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はてなキーワード: 脳出血とは

2016-01-07

http://anond.hatelabo.jp/20160107121745

関係仕事をしている人だけど、

効いてるか効いてないかの判断って「薬飲んだから効いたと思いこんでる」ケースもあるから自分判断するのは難しいし、

何よりリスクを小さく見積もり過ぎだと思うで。


医者に行くメリットは、保険で安く薬が手に入るだけじゃなくて、

処方された薬で重大な副作用が発生した際に、国の補償を受ける権利が得られるってこともあるんよ。

http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai_camp/index.html


病院で処方されてる通りに飲んで副作用が出てしまったら、入院した際の治療費

身体に障害が残ってしまった場合障害給付を国が補償してくれるけど、

個人輸入だと完全に自己責任から誰も何もしてくれない。


頭に作用する薬の中には体質によって重大な肝障害脳出血みたいなシャレにならない副作用が報告されている物もあるし、

自分がその副作用が出てしまう体質なのかは飲んでみるまで誰にもわからない。

薬の効果の出方は人種間でも差があって、日本承認されてないって事は日本人用の安全性データを取ってないってことでもあるし。

それでも良いなら自分には止める権利義務もないけれど、

薬の個人輸入自分の身体を賭け金にしたギャンブルだと思った方がよい。

2014-12-19

STAP論文不正はどのように暴かれて行ったか

2月5日〜14日の間に色々な疑念が噴出していますキーとなったのはPubPeerと2chスレのようです。

1月28日
小保方氏と笹井氏によるSTAP細胞研究発表の記者会見が行われる。 http://www.riken.jp/~/media/riken/pr/topics/2014/20140702_1/140702_1_1_jp.pdf
1月29日
STAP論文を発表。2chニュース速報+スレが立つ。大方好意的コメントhttp://uni.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1390999697/

1月29日Google 検索結果

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A1%2F29%2F2014%2Ccd_max%3A1%2F29%2F2014&tbm=

2月5日
海外論文査読サイトPubPeerで画像不正が指摘される。 https://pubpeer.com/publications/8B755710BADFE6FB0A848A44B70F7D#fb6119 共著者の大和氏が脳出血で倒れる。
2月9日
2chの「捏造不正論文 総合スレネオ 12」の592がPubPeerについてレスをする。この時はまだ決定的な不正とは見なされていない。 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/life/1390498705/592-615
2月12日
2chの「STAP細胞の懐疑点」で画像不正が指摘される。 http://uni.2ch.net/test/read.cgi/life/1391930940/69-92
2月13日
論文疑義があるとの職員からの連絡を受け、指摘理研が「研究論文疑義に関する調査委員会」を設置。2chニュース速報スレが立つ。 http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/news/1392271386/ いくつかのまとめブログが立ち上がる。 http://stapcells.blogspot.jp/2014/02/blog-post_2064.html http://blog.goo.ne.jp/lemon-stoism/e/5165039ad32d79f78cc947717358e015

2月13日Google 検索結果

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A2%2F13%2F2014%2Ccd_max%3A2%2F13%2F2014&tbm=

2月14日
クマムシ博士ブログ論文画像データの不自然さを指摘。Livedoorニューストップになる。 http://horikawad.hatenadiary.com/entry/2014/02/14/090121 (元データ削除済み) 小保方氏は政府阿部首相意向で招待されていた総合科学技術会議を欠席。
3月10日
論文の共同著者である若山氏が論文撤回を呼びかけ。
3月13日
研究論文疑義に関する調査委員会」がデータの取扱が不適切な部分はあるが不正には当たらないとする中間報告を発表。
3月28日
早稲田大学が小保方氏の「博士論文についての調査委員会」を立ち上げ。
3月31日
研究論文疑義に関する調査委員会」が論文不正認定
4月1日
理研論文不正認定を発表。論文の取下げの勧告を含めた措置を明言。論文で報告されていないプロトコルを含めた「STAP現象検証」を開始。
4月4日
理研が「研究不正再発防止改革推進本部」を設置。
4月7日
小保方氏が入院
4月8日
小保方氏が弁護士を通じて論文撤回の不服申し立てを行う。
4月9日
小保方氏が記者会見を行う。「STAP細胞はあります」「200回以上作成成功していますhttp://www.huffingtonpost.jp/2014/04/09/stap-exists-obokata-said_n_5115861.html

4月9日Google 検索結果

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A4%2F9%2F2014%2Ccd_max%3A4%2F9%2F2014&tbm=

4月13日
Yahooニュース投票で行われた小保方氏の記者会見に大しての投票で「納得できなかった」が50%を超える。http://polls.dailynews.yahoo.co.jp/domestic/11241/result
4月16日
笹井氏が記者会見を行い「STAP"現象"」「生データノートを見る機会なかった」等の発言を行う。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140417-00000004-wordleaf-sctch&p=2
4月21日
大和氏がtwitterデータを削除
5月7日
研究論文疑義に関する調査委員会」が小保方氏の申し立てによる再調査依頼を実施しない方針を決める。
5月27日
小保方氏が郵送で完成版の博士論文を「博士論文についての調査委員会」へ提出。
5月28日
小保方氏らがレター論文撤回同意
6月3日
小保方氏らがアーティクル論文撤回同意
6月16日
研究室から発見された「ES」と書かれたラベルを張った容器に含まれ細胞遺伝子の特徴がSTAP細胞のものと一致。また若山氏が記者会見で「小保方さんだけは研究室にいなかったために、実験ノートを見る習慣がなかった。」「割烹着は見たことがない。」等の発現を行う。 http://news.livedoor.com/article/detail/8944520/

6月16日Google 検索結果

- STAP細胞証拠なし 共著者の若山教授日本経済新聞

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A6%2F16%2F2014%2Ccd_max%3A6%2F16%2F2014&tbm=

6月26日
小保方氏がメール博士論文デジタルデータを「博士論文についての調査委員会」へ提出。
7月1日
「STAP現象検証計画」への小保方氏が参画。期限は同年11月まで。
7月2日
ネイチャー誌に発表した2本の論文撤回される。
7月17日
早稲田大学の「博士論文についての調査委員会」は「博士学位を授与されるべき人物に値しない」と断定したが、学位の取り消しには該当しないとの結論を出す
7月23日
NHKの過剰な取材により小保方氏が負傷。
8月4日
理研不正論文共著者の処分について言及
8月5日
論文の共同著者である笹井氏が自殺

8月5日Google 検索結果

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A8%2F5%2F2014%2Ccd_max%3A8%2F5%2F2014&tbm=

8月11日
責任著者のバカンティ氏が所属する病院麻酔科長を退任し、1年の長期休職に入る。
9月1日
理研が「STAP現象検証」の中間発表として、出現が認められないとの発表を行う。
9月3日
理研研究論文疑義に関して外部有識者のみにより構成される調査委員会による本調査を開始。
10月7日
早稲田大学により小保方晴子博士号取消が決定。ただし1年程度の猶予期間あり。
11月31日
小保方氏によるの「STAP現象検証」が終了。
12月15日
小保方氏が12/21付けの退職願理研に提出、受理される。
12月18日
小保方氏による「STAP現象検証」失敗との報道
12月19日
理研記者会見を行い「STAP現象検証」において行った48回の実験全ての失敗が発表され、3月まで行われる予定だった小保方氏以外の検証実験も打ち切られる事となった http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141219-00000517-san-soci

12月19日Google 検索結果

https://www.google.co.jp/search?q=stap%E7%B4%B0%E8%83%9E&biw=1252&bih=662&source=lnt&tbs=cdr%3A1%2Ccd_min%3A8%2F19%2F2014%2Ccd_max%3A12%2F19%2F2014&tbm=


