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はてなキーワード: 薄っぺらとは

2019-06-23

明晰夢の記録

自分を完結させるために、「体外離脱の中で恋愛プロセスをもう少し積みたい」と思っていた。

自分人生でやはりどこか恋愛をもう少ししてみたかった、という思いがあった。

未完結な「くすぶり」みたいなものがどこか自分の中に存在しているのだ。

現実世界では立場自由活動することは難しくなったが、自由世界にいって、それを完結させたい、と思った。

そして、意図することでその世界生まれる。

そして生まれて初めて明晰夢を見た。

最初は夢だった。

まず、いくつか繰り替えし同じような部屋のシーンがあった。

そこで「誕生日からプレゼント」という声と共に気づくと女性からフェラをされていた。

何となく「よがらなければ」という演技めいた気持ちもありつつ、快楽に身をゆだねていた。

相手がまたがってきて、股間を顔に押し付けてくる。

女性器の独特のにおいに誘発されながら、はやる気持ちを抑えながら自分も舐め始めた。

世界自分をその世界に没頭させようとすればするほど逆に自分思考も冷静になった。

はっとして思う「同じ部屋のパターンだ!これは夢ではないか!」

気づくと自分意識が部屋中を駆け巡り、夢の中のまま目覚める。

自動再生であるかのように引き続き物語を展開しようとする夢が、薄っぺら張りぼてのように見える。

その展開を無視し、ワクワクした気持ちとともに夢の中で夢に気づいた感覚を味わう。

まず何からしようか。。やっぱり跳躍かな。

何かのまとめでみた「まず簡単な跳躍から初めてみるといい」という前知識がよぎった。

三段飛びのように部屋を飛び跳ねてみる。ぴょーんぴょーーんぴょーーーーーん。

うまく行った。飛行できそうだ。

そのまま天井を突き抜けて屋根まで出てみる。

「本当にリアルなのかな」瓦一つ一つを見てみる。

「本当にリアルだ」

そればかりか、屋根ビルによくありそうな、サーキュレーターみたいなものである

街を飛行しながら、「このチャンスに、このまま体外離脱をしたい」と思った。

そこで知り合いの声がして「腕などを重く感じて行って抜けるのはどうか」という提案をしてもらう。

これもネットのまとめで見た情報だ。

右腕を重く感じていこうとすると、じんじん痛いほどに重くなってくる。しかし中々抜ける事が出来ないしその感覚が分からない。

その重さに引きずられるように地上に降りる。そこはどこかのお店みたいなところで、知り合いらしき人が何人かいる。

僕はもうその時点で何かに引っ張られるように、この世界で例えば睡魔に襲われてまさに段々眠くなるがごとく、エネルギーがなくなっていくのが分かった。

このまま引っ張られれば現世に戻る事が分かっていたので、何とかそれに抗おうとする。

時間がないという焦りと共に「このチャンスに体外離脱しなければ」と思い、「みんなで瞑想をしよう」とする。

これまたネットのまとめでみた瞑想法、「体外離脱先で瞑想してさらにそこで体外離脱する」という方法を取ろうとした。

しか最近しばらく瞑想していないので足が硬く、また着ているいつもの服も瞑想向きではなく、中々組めない。

しまった」と思ってるうちに睡魔のようなエネルギーの低下が益々起き、もうここには長くとどまっていられない、と思った。

「そうだ。あと自分はこの世界ナンパをやってみたいのだ」そこで瞑想への取り組みを中断し、外にでて試しにナンパをやってみる。

女性を襲ってみる人もいるようでそれが頭をよぎったが、自分意図ではないということを思い直して、ナンパしてみる。

雑にやったのもあるが、さっと逃げてしまう。

この世界に出てくる人はすべからく、この現実の人々よりも、若干自動人形のようでもあるが、実感はあった。

大通りに出て軽くやってみてそこで終了。

羞恥心や恐怖心はなく、「声掛けをした」という実感や満足感があったので「体外離脱先でナンパ恋愛経験をして実感はあるのか」という疑問に対しての仮説検証はできた。

目を覚ました後はとてもエネルギーに満ちた感じがした。

2019-06-21

anond:20190621162134

黒木さんは株を上げたけど今回のキャラは完全に勝った後の行動が株を下げる要因になってる。元から脚本周りが薄っぺらいのは察していたけど、先のネームを考える余裕がなくなってきたんか? とも見えちゃうんよね。

