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はてなキーワード: 彼岸とは

2022-05-11

友人の命日がやってくる

もう何年経つんだろう

ひどい鬱だったと聞いていた

回復したとも聞いていた

しかし自ら彼岸の扉を叩いてしまった

実は(本人がいう回復期のころに)友人の趣味イラストアカウントを見つけてリストで見ていた

元々はのびやかで張りのある絵を描く子だった

でもその時期描かれたイラストはすべてに陰りがあった

色使いも華やかだし

描かれているモチーフキャラも一点の曇りもないものなのに

目も表情も果てしなくさみしかった

もう心がこちらにいないのかもしれないと思った

そしてその予感は現実になってしまった

遠い環境になってしまって連絡手段もなかったけれど

高校の部室でワイワイ交換日記書いたときに戻れたら何か言えたのかな

2022-04-01

林士平(りんしへい)は信用できる

@SHIHEILIN

集英社/少年ジャンプ+/漫画編集者/SPY×FAMILY/チェンソーマン/HEART GEAR/ダンダダン/神のまにまに/全部ぶっ壊す/彼岸此岸のものどもよ/アンテン様の腹の中 担当中。過去立上作品青の祓魔師/この音とまれ!/ファイアパンチ/怪物事変/左ききエレン/地獄楽/カッコカワイイ宣言!/ルックバック他

 

カッコカワイイ宣言!

この錚々たるメンツの立ち上げ、担当作品を列挙している中に

カッコカワイイ宣言!を外さないのは本当に信用できる。

2022-03-25

最近読んだBLと非BLとがんばって読んだ耽美

海辺エトランゼ』(紀伊カンナ

あらすじ

 小説家志望の駿は、沖縄離島で親戚のおばさんの営む宿に間借りして住み三年になる。彼は、毎日独りで海を見つめている男子高校生が気になって仕方がない。男子高校生の実央(みお)は孤児で、いまはよその家に世話になっているというが、その家には帰りたくなくて海を眺めて時間を潰しているらしい。

 駿は実央に一目で惹かれてしまったのだが、実央は駿が自分憐れみの目でみないところに惹かれていた。

 だが、実央は本島の施設に移り、そのままほぼ音信が途絶えてしまった。ところが三年後、大人になった実央は駿のもとに帰ってきたのだった。

増田感想

 以前、続編の『春風のエトランゼ』を前提がよくわからないままなんのこっちゃと思いつつ読んだけど、こういう話だったのか。なるほどねー。

 『春風の―』を読んだ時にも思ったが実央が攻めで駿が受けなのが意外だ。でも、商業BLでは年下攻めというのは案外多いらしい。攻めが未成年場合はとくに。

 絵が隅々まで綺麗でいいけど、絵に誤魔化されている感があるというか、素敵なシーンばかり見せられている感があるというか。ゲイの苦悩葛藤がなんか取って着けたように見えて仕方がない……。実央の「ノンケだけど駿のこと好きになっちゃったから大丈夫!」っていう能天気さが、ファンタスティック過ぎて私は着いていけないのかもしれない。

 それに、北海道出身という設定の駿が家の為にゴリゴリに古風な祝言上げるところだったとか、元婚約者桜子さんの大正浪漫昭和レトロ中間的なお嬢様ぶりなところとかなー。北海道ってそんな旧態依然としたお土地柄なの? そうとは聞いたこと全くないのだが。結婚式は会費制くらいのことしか知らんけれども(そのさばさばした印象がつよいのか)。

 個人的にはあまりハマれないなこれ。絵は綺麗でかわいいけど。(だがむしろ作者は百合の方が描きたいのでは? というくらいに脇役がめたくそ百合百合していた。メインのBLが霞むくらいに。そこもハマれない原因のひとつかもしれない)

 今ならシーモアで丸々0円で読めるよ!


『鳩の栖』(長野まゆみ

概要

 短編集。男子中学生たちを主人公にした、耽美レトロ物語。ちなみに、『紺碧』と『紺一点』は単行本『紺極まる』に続いている。

増田感想

 長野まゆみ先生持ちネタが詰まっている。水琴窟とかバードベルとか義兄に恋しちゃう義弟とか。同じネタを使って毎度似ているようで違う話を作り出すのすごい。ストーリーの内容がどうとかいうよりも、物語バリエーション文章構成の素晴しさに感動してしまった。

『栗樹ーーカスタネア』の冒頭に、

瓜はめば子等思ほゆ栗はめば況して偲はゆ

と、山上憶良長歌の出だし部分が引用されているのを見て、『左近の桜』の『瓜喰めば』の章を思い出したので、再読してみた。↓

左近の桜』(長野まゆみ)の第5章『瓜喰めば』とついでに第4章『骨箱』を再読。

左近の桜』のあらすじ。

 主人公の桜蔵(さくら)は、男と男の忍び逢う宿〈左近〉の長男高校2年生。彼はゴシックな体質を持っている。というのは、彼はこの世ならざる者を拾い、交わることで相手成仏させてしまうようなのだ。そんな彼のことを、父の柾(まさき)や〈左近〉の常連客の浜尾は〈女〉と呼んでからかう。桜蔵は年上の女ともだちがいて男には一切興味がないので、〈女〉呼ばわりは不本意だと憤るのだった。

 これは桜蔵がこの世ならざる者達に引かれ、此岸彼岸の境目を彷徨う、妖しくで耽美短編連作集。

『瓜喰めば』のあらすじ。

 夏休み、父の柾に連れられて弟の千菊(ちあき)と共に池畔の別荘地にやって来た桜蔵。父との夏休み満喫する千菊。一方、桜蔵は柾に雇われ高額のバイト代目当てに雑用をこなす