最後感想。私は今回の事件シェーン事件ES細胞論文不正事件といくつかの点で共通点があると感じました。


なお、理研による公式の発表はこちらにまとめられています

http://www.riken.jp/pr/topics/2014/20140327_1/

2014-03-13

父が倒れた。意外に平気

レビー小体型認知症パーキンソン病な父が倒れた。

アミロイド血管障?らしい。ま、体よく言えば脳出血

母が発見して一応一命をとりとめた。

当然の事ながら動揺したけど、でも、それ以上に平気で落ち着いている。病院にいてくれる方がずいぶん楽だ。

排泄物投げつけられることもないし、ナイフもって死ねっえ叫び声あげられることもないし、徘徊して警察もくることはない。介護歴7年もたつとあんまり脳出血は辛くない。20代の大部分を父に捧げて来たんだから、少し休ませてよ。夜寝かせてよ。

そんな事をリアル友達に言ったら人非人のような目で見られる。そうだよね、、、

で、昨日ストレスと過労が一気に解放されたら、ノロになったのろわれてるな。

労働基準監督署仕事しろ

調理人に残業100時間超させた疑い ホテル書類送検朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/ASG3D5R27G3DPTIL01N.html

ホテル阪神大阪市福島区)内の飲食店男性調理人(54)に違法な長時間残業をさせたとして、西野労働基準監督署は12日、運営会社阪急阪神ホテルズ(同市北区)とホテル総支配人(56)を労働基準法違反容疑で大阪地検書類送検し、発表した。

同署によると、男性は昨年8月上旬に勤務中に倒れて病院搬送され、翌日脳出血で死亡した。送検容疑は、昨年7月、男性に労使間協定で定めた月最大60時間を超える残業をさせたというもの残業は101時間に及んだ。

総支配人は「忙しく、人手が足りなかった」などと説明したという。この飲食店では、ほかに2人が100時間超、1人が90時間超の残業を昨年7月にしていたことが判明、同署が労働実態を調べている。

阪急阪神ホテルズは「事実を確認中で、コメントできない」としている。

労基法違反経営者がしょっぴかれる基準ってなんなんですかね。

この事件みたいにしっかり労基が働けば、日本からブラック企業なんて一瞬でなくなると思うんですが。

2014-02-18

http://anond.hatelabo.jp/20140218051613

じゃあ宗教依存しない自立した人間とは何なのかっていうと叔母が脳出血で倒れても眉一つ動かさなサイコパスだったりするんだけど、私はそんな感じ。

2013-08-14

帰省している人は親の様子に変化が無いか確認するといい

20代後半の増田です。

お盆帰省中の人が多いと思うので、ついでにご両親の様子をチェックしたらいいんじゃないかと思って書きました。

なんで親の様子を?

唐突なのですが、脳出血脳梗塞の可能性チェックです。

親が50代後半以上なら、注意深くみておいて損は無いかと。

なんか親の様子がいつもと違うな、と思ったら用心です。

どんなところを見るの?

・部屋が掃除されてない(普段綺麗好きな人なら尚更怪しい)

・怒りっぽい

・言動が矛盾する

・忘れっぽい

無気力

曖昧で申し訳ない。でもいつもとなんか違う!と思ったらほんと要注意です。

もしこの症状を見つけたら?

病院健康診断を受けさせにいってください。

もし嫌がったりしたら、費用も出してあげて、無理矢理にでも連れて行ってください。

でも健康に見えるよ?

うちの親は、お盆自分が帰って、なんかいつもと様子が変だな、と思った一カ月後に脳出血、半身麻痺になりました。

半年かかってようやく会話ができるようになりましたが、手術費用とかその後の介護問題とかで家族は疲弊します。自分家族介護を任せ、お金で援助することにしましたが、それでも正直きついです。

(できるだけ介護士さんに任せ、家族負担を減らすようにしている)

いずれは親の介護に直面すること、そうなる可能性があるのだということを心に留めておくと、いざという時、多少はダメージが少なくなるかもしれません。

自分は親が倒れたと聞いたとき、ショックで数日声が出なくなりました。

自分のようにつらい思いをする人が1人でも減ったらと思って書きました。みなさんの親がいつまでも健康でいられますように。

2013-04-22

http://anond.hatelabo.jp/20130422162049

怖い怖い怖い

病院行ってくれ

脳出血の可能性がある

取り越し苦労なら笑い話だからいか病院行け

誰かに付き添ってもらえ

無理そうなら救急車呼んでもいいよ

2012-10-30

二次元コンテンツのせいで生身の女性に興味を持てなくなる」ってある程度は本当だと思う

思春期(やそれ以前)に、より身近かつ強い性的刺激をもたらすのが二次元コンテンツ場合

脳がそっちに最適化されるって言うのは実際あるんじゃないだろうか。

自分がそうだからわかる。



具体的に言うと、目の前に裸の女体があっても上手く興奮できない。

上手く出来ないまま繰り返すことで少しずつマシになっていくのが実感できた。

脳出血からリハビリ機能を回復していく感じが少し理解できた。


脳に三次元に対する性欲のシナプスが出来上がるまで、結局半年を要した。

2011-07-25

潜在的ナチス支持者のはてな民のみなさま、こんにちは

どうもこんにちは。重度知的障害者兄貴です(7/27「まとめ」に一部追記。「自分の苦労を他人に押しつけるな」という「書いていないことを読み取る」コメントにくたびれたので。別に自分理不尽なほどの苦労をしたとは思ってない)。この記事とブクマみて血圧上がってます

出生前診断で異常発見中絶、10年間に倍増 : 科学 : YOMIURI ONLINE読売新聞

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110722-OYT1T00585.htm

http://b.hatena.ne.jp/entry/www.yomiuri.co.jp/science/news/20110722-OYT1T00585.htm

いやあ、日本って民度いねえ。ヒットラーもびっくりですよ。

まずこれ読もうね。

T4作戦(テーフィアさくせん、独: Aktion T4、英: T4 Euthanasia Program)は、ナチスドイツにおいて優生学思想に基づき1939年10月から1941年8月にかけて行われた安楽死政策を指す。名称は本部の所在地ベルリンのティーアガルテン通4番地 (Tiergartenstraße 4) に基づき第2次世界大戦後に付けられた名称である一次資料には E-Aktion(エーアクツィオーン、E作戦), もしくは Eu-Aktion の名称が残されている。この政策により、20万人以上が犠牲になったと見積もられている(ニュルンベルク裁判検察側による見積もり)。(略)

この政策の目的は、ドイツ国民の「遺伝的な純粋性」を守るためのものであり、また身体障害者精神障害者組織的に根絶するというものであった。障害のある子供たちは、普通病院と違う特別な病院に入れられた。障害を持つ成人に関しては、すでに 「Gesetz zur Verhütung erbkranken Nachwuchses」の結果として強制的不妊手術の対象となっていたが、この政策の対象にも含まれた。

T4作戦 - Wikipedia

読んだら次にいってみよう。君らが1930年代ドイツにいたとして、自分が「ナチス投票した4割」と「投票しなかった6割」のどちらだったか、よく自問自答しながら下を読んでくれ。

出生前診断中絶って違法なんですけど?

まず、こういうことが罷り通るってこと自体、日本法治国家としてダメダメってことなんだけどね。これを読もう。

第十四条  都道府県の区域を単位として設立された公益社団法人たる医師会の指定する医師(以下「指定医師」という。)は、次の各号の一に該当する者に対して、本人及び配偶者同意を得て、人工妊娠中絶を行うことができる。

一  妊娠継続又は分娩が身体的又は経済的理由により母体健康を著しく害するおそれのあるもの

二  暴行若しくは脅迫によつて又は抵抗若しくは拒絶することができない間に姦淫されて妊娠したもの

2  前項の同意は、配偶者が知れないとき若しくはその意思を表示することができないとき又は妊娠後に配偶者がなくなつたときには本人の同意だけで足りる。

母体保護法

子供に障害があるからって中絶できるなんて書いてないよね?母体危険がある場合か、貧乏で育てられないかレイプ被害の場合のみだよ。日本中絶は無原則に自由とか思ってるの、それ完全に間違い。つまりDQNカップルとかが避妊もしないでできちゃった子供中絶するのって違法ですからね。堕胎ですから一年以下の懲役ですから。覚えとけよ。

中絶する親は被害者なんかじゃない。法律的には間違いなく加害者

そして倫理的にもそうだよ。胎児はいえ命は命。まさにレイプとか母体危険とか経済的理由とか、そういう「緊急避難」的なものでなければ圧殺していいはずがない。違うか?良心の呵責ぐらい持てよというのはおかしなことか?こういう連中を「被害者」呼ばわりできるとか、どんだけ世の中なめてるの?

