はてなキーワード: 裁量労働制とは
http://www.mynewsjapan.com/reports/1734
あー、俺です。
なんか最近UNIQLOって超ブラックなんだぜ?っていう記事を読んだので、元UNIQLO社員の俺がしゃべります。
まず俺のことなんですけど、UNIQLO辞めたのは2年以内のどっかです。在職期間は5年以上10年以内で、中途採用でした。
在籍部署はあんま言いたくないんですけど、商品系のどっかです。
生産部とか、R&D部(デザイナー、パタンナー等)とか、MD部とか、そういうモノ作り系です。
そいでまぁ、一言で言うと確かにUNIQLOはすっげーブラックだとは思います。
ネットで読んだ記事はIDが無いので最後まで読めなかったんですけど、だいたい書いてあることはわかります。
ただ本部と店舗だとまた違うとこもあると思うので、その辺のことを書けたらと思います。
できるだけグチっぽくならないように書くつもりですけど、どうしても主観的になっちゃうのは許してください。
まず俺が入社した当時はUNIQLOはこんなじゃなかったってのを先に。
けっこう和気藹々な雰囲気で、社内のムードも良くて、厳しい決まりごとなんてのもそんなに無かった。
9時出社だったし、一定階級以下は残業代も出るし、一定階級以上は逆に「裁量労働制」つって、一日一時間でも働けば出社扱いになった。
風邪ひいて欠勤しようが別に給料に影響することはない素敵システム。
休みが少ない!ってのも特に感じなかったし、総合的に考えて、給料は悪くなかった。
課題なんてなかったし、残業は確かにあったけど、いわゆるアパレルらしいルーズさというか、いい加減さみたいな空気が社内にもあった。
ただ柳井はそういうのがもともと嫌だったんだろうね。あの人は経営に関しては完璧主義で潔癖症だから、そういう「大企業病みたいなものを排除しないと」っていうパラノイアみたいなもんにとりつかれていった。会議でも度々そういうことを口にするようになっていたし、社内にもピリピリした空気が漂うようになってきてた。
社屋が六本木に移った頃から目に見えてちょっとずつ厳しくなっていった。
それでまぁ1年経ち、2年経ち、だんだんお風呂の温度があがっていって、俺はもう熱くて我慢できなくなったので先にあがった感じ。
だから今、新卒や中途採用で新しくきた人は、急に高温のお風呂にぶち込まれるわけで、「あちゃちゃちゃちゃちゃ!むりむりむりむり!!!」ってなるのもわかる。
①就業時間
前述にもあるけど「裁量労働制」。
おれは法律には明るくないからわからんのですけど、これってありなんですか?
うまい汁吸わせてもらってる時はいいんですけど、風呂の温度が高すぎて人がいないんで、1人あたりの業務負担がすげー多くなっちゃった今、正直この制度のせいで、ほとんどの社員が残業代出ないまま毎日何時間も残業することになってる。くどいようだけど残業代無しで。社員からしたらまずもうこの時点でアウトだろ!って思うけど、どうなんですか?
