「ストーリー漫画」を含む日記 RSS

はてなキーワード: ストーリー漫画とは

2024-03-08

鳥山明って言うほど天才漫画家か?

デザイナーイラストレーターとしては間違いなく巨人だったと思うが、ストーリー漫画家としてはどうなの?(ってこの追悼ムードの中では言い出せないのでここに書く)

ドラゴンボールの後ろ半分はインフレ自己模倣に終始していたし、DB後は大きな仕事をする意欲さえ失っていた。

巨大になりすぎたDBの連載終了が許されなかったって事情はあるんだろうけど、もっと活躍する道もあったのではないだろうか。

2024-02-13

anond:20240208215941

巨乳大好きだし嫁も巨乳だけど普通ストーリー漫画の女キャラ巨乳だらけなのはキモオタ脳裏にチラつくから嫌い。

増田の言う通り単純にノイズなんだよな。

エロ漫画、準エロ漫画ならいいんだよ。それはノイズじゃなくてメインだから。むしろ巨乳以外ほぼありえない。

そうじゃなくあたかちゃんとしたストーリー漫画の顔して、しっかり巨乳キャラオタク受け狙ってるのが気に障る。

キャラ付けとしての巨乳ならいいんだけど、そうじゃない巨乳マジでノイズしかない。ここの境い目は正直難しいが。

まあ売り上げとか人気も変わってくるだろうしある程度しょうがないとは思ってるけどね。あとは作者がもうそれでしか書けない、性別分けできないみたいなパターンもあるんだろうとは思ってる。

正直読んでるこっちとしては「また巨乳か」って感じで食傷気味なんだよな。別にラムラしてなくて普通の飯食ってるときAV流される感じ。今そういう気分じゃないんだけどっていう。

極端な例だけどめちゃめちゃ覚えてるのがジャンプ+の読み切りでなんか女子高生同士の友情を描いた漫画なんだけど出てくるキャラが全部巨乳ジャンプ+のコメントで叩かれまくってたやつな。

あれはさすがに作者可哀想だなと思ったけど、正直本当にノイズしかいか批判コメントだらけになるのも予想ついたよ。

元増田に対するまたどえらいヤバいnoteあったけど、あれに対するブコメには引いたな。

あんガバガバロジック火の玉ストレートだの参考になるだの、、

あれを書いたやつはまだそういう暇空シンパさんねで終われるんだが、あれに対して賛成多数のコミュニティはもう救いようないだろ。

2024-01-27

芦原妃名子映像化作品を振り返ろう

砂時計TBS昼ドラ愛の劇場枠)

1話30分60話。小学生編、中高生編、社会人編と原作を描き切る。視聴者の評判はいい。当時めちゃくちゃハマってて小学生編、中高生編は特に良かった記憶ドラマだけのオリキャラが出ていた。同時に原作も全部読んだが、「原作改変しやがって」とは思わなかった。

 

砂時計映画

ドラマ「砂時計」の翌年に映画公開。制作ドラマと同じTBSが入ってるので原作者がドラマの出来に不満を持って…ってな感じで作られた映画ではないと思う。多分。

 

Piece日テレ・深夜枠)

1話30分13話。ジャニーズ中山優馬本田翼主演で他にもアイドルがたくさん出てくるアイドルドラマ。配役が配役だからネットに残るファン投稿は高評価ばかりだけど、ジャニーズアイドルに興味ない人は元から誰も見もせずスルー状態自分も見てない。

 

セクシー田中さん日テレ・日曜プライム枠)

1話50分全10話。配信限定ストーリーあり。原作者が「絶対改変するな」と契約して映像化して、ラスト2話は急遽原作者が脚本視聴者の評判はいい。ドラマ原作も見てないがラスト2話は原作にない展開とのこと。

 

ジャニーズドラマにショックを受けて防衛本能が激しくなったかドラマ「砂時計」まで実写化に不満を持ってたらショックだな。

今の時代ストーリー漫画を1クール9~10話って決まってる枠で映像化するのは難しいのでは。昔の昼ドラ、今ならNHKの夜ドラみたいな枠で毎日15~20分の内容でドラマ化するのがこの手の漫画ドラマ化に最適なんではないか

2023-12-30

anond:20231230045630

もうちょっと日本語理解してくれよ

同人こそアホみたいなハードポルノばっかだろ

半分ストーリー漫画女の子が気前よく脱ぐくらいの商業エンタメ作品が欲しいの

そういうニッチばっかで困るって話をしてるのに、なんでニッチな方向にばかり持って行こうとするんだ

そういうところがわからないんだよ、今のネットで声のデカオタク

世の中が自分みたいなマニアックポルノ中毒ばかりじゃないってこともわからないのか?

2023-12-12

anond:20231212170001

昔の作風なので俺もそんな合わない

 

手塚治虫って自分作品を後から時代に合わせる形で改変するのだが、改変前よりイマイチになってるの多いよね

有名なのでいうと「新寶島」は最初オリジナル版(合作)と改変版だと全く違いすぎて、

改変後のを読んで「えーこんなので藤子不二雄が衝撃を受けたのか」とガッカリするが、オリジナル版見ると感動する

なので、古い作品ほど、なるべくオリジナル版で読んだ方がいいと思う

 

あと偉大なのはストーリー漫画を量産する仕組みを発明したことだと思う

昔言われてたコマ割りが映画的、みたいのは「手塚以前からホラ、こんなのがあるよ」と系譜が指摘されてるのだが、そういう映画的なレイアウトが凄いとか以上に、映画みたいなストーリーマンガでやる、短編でなく、ギャグでなく、単行本1冊分の長編ストーリーを次から次に送り出せるようなのは手塚治虫発明したと言っていいんじゃない

