろしくお願いします。
じゃないと本当にアメリカみたいになるよ。
もっともな疑問だと思う。
でも、貴兄が挙げている論源は、全部ネットのアンチ衆が言ってる言説に過ぎなくて、根拠がないか、前提が無茶なものばかりなんだ。
たとえば、病床率3%といっても、それは日本全国のあらゆる病気に対するもので、地域差や、伝染病に対応したベッドかという条件は全部無視している。
ECMOに至っては、24時間、肺の代わりに綺麗な空気を送り続けて脳や臓器の状況を常時モニタリングしなければいけない都合上、患者一人に高度な技術を持つ専門医4人と看護師4人の稼働が奪われてしまう。人的資源の損耗が激しすぎるので、70歳以上の患者はECMOは緩和する方向になってる。
感染者の1%が重傷者という比率が変わらない以上、このまま増えてたら医者がほとんど払底してしまうんだよ。そして医師を育てるには最低6年かかるので、すぐに補充はできない。
コロナなんて老人しか死なないんだから、経済を回すことを優先しろ! 貧困で若者が自殺したらますます高齢化に拍車がかかるだけだ! って意見をよく見る。その意見自体は筋が通っているように思う。でもそれって老人を見捨てるってことにならんか?
今感染症指定病院のベッドはコロナの重症者で埋まってる。重症者の多くは老人だ。ベットが埋まってる病院は多くのマンパワーがそこに費やされるから、予定手術が回せなかったり他の病棟の入院も制限せざるを得なくなる。そうなると、例えば若者が怪我や病気した時にその人を受け入れられない。遠くの病院まで搬送されたり、手術できる時まで待機する羽目になったり。待機してる間に若者がうっかり死んじゃったら? もう働けない後遺症でも残ったら? ということで、経済回してコロナ増やして病院老人で埋めて、結局また損をするのは若者ということになりかねない。
そこで本当に経済を優先するなら、稼ぎ手の若者を助けて負担にしかならない老人を後回しにする、つまり選別が必要になる。重症者の中でも助かりそうな若者を入院させて、ベッドを空けて医療者の余裕も確保。80-90代はもちろん挿管しないし自宅でお看取り。70代だってベッドが埋まってきたら追い出される。
濃厚接触してても無症状者にPCRなんてやらないし、発症しても自宅待機も隔離もなし。味覚障害? 脱毛? 死にゃしねーよコロナ上等! で出かけまくりGOTO的な政策でどんどん金を使っていく。コロナになっても誰も責めたりしないし自粛警察の方が基地外扱い。店でクラスター発生しても誰にも謝罪も保証もすることなく翌日も残ったスタッフで元気に営業中。こうすれば経済も少しは回り出すんじゃないかな。
多分コロナは風邪派はこんな感じのこと考えてるんだろうけど、そういう人に上で書いた「老人を見捨てること」の是非を聞いてみたい。今はそれができないから経済も回らないし医療も崩壊してる。やっぱり見捨てるべきだ!って言うのかな。それともそもそも風邪なんだから誰も死なないとか言うのかな。政府が発表してる死亡者数自体を信じてないのかな。
5類感染症にしろ、ってのが一つの落としどころな気もするけど、そしたらあらゆる病院でクラスター発生して老人がぼこぼこ死ぬだろうから見捨てる政策と同じになりかねないしなあ。感染症専門医って建前なしで本音は「老人さえ見捨てられれば…」って思ってるのかな。聞いてみたい。
https://diamond.jp/articles/-/258013
引用:
これまでの経緯を踏まえれば、市販化が実現した際には『第1類医薬品』に分類される可能性が高いと考えられます。そうなった場合、薬はカウンターの後ろの棚や鍵付きのショーケース内に置かれ、薬剤師の説明を聞いた上でないと購入することはできません。
日本で市販化!市販化!って言ってる女子の本音って「婦人科は心理的にハードルが高いから」じゃない?