そのくせ、半期に一度の業務評価で、残業無しとか、有給全消化とかを目標にさせられて、クリアできないと評価が下がってボーナスが目減りする。だけどこの目標は強制項目だから回避できない。これは詰んでる。
それと朝7時出社。これはけっこう精神にくる。思ってるよりずっとキツい。
そもそもなんでそんなことを始めたかというと、「早く帰って、プライベートな時間を勉学やリサーチ等の情報収集に使うのが良い人生だよね!」みたいな柳井の妄想からスタートしてるんですけど、そんなんほっといてくれよっていう。
そもそも、就業時間、拘束時間が変わらない限り、早く帰ろうが遅く帰ろうが、睡眠時間をキープしようとするとプライベートな時間は変わらないはずなんですけどねぇ。
そんで柳井曰く、じゃぁそのプライベートな時間にやる勉強をこっちで用意しといてやったから!おまえら早く帰れるようになってうれしいだろ?これやっとけよ!?っていうのが「英語」。
②英語
まず、TOEIC750点以上。これ無理。
俺みたいな超絶バイリンガルな天才はさておき、デザイナーとかパタンナーとかアホですもん。デザイナーとか200点とかがゴロゴロしてる。え?TOEICて4択ですよwwwwwwみたいな。
専門学校卒ですよ。学生時代にハマったのはボディピとスケボーですよ。レゲーが世界を変えると思ってるんですよ。無理でしょ。
あとMDとか生産部とかも基本アホですもん。そもそも店舗から引っ張ってきて本社勤務してるやつなんて、基本三流大学出てれば良い方。高卒レベルの脳みそ引っさげてアルバイトのUNIQLOの店員からはじめたような奴らですよ。そいつらが、それでも現場で類まれな能力を発揮して、店長になって、エリアマネージャーに昇格して、そんで、じゃぁ君いいね、来月から本社で一緒にモノ作りしようよっつって本社勤務してるんですよ、そんな叩き上げのおっさん捕まえて、「半年でTOEIC750点出してもらうから。できなきゃ給料から授業料天引きね★」って、いや無理ですって。詰んでるって。
当然、点数だけでは給料から天引きされないんですけど、条件がある。
まず勉強時間。これはBerlitzのEラーニングシステムを導入してるので、誰がどれくらい勉強してるかが全てわかるようになってる。いろいろやったけど基本ズルは難しい。
週に10時間以上勉強しないと、上司から指導が入る。それでも改善できなければ給料から授業料の半額が天引きされる。
それと、半年ごとのテストで50点アップ。これをクリアできないとさらに半額が天引きされる。コンボだと全額。
だけど①でも述べたように、ものすっごい残業して、家帰ったら寝るだけみたいな生活(しかも5時起き)の中で毎日1.5時間以上の勉強時間を捻出するのは本当に辛い。体力をどんどん疲弊する。ライフはゼロよ!ってまじで思う。
当然その勉強時間に給料は出ないので、UNIQLO社員はもれなく月30時間以上は家でサビ残してることになるとおもうのだけど。
これも始まったのはここ2年くらい前かな。
そもそも社員の時間を勝手に使って、勝手に給料から天引きするシステム、これがブラックじゃなくて何がブラックなん?
③課題
今週の課題は柳井正の「一生九敗」を読んだ読書感想文だし。まぁこの本の代金は柳井のポケットマネーでいいわそこまでせこくないし。売上部数1万は上乗せできるし。でも来月の課題図書ドラッカーの「経営の哲学」な。本の代金は給料から天引きしといたから。あと感想文提出できないと面談な。
④責任
えーと、俺がUNIQLOを辞めようって思ったのはこれです。個人的にはこれが一番堪えられなかった。
会社の経営方針として「全員経営」ってのがあって、これは柳井の口癖でもあるんですけど、要するに全員が経営者の自覚をもって、もっと利益や売上にコミットしましょうってことなんだけど、それがどう転じてか、「責任は個人がとる。」ってことになって、それがさらにこじれて、「担当者(末端社員)が責任をとる。」ってのがUNIQLOのやり方。
おれはアパレルしかわからんので、アパレルの話をしますけど、モノ作りってのは基本トップダウンで行われる。
ディレクターって呼ばれる人達が(UNIQLOの場合大勢)いて、その人達がじゃぁ今季のコンセプトはこれこれですよってのを決める。
それを元にカラーを組む人や、柄を組む人や、デザインを考えるデザイナーがいて、サンプルを作って、会議をするわけです。
でもすぐにサンプルを作れるわけじゃなくて、何度もそのエライ人達と打ち合わせして、パタンナーと打ち合わせして、じゃぁこれでいこうってなったら、生産部と協力してサンプルを作って、会議に挑むわけです。UNIQLOの商品は全て社長が目を通すので、商品系の会議と言えば社長会議なんですけど、そこまでに「会議のための会議」を何度も重ねて、会議に挑むわけです。
そんで会議でたまたま柳井の意にそぐわなくて、「誰ですか!こんな下らないもん作ったのは!」ってなったとするでしょ?