自分が書きたいストーリーを量産するために、コマを整理したりキャラクターを整理したりと細かいノウハウを整備舗装して、手作業芸術家のものだったマンガを、近代化されたストーリーマンガ製造工場を打ち立てて産業化に貢献した産業人というのが凄い

アニメでも同様に芸術から産業に、仕組みそのものを変えてしまった)

まあ自分生命財産を削りながらしか成り立たない仕組みだったわけだが……

anond:20231212170001

漫画って言ったら4コマ漫画時代コマ割りしたストーリー漫画を作ったとか日本初のTVアニメーション鉄腕アトムだったとかは聞くけど

担当編集不公平感出さないために別々の漫画を1ページずつ書くとかアニメ明日放送だってのにリテイク出すとか亡くなってしばらくして仕事机片付けてたらエロ絵が出てきたとかちょっとネジの外れた話の方が印象深い

2023-11-18

手塚治虫を神として崇める「漫画神様」というフレーズ違和感を感じる。

正直、いまの技術水準で言えば、手塚治虫マンガレベルはどれぐらいだろうか?

断言して言うが、決して高くないと思う。

開祖ではあるかもしれない。しかし、神として崇めるのは無理だ。

誤解しないでほしいのだが、人物として偉大だったと思うし、すごい人だったとも思う。

日本ストーリー漫画手塚治虫先生がいなければ、別のものになっていたということは理解している。

その上で、作品を読んだ上で言うのだが、源流ではあっても神ではない。

漫画神様というフレーズはなんか気持ち悪い。

例えば、他のジャンルに置いて大山倍達近代フルコンタクト空手開祖だが、その技術レベルは、果たして現在格闘技レベルにおいてどれぐらいのものだろうか。

決して高い水準にあるとは言えない。

しかし、その弟子から派生した近代空手総合格闘技歴史において大きな存在感がある。

その発展に、意味があるのであって、神格化することには違和感を感じずにはいられない。

尊敬していないわけではない。当時にすごいことをやっていたということは感じる。

しかし、神として崇めるのは違和感しかない。

ガンダムなんかも、名作だと言われるが、たしかに名作だったと思う。

しかし、いまの技術レベルで見ると正直作画崩壊のように感じられるし、キツイと思う。

水星魔女について、中学生普通に楽しめるが、現状、ガンダムを見る場合古典として、色々我慢して、視聴する」必要がある。

手塚治虫先生作品は、時代の流れを超越した存在か? と言われると、決してその水準ではないと思う。

過去に対するリスペクト神格化という形で創作者にやるのは、なんか違和感を感じている。

ラーメン再遊記の塩匠堂のような扱いをしているのではないかという気持ち悪さを感じる。

近年、創作は極めて大きな発達を遂げている。その面白さの水準に、過去手塚マンガは残念ながら達していない。

過去すごい人がいたというリスペクトはするべきだと思う。

しかし「漫画神様」というフレーズは、違和感を大きく感じる。

羽生会長のこのインタビューを見た後だと、余計に違和感を大きく感じる。

ttps://www.youtube.com/watch?v=elhvLYVh3XM

漫画神様というフレーズ、正しい評価なのだろうか。

偉人ではあると思う。しかし、神様とは思えないのだ。

2023-11-13

きらら批判の「中身がない」というのはどういう意味なんだろう?

まんがタイムきららが創刊20周年を迎えた。


けいおん!』の大ヒットは衝撃的だった。

TBSしかまともに手を出していないマイナー雑誌アニメ歴史を残すほど大ヒットしたのだ。

同時に、けいおんに限らず、まんがタイムきららに対する批判の声も大きかった。その中で一番聞く声がこうだった。


中身がない


少なくとも多くの人の癪に触ったのは間違いない。

たか萌え4コマときがここまでヒットしたとは思っても見なかっただろう。

ストーリー漫画コマ割りで魅せてくれるから良質なんだ。

コマ割りが単調な4コマ漫画、それもキャラしか魅力がない萌え4コマに魅力があるはずがない。

多くの人がそう思っていたのだろう。


2022年秋、とあるジャンプ漫画原作アニメきららアニメときに負けるなんて夢にも思わなかっただろう。

世の中で最もヒットを生み出した高尚なジャンプ漫画が、中身がないはずだった低俗きらら漫画に負けたのだ。

これは筆舌に尽くしがたい屈辱だっただろう。


改めて聞いてみよう。


中身がないってどういうことなんだろう?

2023-10-13

「一回作ってみろ」はマジで至言なんよ

ゲームにしても、小説にしても、漫画にしても

やると分かる事があり、やらない限りは気付けない


ぶっちゃけ、この言葉は手を動かさなワナビに言ってんだから

これで折れる奴は、折れた方が幸せだよ

件の漫画家さんは、十数年でも燻って、実際に描くという意思はあり続けたわけだから

あの話、実際に何の反証にもなってないんだぜ

趣味の分野でプロになるってのは、【そう言う事】だろ


泣きゲ全盛期に同人描きで、そっち系雑誌に拾われて連載を得て

単行本を数冊出した奴を知ってるけど

すげぇ描いてたよ4コマとかストーリー漫画

本屋バイトしながらカツカツの同人活動

雑誌連載を得て漫画家になって、単行本本屋で予約させられた

結婚して子供出来てたけど、その頃には無断UPとかが盛んで

あれは止められないから、一定程度しょうがないと割り切ってマネタイズを、みたいなこと言って喧嘩別れして、その後は知らん

ツイッター更新停止、ブログ自然消滅ペンネームでの活動も見なくなった

今どうしてんだろ?



