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はてなキーワード: あんとは

2024-04-18

anond:20240418004721

不妊どうこうよりこれから自分ハッピーなことで休んでみんな仕事増えると思うけどよろしくなのに、あんま旨くもなさそうななんかプリントされたクッキーとか渡されてもって話だろ

そもそもお前そんなプリントクッキー自分でいつも食ってるのか?っていう

これがハワイに1ヶ月旅行に行きますみんよろしくねでハワイプリントクッキーでもおんなじ

素直にマカデミアナッツ買ってこい

2024-04-17

anond:20240417230112

かわいそうだね。これから出産に臨む人にあん負担をかけるなんて、ただの暴行だよ。誰のことでもいいからとにかく誰かを叩きたい通り魔マインドの人たちだと思うけど、私は片っ端からブロックすることと、絡まれても気にしないことで対応している。そういう自衛必要だと思う。彼らはたとえば「私は今日隣家のおばさんにインド土産コーヒーを渡しました」だって叩くのよ。叩きたいと思えば。私がやっても思ってもいないことをどんどん付け足して。そんなの気にするのはばからしいよ。彼らのその付け足しに乗ってしまうわけで。「あはは、ばかじゃないの?(完)」でいいと思う

産休クッキー最初晒しおバカはどこに行ったか

あんたそんなん言うなら誕生日祝ってももらえない人もいるんだから誕生日祝ってもらいましたポストとかまさかしてないよね?

経済界は定額減税に反対せーへんの?

給与支給担当者負担激増じゃね?あんなんするんだったら毎月3000円配る方がまだ労力すくなくてすむやろ。

人生をいつの間にか卒業していたかもしれない。

周りの全ての人間より、私は悪い意味で1歩前を進んでいる感覚がある。

高校卒業後、制服を着た少年少女が騒いでいるのを見かけると、

「楽しそうだなぁ、二度と無い時代を楽しんでほしいな〜」

と微笑ましく眺めたことは誰もがあると思う。

最近私は、どんな年代の方を見ても似たような気持ちになる。

この間は老夫婦が楽しそうに話して食事をしているのを見て、いいなぁ、あんな風に誰かと楽しげに食事をしていた時もあったなぁ、と感慨にひたってしまった。

人生の先輩に失礼だし、普段私と食事を取っている人達にも失礼な話だけれど。

ありとあらゆる人生における「喜び」の概念享受できる時代が、私はもう過ぎ去ったのだ、という認識がいつの間にか形成されていた。

うそれはもはや、人生を終えて天国かどこかにいるかのような心持ちに近い。

喜びを得られる時代は過ぎ去った、不可逆なものであるとどこかで確信めいている。

幸せな訳でもなく、楽しみがないと嘆くでもなく、それを通り越して、喜びがないことを受け入れている段階に入っているようで。

けれども、別に死のうとかじゃなくて淡々と、週間天気を気にして洗濯物の計画を立てたり、歳をとるとシミになるって言うしね〜と最近日差しの強さを気にして日焼け止めを買ったりしている。

死にたい人間は年老いた時のことを考えながら日焼け止めを買わんだろう、たぶん。

でも冷静に客観的にこの心理状況があまりよろしいものでは無いことも理解している自分がいて、これからもきっと楽しいとあるよ!なんて自分鼓舞してみたりするが、なんだか自分にお世辞を言ってるみたいでどうもしっくりと来ない。

私は、青春時代どころか、人生のものを、心のうちでは卒業していた。

また、あー面白いとか、楽しいとか、生気に満ち溢れた、人生の鮮烈な彩やかさを体感する日が来るんだろうか?

なんとなく、もうそういうのは、懐古の中の夢のもののような気がして、ならないのであった。

お前の自由だ好きにしろ ぬわああん

人間やるべきことしかできない

集中しないと完璧にこなせないタスク(例えば読書とか)は普段どうこなしてるんですか?