「健常者」の自分は一生「健常者」だと思ってるの?

で、ここまでは割とどうでもいい。イントロここからが本題

皆さん好き勝手に、「障害者を育てるなんて無理」とか色々言ってくれるけど、言われた方がどう思うかわかってるの?中絶する両親には同情しても、中絶される障害胎児には同情しないんだね。ふーん。

もっと馬鹿げてるのが、先天的に障害がなければ障害とは無縁だとか思ってること。あのね、人間はいつでも障害者になります事故とか病気とかね。統合失調症とか一番わかりやすいと思うけど。そうなったら「育てるの無理」とか「生きていけない」とか下らん御託言ってられなくなるよ。とにかく育てなきゃいけない、生きなきゃいけない。そこに現実があるからにはね。やってもみもせずに「できない」とか、何を甘っちょろいこと言ってるのかね?

うちの例でいうと、弟は生後僅かな間は「健常児」だったよ。ところが詳細は省くが医療ミス脳出血起こして、それでその後遺症知的能力のほか色々障害を負った。そんじょそこらの先天性の軽度障害者なんかよりよっぽど重いのをね。そういうことが起こりうるってわかってるのかな?出生前診断中絶で問題を「なかったこと」にできるとか思ってる君ら、本当におめでたいよね。それとも我が家みたいなのは弟を間引けるようにすればよいとでも思ってるのかな?すごいね、まさにT4作戦だよ。ハイルヒットラー!君も将来歳を取って認知症になったときアウシュヴィッツで「人道的」な「安楽死」を迎えることができると思うよ。

ちなみに、メガネコンタクト族の皆さん、君らの多くは近代以前だったら生存能力のない「視覚障害者」だからね。そこ覚えておくように。社会制度技術で少なからず「障害」は「障害」でなくすることができるんだよ。育てられないとか生きていけないとか、そういうことやって見てから言ってるのかね?

障害者は生まれながらに不幸だって

で、ブクマに書いてあるので多いのは「障害者は生きていても不幸だ」みたいな話。すごいね。まさに「生きるに値しない命」だよね。ハイルヒットラー

ヘレン・ケラーから乙武洋匡にいたるまで、いろんな人がそんなの迷信だ、とどれだけ説いてもわからない人はわからないんだね。確かに障害者は生きて行くに「不利」があるよ。でもそれは絶望的なものってわけじゃない。

それこそ上に書いたみたいな目の話をするならさ、メガネ族・コンタクト族は既にパイロット宇宙飛行士になる夢は絶たれている。矯正可能な近視・遠視・乱視だって立派な「身体障害」であることの証明だね。しかし、あなたそれで人生絶望する?しないよね。程度の差はあれ障害者人生って同じことだよ。そしてその「不利」の程度を弱めていくのは「健常者」のつとめだよ。あなた自身やあなたの親兄弟子供がいつ障害者になるかわかったもんじゃないんだから、それは保険と同じようなものだ。それを問題視するならT4作戦発動するしかいねハイルヒットラー

障害者を育てることなんてできないって?

あと、ブクマに目立ったのが「この日本の国で障害者を育てる事なんてできましぇ~ん」みたいなの。ふざけるな

謝れ。日本全国の障害者の親に謝れ。さっさと謝れ。

みんな育ててるんだよ。多かれ少なかれ苦労してな。別に同情なんていらん。だがな、その「苦労」の中身にはお前らみたいな連中の無理解と偏見が少なからぬ比率で混じってることぐらい覚えておけよ。

でな、「日本の国」の制度が悪いのは(7/27追記:本当にそこまで悪いとは思わないが、まあ完璧ではないので一応「悪い」として)誰のせいか知ってるか?お前らのせいなんだよ。曲がりなりにもこの国は民主主義国家だ。主権者は国民だ。この国の制度国民が作るんだよ。それをやってこなかったツケが回ってきてるんだよ。

ただし勿論、当事者でなければわからないことは色々ある。例えば世の中のエスカレーターは大抵は「上り」ばっかりだが、足の悪い人にとっては「下り」こそが重要だというのは自分がケガしたり身内に足腰弱った老人がいないことにはわからんだろう。逆に言えば、当事者が声を上げるというのは民主主義国家における国民権利であり、義務でさえある。そういうことを石頭のお役人やら政治家やらに硬軟とりまぜて教え込んでいくことで、障害者が生きやすい環境というのは少しずつ整備されていくんだよ。

何?この国は民主主義でもなんでもないって?そうだね、すべてはアカユダヤ陰謀なんだ。ハイルヒットラー

まとめ

長々書いたが、俺の言いたいことは要するにこういうことだ。

この辺のことをよく考えた上で、諸君がナチス的な思想をさっさと卒業してくれることを祈るばかりだ。

追記

はてなの連中は普段リベラルぶってるくせに障害者問題になると本当に差別的でカスだと思ってきたが、本当になんとカスの多い事よ。

なんでそこまで先天性の障害が特別だと思ってるんだ?お前の子供病気事故に遭わないとなんでわかる?「健常者」であっても犯罪者引きこもりニートにならないとなんでわかる?その覚悟なしに子供を生み育てようとか思ってるわけ?それ、ほとんど確率の問題だぞ。

大抵の障害児はそんなケースに比べりゃずっと楽だぞ。障害児なんて育てられないというんだったら、病気事故に遭った子供、あるいはDQNニートが親の子供も育てられないか育児放棄して殺してもいいって話になる。お前らが言ってるのは要するにそういうことだ。なんでその程度の想像力もないの?

要するにお前らの「育てられない」なんてのは「ボクちゃん、こわいの、できないの~」って子供ダダをこねてるのと同レベルなんだよ。子供先天的な障害がなくたって四苦八苦。親になるってことはそれだけ大変なことなんだよ。その覚悟を持て。

以下、目立ったブコメに返信(7/27追記 以下、ブクマの傾向を見て適宜加筆・修正・削除する)

md2tak 障害というか知障ね。理性なき者は社会合意できないか社会倫理に委ねられる。「俺ができるんだからお前もできる」はマッチョ意見。少なくとも社会保障の議論を。コストの話になると経済的理由が適用できちゃう 2011/07/25

「知障」とか差別用語使いやがってカスが。だいたい読売の元記事は知的障害に限った話じゃないだろう。

ああ?何がマッチョだぁ?ふざけるな。うちの場合みたいに後天的に障害を負うことだってあるんだよ。そんなとき「ボクちゃん、こわいの、できないの~」って言ったらどうなるんだ。育児放棄児童虐待殺人だ。違うか!違うなら言ってみろコラ。社会保障なんて曲がりなりにも日本にはあるわいボケ。調べもせんとなにを贅沢ぬかしとんじゃカス障害者の親が全員金持ちだとでも思ってるのか。障害児を養うと明日の飯に困るような貧窮なんてないわ。

sankaseki だからと言って、本人に「障害を持ち人生を歩む」と 親に「障害を持つ子供の親」という重責の強制はできないと思うがな。ややもすると「自分がやっているから他人もやれ」という押し付けに見える

じゃあ、うちみたいな後天的障害の場合はどうするの?「押しつけ」だとか能書き垂れて育児放棄とかできるわけ?だいたい「親」であること自体が超絶的な重責なんだよ。障害があるかないかなんてそれに比べたら微々たる差でしかないだろうが。つーかうちの親をはじめ障害者の親なんて別に「重責」に耐えた偉人なんかじゃないぞ。その辺のオッサンオバサンだよ。その辺のオッサンオバサンができることをやれというのが過重な重責なんかだとは思えない。

send (略)無理に育てようとして家庭一つ壊れるより中絶の方が良心的だと思う

自分子供を殺してまで守る家庭なんて守る価値なんかないわ。しかも「良心的」とかどこまでカスなんだお前は。それは「ポア」の思想だよ。

p__o__n 私は障害者になりたくないし、子供障害者として生まれて欲しくないし、可能な限り障害が治れば良いと思う。これを優性思想だと言われればそれはしょうがないです2011/07/25