仮に、サラリーマンやりながら、と考えた場合

お前ら出来るか?

サラリーマンとしての仕事をきっちりやって、会社サラリー分の利益提供しながら

余暇漫画を連載って

それって、過保護にしないと折れちゃうよ、みたいな奴にやらせることか?

漫画家一本やり?

それこそ、老齢まで漫画家で居られてる超人、どんだけの人数だと思ってんねん

その枠に入るのに「漫画を描きたい、でも描けないですよねー♪」みたいな奴の背を押せって?

馬鹿かよ

この漫画家の生存バイアスに引っかかると中途半端ワナビでいて

人生壊す気がするよ

anond:20231011170001

2023-09-15

anond:20230915113029


ストーリーもの四コマのちがいじゃないだろうか?

表現メッセージ性という点では、ストーリー漫画原作を超えるアニメはない。(視聴率や、売上の成功という点では別)

四コマアニメのほうが表現力が高いから、アニメのほうが作品としてメッセージが高い、ということは多々ある。

anond:20230915064332

ストーリーもの四コマのちがいじゃないだろうか?

表現メッセージ性という点では、ストーリー漫画原作を超えるアニメはない。(視聴率や、売上の成功という点では別)

四コマアニメのほうが表現力が高いから、アニメのほうが作品としてメッセージが高い、ということは多々ある。

2023-09-01

anond:20210504184728

ふしぎなふしぎな子ども物語 なぜ成長を描かなくなったのか? (光文社新書) を読め

海賊王まんがの分析-他のストーリー漫画/アニメなどとの比較したーあり)

2023-08-15

ストーリー漫画1作品寿命は30巻説

最近流行ってる漫画がどれもだいたい30巻以下で終わらせて新章突入or次回作に移行してるのを見て感じたこ

1:漫画という媒体で描くテーマ友情だの平和だの復讐だの)自体がだいたい30巻ぐらいで描き切れるから

  →そのあとは引き延ばしやサブテーマ解決かになって読み物としての求心力が落ちてくる

2:一年で3〜4冊出版されるとして7〜10年経ってしまって、作者が成長してしまうから

  →初期に決めた設定の枠をこえて、作者が描きたいものが変化していって整合性が取れなくなっていく

3:読者が成長してしまうから

  →少年期には夢中になって読める設定でも大人になるとアホくさくなったりして読むのをやめてしま

4:世の中のホットワードが変わってしまうから

  →連載開始時はみんなが注目してる概念Vtuberとか異世界とか)でも10年経つと語り尽くされたり、誰も興味がなくなっていたりする場合がある

   それについて話を続けるのは読んでる方も結構苦痛

2023-07-07

anond:20230707154527

制作フロー技術的な部分は問題じゃ無い。

リソースコストをかければできるだろう。

どちらかと言えば「やる価値があるか?」「どの程度効果的か?」という話で。

ギャグ漫画に詳細な背景書き込みいる?とか、ストーリー漫画でも初めの全景で今どこにいるかが分かれば、他のコマでの書き込みキャラクター位置関係が分かる小道具さえあればよくない?とかそういう感じの。

2023-07-06

anond:20230706013708

ゲームだとどうしても「主人公主体となって困難を解決する」って要素が必要になることが多い

この認識は、男性向けに寄り過ぎでは。

ゲームだとバラエティありすぎなので漫画で言うけど、少年漫画の多くが「主人公問題解決すると、女の子に惚れられる」というストーリーなのに対して、少女漫画は「主人公イケメンを落とすと、諸問題解決する」というストーリーでしょ。

男性向けでも島耕作みたいに「女を落としていると、諸問題解決する」というストーリーはあるけど、あれは疲れたおっさん脳死で読むものであってストーリー漫画の主流ではないし、

これをゲーム化するなら「同級生」フォロアーのエロゲーフォーマットで、男性向けゲームの主流ではないけれど、女性向けなら乙女ゲーフォーマットでむしろ主流と言える。

2023-02-10

「何故男性女性受けしている男性向け作品を嫌う事があるのか?」という疑問に対して良い回答があった

その辺の感覚っていまいち言語化しにくいものなんだけれど

男子が熱くて面白いストーリー漫画として楽しんでいるもの

女子腐女子的に消費するのって、思春期男子からすると結構嫌悪感が湧くもんなんだよ

性別反転して例えるなら、ジャンプのお色気漫画発情している男子を見た女子

男子ってほんとやーねとそのお色気漫画自体も嫌いになる現象に近い

これが結構真理を突いてると言うか、男子女子に人気ある物を嫌う心境を的確に表してるのかもしれない

2023-01-16

anond:20230116164850

槙くん救われてないじゃん

 

ジャンプラで

AセクシャルがAセクシャルのまま

救われるストーリー漫画が載るご時勢に

Aセクシャルを匂わせて、裏切って

何の救いもないまま最後放り投げた

やがて君になる」を擁護するのは

クイアベイティング概念的に不可能だよ

2022-12-07

『僕の心のヤバイやつ』の何が良かったか、そして今は何が微妙

https://anond.hatelabo.jp/20221206182821

もし増田最近僕ヤバを読み始めてるなら、面白くないと思うのは仕方ない。

この記事を書いている増田は1巻が発売される前に、「市川山田への恋心を自覚する話」辺りで連載を発見した人間である。その立場からすると、最近の展開がかなり、かなり微妙特に3年生へ進級してから)。

そもそも、僕ヤバは連載をすすめる中で面白さの性質露骨に変化した漫画だ。読んだことのない人向けに今さらながら説明すると、『僕の心のヤバイやつ』は中学生オタク男子である市川と、天真爛漫天高身長モデル女子山田による「両片思い漫画であるしかし、こう断言できてしまうのは今だからであり、初期のころは違っていた。

