はてなキーワード: ビデオチャットとは
皆さんは秘密結社のリモート会議に出たいと思ったことはありませんか?
ありますよね。出たいですよね。
この記事のタイトルを見た瞬間に1ピコ秒で、世界を操るフィクサーたちが巨大モニターに映し出された謎の会議室の映像を思い受けべたことでしょう。
その通りです。この記事は、みなさんのそんな願望をかなえるための提案です。
まず必要なのは、縦長のモニター。34インチくらいの大きさが理想的。これがあれば、映画のようなワイド画面が実現できます。
次に部屋はカーテンで閉ざし、照明を薄暗くしましょう。これで妙な陰謀が渦巻いている雰囲気が出てきます。
そして重要なのが服装です。フード付きのローブに身を包み、顔の大半を隠しましょう。アイコンタクトレンズで瞳の色を変えるのもグッド。
こうすることで、参加者は一瞬で共犯関係が生まれ、秘密を守るために協力し合うことができるのです。
さあ、準備ができたらビデオチャットに接続し、世界の運命を操る秘密結社の一員となりましょう!
いかがでしょうか。この通りにすれば、誰しもが一度は考える“アレ”がかなえられるはずです。ぜひ試してみてください!
中国人の甥が中学生で、中国人の義理の妹が公立小学校の先生をしている。
中国にもたくさん中国人の友人、知り合いがいて、毎日のように現地の教育現場の様子について知ることができる。
上記リンクの投稿にも書かせていただいたが、中国人の義務教育課程はとにかく徹底的な詰込み教育で公的な授業時間は日本よりも長い。
また宿題が大量に課せらえるので、それを終わらせるだけでも手一杯な状態が中学卒業まで続く。
こういった話題になるといつもスポットにあたるのは子供の方で、中国人の間でもこういった子供への過度な教育に疑問を持つ人は少なくない。
しかし冷静に考えるとこういった教育現場を支えているのは紛れもなく学校の先生たちであり、当然先生たちの負担も大きなものになっている。
中国はSNSが非常に浸透している国だと思う。どのくらい浸透しているのかと言うと、チャットツールのWeChatは老若男女問わず、スマホを持っていさせすればほぼ確実にアカウントを持っており、日常的な連絡からオンライン決算などにも頻繁に使われ社会インフラ化している。
アリババが開発運営する釘釘(Ding Ding)と呼ばれるアプリがあるが、公立学校からは全てこのアプリを各家庭にダウンロードして登録するように言われる。
アプリに登録すると子供が所属するクラスのグループにアサインされ、そこでクラスあるいは学校全体のお知らせなどが共有される。
ざっくり言うと、MicrosoftのTeamsのようなソフトウェアなのだが、学校の運営に特化した様々な機能が備わっている。下記に主な機能を紹介すると、
ざっと色々と釘釘(Ding Ding)について書いたが、学校の先生はまずこのアプリを使いこなせなければならない。
また先生への連絡もDing Ding上のチャット、場合によってはビデオチャット通話で連絡をとることもある。
中国の甥も最近天候の影響でオンライン授業が行われているのだが、国語の難易度の高い宿題が出された時、夜8時、9時くらいでも先生から連絡があり、その進捗を確認されたとのことだった。
甥のクラスは大体45人なので、優秀な生徒は簡単に済ませるにしても、直接連絡による進捗把握は先生にとってもかなり大きな負担だ。
天候によるオンライン切り替えは、当日の早朝早い時間、あるいは前日の遅い時間帯に学校から先生へ通達されるので、その対応力も問われる。
冒頭に書いた義理の妹は小学校の先生だが、帰宅後もDing Dingでオンライン上で生徒とその保護者と繋がりっぱなしなので、休まる時間がないとぼやき、実際、夜何時になってもお構いなしに保護者から連絡が来る。
そして深夜になってようやく当日の小テストの採点が終わったと喜ぶ。
中国は小学校から各科目専門の先生が配置されており、これは日本と比べても素晴らしいことだと思う。