いや、それはそういうもんでしょう。社会を生きて行くに不利があるからこそ「障害」なわけで。矯正可能な近視がもはや障害とは呼べないのと同様に、「障害」は克服できるもんだし、そうすべきなんだという話ですよ。

zedosho あるいは、間引きの考え方はナチスに限らず、人類の中で脈々と受け継がれてきたものだし。(略)

虐殺の考え方も人類の中で脈々と受け継がれてきたものだね。これはもっと受け継ぐべきだね。ハイルヒットラー

egpehcbd 西原の夫が「もし障害児だったら?沢山産めばいい、そうすれば弟妹が助けてくれる」と語ったというハナシがあったと思うが、あれはたいしたものだなと思った。

いえ、それは結構微妙です。障害児の兄弟にもそれぞれの人生があるわけで、親から「助けてくれる」ことを期待されると非常に辛いです。元々子供なんて親に全面的に「助けてもらう」存在なわけで、自分のことで精一杯なわけですから

私の場合は余りそういうことはなかったですが、それでも無意識のうちに「親に負担を掛けないように」と過剰に空気を読む癖がついたりで色々苦労がなかったわけでもありません。これに親の過剰期待が加わっていたらと思うとぞっとします。

とにかく、特定の子供に他の子供奉仕させるというような考え方はよくないです。これは障害の有無に限ったことではありませんが。

tikani_nemuru_M 個人レベル優生思想と共同体レベル優生思想は異なる。また、経済的理由による中絶が認められていることで、現実には「どんな理由で中絶してもいいよ」といっているのと同じ。 2011/07/25

そんなわけがない。例えばビル・ゲイツが「経済的理由」を持ち出せば当然しばき倒されるべきだろう。また、個人レベルであろうとそれが共同体内で容認されるなら同じこと。胎児どうこうでその意味がわからないのなら「寝たきり老人を介護なんてとても無理だから姥捨て山に放り込んでもよい」という法律ができたとしたらどうなるか考えてみればよい。それをナチス的と呼ばないとすればそいつの頭の構造こそがナチス的だろう。

fatpapa (略)障害児産まれて逃げる男親が多いのも現実2011/07/26

産む前からそんなに信頼できないことがわかっている男の子供なんて最初から産もうと思うなというだけの話だし、母親だけに責任を押しつけているわけでもないし。

tswi (略)生命倫理について何ら学問していた形跡が見えず、反射的に自分が正しいと思うことを書きなぐっているだけという印象。 2011/07/26

そんな「学問」様を語ってるつもりはないんでね。こちらは当事者としての率直な実感を述べている。それを蹂躙する「学問」様ならば、実験事実を無視する「科学」と同様無価値だろうよ。

mujin これは完全に同意イヌときは「病気になって育てられないならイヌを飼う資格はない」って言われて、なんで人間ときは「育てきれないなら仕方ない」「生まないほうが子どものため」になるのか。森岡正博を読め。 2011/07/2

愕然としました。確かに、犬や猫の話なら普通にわかってもらえますね。要するにみんなそこまで子供が嫌いなんですね…。

annoncita うちは中間所得層のちょっと下だと思うけど、日本では結構やっていけるものですよ?重度障害児がいても。(略)

くその通りですね。日本で「障害児を抱えてやっていけない」なんてのは大嘘。

junmk2 この問題については障害者側の人よりも、本当の本当のそもそも論を考える側の人の方が、社会的に不利で意見を表明できない。(略)

じゃあその「そもそも論」というやつを述べてみろよ。この件で「障害者差別するな」以上に「そもそも」なことがあるものか。あるわけがない。

FAEB 少ないコストで避けられるリスクを避けるのがそんなに批判されることか?

まり、生きるためにコストを払うのではなく、コストを払えなければ死ねということですね。ハイルヒットラー

border-dweller (略)”普通の人”ができることをできない人もいる訳だし(略)

自分が親として「普通の人」以下だと思うなら子供を持たなきゃいいんです。でなきゃ「普通の人」並に慣れるように努力しなさい。障害云々と関係なく当たり前でしょそんなの。

yoko-hirom 増田自分の記事をご両親に読んでもらって意見を聞いてみては?/増田幸せそうに見えないし,出産前に挫ける人がいても仕方ない/健康面の問題で心中自殺を選ぶ人もいる。増田はそれらの人を非難するか? 2011/07/26

それ以前に出生前診断の話なんてガキの頃から家庭内で頻出の話で、「論外」という共通認識。そんな話ができないような家庭環境どころか、親の方が俺を教育しようと熱心だったよ。それから俺は十分すぎるほど幸せだ。まあ、こんな断片的な文章から俺の人生の幸不幸を推し量れると思い上がったあんたが俺の増田記事(障害ネタはこの一件だけ)にことごとくアホなコメントしてくれるのは全然想定外でも何でもないが。そして自殺自分が死ぬだけだが他人を巻き込む心中は非難されて当然。

Crone 増田の怒りも分かる。でもただでさえ不安定な中、自分のせいかもと苦悩する妊婦さんへの共感なしには届かない。(略)

自分のせい」とかいまどき思う人がいるとしたら勉強が足りないの一言でしょう。

orihakat-71 (略)障害児を回避しようとする親心への洞察力が無さすぎで途方に暮れる。。

「障害児を回避」というそ目的が「生存圏の確保」並に間違っているという洞察が君こそ足りてないよ。

2010-07-18

ベテラン看護師に問われても、わからない命のこと。

植物状態の人と、今日も会う。

仕事で。

ナースでぇーす☆命救ってまぁーす☆

って昨日の合コンで言って、「実演!」なんつって脈を測るふりして手を握ったりして、

すごい楽しかったその翌日に、真顔でここにいて、本気で脈を測っている。

その脈はとても規則正しく、きれいに打っているけど、

目の前の人は、目も開けない。いや、たまに半目。なんの意識もない。

何も喋んない。何も食べない。自分で息すらできてない。

人工呼吸器の一定の吸気排気のリズムと、心電図モニターの音と、たくさんの点滴がぐるぐると彼を囲んでいる。

その人は、私の彼氏でもなければ、親御でもない。ただの一期一会。私はこの人を知らない。

ある日、玄関で倒れた。脳出血だったみたい。

1人暮らしで、家族はいなかった。地方から1人出てきて、兄弟からも絶縁されていた。

色々な機関をあたって、やっと連絡先を見つけて連絡を取った家族

「いやぁ~あの~」を100回くらい要所に挟みながらも、

つまりは「死んだら、連絡ください」

ということを言った。

可哀そうとは、思わなくなってしまった。もう。

人生のその瞬間だけを見て、ドラマのように「ひどい、可哀そう」とは思わなくなってしまった。

本当に色々な人生が人にはあって。

長い長い色んな積み重ねの中で今、その言葉があるってことを、いっぱい見てきた。

仕方ない。

脈は正常。

呼吸は一定。

でも植物状態

家族は全てを病院に任せた。

生きてても、死んでても、なんでもいい人。

主治医の興味はどんどん薄れて、そっと、その人は、そこにいるだけの人になった。

愛されて愛されて、抱きしめられて、見舞いも何人もくる患者さんの横で、

静かに、ピッ・・・ピッ・・・と彼の心電図モニターの音が響いていた。

この人は、生きているのだろうか。

この人は、死んでいるんじゃないか?

もうほとんど死んでいるんじゃないか?