「僕ヤバ初期」と言えるのはおそらく1-2巻、市川山田自分の中にある気持ち自覚するまでの辺りである。この時期の特徴は「市川山田に振り回される」ことにある。天然ぼけに近い山田の行動を市川一方的に観察し、時々山田と話したりしてちょっとずつ心の距離が近づいていく。山田内面もこの頃はいまいちわかりづらい。だからこの頃はギャグ漫画テイストが色濃い。みつどもえとかロロッロの頃のノリをひきずってどぎつい下ネタ要素もある。

今振り返ると、僕ヤバ初期の優れていたのは、「人のことを好きになる」経緯をすごく丁寧に描いていたことだ。とにかく、市川山田相手のことを何も知らない。なんなら山田市川のことをどうでもいい他人くらいに思っている節すらあった。それが自転車の件やティッシュ差し入れの件といったちょっとしたイベントを機にそこそこ話すようになる。白眉なのは秋田書店社会見学時のエレベーター内の描写だね。山田無意識市川のことをじっと見つめるやつ。その後にミルクティーをもらって特攻が刺さり恋を自覚する瞬間もいい。

この頃は、この距離感のつばぜり合いとでも言うべき、「恋なのか何なのかわからないが相手のことが気になったりする状況」に読者はドギマギさせられていたのである。なお、この辺りからTwitterを中心とするSNSで人気が出始めたわけだが、その背景には僕ヤバのTwitter戦略がめちゃくちゃ上手かったという要素も忘れてはならない。サイトだけで連載を追っている人は意外と気づいていないのだが、僕ヤバは更新日の火曜19時に作者がTwitter宣伝投稿をする。その際に添付される書き下ろしカラーイラストに本編を補足する情報が含まれていたりする。また、本編とは別の書き下ろし漫画通称「ツイヤバ」も定期的にTwitter投稿されていて、投稿時間は大体木曜~土曜の19時~21時である。つまり、「会社員仕事を終わって漫画を読む時に僕ヤバを目にする」ことが週に2回必ずあるようにしていたわけだ。漫画面白さもさることながら、こういったSNS戦略の丁寧さも見逃されてはならない。

さて、話を戻すと、「僕ヤバ第二期」とでも言うべき時期は、その後からクリスマスデート回くらいまでだろう。この頃の読者身もだえポイントは「お前らさっさと付き合えよ!」である山田は好きを自覚したらガンガン攻めるタイプなのだが、市川普通オタク男子なので勘違いしてはいけないとずっと自制を心がける。この頃の特徴は、主に山田から一方的アプローチである。一緒に下校したり、自分からLINE聞いたり、冬休み漫画の貸し借りを口実にクリスマスデートまで持って行く。猛攻である。そしてオタク男子の夢である一方的相手からアプローチをかけてくる状況! ここから付き合えるラブコメがあるんですか!?

また、この辺りから読者も気づき始めたのだが、桜井のりお漫画における情報の出し方や伏線の張り方がものすごくうまいクリスマスデート象徴的だったのが紙袋を一緒に持つところだ。紙袋の後ろにモブカップルが手をつないでるのを移し込むことで「実質手つなぎじゃん」って読者に思わせたあと、終盤で実際に手を繋いで読者を殺しにかかる。漫画うまい。うますぎる。

個人的にはこの辺くらいまでが一番面白かった時期なのだが、同時に市川モノローグ結構クローズアップされるようになるというか、真面目なモノローグが増えた。ギャグにしないというか、「真面目なラブコメ」へのシフトが始まったのもこの時期である

さて、クリスマスデート以降から最新話に至るまでを個人的には第三期に位置づけているのだが、この辺はおそらく「周辺人物の掘り下げ」が中心になっている。いわゆる外堀を埋める段階である。お互いの恋心は大体伝わっているので実質付き合っているような行動が繰り広げられる。お互いの家には訪問するし、なんなら原さんカップルとのダブルデートも行われる。新学期に入って新キャラも出してきた。

この辺になると、「このギャグキャラもこんなことを考えていたのか!」という掘り下げが話の原動力になっている。なぜなら山田市川はもう両片思いであり、それだけやってると正直マンネリ化してしまうからだ。恋心を自覚するまでの初期や両片思い期は関係性が特殊なので、普通シチュエーションでの展開のひねりがわりと聞く。しかクリスマスデート回以降は関係性が大体固まりつつあるので、山田市川だけではストーリーが続かない。端的に、マンネリ期と言っていい。まだ付き合っていないのにマンネリ!?

ダラダラと書き散らしてしまったのでまとめるが、つまり自分が言いたいのは「関係性が固まってしまった」ということだ。ただのクラスメートから恋を自覚するまでの「相手がなんとなく気になってしまう」段階、クリスマスデートまでの「相手となんとか距離を近づけたい(主に山田)」段階は既に終わり、割と真面目に話を広げようとしている。単話単話で話を盛り上げるタイプだったのが、ストーリー漫画シフトしようとしている、と言えるかもしれない。

ここまで書いたら本増田最近微妙に感じていた理由もわかっていただけるのではないかと思う。自分にとって僕ヤバは「友だち未満」や「両片思い」という微妙関係性でのシチュエーションの妙を楽しむ漫画だと思っていたので、最近はその面白さが発揮されていないのである。もうちょっとその辺はなんとかならんかなぁ……と思っていた。

そう、思っていたのだが……最新話が遂にアレですよ。第四期到来だ。また関係性が変わるぞ。市川彼氏としてどう振る舞うのか! 山田の性欲が牙をむくのか!? 内緒デートを楽しむのか!? 文春砲くらって別れの危機が訪れたりするのか!? 乞うご期待である

