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はてなキーワード: 血の池地獄とは

2023-07-12

ナチスは「良いこと」もしたのか?』といつものはてな民たち。

以下のエントリにぶら下がったはてな民によるブコメを読んでいて、「ああやっぱりいつのはてな民達だ…」などとぼんやり考えていたらふと、芥川龍之介蜘蛛の糸を思い出した。

http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2023/07/post-509289.html

 

血の池地獄で他の罪人と共に浮き沈みを繰り返していたカンダタは、生前にたった一度、蜘蛛を殺さなかった。たったそれだけの「良いこと」をその血の池地獄の様子をたまたま眺めていた天上界のお釈迦様が思い出し、天界から蜘蛛の糸を垂らしてカンダタ地獄から救ってあげようとしたが、その蜘蛛の糸を上っていたカンダタは、自分の後から続々と上ってきた他の罪人に気づき、「こらっ!落ちてまうやろ!上ってくんな!」と叫んだら、その瞬間、糸はプチッと切れて血の池地獄に真っ逆さま、というあの話だ。

 

ていうか、田野氏の2年前のツイート炎上の時もそう思ってた。芥川龍之介が始めた書いた童話だそうだが、芥川が伝えたかたことは曖昧で何か教訓めいたものがあるのかないのかよくわからない、と聞いたことがある。ただしかし、私は単純に、「ナチスは良いこともしていたのでは?」なるよくある言い分は、この蜘蛛の糸そっくりな気がずっとしていたものだ。

 

蜘蛛の糸を喩えとみなせば、そのような一般的な言い分を認める人たちは、2派に分かれる。一派は、「ナチスは実は良いこともしていたじゃないか」として、絶対悪の淵から救い出そうとする勢力だ。これがおそらくそのような主張をする人たちの大半であろうと思われる。だから、それらの一派は蜘蛛の糸絶対に切ったりはしない。たとえばそれらの良いことの実例の一つや二つ否定されたからと言って、それらの人たちは次から次へと蜘蛛の糸を垂らしてナチスを救い上げようとするのである

 

もう一派は、蜘蛛の糸の話そのもの、みたいなものだ。良いことをしていたかもしれないことは認めるが、ホロコーストなどの悪行のせいで絶対悪の淵からは救い出せぬ、とするのである。まるでその人達は、天上界のお釈迦さまそのもののようでもある。

 

id:NOV1975 対戦相手全否定するのって中々の悪手で、観客にその否定の一部でも「いやそれは正しくね?」と思わせてしまえば全否定という主張の根幹が崩れる、という最大級の弱点を無視する人多すぎ問題

このブコメなどはまさにお釈迦さま視点である。このブコメの裏を取れば、全否定しなくとも、ナチス否定できると言っているようなものであり、どんなにナチスに良いことがあろうとも、ブチっと蜘蛛の糸を切って血の池地獄に落としてしまえさえすればいいだけじゃないか、となるのである

 

話は少し変わるけど、私自身がしょっちゅうはてな民は、お釈迦様みたいなものかもしれん、と思ってたりする。とにかく「偉そう」な物言いを常にするから(笑)。いや、ネット民なんてはてなに限らず、ほとんどそんなもんなのだけれど、はてな民は若干だか平均して知性が高いように思わせる「何か」があるので、その分だけお釈迦様度は高いように思われるのだ。

 

さて、話を戻すと、一つ言いたいのは、これらブコメを書いたはてな民たちの何人が一体、『ナチスは「良いこと」もしたのか?』を読んだのか?って話だ。この本は共著であり、およそその半分を小野寺拓也氏が著述しているのである小野寺氏はウルリッヒ・ヘルベルトの『第三帝国』の翻訳者でもある(それがどうしたとか言わないでね。知る人ぞ知る名著です)。流石に二人とも現役のドイツ現代史研究者であり、『「良いこと」もしたのか?』は、極めて実証的に著述されている。もちろん、現代学術見解にも精通しているお二人だ。その観点で、記述内容自体必要十分には詳細であり且つ正確だと考えられる。ナチス経済政策や、労働政策環境政策健康政策などなど、それらが具体的にどんなものであったかを知るための入門書として非常に良書であると思われる。実際、このようにナチスの具体的な政策について概括的に知ることのできる本はこれまであまりなかったかである。『ナチス発明』?あんなもんただのクソ本だ。ハーケンクロイツデカデカと表紙にするセンスそもそも信じ難い。