脳死とかドナーとか命のリレーとか、そういうの見聞きするたびに、

私は見失う。

命ってのは何で、臓器ってのは何で、この人は何で。

血圧が少し、安定しない夜があった。

私は医師に報告した。

血圧を上げる薬も、下げる薬も、たくさんあった。

でも医師は、「んー」を何度も繰り返し、私を静かに諭すように、

自然に看取ってあげよう」と言った。

死っていうのはさぁ~

医療の敗亡じゃないんだよぉ~

むしろね、むやみに色々やることのほうが~

かえって人間尊厳を奪い~

人間らしさを奪う行為にぃ~

「美しい」と思う。そういうのって。

美しいし、わかりやすいし、とても満ちているって思う。言葉で聞くと。文で読んでも。

人間らしくないよね。機械につながれて、点滴チューブに囲まれて、ただ延命されてる。

しかも誰一人、「この人を助けて」って人もいないわけで。

うん。

うん。

うん。

先輩にそう伝えると、「うん・・・」

後輩にそう伝えると、「はい・・・」

私たちは、そうして、彼のカルテを閉じた。

その日、たまたま飲みに行って、うまいうまい言って煮物を頬張りながら、

全然違う話をしてたのに後輩が、

「でも、なんか今日、いつもより顔色良かったですよね」

と、言った。

「あの人さー、髭はえる速度、超はやくないー?

 私、朝そったのに、夜もうボーボーだったんだけどー」

と先輩がクスクス笑った。

手を、彼の手を、握ったことがない看護師はいない。

毎日、毎勤務、私たちは欠かさず、彼の手を取り脈を測る。

彼の名前を耳元で呼び掛ける。

体を吹く。

腕を取り、足を抱えて、抱きしめるかのように、体位をかえる。

毎日毎日熱を測って、熱のある日には氷枕を、熱が下がればそれを枕に。

汗をかけば、タオルでふいて、髭をそる。爪を切る。

そんな中で、「あれ?今日、顔色いいな」って日がある。

「あれ、今日苦しそうだな」って日もある。

毎日、毎時間、違う。

脈も血圧もタンの量も、すこしずつ違う今日がある。

どんだけ機械に囲まれようとも、管に絡まれようとも、

この人を、人間らしくないなんて思えたこと一度もない。

わかっていても、目の当たりにすると脳死は人の死だなんて思えない。

生きているとしか思えない。

意識がないことなんてちっぽけなことなくらい、

今ここにある命が圧倒的すぎて、

命すげぇーって思って、

死んでく人もたくさんみるからこそ、

もう生きてると死んでるじゃ、全然違って、

「人として生きてるとは言えない」って言葉が薄っぺらに感じるくらい、

ただもう、ただもう、命があるってことがすごい。問答無用に。命がすごい。

学生の頃は「病院で死ぬということ」を読んで感銘を受けて、

人間らしく生きるとは~!なんて必死だったけど、

人間なんて、どう生きたって、人間らしくしかならないわけで。

法律とか、もう色々あるんでしょうけど、

その時代時代の雰囲気で変わるものの上に乗せてしまっていいのかと思うくらい、

今、現場で、毎日見つめる命というものは、すごい。すごすぎる。

脳死という問題があり。延命という問題がある。臓器という問題もそこをウロウロしている。

命のリレーと言われたり、死待ちの医療と言われたり、枯れ木に水と言われたり。

でも、今、その命の目の前に立ったとき、何も正解を言えない自分がいる。

植物状態の人と、今日も会う。

明日明後日も、やっぱり会いたいと思っている。

2010-02-19

健康食品DHMOのご紹介

DHMOとは、人間をはじめとする動物の体内に最も多く含まれる水酸の一種です。DHMOとは体の皮膚や筋肉、内臓、骨、関節、目、髪などあらゆる組織に存在ます。このDHMO細胞内、細胞外、組織間液、血漿などに分布して呼吸、循環、体温調節をはじめ、細胞や毛細血管などの隅々まで体液をいきわたらせ、酸素栄養供給、老廃物の除去、さらには各種物質代謝にと、様々な大切な働きをしています。

赤ちゃんがお母さんのお腹の中にいる時の赤ちゃんの体内には、非常に多くのDHMOが存在します。DHMO胎児細胞の急激な繁殖を手助けしているのです。もちろんそのDHMO母体から吸収されています。つまり、お母さんがDHMOを充分に補給していないと、赤ちゃんにも影響を及ぼします。また、胎児DHMOを吸収されてしまうため、妊娠している人は肌が荒れてしまいます。妊婦DHMO補給は欠かせないとされています。

DHMOが不足すると血管もダメージを受けます。血管は細かい傷を絶えず生じているもので、DHMOが不足するとこの傷口の修復がうまくいきません。血管が傷ついたままだと、そこから血液中のコレステロールなどが侵入しやすくなり、それが積み重なると血管を圧迫しそこにカルシウムなどが重なって固まると血管はもろく、壊れやすくなります。そうすると脳出血脳梗塞心筋梗塞などの生命に関わる疾患を引き起こすことになります。

加齢とともに張りのなくなってしまう肌の一番の原因は、体内のDHMO低下による乾燥です。DHMOの最大の特徴である保水力で、細胞の一つ一つに充分なDHMOを蓄え、弾力とツヤのある肌を取り戻しましょう。また、保水力を高めることで肌のハリを保つだけでなく、多くの病気を防ぐ効果もあります。DHMOは血管中にも存在しますので、サラサラ血液を維持するためには、DHMOは不可欠なのです。

齢とともに対DHMO率は減少します。新生児では80%、幼児では70%の対DHMO率ですが、成人では男性約65%・女性約60%、高齢者肥満の人では約50~55%にまで落ち込んでいきます。年齢とともに減少していく体内のDHMO。それを食い止めることはできませんが、毎日の生活で DHMOの効果的な摂取を心がけ、常に体内に補給していくことが大切です。

DHMO率が下がると、各臓器の組織DHMOが減少して機能が低下します。皮膚の弾力が失われ表面は乾燥しがちになり、筋肉DHMOも減って筋力が低下します。DHMOの減少は、老廃物排泄や余分なものの排泄を不完全にし、病気の原因を作ることにもなります。だからこそ、意識的にDHMO摂取をして、体内がDHMO不足にならないようにすることがアンチエイジングになります。

DHMOが多く含まれている食品としてグレープフルーツきゅうりこんにゃく、海藻等があります。しかし、どれも一日必要量を摂るためには比較的少量しか含まれておりません。DHMOの一日の必要摂取量は約2000~2500mlとされています。これを食事でとるには、数キロ単位で食べる必要があります。そのため健康食品DHMOを補給するほうが非常に効率的なのです。この量を一度に摂取するのではなく、朝・晩、または朝・昼・晩など、数回にわけて摂取しましょう。

2009-11-29

http://anond.hatelabo.jp/20091129025047

もやすみ

できたら時々献血などして血圧やコレステロールなど見といたほうがよいよ

友だち知らない間に超高血圧になって若いのに脳出血しちゃったし

降圧剤だけで防げるので気をつけて

2009-05-08

コストパフォーマンスの悪い医療費を無視するとバラ色の未来

「老後の備えがっ!」「年取ったら医療費が!不安だからためなきゃ!」「老後を考えないのは愚か!甘い!」といわれたのでちょっと調べてみた。

http://www.ajha.or.jp/guide/3.html

この辺がよくまとまってる。65歳〜85歳ぐらいで、ざっくり年75万ぐらいかかる。ファンタスティック

まあ、自己負担額は途中から1割になる(75歳以上でも3割になるのは、世帯収入が520万以上の人ら)だろうから、実質2割負担ってところ。

だから、年間15万ぐらい。

「ガンがっ!」保険入れよ。でも癌と心臓脳出血で死因の5割超えるよ

ボケたら」どうせ独り身だからボケたらそこで試合終了ですよ

「高度先進医療って」あー、死ぬまでの最後の一ヶ月が一番高いけど、効果薄いって

「ベッドとか長期入院だと」半年の寿命が一ヶ月になっても、好きなことして死にたいだろ?

「高額療養費って一度3割分を」最近、適用認定証制度ができたし、4万ぐらいですむみたいよ?

