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はてなキーワード: あかんとは

2024-06-24

せっかく付き合えたのにすぐ同棲解消した夢で目が覚めた

アルミ線で連結するのが上手なところに惚れてなんか色々あって同棲スタートしたけど付き合ってみると意外と相手生活習慣に対して口うるさくてなんかやだなぁと思っていたところ写真の束を発見

コ※スターウォーズロケ地候補の一つと写真の裏に書かれた写真で水車の上に立って記念撮影してる写真があって、それ見てもうあかん付き合ってられんと思って同棲やめるわ、とパソコンだけ持って家を出た

残りは部屋を見つけたら取りに来るからと言ったところで目が覚めた

2024-06-23

anond:20240623182053

そもそも、なんでなんの価値もないお前に命令されなあかんの?

お前も価値ゼロやん

anond:20240623181139

別に役立たずは役立たずという評価を得る前から役立たずだろ

評価実存に先立つみたいな主体性の無さがあかん自信を持て

胸張って生きろ役立たず

anond:20240623173552

お前自分でいうとるやん

賢くない子供しかまれないってことは社会にとってマイナスなの

マイナスの穴埋めをするためにその分優秀なやつが無駄に穴埋めせなあかんねん。

産まないだけなら社会にとってゼロで済む

馬鹿か?

あっこのアニメだめだなってなる瞬間

あかんやろ……ロボアニメで3話連続主役ロボ登場無し、ロボ戦闘なしはあかんやろ…(メインロボ1機もの)

1クールあるからと油断して丁寧にやってるつもりやろけどそらあきまへんで……。

各話見終わってロボアニメとして面白かったですか?と聞かれたらノーというしかあらへん。全編見渡したらよくなるかもしれんが単話のロボアニメ満足度がありませんわ。

こちらとらフルコースを頼んでないねん。ラーメン食べる気で視聴してん。前菜で腹に溜まらんわとグチる無知な客ですまんな。

 

1話が出撃までの時点で嫌な予感はあってん。2、3話で一応戦って(いや3話もロクにバトってないわ)456でこれやろ?「タメ」を期待するような戦闘作画でもなかったし、いよいよアレやなって。

一応次回予告で戦闘確定なしとるんやけど、次回予告内の敵の動きがバンクなのはいただけんわ……。3話で2回使った動きを次でつかいまーすと見せられてワクワクはせんのよ……。

せやけど前科が沢山ある制作会社からうちも覚悟してみとる。ダメージ軽微なり。や。

やけん一応、見続けるで。女の子可愛いしな。でもほんま、今んところメインロボの魅力0で驚きやで。そもそも加点できるほど登場してくれへんのやから

深夜アニメとはいえや、男の子が操るロボアニメなんやから少年男子目線を忘れんといてくれや。

ほなな。

anond:20240621180628

戸籍廃止を訴える人は、国が関与できる形で国民情報を掌握・管理されていることが気に食わない人達なのでマイナンバーだとかえって状況が悪化しかねないだからあかんやで

やっぱうんこって舐めたらあかんのやな

anond:20240623053153

それはわかるけど

仕事で一山当てて

めっちゃ金持ちになってんやからそれでおしまいやろ。

なんで大成功した後も働かなあかんねん

と働きたくないワイは思うやで

2024-06-22

都民ファーストかいう党、まだあんの?

あえてググる前に増田投稿した

今まで一度も都民ファーストだったことないやん

自分ファーストか、壺ファーストやん

政党から虚偽ったらあかん

山手線内でついさっきみた個人的に嫌な光景

3人並びの空席がある中、4人組で小さい子ども連れの家族が乗ってた。

同じタイミングで乗ってきた家族関係ない?おじさんが3人並びの横で1人座ってた女性に、遠くの1人席に移動してくれないか?って声かけて移動させてた。

おじさんはいい事したつもりだろうし家族連れは「優しい人(おじさん)もいるね」ってほくほくしてたけど、私が移動させられた女性だったら普通に気分悪いなと思ってみてた。

席確保した後に声かけられるならまだしも、何で移動せなあかんの?って思うし、空席はちらほらあってんから普通に別れて座れやという気持ちになった。というか4人家族は何も悪くないんだけど(しいて言うなら女性ちゃん感謝しろ)、おじさんの偽善になんとなくイラときた。

2024-06-21

もしかして石丸あかんか?