中国には、師範大学と呼ばれる、教員養成専門の大学が各省にあり、そこの大学を卒業、教員資格をとって始めて教師となれる。
若い世代の先生であれば、Ding Dingを使いこなすのは難しくはないが、シニアの先生たちは難しいとは言いながらも使いこなせていて(少なくともオンライン授業は全く問題なし)すごいなと思う。
私は結婚後子供が小学生にあがるタイミングで別の国に移住した。甥とはその後もWeChatで連絡を取り合う仲だ。ビデオチャットで英語の宿題を手伝っていた時期もあったが最近ではたまにビデオ通話で話す程度になってはいるが。
日本人よりも中国人社会の中にどっぷりつかって生活してきて痛感するのは中国の受験は非常に過酷であるということだ。
甥は現在中学生で朝6時半には家を出て、近所の中学へ通い、夜の7時近くに帰宅する。別に補修とか部活があるのではなく、純粋に義務教育のカリキュラムをこなしているだけなのだが学校の授業時間が異常に長い。
放課後は特に遊ぶ時間もなく、大量の宿題をかたずけなければならない。中国のSNSでは、夜の1時になっても宿題が終わらないと嘆く親の動画や精神崩壊して泣き叫ぶ子供の動画などは普遍的に再生数の伸びるコンテンツと化してしまっている。
優秀な子供はそれでも早めに宿題を終わらせ、さらに補習塾、オンライン塾などで勉強していたりする。中国政府は子供のストレス軽減と親の金銭的負担を少しでもなくそうと、その強権をふるい突然全国のあらゆる塾をなくしてしまったが、それでもその監視の目をかいくぐり今でも塾は平常運転していたりする。
中国は省や地域によって高校の進学事情が大きく異なり、全国平等に学ぶ機会が与えられている社会ではない。
例えば、甥の地域での高校に進学できるのは、中学卒業生のおよそ半数、50%よりも少し少ない人数である。
中国で高校と言うと日本とは少し概念が異なり基本的には日本の進学校に相当する。高校へあがればほぼ自動的に大学受験となる。
高校は基本的には全寮制で早朝から深夜まで缶詰状態で勉強に励むことになる。(高校はさらに受験地獄と化す)
では、高校へ進学できなった生徒はどのような道があるのかというと、「職業学校」と呼ばれる、日本で言うところの専門学校に相当する学校へ行くことになるのだが、そこは「高校」ではなく、卒業しても高校卒業という資格は得られない。
日本でも話題になっていて知っている人も多いかと思うが、中国では慢性的な就職難であり、優秀な大学卒業生は山ほどいる。
職業学校卒業して就職できるところは非常に限られており、選択肢が大きく狭まってしまう。そういう事情もあり中国の親たちは教育に非常に熱心である。
これが北京だとどうなるのかというと、首都だけあって教育機関は非常に充実しており、市の中心部の学区では高校進学率は70%を超えている。
しかし、北京の郊外エリアとなると、地方都市と同レベルのおよそ50%にとどまる。
ある程度資金のある親たちは、早くから子供を海外留学に出して、帰国子女枠で中国国内の有名大学に入学させるか、そのまま海外の大学を卒業し、現地就職あるいは帰国し外資企業への就職などを目標にしていたりする。
そこまで資金が潤沢ではないが、ある程度の資金がある親たちは、子供とその母親を海南島へ移住させるのが小さなブームのようだ。私の知人、友人でも2家庭すでに移住している。
海南島は人口がそれほど多くはなく高校進学率も高いため、子供の進学のために移住する親たちが最近増えているとのこと。
15歳という中学三年生時に、人生のレールが大体決まってしまうという非常に過酷なレースの中に、中国の子供たちはいる。
甥はというと、日本のアニメにどっぷりはまって、ナルトが大好きだと話す。学校の先生に親が呼び出されること多数。成績を見ても高校へ進学できる可能性は高くはない。
最近、赤松健候補をレドマツ呼ばわりするのがニガーと同種の深刻な差別問題だという主張が頻繁にされていて、酷暑の残酷さに心を痛め後遺症を心配するところなのだが、「ニガーを当事者が言うのはOKだが外部が言うのはダメ」という言説はちょっと違うので一言言わせてくれ。