 柾と千菊が出かけている間、バンガロー掃除に勤しむ桜蔵。彼の前に不器用西瓜を売り歩く男が現れて……。

増田感想

瓜食めば子ども思ほゆ栗食めばまして偲はゆ 

いづくより来りしものそ目交にもとなかかりて安眠しなさぬ

銀も金も玉も何せむに優れる宝子にしかめやも

 山上憶良長歌とその返歌だ。

 章のタイトルにこの歌を冠した通りに、柾が息子を可愛がる話なのだが、ただし柾がかまう相手は実子の千菊ばかりだ。柾の実子ではない桜蔵は柾から息子を息子とも思わぬような扱いをされているが、桜蔵も柾とは血縁関係のないことをわきまえ雑用アルバイトに徹している。……という、そのわきまえっぷりが地の文に長々~と書かれているんだけど、これだけわきまえてますから! とばかりに書かれると、負け惜しみに読めるw 桜蔵が実際に弟にやきもちを焼いて当たったり父に文句を言うような場面は、シリーズ中に一度も出てこないのだが。

 桜蔵にとっては柾は単なる父親というよりは父性あるいは大人の男という概念が具現化したような存在であって、血の繋りがない事なんて大した問題ではないらしい。だが、血の繋りがないだけに、父性への憧れがなんかこう、恋心めいているように見える。

 この章でもまた、桜蔵はこの世ならざる者に魂を抜かれて危うく死にかけたが、彼は窮地を柾によって救われたのか、桜蔵の欲求がそんな幻覚を見せただけのかは曖昧だ。

「(死人に)喰われたくなかったら、蛙のふりでもしてろ」

 と桜蔵に言う柾。これは、

人来たら蛙となれよ冷やし瓜

 という、小林一茶俳句から引用。これを私は、さすが風流なことを言いますなぁ、くらいにしかずっと思っていなかったのだが、今回再読して思った。瓜にそんな事を言い聞かせるのって何故? →自分が食いたいからに決まってるじゃん。

誰かが来たら蛙のふりでもしてろ。あとで私が食ってやるからさ(^_-)

 え、そういう!? そういう意味だったのかぁーーー!?!?

 激しく萌え散らかした。(だが、送られた当の桜蔵がそういう意味で受け取りときめいたかキモがったか、あるいは意味わからんと首を傾げたかは謎のまま、物語は終わってしまった)

 後に、何章だったかで柾は選ぶ権利は〈男〉ではなく〈女〉にある(柾ほどの男でも〈女〉から選ばれなかったこともある)と言う場面が確かあった。選ぶ権利は〈女〉である桜蔵にあるからといって、俳句なぞ送ってアッピールしたろというのが柾の魂胆なのか、単に桜蔵をからかっただけなのかは不明だが、個人的には前者に賭けたい。

次はついでに読んだ第4章『骨箱』。

『骨箱』あらすじ。

 第3章にて謎の男の手により背中一面に蝶を転写されてしまった桜蔵だが、いまだに蝶を消すことが出来ないでいる。学期末となり秋の修学旅行費用を支払わなくてはならないので、桜蔵は背中の診察もかねて柾の診療所を訪れる。旅費を出すことを二つ返事で了承した柾が桜蔵に手渡したのは、現金ではなく〈骨箱〉という銘の徳利と手書き地図。柾は桜蔵に、〈骨箱〉を質屋〈八疋〉に売って金を工面しろと命じる。桜蔵は地図を頼りに〈八疋〉を探すが、たどり着いたのは「望月」と表札のある民家で……。

増田感想、というより反省

 この章に登場するチャラ男幽霊は桜生(さくらお)じゃないか。桜生かもしれないと思ってはいたが、かもしれないじゃなくて明らかに桜生だった。なんでそんな事も読み取れなかったの過去の私……。

 桜生とは、桜蔵の戸籍上の伯父であり、過去に柾と付き合っていた人でもある。『左近の桜』の続編『咲くや、この花 左近の桜』で初めて名前が登場する(その時は高校生時代容姿で桜蔵の目の前に現れる)。柾がちょっとひねくれた男を好んで愛人にしがちだということが他の章で書かれていたが、桜生もまたちょっと、いやかなり癖のある人物だ。後に、桜生に男を寝とられた〈女〉(生物学的には男性)が、桜生への報復として柾を寝とり返すというエピソードがあったりするくらい。

 桜生のもとへ桜蔵は柾から預かった「桜生の形見の品」を持って訪ねて行くことになったので、桜蔵は柾の差金で桜生と出会わされたと読んでもいいのだろうか。

 なんの為に桜生に会わなければならないのか? 単に修学旅行費を稼ぐためばかりじゃなくて、桜蔵の背中に転写された蝶を消してもらうためだろう。

 桜蔵が桜生のもとを訪ねたとき望月家の界隈では水神祭が催されていた。また、望月家の庭には水神井戸がある。『左近の桜』シリーズに登場する〈男〉と〈女〉が水神に関する何かだというのは『その花の名を知らず 左近の桜』で書かれていたので、水神祭の日に桜生が現れるのは偶々ではなさそう。

 ということに気づかず読み流していた私の読解力やばすぎ。もっと落ち着いて丁寧に本を読もう、と反省。これまでの人生で読んで来たその他の本も大いに誤読してたり理解してなかったりしそうだから、あとで再読してみようと思った。

 桜蔵は桜生と出会言葉を交わしてそれ以上のこともするが、桜生のほんとうの相手である柾は桜生を見ることも出来ないらしいというのが、切なくていい。

長野まゆみ偏愛耽美作品集』より『狐』(泉鏡花

概要

 浮気者若旦那とその新妻の両方を狐が美女美少年に化けてだます話。


増田感想

 泉鏡花文章って私にとっては古文範疇なのだが、古文というほどに現代語とかけ離れてはいないせいで現代語訳がないので、調べながら読むのが難しい。だからとても苦手。それで、『長野まゆみ偏愛耽美作品集』のページをめくる手は『狐』のとこで数週間止まっていたのだが、せっかく買ったものを積んでおくのもなんだから、頑張って読んださ。七ページしかなくてよかった。『海神別荘』みたいにくっそ長かったら辛かったから短くてよかった。

 ちなみに、『海神別荘』を辛い辛いおめきながら読んだのは、『シャングリラの鳥』(座裏屋蘭丸)のなかで語られるおとぎ話元ネタがそれだったから。あーなるほどと思った。

 『狐』に話を戻すけど、耽美からすごいというよりはオチ面白い話だった。




その他に『僕らの地球の歩き方』(ソライモネ)も読んだけど、これはあとで気が向いたら感想を書こう。Kindleプライム0円で読めるよ!

