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はてなキーワード: ダベリとは

2024-04-22

anond:20240422150313

ダベリ部だとしても女子だらけで

アニメ真に受けるようなオタク男子が入っても良くてハブられて幽霊化、悪くていじめられそう

現実ではかわいい女子中高生チヤホヤとかありえんし

2024-03-26

anond:20240326134447

デジタルサーカス聴いたけど要はこういうのが懐かしいオッサンの懐古ダベリってことね

2023-03-17

ゴルゴ松本の炎の授業とかいって

少年院のガキどもにしょーもない字謎噺を聞かせているのをTVで観た。

字謎というのは「人という字は人と人が支え合ってできてる」のたぐいの字源俗解講釈のことだ。

すれっからし触法少年たちはそんな説教臭い話に興味示さないかというと、否。大いに感動していた。

それが悲しかった。

頭が悪いほど、教養がないほどそういうインスタント感動話が好きなものだ。すぐ感動して、すぐ忘れる。そしてまた何も考えずに誰かを傷つけるだろう。

ネグレクト犠牲者のガキどもが骨の髄まで大人に利用されている光景

話変わってバスカフェダベリにくる「要支援若年女性」ってどういう層なんだろうか。

あの、ひとをバカにしたようなダサピンク空間にいらっしゃいと言われてノコノコやってくる層とは?

しろそういうのが本当に危うい境界知能発見フィルターになってるのかもな。

「誰かに利用されやす人間」を選び出す意味で。

でも普通に考えて、「困ってるけどあん気持ち悪いところに行けるか」という子も多かろう。

アウトリーチっていろいろ手を変え品を変えやってみなければならないもの

予めこれと決まった形の受け皿を作ってしまって来たいやつだけくればいいというのは無駄に選別性が高い。

ピンクバスあくまで拘るその一事にもいろいろ透けて見えるものはある。

バス以外に何もしてないわけではないのは承知している)

anond:20230317022912

そうだそうだ!colaboはちゃん活動してるぞ!

保護した女の子沖縄に連れてって基地反対運動に送り込んだり

夜中の歌舞伎町ダベリ場を提供して危険な夜の盛り場女の子を集めたりしてるぞ!

2022-07-19

anond:20220719192044

一番毒にも薬にもならないのはこういう場所友達とのダベリ場で発散させて終わりにする

今後良い関係を築きたいなら投書箱なり電話なりで直接クレームを入れる

気が紛れれば何でも良いのであれば、ちょっとお高めのレストランかに行ってクサクサした気分が打ち消されるまで立派な接客を受ける

2022-06-22

まあでも初デートサイゼリヤはないよね

だって客層が悪いから。ウチの最寄りのサイゼリヤで初手で最悪な客と居合わせたせいでどうしてもそう思ってしまう。

ファミリー層がいてうるさいとかそんなレベルじゃない。

そいつは一人利用の男で、PC書類?みたいなのも持ち込んでいて、食事仕事を兼ねて来ているらしかった。

そいつ食事しつつ仕事しつつノーマスクでずっとしゃべっていた。

大体はスマホ相手にだったが、途中でサイゼ店員が来て、その店員相手にもおしゃべりし始めた。知り合いというか、かつて職場かどっかで先輩後輩の立場だったみたいな感じだ。

どこの飲食店でも「お食事中以外はマスクの着用を」と言われるご時世だ。少なくとも私と私の連れはそのサイゼで注文時などはマスクありでしゃべるように言われた。

それだけでも気分は良くないが、最悪なのはこの客がデカい声でスマホ通話相手に延々パワハラだか脅迫だかわからんような詰めをやっていたことだ。

食事中に

「あのねお母さん、俺はずっとお父さんたちのためを思って動いてきたのね。それをあんたがそうやって突然邪魔するんじゃあ云々」

「いいからお父さん出して。代表者じゃないと、あなたじゃ話にならないから」

「いいから出せよ。出さないならもう知らないよ。大変なことになるよ。あんたそれでいいの」

みたいなことをデカくて威圧的な声で延々聞かされるというのは思ったよりきつい。きつかった。

「値段の割には美味い」はずの食事がみるみる不味くなっていく。

私は身内と利用していたからまだマシだったが、初デートでこれにぶち当たったらもう全部台無しだろう。

今年都内某所にできたばかりの店で、内装とか綺麗そうだからと利用したが、あれっきり行ってないし行く気ももう持てない。

サイゼ側もああいう客に一言注意するとかもなく、というか先述の通りむしろ店員ダベリに来ていてその後もスマホ通話が延々続けられるなどしたので、状況改善は望み薄だと感じた。

N=1にも程がある話とはわかっているし、サイゼ全店が最悪な客を取り揃えてお待ちしているはずがないのだが、しかし一度ああいう強烈な嫌な思いをするとなんかもう無理だな。系列でまるごと避けたいという気持ちマジで強い。

だって他人の大声パワハラ聞かされながら食事したいか? 感染リスクのおまけつきでだぞ。

自分なら初デートに使うにはリスキーすぎるとしか思えんようになってしまった。

2021-04-23

anond:20210422054144

まあそこまでは入り口だよな。もう知らない人ではなくなったんだから、あとは一緒にイベント参加したりそのあとの打ち上げとか反省会と称したダベリ、お泊りとかあったら完璧グループで集まっていたのが個別にも誘い誘われしだしたらもうそれは友達なんじゃないかな?

2020-04-22

anond:20200422164928

俺のZoomでやった集まり接待じゃなくダベリだったわ。

世間流行っている「オンライン飲み会」はこういうダベリは少ないの?