あと今多分アニメ化にあわせて85話まで無料で読めるからみんな読んでみるといいよ。14:33に見てみたら閲覧できなくなってたわ……誤情報すまん。執筆段階では見れたんですよ。設定ミスかなんかか?

https://mangacross.jp/comics/yabai/1

2022-11-03

anond:20221102221741

しか漫画キャラを魅力的にするのが間違ってないんだけど、結果似たような話ばかりの作品になる弊害がある。

ストーリーで魅せる短編作家優遇するとか、あるいは連載作家でも年1くらいで読み切り1話描いてもらえるようにストーリー漫画を大切にしてほしい

2022-10-20

anond:20221020011014

漫画という形式エッセーを書いてるのに、漫画という土俵に乗せるならストーリー漫画として起承転結、起伏、伏線など構成ちゃんと考えて物語を書けと言われてる感じ

日記を書いてたら絵の下手さをダメ出しされまくったみたいな

2022-10-18

anond:20221018122723

俺の中でも

一度シコった漫画ストーリー漫画としては一段下に感じてしまうので

それでいいと思う

2022-09-04

エロ漫画可能

もしかして本格ストーリー漫画ヒロインエロがあったら最高に興奮するのでは、というコンセプトは正しくても、実際連載になると毎号のエロノルマがキツすぎて無理やり短尺エロを突っ込まないといけなくて話が全く面白くならない。別に毎号エロなくてもいいよ!話面白くしてくれ!一つのエロの尺を伸ばしてくれ!

2022-07-21

ここ10年で「滅茶苦茶面白いな!」って自分が感じたコンテンツを思い出してみる。1【追記したよ】

最近ドクターストーンというアニメの録画を見て年甲斐も無く「滅茶苦茶面白いなこれ!」って思って感動した。

人生って嫌な事も多くて、正直先も真っ暗で最終的に悲惨な結末を迎えるかもしれないな…って暗い想像をする事もよくあるんだけど

そういう時ベタだけど「うわめっちゃおもしれえなこれ!」ってコンテンツ出会えたらそれが一瞬でも生き甲斐になれる事がある気がする

なのでここ10年という最近に「これに触れる事が俺の生き甲斐なんだ!」ってくらいハマった物を少しずつ思い出して一度書き出してみたくなった

思い出せない物も沢山あるだろうけど、それでもその時その一瞬でも楽しめたのならきっと幸せな事だったんだと思う。ハマった年も覚えているなら書く事にする。

クロスアンジュ 天使と竜の輪舞2014年

まれて初めて最後まで追った深夜アニメ。このアニメを録画するためにブルーレイレコーダーを購入した。

機動戦士ガンダムSEED監督福田己津央氏が製作に携わっているという事で怖い物見たさで見始めたのだけど、見ている内に見事にハマってしまった。

OPに出てくるキラっぽいキャラが出るまではとにかく見ようかな…と思ってたんだけど、まさにそのキラっぽいキャラが出てくる4~5話で完璧にハマってしまった。本当に大好きだった。

次回が公開される一週間後を待ちきれず、放送日が来るまで何回も何回も録画した回を見返して待っていた覚えがある。今の自分からは考えられないくらいハマっていた。放送後に発売されたゲーム版スパロボも買っていない。

マジック・ザ・ギャザリング2012~2013年

イニスラード~ラヴニカへの回帰がスタンダートだった頃のMTG。当時友人達と一緒に遠くのカードショップまでカードを買いに行くほどハマっていた。

少年時代コロコロコミックで連載していたMTG時代デュエルマスターズが好きだったんだけど、地元MTGを取り扱っているショップが無かったので実際遊べるようになるのにその漫画を読んでいた頃から10年以上かかった。

基本的に安いカードしか買わないようにしていたんだけど、それでも結構な額を使ったような覚えがある。今ではその友人達との縁は切れたけれど、MTGだけは今でもMTGアリーナで遊んでいる。

当時ニコニコ動画MTG架空デュエル動画が大いに盛り上がっていて、そのシリーズが好きだった。所謂例のアレジャンルなので今となっては不謹慎かな、と思う。

空の境界TYPE-MOON作品2012年2013年

当時菊地秀行氏や夢枕獏氏の作品の影響で所謂伝奇バイオレンス小説にハマっていて、何でも良いか面白い伝奇小説は無いか!?と思っていた時期に古本屋出会ったのが講談社ノベルス空の境界だった。

一冊100円という事でとりあえず上下巻買って読んだんだけど、とにかく読みづらくて「Fateとか月姫好きな人間はこんな読みづらい文章作品にハマったのか…?」と読み始めた頃は思っていた。

読みづらい、とにかく読みづらい…と思いながら読んでいたけど上巻の終盤に始まる第五章・矛盾螺旋あたりから「あれ?この本読みづらいけど結構面白いのでは…?」と思い始め、下巻を読破する頃には完全にハマっていた。

正直今でもこの本の内容を理解しきれているとは言えないけど、主人公両儀式とその親友黒桐幹也恋愛物語にもうのめり込んでしまった。しばらく後にこの作品アニメ化している事を知りすぐにレンタルで全巻借りて見た。

アニメの出来もとても素晴らしくもう空の境界熱は止まる所を知らなかった。生まれて初めてアニメDVD、それも初回限定盤を買ってしまったし書店アンソロジーコミックスも買った。寝ても覚めても両儀式の事ばかり考えていた。

この自分の「好きだ!」「こういうのが見たい!」という熱量が、自分SSを書かせる行動力も与えてくれた。とあるコミュニティ空の境界SSを投下していたのもこの時期だったと思う。出来はあれだったけど、熱量はあった。