2022-03-17

[] そのにひゃくさんじゅうきゅう

イカーッス

 

暑さ寒さも彼岸までと昔の人は言いましたが、少しずつ暖かくなってきましたね。

まだ長袖は手放せませんが、あまり厚着をしすぎるとじっとりと汗が伝うこともあります

徐々に過ごしやすい天気にはなっていくのでしょう。天気だけならば。

さて、先日はまた大きな地震がありました。少なから犠牲者の方も出ており、関東でも結構世帯停電になったとニュースになっておりました。

相変わらずこの国は天災に悩まされる毎日であり、皆様も一層気を引き締めて過ごしておられることと存じます

毎日役にも立たない訳の分からない話をし続ける私にはそんな皆様方の一助となる能力もなく、当たり前のような話を雑に提示して自己満足に浸ることしかできません。

流石に緊張ばかりの世の中のクッション代わりになれたらいいな、なんてのは自惚れすぎですし、クッションにするにしては余計な砂利が混ざりすぎてる気がしまから

 

ということで本日は【休憩時間の確保よいか】でいきたいと思います

休憩時間の確保よいか!休憩時間の確保ヨシ!

 

それでは今日も一日、ご安全に!

2021-12-06

買う? 買わない?

若い頃は大好きだったデパート巡りも、90代になってからは、買う物や欲しい物もなくなり、とんとしなくなった。

ある日、よんどころない用事ができて、福岡天神デパートに1人で出かけた。久しぶりのデパートは華やかで、自分お上りさんに思える。早々に用事を済ませ、せっかく来たのだから目の保養にと店内を回っていたら、すてきな洋服が目についた。しばらく眺めていると店員に「試着してご覧になりませんか」と言われ、こんなチャンスはめったにないと、試着室に入った。

着替えて姿見に映った私は、ドレスアップのせいか少々美人に見える。私の心がささやいた。「思い切って買いなさいよ。少々高価だけど、今日まで50年前のブラウスや、もらったセーターなどを着ていたんだもの、奮発したら」

もう1人の私が今度はささやく。「買っても着る晴れの場所はあるの? 残念ながら彼岸が近いのよ。形見にしてもありがたがる子もいないし、宝の持ち腐れになるだけよ」。なるほどね。

結局どちらにしたのでしょう。ふふふふ。ご想像にお任せしましょう。

 

福岡筑紫野市

後藤 俊子

無職 98歳

朝日新聞 投書欄「ひととき

2021-10-20

z1h4784さんに限らずだけど、はてなブックマーク攻撃的な発言が目立つ人はかなりの割合非表示にしてる

https://anond.hatelabo.jp/20211020195631

意外だったわ。z1h4784ってもう彼岸越えちゃって話が通じないたぐいの人間だと思ってた。ちゃんと会話できる人だったのか。もう人間辞めちゃってたと思ったからとっくに非表示にしてたけどしばらく非表示はずすわ。

z1h4784さんは本人が自覚してるから言葉を重ねる必要はないだろうけど、はてなブックマーク攻撃的な発言を好む人他にもたくさんいる。この人たちは「言葉が伝わらないから激しい言葉を使ってるんだ」とか「これだけ言ってるのになんで私の言うことわからないんだ」って思ってるのかもしれないけどそもそも非表示にされてるってことを理解できてなくね?

はてなブックマークってあまりにも不愉快コメントが多い上に運営がなんにもしてくれないか自衛するのが当たり前。不愉快発言をしてる人間って黙って非表示になる。そういう発言をしてる人は、「わざわざ言葉を紡ぐ必要がないお仲間」か「アンチしかいない。そういう状況で言葉を紡いでも「普通の人」には一切言葉なんて届かない。そもそも見えてないんだからトーンポリシングだ―とかわめくのは好きにすればいいけど、普通の人は、いちいち言葉遣いを否定なんかせずにそっと非表示にするだけ。トーンポリシングだっていう言葉に反応してくれるのはアンチだけなんだから言っても無駄無駄無駄攻撃的な発言をしている限り、貴方たちの発言は「なんの意味もない」という現実と向き合うべきだよ。

2021-09-23

[] そのろくじゅうよん

カラダダケガマナツーッス               高橋玲子/September Blue ( September blue 身体けが真夏 恋人は離れてくのに )※歌詞確認しておりません

 

九月に入ってもう下旬になりますが、それでもまだ暑さは過ぎ去っていないようです

暑さ寒さも彼岸まで、という言葉もありますのでここから緩やかに寒くなっていくのかな、などと九月初頭に書いた発言を思い返してるところです。

ごめんね、暑い結構あったね。ごめんね。

 

ということで本日は【適切な服装いか】でいきたいと思います

適切な服装いか!適切な服装ヨシ!

 

それでは今日も一日、ご安全に!