2020-03-03

コロナ最中でもわざわざ全社員を一ヶ所に集めて朝礼をやるクソ会社

しかも内容は下らないダベリ

感染源として大々的に報道されちまえよクソが

2020-02-26

みんな添え物

何かの流行に乗っかって話すことは格好悪いと思っていた。

厳密に言えば今も推奨はしてない。

かつて絵画では聖杯やら聖骸布イメージさせるものを描いていれば、

後は自由表現していい、という暗黙のルールがあった(日本画家山口晃の言)。

これは別段教会がそうしろといったわけではない。単純にクライアント需要問題からだ。

同じ様に現代二次創作者もなにかの元ネタから自分画力を添えて表現する。

キャラ愛という言葉で修飾されているものの、おそらく6割以上の人間二次キャラを閲覧数のために使っている。

増田ダベリTwitterやTogettarから流れてきたおこぼれを消化する形で伸びる。

自分という主体性を隠しながらメインの防弾チョッキを着て戦場を走り抜けてゆく。

死体には目もくれない。

別に死体を見ろと言いたいわけじゃない。

ただ、添え物ってのは単なる方法論だから許容するしかないんだろうと。

そうまでして二次的な主役になりたいのだ、みんな。

2019-11-05

anond:20191104190939

好きな声優ダベリを聞きたいって以外はなぁ。

やっぱテレビ放送とか画面がつくのになると違うなってのは

BS11のとかAbemaTVのを見ると感じる。

まぁ新アニメラジオなんか定形パターンオンパレード

2019-01-30

どうでもいいわ

何とも生産性の無いダベリばかりが繰り広げられている

ばかじゃねーの寝ろ

2016-11-08

ミスドを信じてる

うまいドーナツ

年1,2回の旧友とのダベリ

年始福袋目当てユーザーですが

うまいドーナツレベルは死守して下さい

お願い致しま

2016-02-27

エルフドワーフ現代日本を楽しめるか

以前、エルフドワーフTV見て楽しめるかは微妙な線だと考察した事があるんでここに吐き出しときます

というのも、愛読しているなろう小説で、エルフTV見てるシーンがあったもの・・・

TVって、3色の光源からなる静止画を30fpsで切り替えるシロモノで、

有り体に言って「人間の目を騙す事に特化した機械」なんですよね。

3色しかないのに様々な色に見えるのは、人間錐体細胞が3種類しかないためで、ごくまれにいる4種類の錐体細胞を持つ人には、テレビで見る色と実際の色は異なって感じられるそうです。

エルフドワーフ赤外線視力という闇を見通す目を持っており、おそらく人間とは錐体細胞が違うと思われます

まり、彼らはTVに映った画像の色が変なふうになると思われます

というか、3色の光源が様々な色に見えるのは、画面の解像度人間の目の分解能を超えているからできている事なので、

仮にエルフの目の分解能が人間を遥かに超えていた場合人間でもマサイ族は視力10.0とかあるらしいですが)、

彼らの目には、我々が解像度の粗いディスプレイに目を近づけて見た時のように、もろに「3色の点の集合」に見える可能性があります

ついでにもし動体視力まで人間を超えていた場合、30fpsの切り替わりでも「なめらかな動画」と感じず、「切り替わる静止画」または「カクカク動く動画」と感じられるはずです。

更にTVあくまで平面上に表示する事しかできないので、エルフ深視力(遠近感)が優れていた場合写真TVに映った光景は、あくまで「平面上に描かれた絵」と認識される可能性があります

まり、最悪の場合エルフの目にはTVというのは、「3色のちっちゃいランプがパッパパッパ明滅して砂絵のような物を切り替えていく物体。見てると酔いそう」って感じになる可能性があるんでないかなー

・・・などとつらつら思ったわけであります

昨今、現代日本料理を異世界人に食わせる作品が多発してるわけですが、

味覚の違いとか化学調味料への慣れとか考えたら、あれがゲロ不味に感じられないのって、割と運がいいだけだよなとか考えてるタチの悪い読者のダベリでした。

まあ、TV見て体調崩してゲロ吐くエルフとか、

日本食品食ってゲロ吐く異世界人とか、

ゲートの日本編がゲロインだらけとかなったら誰得ですし、

全然需要がないだろうから誰も書かないだけなんでしょうけどね・・・

2015-06-30

教育の名のもとに行われるまだるっこしさのウザさ

最初からゴールが見えてる茶番をさせられるこっ恥ずかしさ。

ほんとどうにかしてほしい。

終わりのないダベリ強制させられる女と話してるみたいですげーイライラする。

さくさくいけよ。

新しいこと思いついても結局てめーの中ですでに答えがあるところに矯正させられるんだろうが。

マジでむかつくわ。

意味ありげにやりとり増やすんじゃねえよ。

無駄時間とらせやがって。

2014-10-06

数年ぶりに女子高生と再会した話

かなり長くなる、長文失礼

日曜の夕方、自宅近くのタバコ屋で女性店長他愛ない話をしていた。

暇な時はだいたいタバコ屋にいるのだ。

愛煙家なので自宅以外でタバコ吸えるのも大事だけど、

お茶とか出してくれるんだよね。

まぁ昨今タバコ屋も暇なんだろう。

そんな感じでいつも通りの休日日常だった。

そこにタバコ屋に似つかわしくない若い女の子が入店してきた。

コーヒーデリバリーらしい。

大変そうな仕事だな、と思った。

その若い女の子と目があった。

可愛らしい、女子高生だろうか。

化粧もまだ知らないんだろうけど、スッピンでも十分美しいんだ。

とは言え、もうアラサーおっさんからしたら子供である

一々可愛い女子高生にコナかけるほど野暮な事はしない。

ただ、お互いに微妙既視感?みたいなのを感じている。

私は脳内記憶を探った。

そう、私はこの女の子を知っている。

ほぼ同時に「「あっ!!」」と叫んだ(携帯小説的な演出すまぬ)

JK「警備員さんじゃないですか!」

私「君はよく交番に来てた・・・

少し昔の私の話をしよう。これもまた長くて申し訳ない。

20代前半の頃

新卒で入った会社ブラック過ぎて辞めて

実家典型的ニートをやっていた。

ひたすらモンスター狩猟するのが主なライフワークだった。完全に社会ゴミである

そんな私に、仕事の依頼があった。

私の状況に怒り浸透した両親が自治体相談したらしい。

で、JKが言っていた「警備員さん」という仕事をしていたのだ。

とは言えインドアで貧弱な私が「警備員」などという物々しい仕事をしていたわけではない。

要するに田舎すぎてバスもないような地域で、しか高齢者が多いと

不便過ぎるこの地域をなんとかしたいって事で「便利屋」みたいな器用な人を

自治体で雇おうという事である

一応名目上は「町の警備員さん」であるが、

別にどこをという事ではなく、ワンボックスで町を走って何かトラブルないかとか

車出して欲しいって言われたら出したり、あとはPCのトラブルなんかも多かったな。

そんな感じで不便な所を無くすっていう仕事だ。よくわからないだろう。俺も今思い返してもよくわからないんだ。

で、事務所なんてオシャレなものはなくて基本的にやる事がない場合交番にいたんだ。

田舎交番なんで、駐在さんが一人いるだけで、駐在さんが外出してる時に

なんかあった時に誰か対応してくれる人がいると助かるって事で

お互いにメリットがあるねって感じで基本的には交番にいた。

そんな交番に何故かよく顔を出す女子中学生がいたんだ。

それが今回の件の女の子

曰く、「学校に行けば同い年の人はいっぱいいるけど、地元若い人がいなくて寂しい」という事だった。

町の警備員さんとしてそこそこ顔も広くて、場所交番という事で

女の子の両親も安心していたんだろう。

別に私としてもいかに若い女性がいない地域だからって女子中学生をどうこうしようなんて思わない。

恋愛感情なんて微塵もない、ただのダベリ友達のようなものだ。

その女の子の車の送迎もしょっちゅうしてた。

その仕事は結局、採算が取れないという事で(まぁ基本的に全部無料でやって私に安いけど給料払っているのだから当然だ)