石丸評価路線記事読んでも「盛り上がってる。これは蓮舫の票をかなり食うかも」みたいな評価が大半。

いや、蓮舫の票食ってどうするねん。

東京都知事選小池の盤石の票田をどうやって崩していくかだけの勝負やろ。

チャレンジャー同士でつぶし合ってどうするねん。

anond:20240620105808

最終的には得られないものに対して、それは自分が心から欲してたものじゃなかったと気付いたので割り切れたけど

そう。元増田自分が何を求めてるのかをはっきり自覚せなあかんよね。

まぁ、元増田にそれを自覚するだけの能力があるのか?また、本当に求めているもの(が分かったとして)は元増田努力でどうにかなるのかは別問題(元増田認知とは関係ない)やけどね

2024-06-20

1分でわかるアメリカ大陸発見」の歴史

1484年:コロンブスポルトガル王! 西に進めばインドに行けるんや! ワイの計算では可能なはずなんや!」

ポルトガル王「うちはアフリカ探索が順調に進んどるし、東から行ったほうが有望そうやから却下やね」

1486年:コロンブススペイン王! 西回りでインドに行って香辛料貿易でがっぽがっぽ! どないでっか!?

スペイン王ちょっと待っててな、いまイスラム教徒と戦うので忙しいんや」

1492年 スペイン王イベリア半島からイスラム勢力駆逐したった! 異教徒から金も奪ったかコロンブス出資したろ!」

コロンブスサンキュー! ワイもスペイン王みたいにインドから教徒駆逐してキリスト教布教したるで! 出航や!」

コロンブス「苦しい航海の末にインドの島々に到達したで! サンサルバドル島やイスパニョーラ島と名付けたで!」

アメリカ大陸西インド諸島)の発見

ちなみに、当時の「インド」はインダス川以東のすべて、つまり南アジアだけでなく東南アジア東アジアも含む概念だった。

コロンブスを含め当時のヨーロッパ人は、コロンブスが「南アジア」に到達したと思ったわけではなく、「東アジアのどこかに到達した」と考えていたのである

1493年:コロンブススペインに帰ってきたで! ワイは英雄や!」

スペイン王「おまえが見つけた土地はおまえに統治を任せるで! エンコミエンダ(委託)やで!」

コロンブス「ほならすぐに出航するで! 今度はイスパニョーラ島植民地建設するために農民職人も連れて行くで!」

コロンブスイスパニョーラ島に帰ってきたで! 原住民も働かせて街を作るで! 金や真珠もどんどん見つけたるで!」

1494年:スペイン王「西回りでアジアに到達した私らと、東回りでインド到達を目指すポルトガルが衝突したら困るなあ……」

スペイン王「西経46度から東側の新領土ポルトガルのもの西側の新領土スペインのものっちゅうことでどや?」

→トルデシリャス条約締結

1495年:コロンブス「反乱を起こした原住民奴隷としてスペインに送るで! 思うように金を採掘できてへんけど、それでなんとか補填できんか?」