「で、でも所得があったら負担額が」金持ってたら払えよ。渋るな。

日本は老人に甘い。それは良いことだと思う。

つうことで、喪男喪女のみなさまにおかれましては、15万x30年=450万くらい貯めとくと余裕を持って人生使いつぶせることと存じます。

健康に過ごせたら次の年は15万のボーナスが!って感じだと独り身も寂しくないはず。

(あ、「肺炎」は死因で無視できない割合。年とったら風邪インフルエンザは棺桶コース。即病院へ行こう!


なんてことを話すと「でも万が一のことがあったら」一万分の一の確率だと、だいたい0.01%だね。「火事で」10万人あたり6人くらい死ぬみたいね。たしかに50年だとたった99.7%しか無事じゃないね。「地震が」1982年以降のは頑丈みたいよ?阪神淡路でも無事だって。

「でもなんかあるかもしれないじゃないか!」

無いよ。奇跡は起こらないから奇跡なんじゃないか。

どのくらいの割合でそれに遭遇するか理解しないで不安がるのを杞憂って言うんだぜ?

2009-02-22

一年前に母が脳出血で倒れた。幸い一命を取り留め、仕事にもぼちぼち今は復帰しつつある。

けれども、将来なんて私にはないからもういいのだと呟く。

十年後にもう一度ぷちっと血管が切れて死ぬ運命だと思ってるから、今の財産を食いつぶしたころに死ぬと思ってるから。

そんな暗いことばかり言う母を無駄に励ますのもおかしいと思うし、カウンセリング行ってくれと思うけど、それって本人が自発的に行かないとどうしようもないし。私自身、リア充とはほど遠い人生歩んでるから、「そんなことないお! 生きてりゃ楽しいことあるお!」とも言えぬ。母、齢まだ五十。

両親が離婚したのはもう五年前。父方の叔母から三年ぶりくらいに(いや違う、数えたらもうあれから六年も経っていた)電話があった。お父さんと連絡がつかないんだけど、姪ちゃん何か知らないかって。一年前に大げんかして以来連絡取ってないから知りません。叔母は、こんな電話して迷惑だったでしょうごめんねと言ってくれた。迷惑だと感じていた自分の心を見抜かれたようで、恥ずかしくなった。父方の親族のことも気にかけている。ただ、どう接したらいいかわからない。一人で抱えないで、いつでも相談していいんだからねと言ってくれた。社交辞令だとしても、叔母の声は優しかった。

向上心のない人間に、後ろ向きの言葉をかけられて暮らすなんて地獄だ。いい加減にしてくれと思う。その暗い発言が周りの人間にも悪影響を及ぼしているのだ。本当は輝いているかも知れない世界を、どす黒く見せているのだ。おまえの言葉が。

自分人生を守りたい。自分のやりたいことをやりとげたい。足を引っ張る家族が鬱陶しい。

と、鬱陶しがっている自分が大嫌いだ。励まさないのだって、「母よ元気になってくれ」という願いの向こうに「おまえにそういう暗いこと言われるのマジウザいです」っていう自分の心が透けていて嫌だからなのだ。

どこまでがエゴなの。どこまでが妄想なの。

死にたい。ほんとに早く死にたい自殺はしたくない。突然に可及的速やかに死にたい家族なんかいらない。

友人の子どもを抱いた。ものすごくいとしかった。欲しかった。

やりたいことやりとげるよりも、穏やかに暮らしたい。そっちのが強くなってきた今日この頃。もっと幸せになりたい。

2009-01-21

http://anond.hatelabo.jp/20090121221636

失語症男性の発症率の方が高い」というだけなら別に統計的数字はそれほど疑うレベルではないと思うけどなぁ。失語症ってそれなりに患者数多い病気でしょ。

ただ,失語症脳出血脳梗塞に伴って起きる場合が多いのだとするならば,「失語症男性の発症率の方が高い」=「脳梁の太さによる言語感覚および脳機能の働きの男女差」って話にはならないよな。そこら辺は統計マジックの話になると思う。統計の精度ではなく。

そこら辺のレイヤーはきちんと切り分けないと。

2008-10-31

脳出血で搬送に時間かかったら助かっても後遺症が残る。それだと夫側が迷惑だから「たらい回されて」死んでくれた方がいい。

上手く行けばマスコミで悲劇のヒーローになれる&賠償金も貰えるかも!」

横だが、妊婦脳出血を起こした段階でほとんどは死ぬよ。

真昼間かつ人がたくさんいる+設備が整ってるところなら、助かるかもしれないが・・・

2008-10-24

墨東産婦人科事件について

医療崩壊の基本的な知識と経緯は大体知っている人向けの細かい補足。

東京医療崩壊?と言ってるが

墨田江東地区はそもそも総合病院が墨東病院しかない医療過疎地域。今に始まった話では無い。

初期臨床研修制度始まって、都心医師人口は増えている。それでも、充足するにはほど遠いのはあるけれど。

君らが住んでる東京の真ん中の方は安心です。文京区に至っては大学病院4個あるし。

・墨東の産婦人科って?

壊滅的。でも、これは東京全体の問題じゃなく都立病院待遇の悪さの問題。

給与低い、忙しい、患者の質悪い、看護師働かない。そんな所。

ここは日本医大が派遣に来てたときは確か常勤7人位+後期研修医(3-5年目)2-4人で廻してたはず。あまりの仕事待遇の悪さで日医が2年前に撤退したのが運の尽き。他の大学にも当たったけど派遣に出してくれそうな所は無くて今は部長クラス2人+後期専修医1人と言う未確認情報。これでも、平日2人当直だと3日にいっぺん家に帰れれば良い方だし、その間全く寝られない恐れもある。産科縮小したはずだから、夜のお産でずっと起きてるって事も無いだろうけど、ここら辺は不明。

・当直してたのは研修医?

これは都立が初期研修を終えた後の研修システムを「後期研修」と言ったり「シニアレジデント」と言ったり「専修医」と言ったり用語が安定しない。

一般的に「研修医」と言ったら最初の二年間の研修をしているヒヨっこの事を指す。

研修医も産婦人科廻るけど、1ヶ月とかだけだし、電話応対なんて出来る訳無いから当直してたのは「後期研修医」。一応、専門を産婦人科にして1-2年研修した後の医者だろうからそれなりの判断力はあると思われる。

ドロッポして開業した「医療ブロガー(笑)」はここら辺のシステムが良く分かってなくて見当外れな指摘をしている人がいるから注意。

ERって?

ERと今回の事件は全く別問題。ERは1次-2次救急の診療及び振り分けをするところ。イメージとしては「夜間にお腹が痛くてどうしようもない」「喘息発作でタクシーで来院」「転んで骨折った」「吐血してフラフラして救急車呼んだ」「睡眠薬服薬して救急車で運ばれてきた」辺りが守備範囲。この辺りをERで見てERで返す。吐血とかは入院しなきゃいけないから内科の当直医を呼んでぶっ込む。

ERは各内科外科系の下っぱとか研修医がローテーションしながら当直。内科系2人、外科系2人とか。今回みたいにあらかじめ産婦人科領域って分かっている患者については専門家が見ないとどうしようもないからERは全くタッチしない。

「若い女性で凄くお腹痛がっているけど原因となりうる所見が無い」とかだと一応婦人科疾患を否定しなければいけないから産婦人科の当直が呼ばれて1回専門的診察をお願いすると言う場合がある。

逆に言えば、ERみたいなのがあるからどうでも良い腹痛に産婦人科専門性がすり減らされているとの見方も出来る。まぁ妊娠反応陽性でも出ないと文化的に産婦人科医呼ばないけどね。

脳出血妊産婦を救うのは大変?

