この時点では「たつき監督個人をカドカワが一方的に解任した」と解釈するファンが多かった
- ファンは概ね「カドカワの横暴を許すな！」「たつき監督を戻して！」という方向で動きはじめる
これ以前に公式発表は何もなく、たつき監督のフライングを批判する声もある。
- ファンは「たつき監督が声を上げなければ一方的に解任されていたに違いない」と擁護するが、そもそも「カドカワが一方的に解任しヤオヨロズはその処分を覆したい」という構図に根拠がない。
- たとえば「残念ながらアニメから降板するが契約解除そのものは双方納得済みである」という可能性だってある。
- ヤオヨロズ側から出てきているのはこのたつき監督のツイートしかないので、ヤオヨロズの立場を斟酌するには情報が足りないと思う。
たつき監督はこれ以降ツイートをしていない
- 安否は確認されているのか？

ニコニコ ニュースのトップページ から たつき 監督 降板の記事が消える

20 17/9/25から 20 17/9/26にかけて

当然ながらファンは隠蔽工作を疑い、「やはりカドカワが悪いに違いない」とする見方に拍車をかけた。
これについてはニコニコニュースからかなり苦しい釈明が出ている。 http://blog.nicovideo.jp/niconews/43685.html
ただしドワンゴとKADOKAWAは親会社が同じというだけでつながりは薄く、たつき監督の不意打ち気味のツイートから深夜に即座に隠蔽の指示が出るとも思えないので、仮に隠蔽があったとしても「これちょっとまずいから隠しといたほうがいいんじゃない？」という現場の忖度くらいのものではないかと推測する。

川上量生が「たつき 監督の件はぼくも心配しています」とトゥート

20 17/9/26 9:12 ·

https://friends.nico/@kawango/with_replies

仕事のことをSNSでは質問を受け付けることはしていませんが、たつき監督の件はぼくも心配しています。ニコ動でけものフレンズが盛り上がったのもたつき監督のアニメそのものはもちろんとしても、個人的な活動の寄与が大きかったと思っています。

これだけの騒ぎになっているわけですから、KADOKAWAにせよ、ドワンゴにせよ、この件について中で議論されないということはありませんから、その部分についてはご安心ください。結果どうなるかについては、ぼくもそもそもの事情をまったく把握していないので、いまのところは分かりませんが。

ファンとしてはこのコメントで安心する人も多かったし、トップダウンで何とかしてくれるのではという期待もあった（いまもある）。
「なぜトップが知らないのか」「トップに内緒で担当者が勝手に話を進めたのか」といった反応も出ていた。
- しかし川上量生は親会社の社長というだけなので、KADOKAWAのひとつひとつの企画に関わっていないのは当然である。
26日の時点で「KADOKAWAの反論が遅い」「何も言わないのは怪しい」と騒ぐファンも存在していた。
- 27日に「KADOKAWAとして昨日中に真摯に火消ししなかったのはなぜなんだ」とドワンゴ執行役員（ニコニコニュースの件で釈明していた人）に問われて、川上量生は「大事になって関係者が増えて、確認する作業に時間がかかったからに決まっているでしょう。現場は真摯にやっているのは間違いない。」と答えている。

「けものフレンズ 利権がヤオヨロズに乗っ取られた」という怪文書が出回る

20 17/9/26 10:30頃？

けものフレンズの権利などが芸能事務所のバーニングに乗っ取られそうになったので傘下のヤオヨロズごと製作委員会から切られたのだ、とする内容。
2017/5/30に2chに書き込まれた内容がもとになっているようだ。
- 「カドカワとヤオヨロズが揉めている」とした騒動の数日前の書き込みも掘り起こされた。
この怪文書の内容自体は概ね信じられていないが、たつき監督-ヤオヨロズ-ジャストプロの関係や、KADOKAWAとカドカワの違い、製作委員会とは何か、など騒動の背景に注目が集まるようになったきっかけの一つではないか。
このあたりから「どうもたつき監督個人の問題ではなくヤオヨロズが制作から外れる（ためにたつき監督も降りる）ということらしい」という認識が広まりはじめた。

けものフレンズの製作委員会が公式 声明を掲載する

20 17/9/27 0:30

http://kemono-friends.jp/archives/category/news/

「委員会は二期の制作をヤオヨロズで考えていたが、作品の無断利用があったため事前に報告するよう申し入れたところ、8月の始めに制作を辞退する旨の返答があった」といった内容。
たつき監督のツイートは非公式のものであるため、実は当事者から出てきている公式の情報はいまのところこれだけである。
あくまで「製作委員会がヤオヨロズの降板についてその経緯を説明する」という体の声明であり「謝罪文」ではない。
- まあ出来事だけを見れば「制作会社が代わります」というだけで製作委員会が不正したわけでもないし。
- しかしファンとしては「KADOKAWAがたつき監督（ヤオヨロズ）とトラブルを起こした」「KADOKAWAはどのように謝罪するのか」という構図で見てしまうのは仕方がない。
- というわけで「なぜKADOKAWAが回答せず製作委員会を盾にしているのか」「なぜKADOKAWAが謝罪せずヤオヨロズに責任を押し付けているのか」といった批判が渦巻いた。
勘違いしている人が多いが、製作委員会の主張をそのまま受け取るなら「作品を利用するな」ではなく「次に作品を利用するときは報告しろ」である。
- 「ばすてき」などは事後承諾的に許可が出たのだろうから、「ばすてきに問題があるなら削除されていないとおかしい」という推理は説得力がない。
- もうちょっと説明すると。仮に「ばすてき」が「関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用」だったとする。たつき監督に悪意はないしファンも喜んでいるので製作委員会は大目に見て事後承諾という形で処理した。しかし今後も事後承諾では困るので次に動画を作るときはきちんと事前に報告してくれと申し入れた。ということではないか。
8月に辞退を申し出たことと9月にコラボ動画が公開されたことについて矛盾が指摘されている。
- ただしコラボ企画は8月以前から動いていたものである。
- ヤオヨロズが降板するのはあくまで「2期の制作」についてである。
- 交渉の過程で「辞退」をチラつかせたのは8月頭かもしれないが、交渉そのものが終わったのは9月末だった、という可能性もある。
製作委員会の「ヤオヨロズが辞退した」という主張とたつき監督の「カドカワのお達し」という主張について矛盾が指摘されている。
- どっちが先に言い出したかで当事者同士の見解が食い違うなんてよくあること。
- 仮に製作委員会の説明どおりだったとしてもヤオヨロズ側は「KADOKAWAのせいで辞退させられた」という認識をするだろうし。
事前情報などから考えて2期をヤオヨロズで制作する予定だったことは嘘ではないと思う。
- 騒動の当初には「2期を都合の良い制作会社で作るためにヤオヨロズが切られた」という邪推まで出ていたのでそれは否定されたとみていいのでは。
事前報告の義務付けくらいで降板までするだろうか？
- 他に無茶な条件を突きつけた可能性は高い。

けものフレンズとコラボしたJRA・日清 から 声明が出る

20 17/9/27 16:30〜17:00頃

「本サイトは、『けものフレンズ』に関する正規のライセンス窓口である KADOKAWAを通じて、17年3月の企画段階から『けものフレンズプロジェクト』の許諾を得て製作したものです」

本コラボ動画に関するお問い合わせをいただいておりますが、同動画は2017年 6月の企画段階から「けものフレンズプロジェクト」と連携の上、制作したものであり、許諾を得た動画です。また「けものフレンズ」新規映像化プロジェクトの制作体制変更に関しては、弊社としては事前に知りえない情報であり、関与できる立場でもございません。

製作委員会の公式声明に書かれた「関係各所への情報共有や連絡がないままでの作品利用」について、これらのコラボ企画のことではないかと推測されたために、おそらく両社に大量の電凸がいったと思われる。
- これを製作委員会が曖昧な説明をしたのが悪いとするか、ファンが電凸したのが悪いとするかは見解の分かれるところだろう。
- でもいまのところ最も曖昧な説明してるのはたつき監督だぞ。

けものフレンズアワーにて声優が謝罪する

20 17/9/27 21:00

色々と皆さんを不安にさせたり、お騒がせしていますが、私たちはこうして『けものフレンズ』を盛り上げることしかできませんので、これからも頑張っていきたいと思います。なので、これを見てくださってる皆さんは、変わらずに『けものフレンズ』の作品やキャクターたち、そして何より動物たちをこれからも愛してくださると嬉しいです。よろしくお願いします。

これを謝罪だと思う者だけが石を投げなさい案件。
でも「KADOKAWAが声優に謝罪させた」と思ったファンがたくさんいたようで「声優の盾だ」と批判された。
発言者の小野早稀がジャストプロ所属のため「KADOKAWAが敢えてジャストプロの声優に言わせたのではないか」とも。
「ヤオヨロズおよびジャストプロが製作から抜ければ声優も交代するだろう」との推測から「交代させられるのに『これからも頑張る』と言わせるなんて酷い」という声も。
- 確かにそれが本当だったら鬼畜にもほどがあるけど…。

デイリー ニュース オンラインに記事が掲載される

20 17/9/28 11:45

「けものフレンズをコントロールできなくなることを恐れた吉崎観音がヤオヨロズを切るように要望した」「吉崎観音をなだめることができなかったKADOKAWAの不手際だ」といった内容。
山本一郎が書いたのではないかと言われているが定かではない。
ファンは概ね吉崎観音を支持して記事の内容を信じていない。
「吉崎観音はたつき監督に嫉妬するような人間ではない」が正しくとも「嫉妬以外の理由」でヤオヨロズを外すよう言った可能性もあるので注意が必要だと思う。

その他

たつき監督の誕生日は9/26→ソースが確認できない
カドカワの株が暴落した→下落はしたが暴落というほどではない
Twitterのトレンドを操作して騒動関連のキーワードを消した→Twitterは完全否定（というか「トレンドに入って数時間後に消えた」というのは普通の動作では…）
言い訳のために「動物ファースト」という謎の造語を作った→吉崎観音が元から使っていた言葉だった
ナデシコの続編を角川が潰した→ナデシコ脚本の會川昇が否定
ジャストプロ公式サイトから声優のけもフレ出演履歴が消えた→元から書かれていなかった
KADOKAWAがヤオヨロズの持つキャラデータを欲しがったのでは→一般にデータは製作委員会に帰属するとの意見もあり定かではない

Permalink | 記事への反応(9) | 13:11

■

8月

ヤオヨロズと角川がなんやかんや揉める

福原P「あーもー折り合いつかないならヤオヨロズ降りるわーうちが降りるとたつき監督も降りちゃうんだけどなー(ﾁﾗｯ)」

角川「そっか分かった仕方ないね」

福原P「えっ！？」

9月

福原P（やべーよ伝えづらい…そうだ！角川に降ろされたことにしとこ！）

福原P「いや～角川に降ろされちゃったよメンゴメンゴ」

たつき「えっ！？」

角川の「ヤオヨロズ側から申し出があった」と、たつきの「角川側に降ろされたみたい」という両社の言い分の矛盾がなくなるシナリオ

Permalink | 記事への反応(0) | 10:11

■anond:20170929025215

ヤオヨロズ側が自主制作で1期の続きを作り、カドカワ側が別の話(ゲーム版ベースかコミック版ベースか、あるいは完全に新規か）でTVアニメ2期を作るのが一番盛り上がるんじゃないかな

実現性はともかく

Permalink | 記事への反応(2) | 03:16

■anond:20170929031213

声優は今後ヤオヨロズが自前でオーディションやって育てるみたいだから何の問題もなくなるな

Permalink | 記事への反応(0) | 03:16

■確信には触れんず

私は、業界人だ。

http://kemono-friends.jp/archives/category/news/

“「けものフレンズ」の映像化プロジェクトに関するご報告”と題された文に、大きな嘘はない。

http://dailynewsonline.jp/article/1359354/

あまり信頼できないサイトに掲載された上記の記事も、自分が知っている内容から大きくは乖離していない。

なので、これらの記事を補足する形で、自分が複数の知人から聞いた話をもとにした、「ぼくがかんがえるたつき監督降板騒動のしんじつ」を書こうと思う。当然、直接関係者から聞いた情報ではないので、「マックで女子高生が話していた」程度の信ぴょう性（すなわち創作実話）だと思ってもらってかまわない。

さて、後者の記事に「吉崎さんがたつき監督への嫉妬を爆発させてしまった」とある。だが、正しくは「嫉妬」ではなく「恐怖心」が原因だ。

ヤオヨロズは、制作当時シリーズ構成として会議にも参加していた田辺茂範を放送後にクレジットから外した（これはヤオヨロズ福原が強く提案したという）前例があり、また「けもフレ」キャラを利用した作品が「事後承諾」で相次いで公開されたこともあって、「次は自分も外されるのでは？」という危惧が吉崎の中にはくすぶっていた。

「さすがに吉崎先生を外すことはないですよ」となだめる関係者。だが、別のベクトルの「嫉妬」が引き起こした事態が、吉崎にさらなる恐怖心を与えることとなる。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/pickup/15/1008498/050100735/

そもそも「けものフレンズ」は、上記記事で「仕掛け人」と呼ばれている梶井が所属するコミック＆キャラクター局が立ち上げた企画で、いわゆる「KADOKAWA アニメ」を生み出している映像事業局はいっさい関与していなかった。だが、想定外の大ヒットを見て、映像事業局が嫉妬。結果的に梶井はプロジェクトから完全に外され、今後は映像事業局主導で企画を進めることが決定する。梶井は泣いた。

作品への貢献度を吉崎も評価していた人物を追放、取材では「ほぼすべて自分たちの手柄」としか取れない発言をし、事前の相談もなく作品を利用するヤオヨロズ。立ち上げ時から二人三脚で作品を動かしてきた人物を追放したKADOKAWA。「味方がいない」……吉崎の恐怖心が爆発するのも無理はなかろう。

ここからは、おおむね製作委員会サイドの発表どおりだ。

「先生もイヤがってるし、何かやるならせめて事前に共有してよ」

「いやいや今までどおり事後報告でいいでしょウチが盛り上げたんだし。それがダメなら抜けますわ」

↓↓↓

「条件のめないならプロジェクト抜けろと言われたので抜けることにしたよ。すまんねたつき君」

「わかりました。一方的に悪者にされる前に先手打ってTwitterに書きます」

さて、自分は冒頭に「大きな嘘はない」と書いた。だが、小さな嘘はいくつかある。それは……と続けようと思ったが、その話はさすがにソースがバレそうなので、ここで筆をおかせてもらう。

…………こういう妄想、書いてて楽しかったです。「けものフレンズ」2期がどうなるか楽しみですね。

Permalink | 記事への反応(6) | 02:52

■初日にたつき 監督が吊られたけものフレンズ村　２日目

けものフレンズが人狼っぽくなってきたと思ったので、人狼のログっぽくしてみた。

時系列は下から上に進みます。


15:26	ドワンゴ栗田穣崇さんが退出しました。
昼頃	JRAさんが退出しました。
昼頃	日清さんが退出しました。
8:15	やまもといちろうさん	「吉崎観音さん●」
2:27	ドワンゴ川上社長さんが退出しました。
1:25	やまもといちろうさん	「吉崎観音さん、発言するべき」
0:52 55	やまもといちろうさん	「占いCO　KADOKAWA●」
0時頃	けものフレンズプロジェクトAさん	「占いCO　ヤオヨロズ●」
9/27	２日目です。