洗濯物をとりこむことに完璧はない

報酬がないか

報酬は見ない ワンワンいってきてもなあ

ファイル開いたけどやる気でねえんだよな こっちは巨大なリソースをさいてる

うまいことをやる人間タイミングをわかっている

わかるんだよね 肌身や直感でわかる

いまおすべきか今引くべきか

大丈夫じゃん 安心した

楽しいよ 4月なるまえ しぬしぬいってたきよい杉があるから

wkwk感があるんだよね 変な人に当たったりとか内容以外で

どういう風にものが出てくるかわからない

本当に美しい構図ってのいうは 一緒にいずに戦争に行く姿ではないのか

刹那的幸せを追うと物は破綻する

ギャンギャンいうひとはM

anond:20240417202552

産休クッキーあん批判受けることある??

心狭いねぇー。おまえ生きるの辛そ

可愛いBABY産まれるなんて幸せだろ

貰ったら嬉しいやろこれ。めちゃ可愛いやん

こっちの仕事とか気にするなよ

全力で子育てしてくれってなるよな??

てか、1人減るだけで会社回らん方がやばいわ。

妬んでるから幸せなられへんねんで

どうして日本ウェブサービスは使おうって気にならないのか

信頼感がないというか胡散臭い感じがするところが多い

GoogleMSやXとかはそれほど抵抗はないのに

いやXはXになってから抵抗が強いかTwitter時代

 

まずはLine

なぜあんなのがいつまでも流行ってるのか

そもそも信頼できない会社個人チャット情報とか起きたくないし

使ってないからどこまで正確かわからないけど聞いてる限りでは電話番号必須ウェブ版はなくて同時に複数端末ログインできないとか使いづらいとしか思えない仕様

ウェブ複数端末でログインできないサービスとか論外

 

個人的にはSkypeでいいと思うけど流行らない

Windows標準だし、Window使っていてMS個人情報渡したくないとかいうのは意味不明からWindowsOneDrive使うならSkype使うくらい大した問題じゃない

ただWindows11からは標準じゃないっぽいし消えていきそうで困る

 

話を戻して他の日本サービス

楽天

サイトは見づらいしサポートは悪いしで、そこにしか商品がないという仕方ない理由以外では関わりたくない

昔のその理由で一回使ったがサポートがひどくて購入したのにあとからやっぱり商品なくてキャンセルしますーとか連絡来てもう絶対使わないと誓った

 

たいしてAmazonマケプレがひどいだけでAmazon出品で買えば今も昔も快適

問題あって返品するときとかも日本通販よりスムーズだった

 

次はメルカリ

言うまでもなく評判の悪いサイト

ネットリテラシーある人たちが取引するサイトならともかく、そういうのがない人をターゲットにしてるから関わりたくなさ過ぎる

かかわらなくても転売ヤー支援するようなことをしてるサイトからかかわらなければいいってものじゃない

害悪サイト

 

ニコニコ

これは単に個人的な理由だけどあそこのノリがきつい

オタクではあるほうだけどあそこは合わなかった

 

どうしてこうも使いたくなるウェブサービス会社って日本にないのだろうか

好んで使いたいサービスってヨドバシ通販くらいな気がする

 

会社としての主張が強いの嫌なのかな

変に偏ったりせずニュートラル淡々サービス提供するだけのところのほうが不快感が出ない気がする

Twitterユーザー層の問題で済むところがニコニコサービス提供側までそっちよりだから関わりたくないと考えれば確かにって感じがするし

anond:20240417193657

稼ぐために薬出さなくてもいいのに出してる人もいるから、薬なくてもいいよと言ってくれるところが優良とかいう話をきいたことある

もも結構から薬は処方箋もっていって別の薬局で買うから最近あんまり関係ないのかな

NPCの皆さん、調子はどうかな

あんまり調子に乗って傲慢な態度を取ってるとどうなるかわかってるよね?

NPCプレイヤーたる俺様人生ちゃんと補佐してね

約束だよ

anond:20240417175104

お前の母ちゃんあんたはそんな立派な人間じゃないでしょ。そんなことしてる暇あったら働きなさい」

国立競技場って言うほど悪くなかったけどね

なんかぁ、こないだ国立競技場行ったんすよ

国立競技場、んで、前に一級建築士がここは問題ばかりとか言ってたんでぇ、入る前は不安だったんす。でも席にたどり着くのと、席を移動するのが大変なだけでぇ、眺めは悪くないしぃ

