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https://www.tokyo-np.co.jp/article/216852
こちらの記事を読んで、公立高校で働く身分として感じることをいくつか述べます。もちろんこの記事にある個別案件ではなく、いじめ問題全般に関して。
「加害者側こそ別室登校になるべき」というブコメが人気を集めているけど、物事そんなに単純ではない。
いじめ問題になると、ネット上では「一発退場レッドカード」を望む人が目につく。ではここで、自分がいじめの有無を裁定する側になって以下の架空の事例を読んでほしい。
3人のグループに在籍するA子は、他の2人を馬鹿にするような登校をSNSに日常的に行う。見かねた2人が「もうお互いに関わるのやめよう」と申し出たところ、「これは2対1のいじめだ!」と騒ぎ、そのまま不登校へ。保護者は「他の2人が謹慎に入るまでうちの子は登校できないと言っています。確かにうちの子にも非はあるでしょうが、これは2対1のいじめです」と激おこ。
自分は仲がいいと思っている友達グループが、自分に「一緒にいこう」と声をかけることなく音楽や体育の授業に行ってしまう。一緒に移動する約束をしているわけではないが、そのグループが声をかけてくれなければ私が一人になることくらいわかっているはずだ。無視されている。ハブられている。これはいじめだ。
自分の名前は出されていないけれど、エアリプの形でいつも自分は馬鹿にされている。名前が出されたことはないし、直接メンションも受けたことはない。でも、どう考えたって自分のことだし「いいね」がたくさんついているのもつらい。
いかがでしょうか。繰り返しますが、架空の事例です。いじめ対策防止推進法では「児童生徒が心身の苦痛を感じているもの」といじめを定義しているので、これらはすべていじめに該当する可能性があります。事例によっては「これっていじめとして加害者側を断罪(謹慎、別室登校、退学処分等)していいのか?」と不安になるものもあるでしょう。
もちろん、明らかないじめを目にすることもありますが、ほとんどは「これってそもそもいじめなのかな?」「この案件ではA子は被害者だけど、別の案件ではA子は加害者だよね?」といった具合です。学園ドラマで見るようなわかりやすいいじめばかりなら「加害者一発退場」でもいいでしょうが、無数のグレーゾーンがあるなかで、明確な線引きはしづらいのが現状です。
「学校に任せるからダメなんだ。いじめはすぐに警察へ。」も暴力や盗難事件だったら効果的かもしれませんが、架空の事例1~3を警察に持ち込むとどんな反応をされるか、大人だったら想像がつくと思います。
そんなわけでいじめ対応は難しいですね。明日からもいじめの未然防止と、発生してしまった場合の懇切丁寧な対応を心がけていきたいと思います。
(中学受験しなかったアホばっか受けるから)めちゃくちゃスコア高く出がちな高校受験の平均的な試験の偏差値だと70以上はある感じのところくらい
指定校推薦受けると国公立受けられなくなるんよ、それで上位層はほぼ推薦とか受けなかった
併願で受けてる奴は数人いたかなくらい
来年で、ついにしっかり「あらふぉー」を名乗らなければいけない。
この年まで結婚もせず、子どもも産んだり育てたりせずのんびり生きてきたが、
過ぎてみればあっという間。人生は実に早いもんだ。
もう、父が私(第一子)を設けた歳になったんだなと思うと、いろいろ思うところがある。
まあそんないい年した私だけれど、実家に帰省するたび、父がだいたい5万円の小遣いを渡してくる。
銀行の封筒に入れて、来たらもう渡すと決めてあるのだろう。帰ったら割とすぐに手渡される。
我が家は決して裕福ではない。父は70代を目前にしても働かなければ生きていけないし、同年代の母もパートをしている。
祖父の遺産(不動産)の月商が月十数万程度あるので生計に死ぬほど困っているわけではないが、
ふたりともろくに年金を払ってこなかったそうで、遺産がなければ我が家の家計は一気に生活保護レベルだ。
実家には長期休みや出張ついでなどを利用して帰省するので、年にだいたい5回は居座る。
感覚的には2、3回に1回ぐらいでお小遣いを渡されるので、合計するともう数十万になる。