もうちょい頑張ってほしい。

ケンガンアシュラの德尾徳道かいううすっぺらキャラ

甚平来てる

眼鏡

小説家

・口は悪い

って設定からしヤバいくらい薄っぺらいのにさら

・書いている内容は際どい(詳細不明)な為あまり売れない

過去の最強クラス強者とタメで争ったことがある

みたいなあくびついでに木からもぎ取ったレベルの安い個性付けるの、流石に読んでるこっちが小っ恥ずかしくなるからやめてくれねえかな…

そも、似非インテリキャラなら既に金田末吉とかおろうが。被らせんなよ…

2019-06-17

から崩れ落ちるオタクを信用していない

ライブ後のツイート見ているとまあ題のような内容のツイートしている人が結構いるわけだけど

個人的にこういうオタクのことは好きになれない。

まずこいつらは「膝から崩れ落ちる俺」に酔っている。

「俺はこの曲への思い入れが強すぎるあまり崩れ落ちるんだ。お前らみたいに適当に盛り上がっているのとは違うんだよ」

正直このアピールしか受け取れない

とはいえまあこれはアピールでなく本当に思い入れが強いのかもしれない。

実際それまで地蔵だった人間が崩れ落ちたらそれはもう何も言えないね

そして本当にキモいのは、こいつらの多くは崩れ落ちながらニヤニヤした気持ち悪い顔で周りのオタク友達をチラチラ見ている(一人では何も出来ないので基本群れでしか行動しない)

周りのオタク仲間が

「おい?どうした!気持ちはわかるけど頑張れ!眼の前の推しを見てやれ!」

みたいな薄っぺらセリフと共に立ち上がらせてくれるのを待っているわけだ

ただのネタ振りとツッコミしかない。予定調和コント

誰もライブ会場で客席のコントなんか興味ねえよ、むしろそのネタ振りに使う脳みそあったらライブに集中してろカス

それをあとからツイッターでわざわざ報告するわけだ。

いやそのコント現場でも滑ってたのにわざわざ文にして掘り返すとかドMか?

もし本当に膝から崩れ落ちるほどに感動したのなら、その感性は素晴らしいと思う。

からこそ、それをtwitterの笑い話にしてしまうのは勿体無いし、

そういう話にしてしまっている時点ですべてが薄っぺらくなる。

2019-06-13

anond:20190613143441

横だけど、あなたこそ相手の言ってることをわかろうとする努力にかけてると思う

努力一辺倒主義者のいう「努力」は薄っぺらい。

2019-06-10

tofubeats 水星

ジーノイズってマンガで出てきたから聞いてみたけど、まあマンガそっくり意識高い系シャレオツ音楽って感じやね

こういうのが好きってやつは、実はこういうのが好きっていってる自分が好きなだけで本人薄っぺらペラペラパターン

2019-06-07

アイドル応援したいけど、AKB系列って女の子じゃなくて女だから無理。ギスギスしてんのが時々見えるから無理。もっと夢のように優しくて夢のように可愛い女の子がいい。ももクロは初めは応援してたけど、緑がアレでやんなってやめた。ハロプロスマイレージ好きだけどアンジェルムはあんまり…。スマイレージ路線のポップでキュートな感じは好きなんだが、アンジェルムのスタイリッシュ路線は苦手だ。

欅とかもそう。欅は薄っぺら歌詞をカッコいいでしょ?って感じで歌うのがキツイ

低学歴おっさん低学歴アイドルに深い!深い!って糞かよ。

2次元でいいかと思うけど、ソシャゲが続かないかデレステも飽きてしまうし。

仕方ないからおばさんベテラン声優ラジオ聞いてる。声は可愛いし、アニソンはポップでキュートなのが多いから満足。

https://anond.hatelabo.jp/20190606220309

途中の寒い文書で、ああ薄っぺら人生を送ってきたんだなって分かってしまって

誰にも相手にされない理由が分かった

2019-06-05

anond:20180306002015

増田友達恋人がいるのかな?いたら聞き流して欲しいが、お母さんは、自分研究以外にも語るものや関心を持ち、誰かと共感出来る人間になって欲しいんじゃないかな。自己完結出来てる娘なだけに、若いうちにしか出来ない友達作りや恋や失敗をたくさんして欲しいと願ってそうだ。三十半ばになると、それらを経験しているかしていないか人間の幅が違ってくるよ。

ソース自分。好きなことばかりして、物を知らない、友達もいらない二十代だったので、薄っぺら人間になってしまった。

40代で売れ残ってる男女って

物事の表面しか見ないやつ多すぎ

流行り物とかに飛びついたりするけど、実際どういう動きしているかは知ろうとしない。だからappleが大好き

そして薄っぺらいか他人に薦めるのも下手で、結局見下す感じになる(こんなに便利なのに使わないとか信じられない!みたいな)