スペイン王「いきなり奴隷を送りつけてくるし、イスパニョーラ島から戻ってきた連中も文句言っとるし、向こうはどないなっとるんや」

1496年:コロンブススペイン本国でワイの悪評が広まっとるらしいで……いったん帰るわ……」

1497年:ジョン・カボット伝説の島ハイブラジルを目指して、イギリスから大西洋横断したら、新しい島に着いたで!」

北アメリカニューファンドランド島)の発見

1497年:ポルトガル王「西のほうでどんどん成果が上がっとる……俺らも早くインド目指さんと……!」

ヴァスコ・ダ・ガマ「ほい、アフリカ周回してインドに到達したで!」

→東回りインド航路の発見

1498年:コロンブス「今回で航海も三度目やし、ちょっと探検したろ! おっ、植民地の南のほうになんや大陸があったで!」

南アメリカベネズエラ)の発見

1499年:スペイン王「なんかコロンブスが新しい大陸発見したとか報告しとるけど……ちょっと見てきてくれへん?」

→オヘダ「私にお任せください」 アメリゴ・ヴェスプッチ「ワイもお供します」

→オヘダ「ブランコ岬くらいまで南下したけどこれ以上は無理やわ……いったん帰るで!」

1500年:ボバディージャ「コロンブスさん、ちーっす! スペイン王命令査察に来たで! うーん、残虐な統治をしとるなあ……アウトーっ!」

コロンブス失脚

1500年:カブラル「ヴァスコ・ダ・ガマに続いて、ワイもインドに行くよう命じられたで〜!」

カブラル「大西洋を西に流されて変な土地に着いたで〜! 未知の島っぽいかポルトガル領土宣言するで〜!」

ブラジル発見

1501年:ポルトガル王「なんかカブラルが新しい島を発見したとか報告しとるけど……ちょっと見てきてくれへん?」

ゴンサロコエリョ「私にお任せください」 アメリゴ・ヴェスプッチ「ワイもお供します」

ゴンサロコエリョパタゴニアくらいまで南下したけどまだ陸地が続いとるわ……いったん帰るで!」

1502年:コロンブス最後の出航やで! きっとパナマ海峡があるはずやから、そこを通って(南アジアの)インドを目指すで!」

コロンブスあかんかったわ……海峡なんて無いんか……?」

1503年:アメリゴ・ヴェスプッチ「南の大陸を何度か航海したワイが考えるに、あれはアジアやないで! 新大陸や!」

1507年:ヴァルトゼーミュラー「うおおアメリゴさんすっげえ! アメリゴさんが言ってる新大陸を『アメリカ』と名付けたるで!」

ヴァルトゼーミュラー地図に「四方を海に囲まれ南北アメリカ大陸」が描かれ、そのうち南アメリカ大陸が「アメリカ」と命名される。

アメリゴの説は広く受け入れられたが、南アメリカアジアとは別の大陸だったとしても、まだ「北アメリカアジア東端である」という主張が完全に否定されたわけではなかった。

たとえば、同じく1507年に、コロンブス発見したイスパニョーラ島と、東方見聞録に書かれた日本とを同一視するルイシュ地図作成され、こちらもベストセラーになっている。