2021-09-01

重要】新型コロナ感染拡大状況を鑑み、「第三回 秋の彼岸増田弁論大会」は中止になりました。

嘘です。

新型コロナは本当の理由ではありません。

本当の理由は、参加者が3人しかまらなかったことです。

「もうDiscordでいいじゃん」という増田発言が決め手になりました。

しかも3人ともDiscordに参加しませんでした。

増田はこの現実をとても苦々しく思っています

次回は反省を活かし精進して参ります

増田

2021-08-13

母の実家がS学会かも知れない

80になる母の実家は、母の兄が亡くなり独身の娘(私のいとこ)が一人暮らししている

実家は代々の浄土真宗で、春秋彼岸お盆には浄土真宗の寺から僧侶に来てもらい、仏壇にお勤めをしている

我が家から母の実家は車で10分ほどなので、僧侶が来る日は連絡があり、母と私が参拝している

3年くらい前に、部屋にかけられたカレンダーがS学会のものだと気づいた

そして、先日、お盆の参拝に行ったら家の壁に公明党ポスターが貼られていた

これっていとこがS学会に入信したのだろうか

別の部屋に学会仏壇があるのだろうか

個人信仰に口出しする気はないけど、代々の浄土真宗仏壇を捨てるとか、掃除などのお世話をしないようだったら我が家で引き取ろうかと考えている

2021-08-09

anond:20210809102315

伝統的な仏教系の家族は、盆と彼岸年末年始の3回帰省が自然なんよ。

彼岸を省略したとしても、盆と年末年始の年2回帰省。

ところが。コロナ2020年末の帰省ができなかった。

一方で五輪のお陰で長期連休、中二日休めば1週間超の10連休でお休みが取れる。

そこで一気に帰省欲が爆発した・・・のだと思う。

2021-08-04

お盆休みって実際どうなるんやろ

みんな活動するんかな

道はこんじゃうんかな

時期ずらして帰るって言っても

どうなるかわからないし

客が休む時期に合わせたほうが無難に休めるし

暑いけど帰るかな

お盆に帰るだけだけど

彼岸に渡っちゃったらどうしよう

ワクチン打ったか大丈夫かな

さすがに母親と2年も会ってないからな

ひとりでほっておいて

大丈夫じゃない歳だから

みんなどうするんかな

2021-06-18

善悪の彼岸

「善と悪の境界」という意味で「善悪の彼岸」という言葉を使っている人を見かけたが、ニーチェはそう言う意味で「善悪の彼岸」と言ったのではないし、「彼岸」はそう言う意味ではないから。

彼岸此岸は川の向こう岸・こちら側という意味で、川のこちら側では善悪が争ってるけどそんな下らない対立を超えた向こう岸に行かないといけない、ってのがニーチェ文脈だよ。

2021-03-17

今日が「彼岸の入り」って知ってた?

なんか春分の日/秋分の日中日にした前後3日間の初日なんだって

ちなみに最後の日を「彼岸明け」って言うんだって

俗に、中日先祖感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされている

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%BC%E5%B2%B8

2021-03-09

anond:20210309032103

それは視聴者である我々が認知していることであって、シンジ選択虚構象徴である綾波アスカ彼岸に送り、マリという現実世界に生きる存在に至ったのかなあ、と思った。

ラストシーンロケーションはなぜあの場所なのか意図が読めていないのだけど、反対側のホームで彼らは電車で去っていったというのはあからさまな彼岸此岸メタファーだよね。

2021-03-08

彼岸世界

彼岸世界に行ってしまう人が年間600名ほどいる。

彼岸世界に入った人は最初に畳の部屋に閉じ込められる。

畳の部屋にはNintendo64と64の全ソフトがあって、そこで4ヶ月過ごす。

畳の部屋で4ヶ月過ごすと見えない押し入れが見えるようになる。

厳密にいうと見えない訳ではなく、気がつくことができない。それがある瞬間認識できるようになる。

押し入れは公民館に繋がっていて、公民館に行くと自分と同じ6名の『蘇』のメンバーがいる。

それから公民館で2年半過ごす中で、『蘇』のメンバーは1人を除いて人格統合される。

統合人格孤立人格の2人になったタイミングで駅が出来る。

駅はすべての公民館に繋がっていて、基本的にはすべての彼岸世界人間交流できるようになる。

2021-03-06

いつか母上の身上話も可哀想に思えた人の間を縫う言の葉で或ると錯覚に突き落とされる迄赤子の揺り籠は委ねられ我々は決定権を巡るその壮絶に早漏する事屡々に春が上襲いかかる賢明彼岸まで僻むな等と誰彼彼の地を隠し伝書鳩の悶絶に比したる本気をもその偶有に時代と掛かりすれば尚更に心情果て縁んとし連名を載った友情論は何処へと旅湯灌とする共残念菜の葉信条迄は漏った永享の値干支時を違える

2021-02-22

必読書コピペマジレスしてみる・哲学

日本文学編→anond:20210222080124

追補編→anond:20210218080224

プラトン饗宴

おっさん飲み会真実愛について延々語るだけなので、哲学書の入門編にいいんじゃないかな。楽しそうにしてるおっさんはいいぞ。

アリストテレス詩学

どうしてフィクションで人は感動するかについて述べた本の走りで、後半は散逸しているんだけど、カタルシスについてはなるほどなあ、とは思った。作家になりたいんだったら普通にハリウッドの三幕構成の本を買ったほうがいいかもしれないが、この読書リストを読んでいる人は実用的な知識よりも読んでいて楽しいかどうかを求めている気もする。

アウグスティヌス告白

読もうと思ったまま長い時間が過ぎてしまった本で、まだ読めてない。アウグスティヌス若いころややりたい放題やっていた時期のことも書いてあるらしいので、宗教書として以外にも楽しめるんじゃないだろうか。

マキァベッリ『君主論

塩野七海エッセイですごく推していたから読んでみたけれども、普通に面白い。例えば、中途半端に生かしておくと復讐されるから、いっそとどめを刺しておけ、みたいなことが書いてあって、優しいと人から言われてしま自分には大いに刺激になった。ところで「孫子」もそうだが、戦争政治学について書かれた本はたいてい「そもそも戦争は大悪手で、戦争になる時点で何かやらかしてる」という趣旨言葉があり、全くその通りだと思う。

モア『ユートピア

未読なんだけど、結婚とはある種の契約なんだから、まず処女童貞がお互いに裸を見せ合ってからだ、みたいなディストピア的な描写もあるらしく、ディストピア文学好きの人は楽しめるんじゃないかな。あとは非モテ界隈の人とか。実際、完全な平等社会を目指そうとするとどっかしら歪みが出るもので、それについて考えるのにも使えそう。

デカルト方法序説

自然科学的な考え方、ロジカルシンキングマニュアル。長くないのですぐ読める。得るものがあるかどうかはわからないけど、逆に普段している論理的思考そもそも存在しない時代があったことは、実感しておくと歴史を学ぶ上で面白いかも。