首根っこ掴まれて、社長の前に放り出されるのは、一番下っ端のデザイナーだったりパタンナーだったりMDだったり生産なんです。
んで、ボーナスの査定が目減りする。上司はうまくそれを処理して昇給する。
おれはこれがどうしても納得できなかった。
責任の取れない上司なんて必要ないし、そもそもみんなで話して決めたじゃん!っていう。
1つ例を出します。
今飛ぶように売れてるウルトラライトダウン。あれ、初年度とサイズ感が違うんです。
当初のコンセプトだと、あれは「ミドルレイヤーとしてのダウン」だったんです。mont-bellさんやPatagoniaさんがやってるようなシャツダウン。アウターの中に着るダウン。
そういうコンセプトですから当然サイズ感は、「シャツのよう」にミドルレイヤーとしてのフィット感を重視したサイズ感だった。
ところが、これが販売を開始してみると、店舗から「従来のものよりサイズが小さいのではないか」いう問い合わせが頻出したんです。
これ自体はよくある話です。誰が悪いというわけでもない。
きちんと商品説明が店舗まで行き渡っていなかったのも悪い。お客様に説明できていなかったのも悪い。そもそもそういうコンセプトが受け入れられる土壌がUNIQLOの客層にはできていなかった。いろいろ悪かったんです。
でも、これは責任をだれかがとらなくてはならない。何故なら!それが!UNIQLOの!やり方!ヒャッハー!魔女狩りだゼェ!
でも当然商品化されるまでには、何十人もの人間が携わり、会議で議論し、社長自身が「それで行きましょう!」と判を押してる。
そういうの全部無視して、企画立案者に罪をなすりつけるような会社で、良いアイデアや、良い商品が産まれるわけがない。
みんな萎縮して、実績のあるものをこねくり回すだけの仕事になっちゃう。
おれは絶対間違ってると思う。ねぇお兄ちゃん、これが全員経営ってやつなん?これがドラッカーがめざした理想の経営学なん?
こういうことが日常的に起こる会社にいると社員はどうなると思いますか?社員は常に怯えて仕事するようになるんです。
自分が責任をとらないでいいようなやり方。共有のメール、共有のための会議。会議、会議、会議、メール、メール、メール、メール。。。
⑤鬱病
そして作り出されるのが鬱病。
これはほんとに多い。多分%に直したら日本の企業で一番多いと思います。いや世界一。
もうみんな感覚が麻痺してて、誰々が明日から暫く休みますなんて報告を聞いても、あーまたかー、仕事が増えるなぁ、くらいにしか思ってない。
感覚でしゃべりますけど、10%~20%くらいの確率で鬱病経験者です。
原因は、逃げ道の無いプレッシャーです。
けっこうわりと、仕事がクソでも、メンツが良ければ楽しくやってける、みたいなのあると思うんですけど、今のUNIQLOにそんなお花畑はない。
毎週朝礼で「プレッシャーを感じて仕事しろ」「もっと追い詰められろ」「緊張感をもて」って言われて仕事する。
社員はプライベートな時間も、仕事の時も、どんどんどんどん自分を追い詰めて仕事をしてる。そして死ぬ。
最後にこんだけクソミソに言っておいてなんすけど良いことも書きます。
UNIQLOのブラックさは、経営コストを削るために無理させてるってよりは、あいつら本気でそれが客のためになると思ってやがんですよ。
「プレッシャーを感じて仕事しろ」ってのは、売れてる時は、客が店に来てる時。客が店に来てる時は、何か期待して来てる時。その時につまんないもの、粗悪なものしか見せられなかったら、そのブランドは終わり。っていう理論。だから売れてる時ほど緊張感をもってなきゃダメだってこと。
英語にせよ、なんにせよ、まるで宗教みたいにすげー崇高な理念の為にやってる。
英語をしゃべれるようになれば、もっと世界のいろんな企業と「直接」取引できて、もっと安い原材料を仕入れられて、もっと工場とコミュニケーションがとれて、もっと良い商品がつくれるんじゃないかって、そんなことを考えてる。マジキチ。
7時出社にせよ、裁量労働制にせよ、元々は社員のため!みたいなお節介企画が始まりですし、なにも搾取してやろうって始めたわけではない。
その辺は某居酒屋とかコンビニとは違うかなーとは思いますけど、おれもまだUNIQLO脳に侵されてるので他人からみたら一緒かもですね。
あと商品につては、まじで今でもUNIQLOの商品はすげーと思います。中にいても、外に出ても思います。