この「罵倒文句を己らの呼称として使うようになる」っていうのはアメリカの伝統なんよ。
Yankeeは元々北部のアメリカ人の事で、主に南部人(デキシー)が使う罵倒語だった。
ところがこれを北部の連中は気に入ってしまい、自分らの事をヤンキーと自称するようになった。NY州の大リーグチームはNYヤンキースだ。今ではアメリカ人=ヤンキーという使い方も一般的だ。
一方外国がヤンキーという場合は大抵が罵倒語だ。でも当のヤンキー達は気にせず使い続けた。
日本の『アルプス一万尺』はアメリカの愛国歌、ヤンキードゥードゥル Yankee Doodleの歌詞を勝手に改変したものだ。
元は独立戦争に先立つフレンチインディアン戦争時に参戦したアメリカ植民地軍を揶揄した歌だった。
軍服も揃えておらず統率も取れていない、キビキビも出来ないアメリカ人達を正規軍人の英国人達が嗤った歌詞だ。
doodleとはダラダラテレテレしてる、ボケっとしてる、暇なのでイタズラ描きするってな意味だ。特別な日にGoogleロゴが特別なモノに変わるアレもdoodleだがこれは最後の意味のイタズラ描きって意味だな。
そんなアホアメリカ人が手入れもちゃんとしてるか判らん鉄砲持ってテレテレタラタラやってきたよ、あーあ。ってな感じの歌なんだな。
「いなかっぺのキョロ充が街に行った。羽付き帽被っただけでダンディのつもりだ。イカしてるねぇ神聖モテモテ王国だねぇ」
ところがアメリカ人たちはこの侮蔑的な歌を気に入ってしまった。それで自分らの歌としてしまったのである。
独立戦争で歌われ演奏され、独立後の米国軍の行進曲にしてしまった。
ペリーが日本にやってきた時に上陸後は鼓笛隊の演奏で行進したのだが、その時の曲はヤンキードゥードゥルだったのだ。
こんな風に建国の初めからしてこうなので、「罵倒語を気に入って使い始める」というのは後にアチコチで見られるようになった。
思いつく限り列挙してみたい。
The blackとかblack manとか使われていたが、肌の色を直接に示すので差別的だった。特にトイレやバスの座席、施設の入り口の区分けなどで「black」「colored」と書かれていたので猶更である。
だが公民権運動で「ブラック イズ ビューティフル」のスローガンが使われると当事者のプライドと結びつき、やがてblack musicなど一般化された。
南部の白人の事で、農作業で首が赤く灼けた様をからかった語で、保守退嬰的、閉鎖的、進取の気性が無い、低学歴、民度が低い、反国家的など酷い意味が凝縮された罵倒語。
それは「なんでも自分らでやる」というライフスタイルへの愛着と自負で、南部の農家は食料の入手から機械の手入れ、家の修繕、家具の作成、車の修理や改造など、何でも自分でやる。これは日本の農家なども変わらない事で、全体的に器用貧乏だったり詰めが甘かったりするが都会の人間からすると広く何でも出来るスーパーマンみたいに見えるものだ。
以前、トラクター会社が機械部分をブラックボックス化して信頼性を上げる代わりにメーカーじゃなきゃ修理できないようにしたら大炎上した事があった。https://jfaco.jp/column/2435
「レッドネックスタイル」を理解していなかったのが原因だ。これは米国では結構大きな問題になり、欧州の「修理する権利」と結びつける形で法制化が進んでいる。
日本メーカーやアップルが欧州の「修理する権利」で叩かれて電池交換や社外インク可能にさせられているが、この背景にもこの「何でも自分でやりたい」というマインドがあるのを忘れてはいけない。金と財産権の問題にしか見えないのは飼い慣らされている為だ。
だから今では米国外で何でも自分で作ってみる、直してみるのを動画にしているDIY youtuberなどもレッドネックを自称している。
Queerは元々罵倒語で変なやつ、男性同性愛者(婉曲)とかの意味だったのだが、意味が逆転されてポジティブな意味になった。