雨は降ったら大変だけど

ニートヤフコメ民が取り壊せとか言ってたけど

んなに悪くなかったすね。席も普通だし

ベビーカー置き場もあったし

何より国立競技場駅がすっげえ近いんす

宝庫異音をバカにしてるかってぐらい

まあ、でも初めて私

あんなバナ出かいスタンド行ったんでぇ

一級建築士なんかと違ってぇ

テンションぶち上がりでしたわぁ

金なんか貰ってないですよ笑

一級建築士なんかと違って

anond:20240417171919

ペットボトルとか缶でカフェインレスコーヒーってあんまり売ってないんだな

でも一つみつけたから今度買ってみるわ

anond:20240417170819

女装してたけど最後までなんであんなに筆がいっぱい必要なのかわからんかった

エマワトソンってあんだけ成功してる人間から底辺に対する想像力ないんやろうなとは私も思うけど同情なんかいる?セレブのそんな事情までこっちが考えなあかんのか?と思うわ

あんだけ大成功してるのに無知ゆえの過ちに対する同情までしてあげるの?

全然これからも味方はたくさん残るやろうしなんにも困らん立場の人やで

普通にぶっ叩かれたらいいと思う

仮に仕事なくなっても(なくならんやろけど)死ぬまでなんも困らんやろ

ナツメグは何にでも合うのか実験のためにカップ焼そばに入れたらあんまり合わなかった

anond:20240417162444

高尚な小説なんてあんのかよ





高尚な芸術なんてあるのか?

anond:20240417155343

同じくあんたなんか生まなきゃ良かった系は一通りやられたし包丁で殺されかかったこともあるけど

それはお気持ちヤクザの発想なんよ

anond:20240417154727

あれのアニメは最悪やったわ

ロトスコープやっけ?

あんなんするなら実写ドラマでええわ

ネット銀行に振り込みできないATM

数年前の某地方銀行の話。

休み終わり間際にサッと済ませようと思ったのに、その時点で期日が迫っていることもあって大焦り。

仕方なく窓口に相談したら、その場で振込用紙に書かされるし、書き間違えたら新しい用紙で書き直させられるし、杓子定規過ぎて頭に来たので、以来そこの銀行は一度も行ってない。

あん銀行さっさと潰れろって今でも思うわ。

anond:20240417104048

あんな上がり方してたらそら下がるよ

36k ~ 38kまでの間が底じゃねえの

な、もう誰もカンナムスタイルの話してないだろ?