一年もたたずに無くなってしまったが、その時は町内の皆さんに随分と惜しまれたものだった。

正直悪くない経験だった。

その後、上京してベンチャーでWEB周りの仕事を色々とこなしているうちに

気づけばインターネット系の一部上場企業でWEBを主体としたコンサルタントをやっている。

手前味噌だが、そこそこの収入もある。

セミナーゲストスピーカーなんてやってたりするもんで

結構業界では有名だったりする。

まぁ当時のニートあがりの貧弱ボーイが

そこそこの成功を収め、一人前の社会人として生きている中で

数年ぶりの再会という事である

彼女は、高校から水泳を本格的にやるべく上京してきて

今は寮みたいな所に住んでいるらしい。

正直、典型的な「田舎女の子」がこんなに垢抜けるとは、女ってのはわからんもんだ。

JK「お仕事中ですか?」

私はプライベートでもジャケパンスタイルだ。

突然お客さんから呼び出される事もあるというのと

普通に服のセンスがないからだ。

私「いや、普段着がこんなもんだよ。服のセンスないからね(笑)今日はお休み

だいたいタバコ屋で店長雑談する仕事ってなんだって話だ。

ここまでで、数年ぶりの再会で色々と話していたわけで

私「君こそ、コーヒー宅配はいいのかい?」

JK「あ、ここの配達したらそのまま直帰なんです」

田舎から上京してきて、当時の私を知る女の子出会うとは

やはり都会というのはすごい。

話は延々と弾む

タバコ屋の閉店時間になった。

私「長々と話に付き合ってくれてありがとう

JK「いえ、私も地元の方にこんな形で出会えて嬉しいです」

連絡先とか聞いてもよいものか、アラサーおっさん女子高生に連絡先を聞くというのは、客観的に見てどうなんだ。

と、思考していたら、ふと気づいた

足に包帯を巻いている

私「その足はどうしたの?」

JK「練習中にやっちゃって・・・部活出れないからバイトしているんです」

おいおい・・・。怪我しているなら療養してないとダメじゃないかと思いつつ、そこはあくま紳士的に

私「じゃぁその寮とやらまで送るよ、都会とは言えこんな時間女の子一人じゃあれだし荷物持つよ」

JK「いえ、そんな悪いです!」

本当に悪いと思っているのか、嫌なのか・・・。悩む

そこでタバコ屋の店長から助け舟

店「送ってって貰いなよ。やっぱり女の子一人は不安だし、この人ちょっと変だけど不埒な事はしないから、ねっ?」

ナイス店長

Jk「警備員さんは不埒な事なんてしません!ただ本当に申し訳なくて・・・

私「申し訳ないと思うなら是非送らせて欲しいな。ここで君をそのまま放り出す方が私には負担になってしまうよ」

あくま紳士的にだ。

いや、下心がないかと問われれば、ないとは言い切れない。

それぐらい魅力的な女の子なのだ

でも一人で帰らせるのは不安だと思ったのは本音

JK「そこまで言うなら・・・是非お願いします」

礼儀正しい娘である。まぁ言っても彼女の両親の事も、なんなら両親のなれそめまで知っているわけで

幸い嫌悪感は本当にないようだった。

タバコ屋を出て、私はタクシーを探す

JK「こっちですよ?」

私「あぁ、いやタクシー探しているんだ」

JK「私タクシー代なんて払えませんよ!」

私「そりゃ女の子タクシー代払えなんて言わないよ・・・

JK「ダメです!警備員さんにタクシー代払ってもらうわけにはいかないです!」

ううむ、まぁ言わんとしている事はわかるのだが、タクシー代なんて気になる額じゃないのだが・・・

私「じゃぁ寮までお姫様抱っこする?」

JK「無理無理無理!なんですかそれ!」

私「いや冗談だけど、じゃあ荷物持つのと、私の肩を杖代わりにするぐらいで妥協して貰えないか?」

JK「そ、それなら・・・わかりました。」

という事で歩き始める

寮とやらは歩いて20分ぐらいだと言う

自分一人なら迷わずタクシーに乗る距離なんだが

あそこまで拒否られてしまうと、いかんともしがたい。

帰り道も色々な事を話した。

最も彼女自分の事を一方的に話しているだけなのだ

私は相槌を打ちながら、雑談を噛み締めていた。

ずっとこうしていたいな、と心底思ってしまゲス自分がいた。

彼女は、やはりというか、上京して色々と苦労しているらしい。

バイトの件もそうだが、親の反対を押し切っての上京だから

金銭的に厳しいようだ。

そりゃ親元離れた学生なんて生活に余裕がないだろうなぁと思いつつ

なんとか自分が力になってあげれないかと提案を考える。

提案は仕事のうちだ。得意分野だ。

しかし、どんな提案しても援助交際みたいなトークになってしまうのは

どうしようもない。

そこは諦めよう・・・

ついに寮に到着した。

意外な事に、そこそこ立派な一軒家だった。

この一軒家に部活仲間と暮らしているそうだ。ルームシェアみたいな事なのか、一応学校公認という話だが、どんな学校なんだ?

JK「よかったら上がってください」

私「え、いや、普通に考えて学校公認となると男子禁制だったりしないのかい?」

JK「基本はそうです。でも警備員さんならいいんです」

よくわからない理屈だが断る理由もない

しろ彼女ライフスタイルには興味がある。

入ってみると、きちんと手入れがされている、普通の一軒家だ。

そんなに悪くないのかと思案した。

JK「ここが私の生活スペースです」

絶句した。

『ここが』と言われた、そこは

どう考えても階段の踊り場なのだ

そこにベッドと狭い机がかなり無理な感じで並んでいるだけだ。

GTOかな?