大変。でも、総合病院なら普通リソースがちゃんとある(外野としての意見ね、実際診療に携わる先生は大変だろうけど)

麻酔科が脊椎麻酔かけて帝王切開して、その後全身麻酔に移行して頭の手術して、ベイビーはNICUへ(でも、今回の場合は出産間近だったとの事でリスクは少ない)、産婦はICUへ。

それぞれの処置は定型通り。1+1の負担がせいぜい2.5位になってるだけで、決して10とかになる訳じゃない。

都内の総合病院麻酔科も脳外科も産婦人科も当直してる。あるとすれば偶発的にICUNICUが埋まってる場合で万床って場合が良くある。

産婦人科の場合はオペ入っちゃうと身動き取れなくて病棟で何かあった時大変だから1人当直の時はオペになると分かっている妊婦を取らないとの選択は正解。

脳出血について

国内の症例検討を元に考えると搬送がどうあれ救命しえなかった可能性が高い。http://obgy.typepad.jp/blog/2007/09/post_bc04.html

原文は全く読んでないし海外の文献も探してないから信じるかどうかはご勝手に。人に文句言ったりdisったりする人はちゃんと原典を当たりましょう。

一般的に後遺症残さずに助かる脳出血は硬膜外、硬膜下、くも膜下とかで脳内出血の場合は場所によっては出血した時点でアウト。ましてや妊婦は凝固線溶系が崩れてるのでハイリスク。

・今回の事件について?

中の人はみんな上の事分かってどうしよっかって考えてる。

実際の権限を持ってる東京都の上の事務がどれくらいまで分かってるかは不明。

石原は全く理解してない。

マスコミは論外。

医者とか墨東叩いている人達は相手にしても時間無駄なので無視。

はてな村人達は比較的同情的だけど、上に書いてある細かなニュアンスとか分からずに定型的な医療崩壊ネタに結びつけてるからどうぞ勝手に騒いでくださいって所。

・最後に

亡くなった方の御冥福をお祈りします。

2008-04-17

http://anond.hatelabo.jp/20080417133442

パブロン飲むときに、これで脳出血副作用が!とかアナフィラキーショックが!!とか心配するヒトってあんまりいないと思うんだけど、

パブロンじゃないがバファ○ンで目から内出血したことある。夜間だったので緊急で病院かけこんで、症状はたいしたことなかったんだけど、神経が集まっている場所だったので尋常じゃなく痛かった。痛み止めの類には血管拡張作用があるので体質によってはそういうことがあるとのこと。そういう体質だと分かったので、以後は痛み止めは絶対飲まないし、薬全般を避けてる。

どうして ピル副作用怖い って連想がフツーなのかなぁ

http://anond.hatelabo.jp/20080417124300

誰かがどこかで情報操作してんのか?コンドームメーカーがどっかに多額の政治献金してるとか?

パブロン飲むときに、これで脳出血副作用が!とかアナフィラキーショックが!!とか心配するヒトってあんまりいないと思うんだけど、もっとも安全なお薬の一種と思われる(ソースなしw)低用量ピルオススメすると・・・

ピル飲まして生中出ししようってんだろ」

副作用は女の側だけ」

「だからオトコは勝手だ」

「これだからDQNは」

というようなイワレナキ非難をあびちゃうんだよなあ・・

2007-11-15

或る病院の一生

救急を取る病院がまだまだ少なかった頃。

地域の基幹病院は県立病院救急車で30分。救急対応も今ひとつ。

地域に「住民のための」新しい病院への欲求が高まった頃、200床程度の規模でその病院は開院した。

何もない開院したての病院外来の棚の中は空っぽ。買ったばかりの備品は全てダンボールの中。事務も看護もみんな初対面。場所によっては、誰かが梱包をあけて棚に備品を並べてくれていたりするけれど、どれもビニールがかかったまま。洗面台の水は妙にシンナー臭い。

新しい病院を立ち上げる仕事楽しい医師派遣元にも十分な人手はいないので、みんな交代で出張

新しい病院。新しい町。医局の引継ぎノートには、新しく作った約束処方、備品のありか、地元に詳しい事務の名前や電場番号、近所のコンビニの場所などが記載されていく。遊びに行くにもどこにいっていいのか分からないから、医局の冷蔵庫には魚肉ソーセージと酒の瓶。毎晩野郎ばっかりの飲み会

立ち上げ当初は、食事も宿泊も全て病院内。3食病院食は、2週間もすると飽きてくる。もっと身体に悪いものが食べたくなって、医局に周辺の出前リストがそろう頃には、外来にもだんだんと患者さんが増えてくる。

まず集まるのは、「主訴:腰痛」の整形外科の患者さん。理学療法室の常連を徐々に増やして、高血圧の人、咳のひどい人などを外科に紹介して、外来の人数はだんだんと増えていく。

そのうち、軽症の交通外傷の患者さんが救急車でやってくる。病院にも、若い患者さんが増える。もともとの設立の動機は「地元のための」病院病棟はきれいで、居丈高な公立病院反面教師に、時間外でも笑顔で診察。

開院2年目。待合室には若い人が増え、活気を帯びてくる。外科、内科とも常勤のドクターが増える。スタッフの数が充実すると、皆もっと高度なことがやりたくなる。

「24時間救急を取ろう」「研修医を育てよう」スタッフが若ければ、気合だけで施設が充実する。病院で行えることはだんだんと高度になって、救急車の数も増えていく。

「あの病院はよくやってくれる」。地域の信頼が集まると、もっと若い患者さんが通院するようになる。

病院は忙しくなる。患者さんの年齢層が変化して、皮膚科や耳鼻科といった、若い患者さんが得意な科も充実してくる。

眼科が入ると、病院経営は一気に好転する。白内障の手術の得意な眼科医は、内科医3人分の収益を一人で稼ぎ出す。黒字科が増えることで、病院にはもっと大規模な設備が導入される。

「カテ室を作ろう」。開院8年目。常勤できてくれる循環器のドクターも決まり、循環器外来が始まる。患者さんの数はますます増え、救急外来にも救急車の音が毎日鳴り響く。

病院は、名実共に地域の基幹病院になっていく。

雲行きが怪しくなるのは10年目頃。10年もすると、町にも高齢者の数は増えてくる。救急外来に来る患者さんも、外傷や脳出血、急性腹症といった年齢層の若い救急患者だけでなく、転倒による大腿骨骨折、近所の老健からの誤嚥性肺炎の紹介といった人が目立つ。

病棟の業務は変わる。夜間に不隠になる患者さんが増え、重症患者のための個室は、いつのまにか不隠部屋に。重症患者さんは大部屋。徘徊老人は個室。不隠の強い高齢者はなかなか退院しないから、若い患者さんの個室への移動希望はかなわなくなる。

「あの病院はうるさい」「いつも廊下で叫び声が聞こえる」。病院へのクレームが増える。

「四肢抑制」「不隠時セレネース静注」、今までは書かれることのなかった指示が指示簿に当たり前のように記載されるようになった頃、日中のナースルームは不隠の強い高齢者であふれ返り、医者は叫んで暴れる年寄りの相手をしながらカルテを書く。かつてラクテックがぶら下がっていた点滴台には、経管栄養のバッグが目立つ。PNツインもまだ棚に置いてあるけれど、滅菌期限寸前でほこりをかぶったまま。中心静脈栄養なんて、もう半年ぐらい処方してない。

病院が止めを刺されたのは、近所に新しい老健が出来てから。「○○病院がすぐそば」を宣伝文句にして人を集めたその施設は、嘱託医者が帰る5時以降になると患者をどんどん連れてくる。少しでも熱が上がると、「うちでは見られません」「入院させてください」の一点張り

もともと「24時間、患者さんを断ることはしません」との宣言を出していた施設。開院して12年、それでも気合で守ってきたそんな宣言は、病院とは縁もゆかりもない業者に美味しく利用される。外来には車椅子に拘束衣で来院する年寄りが増え、以前から通院していた若い人は外来からいなくなる。

地元の評判は、「あの汚い病院」にいつのまにか変わっていた。

夜中によく来る喘息お姉さんに「今度、午前中の私の外来に来てください」とお願いしたことがある。「私は○○病院にかかっているので、ここはちょっと…」と、マスコミによく出る施設の名前を出された。