1511年:アルブケルケ「インドゴアマレーシアマラッカ占領したった! 香辛料貿易ポルトガルの独占や!」

東南アジアへの進出

1513年:バルボアパナマのあたりまで進出して植民地を作ったで! パナマを横断したら海があったで! この大陸は海に挟まれてるんや!」

太平洋発見

1519年:スペイン王ポルトガルが着々とアジア進出してるやんけ! 私らも早よ西回りでインドに行かな!」

マゼラン「ワイはポルトガルマラッカ遠征にも参加した歴戦の船長やで! スペイン王のために世界一周を目指すで!」

1522年:マゼラン「ワイはフィリピンで殺されてもうたけど、部下が代わりに世界一周を達成してくれたで……ほな……」

世界一周の達成

これによりアジアアメリカが遠く隔たった別の地域であることが実証され、あらためてアメリカ大陸は「新大陸」と認められた。

南アジア東南アジアといった本来インドは「東インド」、南北アメリカは「西インド」として呼び分けられた。

東インド諸島 / 西インド諸島」や「東インド会社 / 西インド会社」などの呼称はそれに由来する。

さらに200年後、ベーリング海峡発見され、ようやくユーラシアアメリカが完全に別の大陸であることが証明されたのだった……。

2024-06-19

anond:20240619165951

WAISって受ける人の調子にも波があるから20〜30くらいはブレる人はブレるもんなんだよ、だからそんなに絶望しないで欲しい

本来ならWAISは何回も測って慎重に特性探る参考の一つにするものしかないし

知的発達障害かどうかは、結局本人が支援や投薬が必要なほど社会で生きるのが困難かどうか、だし

診断も専門の医師がきちんと診察して出すものから増田が頭悪いとか発達障害って自分で決めつけて理由探ししてるのよくない

 

先日、WAISを精神科医判断ではなく自己判断で受けて、医師の診断もなしに勝手に「発達障害でした」宣言いたことしてた、発達詐称カスクエイターnoteがバズってたけど、あんなんに影響されたらあかん

anond:20240619185003

ビニールバックの中で育つ羊の胎児は、はっきりいって不気味そのものでしたね。

人間が人工子宮を実現するには、不気味の谷を乗り越えないとあかん気がしますわ。

anond:20240619165951

想像よりIQ低くてワロタ

ショック受けてるのは増田自身IQ平均以下の人を見下してるからなんやで。

無意識自分はそういう見下される存在じゃないと思ってたのに、調べてみたら増田自身も同じ程度の人間だったということ。

増田はこれから生きていく上で、自分特性を受け入れなあかん訳やけど、

自分の(無意識下かもしれんが)差別的価値観にも向き合わざるを得ないんとちゃうかな

いじめからかい

子どもいじめの本を読んでたら「からかいが、両者の合意をとっているものなら、それはからかいであるけど、そうでないならいじめ」とあって、そうよなぁとなるなど。

大体、親しい中であれば〜とおもうけど、そもそも相手気持ちわからんから、親しいかわからんしな…。自分けが親しいと思ってるとか。

そうなってくると、そもそもからかいはやっちゃあかんのよな。

からかい上手の高木さんが頭をよぎったが、読んでなかった。

よくわからんが、高木さんとなにかしらの主人公は了承の上で遊んでいるんだろうか…。うーん?試し読みしてみるか…

anond:20240101135822

生の反対が死であり死がエントロピーの最大化なんだから生の状態を安定化させたいならエントロピーの縮小に努めないとあかんちゃう

anond:20240616124255

記事で、コロンブス問題サヨクめ!と散々書いて、当事者目線を強調しつつ最後野沢直子の回答で締めくくっていたら、

まさに現地の当事者目線で、ぐうの音も出ない解釈を目にすることになった。

先住民目線で語る、Mrs. Green AppleのMV「コロンブス」問題 | ユロックの母

ほらみろや、と今頃、新たに手にしたポリコレ棒で気持ちよく机をバンバン叩いているに違いないと思うと、うぐぐ、な思いはあるが、この記事はとても説得力があった。

ファクトチェック全部はできないし、3割程度は陰謀論ばりのこじつけかなぁ?という印象ではあるものの、確かにそう見える、というのは、正直、とても説得力がある。

それにしても、この当事者目線というのはとても大切だと思うし、亜希ダウニングさんの他のアメリカ先住民を取り扱った記事も大変興味深いものだった。

特に、おお、と蒙を開かれたのは、感謝祭に関するアメリカ先住民視点

【感謝祭の本当の起源】ネイティブアメリカンの悲しい真実の物語とは | ユロックの母

これは考えるヒントがたくさん詰まっている記事だと思った。

ただ、これもコロンブス記事同様、3割程度はエイヤと断定してしまっている部分が少なからず見受けられ、必ずしもファクト確認できない感じではあった。

(例えば、1637年のピクォート虐殺=John Winthropマサチューセッツ植民地知事による征服祝いが感謝祭起源である、と同氏は断定しているが、アメリカ先住民よりのメディア検索しても「このピクォート族の虐殺土地を奪ったことを讃える1637年の宴が最初感謝祭であると、後に公式に決定」とまで断定しているものは見つけることはできなかった。もっと保守派よりのファクトチェックサイトでは、1637年の征服を祝福、感謝したのが感謝祭の発端とする説に「事実無根だ!」と、それこそむきになって根拠なく反論しているのもみつけたので、右派にとって、痛いところを突かれれているのだろうとは思う)