空の境界と同じ世界の話という事でメルティブラッドにも手を出してプレイしたし、メルティブラッドと同じ世界という事でついにCSFateにも手を出してしまった。クリアするのに60時間以上かかったけど、あれも凄いノベルゲームだった。

ここまで来るともう空の境界面白い、というだけでは収まらなかった。Fateの前日譚という事でFate/Zeroの小説通販で全巻買って読んだ。滅茶苦茶面白かった。その後はネットの各所でFateSSを読み耽りまくっていた。

空の境界アニメを見たんだから他の型月作品アニメも見るか!という事で、真月譚月姫DEENFate/stay nightのTV版と劇場版Fate/Zeroのアニメセールの時に全巻借りて三日で全話見てしまった。

正直今の自分には信じられないくらいの熱量がこの頃の自分にはあったと思う。倍速でアニメを見るのもしんどい今の自分が、TVアニメを計5クール分と劇場版アニメ一本を立て続けに見るとか、完全にハマっていた。

その後空の境界の続編小説が発売されている事を知りそれも読み、未来福音劇場版も楽しみだったけれど劇場には見に行けなかったのでレンタルで旧作扱いになる一年後に100円で借りて見た。これも中々面白かった。

この型月熱はずっと続くかと思っていたけど、ハマってから数年経つとやっぱり少しずつ冷めてしまった。色んな要因が重なった物だと思う。

型月ファン同士の嫌になるような叩き合いを見たとか、とある型月ファンサイトで作品叩きやらキャラ叩きやら嫌な思いをしたとか、自分の中で神聖視していた式のエッチな絵を見て衝撃を受けたとか、色々重なった。

結局2014年頃に放送されたUBWアニメ版は「劇場版の中で出来た自分イメージと違うと嫌だから」という理由で見なかった。2017年にやっていたアポクリファアニメは見たけど、こっちは先入観無く最後まで楽しめた。

多分今でも作品に触れたらそれなりに楽しめるんだろうなって思う。3/16事件とかDDDとか型月熱が冷めた後に触れてもそれなりに楽しかたから。それにしても、空の境界熱狂してた頃は本当に楽しかった。

修羅の門海皇紀川原正敏作品2013~2016年頃)

ある時月刊少年マガジン立ち読みした時に「陸奥VS呂布」という謎の煽りを見て何だこの漫画は…?と思ったのがこの漫画に対する第一印象だったのは覚えている。実際に読んだのはそれから大分経ってからだった気がする。

刃牙烈海王ボクシング編が「烈の門」と言われたり、夢枕獏餓狼伝をパクった作品だと夢枕獏本人に名指しで批判された事で、タイトルだけは読む前から知っていた。知っていたけど、中々手に取る気が起きなかった

それでもまあ有名だからきっと面白いんだろうな…と思って読み始めた所、最初の方は絵がお世辞にも上手いとは言えなかったり背景も正直手抜きだと思っていたけれど、いつしか…いつの間にか読む内にこの漫画にハマっていた。

第二部の決勝戦の頃には完全にハマっていたから、恐らくその前の片山右京戦・飛田高明戦あたりでハマっていたのかもしれない。第一部初期はあー夢枕獏作品パクリと言われたのも分かる…と思いながら読んでいたから。

気付いた時にはグラップラー刃牙夢枕獏作品より修羅の門には好きになっていた自分に驚いた。特に四部バーリ・トゥード編は未だに全格闘漫画で一番面白いパートなのでは?と思っているほどお気に入りだったりする。

修羅の門を読み終えた後には「とにかく修羅関係作品が読みたい!」と最初歴史物だからという理由で全く興味が無かったスピンオフ修羅の刻も読んでいてそちらにもハマっていた。幕末編と西部編、とにかく面白いんですよ。

その修羅の刻も読み終えると「もう修羅でなくても良い…川原先生作品なら何でも良い!」と、あの大長編海皇紀にも手を出していた。とにかく長くて表紙で何巻か見分けが付かない漫画、といえば知る人も居るかもしれない。

これもとにかく長かったんだけど…読み終える頃には「これもしかして修羅の門より面白くね!?」というくらいハマっていた。修羅の門を描いたご褒美なのか、とにかく川原先生の当時描きたい物を描いた漫画、だったのかもしれない。

この長い海皇紀もコツコツ集めて読み終えた頃には、他に読める川原先生作品といえばパラダイス学園やあした青空エンジェルHEROなどの短期連載作品か…それとも当時月マガで連載していた修羅の門の続編か、だった。

修羅の門とは全然雰囲気が違うなあと思いながらも川原先生の初期の作品も読んだし、修羅の門第弐門も九十九VS姜子牙戦あたりから毎月リアルタイム月マガ立ち読みして追っていた。とにかく夢中になっていた。

九十九VS子牙戦の間に挟まれ九十九VSケンシン・マエダ戦は「もしかしてこれ本当に九十九は負けたのでは…」と読んでいてハラハラしたし、その後のラスボス・海堂さんと九十九の戦いは最後までどちらが勝つか読めなかった。

この修羅の門第弐門のエピローグ、或いはプロローグにあたる修羅の刻・昭和編がその後月マガで連載されたのだけど、こちらも最後まで面白かった。あまり面白さに単行本も珍しく新刊で買いました。これまた面白かった。

その修羅の刻・昭和編を読んで自分の中で一旦何かが満足したのか…川原先生の新作・龍帥の翼自然と読まなくなった。これも海皇紀と同じで長くなりそうだ、と思ったのかもしれない。実際読んでみたら面白いんだろうけど。

フルメタル・パニック2018年以前)