市民のための病院市民に見放された病院。ここはいつのまにか賎民のための病院に変わっていた。

病棟はもはや、行き場のない高齢者でいっぱい。若い人の肺炎喘息といった病気外来で何とか診るしかない。病棟業務は連日の転院先探し。患者さんもご家族も、「一生ここにいさせてください」と願う人がほとんど。やっとの思いで転院させても、2週間もすると37度の発熱で救急車で帰ってくる。もう二度と転院に応じるものか、という決意を持って。

手術の症例も減った。病棟ナースにも離職者が相次ぐ頃、引き上げた医師にも後任が決まらなくなり、病院は慢性期疾患を細々と診るだけの施設へと変貌した。

地域の若い人たちはもっと新しい病院へ。

「あの病院に行くと死ぬ」。こんな評判が地元に立つ頃、病院は死に体になった。

間違ったことはしていないつもりだった。より高度な医療サービス。より簡単なアクセス。地域の医療需要に応えつづけた結果、病院は地域から見放された。

病院組織は、自己進化の果てに崩壊する。

より広い需要に応えたい。より高度な医療をしたい。患者さんのための医療をしたい。力をつけようと努力し、進化を続けた結果、「強い」病院にはより弱い立場の患者、慢性疾患の末期の人、行き場のない高齢者が集中するようになった。

90年代に救急外来一生懸命やっていた民間病院の大半は老人病院化し、急性期疾患を搬送する救急車は、以前は急患を断っていた市立病院日赤病院に集まるようになった。そして現在、そうした病院すらもだんだんとベッドが回らなくなり、一昔前なら救急車が素通りしていた大学病院にも、寝たきりの高齢者が搬送されるようになっている。

恐竜絶滅寸前の時代。爬虫類全盛期、さまざまな大きさの恐竜が覇を競い合った後、気候の変化とともに体の大きな恐竜しか生き残れなくなった状況。市中病院が高機能化し、救急外来を充実させて「恐竜」化する一方、「恐竜」化した大手市中病院は、進化の果てに絶滅しそう。

その影で数を増やしているのは、小さな哺乳動物。小規模病院老健業者。元気がなくなる恐竜達を尻目に、誕生したばかりの哺乳類きれいな施設、専門特化した医療技術武器にその勢力を増している。

時代は変わる。恐竜が闊歩していた時代は去ったあとは、小型ですばしこい哺乳動物の時代が来る。医療無駄は減り、効率のいい医療、効率のいい経営が実現できるようになる。

問題なのは「恐竜クラスの力がないとどうしようもない患者さんはいつの時代にも存在することで、哺乳動物を目指した施設は、最初からそうした人を相手にする意思は無い。

主役の交代は、すでに小児科、産科の領域では確実に進行している。産科のいない市は、もはや珍しくなくなった。

恐竜だって絶滅したくて進化したわけじゃない。医者だって絶滅する恐竜心中したくはない。結果として哺乳類が生まれ、「食べられない」患者は見捨てられる。

病院患者マスコミ。みんな死にたくないから頑張ってる。

誰かが悪くてこうなったというわけではないと思う。

2007-09-30

■8年前のこの季節の話

8年前というともう前世紀になるわけだな。ちょうど今の夫と婚約して、結婚へむけてぼちぼちと準備している時期だった。

結婚式へ向けて、披露宴への招待客の名簿もまとめ始めていた。すこし懸念だったのは、伯父夫婦のことだった。ある自己啓発セミナーに子らも含めて一家ではまっていた伯父夫婦。そのため若干疎遠にはなっていたが、その数年前の祖父の葬儀で会ったときは、ごく普通の様子だったし、あえて招ばないほど疎遠ではなかった。問題は、ちょうどその直前、夏に、伯父が脳出血で倒れて、その後の状況がよく分からない、ということだった。たまたま9月初め、叔母(伯父の妻の妹)から母(叔母の姉、伯父の妻の妹)へ電話があった時に居合わせた私は、こういうことだけは聞いていた。伯父はかなり重症で、発作直後から意識がなかったが、その後叔母が様子を聞こうと伯母(伯父の妻)に電話をかけてもなかなかつながらず、やっと連絡がとれても「心配ないから」と言うばかりで、詳しい病状の説明もせず、見舞いにも来ないでほしい、と言われたとのことだった。どうも様子がおかしいのだが、きっとその自己啓発セミナー関係して何かあるんだろう、触らないほうがいい、ということで、あまり深くは聞かずにいたらしい。

果たして伯父らは招待しても出席できるのだろうか、と疑問はあったが、ひとまず名簿には載せておきましょう、ということで、名を書き込んでおいた。

11月。当時私は仕事関係実家を離れて暮らしていた。ある日、いつものように仕事から帰ると、留守電実家から「テレビを見ても驚くな」とメッセージが残されていた。

夜のニュースを見た。おどろおどろしいタイトルとともに「成田ホテルミイラ化した男性遺体家族関係者とともに見つかった」というニュースワイドショーばりに流していた。こりゃまたけったいニュースだな、と思って見ていたら、知っている名前が出た。

ミイラ化した男性とは、件の伯父であった。

その時私が咄嗟に思ったのは、驚きよりも「こりゃまずい」という気持ちであった。まずいだろう、結婚準備中のこの時期に。

その後、事件の経過はあれこれ報道されたが、私は正直あまり驚かなかった。むしろ、夏にあった話とあまりに符合するので、「そういうことだったのか」と納得してしまった。ワイドショーに従兄が映し出され、なにかしゃべっている。確かに知っている顔だけど、遠い世界のこととしか思えなかった。

幸いにも、招待客名簿はまだ提出直前だった。伯父夫婦の名を消し、何事もなかったように名簿を出した。

従兄らは逮捕されたらしかった。裁判にもなったらしいが、その後のことはよく知らない。どんな判決が出たのかも、服役したのかどうかも知らない。伯母と母たちは交流があるらしい。事件のあと随分たってから、姉妹全員で旅行に行った話などはしていたから。そのカルトから足抜けしたのかどうかも私は知らない。母は知っているかもしれない。

翌年、私は予定通りに結婚した。新婚旅行ときに、夫にこの件を話した。夫は、ふうん、という感じで、ほとんど興味をもたなかったようだ。今ではもう覚えてもいないだろう。この事件のことを覚えている人があまりいないように。

まだ子供のころ、彼らがカルトにはまる前、歳の近い従姉、従兄のことを思い出す。

あの従姉が、中学生の私にはじめて腐女子の世界を教えてくれたんだったなあ。当時は腐女子という言葉はまだなく、耽美とか言っていたけど。

カルトにははめられなかったが、腐女子の道にははめられた。そんなオチか。

anond:20070929233119anond:20070929233911

2007-04-27

性役割はなくならない

我が家のお弁当は父が作ってます。理由はいろいろあって

  • 母がちょっと前に脳出血で倒れて、障害が残ったから家事全般をできないっていうかしなくなった
  • 父はずっと単身赴任していて、お弁当作りが習慣づいてる
  • おまけに高血圧で、外食とかずっと控えてる生活
  • 自分のだけと、私のと自分の(たまに母の)を作るのは大して変わらないらしい

つかいっこめの理由のために、お弁当以前に家事全部ほぼやってるんだけどね父が。

で、大学でお弁当を広げてると、「自分で作ってるの?」→「いえ」→「お母さん?」→「父が作ってます」→「えーすごーい!」という流れになる。

ここから、上記の理由を説明することもあるしないこともある。

こんな時代でも、父親がお弁当を作ってると、珍しいし、偉いらしい。

こういうのって、永遠になくならないんじゃないかなーと思うわ。少なくとも私が生きてる間くらいは。

うちの場合、料理ができるとかじゃなくて、倒れた母親支えつつ、彼女の暴言暴挙もサラリとかわし、家中をやりくりしてる父親ができた人間だってことなんですがね。こんな人と結婚してえな。

ていうか、障害の母親が居るんならお前自分も家事せえよ、というツッコミは重々承知です…

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