もちろん緊急避妊薬へのアクセスが良くなって産まない前提の妊娠を防げる可能性が上がるのは良いことだと思うんだけど、果たして婦人科行きたくない系女子が薬局のレジで「緊急避妊薬ください」って言う勇気があるか
しかもそれだけでは済まず、薬剤師からの説明には「性行為から72時間以内」という言葉も出てくるだろうし、「あーあの子避妊しなかったんだ」という他の客の視線にさらされるオプション付きで、それでも薬局で買う勇気はあるかといったら「ない」子がほとんどじゃないのかな
市販化希望って胃薬とかサプリみたいにそこらへんの棚に並んでいるのをコソッと取ってコソッとレジに出してコソッと買えることを前提に軽く考えてる人が多いのでは?
引用:
また悪用や他者への譲渡を防ぐため、薬剤師の立ち会いの下で服用することを購入の条件に加える、といった議論も出ており
市販化するなら自分はこれに賛成。服用する本人が買う。一刻を争う薬なので、本来用途としてその場で服用するのにはなんの問題もないはずだし。
引用:
緊急避妊薬の市販化が実現している海外諸国において、モラルの崩壊が起きたといった事例は報告されておらず
性教育の進み具合と未成年を含めた女性の婦人科受診率に雲泥の差があることを差し置いて議論することじゃないと思うけどな
日本の性教育の遅れのとばっちりを女性ばかりに負わせるんじゃないという意見もわかるんだけど、市販化を望む人ほど婦人科嫌いが多いように感じられて、女性の権利とは?と思ってしまう
権利という面では海外から50年も遅れてピルが解禁されて20年も経つのに全然だし、一度は試したけど体質に合わなくてという人は除いても一度すら試そうとしたこともない人がほとんどじゃない?
そもそも婦人科に一度も行ったことがないとか権利の放棄じゃないかと
でも少なくとも緊急避妊薬の市販化を望むような人は色々と自分で調べてるわけでしょ?
何でそれでも健康管理の一環として定期的な婦人科受診という選択肢をすっ飛ばして「中出ししちゃった時だけ薬局で緊急避妊薬」ってなるのか不思議
DVを含むレイプ被害での妊娠懸念ならなおさら専門医の診察は必要だし
うん、まず一刻を争うから緊急避妊薬をその辺で買えた方がいいのね、それは分かる
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緊急避妊薬は服用後の吐き気や体調不良が凄いからそんなものを何度も飲もうと思わない、だから性の乱れは起こらない説
彼氏がゴムつけてくれない系女子が「緊急避妊薬で気持ち悪くなったからもう二度とイヤ!!」って、生で入れようとしてくる彼氏を突き飛ばして逃げられればいいんだけどね
話がそれたけど改めて
婦人科受診は心理的ハードルが高いから市販化してほしいと思ってる人に薬局のレジで「緊急避妊薬ください」って言う勇気があるのかどうか
特に誰にもバレたくない未成年、市販化を望む目的とは合わないんじゃないかな
全く違うと思う。
今の医師看護師不足の原因は、参入のハードルが高いこと。それはもともとの制度が設計された頃に比べて高度化専門化が進んだことにある。医師免許はすべての医療を行うことが可能だが、実際は皮膚科の医師が心臓手術をすることは不可能である。また全ての医療を学ぶために6年も大学に通わねばならない。かといって、知識や技術が未熟な者に参入してもらうわけにはいかないジレンマがある。
ここを解消するには、医師看護師の免許を自動車と同じように細分化することだと思う。例えば看護師だと、血液採取のみ点滴のみといった細分化した免許を作り、それのみをする人材を育成する。医師なら現在の専門医の資格をそのまま医師免許にスライドさせれば良いだろう。すると従来よりも簡単に資格を取ることができパートも増やすことができるだろう。
悔しくて涙が出るだろうが、とにかく次の事を光の速さでやれ。時間との勝負だ。医者の都合や仕事の都合、他人に任せるな。
できるだけ早く執刀できる腕が良い専門医を探せ。できるだけ早く手術してもらえ。紹介状は別の病院でも使える。良さそうなところへ駆け込め。執刀回数の多いところから見てけ。子供は諦めとけ。医者にまかせろ。ヤバそうなら全部とってと言っとけ。標準治療についての本を買って読め。卵巣がん治療ガイドラインは良著だ。先生に見せてわからなければ聞け。
卵巣にがんが限定されてるなら、12cmだろうが、抗がん剤治療がない1a期の可能性もある。
とりあえずお前の命はお前がなんとかする気持ちを忘れるな。
がんばれ。