バカな事を考える。

いくら男子禁制とは言え、これは凄まじいな・・・

私の思っている事がモロに顔に出ていたらしく

JK「確かにちょっとあれですけど・・・こんなに高そうな物件家賃2万なんです。住めば都ってもんですよ」

確かにこのあたりで一人暮らしをしようと思ったら

どんなに安いアパートでも6万はかかって、さら光熱費がかかるから

お金がない学生にはありがたいのだろうが・・・

2万を私に払って2DKとかに一緒に暮らさないか?と提案したくなる。

それはいくらなんでもNGな事ぐらいわかっているから思っただけ。

色々と思案していると男の声がした

「なんだこの怪しいおっさんは?おいJK、部外者は立ち入り禁止だろ」

どうやら彼女と同い年?らしい男子高校生のようだ。

JK「この人は私の恩人なの!あんたこそここは男子禁制なんだからね!」

DK「つってもMTGとかここでやるのに男子禁制も糞もないだろう」

ははぁ、なるほど、男子禁制というルール存在しているが

運用上そうもいかないというのが実情といったところか

とりあえず怪しいおっさんは怪しくなさげな態度を取る事にした

名刺差し出し

私「はじめまして、DKさん。私は○○○という会社コンサルタントをやっている警備員と申します。名前だけでも覚えていただければ幸いです」

DKは明らかに動揺している。それはそうだ。ビジネスライク物言いされたのなんて初めてだろう。

別に怪しいおっさんと言われた事に腹を立ててわざとやっているわけではない。恐らく。

彼はどうやら聞いた事のある会社名と、コンサルタントというよくわからないけど、普通サラリーマン以上の何かである事は察したようだ

罰が悪そうに言う。

DK「おっさんなのは一緒じゃねーか」

こいつ殴っていい?