あんだけ大騒ぎしてたのにね

憎い友人が死んだことを半年遅れで知った。

ただの、フィクションの⻑駄文です。

⻑い⻑い文になってしまった。

1ヶ月ほど前、私の男友達からメッセージが来た。

Facebookの、アイツの投稿なんだけど」

と文に続いて画像が送られてくる。

Facebook投稿の、スクリーンショットだ。

だいぶ彼も慌てていたのだろう。

ブラウザのタブに、xvideoの名が残っているのに気づかずに私に送ってきたのが微笑ましい。

Facebook投稿は、もう1年近く会っていない私の友人、しおり(仮名)のものだった。

彼女の母を名乗る者から投稿は、淡々とした文で訃報を綴る。

しおり半年前、突然の病気で急死したこと

心の整理がつかず連絡が遅れてしまたこと。

そして、墓参りなどは心遣いのみで良いこと。

かに淡々と、けれど詮索を拒否する文面がそこにあった。

LINEに「Facebook見てなかったから気づかなかった」と返信をした。

とはいえ彼女のフォ ローをやめていた私はFacebookを見たとしても気づけなかっただろう。

返信をしてからすぐに、彼から電話がかかってきた。

彼の重い声色と対比するように、私の声はうわずって震えていた。

その震えが、まるで泣きそうな声であるかのように演じながら私は密かに、笑みを浮かべてい た。

本当は大笑いしたかったのだ。

憎い憎い、彼女の死が、心の底からしかったのだ。

私と亡くなった彼女と、そして連絡をとった彼が出会ったのは、数年前のことだった。

当時私たちは二十歳を過ぎたばかりの頃合いで、バイト仲間として付き合ううちに3人でつる むことが多くなっていた。

そういう、他愛もないよくある関係の三人だった。

そして若かったから、それが恋愛感情を伴う三角関係に移ろうのも自然な流れだった。

彼に片思いをする私たちと、その間でのらりくらりと気付いてるのか気付いてないのか分から ないようなふりで友人関係を保とうとする彼。

そういう微妙バランスで成り立つ私たちは、バイト先の閉店と共に徐々に疎遠になった。

そしてそこから二年越しで私たちはまた出会う。バイト先の同窓会だ。

私は彼女完璧無視されながら、「三人で話していた」。

まるで三人で喋っているかのような雰囲気で、私は彼女へ話を振っているのに、自然な流れで 私は彼女から完璧無視されていた。

理系大学に入り直すの、と彼女が言った時だけ私のことを見てニヤッと笑ったのを覚えてい る。

大学中退した私への、当て付けであるのは確かだった。(それにダメージを受けるかはとも かくとして)

ただの恋敵からマウンティングまで始めた彼女を見て、私は小さく、死ねばいいのにと呟い た。

その願いは数年後に叶うとも知らずに。

その同窓会から私と彼はまたつるむようになり、彼から彼女の近況を時折聞くような日々が続いた。

大学へ入るまでにメンタル的に崩してしまい、入学後もそれを引きずったままであること。

食事も取れず、かなり痩せてしまたこと。

そういう、彼女が不幸な話を聞くたびに、心の中で喝采をあげたいような朗らかな気持ちと、 悲劇シンデレラを演じて興味を引こうとする彼女のやり口の汚さに辟易する気持ちの二つが 入り混じる。

実際彼は、彼女のことを心配していたし。

私はこのまま拒食症になり骨だけの姿になってしまえと思っていた。 もちろんこれも今は叶っている。

彼女の肉は燃え、今は墓の下で骨だけになり壺に押し込められている。

そうして、今回の訃報に至る。

彼は、ここまで来てもずっと私たち三人は良い友達関係であると信じ、私だけに電話をして、 私だけに彼女の死への思いを吐露してきたのだ。

勝った、と思った。

私の心は汚いな、と諫める自分もいたがそれ以上に、祝祭の最中のように心躍る自分の方が強 かった。

わたしは、人の死を、よろこぶひとになってしまった。

後日、私たちは二人だけで、彼女の家へ向かった。 彼が遺族と連絡をとり、仏壇に線香をあげさせてもらうことになったのだ。

多分私は、あの日の、駅から彼女の家までの会話と景色を一生忘れない。 その日は雲が多いけれど晴れていた。 雲の中で光が複雑に揺らめいていて、それはまるで世界の全てが、私の仄暗い歓びを肯定する かのように綺麗だった。