これもいつ頃ハマったのかは覚えてないけど、少なくともアニメの四期が始まる以前だったような覚えがある。揺れるイントゥ・ザ・ブルー、が面白かった事がこの作品にハマった切っ掛けだったような気がするけどあまり覚えていない。

フルメタ最初の一巻か二巻かを読んだ後にその後長年放置していた覚えがあるんだけど、何かがきっかけで積読を崩してからはもう夢中になってフルメタを読み耽っていた。恐らく当時ロボアニメにハマっていたんだと思う。

短編はあまり好みじゃなかったけど、長編と中編が面白いのなんの。途中で積読が何巻か抜けていた時は自転車で即書店に走ってその抜けを埋めて読むくらい、それほどこの小説にハマっていた。夢中になって読んでいた。

途中で作者の後書きに反感を持ったり、正直最後の方の駆け足展開ご都合展開は好みじゃないと思ったけど、それでも面白くて時間を忘れて読んだ小説だった。スピンオフにあたるアナザーは未だ読んでいない。

アルスラーン戦記田中芳樹作品2015年~)

2015年荒川弘氏のコミカライズ版がTVアニメ化した作品アニメの一話を見て面白いな!と思い、二話までにそれまで積んでいた角川文庫アルスラーン戦記を全て読み終えた。滅茶苦茶面白かった。

アニメアルスラーン戦記主題歌が良く荒川弘先生キャラデザが魅力的という事で中々楽しく見ていた。割と初期に原作漫画を追い越してしまった影響か最後の方はアニオリ展開になってしまったのは残念だった。

とにかくこのアルスラーン戦記読破した事で「やっぱり田中芳樹作品面白い!」と思い、マヴァール年代記タイタニア夏の魔術や灼熱の竜騎兵等々それまで買っただけで積んでいた田中芳樹作品を貪るように読んでいた。

その中でも銀河英雄伝説は「数年かけてOVA外伝まで完全に制覇したのに、何で大まかな話を知ってる話をもう一度活字で読まなければいけないんだ?」と思っていた。実際読んだら、凄い面白かった。

当たり前だけどアニメ小説媒体が違うという一番の特徴があって、どれだけ声優さんナレーターの人の語りを入れてもアニメでは原作小説で描かれていた部分をそのまま全て作品に出来る訳ではないのだな、と思った。

OVA版が長いのもあって丁度内容を忘れ始めていた事もあってか、それとも純粋にこの小説が名作だからか、この場面や台詞は先にアニメで見て知っているなと思いながらもワクワクしながら読んでいた。

本編10外伝4巻の計14巻を読破した後は満足感と寂寥感の両方があったかもしれない。長い小説だけど、2018年2020年リメイク版が地上波放送された時はまた熱が蘇り読み返した。本当に良い作家さんだと思う。

とらドラ!竹宮ゆゆこ作品2016年

自分の中で小説ライトノベルを読むのが何より楽しみだった時期に読み耽っていた作品。これも一巻だけ読んだ後は長い事積んでいたけど、ふと他人とらドラ!読後の感想を見かけてこれは面白そうだと思い積読を崩し始めた。

どんな作品にも言えるけど、ある時期話題になった作品というのはやっぱり話題になるだけの面白さはある物だと思う。一度読み始めると「この先は一体どうなるんだ!?」と気になって気になって仕方なくなった。

この作品を読んでいて特徴的だと思ったのは、ヒロイン達が男にとって都合の良い一種アイドルではなく醜い所・駄目な所・嫌な所もある人間臭い存在として描かれている所だった。逆に男子達には理想が入っていた気がする。

積読を読み終えると続き読みたさに書店へ走り、それも読み終えると今度は「竹宮ゆゆこ先生作品なら何でも良い!」とわたしたちの田村くんゴールデンタイムも買って読み始めた。こちらも同じく最後まで楽しませてもらった。

特にゴールデンタイムは途中まではもしかしてこれはとらドラ!匹敵する名作なのではないだろうか?と思っていた。とらドラより巻数が少なかったためか終盤は駆け足気味に話が終わらせたのが残念だった。

ゴールデンタイム以降竹宮ゆゆこ先生作品には触れていないけれど、彼女電撃文庫で発表した二十数巻の小説はある時期の自分を本当に楽しませてくれた素晴らしい作品だった。本当にありがたい事だと思う。

野球漫画全般2015年以降?)

いつだったか自分の中で野球漫画ブームが起きていた時期があった覚えがある。現実野球が大好きという訳ではないけど、漫画というフィクションの中で描かれる野球という競技には本当にワクワクさせられた。

ドカベンなどの水島新司作品書店で片っ端から買い漁ったし、他にもあだち充作品ラストイニングおおきく振りかぶって名門!第三野球部ペナントレースやまだたいちの奇蹟などとにかく野球漫画を読みまくった。面白かった。

登場する女の子の可愛さは最強!都立あおい坂高校野球部が抜群だった気がする。中でも一番読んでいて夢中になれた作品ラストイニングだけど、結局何とか甲子園に出場した所以降はまだ読んでいない。いつか読みたい。

あだち充作品2015年以降)

野球漫画を片っ端から読んでいく内に、それまでタイトルと絵だけは知っていたけど読んだ事が無かったあだち充作品にも触れる事になった。最初に読んだ作品H2だったと思うけどこれがもう面白いのなんの。

野球恋愛をセットの物として描くからこっちは今野球が読みたいだけなのに!と思っている時はその恋愛要素が鬱陶しく感じる事もあったけど、それ込みで野球というスポーツを描く作品として本当に面白かった。