カント純粋理性批判

平凡社の上巻を読んで挫折純粋な理性っていうけれども、ヒトの心にはデフォルト時間とか空間とかの枠組み、基本的概念が組み込まれているよね? 的な話をやたら細かく述べていく内容だったように記憶している。長いので三行でまとめたくなる。

この本に限らず、いくつかの哲学書は「この本さえあればあらゆる哲学的論争をおしまいにできる」「この本からあらゆる結論が導き出せる」的なスタンスで書かれたものが多い印象。

キルケゴール死に至る病

エヴァヲタなら読まなきゃという謎の義務から読んだ本。要は、どうすれば自分を信じることができるか、について語った本であったような気がする。自分は救われないだろうという絶望から、それでも神を信じるという境地に至るまでの道筋を延々と語ったようなものだった、はず。

自分特定信仰を持たないが、どうせ自分なんてと己を見捨てた境地から、まあ自分自分だよね、的な気分に至った経験がある人が読むと楽しめるだろう。

ニーチェ道徳の系譜

善悪の彼岸」と「ツァラトゥストラはかく語りき」なら読んだ覚えが。自分カトリック中高一貫校出身であったせいかキリスト教思想にある欠点を指摘したこの本を面白く読んだ。キリスト教になじみがなくても、たとえば来世があると考えることで現在を生きることがおろそかになるといった指摘は、興味深く読めるんじゃないだろうか。あとは、増田で定期的に出てくるルサンチマンがどうこうとかいう話が好きな人にもおすすめマッチョぶってるところはあるが。

フロイト快感原則彼岸

新潮文庫の「夢判断」「精神分析入門」「トーテムとタブー」「一神教起源」なら読んだ。フロイト自身はヒトの心を脳から探りたかったらしいのだけれど、当時はMRIやら何やらはまだないので対話式の治療法を導入したらしい。

彼の理論は今となってはツッコミどころがたくさんあるのだろうけれど、クラインだとかビオンかについて触れるなら頭に入れておきたいし、心理学特にパーソナリティ障害について読むなら知っておきたい。自分フロイトアドラーよりもユング派だが。

ラカンについては新書を読んだがさすがについて行けなかった。

ブルトンシュルレアリスム宣言

ラブストーリーの「ナジャ」だけ読んだ。謎めいた女のあるある的な話だ。

ウィトゲンシュタイン哲学探求』

論理哲学論考」だけなら読んだ。これもカントみたいに「俺が哲学のくだらない争い全部終わらせてやる」的な立場で書かれている。定理がずらずら並んでいるだけで、余計な表現がなく、簡素

ただ、言語限界について今の人が持っている感覚ってのは大体この時代の人が言っていたことだった気がするし、そういう意味では面白いんじゃないかな。この辺は数学ともかかわっていて、ペアノとかゲーデルとかヒルベルトとかその辺興味があったらいかがでしょう。

ちなみにウィトゲンシュタインポパーとの議論でキレて火かき棒を振り回したヤバいやつだというのは哲学界隈では有名らしい。

レヴィ=ストロース野生の思考

シン・ウルトラマン予告編でちらっと映っていたので読んだらいいかもしれない。

この本そのものは未読で「悲しき熱帯」ともう一冊なんか専門書を読んだことは覚えている。面白かったエピソードの一つは、ある民族身分入れ墨にするんだけど、入れ墨のない人間白人たち)を見て面食らう。要するに身分証明書を持ってないようなものから

定期的に異民族と共に暮らすドキュメンタリーが読みたくなる性分なのだが、それはたぶん、自分のやり方や考え方が絶対じゃないってことをよく教えてくれるからで、これも本を読む効用の一つだろう。趣味なので効用なんて本当はどうでもいいが。

サイードオリエンタリズム

面白い。僕自身スタンスとしては、日本人海外で誤解されていることを批判するんだったら、自分外国に対する偏見無知を減らそうと努力するのが筋だと思っていて、それの理論的な補強をしてくれた本。身近に外国人の多い環境ではないが、すぐに役に立たないからと言って読まないというのはなんか違うんじゃなかろうか。自分イスラーム世界インドについて、どれほどわかっているのだろう?

上田秋成『胆大小心録』

雨月物語しか読んだことがない。「雨月物語はいいぞ。

九鬼周造『「いき」の構造

どっからがいきでどっからが野暮なのか、直方体を使った図があった気がするが忘れた。

柳田國男『木綿以前の事』

遠野物語しか読んだことがないし、それも「マヨヒガ」のことしか覚えていない。

おまけ:いしいひさいち現代思想遭難者たち

自分現代思想に出てくる名前がわからなすぎて最初に読んだ本の一つ。四コマ漫画だがかなり本質をとらえており、いしいひさいち本業は何だったのかよくわからなくなる。素直に笑っておきましょう。勉強ってのは楽しみながらするもんだ。

おまけ2:ローラン・ビネ「言語の第七の機能

上のリストでは省略した20世紀哲学者が実名で登場するミステリなんだけど、フーコーサウナ美青年イチャイチャしたり、七十年代音楽を聞きながら薬をキメたりしているので、現代思想だのポストモダンだのをかじったことがあるならおすすめ。著者がやりたかったのは、たぶん上の世代の脱神話化というか、強すぎる影響の破壊なんだろうけれども、ここも素直に笑っておくのがいい。