から離れた彼女の家まで歩く最中、彼は謝りながら、隠し事を打ち明けてきた。

バイト先が閉店した頃、三人で会うことがほぼ無かったあの時期、実は三ヶ月だけ、あいつと付き合ってたんだよね、と。

彼女が生きてたら、私はその場で自殺したくなるほどの衝撃を受けていただろう。

けれど、今の私には、むしろファンファーレのような爽やかさを伴う言葉に聞こえた。

穏やかな顔で私は嘘をついた。

「知ってたよ?あの子、たまに私に相談してくれてたから」

割とあの子悩んでたよー?なんて、軽口を装い私は更に話を聞き出そうとする。

何だ知ってたのか、とホッとする彼は気を緩めて色々と話してくれた。

どうしても彼女恋愛対象として見れず、ぎこちない付き合いだったこと。

どうしても身体関係を結べなかったこと。

最後喧嘩別れしたこと

そのどれもが、私にとっては甘美な言葉たちだった。

これで彼女が生きてたら、この過去の付き合いが再度交際に至る伏線として機能してしまうこ とに怯えていただろう。

そして彼女への殺意が行き場をなくして私の中でいつまでも燻っていたのだと思う。

けれど、彼女は死んでいる。

からこそ私は安心して、彼女が、彼からきちんとお前は付き合うに値しない存在であると言 い渡され死んでいった事実を喜ぶことができる。

そして、その喜びを表すかのように、世界は輝いているように見えた。

草木はいつもよりもその葉の濃さを増し、空は雲を煌めかせているのだった。

彼女には未来がないこと。

それが私の、高揚感を煽る一番のポイントだった。

あんなに学歴や彼との距離感マウントをとっていた彼女が、今やただの骨となったことに私 は今までの人生で得たことのない種類の喜びを得ていた。

もう彼女には何もない。

あんなに心を崩すほどに勉学に励んでいたのも無駄になった。

入った大学キャリアを活かした輝かしい未来なんてもう彼女にはない。

そして、彼のこれから先の人生を眺めることも、彼女にはもう出来ない。

何よりもそれが嬉しい。

彼女の家は、ドラマに出てくるような、「いいところ」の家だった。

リビングには薔薇ドライフラワーが飾られ、テーブルにはレースクロスが敷かれていた。

そして、彼女仏壇を置くために、一室を使っていた。

仏壇とき大仰なと毒づいてしまいそうになった。

演技で涙も出るもんだな、と私は仏壇に手を合わせながら自分自身に感心した。

くっ、くっ、と声が出るのは、昂るからだ。

悲しみにではなく、喜びに、であることは隠せたと思う。

仏壇に手を合わせる彼の面持ちは神妙そうで、私が感情を露わにしているからこそ自分我慢 しよう、という気概を感じ取れた。

男子からこそ、気を張らねばという彼のいじらしさがどうにも可愛くて、ああ、やはり私は 彼のことが好きなんだな、と改めて思ってしまった。

リビングへと移り彼女の母と思い出話などをしながらふわりと伺う。

「本当に明るくて(空気が読めないだけ)楽しそうに笑顔を(彼にだけ)見せる子で...だからこそ急な話で驚いてしまって...病気とのことでしたが...」

彼女の母と、私は目で訴え合う。

それを聞くのか?という母親の目と、

死因を教えて楽しませろという私の目。

たった一秒にも満たない僅かな時間で、私はやはりこの女はあいつのなのだと感じてしまっ た。

あの、喰えない女を産んだ女だ。

「...脳浮腫、でして。...だから、本当に急な死で私も、本当にショックでした」

浮腫、というワード以外は一切出さないという意思を読み取り私は、彼と共にいるこの瞬間 を汚さぬように詮索をやめた。

ハッキリとしない死因で、私を楽しませるにはパンチが足りなかった。

けれどその最後は安ら かなものでは無かったであろうことを窺えたことは一つの収穫だ。

彼女の家を早々にお暇し、私たちはまたひたすらに駅を目指し歩く。

話すことも尽きたような振りで彼の話を空返事で返しながら私はGoogle検索で脳浮腫を延々と 調べていた。

浮腫。とっさに、本来の死因を隠すために出たワードにしては具体的であり、嘘のようにも思えなかった。

けれども、脳浮腫医学知識のない私が検索で調べた結果を読解する限り、直接的な死因であるようにも思えない。

浮腫とは脳に水分が溜まり脳が圧迫されている状態を指す言葉である

それを死因として挙げるのは、やや話が飛んでいるように見える。

たとえば、交通事故で全身強打し、内臓破裂で死亡した、というのを、内臓破裂で死んだ、と 表現するような感覚である

そう、私には、母親はとっさに嘘をつけなかったため、「脳浮腫に至るきっかけ」を伏せると いう形で娘を守ったのではないかと、そう感じた。

そして私は、一つの結論に至り、また悦に浸る。

まだ何も知らない、違和感に気付いてもいない彼の横顔を見ながら、私は、彼女の今際の際に 想いを馳せて、うっとりとするのであった。

浮腫に至るきっかけでありなおかつFacebookの文や母の言葉にあるように急死に繋がるよう な死因はくも膜下出血などが挙げられる。

可能性はこちらの方が高そうだ。

突然、死に至る病としては説得力がある。

けれども、そうだとしたら、母親は病名を伏せる必要があるのだろうか? くも膜下出血で亡くなった、という話なら、伏せる必要なんて何もない。

から、私は、もう一つの、限りなく低い可能性の方に賭けている。

浮腫は、多くは脳出血が原因で起きるものであるくも膜下出血などのように身体の内部か ら急にエラーを起こし脳浮腫に至る場合もある。だが外傷により脳出血が起きた結果でも脳浮腫はできる。