縫製とか生地のクオリティが最近悪いとか言われてるけど、全然そんなことなくて、むしろどんどん良くなってると思います。値段は高くなってるかもですけど、それは原材料の高騰がどうしても響いてる。デザインはクソですけど。
あそこまで単品の完成度が高い服は無いと思う。
むかしTVで見たけどチョコボールは毎年アップデートしてるらしい。あの小さな一個の粒を、チョコの味をちょっと変えたり、ちょこの厚みを変えたり、硬さや大きさを少しずついじって、今でもベストを探り続けてる。
UNIQLOはまさに同じ事をやってて、靴下一足、ポロシャツ1枚が去年とは全部違う。シルエット、素材、縫製、必ず何かアップデートしてて、そんなことを毎年毎年やってる。
社員がみんな萎縮してるから良いアイデアが生まれなくなって、デザインはどんどんクソになっていくけど、反比例して、既存の商品がどんどん良くなっていく。
お客様が喜んでくれる為って本気で思ってて、良い物を適正な価格で出せば絶対売れるっていう理念は創業当時から変わってない。モノ作りで妥協は絶対しない。
下っ端の社員なんて基本バカで単純。柳井教をうぜぇうぜぇと言いながら、信じてる。
だけど、他の会社で、そんなところは絶対ない。妥協しないって、できることじゃない。
おれはそういうモチベーションの高い人間じゃないので無理でしたけど、本気で服で世界を変えてやる!くらいに思ってるような熱いやつならまぁ向いてるんじゃないですかね。給料はいいと思います。平均よりは。
ただ、おれは服ってのはそういう切り口もあるけど、やっぱ基本楽しいもんじゃなきゃヤダって思う人なんで、あーUNIQLOむりかもーって思い始めてた。
そんでまぁ風呂の温度も一向に下がる気配ないし、むしろどんどん熱くなってるし、のぼせる前にイチ抜けした。
今は楽しくやってます。
追記:「積んでる」→「詰んでる」に訂正しました。id:takeda25さん指摘ありがとうございます。
エンジニアはリリース間近になると10連泊とか当たり前の状態で、
『リリース終わったら休ませてやる』と言われ必死に頑張っていたんだが、
リリースしたらしたで、次は無茶なイベントスケジュール組まれてまた連泊。
ついに労働監査が入ったらしく、上の連中の『気合だーーー!!(ただしお前らが)』的発言がいきなり鳴りを潜めてワロタw
ほんとに1円も上がらない。
ヒットしない理由はどう考えても別にあるだろうが。
更に恐ろしい事に、派遣で来てるエンジニアも同じ条件での労働が求められる。
これはどういうことかというと…、
→泊まったって言ったってずっと仕事してたわけじゃないでしょ?
なんかもうブラックを超越して大変な事になってるんだが…。
クソみたいなPHPをいくら直しても一切ヒットしないイベントを大量投入するからイタチごっこ。
イベント考えるのはゲーム一切やったことないし興味もない新卒1年生。
テストもねえしDBはぶっ壊れてるし、FWのコード直接弄るバカがいるからドキュメント読んでもその通り動かない。
Twitterで件のRT回ってきた時まじ笑った。
でもその後じわじわと具合が悪くなってきた。
ゲーム会社ってほとんど裁量労働制だと思うんだが、完全に残業代フラットプラン使いまくってる。
今までいくつかの大手のゲーム会社で仕事したけどどこもそんなもんだな。お先真っ暗すぎるだろ。
ゲームに興味があってゲームを作ることでしか生計立てれないひとたちが集まるのをいいことにフラットプラン。
定時帰りとかしてるサラリーマンとか、ボーナスでてる奴らをみるとイライラする。
毎日残業あたりまえ、休日出勤当たり前の自分より、そんなにもらえるのかって思うともう進めなくなる。
業界全体で個人個人が傷を舐めあいながら慰め合いながら少しでも延命しようとしてるようにも見えるよ、ゲーム業界は。
年俸380万 + ボーナス70万で年収450万。ボーナスが出たのはたまたま。
この1年、ほぼ夜9時とか10時に退社することがほとんど。土日もどちらか仕事がほとんど。
給料がなかなか上がらなくて、去年までボーナスなしの350万だった。
結婚の話が出ていた恋人とも「結婚しよう」ってなかなか言い出せなくて、結局給料が上がる前に振られた。
それ以来、金への執着が強くなった。
社内の評価は高い。
上司からも評価されているし、ボーナス70万出たのも俺含め数名。言ってみれば将来の幹部候補として扱われている。
でもやっぱり不満はある。時間・金・やりがい・人間関係で表現してみる。
・時間