H2の後はタッチクロスゲームなどの野球物は勿論の事、ラフ虹色とうがらしいつも美空みゆきなど野球要素が無いあだち充作品明後日は読み耽っていた。読んでいて一番自分に合ってるな、と思ったのはクロスゲームだった。

コータローまかりとおる!2016年以降)

古本屋で全巻セットがお得なお値段で売られていた事から出会った作品タイトルだけは知っていたけどあまりに長すぎて自分が読む事は無いだろうな、と思っていたから意外な出会いだった。

82年連載開始の漫画という事で、最初は絵も内容も古いな…と思いながら読んでいたけど、絵が読みやすくなったりキャラクターに愛着を感じ始める頃には流石長期連載される漫画だけあって面白い!と思いハマっていた。

主人公コータローがとにかく作中で色んな事に手を出すのでこういう漫画である、と一言では言えないんだけれど…格闘・バトル・学園物の漫画というのが近い気がする。もっと言うなら何でも有り漫画なのかもしれない。

全59巻という長さにも拘らず最初から最後まで面白いストーリー漫画というのは本当に衝撃的だった。これは続編も面白いに違いない!と早速柔道編も買って読んだけど期待は裏切られる事無くやはりそちらも名作だった。

この名作少年漫画原作者の蛭田達也先生病気療養が理由2004年から連載が休止している事は知っているけど、実際に単行本最終巻を読むともうここから先は読めないんだな…と寂しく思ってしまった。

コータローまかりとおる!の連載が休止して再来年20年、この名作の続きが世に出る事があればこんなにめでたい事も無いのに…と思う。昔の漫画だけど本当に面白くて90巻以上退屈せずに読めるって凄い事だと思う。

anond:20220721070237anond:20220722013251に続く

2022-06-11

ウェブトゥーン日本下げするならまんがタイムきららでも読みな。飛ぶぞ。

anond:20220609051248

またウェブトゥーンのことではてなが賑わっている。

「縦スクロール漫画世界標準だ」とか「日本世界の潮流に乗り遅れている」とか、ワーワー言ってる奴がいるけど、一言いいたいことがあるんだよね。

それは……


まんがタイムきららでも読みな。飛ぶぞ。


きららには、紙の本もあるし、電子で読めるサイトはいくらでもあるけど、ニコニコ漫画の『きららベース』だと4コマを1列で縦読みができるから一番おすすめできる

では、最近きららについて語ろうと思う。

4コマ漫画縦読み

まんがタイムきららに限らず、4コマ漫画専門誌の掲載漫画縦読みである扉絵以外のページでは2列の4コマが縦に並ぶ。これは基礎知識だ。


今季話題になっているアニメといえば『まちカドまぞく』を思い浮かべる人がたくさんいると思う。

あの作品は濃厚な設定と印象深いキャッチー台詞が多いだけでなく、伏線管理もしっかりしている。まさに4コマ限界に挑んだ意欲作と言える。


それに対して、ここ3、4年のきらら4コマ漫画限界を認めているような作品が見られる

というのも、タテに4コマ並ぶ4コマ漫画体裁をあえて破っているのだ。4コマの枠から飛び出しているのはもちろん、ストーリー漫画コマ割りのようになっているものもある。

これは、もはや4コマ漫画ではなく一種縦読み漫画

これからアニメ放送される『ぼっち・ざ・ろっく』がいちばん有名な該当作品だ。

他にも『しあわせ鳥見んぐ』『妖こそ怪異戸籍課へ』『それでは、ステキセッションを。』が挙げられるけど、個人的に最もおすすめできる漫画は『星屑テレパス』だ。

星屑テレパス

星屑テレパス』はまんがタイムきらら(本誌)で掲載されている4コマ漫画だ。

簡単なあらすじを言うと、極度のあがり症地球友達をつくることを諦めた女の子の海果が、自称宇宙人少女・ユウに出会う話。

ユウはおでこをくっつけてテレパシー意思疎通をする「おでこぱしー」という能力がある。

そこからロケットを作ろうとする大層な話へと変わっていく。


きららといえば、ほのぼのとした日常系を思い浮かべるが、この作品はそうではない。

基本的にかわいくてほのぼのしているけど、シリアスな一面も強い作風だ。

から、どちらかといえば曇らせ隊の人におすすめできる。


そんな『星屑テレパス』は、将来的にあらゆる縦読み漫画の基礎になりうる存在だと思う。

なぜなら、縦読みから逃げてないからだ。横に広げたり、ストーリー漫画コマ割りに変わったりするものがあるが、この作品にはそれがない。

この作品を丁寧に読んで、コマ割りを考察していけば、縦読み漫画や縦スクロール漫画の作り方が分かるはずだ。

実際にコマ割りについて語る記事もあるぐらいだし。「星屑テレパス コマ割り」とGoogle検索すれば1番目に出てくる。


個人的感想を端的言うと、「まんがタイムきららシリアス邪道」と思っていた自分を変えてくれた作品

雑誌掲載される度に続きが気になる程度のお気に入り

単行本2巻の中盤で深刻なシリアスがあるけど、それをどうやって解決するのかが気になった。それぐらい海果たちに対する信頼があった。

3巻が発売される頃にはどうなるか楽しみだ。

4コマ漫画から水平思考

今のまんがタイムきらら4コマ漫画限界を認めた上で何かを模索しようと感じている。

それに対する答えは、ウェブトゥーンのような縦スクロール漫画ではないかと思う。

しかも、ウェブトゥーンや『タテの国』は単行本化でマネタイズが困難だと言われているが、まんがタイムきらら縦読み漫画のままで単行本化されている。そもそもきらら漫画雑誌掲載されることが前提条件だ。

今後、まんがタイムきららはどのようにして存在感を示すのか、期待したいところだ。

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん