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2012-02-15

子連れ様?

当方30代。10歳と5歳の子餅。

最近感じた同世代の子育てをする人たちへの違和感について。

そもそも、「私達子連れなんだから食べ物屋さんに食べ物以外のサービスまでしてもらって当然よね」みたいな価値観がよーわからん

お金払った分の「静かに美味しく食べられる環境」を平等提供してもらう権利は主張してもいいと思うんだけど、

自分責任で生んだ自分の子の面倒までちょっと負担してくれたっていいじゃんっていうのは違うと思うんだ。

自分の上の子乳幼児の時のおでかけは、必ず「食器+エプロン+折りたたみ子供椅子」3点セット持参してたし、

子供が飽きた時の為にお気に入り絵本や、赤ちゃん煎餅も持ってった。だからすごい大荷物。

服とかも奇麗にとか無理。当然行けるのは普通のファミレスor定食屋or居酒屋だけど、

必ず他のお客さんに迷惑にならないように、行く前に電話して子連れおKか訊いたりしてた。

たまに断られることもあった。まあ仕方ないよな、って感じ。

5年経って、

の子の時は、大抵のお店に上記3点セット以外にも色々用意してあることが多く、

大変身軽になったばかりか、

帰り際の会計時に子供お菓子をくれる店も多くなった。子供の遊び場がある居酒屋さんも増えた。

親にしてみれば本当にありがたい世の中になった。ちょっと恵まれ過ぎててキモイとすら感じる。

ただ

これが誰かのゴネ得の結果じゃないことを祈りたい。

もし自分独身だったなら、深夜に居酒屋さんで飲んでる時に子供がキャッキャする声がするっていうのもなんだかなって思う。

あといまの若いパパママ世代がこれくらい当たり前くらいに思っているのはちょっと違和感がある。

あくまで子供自分責任で育てるもの地域が〜、社会が〜、っていうのは

自分が義務をちゃんと果たして貢献して初めていい得るものだろうと思う。

ちょっと最近の子育て世代は「お子様連れ様」化しているような気がした。

2012-02-09

社長愛情

独り者で社長お気に入りの先輩社員がいるんだけど、その人はいつ帰っているかからない。

土日も来てるし、ほとんど会社に寝泊まりしてる。ちなみにうちの会社裁量労働制から残業っていう概念はない。


先週、出入りの業者と自分社長と3人で昼飯を食べてたときに、その人の話になった。

業者:「○○さん、夜中の3時とか4時にも平気でメール来るんですけど、いつ帰ってるんですか?」

社長:「あいつは独身彼女もいないしどうせやることないんだから、今のうちになるべく負荷掛けてやってるんですよ。仕事身に付けるのはこのタイミングしかいから。」

からクレームとかはもちろんのこと、社内のネットワークの設定とかいろいろ超面倒なことその人に押し付けてたのは、社長なりの愛情だったの?


今日、その先輩に「俺、もうこの会社辞めるわ」って言われて、理由聞いたら「無茶苦茶働いてる割には給料少ない、っていうか疲れた」って言ってた。

まだ社長には言ってないっていってたけど、それ聞いたら社長傷つくだろうな~って思うのと同時に、先輩が辞めちまったら先輩に向いてた矛先が自分に向きそうで怖くてしかたがない。

2012-02-08

手を動かせ

やれ。

言い訳は聞きあきた。

やってないだけだろ。

動け。できることを今やれ。

遅くてもいいから動き続けろ。

休憩と称して、1時間も2時間もだらだらするな。

今やっていれば、断然楽なのは十分なほど理解しているだろ。

やれることを考えて、それ以外は考えるな。

ネットでいちいち頭を消耗するな。

お前の頭はそんなに器用じゃない。

シングルタスクで1つ1つ処理して行け。

効率はとりあえず無視しろ。作業の量が問題だ。

からなかったら人に聞け。

しかったら助けを求めろ。

恥ずかしいとか、相手が迷惑だとか、怒られるとか考えるな。

なりふり構うな。それぐらいが丁度いい。

何事も気にしすぎ。少しぐらい手を抜いて、とりあえず完成させろ。

60%が目標。余裕があれば80%ぐらいの気持ちで行け。

間に合わないなら、その旨を相手に伝えろ。そして、怒られろ

我慢ゲームだと思え。

辛抱強く作業を続けるほど、報酬が増えると思え。

愚痴ネットでも言えるから

やり始めれば、頭は回ってくる。やり始めることから逃げるな。

これを楽しいと思うことはあっただろう。その気持ちを思い出せ。

なんなら、これ楽しいわー!って自分洗脳しろ。

やらなかったら後悔することは明白。

妙な理論でやらない理由を探すな。やる理由を探せ。

手を動かせ。体を動かしてから、頭を動かせばいい。

iPhoneをいじるな。まとめサイトを巡回するな。ニコニコ動画ランキングをチェックするな。

Youtubeお気に入りPVを見直すな。いちいちはてなを覗くな。FX今日はやめとけ。

休憩でお前は疲れ果ててる。



あとに回して良かったことなんてほとんど無いだろう。

やれ。今すぐ手を動かせ。今やらないでいつやる。

2012-01-30

鼻くその話なんて増田しか書けないに決まっているだろうが馬鹿野郎め。

なので鼻クソの話である鼻くそのようにつまらない話ではなく、わりと面白い、ぼくが最近お気に入りの、半生タイプ鼻くその話だ。あなたにとってはつまらいかもしれない。まあヒマならちょっと読んでけ。

ぼくも、のっちかしゆかと同様に鼻くそをほじる。ティッシュを使うこともあるが、ストレイトにまっすぐほじるのもすきだ。

で、そうして人差し指ダイレクトプラグインしていると、鼻粘膜の内壁に乾燥してくっついた鼻くそ出会う。指の腹で形状を確認してからそのエッヂに爪先をかけて、鼻粘膜から引きはがす。オンザエッヂである

ここで鼻息を吸い込んではいけない。吸い込んでしまうと指が届かない領域にいってしまう。正圧を保つ。具体的にはゆっくり鼻息を吐く。精神は落ち着き、意識は高まって、第5のチャクラエネルギーを感じる。鼻くそで。いや本気だ。

ここからがこの話のクライマックスであるゆっくりオンザエッヂのそれを鼻の出口方向へ引き出していく。すると、その乾燥してひっついた鼻くそきっかけに、鼻の奥のほうから粘液状の明日には乾燥して鼻くそになってそうなゲル集団が引っ張り出されてくる。

このオンザエッヂとゲル集団をさらに引っ張り出すと、粘性係数がさがり、色が黄色から透明に変化しながら、さらに中身がでてくる。快楽であるチャクラエネルギー解放される。

このまま脳みそまで引っ張り出せるのではと快楽に酔いしれながらオンザエッヂを引っ張ることおよそ10cm弱。のびきったレーザービームがプツンととぎれ、ぶらーんと人差し指にぶらさがる。

ぼくはぶら下がったそれを眺める。乾燥した部分から黄色ゲルを経て透明な粘液までが鼻の穴から開放され、重力に従ってだらーんとしている。この透明な粘液は、いつか育って乾燥した部分になるのね!とか思うとさながらタイムマシーン時間螺旋をひと飛び。

そんなことを思いながらぷらーん、だらーんをしばらく眺める。のちにティッシュにくるんですてる。

こんな素敵な鼻くそは、残念ながら2日は育てないといけない。あと、風邪を引いたり、お酒をのんだりするとダメだ。育たない。健康すぎてもだめだし、不健康過ぎてもだめ。しかも右の穴限定。むずかしいのである

あ、ぼくは耳かきもすきです。

2012-01-27

村上春樹の猛々しい想像力 (2/3)

Sam Anderson

2011年10月21日

1 - 2 - 3

どうやら村上は、この本のアメリカ版をそのとき初めて目にしたらしい。

そういう文化交流はえてして少しぎこちなくなるものだ。

日本では『1Q84』は2年を掛けて3巻に分かれて発表された(村上は2巻目で一度終わりにしたが、一年後にもう数百ページ付け足したのである)。

アメリカでは、一巻のモノリスとして組まれ、秋の読書イベントに発表が設定された。

YouTube ではきらびやかトレーラームービーを見ることができ、

一部の書店では発売日10月25日に深夜営業が予定されている。

Knopf は英語訳を急がせるため、二人の訳者に手分けして翻訳をさせた。



村上にこれほど長い作品を書くつもりがあったかと尋ねると、なかったという。

これほど長くなることが分かっていれば、書き始めなかったかもしれないともいう。

彼はタイトルや冒頭のイメージ(この作品の場合は両方だった)が浮かんだ時点で、机の前に座り、

毎朝毎朝、終わるまで書きつづけるのである

1Q84』によって彼は三年間収監されたという。



といっても、この大作はごく小さな種から生まれた。

村上によれば『1Q84』は、人気を博した彼のショートストーリー『四月のある晴れた朝に100パーセント女の子出会うことについて』(英語版では5ページ)を増幅させたものに過ぎないという。

「基本的には同じなんだ」と彼は言う。

少年少女出会う。別れてしまった後、二人は互いを探し合う。単純な物語だ。それを長くしただけ」



実際には『1Q84』は単純な物語ではない。

筋書きを要約することすら、少なくともこの宇宙人間言語をもって雑誌の1記事で書くとすれば不可能だ。

物語は行き詰まりから始まる。

青豆という少女が、タクシーに乗って東京の周縁に掛かる高架の高速道路を行く。

そこで渋滞に巻き込まれ、身動きがとれなくなる。

タクシーラジオからある歌が流れる。

チェコスロバキア作曲家レオシュ・ヤナーチェクの「シンフォニエッタ」だ。

渋滞に巻き込まれたタクシーの中で聴くのにうってつけの音楽とは言えないはずだ」と村上は書く。

しかしそれは神秘的な深さで彼女共鳴する。

シンフォニエッタ」は進み、タクシーは動かない。

運転手は青豆に変わった迂回路を提案する。

高架高速道路には非常用脱出口が設置されている、そして、普通の人には知られていない脱出口への階段がある、と彼は言う。

本当に絶望しきっているのであれば、そこから地上に降りることもできる。

青豆が考えていると突然、運転手が村上一流の警告を口にする。

「見かけにだまされないように」と彼は言う。

降りていけば、彼女にとっての世界根底から変わってしまうかもしれない、と。



彼女はそうして、世界は変わった。

青豆が降りた世界歴史の軌跡がわずかに違っていた。

そしてわずかではない違いとして、月がふたつあった(ちなみに彼女遅刻した約束というのは暗殺約束であったことが明らかになる)。

そしてその世界にはリトル・ピープルと呼ばれる魔法の種族がいる。

彼らは死んだ盲の羊の口(詳しく書くと長くなる)から生まれ、オタマジャクシの大きさからプレーリードッグの大きさにまで育ち、「ホーホー」と合唱しながら空中から透明な糸を紡ぎだして「空気さなぎ」と呼ばれる巨大なピーナッツ型のまゆを作る。

1Q84』の狂気はおよそそのような流れだ。

この本ではなかばあたりまで、このように浮世離れしたした超自然ガジェット(空中に浮かぶ時計、神秘的なセックス麻痺など)が繰り出されてくるので、

私は行間にエクスクラメーションマークを置きたくなった。



この数十年、村上は自身が「本格小説」と位置づけるものを書こうとしていると言い続けてきた。

一例として彼は『カラマーゾフの兄弟』を挙げて目標にしている。

その試みこそが、三人称の幅広い視点から描かれた巨大小説1Q84であるように思われる。

怒り、暴力惨事、奇妙なセックス、奇妙な新現実を抱えた本であり、

日本のすべてを取り込もうとするかのような本である

偶然ぶつかることになってしまった悲劇にも関わらず(あるいはその悲劇のなかでこそ)、

ひとりの人間の脳に詰め込まれた不思議を提示して、本書は読者を驚嘆させる。



驚きを覚える本の数々をこれだけ読んだあとでもなお、私は村上の本で驚かせられた。

そのこと自体が驚きだったと村上に伝えると、彼はいものようにそれを受け流し、

自分想像力を入れたつまらない花瓶でしかない、と言い張った。



「リトル・ピープルは突然やってきた」という。

「彼らが何者なのかはわからない。その意味づけもわからない。

 僕は物語の虜だった。選択したのは僕ではなかった。彼らが来て、僕はそれを書いた。それが僕の仕事



村上の作品は夢のようであることが多い。

明晰夢を見ることがあるかと尋ねると、

覚えていられたことはない、という。

目覚めたときには消えている、と。

ここ数年で覚えていられた夢は一度だけ、それは村上春樹小説のような繰り返す悪夢だったという。

その夢の中で、影のような未知の人物が「奇妙な食べ物」を料理してくれていた。

蛇肉の天ぷら芋虫パイ、そしてパンダ入りライス

食べたいとは思わないが、夢のなかでは彼はそれに興味をひかれていて、まさに一口入れようというとき目が覚めた。



2日目、村上と私は彼の車の後部座席に乗り込み、彼の海辺の家へ向かった。

運転したのはアシスタントの一人である身ぎれいな女性で、青豆よりわずかに若かった。

私たちは東京を横切り、青豆が『1Q84』で運命的な下降をした高架高速道路の本物へと向かった。

カーステレオではブルース・スプリングスティーンカバーした「Old Dan Tucker」がかけられていた。

アメリカシュールレアリズム古典である



車中で、村上は冒頭のシーンを思いついたときに考えていた緊急脱出口のことを持ち出した(青豆と同じように実際に渋滞に巻き込まれていたときにそのアイデアを思いついたという)。

次に彼は存在論的に複雑な仕事をした。

実際の高速道路で、小説中であれば青豆が新世界に向けてくだっていったであろう場所を正確に特定しようとしたのである

彼女用賀から渋谷に行こうとしていた」車窓をのぞきながら彼はいう。

「だから多分このあたりのはずだ」

と言ってこちらを向いて念を押すように

「それは現実じゃないけれど」

と付け加えた。

それでも、彼は窓の方に戻って実際に起こった出来事を話すように続きを語った。

「そう」と指差して「ここが彼女が降りていった場所だ」

キャロットタワーと呼ばれる、およそ巨大なネジが刺さった高層ビルのような建物の前を通り過ぎた。

村上はそこでこちらを向いて、もう一度思いついたように、

「それは現実じゃないけれど」と言った。



村上フィクションは変わったやり方で現実漏れ出す。

日本に滞在した5日間のあいだ、私は村上東京にいたときとは違って、実際の東京で落ち着くことができなかった。

村上東京、それは本物の東京を彼の本というレンズで見たときの姿だ。

私はできるかぎりその世界時間を過ごそうとした。

村上天啓を得たあの場所神宮球場へ行き、

客席の上の方で二塁打が打たれるたびに注目した(私がもらった天啓もっとも近いものは、枝豆を喉につかえさせて窒息しかけたことだった)。

また、私はローリングストーンズの「Sympathy for the Devil」とエリック・クラプトン2001年アルバム「Reptile」をかけながら、神宮外苑という村上お気に入り東京ジョギングルートゆっくりと走った。

私のホテル新宿駅に近い。そこは『1Q84』でも重要役割を果たす、交通機関ハブ的な場所だ。

登場人物たちが好んで使う集合場所中村屋で私はコーヒーを飲み、カレーを食べた。

そしてフレンチトーストタピオカティーの向こうで東京人たちが交わす会話に耳をひそめた。

そうしてうろつくあいだに、村上小説が極度に意識しているものごと、すなわち、偶然かかる音楽、上昇と下降、人々の耳の形といったものを、私も極度に意識するようになった。



こうして私は、村上巡礼者の列に連なることになった。

実際、彼の小説中の説明をもとにして料理本を出版した人もいるし、

登場人物が聞いた音楽プレイリストオンラインでまとめている読者もいる。

村上は、明らかに喜んだ様子で韓国のある会社西日本への『海辺のカフカ旅行を企画したこと、

ポーランド翻訳者が『1Q84』をテーマにした東京旅行ガイドブック編集していることを教えてくれた。



こうした旅自体が、形而上の境界を越えてしまうこともある。

村上は読者から彼が生み出したもの現実世界で「発見」したという便りを受け取ることがよくあるという。

たとえば、彼が作り出したと思っていたレストランや店が東京に実際ある、など。

ドルフィンホテルというのは『羊をめぐる冒険』で村上が生み出したものだが、札幌にはそれが複数ある。

1Q84』の発表後、ありえない名字として作り出したつもりだった「青豆」という名字家族から村上は便りを受け取ったという。

彼はサイン本を一冊その家族に送った。

ここでの要点と言えるのは、現実漏れ出す虚構、虚構に漏れ出す現実というものが、

村上の作品についてはほとんどの場合、作品そのものだということだ。

彼は私たちを世界から世界へと往還させる。



世界から世界への往還──それは翻訳の作業を思い起こさせる。

翻訳は、様々な意味村上の作品を理解する鍵となる。

彼は一貫して日本作家からの影響を否定してきた。

作家活動の初期には、「日本人という呪いから逃れようとしているとさえ語った。

その代わり、十代の若者として、西洋小説家の作品を貪ることによって、文学感受性を培った。

その中にはヨーロッパ古典ドストエフスキースタンダールディケンズ)もあったが、

彼が生涯を通して繰り返し読んだのは、とりわけ20世紀アメリカのある種の作家たち、

レイモンド・チャンドラートルーマン・カポーテ、F. スコット・フィッツジェラルドリチャード・ブローティガンカート・ヴォネガットなどだ。

処女作に取りかかったとき村上は奮闘し、標準的でない解決法に行き当たった。

本の冒頭を英語で書き、それから日本語翻訳し直すのである

そうやって自分の声を獲得したと彼は言う。

村上を長く翻訳しているジェイ・ルービンによると、村上の作品の特徴のひとつは、

たか英語原作から翻訳されたかのように読めることだという。

2011年10月21日

1 - 2 - 3

村上春樹の猛々しい想像力 (1/3)

Sam Anderson

2011年10月21日

訳注:長文注意。誤訳あったらごめんなさい。教えてもらえたらあとで直します)

1 - 2 - 3

この夏、私は初めての日本への旅行を企てた。

村上春樹の作品世界にほぼ浸りきってやろうというつもりだった。

ところがその目論見は外れることになる。

私は村上の作品の影響下にあるまま、東京に降り立った。

期待していたのは、バルセロナパリベルリンのような街だった。

そこでは、市民はみな英語が達者で、さらにはジャズ劇場文学シットコムフィルム・ノワールオペラロックといった、

西洋文化のあらゆる枝葉に通じている……そんなコスモポリタン世界都市を私は期待していた。

誰かに聞いておけば分かっていたはずなのだが、実際の日本はまったくそんな場所ではなかった。

実際に足を踏み入れることができる日本は、どこまでも頑固に、日本的だった。



そう思い知らされたのが地下だったというのは、我ながらよくできていたと思う。

東京での初めての朝、私は村上の事務所に向かっていた。

アイロン掛けたてのシャツに包まれ、なんの躊躇もなく地下鉄の駅へと降りて行くや否や、

私は迷子になり、助けを求めようにも英語話者を見つけることができなかった。

最終的には(電車を乗り間違え、馬鹿げた値段の切符を買ってしまい、必死のジェスチャーで通勤客を怖がらせたあと)、

どうにか地上に出てはみたものの、もはやインタビューの時刻はとうに過ぎている。

私は絶望して、目的もなくあちらこちらへとさまよい歩いた(東京にはほとんど標識がないのである)。

そして蜂の巣状のガラスピラミッドのような建物の前で途方に暮れていたとき

ついにユキという村上アシスタントに見つけてもらうことができた。



このようにして私は東京の地下の洗礼を受けたのである

まりにもうかつな、アメリカ人的な私は、村上のことを現代日本文化を忠実に代表する人物として考えていた。

実際には彼は私が思っていたような作家ではなく、日本は私が思っていたような場所ではなかった。

そして両者の関係の複雑さは、翻訳を介して遠くから眺めていたときには想像しえないものであることが明らかになっていった。



村上の新作『1Q84』の主人公の一人は、自らの人生最初記憶に苛まれており、誰に会ったときにも、あなた最初記憶はなにかと尋ねる。

やっと村上に会えたとき、私は彼の最初記憶について尋ねた。

それは3歳のとき、初めて家の門の外に歩き出したときのことだという。

彼は道をてくてくと渡り、溝に落ちた。

流されていく先にあるのは、暗く恐ろしいトンネル

そこに差し掛かろうかというとき、母が手を差し伸べ、彼は助かった。

「明確に覚えている」と彼は言う。

「水の冷たさ、トンネルの闇、その闇のかたち。怖かった。僕が闇に魅かれているのはそのせいだと思う」

村上がこの記憶を語るとき、私は既視感とともに心の中でくしゃみをするような気持ちを覚えた。

その記憶には聞いた覚えがある、いや、不思議なことにその記憶自分の中にある、と感じた。

ずっとあとになって分かったことだが、私は確かにその記憶を持っていた。

村上は『ねじまき鳥クロニクル』の冒頭の脇役に自分記憶を写し込んでいたのだ。



村上を初めて訪問したのは、日本にしてもありえない夏の厳しさの最中

週の真ん中、蒸し蒸しする午前中のことだった。

それは非現実的なまでの災害の余波を受けた夏だった。

4ヶ月前に北日本を襲った津波で2万人が命を落とし、

いくつもの街が破壊され、原子力発電所メルトダウンした。

その結果、電力、公衆衛生メディア政治にも危機が到来した(当時の首相の辞職によって、5年間に5人目の首相が生まれることになった)。

日本を代表する小説家である村上に会いに来たのは、

大作『1Q84』の英語訳(そしてフランス語訳、スペイン語訳、ヘブライ語訳、ラトビア語訳、トルコ語訳、ドイツ語訳、ポルトガル語訳、スウェーデン語訳、チェコ語訳、ロシア語訳、カタルーニャ語訳)について話すためだった。

この本はアジアで数百万部を売り上げ、

まだ翻訳が出ていない言語圏ですらノーベル文学賞の噂が囁かれていた。

62歳にして30年のキャリアを持つ村上は、日本文学最高峰としての地位を確かなものにしている。

疑いなく、彼は母国の表層とかたちを世界に伝える、想像世界大使となった。



そのことは、関係者には非常に大きな驚きだったと言われている。



村上は常に自分日本アウトサイダーだと考えている。

彼は不思議社会環境最中に生まれた。

アメリカによる戦後占領を受けた1949年京都日本の前首都である

「これ以上の文化混交の瞬間を見つけるのは難しい」と John W. Dower は1940年代後半の日本について書いている。

「これほど深く、予測不能で、曖昧で、混乱していて、刺激的なものは他にない」という。

「瞬間」を「フィクション」に置き換えてみれば、村上の作品を完璧に説明することができる。

彼の物語の基本構造は、互換性のない複数の世界に根を下ろした普通の人生であり、

それはそのまま彼の最初人生経験の基本構造でもある。



村上は成長するまでのほとんどを神戸郊外で過ごした。

そこは、さまざまな言語の喧騒に包まれた国際的な港湾都市である

彼はアメリカ文化、とくにハードボイルド探偵小説ジャズに没頭して十代を過ごした。

そうして反逆のクールさを自分ものにし、

二十代のはじめには大企業の序列に入り込む代わりに、髪を伸ばしヒゲを生やして、両親のすすめを押し切って結婚し、借金をして「ピーターキャット」というジャズクラブ東京で開いた。

掃除をして、音楽を聞いて、サンドイッチを作って、酒を注いで、

彼は約10年間をその仕事に費やした。



作家としての村上キャリアの始まり方は、彼のあの作品スタイルそのものだった。

どこまでも普通の設定で始まり、どこからともなく神秘的な真実が主人公に降りかかり、その人生根底から変えてしまう。

29歳の村上地元野球場の芝生でビールを飲みながら、デイヴヒルトンというアメリカ人助っ人バッター二塁打を打つのを見ていた。

平凡なヒットだったが、ボールが飛んでいくのを見て村上天啓に打たれた。

自分小説が書けると気づいたのである

そんな望みはそれまでなかったが、いまや圧倒的なまでだった。

そして彼は書いた。

試合が終わった後、書店に行きペンと紙を買って、

数ヶ月のちに『風の歌を聞け』を書き上げた。

それは名もなき21歳の話し手が語る小さく凝縮された作品だったが、冒頭から村上らしさが見えていた。

アンニュイとエキゾチシズムの奇妙な混合。

わずか130ページで、その本は西洋文化をぶつ切りにして引用してみせた。

名犬ラッシー』、『ミッキーマウスクラブ』、『熱いトタン屋根の猫』、『カリフォルニア・ガールズ』、ベートーベン第三ピアノ交響曲フランス映画監督ロジェ・ヴァディム、ボブ・ディランマーヴィン・ゲイエルヴィス・プレスリー、『ピーナッツ』のウッドストックサム・ペキンパーピーターポール&マリー。

以上はごく一部に過ぎない。

そしてその本には(少なくとも英語訳には)日本芸術引用がまったくない。

村上作品のこうした傾向は日本批評家をしばしば苛立たせている。



村上は『風の歌を聞け』を権威ある新人賞に応募し、受賞した。

そして一年後、ピンボール機を取り上げた次の小説を出したのち、執筆時間のすべてを費やすため、ジャズクラブを畳んだ。



時間のすべて」という言葉には、村上にとっては余人とは異なる意味がある。

30年を経て、彼は僧侶のように統制された生活を送っている。

すべてが作品を作り出すのを助けるように調整されている。

彼は毎日のように長距離を走り、泳ぎ、健康的な食生活を送り、夜9時には床につき、朝4時に起きる。

そして起床後5、6時間は机に向かい執筆に集中する(2時に起きることもあるという)。

彼は自分の事務所を監禁場所だとみなしている。

「ただし自発的な、幸せ監禁だけれど」



「集中は僕の人生もっと幸せものだ」という。

「集中できないとき、人はあまり幸せではない。僕は考えるのが速くないけれど、何かに興味を持てば、それを何年も続けられる。退屈することはない。僕はヤカンのようなものだ。沸かすのに時間はかかるけれど、いつまでも熱い」



そうした日々の湯沸かしが続いていって、世界でも類まれな作品群ができあがった。

30年の歳月を経て積み重ねられたそれには人を虜にする不思議さがあり、様々なジャンルSFファンタジーリアリズムハードボイルド)と様々な文化日本アメリカ)をつなぐ位置にある穴を埋めている。

どんな作家にも、少なくともこれほど深くまでは、埋められなかった穴だ。

時とともに村上小説は長くシリアスになる傾向が強くなった。

シットコム引用もその傾向に調和している。

そして今、とりわげ激しく長い湯沸かしの結実として、もっとも長く、奇妙で、シリアスな本が上梓された。



低く深い声で村上たくみ英語を操る。

彼は翻訳者を通して会話するのが嫌いだという。

なまりは強く、落ち着くべき箇所で動詞の活用が劇的に現れたり消えたりする。

はいえ相互の理解に支障を来たすことはまずない。

特定の熟語("I guess" 「ではないか」、 "like that"「というような」)が、ときたまおかしな位置で使われることがある。

安全言葉いから逸脱するのを楽しんでいる節が彼にはあった。

英語即興の遊びをしているように感じられたのである

私たちは東京にある彼の事務所で席を持った。

その事務所は半ば冗談ながら村上製作所と名付けられている。

数人のスタッフが靴を履かず他の部屋で作業をしている。

村上は青いハーフパンツと半袖のボタン付きシャツで現れた。

彼のキャラクターと同じように、アイロン掛けしたばかりのように見えるシャツだった(彼はアイロンけが好きだという)。

靴は履いていない。

彼はペンギンのある本の表紙を模したマグカップブラックコーヒーを飲んだ。

その本とはレイモンド・チャンドラーの『ビッグスリープ』、彼の昔からお気に入り小説であり、今日本語訳をしている小説でもある。



話を始めながら、私はあらかじめ用意していた『1Q84』をテーブルの上に置いた。

村上純粋にびくっとしたようだった。

その本は932ページあり、ほぼ30センチのその厚みは本格的な法律書を思わせるほどだ。



「大きいな」と村上は言った。

電話帳みたいだ」

1 - 2 - 3

2012-01-14

はてブAmazonを見習えばいい

前記事

■なぜはてな敬遠されるようになったのか

http://anond.hatelabo.jp/20120108211250

■「呪い」はツールで封じるべき

http://anond.hatelabo.jp/20120112030008



まとめると、はてブコメントが偏りすぎると(はてな的に)困ったね、という話でした。

で、ここからがやっと本題です。じゃ、具体的にどうするのって話です。



まず、誰もがわかりきっていることですが、すでにはてなブックマーク価値ある情報を共有するブックマークとしての利用者ばかりではなく、記事やページに対するレビューというか批判や皮肉を投げ捨てる場として使うユーザーと混在している状態なわけです。「どうでもいい」と思っていることにすらブックマークしてひと言皮肉を言わずはいられない人も世の中にはいるのです。宝箱とごみ箱がごっちゃになっているわけで、まずこの両者をはっきりと区別できるようにすべきです。



そこで、参考にしてほしいのはAmazonレビューです。個人的にAmazonレビュー情報設計の素晴らしいと思うところは、レビューそのものに対する「役に立ったかどうか」の評価軸の他に、商品に対する「評価の高いレビュー」と「評価の低いレビュー」を対立軸で並列させている点です。これをはてブにうまく適用すれば、その記事に対する否定的な意見と肯定的な意見のどちらが多いのか一目瞭然になる上、どちらの意見も有益な情報を拾えるようになるわけです。



まり

・現状はあまり機能していないページの評価に対するスター改善し、「お気に入り度」のような形でブックマーク時に5段階でページを評価させるようにしておく。

→これで今まで曖昧だったページ自体の評価がはっきりする。

デフォルトは★3つにしておけば、面倒な人は入力しないでいいが、全体のコメントには反映されにくい。

・ページへの評価が低いユーザーと高い評価のユーザーを並列でコメントの評価順に並べる。

・評価とコメント矛盾しているようなユーザーも出てくるので、ユーザーコメントに対する評価やランク付けも今までより厳密に、匿名プラス評価とマイナス評価で行う。

・さらにホッテントリは徐々にページ自体の評価を基準としてブックマーク数と合算してポイント制に移行すればいい。



基本的にはこれで全然違ってくると思う。まぁ、Twitterと同期させたことで、はてブも閉鎖されたコミュニティでなくなりつつあるので、新しい血を入れる、ということも引き続き進めていきつつ。あと、話がずれるけど、増田ツイートボタンいいね!ボタンを置いたのもいい対策だと思う。増田に関して言えば、これではてブの偏りがより明確になった気がする。で、他のコミュニティにも拡散された後で、大勢が変わってくると、一部の「ズレた」ことに気づいた初期段階でコメントを残したはてブの人たちは、空気を読んで自分コメントを消したりする非常に香ばしい状況も垣間見れたりするわけです。



これを増田に書いた意味については面倒なので問いたださないでください。

そんなわけで、はてなには引き続きがんばっていただきたいです。

2012-01-09

http://anond.hatelabo.jp/20120109213130

ホームセンターときどき掘り出し物があるよね。

自分も実はジャンクな靴をホームセンターで探すのが好きです。

スニーカーもそうだけど、おっさん草履だとか、ワークブーツとか。

かなり使えて安い。お気に入りです。

500円の運動

お気に入りスニーカーが駄目になったから、予算一万円で靴屋を2軒回ったけど

足の幅がきつかったりクッション性に難があるスニーカーばかりだった

時間立ったり歩き続けたりする用なので、デザインよりも足に合うかが問題

結局ホームセンターで半額で500円の運動靴が投売りされていたのが良かったからそれ買った

問題は名の通ったブランド靴でないと、ケチをつけて見下してくる人が身近にいることだけど

自分の足の健康の方がお洒落より大切だ

年を取るのが心底嫌な件

35歳になった。

ついこの間、魔法使いになったと思ったらアラフォーならぬヤラフォーになるとは。

本当に時間が経つのは早い。


自分場合ルックスは悪くないと色んな人から言われるし、仕事正規雇用の中堅SE趣味文武両道、でも社会性コミュ力ともに破滅的に酷いせいで総合マイナスという、自他ともに認める「実に残念なおっさん」だ。

「黙って立ってりゃマネキンの代わりくらいにはなるのに・・・」とも言い換えられる。

スーツだと30前、私服になると20代半ばに見られる。でも若いというより、精神年齢の幼さが顔に出ているのだと思うと、あまり素直に喜べない。


そして20歳になってから15年、性格ブサメンな部分は微塵も治っていない。

いや少しはマシになったのかも知れないが、彼女が出来て結婚してるわけでもなし、要はその程度だ。

「もうすこしがんばりましょう、てかやる気あんのかテメー」って感じ。

なのでこれからの15年もこの流れは変わらないだろう。

そうなると、生涯独身になる可能性も大いに視野に入れ、今後の生き方模索すべきなのだろうけど・・・憂鬱だ。


というのも、周囲の独身40代50代ともに、ろくでもないオヤジしかおらず、全く希望が持てないからだ。

例を挙げる。



これでどうやって独身貴族(死語?)の夢を見ろというのか。「男やもめに(ry」ってレベルじゃねーぞ

このおっさんたち、社会と関わる上で開き直ったり無視してはいけない部分を踏み外し、投げ出しているように思えてならない。

どうしてこうなった!?


しか自分は多分、上の人達にかなり近いところにいる。遅かれ早かれこうなる気がしてならない。

ここまで「明日は我が身」を見せつけられるのは恐怖以外の何者でもない。

こんな惨めな未来しか自分にはないのか。


それに引き換え、周囲の既婚男性は皆凄い。カッコイイ。輝いている人達ばかり。

なんで俺を嫁にしてくれなかったんだと詰め寄りたくなるレベル

せめて年を取るなら、そっちサイドに行きたかった。


そう考えると、「オヤジ臭い」というのが褒め言葉ではない理由がよく分かる。

生臭くならず年老いていくのは、かように難しいということだろう。

2012-01-04

私の全て ④逃避

それからの私は仕事に没頭した。

から晩まで病院サーバ室でサーバ構築作業。

サーバ室は携帯電波が届きにくく、最低限の仕事上の連絡以外は誰とも連絡を取らなかった。


ただただ、作業に集中した。何も考えず。

病院と家との往復。帰宅したら、疲れて眠るだけだった。食べることすら忘れていた。


彼の事を忘れたいわけではもちろんなかった。

でも彼の事を思い出すと、どうしても後悔の底に落ちて這い上がってこれなかった。


不思議と、泣く事はあまりなかった。


そんな生活を2ヶ月続けて、私の心は壊れそうになっていた。

仲の良い友達ともほとんど連絡を取らなくなっていた。

「例の彼とはどうなったの?」」と聞かれるのが怖かったから。


壊れていたのは心だけではなく、体もだった。


1年前に普通に着ていたはずの服が、ぶかぶかで着られなくなっていた。

5年間使っていた金属バンド腕時計も、コマを詰めなければいけない程になっていた。

会う人会う人に「痩せたね」と言われ、そのうち「大丈夫?」と心配されるようになっていた。


自分では気付いていなかったけれど私の体重は急激に落ち、

1年前の健康診断から比較すると、10キロ近く痩せていた。

着られる服は全くなく、買いに行ってもサイズが合わないような状態だった。


もう、限界だった。

仕事に没頭する事で彼の事を考えないようにしていたはずなのに、

仕事に集中できず、彼の事ばかり考えるようになっていた。


それまで私は、夏休みを1週間取る以外で長期休暇を取ったことは一度もなかった。

そんなに仕事が好きだったわけではないけれど、

盆・暮れ・GWが書き入れ時の医療SEは、簡単に長期休暇は取れなかった。

それに自分仕事には責任を持ちたかったので、あえて休暇を願い出ることもしなかった。

そんな私が、初めての長期休暇を上司に申し出た。


激務が数ヶ月続いていたこともあり、休暇はあっさり認められた。

期間は2週間。SEになってから3年弱で初めての長期休暇。

少し心と体を休めようと思った。


私のスケジュールが突然「休暇」になった事を心配した別の部の同期から電話がかかってきた。

大丈夫だよー。ちょっと忙しくて疲れたから休んでる。すぐ戻るよ」

そう言ってごまかした。本当の事が言えるわけもなかった。


SEになってから3年弱で初めての長期休暇。


当時私がいた部は、元々希望していた配属先とは違っていたし

仕事内容自体も、どうしても好きにはなれなかった。

プログラミングができない、サーバの知識もない、そもそも大学文系の私に

SEなんて務まるわけもなかった。

配属されて初めてのプロジェクトでは、仕事がきつすぎて毎日泣いていた。

何かうまくいかないことがある度に、辞めたい辞めたいばかり言っていた。

実際、その年の頭には、転職活動を始めようとしていた。


そんな私に、彼がこんな事を言ったことがあった。


舞ちゃんがいつも頑張ってるの知ってるよ。

どんなに夜遅くなっても、自分仕事責任持って最後まできっちりやってること知ってるから

研修終わってから事務所戻ってきて仕事してたりとかさ。

そういうのちゃんと見てるから、辛いのは分かるけど、でも簡単に辞めればいいなんて言えないよ。


彼にそう言われてから、私は辞めたいと言わなくなっていた。

彼は仕事ができる人だった。だから彼に少しでも追いつきたくて必死勉強して、プログラミングアレルギーも克服した。


今の私を彼が見たらどう思うかな…。


そして私は、当初の予定を1週間延ばしたものの、3週間で職場に復帰した。


復帰後は、少しでも負担の少ない仕事を、という上司のはからいで、

同じ部内で別のグループに移って、全く違う仕事をすることになった。


残業は減ったけれど、上司や先輩がよく食事に誘ってくれた。

(というか無理矢理食べさせようとしたんだろうが)

結局帰宅するのは夜遅い時間だった。


そんな時、福岡に行かなければならない仕事が入った。

でも、彼とよく会っていた福岡にはどうしても行きたくなかった。

福岡だけでなく、彼と一緒に行った場所を私は避けるようになっていた。


ただ、九州支社はその年の5月に別の場所にできた新しいビル移転していて、

彼とよく会った古いビル九州支社はすでになくなっていた。


仕方なくそ仕事を受け、日帰りで福岡に行った。


仕事を終え、福岡空港羽田行きの飛行機を待つ時間

いつもなら、空港内にある有名なクロワッサン屋でクロワッサンを買う。

彼に「美味しいから一度買ってみなよ」と言われて買ってからお気に入りだった。

そして搭乗口で搭乗開始までメール電話をする。


もう、クロワッサンを買う気ににもならない。

メール電話をする相手もいない。

仕方なく、売店でお土産を買って時間を潰して搭乗時間を待った。


彼と初めて会ったのも、福岡での定例会だった。

距離が縮まるきっかけになったのも、福岡出張だった。

羽田福岡行きの飛行機を待っていたら、偶然同じ便で福岡に向かおうとしていた彼に会ったこともある。


博多駅から九州支社に向かう途中の道、彼と電話しながら歩いたこと。

九州支社の裏にある公園で話したこと。


色んな事を思い出しすぎて潰れそうだった。


結局その日は、ほとんど眠ることもできず朝になった。

翌日は土曜日で、午後から横浜に行く用があったものの、他にする事がなかった。


ふと、ある男友達の事を思い出した。

その人は会社の同期ではあるものの、職種が違うため仕事での関わりが全くなく、勤務地も違っていた。

それでも入社してすぐの研修で同じクラスになって仲良くなってから

定期的に二人で飲みに行っていた。彼と付き合っていた時も月1程度で会っていた。

私にとっては完全に「友達」で、恋愛対象として見たことは一度もなかったし、

それは相手も同じで、私を女として見ることはなかった。

から、二人で会っても大丈夫だと思っていたし、彼に対して、悪いことをしている気持ちには当然ならなかった。


その友達に彼のことは話した事は一度もなかったし、

私の色恋沙汰について何か聞いてくることもほとんどなかった。


ちょうどいいや…。


さすがに当日に連絡しても空いてないだろうなー、と思いつつ、メールをした。


福岡出張行ってお土産あるんだけど、いる?

いるー!

いつあいてる?お菓子から賞味期限があるんだけど。

今日あいてるよー。


その日は横浜で待ち合わせをし、東急ハンズで買い物をして、飲みに行った。


それからの週末はしょっちゅう旅行に行き、家にいることはほとんどなかった。

北海道名古屋沖縄京都。。。


そして、旅行お土産だとか色々理由をつけて、その男友達と頻繁に飲みに行った。

ただ、時間を埋めてくれる人が欲しかった。

色々深く聞いてこないその友達が、一番都合がよかった。

そしてその人と一緒にいると、不思議と気持ちが落ちついた。


その年の年末は、女友達イタリアに行った。

前年の年末は、彼がリーダーをしていた病院正月システム本稼動があり、彼は当然仕事をしていて、一緒にいられなかった。

来年は一緒にいられたらいいね、と言っていた。だから日本にいる事すら嫌だった。


そうやって、現実から目を逸らすことで、どうにか自分を保っていた。

現実を受け入れた瞬間、私自身が壊れてしまいそうだった。


F1が好きだった彼と私は、いつも月曜日F1の話をしていた。

F1放送を見ると彼の事を思い出し、また後悔の螺旋に落ちて

這い上がれなくなるので、私は見るのをやめた。

二人とも読書が好きだったので、会うとよく読んでいる本の話をした。

仕事が早く終わった時はいつも本屋に行って本を買っていたのに、本屋に近づくことすらできなくなっていた。


今はどうにか読書をすることはできるようになったものの、F1はどうしても見ることができない。

綾瀬はるかの『ICHI』がクソすぎ

ソ映画だとわかってて見たのにそれでも見てられないぐらいの凄さだった。

一応全部見なきゃいけないと思い録画して早送りしながらなんとか最後まで見た。

メモする価値あるぐらいのクソ加減だったので以下備忘。




綾瀬はるかが全く演技をしない

他の映画での綾瀬の演技を見た事がないので断定できないが

おそらくはそもそも度を越えた大根なのだろう。

が、『ICHI』では演技が下手っていうレベルを超えているのでまるで演技する気がないように見える。

一瞬何か意図的な演出なのかと思ってしまうほど演技をしない。




だいたい綾瀬演じる市は

極度に感情も表情も乏しく能動性の無い女、というつまんない人格に設定されていて

ほとんどのシーンでただ周囲の人の話を無表情無反応に聞いてるだけということになる。

こんな役を大根にやらせるので、本当に「ただ立ってるだけ」「座ってるだけ」をしていて、演技する気がさらさら無い。

(このただ座ってるだけの女にオッケーをだす監督も凄い。

 そんなのモブでもあっちゃいけない筈だが綾瀬は主役だ。)




アイドル映画ならもっと必死に頑張るような役をあてるべきで、

そういう役ならちょっと大根でも客もわかってるので楽しめる。

静かな役なんかだけはやらすなと言いたい。




まりの異様さに「こいつなんなの……!?」と違和感を覚えるのも最初だけで、

視聴者はすぐに市がどうでも良くなる。

他の登場人物も全くキャラが立ってないにもかかわらず。

まり映画全体がどうでも良くなってくる。

眠くなるのとも違う新感覚




お話幼児向け以下

悪役は中村獅童演じる「万鬼」という剣客が頭目の不良グループだが、

この万鬼は顔の火傷で仕官出来ないのを悩んでるだけのしょっぱい奴で

万鬼党は狂気破壊衝動で暴れるだけの、バカが好んで描くタイプの悪役。

経済観念すら乏しくわざわざ住み心地悪そうな岩場に男だけで住んでおり

唯一の寄生である宿場無意味殺戮を始めるようなアッパッパーから

話の溜めもクソも何も無い。




悪い親分のところに市が上がりこんで行って

下手に出たりとぼけたり脅したりするような駆け引きも全く無い。

ほとんどショッカーレベルの悪役なので中学生以上だとシラフで見ていられない。

日曜朝の30分戦隊物でも『ICHI』よりはマシな脚本を書いている。マジで




(一方、善良な民衆側の宿場の顔役は復帰直後の窪塚洋介がいつものあの抑揚で演じているが

 全てが意味不明な『ICHIワールドの中では大変好感の持てる常識的なアンちゃんに仕上がっている。

 この映画を見た人間はみんなちょっと窪塚洋介を好きになれる。)




多分時代劇も全く知らない

・八州周りが宿場にやってくると街道民衆が総出で土下座大名か。

・八州様を宿場の顔役達が供応してるところに脈絡も無く万鬼党襲来。

 よりにもよって八州様の目の前で住民の殺戮を始める。

時代劇ではヤクザと結託するワル八州が珍しくないので、

「やや展開が無茶だけど万鬼党に抱きこまれてる八州だったかー」と思って見ていたら

 血刀下げた万鬼党は震える八州の胸倉を掴み「見なかったことにしろよな!」恐喝




無頼の主人公が八州周りを殺しちゃうトンパチ展開も時代劇では稀にあるが、

田舎ヤクザが八州周りを単純に脅しつけて帰す展開は何気に史上初なんじゃないだろうか。

カツアゲ現場を目撃した下級生ぐらいのノリで扱われる八州様。

脚本書いてる奴〇ね。




そもそも市は盲人なのか?

綾瀬演じる市はただ杖持って伏し目がちにしてるだけ。

盲人の剣客、という役作りが物凄く大雑把に、

1「ちゃんと盲人の挙動研究し真似する」

2「その上で自分なりの市の癖を作る」

だとして、

1すらやる気が全く無い。




歩き方も話掛けられたときの反応も何もかもが健常者。

一応目をはっきり相手に向けないことだけはしているが

内向的な市の性格なので多分目が見えても同じような動作になる。

平時でも修羅場でも、耳や全身で周りを窺う演技がまったく無い。

製作陣にも綾瀬にも多分その発想すらない。

市の挙動は常に、ただ物事への反応が鈍い重度の鬱病さんかなんかにしか見えない。




というか、これさあ、製作陣は盲人を描く気なんか無かったんじゃないか

なんか意図があっての事か、単にめんどくさかったのか、なんだかわからないが。

(少なくとも市の盲目設定を取り除いても『ICHI』には全く支障が起きない。

 ただの性格暗いいじめられっこ女剣客、で成立する。)





また、斬り合いだったら斬り合いで、

どんな大根でも大根なりにやるような、

息を詰めたり飲みこんだりするような演技も綾瀬は全くやらない。実力伯仲の命懸けの斬り合いでも。

クールビューティとかそういう問題ではなく、もはや製作陣は脳や神経に障害がある。

こいつらが持ってる感情演出手法は目の端からポロリと流れるふざけた一粒涙だけ。

映画の山場に凄くいい加減なラッシュで明かされる市の過去

 ダイジェストレイプされる市の目の端から同じ涙がポロリと流れるのはもう完全にギャグ




殺陣シーンが無茶苦茶

酷すぎる。

下手とかじゃなくてもはや意味不明

監督剣劇なんてもんに全く興味が無い上に勉強する気すら無いのが雄弁に伝わってくる。

ピンポン』の卓球シーンでもスローモーションの絵さえあれば

動きの流れにケレンミ・リアリティどっちも求めない凄い奴なのはわかっていたが

ICHI』ではそういう酷さが悪化している。




例によって綾瀬はるか大根を越えた大根であるうえに

その綾瀬の棒みたいな動きばっかりクローズアップする撮り方するので

もうどういう攻防なのか誰にもわからない動きをする。

手傷を負うシーンは必ず腕や腿がアップになって服が破れるカットで説明し

どういう流れでそこを斬られたかは多分考えるつもりすらない。




時代劇を見てれば殺陣の下手糞な役者なんかはいくらでも出てくるし

アクション映画見てれば動きの悪い役者もいくらでも目にするが

ICHI』はそういうのとは次元の違うことが起きている。




スローモーションでバチャバチャと血を出すのだけはお気に入りみたいで、

 市も蹴られて盛大に血を吹くがあれはどう見ても内臓破れてるレベルの量。

 何も考えて無いからどうでもいいんだろうが。)




主役は大沢たかお

市が能動性皆無なので

実質的な主人公は大沢たかお演じる浪人

稽古中の事故母親に怪我させてから真剣が抜けなくなった」という

万鬼の顔面コンプレックス匹敵するぐらいしょーもないトラウマでグジグジ悩む男で

万鬼党との戦いに加勢しては刀と鞘を持って「抜けないいいい」とパントマイムをするのが持ち芸。




毎度渾身の力で刀を抜こうとするが

鞘が磁石でくっついているかのように1ミリも抜けない。

いや、真剣が抜けない」ってそういうことじゃないだろ。

この演技指導した奴も素直に従う大沢たかおも、脳腐ってんのか。





一応筋を最後まで書くと

この浪人は市に「心を閉ざすな!」とか説教をして

それを綾瀬はるかはお得意の何も演技をしてない「本当の無表情」で聞き流し、

でもなんか心が動いて戻ってきて

大沢と相討ちになった万鬼にごっつぁんトドメを刺します。

宿場は救われた!終わり。




だんだん浪人に惹かれていった(ような描写は乏しいので鑑賞者が補わないといけないけど)市の脳裏一杯に

フラッシュバック的に大沢たかお笑顔が映し出されるとこが感動シーンの最高潮ですが

盲人の市がどうして浪人の顔を知ってんでしょうね。

そこは聞き覚えた声とかかつて握った手とかで演出しろよと感じます

前述の通り市の盲人性を真面目に扱わない製作陣にはどうでもいいことだった。




やっぱり市の性格おかし

根本的な間違いとして、

盲人という重要感覚器が一個閉じてる主人公に、

更に自閉的な性格をあててしまったらどうにも話が成り立たない。




もともとの勝新太郎座頭市

なんだかんだ言いつつ相当な世話焼きで、

腰は低いけど欲も意地もあるし優しいしよく怒る。

性根の悪いヤクザからかったり脅したりもする。

これぐらい濃い人格が噴出してくるから目の見えない体と釣り合いが取れる。

北野武座頭市だって勝版とは相当に色々違うが、

 主役の人格はやはりアクの濃い悪い奴になっている。)




いっぽう綾瀬はるか座頭市

中学生が初めて書いた小説の主人公みたいにおもしろみのなーい傷心由来の内向的性格

こんなもんを目の見えない体に入れたらそりゃ話が動かずつまらん事になるのは当たり前。

監督脚本は何考えてたんだろう一体。

おわり。

2012-01-03

[]牧瀬紅莉栖かわいいよねっていったら

あー男のオタクって

・バカじゃない女で

・男側がある程度自由にコントロールできて

オタクネタについてきてくれて

世界彼女だけは自分を理解してくれる

   

みたいなやつ好きだよねー。

あのキャラオタクの欲望だだ漏れすぎて引くわー



みたいなことを言われた。

お前めちゃくちゃ詳しいじゃないか

そして否定できないどころか全くもってそのとおりですがなにか問題でも?

いや、別にあのキャラけが好きなわけじゃないけど、あのキャラが好きにならない男っておっぱい星人くらいだろう?





返信してみた。返信してほしいのにされてねーぞ!って人がいたら指摘よろ。

この会話をミンゴス宮野の声で想像したら凄く萌えるんですがw

それだ。ジト目ミンゴスが、ハイハイクリス可愛いでチュねーって口調で言って、それに宮野が突っ込んで、ミンゴス赤面&プチ嫉妬。みたいな。

牧瀬紅莉栖と桐生萌郁がものすごい不細工で小太りとか病的に窶れてるとかだと俺の中での丁度良い塩梅STEINS;GATE

laisoさん、laisoさんじゃないか!観測範囲がずれてたのか、はてブで見かけるの久しぶりだ。遅れながらお気に入り登録しました。

牧瀬紅莉栖については同感。個人的にはバタ子さんのイメージ。 しか桐生は今の状態でメガネ外した状態がベスト


牧瀬紅莉栖への執着または愛が足りない。足りなすぎる。

では 「僕が一番牧瀬紅莉栖の可愛さを判っているんだ」 会議を始めよう (西尾維新by FTTH


引きこもっていた頃こういう会話を脳内でしていた。

私は今でもやってますが何か。


key系の白痴ヒロインでも頭脳ヒロインでも「都合が良い」と文句を言われる。

そういう人は、多分スターオーシャン3rdをやっても都合がいいとかいうんだろうな。釜井たちの夜でもやっておけばいいと思うよ。

ネタについてきてくれて」「自分を理解してくれる」時点で理想なので他はおまけ

もっと欲望を強く持とうぜ。

オカリンがバカなせいで隠蔽されてるけどクリスティーナが本当に設定通りの賢さだったらちと荷が重いんじゃないですかね

説明会におけるツンツンを通り越して変質者扱いでオカリンを見つめる牧瀬紅莉栖こそ至高。黒ストで踏んでほしい。

あんな2チャンコロとなんて口もききたくないですね個人的には

オタならキャラに不満があったら自分脳内で改造した牧瀬紅莉栖Ver2を発表すべき。

キャラ嫌悪を示すところで止まりとかオタの風上にも置けないやつだ。俺の脳内ツンデレ女子にしてやる

まゆりさんと話してると苛々してRT連打しちゃう

???ごめん玉拾えない。

男でも女でも、オタク非オタクに限らず、みんなそう思ってるだろ

牧瀬紅莉栖の魅力はこういう常識レベルに留まらないよね。その点を論じ合わないか

そう見えないキャラだと「敢えて欲望から離すのがいやらしくて引くわー」となるんですねわかります

それでも地球は回っている。まぁ地球の回転数に比べれば何周堂々巡りしようと大したことではない。

世界彼女だけは自分を理解してくれる」だけは納得いかんな

ある程度コントロールってところは意味不明しか言いようがない。自分に都合が悪い部分が多いなら恋愛すら成立しないと思うが。


クリスティーナ(天才科学者だけどねらーきりりん氏(読モだけどエロゲーマー)肉(理事長の娘だけど幼女趣味AKB48アイドルだけど芸人

アイドルだけど芸人」吹いたww俺の中ではすでに同じ意味なんだが。わっほい。


まゆしぃはどうなんだろう

僕は鈴羽ちゃん

大事なのは彼はおっぱい星人ではないしスパッツ星人でもないということなのだ


わかってねえな!クリスティーナの魅力は黒ストとミンゴスだろ!

わかってねえな!その程度で語り尽くせると思うな!・・・すみません調子乗りました。

現実の女なんて「バカで」「コントロールできなくて」「ネタなんてついてこないで」「理解しない」んだからしょうがないだろ

現実「牧瀬紅莉栖の文句はおれに言え」 やだ現実さん格好良すぎて濡れるっ!

http://d.hatena.ne.jp/p_shirokuma/20120104/p1

似たキャラクターも、似たシチュエーションも、似たストーリーも、ないことはない。

けれども牧瀬紅莉栖という登場人物は、『Steins;Gate』のなかにしかやっぱり存在しないのだ。彼女物語も然り

それもう口説き文句ですやん。しろくまさんマジイケメン

あえていえば、キャラありきじゃなくて物語ありきの作品でキャラだけ抜き出して語るみたいな流れはどこから出てきたのか教えて欲しい。


http://d.hatena.ne.jp/totopon114689/20120104

女って何で全力で正当化しようとしながら嫉妬すんだろーね。

こういう女の人がいるか二次元がより輝くんだから、女を叩く暇があったら感謝の一万回マウスクリックを実行すべき。オートモードは認めない。

2011-12-29

許すわけ

目に染みるようなたくさんの光に囲まれながら告白されたのはいつだかの夏だった。

しばらく一人でいたかったのは、ひとりの人と深くつながることで起きる、気持ちのせわしさが面倒だったから。

だけど、あなたは言った。ありきたりな言葉でも、真剣な気持ちなのは伝わってきて

私の考えは実に不誠実で失礼だと反省した。

まずは片足を突っ込んでみようか。私たちの付き合いは始まった。


いま。あなたは泣く。

大声で。枕に顔を埋めながら。


私の好きな車でドライブして、さぞかし彼女は喜んでいただろう。

私たちのお気に入りの街で、彼女との買い物は楽しかっただろう。

次の日、私と過ごした時間は、セックスは、罪悪感がありながらしたのだろう。

そんなことに気づかず喘ぐ私に、あなたは安堵しただろう。

あなたに包まれて眠る私を見て、大切にしよう、とでも思っただろう。


いま。あなたは泣く。

呼吸もできないほど泣くあなたを、私は包む。

恨むべきものは私の想像力か。ちがう。なによりもあなたを責めきれないことである

あなたの望む罵倒は、できない。できるのにしないんじゃない。できない。

そして、私はあなたを許せない。

あなたが一番、楽になる方法を与えない。

私はひどい人間だ。

2011-12-15

思い描く未来絵図に、知ってる顔が出てこない

28歳。

現在恋人とは、付き合って3年。関係は良好。

付き合いの長い友人も多い。年に2・3回ある小規模同窓会には、毎回顔を出す。年末は、学部時代の友人たちと温泉旅行に行くことになっている。

学歴にしても容姿にしても、コンプレックスの類とは無縁。経済的にも困ってない。

家族も息災。きょうだい達も立派に自立している。弟は今年結婚した。

今の俺はたぶん、それなりに幸せ暮らしている。



そういう俺が時折ぼんやりと思い描く、幸福未来絵図がある。

たぶん10年後ぐらいの光景なんだろう。俺は清潔な新築マンションを借りて、お気に入り家具家電、服や小物に囲まれて生活してる。

今欲しいと思っているモノは、その頃には大体みんな手に入っている。どれも小金があれば手に入る程度のモノばかりだから、まあそりゃそうだろう。

仕事も順調。自分がやりたいと思うことだけを仕事にして暮らしていける、とても幸せな身分にある。

周囲の人々には尊敬され、愛され、精神的にも満たされている。俺の勝手勘違いでないなら、この辺は現在とそれほど変わらない。

ただ、未来絵図の中の俺は未だ独身で、恋人の姿はそこにはない。結婚してないんだから、もちろん子どもなんているはずがない。

周囲の人々には愛されているはずなんだけれども、そこに現在の友人達の顔はない。というか、周囲の人々には、具体的な顔がない。

家族ともうまくやってるはずなんだけれども、具体的な彼らの存在は、影も形もない。まるで初めからいなかったみたいに。

で、そんな未来の俺は、とても幸せだ。



誰が見ても分かる。この幸福は、どこかが間違いなくフィクションで、ごまかしで、不整合だ。

10年後の自分はどうだったら幸せなのか。何があれば満たされるのか。

俺にはさっぱり分からない。

2011-12-08

http://anond.hatelabo.jp/20111208170446

ビデオボックス?とかネカフェって、出来た当初はそういう目的のためにあったとか聞いた気がするけどな

あと、特定のパートナーがいてもたまにはひとりで好きなオカズオナニーしたいのが男の生理現象だろ

毎日レストラン外食もいいけどたまには家でお気に入りの味のフリカケメシでもいいな、みたいな。

2011-11-28

ラノベ小説ズボラ飯か?

そういうふうなことを言う人がいたけど多分例のマンガ読んだんだろな。

個人的には逆じゃね?と思うんだ。

ズボラ飯って、読みにくかろうがとっつきにくかろうがパッケージ適当だろうが食ってみて上手ければ許される世界かつ、ズボラ飯食って文句言うことも許されない世界から初心者には厳しいと思うので、ラノベイメージとはちょっと違うかな。

ラノベファミレス飯だろ、と。パッケージからから無駄に丁寧に作ってるイメージがある。

見栄え良く、お子様のお気に入りになるように味付けして、デザートまでついてきてる。

そういうのがラノベイメージだと思うんだけどな。

ズボラ飯っていったら、アンソロジーとか、エッセイ小説の区別がつかないやつみたいなのじゃね?

あるいはまぁ2ちゃんSSみたいなのはズボラ飯って言うかもしれんね。

2011-11-26

http://anond.hatelabo.jp/20111125194620

あーなんか、「それははてブじゃなくてもいいだろ?」っていうのは多いかも。

特に目新しいことも書いてない英語学習法の記事に無言ブクマの嵐とか。

違うんだよ…もっと揉め事タグとかそういうはてならしさがほしいんだよ…。

ホッテントリでもコメント率とか、人気ユーザーブクマ率でフィルタリングできないもんかなー。

って、それは、自分お気に入りカスタマイズしろってことか…。

2011-11-25

ブランドン・ハリス

ウィキペディアのプログラマ、ブランドン・ハリスからのお願いをお読みください

ブランドン・ハリス (Brandon Harris, 1973-) はウィキメディア財団シニアデザイナー2010年からウィキペディアユーザーインターフェイスの改良に携わる。ウィキメディア財団に入る以前には、 コンピュータエンタテイメント産業Electronic Arts 社 に所属独立プログラマとしては、ブラウザベースMMOである Nexus War を単独で開発・運営した[1]

ウィキメディア財団での主な仕事は、新規編集者獲得を目的とした一連のMediaWikiプラグイン開発、モバイル機器に焦点を当てた新しいウィキペディアスキン設計など[2]

個人で開発運営した Nexus War設備維持の費用がかさんだため2009年に閉鎖を余儀なくされたが、現在、有志によって後継ゲーム Nexus Clash [3]が運営されている。

幼少期からヘビーメタルを愛好しており、少なくとも10歳の時点でクワイエット・ライオットのMetal Healthがお気に入りだったという[4]現在でもスレイヤーブラック・サバスメタリカなどを好んで聴く[5]

ウィキペディアなどのウィキメディアウィキ[2]Twitter[6]IRCでのハンドルネームは Jorm 。 北欧神話に登場する蛇、ヨルムンガンドにちなんで名づけたもの[7]