そして、私はふと思い出すのだ。

彼女大学入学からメンタルが不調になり、夏頃にはアルバイトすらもやめてしまうほどに 追い詰められていたということを。

そして、親が必死で隠す死因と言ったら、一つだろう。

もちろん七割は、私の願望なのであるが。

帰り道は雲も晴れ、傾いた日差しが強く、どこまでも世界は煌めいているような気になってし まうほどだった。

その煌めきの中に、彼も共にいる。

なんと幸福時間なんだろうと、心の底から思った。

この煌めきを、彼女はもう永遠に味わえない。

その事実もまた、光の儚さを強調するように感じられてまた私の中で歓びが増えていく。

から、いいのだ。

彼の口から、今の彼女との結婚プランの話が出てきたとしても。

彼女が白無垢を着たがって、お金がかかりそう、なんてのろけをされたって。

この世界の美しさの中では、何もかもが許せそうな、そんな気がしたのだ。

から、その今の彼女名前を、今回死んだ彼女仮名に使うくらいのお茶目さは、私だって 許してくれてもいいだろう。

来年の今頃、彼は式を挙げる。

彼の姿が和服になるのかタキシードになるのかは知らないが、彼の最高の笑顔を私は目に焼き 付けることになるんだろう。

それは、恐ろしく悲しく、残酷なことのように思える。けれども私は耐えられる。あの女が、 もうこの世に居なく、そしてあの子は、幸せそうな彼の姿をもう見ることなんてできないのだ と、そう思うだけで痛みに耐えることができるような気がする。

そして、もうひとつ彼女の死の瞬間を想像するだけで、心が昂り、苦を感じなくなるように 思えた。

彼女は、どのように死んだのだろう。

微妙な高さからコンクリートに叩きつけられるも、脳をぶちまけることなく、脳浮腫という形 で苦しんで死んだのだろうか?

それとも、首に索条痕を残し、その細い骨をパキャリと砕いて亡くなったのだろうか。

ただの私の願望である、 「自殺の上で付随して脳浮腫が出来た」という死因を想像しては、愉快な気持ちが止まらずに 居られない。

けれど、メンタルが追い詰められていた人が亡くなり、その死因を遺族がぼかすとしたら、自 殺しかないんじゃないだろうか。

首吊り飛び降りなどの脳への外傷が出来そうな死に方をした上でなら、脳浮腫も出来るだろ う。

ああ、彼女は、世界絶望しながら自分の手で命を落としていて欲しいな、と心からそう思 う。

今までの努力が全て無駄になった上、 彼から彼女として見れないという烙印を押されたまま、絶望最中彼女には死んでいってもらえたらどんなに愉快だろう。

そんな想像をしては、私は笑みを浮かべる。

私の恋心はどこから崩れてしまったのだろう。

駅に着き、ひとしきりのろけを聴き終わったところで私たちは別れることにした。 白無垢のために頑張ってお金貯めなよ、なんて笑ってあげた。

からは、ニコニコと笑いながら答えが返ってきた。

「式の時は、俺の白ネクタイ貸してやるよ」と。

来年の今ごろ、私は、礼服姿に、彼が過去に使ったネクタイを纏い彼の人生最高の瞬間を見届 けることになりそうだ。

それは、幸せことなのだ、きっと。

そう言い聞かせながらも、私は、結婚という幸せ人生を歩んでいく彼の姿を見なくて済む、 死んだあの子を少しだけ羨ましく思う。

死んだら死んだで、それもまた幸せなのかもしれないな、という感情も湧きでてしまい、私は 慌ててその思考に蓋をする。

やっぱりこの世は美しいが、生き地獄だ。

その生き地獄よりも下層の、死の世界へと消えていった彼女を蔑むことでしか、今の私は心を保てない。

この歓びや哀しみやそのほかの色々なものがないまぜになった心持ちに、何かの決着がつくの はまだまだ当分先のことなのだとは思う。

ただ一つの結論として言えることはある。

こんな恋愛、二度とできないし、もうしたくない。

anond:20240417091026

オタクなら非モテ女性嫌悪で性欲は創作物で補ってるんだからからフェミニストだったり表現の是非を話をするはずがないって本気で思ってる人は実際結構いると思う。こことあん関係無いというか、むしろ陽キャマッチョ思想と相性のいい愛国保守思想がくっつきがちなのは

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