仕事趣味薄っぺらい。広く浅い。そして自分のやり方が絶対だと信じて他に強制させるから、ウケも悪い

結婚しても毒親確定だし、独居老人社会保障使うのも無駄から、時が来たら崖から身投げして。それが嫌なら少しは協調性と柔軟性を持とうよ

2019-06-03

赤木智弘ってライター薄っぺらい件について

志らくさんの願い 今日も叶いましたよ」って、

なんてしょぼいタイトル

当事者でもない連中の罵り合いって、驚くほど軽いな。

俺も含めて、しょぼすぎて、悲しい。

2019-06-02

anond:20190602210630

明らかに高級鮨じゃん! もっと薄っぺらまぐろに干からびたウニ、脂ぎったサーモンとかがいいんだよ!

2019-05-29

こんなこと思うのはどうかと自分でも思うんだけど

何のこととは言わんが、死を恐れずに取った行動って、命のある人間いくら批判したって薄っぺらいんだよね

だって命捨てたんだよ

できないでしょ普通

対等に批判できるのは命がけで救助活動したとか戦場から帰ってきたとか殺人犯と相対した人だけじゃないか

自殺は逃げではあるけど、だからって逃げるために簡単死ねないでしょ

だって死ぬの怖いもの

特に「一人で死ね」って言葉は本当に薄っぺらいと思う

その言葉に対する批判も「他人事だ」って反応している人いるけど、お前らも他人だろうに

逃げだったとしても自殺した時点でもうこの世の人たちより上のステージに行ってしまったんだよ

すげえ悔しいしムカつくし生きてたら死刑しろと思うけど、その声も届かない

何が言いたいか自分でもよくわからなくなったけど、

事件きっかけに社会はどうにかするべきなのではという話に薄っぺら言葉投げるの止めてほしい

ただの八つ当たりだろそれ

2019-05-28

一人で死ねなんて言わないで

薄っぺらい嘘で固めた同情なんか意味ないだろ

2019-05-27

好きなのに趣味なのに薄っぺらコンプレックス

映画とか小説とか好きでよく観たり読んだりしているけど

まったく深い感想が言えない

おもしろかった!orイマイチだったくらい

 

しかも大抵の作品は直後にはおもしろかったと思ってしま

しばらくたってよくよく思い返すとイマイチだったなと思い返すかな程度

 

知った風な事を語るよりはマシかも知れないけどなんかな

2019-05-24

個人でやってる薄っぺらキュレーション(笑)ウヨサイトしかないのに、いくつかの記事拡散されたから、Noteで月額課金収益化狙ってたKSLlive、結局有料化失敗してるけど、ビジウヨすぎて笑ってる。

https://ksl-live.com/

https://note.mu/ksl_live

記事Twitterマスコミ週刊誌情報リライトみたいなものなのに、転載から金取りたがり、ツイ垢や各記事末で寄付受付の仕組みをやたら宣伝

https://ksl-live.com/text

ネトウヨ受けする記事書いて金稼ぎしようとしてるんだろうが、ネトウヨ舐められすぎだろ。

2019-05-21

ストロー

この日曜に使ったんですよ。初めて。紙ストロー

もうね、口付けて吸い込んだ瞬間ブファッて吐き出したよね。

これは濡れたら変化するのかと思って、ひっくり返したりしてたら奥さんから白い目で見られるし。

これ平気な人すごくない?慣れの問題とかそんな次元じゃない。

安いアイスのさ、木の棒あるじゃん、あの薄っぺらいやつ。あれが舌に当たると舌に吸い付くザラザラした感じあるの、わかる?