時間は明らかに不満。相当プライベートの時間を削ってる。休みもなかなかとれないし、勉強の時間もとれない。生活の仕方に疑問。
・金
これだけ働いてるにもかかわらずこの金か、というのはどうしても感じる。結婚に踏み切れなかったのはそのせい。
・やりがい
仕事そのものは一通り覚えてしまい、新しく覚えることは少ない。
管理の立場になってきていて、同時に段々自分の成長を感じなくなりつつある。もっと自分自身のスキルを高めたい。
まだ覚えたことで勝負するのは早い気がしてならない。もっと新しいことを覚えたい。
とはいえ、仕事そのものは決して嫌いではなく、むしろどちらかと言えば楽しい。
・人間関係
周囲との人間関係は良好。嫌なやつや嫌いな人も社内にいない。
という状況。
基本的に人間関係以外は多かれ少なかれ不満がある。
今の仕事を続けてもいいんだが、受動的に決めている感じは否めない。
物足りない感はやっぱりある。飛び出してはみたいけど、でも失敗はしたくない。
その意味で、人間関係が良好というのはすごく大きい気がするんだ。これが引っかかって思い切り踏み出せない。
でもそれでいいのかはやっぱり悩む。チャレンジしなくていいのか。もう30歳なので、転職するなら今しかない。
転職サイトに登録はしていて、オファーはたくさんくる。英語は喋れるし、資格もあるにはある。
エージェントとも面談してみたけど、自分のプロフィールにしては給料が安いと一様にして指摘する。
悩む。。。。。
最近、自分にだけ都合のいいバカなベンチャー経営者の話を良く聞きます。
GREEで年収1,500万円の新入社員募集が話題になりましたが、このケースは入社前にアプリ開発等の実績があり、自分で行う作業の差配ができる特殊な場合です。
一方、自分にだけ都合のいいバカなベンチャー経営者は、自分で仕事を取ってくるわけでもない、基本的に与えられた作業を行うだけの人間にも「裁量労働」という話をします。
さらに、「朝○時に来い」「もう帰るのか」「休日はセミナーなので全員出社」とか平気で言っちゃいます。
深夜10時以降翌日の朝5時までと法定休日の労働は割増賃金を支払う必要があるので、本来は残業代を別に払わないといけないんですが、無知なので言えちゃうんです。
これって「裁量労働」で効率を上げるのではなく、ただ単に残業代をケチりたいだけですし、たいがい契約書を結んでいないので労基法違反なんですけどね。
アルバイトだと時給で働くため労働時間を長くなると多くの賃金を払う必要があります。
そこで、自分にだけ都合のいいバカなベンチャー経営者は、「業務委託契約」で1日あたりの支払い賃金を固定にして長時間を労働をさせようとします。
この場合も、本来は契約した会社の指揮命令を受けませんし、管理監督もされる必要がありません。
また、作業が終わったら何時に帰ってもいいはずですが、なぜか契約書に労働時間が書いてあったりします。
それなのに、仕事に失敗したり納期に遅れた場合の損害賠償だけが明記されていることが多いんですね。
私も10年近く社員を使って経営者をやっていましたが、こんな話はIT系でも最近になって聞くようになりました。
不況のせいかとも思いましたが、経営者の質が下がっているんでしょうね。
「会社を運営することは、社会に貢献することだ」という意識で会社経営をしておらず、「自分だけ良ければいい」という考えなんだと思います。
一事が万事ですので、対クライアントにもそういった姿勢が見えて、自ずとそういった企業は淘汰されると思いますが、社員を雇用する、アルバイトを雇用する、という社会的意義に思いを至らせる経営者が、もう少し増えることを期待したいですね。
独り者で社長のお気に入りの先輩社員がいるんだけど、その人はいつ帰っているかわからない。
土日も来てるし、ほとんど会社に寝泊まりしてる。ちなみにうちの会社は裁量労働制だから残業っていう概念はない。
先週、出入りの業者と自分と社長と3人で昼飯を食べてたときに、その人の話になった。
業者:「○○さん、夜中の3時とか4時にも平気でメール来るんですけど、いつ帰ってるんですか?」
社長:「あいつは独身で彼女もいないしどうせやることないんだから、今のうちになるべく負荷掛けてやってるんですよ。仕事身に付けるのはこのタイミングしかないから。」
客からのクレームとかはもちろんのこと、社内のネットワークの設定とかいろいろ超面倒なことその人に押し付けてたのは、社長なりの愛情だったの?
