はてなキーワード: 高校無償化とは
俺は今20代後半で、当時は選挙権もなく政治に興味を持つような年齢でもなかったから、その頃のことは親が俺の進学に辺り高校無償化ヤッターって言っていたくらいしか覚えがないんだけど、その頃って「今こそ政権交代しようぜ」、「おっ、これは自民が与党から落ちるんじゃないか?」みたいな空気感があったの?
自分がある程度政治を考えられるような年齢になった時にはもう自民一強が当たり前で、政権はクソだクソだと言われながら今も根強い消極的支持で自民の盤石体制は崩れる未来は見えないんだけど、現実に政権が変わった時があった以上、変わる時は案外コロリと変わるモノなの?
民主の正統後継っぽい立憲民主はニッチ需要と分かりやすい与党アンチの取り込みで二番手にはなれても一番になれる器は感じないし、それどころか半端に変な需要を取り込んで膨れ上がっているせいで他の野党から注目を奪って与党候補になれる野党が生まれるのを阻害して自民盤石の体制を強めている風にしか思えないんだけど、当時の民主党には本物の期待感みたいなのがあったの?
この話はそれ以上でもそれ以下でもない。
これはおそらく誰の役にも立たない、個人的な話だということを断っておく。
父親は暴力を振るうし(高専進学後はなくなったが)、自分が小学生ぐらいまでは定職に就いていなかったし(母親がパートしていた)
収入よりも支出が多く、子供の教育費にお金をかけるよりも自身の飲み食いにお金を使い、毎月金がないと騒いでいるような家だった。
ただ一応母親は比較的まともで高校までは学費を出してくれることを約束してくれた。
そして、大学の学費は出してあげられないけど奨学金を借りて家から通えばいいと教えてくれた。
幸い自分の学業成績は地元の公立中学校で上位5%程度でそれなりに良く地元の公立高校に進めば大学に行けそうだった。
でもこんな家庭環境が悪い家から大学に通うなんてまっぴらごめんだった。それに、公立高校は学費の他に、模試やら制服やら色々なこと
でお金がかかりそうで、父親からも文句を言われそうで嫌だった。
そこで、地元で一番偏差値が高い公立高校と同じ程度のレベルの高専に行くことにした。
高専には格安の寮があったし、学費自体は公立高校よりも高かったが模試や制服など諸経費が全くかからなかったから。
それに当時民主党政権時代の高校無償化で高専1年から3年までは半額で通うことができた。
技術にはあまり興味はなかったが、幸い理数系科目が好きだったので高専に進学してからも特に困らなかった。専門科目には一切興味がなかったが。
しかし、自分が通っていた高専は当時進学高専として名を馳せていたせいか、そういう技術に興味がないがいわゆるお勉強はできるみたいな人は少なくなかった。
教員や大学に入ったときの周りの高専生に話を聞くと、これは高専の中では結構特殊な部類らしい。
それはさておき、高専というのは自分と同じく家庭環境が最悪な人が集まるものらしいが、自分が通っていた高専は普通の家の人が多かった。
ただ、お国柄か失礼ながら育ちはそんなによくなかったとおもう。それに高専では当たり前かもしれないが変な人が多かった。
自分はそうは思わないが、多分自分も変わっていたので変な人とはウマが合ったように思うし、実際卒業してから結構経つが今でも付き合いのある友人は何人かいる。
高専4年になると、親からの援助はなくなり、自分で学費を払うことになった。学費を捻出するために日本奨学支援機構の奨学金を月5万円程度借りていた。
ただ、高専には経済的に苦しい人に授業料免除の制度があったので、奨学金は教科書や定期代に使う程度で残りは大学の入学金などのために貯めておいた。
この頃から進路について考えるようになった。大学に行くことは決めていたが、今の専門で今後4,50年生きるのは嫌だったので専門を変えて進学することにした。
幸いなことに大学の門戸は広く、工学部の他に理学部などの比較的親和性が高い学部や、医学部などの全く異なる学部、文学部、経済学部など文系の学部にも編入できるようだった。
手頃な旧帝大に自分の興味のある専門が学べるところがあったので、そこに行くことにした。真面目に1年間勉強すれば合格することができた。
おそらく一般の高校生よりも簡単な方法で入学したのだけれど、まぁ入ればこっちのものである。
入学金、最初の授業料、賃貸の諸経費で軽く100万くらい飛んでいったけれど、貯めていた奨学金やバイト代でなんとか支払うことができた。
大学のときは日本奨学支援機構の奨学金、給付奨学金、バイトでかろうじて一人暮らしができるようになった。