ストローマジであれそのものしかもなんか強力になってる。舌に当てないよう注意しても当たってくんの。

アイスすら長らく苦手なのに紙ストローとかもはや慣れるわけないよね。もうストローデフォで刺すのやめろよこれ。

夢見りあむはどこに立ったのか

あくまで私個人主観である事を先に書いておく。

私は夢見りあむが憎かった。

私は水野推しのPである

いつか彼女に声が付き、弓道シーンがドラマCDで描かれ、

弓道袴を着て天然発言をぶちかましてくれるそんな一幕を、耳を澄まして聴く日が来る事を信じて彼女推してきた。

からこそ、夢見りあむが憎かった。

たとえバズが原因であろうと、ガチャブが原因であろうと、

アイドルに声がつく事は目出度いことで、

その後のアイドルキャラが更に鮮やかになり、広がっていくナラティブブーストとでも言うべき効果がある。

自分推しではないアイドルが選ばれても、それはそれでデレマス世界に新しい色が付き、世界は少しずつ面白くなり、広がる。

私はそれもまた、楽しみにしている。

からこそ、夢見りあむが憎かった。

アイドル世界が広がるのは、何もそのアイドルの姿形のお陰だけではない。

声のなかった時代に生まれ公式キャラカードセリフ、ぷちデレラセリフイベントで生まれユニットや掛け合い、劇場描写などの公式による掘り下げ、

それに呼応して生まれるn次創作

それらによってアイドル存在は大きく分厚くなり、

それを元にブーストがかかり世界が広がる。

故に、声が付くというのはゴールではないと思う。

無論、声が付かなければ駄目かというとそういう訳でもなく。

私は声が付くというのはポケモン進化のように考えているのだ。

ヒトカゲリザードになった、でもガルーラ進化しないのにリザードより強いかもしれない。

コイキングギャラドスになって存在感が一気に増したかも知れない。

そんなふうに、アイドル一人一人にそれぞれの成長と進化タイミングがあるのかも知れない。

から、私は水野翠に、もっと大きな存在へと進化して欲しかった。

無理やりにでも進化させたかった。

そして、私は夢見りあむのその姿を見た。


彼女は。

夢見りあむは、あまりに薄かった。

まるで、レベル15ぐらいで捕まえ、厳選も努力値振りもせずにその場で石を使って進化させたポケモンの如く。

彼女には、声がついて振りまけるであろう『それまでに掘り下げた自身の色彩』があまり薄っぺらすぎた。

総選挙の結果と、その反響を一通り見終わって、

私は夢見りあむを憎めなくなった。

彼女を見るのが怖くなってしまったのだ。

しろ水野翠が登場後、このような担ぎ上げられ方をされなかった事に、安堵してしまった自分がいたのだ。

彼女はどうなるのか。

進化図鑑を埋めた後は秘伝要員、もしくは殿堂入りまで要員として役目を果たすのか。

この結果を受けてさえ、ただただ創作より消費のスピードが勝るその姿を、私は直視できなかった。

夢見りあむはアリーナステージに立ったのだろうか。

それとも、絞首刑処刑台に立ったのだろうか。

2019-05-20

福岡居酒屋

九州って魚が結構豊富で新鮮で安いって評判なんだけど、福岡市内の居酒屋はハズレが多い。

特に天神中洲近辺はダメ。アフェリエイターがやってる内容の薄いブログみたいな居酒屋

ばっかり。内容薄っぺらで、コピペみたいなメニュー商品なんだけど値段だけはしっかり

取られる。地代がそこそこするからなんだろうけど、2度と行くか!と思う店にここんとこ

当たりっぱなしで泣ける。

2019-05-14

40歳過ぎて自分で調べられない・決められない人って

どうしてそうなったんだろう?

身近にも居る。損したくないのかSNSとかで全方位に投げかけてベスト選択肢を得ようとしてくる。それこそ有給取得の際に周囲に角の立たない理由から電化製品の買い替え、投資の買い時・売り時、しまいには転職するか否か

色んな人に意見を聞くのは良いけど、自分の考えがまるで無くて薄っぺらい。20代前半なら分かるが、40代半ばだと流石に相手にしたくもない

恐らく親族が死んだ時も安い葬儀社を聞き、自分が定年を迎えたら老後の過ごし方を聞き、大病を患ったら人生の終わり方を聞くんだろうな

これで聞き分けが良ければ良いんだけど、変に文句だけは言うし、そりゃいつまでも独り身だわ

[] #73-9「娯楽留年生」

≪ 前

娘が好きになりそうなものを、フォンさんは率先して好きになることで親子の絆を築いた。

時が経ち、なんのためにやっていたかフォンさん自身は忘れていたが、あの『キュークール』によってその習性が呼び起こされたらしい。

「好きなものを好きなように愛でる、お父様はそれをワタクシに教えてくれていた。その想いの強さを、大人になって改めて実感しました。涙がちょちょぎれましたわ……」

俺はさすがに涙は出てこないが、確かに悲しい話だと思う。

子供のために自分を捨てた人間が、今はただ自分を見失っている。

自分のためにやる趣味なのに、そこに自分がいないんだから虚しいのは当たり前だ。

当事者ともいえるジョウ先輩にとって、そんな父の姿は見るに堪えないだろう。

「……ですが、それでも、野暮を承知で、あえてワタクシはお父様に言わなければなりません」

ジョウ先輩は袖で涙やらその他もろもろの汁を拭う。

そして意を決し、慈悲に溢れた言葉をフォンさんに送った。

「お父様、今のあなたは……みっともないだけですわ!