 

したがって、まずはちゃんと読んでほしいと言いたいところではある(たかだか100ページ程度の本だ)のだが、実は、同著は別に全否定しているわけでもない。確かに、田野氏は「ひとっつも良いとこなんてないですよ」とツイートでしたからこそ炎上したのだけれど、同著の記述方法は、まずは一般に言われるような「良いこと」を具体的に一つずつ、項目としてあげて丁寧にそれを「良いこと」として詳述するところから始めている。つまり、そこだけ読んで、その後の説明さえ読まなければ、ナチスは良いことばかりしていたかのように読むことさえ可能な本なのである(笑)。その辺が、小野寺・田野氏両名の学者として誠実なところではないかとさえ言い得る。つまり最初からナチス政策を腐しているわけではないのだ。

 

結果的には評価として、ナチス政策は良いところなんて一つもなかったと、結果論として評せざるを得ないことは確かである。その象徴が、現在バルト海沿岸に残されている『プローラの巨人』と呼ばれる、ナチスドイツ歓喜公団Kraft durch Freude)が建設していた巨大リゾート施設である。同著では詳しい記述はないが、同施設労働者が無料使用できるリゾート施設になるはずだった。が、戦争が始まると、建設は中途で中止されてしまい、使用されることはなかった。現在歴史的建造物として、廃墟のまま放置されている(以下追記)。しかし、ナチは確かに労働者に喜びや活力を与えようと、余暇を十分楽しめるように政策を実行しようとしていた証拠ではあるのだ。詐欺集団が実際には存在しない投資物件への投資を求めるのとは訳が違う。ただしそれもこれも、戦争の波の前に全て頓挫してしまったので、「夢」としては良いことかもしれないが、「現実」には良いことがあったとは言えないことになる。しかしその全てを台無しにした戦争を始めたのもヒトラーなのである

 

個人的には、お釈迦さま視点など要らないと思う。個々人が個々人自身によって、ナチスにも良いところがあったのでは?と思うのであるならば、批判視点を忘れずに、それを可能範囲で自ら学ぶべきだと思う。否定肯定を抜きにして、『ナチスは「良いこと」もしたのか?』は、知性高いはてな民にとってすらも良書だと思うのだが。1000円未満で買えるんだぞ(笑)

 

追記プローラの巨人については私自身の記憶曖昧且つ古かったようで、再利用化が進んでいるようだ。以下、英語版ウィキペディアから機械翻訳そのまま(修正なし)でコピペする。

売却と再開発

 

改装後の2019年

2004年10年以上にわたって敷地全体の売却が試みられたが失敗に終わった後、建物の各ブロックは様々な用途のために個別に売却され始めた[1]。 2004年9月23日ブロック6は入札者不明で62万5,000ユーロ落札された[1]。 2005年2月23日、旧ミュージアムマイルブロック3はInselbogen GmbHに売却され、同社は建物ホテルとして使用すると発表した。2006年10月、ブロック1とブロック2はProra Projektentwicklungs GmbHに売却された。しかし、ブロック1は2012年3月31日競売にかけられ、ベルリン投資家が275万ユーロで購入した。

 

2006年11月連邦不動産庁がブロック5を購入した。連邦政府とメクレンブルク=フォアポンメルン州から財政支援を受けて、この建物ユースホステル設立する計画だった。複合施設最北端位置するこの建物は、5つの連続した部分に分割された。

 

2008年末、プロラが本来目的を果たし、近代的な観光リゾートに生まれ変わる計画承認された。同協議会は、3,000人が住めるだけの居住スペースとユースホステル観光客向けのアメニティ建設する計画を打ち出した。地元議員のケルスティン・カスナー氏は、プロラの海岸を「カリブ海のビーチ」に例えた。しかし、この決定は、すでにこの地域には観光客が多すぎると感じていたビンツの地元住民や、プロラの歴史家であるハイケ・タゴルドから懐疑的意見もあり、また、町の過去歴史から観光客には不適切場所だとも言われた。とはいえ2011年には、かねてから計画されていた96室402ベッドの大型ユースホステルオープンし、ドイツ最大のユースホステルとして人気を博している。低予算志向観光客に向けた施設拡張可能性も提案されている[8]。

 