1985年のバロウズ著『Queer』の日本語は『おかま』だ。この題は訳者の山形浩生が付けたのか?ちょっと意味が違うと思うのだが。つーか、1985年でも男性同性愛を一緒くたにおかま呼ばわりはしてなかったんじゃないか?どうも腑に落ちない邦題だ。
Wikipediaには頭でっかちな事ばかり書いてあるが、実際はドラッグクイーンとかのワザとらしい性的倒錯仕草をクィアとよんでたのが、マジのトランス女性などが世間に認められるようになると(イスラエルのDana Internationalなど)弾き出されて「LBGTに収まらない性的違和」を是認する意味になったとう感じだ。
この辺の変化、日本だと90sドラッグクイーンの代表格井原秀和円奴S(まるやっこスーパー)が女性目指すようになったのが象徴的。90sのクィアポジティブ化は米国のハウスシーンと共にあった。
ロバには馬鹿、間抜け、グズ、ウスノロ、ノロマ、うすらバカ等の含意がある。
勘違いしてはいけないのは、当初の民主党は南部の農民が支持層の保守政党で黒人奴隷解放に大反対していた。民主党、共和党共に今と支持層、支持地域が逆転しているのである。
大統領選で、そんな南部の民主党出身の大統領候補、アンドリュー・ジャクソン(Andrew Jackson)をスマートで都会的な北部の共和党の議員たちがjackassと詰って呼んでいた。jackassは雄ロバの事だが、馬鹿、間抜け、グズ、ウスノロ、ノロマ、うすらバカ等の意味もある。
これをレドマツさんじゃなかった、アンドリュー・ジャクソンは気に入ってしまい、「アンドリュー・ジャッカスです(観客ワハハ)」とか自陣の象徴として使ったのである。
それでその後もそのうすらバカでグズで間抜けの象徴であるロバを大統領選で使うようになって今に至るというわけだ。
ビデオチャットで「いい女やな~」「ぎゃ!ちんこある罠や!」っていうイタズラが元々なんだけど、すぐに生えてないなら興味ないっていう増田みたいなのが増えてtrapは売りに。
これはアメリカの伝統関係あるだろうか?3%ぐらいは関係ある気がする。付いててお得だし。
1987年のブライアン・デ・パルマ『アンタッチャブル 』では主任捜査官エリオット・ネスがガサ入れでヘマした所を記者に写真に撮られ新聞のトップ記事にされ、その記事をオフィスに貼るシーンがある。
これもアメリカの伝統があっての事なんだろう。屈辱に耐えるのではなく、「侮辱を気に入る」のだ。それが先人がしてきた事だから。
という訳で単にいつの間にか意味が逆転してしてしまうのではなくて、アメリカの場合「侮辱を気に入る」「恒久的に自分の表象にする」というコードがあるのだ。単に悪口を逆手にとって「○○ですが何か?」というのと違うのはその語をずっと使うって事だ。逆手に取るのとは違うマインドなんである。
だからニガーを当事者だけが言ってもいいというのはこのアメリカ的伝統の過渡期にある可能性があって、そのうち普通に使われるようになるかも知れないって事である。
だったら差別語は何言ってもいいんだな、とか言って差別発言で炎上して失職したり家が突き止められたりというバカが出るのもネットの常である。
自分は外配信系だったので、外出中常に匿名の誰かと話せていた感覚が忘れられない
辞めてから随分経つけれど、外でビデオチャットしながら大声で話している外国人が羨ましい(なぜか日本語でやってる人はあまり見かけない)
いつでも時間を選ばずに匿名のおまいらという概念と話が出来るコミュニティを捨てるべきじゃなかった
何千人もコミュに入ってくれて、配信すれば毎回チケットがもらえて、時々ちくらんにも入れる
そんな風に構ってもらえる環境は貴重だった
今更YouTubeとかで改めて築ける気がしない
探偵ナイトスクープを見てる。
AB6IXというアイドルグループにハマった依頼主がビデオチャット1分間の権利をゲットした。
どうにかして好印象を残したい!ファンとしてageageの自分を見て欲しい!
