この文章は主にカドカワだけを叩いて「けものフレンズプロジェクト」を擁護してる人、に向けて書いてます。
カドカワだけが悪者、というのは「けものフレンズ」ファンが一番傷付かない落とし所かも知れないけど、
ヤオヨロズ側に原因があると主張しながら、
何があったのかは仄めかすだけで何の説明にもなってない、
糞みたいな文章を発表をしたのはカドカワではなく「けものフレンズプロジェクト」の公式です。
補足1「たつきのツイートだって仄めかしじゃん」ってツッコミもあるけど、
公式発表では8月に入った段階でヤオヨロズが外れる事が決まってるけど、
たつきの8月以降のツイートを見る限りそれを知ったのは降板報告をした9月末だった可能性すらある。
補足2「何が邪悪なの制作会社切っただけじゃん」ってツッコミには
ファンから見れば作品に特別大きな貢献をしたクリエイターを切り捨てたという事実がまず一つ。
そして切った事実を8月からずっと隠しつづけてた事が、それを重要な事実だと考えてる人達をずっと騙していたという意味で邪悪なんです。
知っていたのと知らないのとでは行動(企業側が気にする部分では金を落とすかどうか)が違った人もいるでしょう。
最悪たつきからの報告がなければ二期のビジュアルが上がってくるまでずっと事実を知らされなかった可能性すらある。
ヤオヨロズが作ったアニメ「けものフレンズ」で見た優しい世界を
「けものフレンズプロジェクト」に投影してしまう気持ちは分かるけども、
ファンなら当然知りたいであろう「ヤオヨロズを切った」という事実を隠し続けて、
「けものフレンズプロジェクト」公式側の行動はむしろ優しい世界の対極です。
嫌な事実だけど吉崎観音も総監督だからヤオヨロズが切られた事は当然知ってたはず。
それで8月以降もたつきをリツイートしたり「けものフレンズパビリオン」の宣伝したり。
けものフレンズにおいてクリエイターとして大きな仕事をしたと言えるけど、
意思決定側に参加しながら事実を隠してたという意味では彼の行動は、とても悲しい。
結局ファンが惚れた「けものフレンズ」は末端のクリエイター達の内面から現れたものであって、
「けものフレンズプロジェクト」の指揮を取る人達の思想行動は全くの別物。
ファンが今、何かにぶつけたい感情を抱えているのは理解するけど、
カドカワだけを叩いて退場させても多分何も変わらない。
今の酷い状況が明らかになった「けものフレンズ」を変えたいなら
今後も続けるならもっと優しくなってくれとひたすら説得するしかない。
それは無理だと感じるなら、せめて惚れたクリエイター達の今後を応援するのが前向きな感情の発露の仕方だと思う。