以上。

2021-02-10

本好きなら高校生までに読破しておきたい古典100

哲学思想

プラトン饗宴

アリストテレス詩学

アウグスティヌス告白

レオナルド・ダ・ヴィンチレオナルド・ダ・ヴィンチの手記』

マキァベッリ『君主論

モア『ユートピア

デカルト方法序説

ホッブズリヴァイアサン

パスカルパンセ

スピノザエチカ

ルソー社会契約論』

カント純粋理性批判

ヘーゲル精神現象学

キルケゴール死に至る病

マルクス資本論

ニーチェ道徳の系譜

ウェーバープロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

ソシュール一般言語学講義

ヴァレリー精神危機

フロイト快感原則彼岸

シュミット政治神学

ブルトンシュルレアリスム宣言

ハイデッガー存在と時間

ガンジーガンジー自伝

ベンヤミン『複製技術時代における芸術作品

ポランニー『大転換 市場社会形成崩壊

アドルノホルクハイマー啓蒙の弁証法

アレント全体主義の起源

ウィトゲンシュタイン哲学探求』

レヴィ=ストロース野生の思考

マクルーハングーテンベルグ銀河系

フーコー言葉と物』

デリダ『グラマトロジーについて』

ドゥルーズガタリアンチオイディプス

ラカン精神分析の四つの基本概念

ウォーラーステイン近代世界システム

ケージジョン・ケージ

サイードオリエンタリズム

ベイトソン精神自然

アンダーソン『想像の共同体

本居宣長『玉勝間

上田秋成『胆大小心録』

内村鑑三『余は如何にして基督信徒となりし乎』

岡倉天心東洋理想

西田幾多郎西田幾多郎哲学論集Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ』

九鬼周造『「いき」の構造

和辻哲郎風土

柳田國男『木綿以前の事』

時枝誠記国語学原論

宇野弘蔵経済学方法論』

海外文学

ホメロスオデュッセイア

旧約聖書創世記

ソポクレスオイディプス王』

唐詩選』

ハイヤーム『ルバイヤート

ダンテ神曲

ラブレーガルガンテュアとパンタグリュエルの物語

シェイクスピアハムレット

セルバンテスドン・キホーテ

スウィフトガリヴァー旅行記

スターントリストラム・シャンディ』

サド悪徳の栄え

ゲーテファウスト

スタンダールパルムの僧院

ゴーゴリ外套

ポー盗まれた手紙

エミリー・ブロンテ嵐が丘

メルヴィル白鯨

フローベールボヴァリー夫人

キャロル不思議の国のアリス

ドストエフスキー悪霊

チェーホフ桜の園

チェスタトンブラウン神父童心

プルースト失われた時を求めて

カフカ審判

魯迅『阿Q正伝』

ジョイスユリシーズ

トーマス・マン魔の山

ザミャーミン『われら』

ムージル特性のない男』

セリーヌ『夜の果ての旅』

フォークナーアブサロム、アブサロム!

ゴンブローヴィッチ『フェルディドゥルケ』平

サルトル嘔吐

ジュネ『泥棒日記

ベケットゴドーを待ちながら

ロブ=グリエ嫉妬

デュラス『モデラートカンタービレ

レム『ソラリスの陽のもとに』

ガルシア=マルケス百年の孤独

ラシュディ『真夜中の子どもたち』

ブレイクブレイク詩集

ベルダーリンヘルダーリン詩集

ボードレール悪の華

ランボーランボー詩集

エリオット荒地

マヤコフスキーマヤコフスキー詩集

ツェランツェラン詩集

バフチンドストエフスキー詩学

ブランショ文学空間

日本文学

二葉亭四迷浮雲

森鴎外舞姫

樋口一葉にごりえ

泉鏡花高野聖

国木田独歩武蔵野

夏目漱石我輩は猫である

島崎藤村破戒

田山花袋蒲団

徳田秋声あらくれ

有島武郎或る女

志賀直哉小僧の神様

内田百閒『冥途・旅順入城式』

宮澤賢治銀河鉄道の夜

江戸川乱歩押絵と旅する男

横光利一機械

谷崎潤一郎春琴抄

夢野久作ドグラ・マグラ

中野重治村の家

川端康成雪国

折口信夫死者の書

太宰治斜陽

大岡昇平『俘虜記』

埴谷雄高死霊

三島由紀夫仮面の告白

武田泰淳ひかりごけ

深沢七郎楢山節考

安部公房砂の女

野坂昭如エロ事師たち

島尾敏雄死の棘

大西巨人神聖喜劇

大江健三郎万延元年のフットボール

古井由吉円陣を組む女たち』

後藤明生挟み撃ち

円地文子食卓のない家』

中上健次枯木灘

斎藤茂吉『赤光』

萩原朔太郎『月に吠える』

田村隆一田村隆一詩集

吉岡実吉岡実詩集

坪内逍遥小説神髄

北村透谷人生に相渉るとは何の謂ぞ』

福沢諭吉福翁自伝

正岡子規歌よみに与ふる書

石川啄木時代閉塞の現状』

小林秀雄『様々なる意匠

保田與重郎日本の橋』

坂口安吾堕落論

花田清輝復興期の精神

吉本隆明転向論』

江藤淳成熟喪失

2021-01-06

名探偵エオリアの続き

anond:20200909234839

これの続きです

大変ご無沙汰しております。長くなりそうなのでせめて本題にはさくっと入ります

【結果】

さて、夏の間、果たして夫は家で休憩していただけなのか。それとも第三者とのご休憩を行っていたのか。エアコンが暇に耐えかねて部屋を冷やしていたのか。

様々な可能性が取りざたされていましたが、結論から申し上げますと、行われたのはご休憩でした。(選ばれたのは綾鷹でしたのノリで言ってます

【発覚経緯】

あのとき頂いたブコメトラバの中で、カメラICレコーダーを勧めてくださる方が多く、私もそのつもりでした。

しかし、いざ購入するとなると、機種×設置場所を考えなければならないこともあり、すごく腰が重くなって、しばらくぐずぐずしていまいました…。

これもブコメトラバで指摘があったところなんですが、私はこういうとき、「どうすっかな」とは思いつつ、つい問題放置してしまう癖があって、もしかしたら、今から書く経緯が起こらなかったら、今も放置してたかもしれないです。

わかったのは、たまたま「遠隔ひと検知」と「エアコンの起動時間」が、私が社用で外出したタイミングで重なったからです。

前の記事追記に書きましたが、私の職場個人情報管理に大変厳しく、事務所内で勤務中私用スマホは出しておくことができません。

外出のタイミングスマホを触り、エオリアアプリを開いた瞬間、今家に誰かいることがわかったのです。

アプリを開いたのは癖みたいなものでした。日中、とりあえずスマホ触れる数少ないタイミングには開く、という習慣がついていたのですが、開いたタイミングと稼働時間が一致したのは、これがはじめてのことでした。

