はてなキーワード: カール・セーガンとは
『男の人ってなんで占い嫌いなんだろ』というのは性差別とまでは言わないけれど「あなたが観測している範囲」の話でしかないと思います
しいたけさんは男性ですし、鏡リュウジさんも男性であるように著名な占い師の中にも男性はいることは覚えておいてください。
『男の人ってなんで占い嫌いなんだろ』の正体は、自分が嫌い・苦手意識を持っている・忌避しているものがマジョリティであることへの嫌悪感です。
男女は関係ありません。そういうとこに性別を入れないでください。
テレビで話題になった食べ物に行列したり、話題だというだけで映画を観に行ったり、アイドルに熱を上げている人を見て冷笑するのと同じ心理です
ここからが本題です。
ヨッピーさんもそうなんですけど『占いほんと気持ち悪い、エビデンスもないのに』って言ってる人がどのくらい占いの事を知ってるのかなって思います。
占いは科学でも統計でもないということは誠実に占いに携わっている人間であれば知っていますし、そう発言しています。
鏡さんはご自身のTwitterやブログ、著書などで何度も「科学ではない、統計ではない」と主張する一方で「でも当たる」と仰っている。
テレビや雑誌の占いを規制したら「本当に」カルトに対して規制が掛かるのでしょうか。
オウム真理教の入り口としてヨガサークルがありましたしオウム真理教と無関係であっても「オーウームー」と詠唱することは知られていますが、ヨガは禁止されるべきなのでしょうか。
今回問題になっている統一教会の「入り口」のひとつに姓名判断や手相があるのは事実ですが、それ以外の勧誘方法(例えばテニスに誘われたなど)もありますし、テレビや雑誌の星占いを規制したらカルトの活動が弱まるというのはそれこそ「エビデンス」に欠失した発言だと思います。
統一教会のようなカルトにとって「占い」は勧誘の入り口のひとつに過ぎず、占いだけを敵視し、あるいは「叩いて」も何の解決にもなりません。
鏡さんが書いた『占いはなぜ当たるのですか』P128~に1975年、アメリカでおきた「反占星術声明」に対し、カール・セーガン氏が述べた言葉を孫引きではありますが引用します
”私は「占星術反論」声明を承認することができない---占星術には何らかの妥当性があると思うからではなく、声明の語調が権威主義的だと思ったし、いまもそう思っているからである
鏡リュウジ(2020),占いはなぜあたるのですか,説話社,p130”
鏡さんは、セーガンの文章に続き、以下のように持論を展開しています。
"この署名に加わった科学者のうち、果たして何人が占星術を真剣に研究してみただろう。初めからそんなものはあたらない、研究するにも値しない、と決めつけていたのではないだろうか。彼らはいわば頭ごなしに否定しているに過ぎなかったのだ 前掲著,P131"
オウム真理教が問題になったとき、ヨガに携わっていた人たちがとても苦労をされていたのを良く知っているので、今回のヨッピーさんの発言は「危険」だと感じていると同時に、手相でも占星術でもカード占いでも良いので「占える」ようになってから、占いというものを知ってから批判してほしいと私は思います。
エビデンスがないなんてい占い師なら誰でも知ってるんですよ。それでも「あたる」から不思議なのであって、それを学びもせずに批判するのはおおよそ言論に携わる人の態度として不適切だと私は思っています。
「勧誘を受けても私は騙されない」と思っている人も沢山いると思いますけれど例えば『統一教会の研究 (一) 入信・回心・脱会 https://eprints.lib.hokudai.ac.jp/dspace/handle/2115/34984 』という論文に記述されたコンテキストを見ると実に巧妙に出来ていて、勧誘されたら最後、断れる人がどのくらいいるだろう、と思う内容になっています。
昔カール・セーガンという天文学者が、私たちは"星の子"だと語った。
それは僕たちが”この母なる星”に生きている、と言ったありきたりな安っぽいポエムみたいな言葉ではない。僕たちを形作る、窒素もカルシウムも鉄分も炭素も、全てかつて崩壊した星々の内部で作られたもので、僕たちの体は星の欠片で出来ている、という非常に現実的な言葉だった。
雨の昼休み、図書室でこの言葉を読んだ小学生の僕はわくわくした。
遠い宇宙で星が産まれ、そして滅び、いま僕の身体になっている、と思うと何故か僕の全てがきらめく気がした。
右手の人差し指の先っぽで蛍光灯に白々しく光るこの爪も、いつかどこかであの夜空に浮かぶ星々の一つだった、と思うと言葉にできないときめきを感じたのだ。
チャイムを聞いた僕は鼻息荒く本を閉じ、僕の体は星で出来ているんだぞ!と考えながら午後の眠たい授業を聞いた。
数ヶ月もしたらすっかり忘れた。