外部リンク

ウィキメディアコモンズには、ブランドン・ハリスに関連するメディアがあります

2011-11-23

ネット依存から抜け出す方法

僕はニートで、ニートというのはとてつもなく暇で人恋しいので、1日10時間くらいネットを見ていました。

2chお気に入りスレに入り浸り、くだらないレス付けた後に更新ボタンを連打して、

それでも返事が無いようならば、はてブ人気エントリーを上から順に見て、なんとなく為になった気分になったら、

2chまとめサイトで人気のスレッドを軽く見て、時間が経ったらお気に入りスレッドを再度巡回してくだらないレスをつけ、

ついでにニュー速適当に興味を引くスレつまみ食いして、

寝る前に「ああ、また虚無的な一日を過ごしてしまった……死にたい……」と思う日々が続いていました。

神様はなかなか助けてくれないし、このままではいけない、もっと為になる事を何かしなくては……

と思ってはみるものの、気がつけばネットサーフィンをしている……。

そんな僕ですが、ついにネットと上手に付き合う方法発見したので、その手順を紹介します。


1.FireFox以外のブラウザアンインストールしましょう。2chブラウザアンインストールします。

 2chアドオンのchaikaとか使って見るようにしてください。お願いします。

 僕は友達がいないのであまりやっていませんが、twitterとかを頻繁に見ている人は、twitterクライアントアンインストールしましょう。

 webでも見れるし、多分すてきなアドオンもあると思うのでそれで見ましょう。

 IEは簡単にアンインストールできないっぽいので、ショートカットを根こそぎ消してみましょう。


2.FireFoxアドオン、LeechBlockをインストールします。

 制限時間を越えると、ネットが見れなくなるという恐ろしいアドオンです

 制限時間は、結構細かく設定出来ます

 僕はめんどくさいので制限時間が過ぎると全サイトが見れない設定にしましたが、

 特定のサイトに対して制限をかけたりも出来るみたいです

 設定画面は英語なのでちんぷんかんぷんですが、ググったらすぐに日本語の解説が見つかります

 ネットって本当に便利ですね。


3.制限時間は、短時間ごとにゆるく設定します。

 これが最大のポイントで、僕は2時間ごとに15分見ていいという設定にしました。

 24時間ごとに60分という設定も試しましたが、長いスパンで設定するのは中毒者にとってあまり良くないようです

 きっと一気に60分ネットを見たら、すぐにLeechBlockをアンインストールして、引き続きネットの海に浸り続けてしまうでしょう。

 ネットに入り浸る時は大概、見たい記事を見た後に、ズルズルとショーモナ情報を見続けるものだと相場が決まっています


で、これをやると、15分という時間が勿体なくて、見たい情報を見た後にFireFoxをすぐ閉じるようになります。なるはずです

ブラウザの右下に残り時間が表示されるので、ネット閲覧に時間制限というゲーム性が加わって、なんとなくスリリングな気分が味わえます

そして、もし仮に15分経ってしまったとしても、2時間後にはまた見れるのです

1日ネットが見れないとなると、それはもう途方もない長さに感じられて、

とても我慢できそうになくたって、1時間45分ならなんとかなるでしょう! なりますよね!


というわけで、もうやった事あるかもしれませんが、

ネットを見すぎて罪悪感に苛まれている方は、気が向いたら試してみてはいかがでしょうか。

ポイントは、短時間ごとにゆるい時間設定です

2011-11-20

「痩せなきゃ」って毎度聞きますが、気にしてませんよね?

 友人S(女の子)は、出会った頃は40キロあるか無いかの、今にも折れそうな女の子だった。可愛らしい風貌で、クラスの男女共に一目置く存在で、普段着も可愛らしい物を好んでいて、それが似合っていて、羨ましかった。

 学校卒業しても、私たちの関係は続いた。趣味が似ているし、話題が合うから、時々週末にあって、呑みに行ったり、互いの家を行き来したりしている。

 卒業から、もう5年。彼女体重は、今何キロだろう。80キロは優に超えていると、思う。けれども、可愛い物は未だに好きらしい。

 この間感心したのは、彼女ライヴに行った後、ご飯を一緒に食べようとなって会った時、私と同じ卒業仲間のKとファミレスで待ち合わせをした時、「よく売ってたな…」と、思う位サイズデカロリータ服を着ていたからだ。いちお「可愛いね」と、言ったら、「コスプレとかで売ってる奴じゃなくて、ちゃんとした所のだから、やっぱり違うんだよ」と、力説された。需要供給があるんだな…と、思った。

 卒業後いわゆるヴィジュアル系バンドにはまったSは、メイクの方向もなんだか凄い方向に行ってしまって、顔面は真っ白、目の周りは崩れたパンダメイク(目の周りが真っ黒なのだが、丁寧に塗っていないらしく、何時も横にはみ出したり、塗りすぎたのか、上瞼も下瞼も真っ黒)、食い込んだメガネと、冬でも汗だく。

 同窓会みたいな仲の良かった友達同士で集まった時も、そのメイクで、弾けそうな位パツパツのTシャツお気に入りバンドのらしい)に、ミニスカートで、何故か靴がおばちゃんサンダルで……みんなSがトイレに行った時「バナナマンの日村が女装したみたいだ」と、一言。2次会に向かう道すがら、私が気になったのは、サイズがパツパツTシャツが鞄でめくりあがり、お腹のお肉が丸見えだったことだった。

「痩せなきゃって思うんだけど、何がいいか知ってる?」と、何度か聞かれた。ホットヨガ水泳ウォーキング…私たちがそれなりによかったものを薦めたが、どれも長続きしていないらしい。

 この間、4ヶ月ぶりにSに会った。結婚した同級生が、旦那さんの友達も交えて鍋パーティーするから誘われて、新居にお邪魔した。ちょっと合コン風な人数構成、仕事の都合でSは後から来た。お尻まであるダボッとしたチュニック、短すぎるホットパンツの所為で何も下に履いていないみたいに見えて、びっくりした。かいがいしくしていたSだったが、服装がみんな気になって、会話も弾まなかった。まあ、私は出会いを求めていなかったから、いいんだけれども、帰り道でSが「母さんがそろそろ結婚しろって言うから今日会った人の中で運命の人がいたらいいなー」と、言ったので、服装に納得したような、しないような…。

電話番号交換したから、誰かから誘われるかも、来週」嬉しそうだったが、4ヶ月でまた太ったみたいだ。

 Sを見る度に体重に気を付けるようになる。今日休みだったから、3時間歩いてみた。暑さで休み休みだったけれども、すがすがしかった。

2011-11-16

ブログコメント見てて気づいたんだが、男はその記事に対するコメントをする時、自分経験談や体験談を話すのに、女は「自分が置かれている立場」を加えて話すよな。


例:仕事帰りにコンビニに行ってお気に入り弁当を買おうとしたら売ってなかった

男「自分もそう言う経験が良くあります。だから早めに仕事を切り上げて買いに行きますね」

女「その弁当は私の前の彼氏が好きだったので、たまに思い出して買います。別れてから3年経ちますけどね。

  ただ、会社上司が口うるさくてなかなか仕事を切り上げられないから、帰りは遅くなるで買えません」

2011-11-15

教員同士にもいじめがあって、性格ねじ曲がった教員はいじめ助長する。

http://anond.hatelabo.jp/20111115000257

うちの両親は公立学校の教師だった。

全校生徒3桁いかないようなど田舎の話さ。

オカンがある地域校長のやり方に反発してからそいつに嫌われた。

で、その校長はそのうち転勤とかに口を挟める立場になってな。

両親を全然違う地域に配属した。

事前に転勤の情報って聞こえてくるけど、ほぼ確定情報から全然違う所にひっくりかえったんだ。

普通なら親父が単身赴任する所だけど、

俺の学校は都会の方がいいだろうって、オカン毎日往復100キロを車で通勤してた。

で、行った先の学校で、メンヘル教員お気に入りの新任の男教員ってのがいて。

そいつからメンヘル女の過干渉について相談に乗った後から、職員室の机の上のものがなくなったり連絡事項が伝わってこなくなった。

メンヘル女と変な噂がきこえてくる妻子持ちの管理職がいる手前か、ほかの先生たちは見て見ぬ振りだ。

そのうちおかんが目を腫らして帰ってくることが増えて、親父も改善のために努力した。

だいたい転勤シフトって決まってるんだけど、特例で短いシフトでもほかに移れることがあるから、それに望みを託したんだけど…

却下された。

最初に出てきた校長にまだ影響力があった。

結果、おかんは鬱とパニック障害を患って、何度か自殺をはかった。

今は落ち着いてはいるけど、薬は飲み続けてる。

校内暴力が盛んで生徒が荒れてるところにいたときは、こんな風にならなかったのに。

毎年正月になると、20年以上前卒業生からたくさん年賀状が来る。

おかんは良い先生だったはずなんだ。

なんでおかんは辞めなきゃいけなかったんだろうな。

2011-11-14

困ったハイカーさんのこと

その1:元々真意は伝わりにくくて当たり前、って考えにはっとしたんだけど、

ハイクでは誤解以前の問題で(意図的に/悪意を持って)元には書いていない尾ひれを付け加えた挙句

吹聴する人もたまーにいるので困惑してるとか何とか。

匿名掲示板ハイカーさんもほぼ全員そうなんだけど、

世の中の人間はみんな大量のスターを欲しがってると考えるのって典型的ハイク脳だと思う。批判はしないけど私は入信してません。

ハイカーにとってスター後生大切なもんだってのはわかったから、ただ他人がすべて自分と同じ思考回路だと断定するのはやめてくれ。

(望まないしがらみがあるのはともかく)筆不精な人間もいるんだよぉ~・・・

その2:ファン欄って望んでなくても目に入ってくるのが理不尽だと思う。favoritesを左カラムにしてほしい人も結構いるんじゃないの?

大部分の人(絵師さんとか、普通の方)は進んで見に行ってるけどさ。まあその・・・悪意をぶつけてくる人や、なにかと電波撒き散らす人とかはあまり見たくないのよ。

その3:いやだ、こいつウザイっていいながらお気に入り登録してるのは勝手ですが、

自分の選択の結果を私に責任転嫁されてもねえ・・・・・・・。

まああのデフォゴキブリさんは人の悪口をいうのが趣味な人だから仕方ないか・・・

ミイラ取りがミイラおいしいです^p^

2011-11-13

お気に入り映画監督が「売れて欲しい」と思うだけではいけないし、「観客に見る目がない。」と言うのも筋違い

風俗嬢キャバクラ嬢の様にオキニ映画監督個人に

客が貢げるようなシステムを作るほうが早いんじゃないのかね。

トークショーとかその流れなんだろうけど。

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