今日、その先輩に「俺、もうこの会社辞めるわ」って言われて、理由聞いたら「無茶苦茶働いてる割には給料少ない、っていうか疲れた」って言ってた。
まだ社長には言ってないっていってたけど、それ聞いたら社長傷つくだろうな~って思うのと同時に、先輩が辞めちまったら先輩に向いてた矛先が自分に向きそうで怖くてしかたがない。
裁量労働制だから残業代払わないよ、は労基が認めないから無理。
ところが実際には1日2~3時間程度の残業ではまず残業代はでない。
最近の流行は「みなし残業代」。基本給を下げ、「残業した」という呈で残業しなくても払う残業代がある。
基本給とこのみなし残業代を足して一般的な金額になりますよ。残業まったくしなくてもお支払いしますから安心してくださいね、という建前。
で、こうしておけばみなし残業代分の時間はいくら残業しようと「すでに支払ってますから、キリッ」という理由で追加で残業代を払う必要はない。
しかしこれだけだと毎晩終電です^^;みたいな人はどうしても残業時間がみなし残業代分を超えてしまう。
それならばということで「定時後に1時間の休憩時間を与えます^^」となる。
しかし本音は「定時後の1時間は休憩時間だから残業時間にカウントしませんから^^;休憩時間なんだから当然ですよね」
あとこれらは労基も認めるやり方なので抗っても無駄。
「子供はつくらない」と約束して籍を入れたはずなのに、迷いが生じてきた。
ちょっと書き出して整理する。
【意識面】
・まず根本的なところで、「子供が欲しい」という気持ちがない。旦那も同様
【仕事面】
・仕事面で不利になる
・職場に、出産してなお普通に(一般的な社員として)働いている女性がいない。そもそも結婚していない女性も多く、上司もやや男尊女卑であり、理解がないことが伺える。
・裁量労働制の職場で「残業」「土日出勤」は当たり前という意識の会社であるため、このままでは子育ては難航するだろう。
【金銭面】
・出産・子育てにより、最低1年間は私の収入がゼロ、つまり家計収入がおよそ半分になるため家計が厳しくなる。その後職場に復帰しても、復帰前と同じ働き方は不可能であるため、家計収入は最終的に出産前の7割程度まで目減りすることが予想される。
・これからどんどん時代が悪くなる気がする。夫婦2人で生きてくだけでも安心と思えないのに、子育てにかかる費用を考えると、なおさら大変だろうと思われる。
【育児面】
・ペットと違って、途中で「どうしても無理」と悟ったところで、辞めることはできない。その場合、自分だけでなく子供も不幸になる
・旦那の会社が古い業界なので、旦那の協力は手伝い程度しか見込めない。子育てをするなら自分の転職は必須。
・仕事をしながらの子育ては、体力的、精神的に今より厳しいのは間違いない。
【子供】
といったところ。
迷いが生じてきた(子供を産んだほうがいいのか)という理由は、
【周囲】
・旦那が長男であるため、旦那の両親が当然のように「子供は産むもの」と考えている節がある
・自分の親も「そろそろ作ったら」と言ってくる
・友達数名にもそのようなことを言われる。
【意識】
・子供がいないと老後がさみしいかもしれない? とは感じる。
・この少子化の世の中で、子供を産むのは一種の社会的義務なのかもしれない? とは感じる。
・友人など他人の子供はかわいい(ただし、それは義務が生じておらず、たまに会うだけだからかわいいのであって、育てる義務が生じたら果たして「かわいい」と思えるかは謎)
・女性しかできないことであるため、産んでおいたほうがいいのかという好奇心
【出産リミット】
・産むならあと5年以内の決断、10年以内の出産がリミットであるため、産むかどうかの決断は急ぐ必要がある。
つまり迷いを言語化すると、「特に産みたくないし、産んだら暮らしも厳しくなるし、産んだら自分がメインで育てるハメになるだろうから大変だろうけど、周囲からのプレッシャーや老後のことも考えると、産まないという決断が正しいかどうか、後悔しないか自信がない。出産リミットもあるから、後で欲しくなっても遅い」ということ。