もちろん、私は小遣いなどなくてもやっていける。毎回いらないと言って突っぱねているが、父はそれを頑なに受け入れない。
このやり取りが終わるを迎えることは、多分しばらくない。
父はとにかく働かない。今が多分人生でいちばん働いているぐらい、人生のほとんどをちゃんと働いてこなかった。
恐らく現代なら何かの病名がつくだろう父は、二人の子どもと妻を養う甲斐性などまるでなかった。
母はパートをしていたりもしたが、我が家は昔からとにかく貧乏だった。
私がうんと小さい頃から父は「うちは貧乏だから」「ハタチになったら働け」が口癖で、
私が思春期(受験期)になった頃は「オレに迷惑をかけるな」がさらに加わるようになる。
余談だけどいつも父に見下されていたせいか、私と妹の自己肯定感はすこぶる低い。
私が10代の頃はいちばんお金がなく、行政の教育系給付を受けるため、
「世帯年収80万」と書かれた紙を中学の担任に提出したときに見せた彼の驚いた顔は忘れられない。
当時はそれが普通だったのであまり実感はなかったが、私ですら今は思う。「よく成人できたな」と。
受験する高校はとにかく偏差値を下げて、公立でも完全に安全圏のところ。
大学はハナから諦めていたが、母が入っていてくれた学資保険のおかげで、高校卒業後は2年制の専門学校に進学できた。
そのまま社会人になり、転職を何回か繰り返して今は東京の小さな会社で専門職として働いている。
私は広告関連の仕事をしているので、携わった仕事が父の目に触れることもときどきだがある。
母や妹には頻繁に掲載等の連絡を入れているので、そこから情報を得ているらしい。
ちょこちょこ雑誌に小さく小さく名前がのったり、たまたま広告関係の小さい小さい賞をとったり、
本業とは関係ないものの資格を取ってみたりと、真面目にコツコツ社会人をやっている姿を見て、
「コイツは実は頑張り屋なのか」「案外やるのかもしれない」と、父はようやく私の人間性に気づいたらしい。
父の小遣いという名の懺悔がはじまったのは、そうやって私を見る目が変わった頃からだ。
その時期はちょうど、妹が大学を卒業したタイミングでもあるからそっちの影響も大きいかもしれない。
「大学は諦めろ」と言われ続けた我が家だけれど、実は妹は一浪して4年制の私立大学を出ている。
相続時、私は成人して学校を卒業したばかりだったので、子育てにかけるお金が一人分へった余裕もあったのだろう。
このことは、母や妹にとっても「お姉ちゃんに申し訳ない」と感じるそうだ。
父は私に小遣いをわたすとき、必ず「勉強代に使ってくれ」と言う。
それはきっと、「実はこいつも大学に行ったら、もっといい感じになったんじゃないか」みたいなことを多分思っているからだ。
私も、当時は「絶対に私の方が妹より大学生活を有意義にできるのに」と面白くない気分は味わっていた。
でも、あくまで昔の話だ。
もう成人して働いているので親の手助けなどなくても自分で好きに資格を取りにいけるし、
結婚も子育てもしてないのでそれなりに貯金もある。その気になれば自分のお金で大学だって行ける。
確かに、大卒しか応募資格がない企業への転職は難しいし、いろいろ苦戦することはある。
でも、それでも前向いて、友達にも恵まれながらそれなりに楽しく生きている。
勉強したくなったら自分で勝手にやる。収入も年齢の平均程度はある。小遣いなど、いっさい不要なのだ。
もらった小遣いはそのままゆうちょに貯金しているので、一度もさわっていない。
(親からのお金ってなんかこうゆうちょとかに入れたくなるよね笑)
でも、父はそれでも「勉強代に使ってくれ」と言って渡してくる。そういう妖怪のように。
「何かやりたくなったら自分で払うからいい」「そんないつも勉強しねえよ」と実際に口にしているが、終わらない。
ヘタすれば、大学の学費分ぐらい払うまで終わらないんじゃないかな。
ちなみに、妹にはそういう小遣いは一切ない。かわいそう(笑)。
私はろくに貯金もできず、年金も払わず生きてきた父の老後の世話をしっかり見る気はあまりない。
(そう言いながらなんだかんだ結局世話をやくんだろうが)
だから、ぜんぶ許すし、そもそもうらんでないし、いざとなればほっとくから。
小遣いはもういいよ。
《追記-221123》
《追記-230418》