「っっっ!?

俺たちが予想していた以上に鋭い言葉弾丸

それがフォンさんの脳天に打ち込まれた。

「がっ……は……」

「い、言いやがったぞ、あのドギツい格好した嬢ちゃん。オレたちが言わないことを、平然と」

社会的に自立した子が、親の趣味に物申すってのはよっぽどですよ」

「言うにしても、もう少し穏当な表現もあったでしょうに、まさかあそこまで……」

愛娘からモロに喰らった急所攻撃に、フォンさんは呼吸もままならない。

身内だからこそ出来る会心の一撃といえよう。

愚行権行使だとか、その是非だとかは俺には分からない。

だが愚かな真似をしていると思ったのなら、言ってやるべきだ。

少なくとも、互いを想い合っている親子ならば。

「み、みっともない……ワタシが……」

「好きなものを貫くということは、自分を貫くということです。今のお父様に、その高潔さはまるで感じられませんわ。自分の心に嘘をついて、半ば意地になってやっている。そうでしょう?」

こんなことを言っているが、ジョウ先輩も少し前までは趣味に対して大人気なかった。

俺の弟と新発売のカードを巡って小競り合いを起こしたこともある。

趣味自分自身の“心”がモノを言います。ですが自分の“心”さえ誤魔化していたら、それは趣味として不適切ですわ」

だけど、社会人を続けていく中で何か思うところでもあったのだろう。

はいくつになっても学べる。

その学びを、今度は自分の親に教えているのかもしれない。

「それに、お父様。ワタクシもう成人してましてよ? さすがにキュアキュアは卒業しましたわ。だから同じジャンルの『キュークール』も観ていませんの」

「ソツギョウ? 卒業ってなんだ。好きなもの卒業なんてものはないんだぞ」

「お父様の手前、今まで言いにくかったのですが……とうの昔に興味を失っていましたわ。大した理由もありません。蝶が蜜を吸うのと同じですわ」

「な、なに?」

「お父さまがいつも言っていたことですわ。『他人趣味ケチをつけるな』と。だからワタクシも言わないようにしていたのです。でも、未だに誘ってくるんですもの

お互いのことを想っていたのに、すれ違っていたんだな。

自分の子供が卒業したものを、親が未だ持てはやす

その肩身の狭さに耐えられるほど、フォンさんの『キュークール』に対する想いは強くない。

娘への想いがきっかけで始めたんだ、娘には勝てない。

「はは……ワタシは娘の卒業式を見そびれたというわけか」

「お父様……あなたの“趣味のもの”に文句を言うつもりは、今でも毛頭ありませんわ。いくつになっても、環境が変わろうとも、好きなものをを貫く姿は素晴らしいと思います。ですが、“趣味との付き合い方”まで同じであろうともがく、そのお姿は美しくありませんわ」

こうして十数年越しに、娘の手から、フォンさんへ卒業証書が渡されたのであった。

「感動的な親子シーンですね……」

そうかあ? どこぞの作品より安っぽいドラマじゃねえか?」


…………

それから数日後、フォンさんはまるで憑き物が落ちたかのように元に戻った。

本当にあの『キュークール』には変な魔力でもあったのだろうか。

「フォンさん、最近キュークール』の話をしませんね。少し前までは、隙あらば語っていたのに」

「ええ、年甲斐もなく、ちょっとハシャぎ過ぎましたからね。これから等身大の楽しみ方をしますよ」

フォンさんは、そう爽やかに答えた。

「“等身大”……ねえ」

しかし、スタッフたちの反応は懐疑的だった。

「あ、あれ、シューゴさん、どうしました?」

ふと周りを見渡すと、スタッフ全員がフォンさんに冷ややかな視線を向けていた。

その突き刺さる視線意味を、フォンさんは理解できない。

ただ、漂う倦怠感に沈黙し続けるしかなかった。

サンドオフロ・サイレン

歌:サーモン&シーファンネル

やあ 大きいお友達

そのサブカル

痛々しくて キモい

薄っぺらくて サムい

体と 景色は 

ずっと前に 通り過ぎた

けれど心は そこかい

(#73-おわり)

サッカーの話を色々見てると定期的に

そもそも韓国人というのは買収できる対象があれば必ず買収するむしろ買収しない理由がない、と考える民族』みたいや薄っぺらデタラメ民族論(ヘイトスピーチ)が飛び出してくるの本当にいい加減にしてほしい。(韓国に限らず)

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