って言うわけにはいかないので、JKにアイコンタクトしてみる。

JKは申し訳なさそうな顔をしながら胸の前で小さく指でバッテンをしている。

どうやら奇跡的にアイコンタクトが通じたようだ。あるもんだな、こういう事って。

JK「もう、いいから!私の個人的なお客さんに失礼な事言わないで!あんたこそMTG終わったんだから自分の寮に帰ってよ!」

DK「ちっ、わかったよ。」

と言って、私を睨む。可愛いもんだなぁ。嫉妬しているんだろう。

睨みながら階段を降りていく。器用だな。あ、こけた。

バーカ

JK「すいません。あいついつもあんな感じで・・・失礼しました」

私「まぁ彼の気持ちもわかるよ。意中の娘に変な虫がついたんじゃないかって危惧しているんだろう」

JK「いちゅうのこ?どういう意味です?」

私「いや、友達として心配しているんだろう」

気づいてないようだ。

どう見ても彼は彼女ほの字なのだが、

好きな女の子に冷たい態度とっちゃう思春期特有のアレである事は一目瞭然だが・・・

しかし、場所場所だけに、他にも人の往来があり、

皆共通して私を胡散臭い目で見ているのは事実である

落ち着くわけがない。

私「晩ご飯とか、どうしているの?」

JK「誰かが作る事もありますけど・・・誰も作らないならパスタとか茹でで食べますよ」

出た!パスタ

貧乏時代自分も随分お世話になったものである

彼女食生活不安になる。

だいたい水泳なんて体が資本じゃないか、そんな食生活でいいのか。

私「時間大丈夫だったらご飯食べにいく?」

JK「でも私そんなお金ないし・・・

それは知っているが・・・

奢るというとまた、あんな感じになるのは明らかである

私「私は、君にとって親戚のおじさんのようなものなのかと思っているのだけど、親戚のおじさんにご飯奢られるのは嫌?」

JK「いえ、そんな事はないですけど、警備員さんは親戚のおじさんじゃないし・・・・」

私「例えばの話だよ。でも私がおじさんだろうが、おばさんであろうが、例え私でなくても大人の人とご飯行ったら素直に奢ってもらうのも子供の仕事じゃないかな?」

JK「もう子供じゃないですよ!!」

カワイイ

私「これは失礼しました。ではレディーの嗜みとして私にご飯を奢らせていただけないでしょうか」

JK「警備員さん意地悪だ・・・

私「まま、久しぶりに会った、他人というほどお互いの事知らないわけじゃなしに、気軽な感じで行こうよ」

JK「わかりました・・・

ようやく息苦しい空間から脱出だ。

さて、どこでご飯食べようかな。

JK「あそこのサイゼリアとかどうです?」

私「ごめん、サイゼリアは親の敵だから行けないんだ。」

JK「は、はぁ?そうなんですか・・・。」

もちろん嘘だ。

サイゼリアとか勘弁してくれ。

不味いとは言わないが、男の品格を下げる。

私「確か、お寿司とか好きじゃなかったっけ?」

JK「好きですー!時々贅沢して友達くら寿司とか行きますよ~」

くら寿司で贅沢か・・・確かに高校生にすれば贅沢だな。

私は無言で適当寿司屋に入った。

JK「警備員さん・・・ここ回らないお寿司屋さんですよ?」

私「歴史的に見たら回らない寿司屋普通だよ」

JK「でもお高いんでしょう・・・?」

意味をわかって使っているわけじゃないんだろうけど、クスリときた。

私「銀座寿司とかだとさすがに二の足踏むけど、これぐらいは大丈夫だよ」

JK「そうなんですか・・・?」

不安そうである

やはりというか、値段を見て引いている。

JK「安いもの・・・安いもの・・・

ここまで来て遠慮されるのも困ったものである

私「何か食べれないネタとかある?」

JK「ありませんけど・・・・・?」

私「じゃ、大将~お任せで二人分握って貰えます?」

大将「あいよー」

JK「ちょちょちょ!お任せなんてしたら平気でいちまんえん超えちゃいますよ!」

いちまんえん・・・

私「あ、好きなものあったら別で頼んでもいいよ」

ここは無視してみる

私「今日は気分がいいから、大吟醸貰おうかな、辛めのやつあります?」

「ありますよー」

JK「聞いてください警備員さん!」

私「この大吟醸一杯で2000円するからいちまんえんなんて普通だよ」

JK「私、帰ってもいいですか?」

私「もう頼んじゃったし、私は小食だから二人分も食べれないよ?」

JK「でも・・・

私「ここで帰っても支払う額は変わらないよ。お土産に包んでもらう事はできるだろうけど」

JK「本当にいいんですか・・・?」

私「何度も申し上げているかと存じ上げますが、普通なので」

ようやく納得したようだ。

気にしない事にした後は、さすがに回らない寿司クオリティーに満足しているようだった。

JK「そういえばDKに渡していた名刺、私にも貰えませんか?」

私「あぁ、名刺なんてものは配る為の物だから全然構わないよ」

JK「有名な会社ですよねー?コンサルタントってどんな事をするんですか?」

私「頑なに色々な事を断る女子高生を無理矢理に寿司屋に連れて行ったりするお仕事

って言ったら『ぷくー』ってしてた。カワイイ

私「でもね、本当にそういう事なんだよ。臭い言い回しだけど、お客さんに喜んで貰える為ならなんでもするって事なんだよ」

JK「大変そうなお仕事なんですね・・・

そう言って、彼女は何かに納得したようだ。

JK「あの、LINEとかでもいいので連絡先教えて貰えますか?」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

聞きたいけどギリギリの所で抑えていたのに向こうからキタヨ!

さっそ連絡先交換、初めて携帯女子高生の連絡先が・・・

いや、さすがに自分高校生の頃はあったか、それはそうだ。

会話しながら、お寿司を食べる。

彼女は大変満足したらしく、もう10時を回ろうかって時間になったのでお会計をした。

会計の値段は伏せようと思ってたけどピッタリ張り付いて伏せさせないぞと目が語っている。

本当は失礼なんだよ、それは・・・

まぁ彼女がそれで納得するならそれでいいかと思ってたが

予想以上の値段だったらしく、また平謝りした。

私「あのね、食べた量は半々かもだけど、私が飲んだ分があるからこれぐらいの値段なの、気にしないの、もうやめようよそういうの」

JK「ううう・・・・。頭ではわかっているのですけど、なんとも言えない気持ちが・・・

まぁこれも社会勉強だとかなんとか言って、とりあえず納得させた。

店を出るともうすっかり夜もふけてほとんどの人は帰宅すべく歩を進めている。

私「寮まで送っていくよ」

JK「それは申し訳ないです」

何回このやり取りをさせる気だろう。

私「じゃぁ帰宅する君の後ろを寮までピッタリついていく」

JK「それはストーカーですよ!」

私「でも、もう寮の場所知ってるし・・・

渋々と納得したらしい。

知られている事自体を嫌がられたわけじゃなくてよかった。

寮の前に着いた。

彼女は照れくさそうにこちらを見返した。

暗いけど、彼女は美しかった。

JK「今日本当にありがとうございました警備員さんとお話できて嬉しかったです。またご飯に行きましょう」

私「うん、また行こう」

JK「次はサイゼリアですけど、私がご馳走します!」

私「そうか、サイゼリアは親の敵だけど、私はミラノ風ドリアが大好きなんだ」

JK「もっと高いもの頼んでください!!」

二人とも、別れを惜しむかのように子供みたいなやり取りが続く

私「もう遅いから、私は帰るよ」

JK「あ、そうですよね・・・

彼女は何かを考えているようだった。

JK「あの、最後ちょっと失礼な事聞いてもいいですか?」

私「答えられる事であれば、なんでもどうぞ」

JK「警備員さんは、彼女いるんですか?」

ドキっとした。

まぁいないんだけど。

なんて答えたもんだろう。そしてこの質問意図はなんだろうと考えると

赤面してくる自分が恥ずかしい。

私「彼女はいないけど、大切にしたい女性はいるよ」

JK「あ、そうなんですね」

私「私からもお願い聞いて貰えるかな」

JK「は、はい

私「また、今日みたいに多愛ない話をして貰えますか」

JK「でも警備員さんには大事な人がいるんじゃ」

私「そう、だから、お願いしているの」

彼女はしばし思案した後に、私が遠回しに伝えた事を理解したらしく

赤面していた。

JK「私じゃ・・・

私「そう、私にしてみれば君はまだ子供なんだよ。それは事実だから」

JK「???

不思議そうな顔をしている。

私「君が、自分子供じゃないと言っていたけど、そう言うのはまだ子供な事を自覚しているんだと思う」

JK「そうなんですか?よくわかりません・・・。」

私「そういう事にしておこう、で、もしも君が自分はもう子供じゃないって自覚したら、その時に私がさっき言った事を思い出して欲しいんだ」

JK「よくわかりません・・・

私「そうだよね・・・。うん、はっきり言うと、今の君と私が付き合うのは私が犯罪者なっちゃうからそれまでは待とうと思うんだ、そして君が高校卒業した時に改めて私は自分を売込みに行くよ。コンサルタントとして」

JK「わ、わかりました!」

私「それまでは・・・お茶友達という事でどうかな」

JK「はい!!サイゼリア行きましょう!!」

サイゼリア好きなんだな。

私「じゃぁまた・・・。あ、そうだ」

JK「はい?」

私「私はもう警備員じゃないけど、あの頃のように君が困っていたらすぐ駆けつけるよ。困った事があったら相談してください」

JK「わかりました!警備員さんはいつまでも警備員さんなんですね!」

私「そういう事だね。じゃぁ名残惜しいけど、今日はこれで」

JK「はいありがとうございました!」

そして私は道路の前でしばし何かを探す。

それを見つけたので手を上げる。

彼女は複雑な顔をしている。

私「また怪我している君にあったらもう文句を言わせないよ」

そう言って、私はタクシーに載って帰路につく

JK「やっぱり警備員さんは意地悪だ」

彼女は満面の笑みでそういった

バックミラーを除くと

いつまで

2014-03-04

http://anond.hatelabo.jp/20140304214843

ここを中心にしていた訳でもないので、一意見ですが、と前置きしておき、

「話の通じない人間」というのは、恐らく議論しようにも議論にならない人間、という事だと思います

そもそも、ここは匿名の誰が書き込んでいるか解らないダベリ場所というのが前提で、議論しようにも議論できないので、議論ぽい書き込みは茶化されて終わる事が多かった気がします。

たまに、目くじら立てた書き込みがあると、ここは「匿名で楽しく日記」という言葉で自制を促していた光景も何度か目にしました。

昔は殺伐としていなかったという訳でも、議論が無かったという訳でもないのですが、頻度が今より少なかった、自重作用が働く事も多かった、という話です。

で、そういう殺伐としたもの辟易している人間が、だべりに来ている印象がありました。

からこそ、他でやっとくれ、的なレスが付く事も多かった。

たぶん、書き込む人達が変わっているんでしょうね。

2013-07-18

http://anond.hatelabo.jp/20130718232209

ネットやってんじゃん?