そういう面はあるものの、テーマ自体が非常に興味深い。

というのは、感謝祭という、入植したアメリカ人の原点ともいえる巡礼始祖の心温まるエピソードで、かつ「アメリカ人」というネイションとしてのアイデンティティ形成にも寄与してきた感謝祭、そして現代では商業的にもブラックフライデーなど非常に重要感謝祭が、実はアメリカ先住民視点からみると、自分たち虐殺されてきた血塗られた歴史の一コマだったというのは、ポリコレ的にどう扱うんだろうと。アメリカ先住民立場としては、感謝祭の日は喪に服す日だとして、負の歴史直視するよう求める主張も行われている、という。

これは、ポッと出てきたアニメMVなどのコンテンツと違って、ポリコレ的にあかんから、といって引っ込めるわけにはいかない。

感謝祭はそれほどまでにアメリカ文化経済社会に深く浸透している。巡礼始祖の思いというのはある意味合衆国憲法起草にも関わってくるものなので、巡礼始祖の神話をその一部であれ、修正する、というのは容易なことではない。いかキャンセルカルチャー全盛の昨今といえども、感謝祭、裏側からみれば虐殺歴史、というところに目をつぶり続ける時代はしばらくは続くだろうと思う。

からアメリカ先住民としては、感謝祭やめろ、とまではいえないが、少なくとも私たちは喪に服すよ、ということをアピールする、というところなのだろう。

問題は、自分たちアイデンティティ形成に欠かせないものキャンセルできるのかというテーマだ。

そもそも植民地主義の反省というのがアメリカのみならず、ヨーロッパ社会でもなかなか直視されないのは、それが自分たちアイデンティティに組み込まれいるからだというのは、例えばフランス植民地主義を振り返るとわかる。

例のコロンブスMVでは、類人猿音楽を教えたり文字を教えたりする場面があるが、ダウニングさん的にはネイティブアメリカン歴史最初に思い浮かぶのだろうけれども、俺はどちらかというと、未開な社会文明化する、というテーマはむしろフランス植民地政策どんぴしゃりなイメージだったりする。前記事でそんなことを書くと、そういうお前も知識ひけらかし野郎だろが、といわれるので書かなかったが。

ひとつ前の記事永井陽右氏の言葉を引いて、「外付けされた人権」という安易さを戒めるようなことを書いたんだが、外付けの元祖は実はフランス革命だ。

人権の出発点のひとつともいえるフランス革命では、当時、海を隔てたイギリスからこの革命の様子をみていたエドモンド・バークは、革命で掲げられたフランス人の新しい概念について、外付けはおろか、「発明されたもの」とまでいっている。褒めているのではない。「発明された概念」のもと、フランス革命では、反革命派が次々と断罪されている様をみたエンモンドバークは、なんでも進歩的ものが素晴らしいわけではないし、なんでも理性的判断できる、偏見を解消できると考えちゃう傾向はヤべえと考えた。

偏見なんてなくならないんだから偏見をなくそうという発想をやめて、伝統文化と結びついた自分たち偏見を生かした社会を目指すべきだ、という考えを進めた。

まり、「伝統的な価値観のなかでは自己実現できないひとがいる」一方で、伝統的な文化価値観自己実現をしたいひとだっているってことだよ。

進歩的価値観に基づいて偏見を解消しようすると、社会のどこかで肩身の狭い思いをする人が出てくる。それをかつて中島みゆきは「世情」という歌のなかで、

学生運動シュプレヒコールの情景をみながら、「世の中はいつも変わっていくから頑固者だけが悲しい思いをする」とうたった(哀しい思いをするのは学生たちに打倒される守旧派側でもあり、衰退する運動にしがみつく左翼くずれの末路でもある。あ、俺の解釈ね)。20代の頃の中島みゆき、すごいぜ。