2010年9月ドイツオーストリア投資グループにより、1号棟と2号棟を高齢者向け住宅として改修し、テニスコートスイミングプール、小規模なショッピングセンターを備えた300ベッドのホテル建設する計画が発表された。投資額は1億ユーロ見積もられている。

 

メトロポールマーケティング

2013年ドイツメトロポールマーケティング社がプロラを改装し、サマーハウスとして販売する権利を購入した[9]。その年までに、いわゆるコロッサスの改装済みアパートメントが1戸70万ユーロ(90万米ドル)で販売された[4]。2016年ブロック1に新しいアパート第一号がオープンした[10] ブロック2のホテルプロラ・ソリテア」は2016年夏に合わせてオープンし、2017年半ばには同ブロックで再建されたアパートの一部が売りに出された。当時、建物のうち4棟は再開発過程にあり、5棟目はユースホステルとして使用され、残りの3棟は廃墟のままであった[4][11][12]。

 

2017年11月更新によれば、ブロック1のユニットフラット)のほとんどは、ハンブルクベルリンに住む人々のための夏の家として販売され、売却されていた[7]。多くの所有者は、Airbnb[13]やHomeAway[14]などのサイト短期賃貸として掲載していた。

2021-10-19

村上福寿郎は300兆年間3000000000000000000回血の池地獄で窒息死するのが義務付けられている

苦しいな♪苦しいな♪

キチガイ息子のおかげで苦しいな♪

2021-07-20

anond:20210720205814

小山田圭吾擁護してるんじゃない。

小山田圭吾を頭の先まで血の池地獄に沈めるなら、

多くの人が膝下くらいまでは自分も浸からなきゃいけないだけだって思うんだ。

2020-07-26

anond:20200726174423

ワイが金棒で血の池地獄に押し込み続けたるで

まれたことも死んだことも後悔させたるわ

2020-03-08

anond:20200308180934

どういう方向に動かせば良いのかがわからいからでしょ。

なお、ちょっと前の新自由主義革命は大失敗だが、大樹にさえ入り込めば安泰になれるという結果をうんだから

大樹に入り込むための努力をしてるんでしょ。

サークルバイトに励んで自己PRにできるようなネタを作るためにね。

で、なんとか大樹を切り落とそうとしてるが、そんなんしたって周りは血の池地獄なんだからしがみつくだけだっての。

2017-08-29

web系含めIT業界すら斜陽なのが割とマジでヤバいと思う話

他の人達は、営業とか電機とか化学とか土木とか、まぁいろいろな職業斜陽産業未来がない未来がない、というが

ぶっちゃけこれから右肩上がり需要があるなどと、アホの経済紙やしたり顔のIT系とか経済ブログがほざくIT業界だってぶっちゃけその道で働いてたら

意識高い系馬鹿以外の98%のエンジニアが、それ以上に終わってる斜陽産業という認識がある件

web系だのなんたら言うが、実情を言えば、裁量労働制最先端技術を今時東大生でもそこまでしたら知恵熱だして倒れるくらいのペースで勉強しないとついて行けず

プライベート勉強会だの集まりだのに顔を出し、ブルーライト視力が0.01になりそうなくらい毎日パソコンにらめっこして、俺たちは上流と下流なんて考えない、全部やるんだぜ

スタバで他の客の迷惑も考えず何時間も居座って、Macbookもってドヤ顔キメちゃってることして、あれでたった300万~せいぜい命削るくらいサビ残どころか休日リモートで自宅作業やって500万がせいぜいだからなw

需要が増えてるweb系でこれだぜ?ちなみに今は参入が多すぎて蟲毒状態競争で、レッドオーシャンどころか、血の池地獄になってるからもっと下がるからねw

さて、悪名高きSIerは、00年年台の頃は、どんなウンコブラックでも残業代はついてたから、ブラック労働はい新卒でも月収60万とかザラでいってたからねw

web系の意識高い馬鹿ども大好き年棒制で考えても、単純に年収700万オーバーwわかる?手取りに直せば1年で約550万近く稼げてたわけw

需要が多かった時代の話だけど、今未来がある!とか言われてるweb系はどうですかね?すでに供給過多で需要が不足し始めててるわけですよ、わず10年足らずで

これを斜陽産業といわずなんというんでしょうかね?

あ、あと言っとくけどweb系のBtoCでの上流経験PM経験なんて、付加価値0とまではいかんが0.5くらいしかいからね、アジャイル開発で仕切る人数なんてギリ2桁とかでしょ?