趣味が見栄と虚栄心のビジネスから情報交換とダベリあいに移っただけだろ。

見栄と虚栄心なんて、ろくなもんじゃいから、それでいいだろ。

 

見栄と虚栄心が競争心につながるって言うけど、実際問題、まともな商品つくってるやつは見栄や虚栄心でやってるわけじゃない。

しろパクリ系の方が見栄と虚栄心でパクって粗悪品というオチまで付ける。

 

酒もタバコも、いらんよ。

2013-02-18

海賊FMラジオのこと

※この話は実話を元にしていますが、あくまフィクションです。

大阪1994年の春頃。俺は15歳で高校受験の年だった。

当時は、勉強しながらよくラジオを聞いていた。友人たちがよく聴いていたのはAM放送のほうだったのだが、音質も悪くて、トーク主体番組が多い気がしてどうも性に合わず、俺はもっぱらFM放送を聴いていた。

あの頃の大阪FM放送といえば、5年前に開局した80.2MHzFM802が斬新な放送スタイルで一大ムーブメント形成しており、FMが流れている店は大体FM802チューニングされているといった風潮だったが、洋楽主体とはいえ基本的チャートインするようなメジャー楽曲ばかりを流す802は俺には物足りなかった。

なにしろその頃の俺はYMOを経て電気グルーヴを聴き始めた頃で「テクノ」と名のつく音楽に飢えていたからだ。

ネットもない時代サブカルに半分足を突っ込んだ引っ込み思案の中学生には情報もないし、それを補う行動力もない。しょうがないのでCDレンタルで、とにかくそれっぽい音楽を、BUCK-TICKカシオペア姫神、ようするにシンセが使われている音楽ならなんでもいい、といったところまでストライクゾーンを広げて、片っ端から聴いて、なんか違うよなあ、と思いつつ、飢えをしのいでいた。


そんな時、周波数75MHz付近ラジオ放送欄に存在しない局が存在することに俺は気づいた。

音質はかなり悪く、兄から受け継いだ馬鹿かいラジカセアンテナ限界まで伸ばしてようやく視聴可能というその謎のラジオ局は、だいたい19時頃から受信可能になり、深夜3時頃にぶっつりと止まる、明らかに海賊ラジオなのだが、俺はすぐさまその局に夢中になった。

なにしろ、その局は、俺が全く聞いたことも無いようなレイブテクノばかりをCMトークも無しにノンストップで延々と再生しつづけるという、まさに狂気ラジオだったからだ。


それからというもの、家に帰って飯を食うと、勉強と称してそのラジオを聞くのが日課になった。

そのうち、音楽の合間に海賊ラジオの主とおもわれる若い男のコメントが一瞬はさまれる事に気づいた。

彼は「○○MHzバンブーラジオ」とだけボソリとつぶやくとすぐに次の曲をかけた。

バンブーラジオレイブテクノの垂れ流し(いわゆる今は中古CD屋で100円以下で叩き売られているジュリアナコンピのようなノリと思ってもらえば良い)は、それほど当時の俺の嗜好に合っていたわけではなかったが、TUTAYAで借りたチックコリアよりはよっぽどテクノっぽかったし、中には心の琴線に触れるような名曲もあったのだ。

その度に俺は、この曲は何という曲なのか、どこに行けばこの曲が入ったCDを買えるのか、切実に知りたかったが、なにしろ曲名を読み上げもしないバンブーラジオなのだ。それを知ることはできなかった。

そんなある日、いつものようにバンブーラジオをかけると、珍しく人の声がした。おそらく生放送で、バンブーラジオ局の主とその友人とおもわれる若い男が二人で楽しそうに会話している。

会話は主が友人に海賊ラジオを始めるよう勧誘する内容で、

FM放送なんて簡単だって日本橋でパーツ買ってきて、ちょっと改造したらええだけやん。3万もあればできるで」

みたいなことを言っていた。俺は、個人FMラジオを開局するという、そのとんでもない発想に興奮し、乗り気でない友人に替わって、自分にその方法を教えてもらえないものか、とすら思った。


ダベリ放送は延々と続いていたが、日付が変わった頃、主が

「そうだ、リクエスト受け付けてみるか」

と言い、おそらく主の自宅の電話であろう、電話番号を読み上げた。

俺の胸は高なった。「同じテクノ好きな人間と話すチャンスかもしれない!」

電話番号をメモしたものの、しかし、実際に電話をかけるとなると、躊躇した。俺は無知なただの中学生で、しかも主のかける曲名、ましてやそのジャンルが何というのかすらまったくわからなかったからだ。(当時はディスコでかかるような曲、という程度の認識だった)

リクエストしようもないし、そもそも俺が知りたいのは、いつもかかる曲の曲名のほうなのだ

そんな質問をするために自分電話していいものか…さらに言うと、携帯もない時代に、固定電話のある真っ暗な居間に降りていって、見知らぬ、それも違法めいた事をしている男に電話をかけるというのも、何かすごく悪いことをするような感覚があった。もし電話しているところを厳しい母親に見つかったら、と想像すると、俺の興奮は急速に冷めていった。


ラジオの向こうの電話は鳴らなかった。

正確には一回だけ鳴ったが無言電話だった。もちろん犯人は俺ではない。

そのうち、主とその友人も飽きてしまって、元のノンストップ放送に切り替えた。

残念な気もするが、まあ、また機会もあるだろう、俺はそう思って納得することにした


バンブーラジオはその後も放送を続けていたが、やがて、いつもの時間でも休止していることが多くなり、放送があっても、まったく関係ない、違う個人運営ラジオ放送素人くさい女DJJ-POPトークの合間にかけるといったもの)を中継していることが多くなった。

季節は冬になろうとしていて、受験本番の日が近づきつつあった。

ある時、習慣でバンブーラジオラジオを合わせると、聞き慣れたレイブテクノが聞こえた。

ああ復活したんだな、良かった。

と俺は思い、そのまま聴き続けたが、合間にいつも主がはさむ「○○MHzバンブーラジオ」の名乗りに変化があった。

「○○MHzバンブーラジオ。今夜が最後です。」

俺は驚愕して、眠い目をこすりながら放送を聴き続けた。深夜2:00頃だろうか、音楽ふいにフェードアウトし、主のボソボソ声に切り替わった

最近忙しくて、ちゃん放送ができなくて申し訳ない。この放送は、○○(大阪地名から放送してるんですが、なんかどうも電波岸和田あたりまで届いてたらしいですね。どれぐらいの人が聴いてくれていたかは知りませんが、今までありがとうございました。」