おお。
驚くべき変身を遂げた。
まるで別人のように美しくなった。
ビフォアフターを知ってる視聴者は素直に👏拍手8888888888888888888
自信をつけた。
さぁ、ビデオチャットに挑むぞ!
ナイトスクープの指導の一つにパスタを美味しく食べると相手の記憶に残る!
というような雑な提案があって依頼者はまんまと乗ってしまっている。
マジか。
会食ならまだしも一方的に本格的に食べてるのはなんか違くね。
ビデオチャットが始まるまでの待機でパスタは冷たく硬くなっていく。
依頼者も緊張していく。
なあ、いいのか本当に。
・・・・・・ながら食いの対象として思われたらアイドルの人が悲しまないか・・・?
それは悪目立ちになるのでは…と心配する視聴者をよそにビデオチャットが開始された。
AB6IXの人はとてもいい人だった。
たった1分しかない。
その1分間を全力で会話にしようと集中していた。
これぞアイドル!だった。
15秒でパスタの一部を食ってしまったために依頼者の口の中にはパスタが残っている。
あっ!あっ!あっ!
AB6IXのアイドルもを依頼者を見てにっこり。
作り笑いかもしれないけど、目が弧を描いて優しい笑顔なんだよ。
ほーーーーーーーー。
今まで女アイドルしか知らんかったけど、AB6IXの人、すごい優しい。
アイドルは笑顔なんだよ。優しさなんだよ。それはそれは完璧な笑顔だった。
これは、依頼者が惚れてしまったのが分かる。
タイマンでこの笑顔を向けられてしまったら、これは恋に落ちる。
うわー優しい。
もっと優しくされたーい。
依頼者の大胆なお願いボード出てくる。
5秒間見つめて。
愛してると言ってほしい。
投げキッスしてほしい。
わずか1分の間にこれだけで50秒。
怒涛の勢いでイベントが消化されていく。
依頼者は笑い、手を叩いて喜び、歓声を上げて飛び跳ねている。
二人だけの世界になってもうた。
(依頼者はこのアイドルに出会って韓国語を勉強したんだそうだ。努力の塊だ。)
依頼者とデフィさんは心の家族だね、という会話が流れて1分間は終了した。
最後の最後に、オリジナルで依頼者のこと愛してる発言、両手でハートマークつくってお別れ。
え、なにこれ。
なんだこのサービスの良さよ。
こんなに良くしてもらえてんの?
うらやましい!!!うらやましい!!
大成功に両手で顔を抑えて喜びをかみしめる。
依頼者も素朴で全身で喜びを表していてとてもいい人なんだが、
このAB6IXって人もすごくいい人な感じがする。
生きてて良かったです!!