部屋をいい感じの温度にできる探偵が、部屋をいい感じの温度にしながら、「今ですよ雇い主さん」と私に告げている。雇った覚えはないにしろ、そういっている。

人生の岐路に立っているのかもしれないと感じました。

誰もいない、不審者がいる、夫だけがいる、夫と誰かがいる。

今私が立っているのは、本当に人生の岐路なのか、それとも家電故障なのか、確かめなければならない。

こんなチャンスは多分もうない、これを逃したら、私はまたずるずるとカメラを買うのを先延ばしにしてしまうだろう。

社用自体会社から徒歩5分のところで、20分もかからない用事だったのですが、会社電話をかけ、昼休みを前倒しでとらせてほしい、場合によっては早退させてほしいと連絡して、その足で自宅に戻りました。

会社から家は30分くらいです。

そして発覚しました。

本当ならここが、エアコンから一斉にさわやかな風が流れるべき場面で、一番知りたいと思われるところというのはわかっています

でも、ここからのくだりは私と夫以外の人間が出てくることなので、いつから不貞があったのか、相手が誰だったのか等もふくめ、フェイクを混ぜても委細を書くことはできませんし、心情的にもしたくありません。

ちなみに夫には、「悪いけど体験稀有すぎたのでフェイク交ぜて匿名日記に書いた」というのは言いました。もしかしたら読んでるかもしれません。

【発覚してから

「いつ家にいたのか全部しってる」ということは告げました。

そのときの夫の真っ白な顔は一生忘れない気がします。ソロエルアリーナで売ってる一番白いコピー用紙くらい白かった。目がめっちゃ痛くなるやつ。

夫には、なぜそんなことがわかるのか、カメラしかけてたのか、というような感じのことをきかれました。

ここで、そうだと答えてもよかったかもしれないけど、どうせ後でそんなものないとわかってしまことなので、やめておきました。

「そんなことしてないよ。本当になんでかわからないの?」 ときいたら、すっごく考えてからエアコン?」と。

そうだよ、彼(彼女)こそが名探偵エオリアなんだよ…!

そのときも、名探偵エオリアIoT機能絶賛起動中の証である青いランプを光らせながら、私たちを見下ろしていたのでした。(見下ろしてない)

【現状】

夫と今後どうするのか、不貞の後処理等々は、まだ絶賛折衝中です。同居しています

エオリアは元気で、温かい空気を出しています

やり直すのか、やり直さないのか、エアコンを持ち出すのか、持ち出さないのか。

遠くから結婚に伴って転居してきて、仕事もここで持っている私には、天秤にかけることや考えることがいっぱいあります

仕事を辞め、地元に戻るとしても、転職がこのコロナ禍でうまくいくのか…周囲にむかっていったいどんな顔してればいいのか…まだ悩んでいます

ここまで読まれた方いるのかわからないけど、もしいるならなんとなく察せられている通り、私は反射や勢いでことを決めてしまえるたちでもなく…。

なので、情けないことですが、真の意味での結末というのは書けそうにありません。

【所感】

結果報告はこれだけで、あとはすべて私の所感です。ここまでもそうでしたが、長いだけでおもしろくない、いわゆるサレ妻のお気持ちや、続きを書くことにした理由などです。

なぜ家電誤作動でなく家族を一番に疑うのかという趣旨コメント複数いただいていた覚えがありますが、それにこたえたいなと思ったので、この記事を書くことにしました。

それは夫がもともとこういうことに関して怪しいところがないとは決して言えないタイプの人だったからです。

でも、エアコンIoT機能で発覚するとは思わなかったから、そういう意味での驚きは、正直言って今も大きい。自分体験しておきながら、嘘なんじゃないかと思ってしまうような。

それからもう一つ、前回、誤作動可能性は低いと感じるという追記のあとも、なお誤作動を疑うコメントがたえなかったんですが、部屋をいい感じの温度にするのが得意な探偵めっちゃ正確に動いてくれていました。

うちの(雇った覚えのない)探偵を疑いやがって! という一心もあって書いてます

なによりリアル友達にこんなこと話せないから…。

ようやく落ち着いてきて、文章も書けるようになったし「綾鷹でした」とかつまんないこと言ってますが、ことが発覚したときにはさすがに、ハリウッドザコシショウが誇張した野々竜太郎くらい泣きわめきました。(ザコシの中であのネタが一番好きです)

怒りで耳がキーンとなって、一時的に聞こえづらくなってしまい、リアルにあの野々村ポーズ何回もしながら「はあっ!?」って言いまくった。

血小板が多いたちなので、こんなに怒ったら血栓できて詰まって死ぬかもと、途中から自分心配になるくらい怒っていました。

そして、義両親が入寂していてよかったと、人としてよくないことを、でも心から思いもしてしまった。

そういう自分が嫌だなと今も思っています

でもマジでマジで涅槃で待ってて。初対面でめちゃくちゃ文句うからそれまで待っててって思ったし、前哨戦として秋の彼岸には、墓前にご子息の不貞を報告してきました。

そしてなにより。

あのー、今のエアコンめっちゃすごくないですか。

IoT、なめちゃいけない。これがものインターネット新時代の到来ですよ。技術進化人生を変える。(まだ変わってないけど)

いやあ、本当にすごい…だって私、ただエアコンを買い替えただけなんですよ? それだけなんです。

スマホを落としただけなのに、っていうけど、スマホを落としたら人生が変わるのはわかる気がする、だってスマホって今、ほとんど自分分身から

でも、私は、白物家電を買い替えただけです。なのに夫の不貞が発覚した。これが新時代じゃなくてなんなのでしょう。風が吹けば桶屋が儲かるくらい因果関係がわからない。

私の小さい頃のクーラー、なんか茶色い箱だったんですけど、あれがどうやって、人間不貞を暴くまでになるの? 