文芸部の部長として本の整理をする彼女と、友人を待っている間に煙草を吸える場所を求めて部室棟にたどり着いた僕は、レースのカーテンみたいに全てを柔らかに見せる吹奏楽部の演奏を背景に殆ど忘れてしまった沢山の話をした。
ある日、吹奏楽部がブラームスを練習していたころ、何の話の流れでかも忘れてしまったけれど宇宙の話になった。
僕は数年ぶりに思い出したその言葉に懐かしさを覚えながら、俺の体が星でできてるなんてって、わくわくしたよ、と言った。
彼女は「私もそう思った!」と急に大きな声で言ったあと、自分の声にびっくりしたのか右手で口を抑えた。僕たちは透きとおったオレンジの光の束の中で見つめ合い笑った。
この人差し指の爪もさ、星でできてるんだな、って感動したんだよね、と言いながら煙草の匂いのついた右手を差し出すと、ピアノを習っていたという白く細長い人差し指で彼女がそれに触れた。少しだけ湿り気を帯びた指先が柔らかくて暖かかった。
「あの映画みたいだね」とやけに赤い唇で彼女が言った。そう言えば聞こえてくる曲をブラームスだと教えてくれたのも彼女だった。
そのとき、僕は、何故か急に、眼鏡をかけて髪をまとめブレザーを着た彼女も星の欠片で出来ているんだ、と言うことが、あの日僕の感じたときめきが、本当の意味でやっとわかった。
いつかどこか宇宙の彼方で輝いていた星が、いま僕の全てを形作り、いつかどこか宇宙の彼方で輝いていた星が、いま目の前で笑う彼女の全てを形作っている――――――
僕は泣きそうになって、煙が目に染みたなんて誤魔化したあと金木犀の香りの帰り道を息を切らして走った。
きらめく星屑で作られた僕たちが、出会ったり別れたりを繰り返しながらまた星屑になり、そしていつかどこか遠い星でまた出会う。
きっと僕たちはこれまでも出会ってきたのだ。それはどこか遠い星で寄り添い合う二つの水晶だったかもしれないし、宇宙を彷徨う二つの塵だったかもしれない。
僕たちはブラームスを響かせる金管楽器だったかも知れないし、甘く漂う金木犀だったかも知れない。
何が書きたくてこの文章を書き始めたのか忘れたしちょっと眠くなってきたんだけど、これをキーボードで打っている僕のきらめく指先も、これを読んでいる君のきらめく瞳も星屑で出来ているっていう、なんかいい感じの話で終わりにしていい?いいよね、ありがとうおやすみ。
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30歳のファッションコーディネート ~普段着からイベントまで~ (おとなの教科書) 三葉
わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か (講談社現代新書) 平田 オリザ
http://anond.hatelabo.jp/20141207214956
「はてなーの血肉となった3冊を教えて欲しい」
http://anond.hatelabo.jp/20141207214956
のブックマークで挙げられていた本の中から、Amazonのレビューで5つ星のものだけをピックアップしてジャンル別に並べ替えたもの。
正月暇になりそうだから読む本を探している人の参考になれば幸いでございます。
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はやぶさが帰還するが。
はやぶさの存在や業績を自分は「最近まで全く知らなかった」のだが、
社会人で忙しい大人より、感受性が高い子供の方が、宇宙開発ニュースには敏感になるようだ。
一番効果的なのは小学生時代ではないか?
自分(69年生まれ)の小学生世代は、もうアポロ計画の時代じゃなく、
それでも子供心に「スゴイ」と思っていたので、
やはり「小学生時代に宇宙開発が進んだかどうか、が、その子の宇宙リテラシーを左右する」気がする。
大人になってからの宇宙開発ネタは自分は殆ど覚えてないが、小学生時代のネタは、鮮明に覚えている。
自分の6歳児も同じだろう。
今でもそんなに宇宙への関心は強くないんじゃないか、と思う。
(チャレンジャー爆発とか、ネガティブネタが多かった。ソ連の宇宙開発もストップしたし)
90年代に小学生だった世代だと、日本人宇宙飛行士とかのネタがあるので、
多少は関心が回復したのかもしれないが。
一番宇宙に関心が強いのは、アポロ計画が小学生時代だった60年前後生まれじゃないか?
いわば「20世紀少年世代」である。
「ボイジャー計画で、木星や土星に関する基礎データが1,000倍になった」と
語っていたのが印象的だった。
木星の「教科書的な知識」は、恐らくボイジャー前・ボイジャー後で比較しても
多分「2倍になっているかどうか」じゃないかと思うが、
「教科書を2倍にするためには、バックデータを1,000倍にしなければいけない」
ということを、小学生ながら直感的に悟ったのであった。
不作なんてことないよ!カール・セーガンがいるじゃないか…