放送を辞めるのは、神戸に引っ越すからで、そこでも放送を続けるかは正直わかりません。やりたいとは思ってますけど、設備問題もあるので。」

「ではそろそろお別れです。スイッチを切ったら、屋根アンテナ外して、これでバンブーラジオは本当に終わりです。」

そして、数秒のブザーの後、放送は止まった。ヘッドフォンからホワイトノイズが流れていた。


あの時、電話しとけば良かったなあと俺は少しさびしくなったが、実は、その時にはそれほど感慨はなかった。

なぜなら、俺は既に電気グルーヴテクノ専門学校シリーズを手に入れて、自分好きな音楽クラブテクノミュージックというものであることを知ることができており、またテクノ専門学校セールスがそれなりに良かったのか、ソニーミュージック海外インディーズレーベルを中心としたリリースラッシュAphexTwinBlack Dogデトロイトテクノアーティストなど)もあって、大きなCDショップに行けば、簡単に好きなテクノミュージックが手に入るようになりつつあった。

なので、好みの合わないレイブ系のラジオが終わっても、わりとどうでも良かったのだ。

それから1ヶ月もしないうちに、1.17 阪神・淡路大震災が起こった。

俺の家の被害はガスが止まったぐらいで大したことはなかったが、尼崎に住んでいた叔父一家被災するなどして、大混乱だった。親戚全員の無事が確認された後、俺が真っ先に思い出したのは神戸引っ越しバンブーラジオのことだ。

ラジオで読み上げられる無数の被災者の名前を聞きながら、俺はバンブーラジオの主の無事を祈ったが、もちろんそれを確かめ方法はなかった。


その後、志望校合格し、春から始まる高校生活を前に、期待と不安で宙ぶらりんになっていた俺は夢を見た。

大阪電気の街、日本橋入学祝いお金を握りしめて、FM放送のための機材を買いにいく夢だった。

何故か、ピエール瀧バンブーラジオの主が同行してくれて、俺に色々とアドバイスをくれる。

棚に並べられた、無線機の列を眺めながら、俺はこれから始めるFM放送の構想にワクワクしている。


目が覚めた。そして、朝日の中、それが夢だとわかった時、本当の寂しさが襲ってきた。

俺の好きな音楽を一緒に楽しめる友人は、本当は一人もいないのだ。

中学友達AphexTwinAmbient Worksを聞かせても曖昧な笑みを浮かべるだけなのだ。そんなわけのわからん音楽よりこれ聴けよ、と渡されたカセットテープにはボンジョビミスターBIGが90分詰まっている。trfじゃないだけマシだけど、俺にはこの良さがさっぱりわからないのだ。

同じように、誰も、誰一人、AphexTwinの初期アンビエント空気感や、カールクレイグの無機質なマシンドラムの良さなどわからない。

俺はどうしようもなく一人だった。そしてそれは、春から始まる進学校での高校生活でも同じだろう。いやもっとひどいかもしれない。

夢で訪れた日本橋無線ショップに、俺は1週間前に実際に行っていた。自分FM放送を始めればあるいは、と思ったのだ。

膨大な機材に圧倒され、マヌケにも「FM放送をしたい」と馬鹿正直に店員に告げた俺は、表情を一変させた店員に「それは犯罪からね。帰ってくれる?」と追い出されたのだった。


幸いクラブミュージックはその後、ファッション文脈を得て一大ムーブメントを巻き起こした。送信機の代わりにシンセを買って宅録するようになっていた俺にもその手の友人が何人もできて、俺は一人ではなくなった。

ブームが終わって、俺が挫折して、シンセを全部売り払った今でも、彼らとの親交は続いている。

彼らとたまに昔話をする度に、俺はバンブーラジオを思い出す。向こうは俺のことなんて知らないだろうけど、今でも俺にとってバンブーラジオの主は、音楽を好きになって最初に出来た頼もしい先輩で、そして大切な友人だからだ。


皆がオフラインになった冬の夜、決してチューニングできないどこかの周波数で、あのアッパーでどうしようもなく頭の悪いレイブテクノが、あの時のままノンストップで流れ続けている。

俺は、まだそういう夢を見ている。


追記:海賊放送と書きましたが、バンブーラジオが本当に違法だったのか、実は知りません。でも電波が飛んでる範囲からして、当時のコミュニティFMに許された範囲は超えていたように思う。あと、念の為書いておきますが、この文章違法行為を助長する意図はありません。不正電波ダメゼッタイ。いい子は各種法律守ってネットでやりましょう。

2010-06-27

こいつ関西人

「やったった」「喋らす」とか言ってるし。

都内有名大とか後付けで設定つけて明らかに嘘だと見破られてるが。

最初は活動実績もろくにないただのダベリサークルだったのが

返信の度に活躍中のOBや才能ある同級生や増えていったり

プロ作家としての業界人との華麗な交流とか、リアリティなさすぎて中学生でも騙せないレベル

http://anond.hatelabo.jp/20100626154643

2009-06-07

http://anond.hatelabo.jp/20090607010455

横浜家系」のラーメン屋がいつも行列なんだけど、自分で食ってもあんまうまいと思わないんだよね~。

 

…ってダベリが以降続きます。

2009-01-13

代々木らくがきボードの思い出

http://d.hatena.ne.jp/raf00/20090112/1231752710

いや、これはゲーセンノートエントリなんだけど、

らくがきボードにもちょっと触れててその中に

「このボードでは絵師達の直接的なコミュニケーションは多く行われなかったが、」

という一言がすごく引っかかったよ!

ていうか直接的なコミュニケーションはあったよ!ぜんぜんあったよ!

毎日のようにボードのまえでダベリつづけてそのままファミレスに流れて

オタトークに花をさかせたりカードゲームとかしてたよ!

お互いペンネームで呼び合ってNIFTYOFF会みたいだったよ!

あと水道橋落書きボード(ここは場所柄か女子率が高かったのと家で描いた絵を貼り付ける人が多かった)

常連と合同OFFとか出たこと有るよ俺!