エドモンド・バークに戻ると、彼はいわゆる、保守主義元祖みたいに言われることが多いが、フランス革命による激しいポリコレビビったというのがそもそもの出発点なのだ

教養なんて外付けだろうってブコメに★がたくさんついているが、エドモンド・バーク見方は、そういうことを少し考えるヒントになったりしないかね。

もうひとつ興味深いのは、フランス人権歴史は、実は植民地主義と深く関わっている、ということだ。

フランス革命後、自ら編み出した自由博愛平等という「人権」という概念をより普遍的価値に高めるために、文明化の推進という旗印のもと、未開社会の啓もうにいそしんだのがフランス植民地主義の大きな側面だからだ。特にフランス語の普及は博愛精神の名のもとに、当時フランス支配下においていたアフリカ地域で推進された。確か、昔読んだ本で手元になく記憶あいまいだが、当時の知識ヴィクトル・ユゴー奴隷制に反対しつつも、フランス語の普及にはむしろ賛同していた、と聞いたことがある。ユゴーではなくジャン・ピエールだったかもしれないが。いずれにしても当時の一級の知識人が植民地におけるフランス語推進の旗手だった。

こうしてユニバーサリズムの名のもとに、フランス人の精神普遍化を推し進めた、というダイナミズムがあったこと、そして、隣国保守知識からフランス革命のその後の経過は「発明された概念」による野蛮なポリコレとして映じていたりしていたことは、「人権普遍的もの」として習ってきた学生が、次のステップとして教養として知っておいてもいいことだと思っている。

人権の普及と植民地支配が地続きであるというのは、フランス社会での植民地支配への反省の足かせになってきただろう。それは博愛友愛ポリコレ的に言い換えても同じことだと思える。

これはある意味で、感謝祭国民意識の醸成に関わってきたことと、その負の側面を直視しにくいアメリカの状況と、状況は異なるが、抱えている課題共通する。

昨今のコロンブスMV叩きについて、得体の知れない違和感を覚えるひとは、俺も含めてなんだが、恐らくどちらかというと、人権普遍化のプロセス進歩主義)と植民地主義が一心同体というところに気持ちの悪い類似性をうすうす見出せるのではないかと思う。エドモンド・バークほどはっきりと「人権よりむしろ偏見のほうが大事!」と180度振り切るまではいかなくとも、正しさのもつ禍々しさを何か表現できないかというモヤモヤがあるはずだ。

自らの存立基盤をポリコレ的に正す究極が革命というものだとすれば、それに対する警戒感というのは埋もれてはならないものだと思う。

そういうモヤモヤは大切にしてほしいし、アメリカ先住民立場からみたらやっぱり、という記事を見つけたとしても、そこまで確信をもって解釈できなかったし、寄り添えない、という部分は残しておきたいと思う。それに対して「貴様アメリカ先住民の心情をないがしろにする気か」という反応は、ある意味表現自由の乏しかった80年前の戦時中に、「兵隊さんご苦労さん」といって国民を一斉に同調させたダイナミズムとよく似てくる。何が正しいかについて翌々考えず、適当ポリコレ棒を拾って叩いていると知らず知らずのうちに、みなが操られた正義に踊らされてしまうというのは危機感としてもっていい。

記事感謝祭トリビアは、そういう意味で、考えるヒントがけっこう詰まっていると思った。

2024-06-18

anond:20240616085030

ワイは特にアップデートされてなかったけど、

類人猿の時点で身構えて、人力車を引かせてた時点でやべーと思ったやで

あれは史実(の知識)と関係なくあかんやろ

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