それはまだよくわからないけど、これって、パナソニックブランドスローガン、A Better Life, A Better World そのままの出来事だと思っています

夫の不貞をしらないままの生活より、知った生活のほうが、知った今の世界のほうが、私にとってはい世界だったに違いない。

とてもつらいし、すごく腹が立った、今も立ってるけど、しらないよりはベターだった。

私には知らぬが仏という言葉欺瞞無意味な慰めに思えるし、馬鹿にしているようにも感じる。

ベスト不貞がないこと。ワースト不貞があるまま気づかないこと。だとしたら、不貞があり、それを知れたのは、まさにベターなことです。

これには松下幸之助も草葉の陰でうれし涙を流しているんじゃないですかね(何様)

そのうえで、なかなか決断できない自分を情けなく思いつつも、この先自分がどうするか、ゆっくり決める権利が私にはあるとも思っています

私はむかし、夫に「顔がどんぐりに似てる」ってどや顔で言われたことがあって(※俳優ではなく木の実のほうだそうです)、え、どんぐり、顔ないじゃないですか。つるつるじゃないですか。

どういうことなんだろうと思って、「離婚する。どんぐり離婚だ」と怒ったことがあったんですが、まさかIoT離婚っつーかエアコン離婚っつーかエオリア離婚っつーか…

まったく笑えないし、さんざん書いた通り離婚するかどうかはまだわかんないんですけど。

私がどうするのか身の振り方を決めないままに書いてしまったので、もやもやする幕切れになってしまいました。

夏の終わりから、冬も深まった今日まで、うちのかわいいエオリア探偵のことを忘れずにいてくれて、知人には決して白状できないこの話を読んでくださった方がもしいたとしたら、心から御礼申し上げます

最後に、私には忘れられない夫の言葉があるのです。

それは、「増田(私)の内面のかわいさは、俺にしかからない」というものです。

言われてうれしかったなあ、と、あんなことがあってから、折にふれて思い出すようになりました。

2020-12-23

anond:20201223082652

猶予期間いくらか与えて追い出すしかなかろうな。

本当に死んでもいいと思ってるのか、単に甘えてるだけなのかは

境界線を勢いよく滑ってみないと本人にも多分分からん

そのままツルっと彼岸に渡るかもしれんが。

まぁ、運のない奴はどうせ先がない。

冬山でも樹海でも高層ビルのテッペンでも好きなとこに行ってみろ。

2020-12-16

僕の夢は右中間へ飛ぶ

高校三年の夏、僕のバット空気を切り裂いて、放られたボールキャッチャーミットに吸い込まれた。

ストライクのちぎれるようなアンパイアの声とともに蝉の音が滲んだ。僕への代打は見送られた結果だ。

過去の蒼い色合いが地球成層圏に溶け込む。

はいロケットに乗っている。どこから話せばよいだろうか。

イーロン・マスクという男がいる。

スペースXというプロジェクトに取り組んでいたあの男だ。

彼は何度となくテスト飛行を繰り返して、スペースXプロジェクトにて火星への夢を見上げる訓練をしていた。

僕が右中間へのホームランを良くも悪くも夢見てきたようにだ。

そんな言い方は君たちを混乱させるだけかもしれないね

見えない草の匂い球場太鼓の音、きっと小さい粒になって眼差しを向ける彼女だった人。

イーロンのロケットが墜落した。

2020年12月のことだ。ロケットバットに当たるわけじゃない。空振りもない。

だけどもロケットは大きな成層圏拒否されておずおずと地球に舞い戻って消えてしまった。

イーロンはそれを大きな一歩と称賛した。

僕が土を持って帰った夏が今乗るロケットの窓に重なる。

地球の引力が僕を手放すまいと、体を座席へと吸い寄せてゆく。

甲子園、土はどこまでも黒く、絶望彼岸へと続いているように見えた。

僕の首は重たく、空を見あげることができなかった。

九回裏の逆転満塁ホームランの原因は僕の失投によるものだ。

フォーク判断した指先からの白い楕円は、吸い込まれるように拾われて運ばれてしまった。

イーロンならブラボー快哉を叫んでしまうだろう。

その後気落ちした僕は彼女の声も耳に入らず、疎遠になり別れてしまった。

全てが灰色になってゆく中でごく普通に就職した。コンビニ惣菜を買うようにだ。

痛みも和らぎ始めた頃、何かを始めようと笑顔で前を向く男を見た。

時代インターネット全盛期だった。僕らの味わった暗闇もスマートフォンで見ることができる。

しかし僕の興味は高校球児に注がれていなかった。

くたびれた僕の中で若芽が透き通る空に伸びてゆくように感じた。

JAXAに勢いで電話し、メールも打った。僕の人生がここから変わってゆくような気がした。

周囲の人間はお前の歳で宇宙を目指すのは自殺行為だとか、何も達成したことがないのだろうとか、成功するやつは若くして成功してる、イーロンだってそうだろう、とたしなめてきた。

全てが耳に入らなかった。僕はあのときの打球を思い描いていた。

敵チームの白球は右中間へと吸い込まれた。

やがてアメリカとのコネクションを持つに至った。

死ぬ気で運動し、マラソン選手並みの肺活量を得た。

こんなに努力できたんだと思い、自信がついてくる。

筋力トレーニング緊急時対応、他の応募生との戦い。

気づけばイーロンに肩を抱きしめられていた。ロケットの前でだ!

信じられるかい。君たちは。こんなに世界の空は蒼いんだ。

この窓の外に見える小さな蜘蛛の渦や大きなアフリカ大陸や、僕の青春が詰まった島国や、全てが蒼いんだ。

ロケットの噴砂音が聞こえなくなった。管制塔の通信が耳元に響いてくる。

「君たちは偉大な旅を始めたんだ。そのホームランボールでね」

管制から拍手と歓声が聞こえる。そして緊張した声で彼らの仕事が再開される。

地球ホームランバッターたち、見ているかい?

僕の夢は宇宙間を飛んだんだ。

宇宙間を、飛んだんだ。




2020-10-01

暑さ寒さも彼岸まで

死ね温度も感じないってことや

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