これ、ゴミみたいな中小企業社内SEベンダーコントロール以下だからね、プログラミングすら書けないウンコ社内SEですら、100人月とかザラでBCやってますから、何歳までその業界で働くか知らんが、ハッキリいって君らの技能って所詮オナニーにすぎないからねw

当然、俺は今のSIなんて滅べばいいと思ってるくらいには、評価もしてないし、無能PMSEが餌で釣って大量に下流工程人材使いつぶしてるのは、イスラム国IRAといったテロ組織よりもタチの悪い極悪反社組織だと断言できるけどさ、イメージで釣ったweb系も所詮SIから逃げたやつらがSI業界と全く同じ構造を持ち込んでるだけにすぎなくなってるわけじゃん?

あとね、君らのwebプログラミング言語世界通用するとか言ってるけど、実務やってる分は3週遅れくらいだからね、ギークハッカー自称しているのなら、Ruby流行ってる時点で終わってると自覚しなさい、俺がPGだったら恥ずかしくてMacbook売り払って引退するけどね、そんな恥ずかしいこと公言してはばからなかったらさ。

そんで、ここが確信SIもそうだが、そんなSIの亜種にすぎないweb系もかなりあるよね「35歳定年説」w

そんなに習熟した歴史がない、などと自己暗示はやめなさい、君らの回りでwebバリバリ最前線で働いてる30後半から以降の人間なんているのかね?いねえだろ?

悔しがることはない、IT業界のものがそーなのです、君らが悪いわけじゃないんだよね、所詮マネジメントの機会すらベンダー側であったとしても身体が持たんし、社内SEであれば評価されない(超最上流なのにね…)

つまるところ、俺らのやってる技能すべてが、全く持って付加価値というのが存在しないわけ、最後は何かって?金とコネじゃね?

俺があと〇歳若かったら新卒の頃必至こいてIT勉強なんてやらないで、Faceb〇ok架空身分で垢登録して、金持ちエリートのなりきりやって、上級国民お嬢様あたり口説くけどね、それやった馬鹿もの末路が三鷹ス〇ーカー事件だけど

プライドへし折ってコボラーおじさんやる?良心捨てて人売りIT屋のピンハネヤクザでも始める?Excel職人で日銭を稼ぐ?お好きなのをどうぞ

結論、非IT系の皆さん、IT系もこんな惨状なので安心してください、みんな逃げ道なんてない、国が衰退するってこうこうことなんですよ。

もういっそ好きなように生きましょう、真面目に生きようが悪の限りを尽くそうが、この日本社会を包む絶望感や閉塞感をぬぐうことなんてできませんw

あ、上級国民は別だろうけどね

2016-04-27

女の体が汚いって概念

って古事記とか日本書紀とかの日本神話の頃からある概念じゃなかったっけ。

当時血が不浄のものとされていた=血が流れ出る女の体は不浄=汚いみたいな

から血の池地獄とか血を使った地獄があるんじゃなかったかな。大分半可通の知識で語ってるから間違ってるかもしれない。

ただそんな「血が不浄」「女の体は汚い」なんて概念は都会ではなくなってるイメージ。そもそも都会の人はそういうおどろおどろしいイメージを持たなくなってるのかもしれない?例えば霊園、東京の霊園は1つを除いて(1つがどこだか忘れた)怪談存在しないと聞いた。地方の霊園にはあるのに。それは東京の霊園は人工的なイメージが強いから…だった筈。人工的故にお化けとか想像する余地がないのだろう。生理も同じことが言えるかもしれない。都会には特に日本神話風習とか残っていない。余計なイメージがない。だから生理は唯の体の現象以上でも以下でもない、科学的に特に異常なことでもないみたいなイメージが私にはある。汗みたいな。だから私はそんなに自分の体がめっさ汚い…とは思わない。勿論男性の体もね

だがもしかしたら神話風習、後戦前男尊女卑などが色濃く残っている地域は違うのかもしれない…?その辺の事情は詳しくないから言及出来ないけど。日本神話みたいなイメージが残ってたらそりゃ女の体=汚いってイメージはつくだろう。

大元の体を洗ってないから汚い?って奴にはタモさん福山がやってるなら汚くないんじゃないすかね。やっぱ言葉や行動ってそれを発する、行う人によって説得力大分違う。タモさん福山なんて説得力の塊以外の何物でもない。

 
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