そう言って依頼者は泣いていた。
小正月は終わってしまったけど、津波で徹夜して疲れてるところになんか元気でるもの見た。
浄化された感じ。
シリーズ中いまいち評判の悪い龍が如く6をやってみていろいろ言いたくなったけど書く場所がないのでここに書く。
ネタバレ全開なので見たくない人は見ないようにおねがいします。
不満点は多い方だけど、そこはいつもの龍が如くクオリティなので、途中で投げ出さず最後まで遊ぶくらいの面白さはある。
いつにもまして有名芸能人を多く起用しているのは自分の好みではなかった。有名人ほど、のちにキーマンになりそうとバレバレなのもつまらない。
評判良いけどあんまり好きじゃない。本人のキャラの世界観に龍が如くの世界観が負けてしまっている。
自分の場合、どうせタレントを使うならその人の知られざる一面を見たいというのもある。
このゲームのビートたけしは、「たけしってこういう演技するよね、知ってる知ってる」という域を一歩も出ない。
いかにもビートたけしの表面だけをなぞったキャラ造形という感じ
こちらも顔や演技がおなじみすぎて世界観を壊している。3の力也は良かったんだけど、やっぱり顔の力が強すぎるのかも。
あと田舎ヤクザ風のファッションやヘアスタイルが似合っていない。
フェイスキャプチャーするならファッショナブルなホスト風にした方が似合ったかも
美人だけど棒読みで台無し。10人が10人気づくはずのダメさなので、修正できない事情があったのかも。
これも本人すぎる。
ただゲーム発売当初と現在の宮迫の境遇が違いすぎてその印象も悪い方に影響している。
当時はバラエティ番組でもトップクラスでドラマでも活躍していて器用でイケてるイメージがあった。
今は反社つながりでクビになってYouTuberをやってるけれど、そこで群を抜いて光るようなかっこよさがない。オリラジ中田との企画も旧世代の凡人代表というポジションに収まっている。
で、ゲーム中の宮迫もタレント宮迫でしかなく、それを忘れさせるくらいの役作りはできていない。もう少し本気で怖いヤクザの顔も見せられたらよかったのに。
シナリオの役回りも、最初から最後までステレオタイプの情に厚いけれど全然モテないピエロ役。
大切な人を守るために命を張ったのだから、最後は結ばれてもよかったのでは。染谷から子供を託されたわけだし。
余談だけど、龍が如くシリーズ通して主要キャラのヤクザ以外は、偏見に満ちたステレオタイプのキャラが多くて時代に合わなくなってきているのを感じる。
オタクとか、さえない男とか、デブとか、不細工とか、あと普通の会社員とかの脇役キャラは深みもリアリティもない。
誇張してギャグにしていると言えなくもないけど、容姿をこっけいに誇張するのは今どき古くさい感じがする。
ジャッジアイズの九十九は、オタクだけど性格も悪くないし身だしなみを整えればかっこよくなりそうな描き方をしていて少し良かった。
小栗旬演じる染谷はめちゃくちゃ良かった。芸能人という違和感もなかったし、ヤクザの世界での新たな価値観を持った世代交代をリアルに感じさせる。
なにより龍が如くシリーズ伝統の、一本筋が通っている悪役というのは魅力的。
染谷ほどじゃないけど一本筋が通ってそうな強い悪役という点で良かった。
ただ、空砲トリックは酷い。染谷の覚悟を見て空砲にしたっていう説明があったけど、オートマチックの拳銃だと入れ替える隙はないでしょ。
リボルバーなら1~2発空砲入れておいて状況によって回転させることもできるけど。結局最初っから空砲だったの?
ハン・ジュンギも今までのシリーズにあまりいないタイプの悪役で良かった。彼も筋が通っている。
巌見恒雄はカタギと思わせるトリックのためだけにサラリーマン顔にした結果、ボス感がまったくなくてすこぶる評判が悪い。
まあたしかに強面にする必要はないんだけど、0の佐川みたいに普通の顔と、すごんだときの顔のギャップがあるとただものじゃないという怖さがもっと出たかも。これは菅井にも言えるな。
巌見恒雄と菅井との関係性は微妙。やっぱり腐っても東城会の菅井の方が立場は上かせいぜい対等じゃないかな。
今回は巌見兵三も含めてステレオタイプのキャラ造形が他のシリーズよりも多かった印象。