給付奨学金のおかげで、利子ありの奨学金を借りなくて済んで、関係あるかはわからないけど大学の名前に感謝した。
あと大学でも授業料免除をうけることができたので、そんなに苦労せずに大学生活を送ることができた。
(自分が特殊ルートなこともあって正しくはないかもしれないけど、日本の大学は勉強したい人にとっては
経済的に苦しくてもある程度の覚悟(奨学金)を負えば通えると思う。)
ただ専門を変えての入学だったので入学当初はかなり真面目に朝から夜まで勉強する必要があったけれど、
ただ、大学の人と話していると生まれの違いを見せつけられた気がした。
お金が足りなくなったら親に無心する、留学したければ簡単にできる、旅行をするために親から借金をする・・・
挙げていけばキリがないが、教育格差は親の経済状況に大きく左右されると改めて思った。
あの人たちは自分のことを友人として扱ってくれたけど、自分は彼らの国の住人じゃないと心底痛感した。
大学に入って初めて恋愛をして、恋人もできたけれどどうしても格差を感じてしまう、世界が違うと馴染めなかった。
ただ、彼らとの会話は楽しかった。
ほかの編入生と話す専門的な話も知的好奇心がくすぐられて有意義だったが
彼らと話すのは心地が良く、リラックスして会話を楽しむことができた。
本当は博士課程に残りたかったが、経済的に苦しかったので就職することにした。....というのは負け惜しみかもしれないけれど。
(もし本当に大学に残りたくて、実力もあれば、学振やらRTなどで生きることはできるように思う。)
就活を真面目にしなかったせいか、レベルの低い会社に就職してしまったように思う。自分のレベルが低いのかもしれないが。
周りの同期のレベルはそんなに高くなく、話していて楽しいとは全く思えない。それに自分の出身大学でいじられたりもする。面倒臭い。
自分はあまり学歴に興味はないけれど(本当に)、学歴で得をするのは中の上クラスの企業に勤めている人たちだけじゃないかと思う。
一番高いところにいる人たちは大学名なんて気にしない(と聞く)し、下の方のレベルの企業だとほかの人からの僻みでうっとうしい。
だから自分は、転職や大学に戻ることを考え、またあの心地よい会話ができることを心待ちにしている。
一生、自分の世界とは相入れないことを知りながらも、もがき続けるのだろう。自分は下のレベルではないと傲慢に自分を騙し続けながら。
http://b.hatena.ne.jp/entry/s/gendai.ismedia.jp/articles/-/59725
まーたホッテントリにこんなのが入ってたが
元々は「保育無償化」じゃなくて「幼児教育無償化」って話だったよね。
高校無償化と同じ枠の話で、事実上全入になっているし社会的にも必須の教育とされているのに有償なのはおかしい、
実際幼児教育は教育の中でも最もコスパが良いとされているし、幼児教育が義務教育である国も多い中で日本もそれに倣いたい、
また幼児教育を受けないまま直接小学校に入る子が一定数いて小学校に適応できない(所謂小1プロブレム)事が社会問題になっている、という前提で
「幼児教育をいきなり義務化は無理だからまずは無償化しよう」って話だったはず。
なので最初のうちは「多くの国で義務化している5歳児教育だけ無償(将来的に義務化を視野に入れる)」ってな話もあった記憶。
つまり本来は「幼稚園は教育施設なので無償(まずは5歳児から)、保育園は教育施設じゃないから有償、
ただし3歳以上の認可保育園は幼稚園に準じた教育も担っているから一部無償」で良かったはずなのに、
それをやったら保育園差別だと袋叩きに遭う事間違いなしだから日和見して「保育園も無償」
→「0~2歳児が無償化しないのはズルい」という略で「(流石に全員無償は予算的に無理だから)貧困家庭のみ無償」
(でもそれすら「全世帯が対象じゃない」事が叩かれる。2歳児以下の保育がいくらかかると思ってんのか、って話だ)
と、どんどん対象を広げた事でかかる予算は激増するわ、当初の目的分からなくなるわ、になっている感じ。
「幼稚園は専業主婦の道楽の為にあるんだから有償でいいでしょ」などと言う本末転倒なバカまで出てくる始末。
国の方針としては、元々幼稚園と保育園を統合してこども園にする事を推進してたし
それなら「教育部分は無償、保育部分は有償」にすれば良かったはず。
でもこども園化が国が予定していたより遥かに進まなかったから、幼稚園と保育園は今でも分断されたまま。
そこで幼稚園だけ無償、などと言い出したら保育園業界や保育園を利用する親から反発が出るのは当然、とは言え