代々木常連のあいだで同人ゲーム(8-16bitでファルコムが偉かった頃)

企画が盛り上がったけど結局うやむやに立ち消えさせたりしてたよ。

会社の昼休みにいろいろフラッシュバックしてきて猛烈にノスタルジジイモード

なってしまったよ。

2008-08-06

http://anond.hatelabo.jp/20080805181241

ヤフオク中古テント買って、安いツーリングチャリ買って旅行だな。自転車屋で聞くとわかるが、たためるチャリ列車に乗せられる。夜行自由席で遠出して、現地で一週間テントしながら旅行だ。楽しいぞ。

  • 夜行には同じようなことを考えているやつがいるので、話は聞ける。
  • 下着の替えは2枚くらいあれば何とかなる。キャンプ場で、みんなが寝た後洗濯しろ(くれぐれも、炊事用の水場は使うな)
  • 単車のりは、自転車旅行しているやつが好きだ(ひそかにコンプレックスを持っている)。キャンプ場で目が合ったら会釈してやれ。
  • 無人駅にはワンゲルの連中が寝ていることがある。世間話でもして、一緒に雨露をしのげ。

どこにすんでいるのか知らないが、盆前に3,4泊で行くといい。楽しけりゃ盆の後にもう一度少し長距離を行けばいい。

2007-08-11

らきすたは「面白い」?「つまらない」?

まずは結論から言おう。

らきすたは「面白く」もないし「つまらなく」もない。

アニメ版らきすた」は作品ではなく、現象であるからだ。以下、「らきすた」という呼称はアニメ版のみを指す。

 

現象には内側に入り込むか、外側から眺めるかの二択しかない。

つまり参加することが面白いのであって、素材である「らきすた」そのものはどうでもいいのだ。

もちろんその素材足りうるいくつかの条件を「らきすた」は備えていた。

その条件は非常に流動的かつ偶発的であるため、マーケティング対象としては不適切である。

人為的な再現はほぼ無理だ。

らきすたの爆発的なブームは、最近巷でよく取り上げられる「祭り」の構造に近い。

作品としては典型的な「劣化あずまんが」以上のものではない。

それぞれのキャラクター立ち位置あずまんがキャラクターコンパチブルである場合も多い。

もちろん細部は違うから完全に互換だとは言えないまでも、かなり意識的に似通わせた構造の作品であることは明白であろう。

 

しかし、らきすたにはあずまんがには絶対に存在しなかったキャラクターが居る。

泉こなたである。

泉こなた存在によって、「らきすた」は「らきすた」足りえていると言うのは万人が否定の余地のないところだ。

では「らきすた」は泉こなたというキャラクター存在によって何を獲得したのか。

 

それはメタ視点であった。

泉こなたオタク男性のアヴァターラ(化身)であるということは、既に多くの指摘を受けている。

ここでいうオタク男性とは言うまでもなく

「一日2回の二次元オカズとしたオナニーが日課で、エロゲネトゲアニメ以外に生きがいのない汚らしい屑」のことである。

そんな俺たちであったが、それでもやっぱり美少女たちに囲まれる生活には憧れがある。

しかし異性として美少女の前に己を晒すという視点は、すでに俺たちにはリアルなものではない。

どんなに駄目なキャラクターでも、美少女たちに囲まれてチヤホヤされている男性キャラクターに自分自身を重ねることは到底無理であり

「このイケメンが」と嫉妬すら覚えることも稀ではない。

三次元をとうに諦め、二次元美少女にすら傷つけられることを恐れる絶望したオタクたちは、

「せめて二次元ではモテたい」「だがモテるはずがない」という二律背反に引き裂かれかけていた。

そこに生まれたコペルニクス的転換が

「自分が美少女になればいいんじゃね?」思想であった。

美少女美少女に拒絶されない。これがオタクがその絶望の地平線に見出した新たなる信仰であり

それにすっぽり嵌ったのが泉こなたというキャラクターだったのだ。

 

らきすた」という現象の中核はここにある。

本来、らきすたという作品はこなた抜きでも成立しうる。

時おり描かれる他キャラクターの日常をそのままに教室そしてそのほかの場所でのダベリ

こなたが居なかったとしても、かがみんはつかさに突っ込むだろうし、つかさは際限なくボケまくるだろうし、

みゆきは相変わらず豆知識を披露し続けるだろう。

 

基本的にこなたは彼女らの会話に対し、茶化したり感想を述べるなりするだけの存在である。

これがつまり「らきすた」が獲得したメタ視点なのだ。

視聴者の視点を作品内に持ち込むことで、「らきすた」は「らきすた」として確立した。

  

故にこなたはどうでもいいことしか言わない。

視聴者の代弁者たるこなたの興味は他の美少女キャラクター自身にあり、彼女らが本来牽引すべきストーリー(そんなものがあったとして)には無い。

だからチョココロネの食い方だとか、そういう

エンタティメントとして成立していれば明かす必要すらないどうでもいい情報」を知りたがる。

たとえばそれは設定資料集とかにチョロッと書いてある情報を喜ぶような、そういう心理だ。

 

ではそろそろ作品としての「らきすた」に評価を下そう。

らきすた」はエンタティメントとしてはつまらない作品である。

笑わせるでもなく、さほどの共感をえられるとも思えない単なる日常を山も谷も無く描くだけの作品だ。

そこにあるのは単なる空間である。

だから、らきすたがつまらないと感じ、ムーブメントに乗れない君らは正しくて幸せだ。

反発を感じる必要など無い。らきすたは面白くない。その通りだ。第一話から最新話まですべてチェックしてニコ同でコメントまくりDVDも全部予約した俺が保障する。

これまでと同じように充実したリアルとその他のアニメを楽しんで欲しい。

 

そして、らきすたを面白いと思っているオタクたち、君たちもまた幸せだ。

我々は我々の祭りを存分に楽しもうではないか。つかさにみwikiにかがみんに萌え彼女らに慰撫される、我々のそれと地続きではない日常を楽しもうではないか。

いずれ祭りが終わり、我々のリアルが帰ってくるまで。あるいは新たなるユートピアを見つけ旅立つその日まで。

2006-09-25

モテの話しようぜ

俺のクソオタ時代の趣味

ルサンチマンエロゲーカノンネットウヨク脱オタワレズピーコエミュオナニー

モテるようになってからの趣味→丘サーファーネットダベリング、女の子はとりあえず褒める、ウィニー画像掲示板オナニー

結論。一貫して頭が悪い。

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