評判の悪い遥は、自分的にはむしろこれまでのシリーズよりも好印象。いままでのシリーズにおける遥はいい子すぎてリアリティがなかった。
そのわりに5のラストでは、みんながさんざん苦労して計画して時間とお金と情熱をかけて作り上げたものを誰にも相談せずに突然ぶっこわすし。
それで身勝手にぶっこわした理由の、おじさんと一緒に暮らしたいというのは結局一日も叶わなかったのでいったい何がしたかったんだってなる。
今作の遥は、自分勝手に不可解な行動をしてまわりに心配をかけるけど、5みたいに他人の資金や時間や願望を無駄にさせてないのでまだましだし、そのくらいの方が人間的でリアル。
ただ、華やかな世界も裏の世界も施設暮らしも大都市での生活も自然に囲まれた田舎の生活もしたのだから、そこらのキャバ嬢よりもずっと達観して肝の座った女性になっていたらもっと好きになった。
個人的には1からずっとなんだけど、無垢で純粋な人っていうのがたとえ子供でも世界観に合ってなくてリアルな人間を感じない。
ヒロインでもトラウマを抱えていたり、少し闇落ちするくらいが好き。
今回の遥はそういうダメなところが見えてちょっと好きになったんだけど、今度はハルトが無垢な存在として登場したのが残念。
汚れた世界の住人との対比のつもりなんだろうけど、どうにも好きになれない。
0のユキちゃんみたいな世間知らずなドジっ子は大好きだから、たぶん欠点のない人物像が好きじゃないのかも。
あと結局、なぜ遥が尾道という町を家出先に選んだのか理由がない。
沖縄と東京を移動するときにふと途中下車して立ち寄るような位置関係でもないし単に美しい町並みを見せたかっただけ感。
まあ、大林映画好きにはあの映画の風景を歩き回れるのは嬉しいけど。
0のマキムラマコトとの出会いくらい丁寧に描いて、そりゃ好きになっちゃうよなあという説得力が欲しかった。
筋をムービーで説明するのは仕方ないのだけれど、そこで明かされる事実はひとつのムービーあたりひとつにすべき。
長い一本のムービーの中でふたつもみっつも新たな事実が明かされると、遊んでいる方は置いてきぼりになる。
単純にキャストが可愛くない。芸能人やセクシー女優だったら見たことあるという補正で可愛く感じることもあるけど今回はそれもない。
あとカードゲームになったので、異性と話している実感が薄れた。
むしろビデオチャットの方が細部までリアルでドキドキ感がある。
失敗ムービーも全部見ないと攻略したことにならないのはなんかつらい。
通常攻撃が弱すぎて戦闘時の選択肢が少なく、戦略性をあまり感じられなくなった。
アルティメットヒートモードで物をつかんで叩くと一瞬で終わるのに、通常攻撃だと何分もかかるみたいな。
アルティメットヒートモードのラッシュ攻撃は雑魚キャラ相手にはオーバーキルで時間の無駄という感じ。
おなじみの回復ドリンクよりもはるかに体力を回復するのでボス戦でもプロテインとヒート用のタウリナーだけで楽勝。
その上飲むだけで経験値が大量に得られる。
本来のプロテインの効果を考えると、体力回復はしないけど、飲んだ後にバトルしたら筋力アップ効果倍増くらいでよかったのでは。
あんな巨大で物騒なものを今後も置いておけるわけもなく、どうするのか気になるけどなにも描かれない
むしろラストはあれの上で戦って、大爆発とともに桐生もろとも沈んで桐生の消息がそれ以来不明となるのかなって思ったんだけど違った。
あれは、地下ドックに格納されたまま発見された方がリアルで良かったんじゃないかな。
田頭が誰にも相談せず勝手にレバー操作するのも変だし、レバーひとつであんなものを浮上させる仕組みも酷い。
ていうか、あれである必然性もあんまりない。造船の町だからっていうのはわかるんだけど、秘密という後ろ暗さがバカでかいあれとそぐわない感じ。
旧日本軍の核兵器開発か人体実験の証拠が秘密なのかと予想してたけど、さすがに広島舞台で核はセンシティブすぎるな。
暗号も子供だましみたいなやつなので、そんな大事な秘密なら、戦時中の暗号や現代の暗号理論にもとづくくらいの複雑さがほしい。
山下達郎の音楽もいいっちゃいいんだけど龍が如くのメインテーマとしてはどうなのと言う感じ。
しんみりさせるシーンには合うけれど、戦闘で奮い立たせるような効果はない。